思い出のテレビ駄菓子屋映画
わが劇場未公開テレビ放映作鑑賞記

Memories of Unknown Movies
on the Good-Old TV


1980


血まみれギャング・ママ Bloody Mama

1970年・アメリカ

制作・監督:ロジャー・コーマン

出演:シェリー・ウィンタース、パット・ヒングル、ドン・ストラウド、ブルース・ダーン、ロバート・デニーロ

TBSテレビ 1980年2月8日

「ビッグ・バッド・ママ」「クレイジー・ママ」と並ぶロジャー・コーマン製作「ママ」三部作の一編。今回はコーマンは監督にまで乗り出した。1920年代のアメリカを舞台に、シェリー・ウィンタースの「ママ」が4人の息子と非道の限りを尽くす。4人の息子の一人はデニーロで、麻薬を打ち続けたあげく死んでしまうキレた役。四男が刑務所で拾って来て、ギャング一味に参加する男にブルース・ダーン。最後は屋敷に立てこもって、警官隊との大銃撃戦で玉砕となる。

 

地獄の逃避行 Badlands

1974年・アメリカ

製作・脚本・監督:テレンス・マリック

出演:マーティン・シーン、シシー・スペイセク、ウォーレン・オ−ツ

TBSテレビ 1980年5月16日

「シン・レッド・ライン」「天国の日々」のテレンス・マリック監督デビュー作。風変わりな青年(シーン)が少女(スペイセク)と知り合って恋に落ちるが、少女の父に反対されてしまう。そこで青年がこの少女の父親を殺してしまうのだが、映画が始まって30分もしないうちに殺される父親の役は、何とウォーレン・オーツが演じている。青年は少女の屋敷に火を放ち、そこから二人の逃避行が始まる。メモによれば、この屋敷の炎上シーンはかなり印象的なようだ。青年も少女も変わっているだけでなく、少々退行現象というか子供じみたところがあるようで、森の大きな木の上に隠れ家をつくるなど何をやっても子供の遊びじみている。そして行く先々で死人が出るが、青年はまったく良心の痛みを感じない。しまいには少女は逃亡生活に疲れて青年と別れ、青年もパトカーとの追跡戦の果てに自ら捕らわれる。映画は全編スペイセクのナレーションで物語が進み、ラストにはそのスペイセクのナレーションで青年が死刑になった事が知らされる。正直に言って、この映画ほど当時ビデオデッキを持っていなかった事が悔やまれる作品はない。あのマリック作品のこと、おそらくはかなり美しい映像だったのではないだろうか。

 

アマゾネスの黄金 Gold of the Amazon Women

1975年・アメリカ

監督:マーク・レスター

出演:ボー・スベンソン、アニタ・エクバーグ、ドナルド・プレザンス、リチャード・ローナス、ジョン・サルノ

フジテレビ 1980年7月4日

冒頭は現代のニューヨーク。冒険家の主人公スベンソンは、知人の老探検家からアマゾンの奥地の黄金の話を教えられる。だがこの老探検家は、二人のアマゾネスによって矢で射殺される! 現代のニューヨーク…だと言うのに、殺したアマゾネスがどうやってここまで来たのか、どうやって帰ったのかは、おそらく説明がなかったようだ(笑)。スベンソンはなぜか「冒険クラブ」(これがいかなるモノなのかメモに説明はない)の会員たちとアマゾンへ乗り込む。ところが行く先々でなぜか麻薬組織のボス、プレザンスが邪魔をしてくる。スベンソンに同行する男の一人がものすごいバカで、あまりに足を引っ張るので見ていてイライラしてくる。しかもジャングル探検的なシーンはひどく短く、蛇が一匹出てくる程度。やがてアマゾネスの国に到着するが、これがセコい土人部落なみのショボさ。女王役が「甘い生活」のエクバーグというのが落ちぶれた感じで気の毒になる。アマゾネスの中にスベンソンに恋する女たちが現れるのもお約束で、彼を取り合う二人の女が対決することになる。これがおかしくて、ワニがウジャウジャいる沼にイカダを浮かべて、この上でキャットファイトを演じることになるのだ。ただし、その決着についてはメモに記述なし(笑)。ところがそこにプレザンス一味が現れ、アマゾネス部落は炎上。スベンソンたちとアマゾネスは力を合わせることになり、黄金を隠した古代都市で大乱闘を演じることになる。最後はプレザンス一味は捕らえられ、スベンソンやアマゾネスたちに連れられ、南米の大都会で市中引き回しの刑(笑)。スベンソンは「ブレーキング・ポイント」というB級映画がいい味出してて、確かこの後で角川映画「復活の日」でも準主役的な大役を演じていた。監督のマーク・レスターは例の子役出身の俳優ではなく、マーク・L・レスターとも表記される人。この後でアーノルド・シュワルツェネッガー主演の「コマンドー」を撮っていいところを見せるが、この時点ではあくまでB級C級の人だったようだ。

 

青春の選択 Stay Hungry

1976年・アメリカ

監督:ボブ・ラファエルソン

出演:ジェフ・ブリッジス、サリー・フィールド、アーノルド・シュワルツェネッガー

TBSテレビ 1980年12月5日

名門一族に生まれた青年(ブリッジス)が、両親を亡くしてからいかがわしい連中の下で働き始める。そのうちにあるスポーツクラブに出入りするようになり、そこでボディビル青年(シュワルツェネッガー)と知り合う。やがて青年は紆余曲折の果てに悪い連中とは手を切り、ボディビル青年たちと共にスポーツクラブを始める決心をする…というお話。「ファイブ・イージー・ピーセス」でドロップアウトした名門青年の話を描いたラファエルソン監督らしい作品だが、映画そのものがかなりカットされていて、ストーリーがイマイチよく見えなくなっていたようだ。例えば、最初にシュワの恋人としてサリー・フィールドが登場してくるのだが、いつの間にかジェフ・ブリッジスの恋人になっちゃってたり、スポーツクラブのオーナーがいきなりキレて、サリー・フィールドを犯しちゃったり…と、なぜそうなったのか分からない部分が多い。シュワはこの作品が映画デビュー。サリー・フィールドはこの映画でオールヌードを披露していたようだ。

  

 

 

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