黒森鉱泉


黒森鉱泉

■施設名   黒森鉱泉
■値段    500円   宿泊7500円
■住所    山梨県北巨摩郡須玉町小尾8251
■電話    0551-45-0331
■時間    不定
■定休    不定
■その他   要電話予約
■訪問日   2004/07/17  2004/07/31

含炭酸-重曹-食塩泉  10℃   
PH6.2
蒸発残留物5090r/s 
茶褐色  強塩味炭酸味    

故深田久哉先生選定の日本100名山のひとつ、瑞垣山の麓に黒森鉱泉はひっそりとあります。
瑞垣山の岩肌がすさまじい迫力でせまってきたところから、心細いような山道に入ります。この道は黒森鉱泉ただ一軒に通じる道なのです。数百メートル走ると、鬱蒼としげる山肌にぽつりと一軒の田舎風建物が見えてきます。
うわさ通り、宿からは薪をくべる煙がただよっています。
入浴に訪れる、私一人のために、この日は朝から3時間かけて冷泉をマキで沸かしてくれているのです。
鉱泉は炭酸を含む食塩泉。成分が非常に濃いので、一般のボイラーでは、すぐに釜がつぶれてしまうのだそうです。
なるほど、浴室に入って、源泉槽にできている析出物の盛り上がりを見て納得しました。こんな、成分の湯をボイラーで湧かしたら、きっと、すぐにパイプが詰まって始終故障ばかりしているだろう。
そんなわけで昔ながらのマキの五右衛門風呂は、ある意味、郷愁に満ちていて、お湯の感触もなめらかで、心身共に暖まるような気がします。
ここは大変素朴な家族経営の宿ですから、宿泊客はせいぜい一日二組。
のんきな私は、のんびり湯に浸かり、ご機嫌でした。
ちょうど昼近くで、おそらくこの日は予約の客が入っていたのでしょう、若夫婦二人は懸命に夕食の仕込みに取り掛かっていました。
今夜の宿泊客の夕食なのでしょう、大きなイワナが玄関前の流しで泳いでいました。
秩父山地の標高1250メートルのこの宿は夏でも涼しく避暑や登山のベースに最適です。
こんな田舎風宿に泊まって、満点の降るような星空を眺めてみたいものです。
そういえば、本当の星空をしばらく眺めていないなあ、帰り道、ぼんやりとそんなことを思いました。

 

 

 

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