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素晴らしいシリーズ映画の世界


アクション映画に名物シリーズ数々あれど、主役が変わらず脇役陣が変わらず、監督プロデューサーはじめメインスタッフも変わらず、むしろレギュラーが増えていく一方なんてシリーズがこれ以外にあるでしょうか。「リーサル・ウェポン」シリーズ。そのアクション映画に似つかわしくない特徴を、ピンチヒッターとしてこの映画館主・Fこと私が急遽語らせていただきます。


 

 

 絶望から希望への軌跡

 「リーサル・ウェポン」シリーズ

 From Despair to Hope

 - The Changes in the "Lethal Weapon" Films

 夫馬 信一

 by Shinichi Fuma

 

 

 「リーサル・ウェポン」シリーズと聞くと、あなたは何をまず頭に思い浮かべるだろうか? 何といってもメル・ギブソンのカッコよさ? 相方をつとめるダニー・グローバーとの絶妙のやりとり? 毎回エスカレートするアクションの派手さ? どんどん充実するレギュラー陣? いずれも正解と言っていいだろうね。僕もそう思う。そんないろいろな要素がこのシリーズの魅力であり、それが凡百の刑事ものの洪水の中でこのシリーズを抜きん出たものにしていることは間違いない。

 普通シリーズものでキャストが変わらないってのはそうそうあることじゃない。ところがそれどころか、このシリーズはどんどんレギュラーが増えているのだ! しかももっと驚くべきことには製作ジョエル・シルバーと監督のリチャード・ドナーが、終始一貫してこのシリーズを手がけている。これは主演が変わらないことより、もっと凄いことなんだよね。

 で、このシリーズの魅力、そして長寿の秘訣もここにある。シルバー=ドナーの黄金タッグがずっとこのシリーズを支えてきたことが、すべてを物語っているのだ。

 

 さて、ではこの二人はどのようなかたちでシリーズに貢献してきたか? それを説明する前に、まずはシリーズ全作をざっと展望しながらその秘密に迫っていこう。

 まずは第1作「リーサル・ウェポン」。ストーリーそのものは麻薬密売組織を追う二人の刑事というありきたりのものだが、妻を亡くして自殺願望気味のメルギブ=リッグス刑事と、よき家庭人にして石橋を渡って残り少ない刑事人生を全うしようと考えるグローバー=マータフ刑事のコンビネーション…というよりミスマッチぶりが最大の見ものだ。

 さて注目はここでのメルギブ起用なのだが、「マッドマックス」「マッドマックス2」の大成功でオーストラリアから出てきたメルギブの、実質上のハリウッドでの最初の大成功作がこの「リーサル・ウェポン」だということは、今では案外に知られていない。わが国ではすでに前述「マッドマックス」で人気沸騰していたものの、アメリカでは「誓い」の大評判で注目。どちらかと言えば「危険な年」「ザ・リバー」「燃えつきるまで」などの真面目で地味めな作品への出演が相次いでいた。だから、徹底的な娯楽作品への出演はこれが初めて。ハリウッドスターとしてのメルギブは、実はここから開花したと言っても過言ではないのだ。

 で、やはりそうした真面目な作品や「マッドマックス」の悲劇的印象が強いせいか、ここでのメルギブはトラウマに取りつかれた刑事。ちょっと間違えればキレる。それゆえの“究極の人間兵器”=「リーサル・ウェポン」というわけなんだよね。

 そんな彼と、この当時アフリカン・アメリカン・スターの有望株としてのしてきたダニー・グローバーを組ませたのは、おそらくはプロデューサーのシルバーの功績だ。このシルバー、スケールでっかいアクション映画の製作者として知られているが、実はもう一つの顔がある。それは、アフリカン・アメリカン俳優を積極起用したがる映画人としての顔だ。その作品歴を探ってみよう。「ダイ・ハード」で絶妙な味を出した警官役レジナルド・ベルジョンソン。「マトリックス」では反乱側のリーダーをローレンス・フィッシュバーンが演じている。「ソードフィッシュ」の4人の主要キャストのうち、ドン・チードルとハル・ベリーがアフリカン・アメリカンだ。それも、いずれもオイシいところをさらう役どころ。おっと忘れた、堂々の主役の「リコシェ」のデンゼル・ワシントンもいた。そんなシルバーだからこそ、メルギブと同格相手としてグローバー起用に踏み切ったのだろう。このグローバーの家庭がシリーズの重要な舞台となっていくのも重要ポイントだ。確かグローバーは、この作品の出演で、全米黒人地位向上協会…とか何とかいう(失礼、忘れてしまった。)機関から表彰されたという。刑事アクションでアフリカン・アメリカンというと、犯罪者の役どころかいいとこ暴力刑事…といったところに落ち着くのが当り前の中、あえて良き家庭人を演じさせたシルバーの狙いが何となく見えてくるではないか。

