実用性重視

デートムービー最終兵器

The Lethal Weapon of the Date Movies


 

 「フォロー・ミー」は幸せな気分を呼ぶ映画

 "Follow Me" Makes You Happy

 シューテツ

 by Shutetsu

 

 いやゃ〜〜、Fさんからとんでもない依頼受けてしまった。しかし、なんで私にバレンタイン企画の「デート・ムービー」なんて依頼するんだぁ!

 おっと、私の事を知らない人もタクサン読んでいることでしょうから、簡単に自己紹介しますと、年齢45歳の結婚経験も同棲経験も全くなし、恋愛経験すら記憶にないほどに、「デート」とか「バレンタイン」なんてまるで無縁の半生を送ってきた人間なのでした。(涙)

 しかし・・・、よく考えると・・・、ひょっとして・・・、私を選んだFさんは案外鋭いのかも知れない。(笑)そうした人間だからこそ無関心を装いながらも、そうした言葉に敏感に反応してしまう自分がいることも自分自身でいやいやながら認めているところがある。そして正直な話、私は恋愛映画も大好きなジャンルの一つなのでした。(自爆)

 でも、好きな恋愛映画は山ほどあるが「デート・ムービー」にふさわしい映画という条件だと、私が真っ先に思い浮かぶのは『フォロー・ミー』、これしかない。

 特に今恋愛中のカップルは是非観ておいた方がいいでしょうねぇ。そのカップルがその後うまくいって一緒になったといたしましょう。そして月日が流れ、倦怠期が訪れ、その二人の間に「デート」なんて言葉そのものが失われてしまった。その時にこそ、是非思い出して(または観直して)いただきたい映画といえるでしょう。

 さて、簡単にこの映画を紹介しておきましょう。

 

【監督】:キャロル・リード

【製作年】:1972年

【出演者】:ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン

【物語】 :英国の上流階級に属し、一流会計士のチャールズ(マイケル・ジェイストン)はある日、小さなレストランの新米ウエイトレスで元ヒッピーのベリンダ(ミア・ファロー)と知り合い結婚にいたった。その彼の今の深刻な悩みは、最近の妻の行動である。ひょっとしたら妻は浮気をしているのではないかという疑いにつきまとわれ、私立探偵(トポル)を依頼することにしたのだが・・・・・。

 実はベリンダは、かつて夫とデートした場所をあてもなく、そして毎日毎日さまよい歩き続けるのですが、美術館・動物園・植物園・映画館・水上バス・カフェテラス・公園と、どこの都市にでもあるような、そして誰もが一度はデートで訪れた様な場所。この映画が何故にデートムービーにむいているのか?、という答は恋愛時期には誰もが行った事のあるであろう、でもそれは二人でいてこそ楽しい場所。一人で居るには思い出が詰まりすぎて、ただ傷が深まるだけの場所だったからです。

 この映画の一番の魅力はこのヘンな探偵トポルとミア・ファローの追いかけゴッコ。このデートコースを、探偵の筈のトポルが姿も隠さず、それも超目立つ真っ白なレインコートを着てずっとベリンダを追い続ける。今ならこれじゃあまるっきりストーカーだ!。でも、最初は気味悪がっていた彼女だけど、彼の優しい眼差しに次第に警戒心も解け寂しさも相まって、全く会話のない眼差しだけでの語り合いにベリンダはこの追いかけゴッコが段々ゲームの様になり、毎日この探偵との逢瀬を楽しみます。言葉などなくても通じ合う喜びがここにはあります。

 恋愛時期にはその違いが魅力であったのが、結婚するとその違いが鎖となり縛りつける夫に対しての無言の抵抗。そして、このゲームが続きお互いに魅かれあい、探偵は依頼人に、ベリンダは夫に、この事を告げる。夫は妻の相手が自分の雇った探偵だと知り、そしてベリンダは彼が夫の依頼した探偵だと知り家を飛び出てしまう。

 さぁ〜て、この後どうなるのかは、映画をご覧になってご自身で確かめて下さい。最後に素敵な素敵な本当のデートが待ってます。

 

 先ほども言いましたが、この映画の魅力はなんと言ってもデートシーン。夫との恋愛時期のデート、探偵とのデート、そして最後の・・・デートシーン。

 「デート」なんて魅惑的な言葉なんでしょうね。(笑)それも好きな人とのデート、老若男女誰もがワクワクドキドキする言葉です。人生の最も大きな喜びの一時と言っても過言ではないでしょう。その喜びを共有した相手とも結婚という型に押し込められると、それが共有出来なくなってしまうものなのでしょうか?。いや、残念ながら一般的にはそうなってしまうようですね。その理由は人によって様々なのでしょうが、では、まだ愛し合っているのなら、その喜びがいったい何だったのか位は思い起こしましょう。というのがこの映画のメッセージだと思います。

 あんなに楽しかったのは何故?、あのトキメキはなんだったのか?、今は何が失われてしまったのか?、取り戻す事は出来ないのか?、本当にあの一時は人生の中の一瞬でしか神様は与えて下さらないのか?。この映画はこれらの疑問に答えてくれています。人を好きだという気持ちさえ忘れなければね。

 そして私は、この歳になった今でもこの映画の様なデートをしてみたいと憧れています。人間というのは本当に不思議な生き物で、気持ち一つで不幸にも幸せにもなれます。幸いにもそういう経験をお持ちの方は、最も幸せだったデートの時の気持ちを呼び起こしましょう。私はこの映画を思い出すと、少しだけ幸せになります。f^_^;;

 

シューテツ

兵庫県尼崎市にお住まいのシューテツさんは、1970年代から始まる膨大な映画鑑賞リストを誇っています。

KUMONOS

http://www.alles.or.jp/~vzv02120/

 

 

 

Date Movies - Index 

"Chasing Amy" by Anno

"The Bodyguard from Beijin" by Misa

"The Natural Born Killers" by Tetsuya Maruyama

"Meitantei Conan" by Miyee

"Big" by Keisuke

"Boogie Nights" by Satoshi Ohkura

"Keeping the Faith" by natsumegu

"French Kiss" by Mie

"Always" by Yama

"Hana-bi" by Naomi

"Groundhog Day" by Eiga-ya Hiroki

"The Fabulous Baker Boys" by Kanoko

"An Autumn's Tale" by Shinichi Fuma

 

 

 

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