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■ 「eDrawings for Google SketchUp」を使ってみる

   

 

 

「eDrawings for Google SketchUp」
はすでに配布を終了した模様です。

「eDrawings for Google SketchUp」というのはGSUの開発元以外がリリースしたビューワソフトです。ビューワにモデルデータを読み込んで表示出来る以外に、ピューワなしの単体で実行出来るファイル(exe)に変換したり、WEB上で表示出来るようにすることも出来ます。
「Flash」をお使いなら解りやすいと思いますが、ちょうどプロジェクタ形式やHTML形式で出力出来るのと似ています。
もちろん「表示」と言っても、こちらは3Dモデルデータですから、三次元的な操作が出来ます。

「eDrawings」は、対応ソフトに「CATIA」や「INVENTOR」等があるところから察して、元々機械系三次元CADの汎用ビューワとしてリリースされた業務用の製品のようです。価格もこれらのソフトとシンクロしていて個人が趣味で買う金額ではありません。
それが今回、GSU用として無償で配布されることになりました。製品版と比べて制約があるようですが、ちょっとしたデータの表示には問題ないと思います。
製品版と無償版違いは下記に説明がありますので興味があればご覧下さい。
 >> http://edrawings.geometricsoftware.com/default.asp

1) プログラムの入手とインストール

それではまず、「eDrawings for Google SketchUp」を手に入れましょう。

ダウンロード>> http://edrawings.geometricsoftware.com/sketchup/default.asp

接続すると下記のような画面が表示されますから、右の「Free Download」か左の「Download」というボタンを押します。
メールアドレスや名前等を尋ねるページが現れますのでメールアドレス(以外はどちらでも良い)を入力して[submit]を押します。するとダウンロードリンクのあるページにジャンプしますので、そこでダウンロード出来ます。
なお、同時に配信されるメールにもダウンロードリンクが記載されていますので、再度プログラムファイルが欲しい時はそちらから入手出来ます。
ファイルサイズは約17MBあります。

インストールは、ダウンロードしたプログラムを実行して行ないます。ファイル名はダウンロード時に変更していなければ”eDrawingsForSketchUp_1.0.1.exe”です。

ファイルを実行するとインストーラが起動しますが、インストール先はGSUのインストール先が自動的に選択されますので、そのままデフォルト設定通りに進めれば良いです。

2) 普通の使い方

デフォルトでインストールするとデスクトップに下のようなショートカットアイコンが出来ていると思いますが、それはビューワを起動するためのものです。まずはGSUで「eDrawings」用のデータを作ってみます。

作り方は至って簡単です。GSUで普通にモデルを作り、メニュー>[Plugins]>[eDrawings]の
「Publish」を選択します。

すると「eDrawings」本体(ビューワ)が開き、GSUで作成したモデルがそっくりそのまま表示されます。 ビューワは日本語表示で、ヘルプもすべて日本語で表示されます。

操作は日本語のツールチップも出ますし、絵で何となく意味が解ると思います。隠線表示、遠近法の切り替えも出来ます。アニメーションの三角矢印を押すと上>右>下という風に視点が順に切り替わって行きます。また、メニュー>[ツール]>[オプション]で影や背景の表示切り替えも出来ます。影は変なところに付くみたいなので通常は解除しておいた方が良いでしょう。

データの保存、変換はメニュー>[指定保存]を開いて行ないます。色々な保存形式がありますので、その違いを下記に示しておきます。

形 式
内 容
easm
「eDrawings」のネイティブ保存形式。一番サイズが小さく、STL以外の各形式への再変換も可能です。
zip
下のexe形式をZIP形式で圧縮したものです。
ファイアーウォールに対応しメールでの送付に適します。
htm
WEB公開形式。
3DXMLという3DデータをHTMLに内包したデータですのでこれだけをアップロードすれば簡単に公開出来ます。
WEBサーバとの相性があるようです。GEOCITIESでは動作しませんでした。
exe
単体で実行できる形式です。
stl
3Dデータの一種であるSTL形式でエクスポートします。
bmp、tif、jpg
各画像形式で出力します。

3) 色々な使い方

WEB公開はWEB3Dっぽいことが出来るので非常に便利だと思います。
難点はWEB3Dと呼ぶには、ビューワがそのままActive-Xになっているため野暮ったい印象を受けることです。ただしその分操作が易しいので扱いは楽です。
何と言ってもHTMLだけをアップすれば良いのでデータ管理は劇的に楽です。

サンプルページを作ってみましたのでご覧下さい。
※ メニュー>[表示]>[ツールバー]で通常サイズのアイコンにすると少し格好がつきます。

もうひとつ注目すべき機能としては、3Dモデルデータ形式のひとつであるSTL形式でエクスポート出来ることがあげられます。
これで、一応GSUでも汎用形式でエクスポート出来るようになります。
STLは機械系三次元CADの世界では割とポピュラーなデータ形式ですが、通常の三次元CGの世界ではなかなかレアな存在です。 身の回りのソフトで確認しましたところ、「3ds max」と
「Carrara 5 PRO」で読み込めることを確認しました。なお、maxでは問題なく読み込めますが、Carraraでは横倒しになりますので読み込む際のオプション設定で調整するか、読み込み後に正しい状態に回転させて下さい。(特に大した問題でもありませんね...)

何はともあれ、GSUで作成したデータを外部のソフトでレンタリングすることが一応可能となったことは画期的な出来事ではないか?と思います。

追記(2006.7.3)
STLデータは「Blender」の2.33以降でも標準でインポート出来ることを確認しました。
私はBlenderが全く使えませんが、インポート、エクスポート位は何とかなりました。
非常にクセのあるファイル選択画面ですが、面倒なら変換したいSTLデータをBlenderのインストール先に移動させておけば良いだけです。
モデルの方向なども正常に読み込めます。私みたいにBlenderが苦手なら間髪入れずエクスポート=つまりBlenderをデータコンバータ代りにしてしまえば良いでしょう。
多少の相性はあると思いますが、3DS、DXF、OBJ、LWO・・・凡そ世の中に流通している汎用データ形式なら何でも大丈夫のようです。

「Blender」の入手は下記のオフィシャルサイトから
  >> http://www.blender3d.com/cms/Home.2.0.html

日本語による解説やBlender日本語版の入手は下記のサイトへ
  >> http://blender.jp/

 


 

 
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