 さて肝心のアクションは…というと、「ダイ・ハード」を放ったシルバー、「スーパーマン」をつくったドナーの持ち味発揮のスケールでっかい大アクションが連発。特に激しく車が行き交うロサンゼルスのド真ん中、サンセット・ブールヴァードでの銃撃戦などには目を見張ったね。

 ラストは今回の悪役ゲイリー・ビジーとメルギブとのサシの勝負。ビショ濡れになりながらの血みどろ汗みどろの殴り合いという趣向。あたかも黒澤明の「野良犬」での最後の刑事と犯人の格闘場面を思わせるアクションは、キレた犯人と同じく自らもアブない要素を抱えたメルギブの、トラウマ浄化の儀式とすら見えてくるのがミソ。この第1作にして、メルギブ=リッグス刑事のトラウマは早くも急速に衰えていくのだった。

 第2作「リーサル・ウェポン2/炎の約束」は、前述するシルバーの指向が思い切り爆発。当時黒人差別政策をとっていた南アフリカ政府への徹底抗議を作品で果たす…という志やよし。ただしそこはシルバーのこと、理屈で語ろうなんてこれっぽっちも思わず、ムチャクチャハチャメチャ猛烈アクションでギッタンギッタンにやっつけるというかたちで抗議するから面白い。一応、外交官特権を悪用して麻薬密売を行うという物語上のタテマエはあるのだけれど、この映画の悪人たちは麻薬密売やってるから叩きのめされる訳ではない。アパルトヘイト政策をとる南アフリカの大使館員だから、やっつけられても仕方ないのだ…と言わんばかりのやられよう(笑)。麻薬は南アを叩きのめす口実に過ぎないわけ。外交官特権なんてヘとも思ってないことは、前作のメルギブ=リッグスなら当然なところだが、今度はいつも抑えに回るマータフ=グローバーも黒人としての怒り爆発なんで誰も止める者がいない。もうムチャクチャ。これって南アフリカ政府から抗議されなかったのだろうか? もっとも世界的に四面楚歌だった当時の南アフリカとしては、頭を低くしている他なかったのだろうが。ただしシルバーという人の信念は、他のどの作品より色濃く出ていると言っていい。おまけに折りから「ダイ・ハード」の大ヒットの直後だったため、この作品も一気にノンストップ&スペクタクル・アクション化。結果、南アフリカ大使館員たちはより一層の徹底ぶりでブチ殺されることになった(笑)。メルギブはトラウマ回復によってパッツィ・ケンジットという恋人が出来たものの、またしても死なれてしまうのはお気の毒。ジョー・ペシが初登場してコミカルな味が出てきたのも特筆すべき点である。

 さて第3作「リーサル・ウェポン3」。実はこの作品が、シリーズ中最も僕にとって印象が薄い。確か現金強奪やら警察の武器弾薬横流しみたいな話だったと思うのだが、よく覚えていない。もっとも、このシリーズでは事件の真相などどうでもいいのだ。ビルの爆破だの何だの、スペクタキュラーなアクションはさらにエスカレート。確かこの作品ではマータフ=グローバーは退職間近だったはずだが、一体シリーズ中の年齢はどうなっているのだろう(笑)? 前作登場したジョー・ペシはここでも活躍。かくしてシリーズのレギュラー陣が「水戸黄門」なみに膨れ上っていくこととなる。確かドナーがインタビューで答えていたのには、メルギブ、グローバー、ペシのやりとりは「三馬鹿大将」をイメージしたとのことだが、確かに作品全体もコメディ路線に転換。リッグス=メルギブにもはやトラウマの陰はない。それが証拠に、女刑事レネ・ルッソとのロマンスの花も咲くおまけつきだ。

 第4作「リーサル・ウェポン4」は、前作の路線を踏襲したもの。ただし名プロデューサーのシルバーは、賢明にもアクション映画としてのこのシリーズの行き詰まりやマンネリに気付いていた。そこで外部からカンフル注射を注入することになった。香港からやってきたジェット・リーである。このハリウッドにとってのニューフェイスがシリーズにカツを入れたのは明らか。しかも、「マトリックス」「ソードフィッシュ」など、常にアクション映画に新鮮な風を取り入れることを目指しているシルバーらしく、ここでマーシャルアーツのハリウッド・アクションへの導入を実現した。旧来からの香港映画ファンには評判が芳ばしくないものの、ハリウッド側としてはオリエンタル・アクションの新鮮味は大きな刺激になったのは明らか。この後、シルバー自身の作品をはじめ、ハリウッドにマーシャルアーツの旋風が吹き荒れたのは、みなさんも記憶に新しいところだろう。また、中国の密入国船問題を扱う関係上、多数の東洋人俳優も参加。アフリカン・アメリカンをはじめ有色人種の積極起用を信条とするシルバーらしい作品に仕上がったと言える。

