

デビュー1964年3月、ビートルズ人気に便乗して急遽編成されたとのこと。ジョージ岡、須藤マコト、斉藤タカシ、市川次郎の4人。といっても、ジャケットの裏歌詞カードに、東京ビートルズと並列してビクター・オーケストラがあげられていたり、また聞けば分かるんけど、4人の中には楽器のできない人もいたというから、いいのかい? それで。
2週間の猛特訓を経て、ステージ(昔のキャバレー)に登場したらしい。そして、ビートルズの代表曲4曲を日本語でカヴァーし、スタジオミュージシャンにお手伝いしてもらって、レコードリリースしたらしい。
モード
彼らのスタイルは当時の女の子たちをクギヅケにした。真っ白いシャツ(グンゼっぽくもある)に真っ白いピッチリジャージ(タイツに近い、体操選手のような・・・)。
歌詞の世界スノウボウル資料室にある、唯一の東京ビートルズCDには、『抱きしめたい』『プリーズ・プリーズ・ミー』『キャント・バイ・ミー・ラブ』『ツイスト・アンド・シャウト』の4曲が収められている。
当時のジャケットがそのまま使われているので、歌詞ももちろん、縦書き。たとえば。
かなりこれでやられちゃいます。プリーズ・プリーズ・ミーもまぁ、こんな調子でカムオンカムオン〜(歌詞カードにそう表示されている)って続くわけです。しかし、この深紫伝説の王様よりももっと爆裂に直訳っていうか、日本語にもあまりなじんでいない歌詞が、次の『キャント・バイ・ミー・ラブ』なのです! 心の準備は良いですか? なんなら、BeatlesのCan't By Me Loveを用意していただいてから、歌詞を読まれても良いんですよ(それを勧めます)。
イカすもイカさないもないっちゅうぐらい(?) スカシた歌詞でしょう!! だいたい、金だしゃ って、それは江戸っ子か何か? そして、何度もこの稿で使っている"スカシた"色の車っていったいどういういろなの? 今風に言えば、かなりの色(同じくらいイメージが膨らまない)。 この心に棘る(突き刺さる)、言葉の数々。少しでもあなたにぐさっと感じていただければうれしいが・・・。 音の世界 これは伝えにくい。ボキャブラリーの少ないChu-hheimとしては、かなり難しい。敢えて大胆に言うとすればバックの音はちんどん屋か演奏家たちが即興でどうでもいい感じに演奏したちゃちな楽団の演奏。とっても味のある懐かしげな音色を醸し出しています。ビートルズなのに、なぜサックスが入っているのか? とかそういうことはあまり気にせず、心の向くままに耳を傾けたい、そして、なんとなく笑いたい。 それが、東京ビートルズの音の世界みたいな感じ(言い切れないところが・・・)かもしれない。 あなたも、meet the 東京ビートルズ このCDは、発売当時ちょっと話題になった。にもかかわらず、雪深い田舎にいては、これを実際に手にとることができなかった。少し経って、このCDをショップで見つけたときの喜び。 胸の支えがとれたように、一気に顔が紅潮し口元はゆるんだ。探していたあの伝説の東京ビートルズ! やっと会えたよ東京ビートルズ! しかし、どういうわけか、このCD自分で買わずに一緒にいた友達に買わせた。 友達は素直に面白がり、買い、数ヶ月後、別れの時にくれた。 友情のCDだ。 ライナーノーツは、大瀧詠一、高田文夫、野村義男などによって熱く書かれている。そして裏ジャケットの写真は、パッと見、ビートルズかと思うようなお揃いのスーツを着た外国人5人(!!)と肩を組んだりしている東京ビートルズの面々。 この、これまたスカシたBootleggerは、リバプールビートルズというらしく、来日を果たしたときに一緒に記念撮影したらしい。このリバプール・ビートルズもかなり不運なバンドであることも、このライナーノーツを読むと判る。何もかもがビートルズに端を発する悲喜劇のようだ。 もしも、どこかの中古屋か老舗のCDショップで meet the 東京ビートルズ Victor VICL-12010 を見かけたら、迷わずぜひ買って欲しい。 |
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