第8話 機動戦艦ナデシコ



◆あらすじ

ラクス引渡しから戻ってきたキラとジュドーを待っていたのは
ナタルの激しい叱責であった。
2人を謹慎処分にしようとするナタル。
だが2人と二機のガンダムは事実上、AAの戦力の要であり、
謹慎処分にしてしまえば自らAAの薄い戦力を削ってしまうことになる。
よって今回のところはお咎め無しとなる。
だがナタルによる説教は一時間近く続いたのであった……

一時間後、疲れた顔で部屋に戻るジュドー。
そんな彼を呼び止める声があった。
ビーチャとモンドである。
彼らはジュドーに『次の戦闘でザフトやアンノウンに乗り換えないか?』
と持ちかけてきたのである。
ビーチャたちシャングリラチルドレンは軍関係者、特にナタルとの折り合いが悪く、
束縛を嫌う彼らは元々さほど義理があるわけでもないのでMSを手土産に
裏切ろうとしたのである。
だがジュドーはこのままキラたちを見捨てるわけにはいかないと言い、その提案を突っぱねる。
そんなジュドーにビーチャたちは『いい子ぶるなよ!』と反発するのであった。

一方でアラスカへとストライクのデータを運ぶため
進路を検討していたマリューたちに通信が入る。
連合宇宙軍提督であるミスマル=コウイチロウからであった。

ミスマル提督からの情報によると最新鋭の民間軍艦『ナデシコ』が軍への協力を拒否し、
火星の人々を救うため、火星へと向かっているというのであった。
それを何とかして(ただし決して撃墜してはならない)止めて欲しいという要望であった。
連合の高官の要望に逆らえるはずも無く、仕方なく承諾するマリュー。
そしてミスマル提督から渡されたデータを基に算出された
ナデシコとの遭遇地点は通称『ポイントds2』と呼ばれる場所であった。

『ポイントds2』とは地球の重力圏に近い、
古くからある有名なデブリ帯のポイントであった。
かつて旧世紀に軌道エレベーターを造ろうとした名残だといわれているが
現在はラダム獣の巣と化していると推測されるポイントである。

数時間後、予想通りナデシコと接触するアークエンジェル。
説得を続けるマリューたちだったが、ナデシコ艦長ミスマル=ユリカは
頑として“火星へ行く”という方針を覆さない。
これ以上の議論は無駄と判断したナタルは力押しで取り押さえることを決定し、
キラやジュドーを初めとしたメンバーを出撃させる。
それに対し、ナデシコ側も新型機動兵器“エステバリス”を二機出撃させたのだった。
『くそっ、これだから軍人は! 俺達が火星に行くのを邪魔するな!』
『へっ、いくらでもかかってこい! 軍に洗脳された愚かな悪の手先め!』

睨み合うナデシコ側とAA側。
だがそこにザフトのクルーゼ隊が現れ、AA、ナデシコの両軍に向けて奇襲をかける。
更には計ったかのようなタイミングでラダム獣、
そして“テッカマンダガー”と名乗る第二のテッカマンが出現するのであった。
更に混迷する戦場に謎のMAが襲来する。
AAに接近すると、そのMAは変形するとデュアルアイのMS・ガンダムへと変形した。
翼を持ったMS――ウイングガンダムはバスターライフルを構えると
アークエンジェルに向かって引き金を引くのであった。

その一撃は直撃こそしなかったもののアークエンジェルに無視できないダメージを与える。
ウイングは更なる一撃を加えようと今度はブリッジに狙いを定める。
それを阻止しようとするキラたちだが、
ストライクは異常な執念を燃やすイザークのデュエル・アサルトシュラウドに阻まれ、
またジュドーやムウたちも他のGATシリーズやラダム獣に阻まれる。

そのころAAの中で謹慎していたタケルは謎の声を聞いていた。
『ガイヤーを呼べ……』
ズールと名乗る声とは違う、何処か懐かしい声にタケルは
自然とその声の導くままに『ガイヤー』を呼ぶのであった。

そしてウイングがブリッジをロックオンした瞬間、
ウイングのパイロット・ヒイロ=ユイは機体全体を揺らす衝撃に眉をしかめる。
そして次の瞬間、彼はモニターに赤い機体を確認する。
そう突如出現したガイヤーがウイングガンダムに殴りかかっていたのだ。

再び出現したガイアーに驚くマリューたち。
乗っているタケルに訊きたいことは色々あったが
現在の状況では正体不明とはいえ味方が増えることはありがたい。

こうしてAAはナデシコ、ザフト、ウイングガンダム、テッカマンダガーとラダム獣との
5つ巴の戦いに巻き込まれてしまうのであった。

そして何とかウイングガンダム、ラダム獣、およびザフトを撃退した一行。
だがデュエルASの最後の一撃でストライクは大気圏の重力につかまっていたのだ。
このままではPS装甲がいかに頑強とはいえ、中のパイロットが蒸し焼きになってしまう。
ストライクのデータ、そして何より自分達のために戦ってくれた少年を
見捨てるわけには行かないと判断したマリューは、
アラスカへの座標がずれるのは承知でAAをストライクの元へ向かわせる。
ジュドーたちに早く艦内に退避するように警告するナタル。

だがAAが身動きが取れないと知ったビーチャとモンドは
何とナデシコに投降したのである。
ジュドー達はそれを阻止しようとナデシコに近づくが
そこにラダム獣が現れ、AAと分断されてしまう。

『艦長、どうしましょう?』
『このまま見捨てるわけにはいきません!
 あの戦艦はもう降下シークエンスに入ってるみたいなので
 こっちで預かっちゃいましょう!』

ルーやエルも巻き込んでナデシコに収容されるジュドー。
ジュドーはリィナと離れ離れになることを嫌がるが、
位置関係からも最早AAへは戻れない。
ジュドーは回線の出力を最大にして叫ぶのであった。

『畜生! ……キラ! リィナのことを頼んだぞ!!』

一方、大幅にずれ込んだAAの落下地点はかつてオーストラリアと呼ばれた場所であった。
そこに住むものは地球のことをエンドレスイリュージョンと呼ぶ。
そう、そこは荒野に夢、町に暴力があふれるボンクラたちの理想郷……

NEXT
 地球編 第9話A タキシードは風に舞う
 火星編 第9話B あの赤い星へ

◆インターミッション会話

◆戦闘前会話

◆新加入機体
戦闘中
・ガイヤー(タケル)

◆名前ありの敵
ナデシコ(味方NPC)
・ナデシコ(ユリカ/ルリ/ミナト/メグミ)
・エステバリス0Gフレーム(アキト)
・エステバリス0Gフレーム(ガイ)
ザフト(第2勢力)
・デュエルガンダム・アサルトシュラウド(イザーク)
・イージスガンダム(アスラン)
・バスターガンダム(ディアッカ)
・ブリッツガンダム(ニコル)
ラダム(第3勢力)
・テッカマンダガー(テッカマンダガー)
独立(敵NPC)
・ウイングガンダム(ヒイロ=ユイ)

◆新登場人物
・ミスマル=コウイチロウ
・ミスマル=ユリカ
・ホシノ=ルリ
・メグミ=レイナード
・ハルカ=ミナト
・プロスペクター
・テンカワ=アキト
・ダイゴウジ=ガイ
・ヒイロ=ユイ
・テッカマンダガー

◆備考
・五つ巴と言っているので敵勢力を五つに分けました。