 ペシ、そしてルッソが完全レギュラー化。ここでのルッソはメルギブの子供を宿している設定となり、ラストではマータフ=グローバーの娘とルッソの出産、全レギュラー陣の記念撮影…というファミリー映画としての変貌を遂げて、本作だけでなくシリーズ4作の幕となる。まさか“究極の人間兵器”=「リーサル・ウェポン」というタイトルを冠したシリーズがこんな展開を見せるとは、一作目の時点では夢にも思わなかった。

 さて、こうしてシリーズ4作を通して見てきた訳だが、僕が冒頭に挙げた二人のうち、プロデューサーのシルバーのカラーが全作通して強く出ていることが、まずはご理解いただけただろうか。では監督ドナーの方はどうかと言えば、こちらもハッキリとした刻印を残している。それは先に挙げたごとく、このシリーズのレギュラーが変わらなかったこと、そして回を追うごとにその人数を増していることでも分かる。

 1作目「リーサル・ウェポン」の日本公開時に来日したメルギブ、グローバー、そして悪役のビジーは、何はともあれ出演者たちのコンビネーションの良さ、撮影現場の楽しさを強調していた。そしてどうもそのあたりが、出演者側から見たドナー監督の魅力のようなのだ。

 「スーパーマン」二部作は1作目こそドナーが全面監督できたものの、2作目は途中からリチャード・レスターに交代させられるかたちで降板を余儀なくされた。だが、現在発表された同作DVDボックス収録のメイキングでは、主役のクリストファー・リーブ、マーゴット・キダー、ジーン・ハックマンのいずれもがドナーの功績を称え、彼の2作目での降板を惜しむ。むろんスタッフも惜しみない賞賛を彼に与えている。気の毒ながら、引き継いだリチャード・レスターについて言及する者は誰もいない。また「グーニーズ」DVDでの音声解説バージョンを見ると、監督のドナーが当時のグーニーズ少年俳優たち(現在はみな中年のオッサン、オバサンになっているが)に囲まれて、まるで同窓会での担任の先生状態で座っていた。その場の全員に彼が慕われていたのは言うまでもない。

 してみると、ドナー作品の現場とは俳優たちにとって、極めて居心地のいい場所であるとは言えまいか?

 一般的にシリーズ作品の主演者は、評判になってスターとしての格が上がると、ギャラの問題やら役柄の固定への警戒などで連続出演をシブるようになる。ましてメルギブは、このシリーズ当初と4作目では、スターとしてのポジションが格段に変わった(4作目のポスターやアートワークがお手元にあればご注目いただきたい。それまでメルギブとグローバー対等の絵柄だったものが、ここでメルギブとその他大勢という構図に変わった) 。普通なら喜々としていつまでもシリーズに付き合うまい。ところが彼は全作に登場するだけで飽き足らず、「マーヴェリック」「陰謀のセオリー」と、何とシリーズ以外のドナー作品にも出演しているのだ。いかに彼がドナー監督とその現場を愛しているかが分かる。それは、その他のレギュラー陣についても同じだろう(「マーヴェリック」にダニー・グローバーがゲスト出演していたことを思い起こしていただきたい)。

 そして、メルギブがドナー監督、そしてこのシリーズを愛しているのは、単に居心地の良さゆえだけではないとも思われる。

 このシリーズの当初、メルギブはあの「マッドマックス」の復讐の鬼、陰気なオブセッションの陰を色濃くまとっていた。その悲劇的なイメージは、「誓い」「危険な年」などの成功作にも拭い去りがたく漂っていた。だがこのイメージ固定は、そのままでは彼にとって役者のスケールを狭めることになりかねなかったはずだ。

 ところが本来ならマンネリになるはずの「リーサル・ウェポン」シリーズ連続登板は、彼に格好のイメージチェンジの機会を与えた。従来からのトラウマ・イメージが、一作ごとの作品性格の変貌と歩調を合わせるように変わっていった。結果、今ではアクションも文芸作も、コメディもアニメの声優さえこなせる芸域の広さをもたらした。もちろんその芸域の広さは彼自身が元々持っていたものではあろう。だが、それを発揮する場がもたらされなければ意味がない。彼は絶対に、このシリーズ出演が自分のスター・イメージ拡大に貢献したと感謝しているはずなのだ。

 そんなシリーズの性格の変貌は、やはりドナー監督の体質がもたらしたものと言えそうだ。

 「スーパーマン」「オーメン」…スケールでっかい娯楽映画なら何でも撮れる職人と思われがちなドナー監督。確かにそうした側面は否定できないが、彼は決してなんでも屋の商売人なんかではない。少なくとも僕は、そうでない彼の一面がにじみ出た作品を知っている。それは「スーパーマン」発表直後に彼がつくった小品「サンフランシスコ物語」だ。

