TIPS&TRICKS
 

■”SketchUp Viewer”で画像出力の限界を超える

   
 

”SketchUp Viewer”の入手方法と利点は「”SketchUp Viewer”を活用する」で述べましたが、
このソフトは”SketchUp PRO5”の表示と印刷機能をそっくりそのまま持っているため、GSUでは制限されていて不可能な「画面サイズを超えた画像出力」が事実上可能になっているのです。
以下にその方法とどの程度の改善が見られるのかをご紹介します。
なお、 ”SketchUp Viewer”の入手、インストール方法などは
「”SketchUp Viewer”を活用する」 をご覧下さい。

”SketchUp Viewer”の[印刷]設定ボックスをよく見ると、明らかにGSUとは異なり、オプション設定がいくつか可能となっています。

特に「印刷品質」を設定できる点がGSUのそれとは大きく異なる点で、この部分に注目し

高解像度のPDFで出力し高解像度画像として取り出せないか?

と考えたわけです。

PDF作成ソフトには、本家「Adobe Acrobat」をはじめ、印刷解像度を設定出来るものがあります。
しかしこれが機能するためには、ソース側の品質(解像度)がそれ相応である必要があり、GSUよりも”SketchUp Viewer”の方がより高品質の画像を作成できる可能性が高いのです。
以下にテスト結果を整理します。

●GSUで通常の画像出力を行なった場合
[画像サイズ:1100*724ピクセル]
普通にエクスポートで画像(JPEG)を出力した状態です。ジャギーが非常に目立ちます。拡大すると一目瞭然です。これでは後の加工も難しいです。



 

●GSUでPDF作成したものを画像として取り出した場合
[画像サイズ:2380*1681ピクセル]
「Amyuni PDF Converter」を使って、A3サイズ、1200dpiで PDF化したものを、Adobe Acrobatで開き画像として保存したものです。
画像のサイズこそ大きいですが直接画像として出力したものとあまり大きな差はない印象です。

●”SketchUp Viewer”でPDF作成したものを画像として取り出した場合
[画像サイズ:7008*4957ピクセル]
印刷出力オプションを「最高解像度」で、上と同様に「Amyuni PDF Converter」を使って、A4サイズ、1200dpiでPDF化したものを、Adobe Acrobatで開き画像として保存したものです。
縮小画像でも違いが判りますが、拡大するとさらに明確になります。これは明らかにSU PRO5の出力画像に近い印象です。

以上のように、非常に明確な結果が得られました。
GSUは現状では、自身の完結した世界か、”Google Earth”との連携でしか最終出力の使い道がありませんが、完結した世界で画像として出力する場合はきわめて有効な手法になるでしょう。

GSUには、エッジを任意の太さにしたり、延長線やエンドポイント、ジッターライン(手書き風のビビった線)など、出力画像を「いかにも手書き!」と演出するための機能が搭載されています。
これは他の三次元CGソフトでは非常に珍しい機能で、あの「AutoCAD」が2007になって初めて一部搭載した機能もあったりと、GSUの先進性を象徴する機能なのです。
GSUならではの、GSUでしか作れないCGはやはり「手書きスケッチ風CG」だと思います。

ただし、この方法には問題点もいくつかあります。
ひとつは得られる画像の大きさが任意に決められないことと、もうひとつはあまり高い解像度のPDFや複雑なシーンのPDFを作ろうとすると、Viewerのバグなのかフリーズしてしまうことです。
前者は後でリサンプルすれば済むので大勢に影響ないと思いますか、後者はなかなか厄介な問題のようです。日本語版固有の問題なのか、PDF作成ソフトとの相性の問題なのか、今のところよく判りませんが、もう少し研究の余地がありそうです。

 

 
  <<BACK