プロジェクトF

「DAY FOR NIGHT」の三年間

Project F

Three Years of DAY FOR NIGHT


かのこさんは当サイト発足の1999年当時から今日に至るまで親しくしていただいている、当サイトの最も古い友人の一人です。ご本人の映画感想文もユニークな視点から書かれた大変面白いもので、思わず笑いを誘われながら、結構真髄を突いていてドキッとさせられます。今回はかのこさんがそんなご自身の独自な視点を、特別に当サイトのコンテンツに向けてくださいました。


  

 「DAY FOR NIGHT」3周年記念によせて

 Congratulations on the 3rd Anniversary

 かのこ

 by Kanoko

 

 

私がFさんのサイトにお邪魔して初めて読んだレビューは1999年8月のセレブレティ(ウディ・アレン)ですから、もう2年以上も前になります。

いつも目先しか見てないつまらぬスケベ根性丸出しで、何一つモノにできずに終わる、それこそアレンの魅力と書かれていたFさんが、いつの頃からかやけにいい人ぽくなってきたのも「DAY FOR NIGHT」ファンとして、しみじみ(?)感慨深いものがあります。

読んだ私までいい人になった気分に浸れるという、感動の最近のレビュー群に、Fさん子供でもできたのかしら?と思いましたわ。

しまいには宮崎アニメまで観るようになってしまってねえ(笑)。

今回、3周年記念の特集にお誘い頂きました機会に、私個人のお気に入りのレビュー等を御紹介したいと思います。

感動したとか素晴らしかった等のレビューはFさんのリクエストに従いパス。個人的に面白かったアレコレを選びました。

 

ロッタちゃん はじめてのおつかい」(2000/03/13)

私が一番面白かったレビューは、やはりコレです。

「ロッタちゃん可愛い〜」の嵐の中、ここでしかお目にかかれない徹底的ケナシ文。

5歳の子供相手に、いきなりロッタてめえ呼ばわりです。

態度がでかい、恩着せがましい、増長するロッタ・・・・と、ロッタちゃんの性格の悪さについて、チマチマ理由つけて書いているのが笑えます。ロッタは家族からはずされているとまで深読み。

Fさん、観ている間さぞかし楽しかったんだろうなあ、と段々ホノボノしてきますよ<たぶん

まだ映画を観ていなかった知人がこれを読んで、「ロッタって本当に嫌な子だねえ。」と傑作発言したのも思い出されます。Fさんのせいで、一部地域ではロッタ=イヤな子ってままなんですけど(笑)。

でも、あんなに騒いでいた人(私)が、「赤い自転車」となったらロッタちゃんがあんまり可愛くないなんて状態でしたので、ロッタちゃんのキュートなルックスに騙されなかったFさんって凄いよな、と・・・・(笑)。

Fさんは終始女優に厳しいと思うのですが(例外アリ)、年齢関係なく厳しいのか・・・・と不動のスタンスに感服した1本でございます。

しかも、これだけケナしてるくせに、Fさんはパムセを買っているんです! これをふまえて読みますと通常の2倍くらいは楽しいレビューだと思います。

 

サマー・オブ・サム」(2000/05/22)

女優に厳しいFさんですが、何故かこの映画のミラ・ソルビーノだけはトチ狂ったような大絶賛。

確かにケナゲに可愛くてセクシーだったけれど、通常の感想文でこんなに女優を褒めているFさんって最初で最後ではないか?

酒でも飲んでるのかと思いましたわ。

映画のストーリー紹介も、ミラ・ソルビーノ部分に凄い力入れてます。

いくら普遍的な人間全般に共通する憎悪や相互不信の〜と、とってつけたように書かれても、本人絶対そんな風に観てなかったのがバレバレ。

たぶん、ジョン・レグイザモ情けねえ〜(笑)、ミラ可愛い〜ってところが真実だと想像しました。

あと、「アメリカン・ビューティー」で聞き損ねたザ・フーを聞けたって事を大真面目に褒めてるとこ(笑)。

なんだそれ(笑)? うけちゃった(笑)。

 

東京攻略」(2001/03/19)

未見でしたが読んでしまった1本。

これを読んだらバカバカしくて凄く面白そうな映画。トニー・レオンの日本語がヘンだとか、阿部ちゃんがアッパレだとか。つくづく見逃したのが悔やまれました。

ところが、自分の暮らしがつまんないな・・・なんて思い出したら、ちょっと外側から眺めてみよう。きっとそこには何か新しいものがあるはずだから・・・なんて一文が最後にあるもんだから、何かヘン。妙にヘン。

Fさんが書かれていたストーリーじゃ、絶対そういう映画じゃないような気がする(笑)。

この「なんか違うような気がする」ラスト文には、他にイグジステンズ」→痛みは悪いことじゃない、何かを感じる力があるということだからクリムゾン・リバー」→欠点こそが、人の最大の魅力なのだからなどがありまして、全編違うような気がするレビューが13デイズ(笑)。

例に出しましたこれらのレビューって、読んでいる間はフムフム頷いているのですが、最後の最後で大きなクエスチョン・マークが浮上してくるので困るんです(笑)。

困るけど良い事を書いてあるので、結文だけ読んだら、Fさんまるですっごいいい人みたい(笑)。

戦術か?

