TIPS&TRICKS
 

フリーの専門ソフトでマテリアルを自作する

   
 

GSUを使いこなせるようになってくると、標準搭載されているマテリアルだけでは全く足りなくなってきます。既製のマテリアルの入手方法などは「マテリアルを楽してGETする」で紹介しましたが、どうしても自作したいケースも出てくると思います。

GSUで使うマテリアルには、窓とかドアなどを1枚ものの画像で表現したものと、貼り付ける部分よりも小さな画像を反復して貼るタイプのものの2つのタイプがありますが、ここでは特に後者
(「シームレステクスチャ」とも言います)の自作を取り上げたいと思います。

シームレステクスチャを作るには、テクスチャ作成機能が標準搭載された画像編集ソフトやプラググイン(「Eye Candy」なんかが有名です)を使う方法と、一般にテクスチャメーカーなどと呼ばれる専門ソフトを用いる方法があります。ここではせっかくGSUがフリーなのですから、フリーの専門ソフトを使う方法を紹介することにします。

1) ソフトの入手とインストール

今回はSpiral Graphics社がフリーで配布している「Wood Workshop」と「Genetica Viewer」という2本のソフトを利用してみたいと思います。前者は「木」関係のテクスチャ作成用(ちょっと工夫すれば木以外も在る程度可能...)、後者は煉瓦やブロック、タイル、大理石などのテクスチャの作成に利用出来ます。
いずれも英語版ですが、三次元CGソフトなどと違ってマウスさばきを要求しませんし、基本的にパラメータの設定が中心ですので、それほど難しくはないです。
それではまずプログラムを貰いに行きましょう。
Spiral Graphics社のオフィシャルサイトに接続します。

 >> http://www.spiralgraphics.biz/index.htm

下のような画面が表示されますので、それぞれのソフトの部分(下の2つ)をクリックして説明ページへジャンプし、ダウンロードリンクを辿って行きます。順番はどちらからでも構いませんが、ここでは「Wood Workshop」から先にダウンロードすることにします。

「Wood Workshop」の部分をクリックすると説明ページにジャンプしますので、一番下の
[Download your free copy now! ] をクリックしてダウンロードページへ行きます。
ダウンロードページの上の方にある[Click to download the free Wood Workshop]をクリックするとメールアドレスや名前を入力するフォームが表示されますので、最低限度、メールアドレスと名前を入力して[Proseed to Download]ボタンを押すとダウンロードが始まります。ファイルサイズは約1.8MBです。

「Genetica Viewer」も同様にジャンプした説明ページの一番下のダウンロードリンクからダウンロードページへ行き、そこで[Click to download the free Genetica Viewer]をクリックしてフォームページへ行きます。こちらはメールアドレスや名前を入力しなくても、いきなり[Proseed to Download]ボタンを押してダウンロード出来ます。ファイルサイズは約3MBです。

インストールはダウンロードしたファイルを実行して行ないます。基本的にデフォルト設定のままでかまいません。インストールが完了するとデスクトップに以下のようなショートカットアイコンが出来ているはずです。


2) 「Wood Workshop」を使う

起動すると下のような画面が表示されます。
「Uncut Wood(1枚板)」、「Wood Boards(板材)」、「Wood Patterns(ウッドタイル)」の内から作成したい分野を選択し、右側に現れるサンプルを選択します。
貼りパターンなどは後からいくらでも変更出来ますので、変更の面倒な木目や色目で選べば良いでしょう。

サンプルを選択すると自動的に編集画面に移行します。画面上部の「START」で初期画面に戻ることも出来ます。
編集画面中央左の「Wood」、「Effects」、「Boards」の部分が設定メニューです。

非常に多数かつ詳細な設定が可能ですが、最初のうちは以下の部分を少しさわるだけでもかなりのバリエーションが楽しめます。各項目はさらに細かな設定が行え、ここではとても書き尽くせませんので、自分で試してみてください。

項 目
内 容
[Wood]
「Colosr & Grooves」
基本的な色や年輪の密度、形等を設定する
[Boards]
「Selection Pattern」
ボード、タイル用
貼りパターンを選択する
[Boards]
「Mortar Width」
ボード、タイル用
板と板との継ぎ目部分の広さを設定する
[Boards]
「Color Blocks」
ボード、タイル用
色のバリエーションを設定する
[Boards]
「Bevel」

ボード、タイル用
継ぎ目部分の断面の深さや形を設定する

基本色や年輪の密度、形等を設定する画面

貼りパターン設定画面

気に入った状態になったらレンダリングをします。上のツールアイコンからを「Rendering Texture」をクリックすると開始します。レンダリングは割と時間がかかりますが、進行状況が右下に表示されていますのでそれで確認して下さい。

レンダリングが終了すると下の画面が表示されます。タイリングの状態を確認したり、画像として保存やコピーが出来ます。
画像解像度は3000×3000ピクセルまで設定出来ますがGSUで使う限りは256〜512ピクセル位が適当です。大きな画像を使うとそれだけモデルテータも大きくなりますので注意して下さい。

なお、後で再編集可能なネイティブ形式での保存([File]>「Save As...」)も出来ます。

3) 「Genetica Viewer」を使う

「Genetica Viewer」は「Wood Workshop」と比べるとかなりシンプルです。
起動すると、まず、「Brick&Block(レンガとブロック)」、「Floor&Wall(床材と壁材)」、「Marble(大理石)」、「Tile(タイル)」、「Wood Board(板材)」の5種類の中から分野を選び、右側に表示されるサンプルを選択すると、編集画面に移行します。この辺は「Wood Workshop」と同じです。

編集画面の中央右側の画像の明暗、コントラスト、彩度、色目等と、サイズ、レンダリングオプションを設定出来ます。

色々試してみると良いと思いますが、基本的には「Brightness(明るさ)」、「Hue(色目)」、
「Scale(パターンの大きさ)」辺りを変えるだけで印象はがらり変化します。

「Hue」と「Brightness」、「Contrast」を調整しただけでもこれぐらいの変化がつけられます。

  

[Render]はレンダリングオプションです。「Anti-Alias」は滑らかな画像にするかの選択です。「Yes」にしておいて良いでしょう。「Render Effect Maps」は様々なエフェクトマップを生成するか?というものですが、普通GSUでは使えませんし、猛烈にレンダリングが遅くなるので通常は「No」にしておいた方が良いと思います。

レンダリングは下の「Render」のボタンを押すと開始されます。進行状況は右下に表示されます。
「Wood Workshop」と比べるとかなり重いので確認しておくと良いでしょう。

レンダリングが終了すると下のようにレンダリング(結果)画面が表示されます。
タイリングのイメージ確認や作成したテクスチャ画像の保存、コピーが行えます。

なお、先ほどレンダリングオプションの所で「Render Effect Maps」を「No」にするようお勧めしましたが、もし「Yes」にするとレンダリング(結果)画面で以下のような様々なエフェクトマップを出力出来るようになります。モノクロ2値画像のようなものもあり、GSUでも、例えばコミックなどの背景などを作っている場合は使えるものもあるかも知れません。

4) 「Genetica PRO」

実は、これら二つのフリーソフトは製品版である「Genetica」の機能制限版とビューワソフトという位置づけにあります。
製品版の最高グレード製品は「Genetica PRO」というものです。さすがにこのクラスになると、液体や金属、毛のようなものまで、だいたいのテクスチャはこれ一本で作成できると思います。
メーカー直販で$399と決して安いソフトではありませんが、その値打ちはあると思います。

 

 

 
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