 若き日のジョン・サベージが主演したこの作品、自殺未遂によって脚が不自由になった主人公と、彼を囲む障害者を含むさまざまな人々のふれあいを描いた、ささやかながら心暖まるドラマとして、実にいい味出しているんだよね。そこに描かれているのは人生の徹底的肯定、そして人間同士の連帯の素晴しさだ。

 実はこうしたテーマを、ドナーは職人仕事の合間にも見せているのだ。例えば「スーパーマン」だって単なるヒーロー大冒険ではない。ちょっと可愛らしくも切ない主人公たちの恋愛がメインではなかったか。

 だからドナーは、大スケールのド派手アクション映画である“究極の人間兵器”=「リーサル・ウェポン」を手がけながらも、何とゆっくりゆっくり4作もかけて、ついには徹底的に自分の人生観を反映させた映画に軌道修正してしまった。大所帯になったレギュラー陣が笑顔で一同に会し、その中心に未来への希望である赤ん坊が置かれたエンディング。それこそが、実はドナーが終始一貫して映画で追い求めているもの…人生の徹底的肯定、そして人間同士の連帯の素晴しさではないか。だとすればこれは4作揃って初めて完成する、ドナーの人生観が全面に出た壮大な人間賛歌ドラマと言えなくもない。イマドキ真っ正面からこんなに真っ当な事を言える映画人が、ハリウッドだけでなく全世界に何人いるだろうか?

 一見、典型的ハリウッド製大味破壊アクションの四番煎じ…と見えなくもないこのシリーズ。それが凡百のシリーズ映画と違い、その質を最後までアベレージ以下には落とさなかった理由は、実はそこにある…と僕には思えるのである。

 

 

 

<「リーサル・ウェポン」シリーズ>

リーサル・ウェポン Lethal Weapon (1987)

監督:リチャード・ドナー

製作:リチャード・ドナー、ジョエル・シルバー

脚本:シェーン・ブラック

音楽:マイケル・ケイメン、エリック・クラプトン

出演:メル・ギブソン、ダニー・グローバー、ゲイリー・ビジー

妻を亡くし自殺衝動を持つリッグスとマイホームパパのマータフが初めてコンビを組むシリーズ第一作。

 

リーサル・ウェポン2/炎の約束 Lethal Weapon 2 (1989)

監督:リチャード・ドナー

製作:リチャード・ドナー、ジョエル・シルバー

脚本:ジェフリー・ボーム

音楽:マイケル・ケイメン、エリック・クラプトン、デヴィッド・サンボーン

出演:メル・ギブソン、ダニー・グローバー、パッツィ・ケンジット、ジョー・ペシ、ジョス・アックランド

南ア大使館員を外交官特権も何のそのでボコボコにやっつけ、最後にブチ殺してしまう凄い映画(笑)。当時のアパルトヘイト政策へのジョエル・シルバーの怒りが爆発した一作。エンディングの主題歌はジョージ・ハリソン。

 

リーサル・ウェポン3 Lethal Weapon 3 (1992)

監督:リチャード・ドナー

製作:ジョエル・シルバー、リチャード・ドナー

脚本:ジェフリー・ボーム、ロバート・マーク・ケイメン

撮影:ヤン・デ・ボン

音楽:マイケル・ケイメン、エリック・クラプトン、デヴィッド・サンボーン

出演:メル・ギブソン、ダニー・グローバー、ジョー・ペシ、レネ・ルッソ

前作登場のペシがレギュラー化。ギブソンのトラウマは影も形もなくなって、シリーズはコメディへの傾斜を強くしている。オープニングにはスティング、エンディングにはエルトン・ジョンの歌という音楽面での充実ぶりも聞きもの。

 

リーサル・ウェポン4 Lethal Weapon 4 (1998)

監督: リチャード・ドナー

製作:ジョエル・シルバー

脚本:チャニング・ギブソン

音楽:マイケル・ケイメン、エリック・クラプトン、デヴィッド・サンボーン

出演:メル・ギブソン、ダニー・グローバー、ジョー・ペシ、レネ・ルッソ、クリス・ロック、ジェット・リー

前作登場のレネ・ルッソが再登場し、レギュラーメンバーが増加の一途を辿る現在のところのシリーズ最終作。ラストシーンは産院での一同の記念写真という、まるでファミリーピクチャーのような幕切れだが、アクション部分はジェット・リーを投入して強化を図った。

 

 

夫馬 信一(映画館主・F)

このシリーズについては本来、私が書く予定ではありませんでしたが、今回はピンチヒッターとしてあえて語らせていただきました。

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http://plaza.harmonix.ne.jp/~fuma/

 


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