この感じ、何処かで観たよなあ、と思ったら「60セカンズ」の強引感動ラストとソックリじゃないですかー。

ラストでいきなり「兄弟愛って素晴らしい!」展開になるところなんか。

と思って60セカンズレビューに飛びましたら、Fさん、案の定褒めていたので楽しかったです(笑)。

 

Time Machine/ブレア・ブラウンの巻」(2002/03/04)

Fさんご贔屓の女優、ブレア・ブラウン出演映画「アルタード・ステーツ」「Oh!ベルーシ絶体絶命」2本のレビュー。

Fさんは、知的で上品で優しそうでユーモアがあって、そして何より脱ぎっぷりがいい女性がタイプらしく、それにバッチリはまるブレア・ブラウンを女の魅力のすべてを持っていると大絶賛しております。

曰く、

いきなり品のある知的な顔で、バ〜ンと全裸になって汗みずくであえいでる

知的で品があって優しくって、そしてラストのここでも全裸

男としては最高の女

頭がよくて優しくて、品がよくってエッチっぽい

男が女に求めているすべてを兼ね備え、それを一気に矛盾なく両立させて見せてくれる

頭が良くってしっかりしてても、優しさとしなやかさを忘れないブラウンだからこそ

知的で年齢を加えても気品があって美しい

 

まああ、ストレートで潔い惑溺ぶりですねえ(笑)。

「ノイズ」での老けぶりに肩を落とされたFさんが、「スペース・カウボーイ」の色っぽい女医役のブラウンを観て、いい女はいくつになってもいい女と、大喜びしてる様も微笑ましいことです<?

が、

今日びのただ歳が若くて股広げりゃいいと思ってる、アソコもロクに洗ってないような小便臭いパープー娘どもに分からせてやりたいぜ。女の良さは単なる若さだけじゃないってことをね。両足の間に薄汚ねえ穴がポッカリ開いてりゃいいってもんじゃねえ! きれいなだけじゃない、エロいだけじゃない。優しさだよ優しさ、知性だよ知性、気品だよ気品!

これって喜びすぎたんでしょうか?

気品だよ気品!って気品ゼロじゃないか(笑)。

まるっきり気品ゼロでしめてしまったため、ブレア・ブラウンの余韻も何もあったものじゃありません。

それに、Fさんは、隠れ稲森いずみファンのくせに、好きな女優と言えばナタリー・バイやナターシャ・リチャードソンなど「僕の好きになる女優は何故か地味な人ばっかり。」なんてウソついてるんですから稲森さんに失礼です。

こんなとこでバラして怒られそうだけど、掲示板で言ってたから公表してもかまわないであろうと、こっちで勝手に判断いたしました。

でも、一体稲森いずみさんは、知的で上品で優しそうでユーモアがあって、そして何より脱ぎっぷりがいい女なのか否か問いつめたい。

一度掲示板でお聞きしましたが、ファンのくせに「キャッツ・アイ」も「リリイ・シュシュのすべて」も見逃しているなんて、薄情ですねえ。

 

他にも全く更新されないなつかしの東京12チャンネル駄菓子屋映画とか、とっても共感した恋の骨折り損、東映実録映画風が面白かったエリザベス、ブレンダン・フレイザーがお見事だった悪いことしましョ!、Fさんの書いたのを読んでメメント病の恐怖が実感できた(?)メメント、フットルースを持ち出してきて笑ったインビジブル、弁士付き無声映画な気分に浸れる白い花びら、かなり切ない氷の接吻エリン・ブロコビッチボーイズ・ドント・クライ、千晶への攻撃が笑うホワイトアウトコマンドーノッキン・オン・ヘヴンズ・ドアサイダー・ハウス・ルール写真家の女たちグレイスランド映画看板師・久保 板観さんのインタビュー、などなどなど、お気に入りをあげたらキリがなくなってしまいます。

さらに、どんな映画でも出れば必ずホメられるベン・アフレックと出れば必ずケナされるティム・ロス、ナベツネへの個人攻撃や扇子への偏愛など、妙ちきりんだけど面白く読んでます。

 

各特集で、いろいろな方達の文章と出会える機会を与えてくださったり、2年ちょっと大変楽しませて頂きました。そのご苦労を想像すると、さすがにゾッとしますが。ここ2年、映画を観たら必ず訪れるサイトのひとつが、「DAY FOR NIGHT」。

3周年おめでとうございます。

 

 

 

●かのこ● 札幌のかのこさんには、彼女のサイト「cubby hole」と当サイトが1年違いの同じ日に開設という偶然もあって、節目節目でいつもお世話になっています。当サイトの10000ヒットを踏んだのもこの人。今一番観たい映画は「シッピング・ニュース」と「恋ごころ」とか。

cubby hole 

http://www.d4.dion.ne.jp/~ichiaki/

   


 

 

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