開設3周年記念特別企画

プロジェクトF

「DAY FOR NIGHT」の三年間

Project F

Three Years of DAY FOR NIGHT

(2002/04/15)

*上の画像はサイト開設当時から2000年12月31日まで

玄関ページに使用されていたものです。


石の上にも三年(笑)。「DAY FOR NIGHT」もこの4月18日にめでたく三周年を迎えます。これもひとえに読んでくださる皆様のおかげ。どうもありがとうございます。

さて、過去二回の周年企画では、それぞれネットや映画を巡る話題を特集してきましたが、今回は節目の三周年ということもあって、初めて自らのサイトに目を向けた特集を組んでみました。題して「プロジェクトF」(笑)。

当サイトをいろいろな角度から再点検するとともに、ゆかりの方々から一筆頂戴しながら、今だから話せる秘話なども公開しちゃおうと思います。

今回の特集を企画してみて、今までこのサイトを運営してきた僕の最大のモチベーションが自己顕示欲だったことを改めて痛感しました(笑)。そもそもこの特集自体が自己顕示欲の現れと言っても過言ではないでしょう。見る人によっては噴飯モノの企画であろうことは、ここで告白しなければなりません。しかし、今回はあくまで節目。今回一度だけは、僕のワガママを大目に見ていただければ有り難いと思います。すでに今回一度だけではなかったかもしれませんが…(笑)。すべて僕の自惚れのなせるわざと笑って受け流していただければ幸いです。


CONTENTS

 

それは3年前のことでした

Three Years Ago...

夫馬 信一  by Shinichi Fuma

 

 

第1部 祝福の花束

Greetings

 

ある「御屋敷ウオッチャー」の回顧録

Memoirs of a Site Watcher

大倉 里司  by Satoshi Ohkura

 

個人映画サイトとしての「DAY FOR NIGHT」採点

または、誰でも知りたがっているくせに

ちょっと聞きにくいFさんのすべてについて教えましょう

DAY FOR NIGHT as a Movie Website

or : Everything You Always Wanted to Know

About Mr.F(But Were Afraid to Ask)

rio  by rio

 

私撰「DAY FOR NIGHT」トップ・ファイブ

My TOP FIVE Contents of "DAY FOR NIGHT"

あんの  by Anno

 

「DAY FOR NIGHT」3周年記念によせて

Congratulations on the 3rd Anniversary

かのこ  by Kanoko

 

Fさん感想文、私の見方

My Personal View of F's Review

みえ  by Mie

 

夫馬信一なる人物と映画館主F氏

F氏映画感想文試論

An Analysis of F's Movie Review

間借り人ヤマ  by Yama

 

 

第2部 今だから話そう

The True Confession

 

わが映画感想ザンゲ録

The Confessions of My Reviews

Making of 「大人のアニメランド」

Making of

"Welcome to the Animation Film World !"

未発表没原稿公開

The Junked Materials

Fふう映画感想文の作り方

A Recipe of F's Review

以上4項目

夫馬 信一  by Shinichi Fuma

 

対談:この三年間を語ろう

Talking about DAY FOR NIGHT

あむじん VS 映画館主・F

by Amujin and F

2002年2月23日/新宿にて

 

 

第3部 特典コンテンツ

The Special Contents

 

幻の特集再録

The Special Issues Live Twice

「シネヴィヴァン六本木に捧げる鎮魂歌 」

「映画の21世紀」

 

タイトルロゴ・ギャラリー

The Title Logo Gallery

「DAY FOR NIGHT」年表

The History of DAY FOR NIGHT

 

 

 

(C)2002 Satoshi Ohkura, rio,

Anno, Mie, Kanoko, Yama, Amujin,

and FUMA'S WORKSHOP

 


 

 

 それは3年前のことでした

 Three Years Ago...

 夫馬 信一

 by Shinichi Fuma

 

 

 今思い返すこと3年前の1999年2月頃、僕はデジタルムービー制作の野望を胸に(笑)、知り合いのデジタルクリエイターの主宰するマックユーザーグループに顔を出していました。そこで知り合った人々の何人かと話し込むうち、いつしか話題はホームページのことへ…。というのも、彼らの何人かは自分で趣味のホームページを開設していたんですね。

 僕は…というと、その頃はネットなぞにまるっきり関心なし。見たことは何度もありましたが、ネットサーフィンなどどこが楽しいのかと思っているほどでした。ですから、こうしたホームページを持っている人たちの話を聞いても、どこか話半分だったかと記憶しています。まして自分がその管理者になろうとは、露とも思いはしませんでした。

 大体ホームページと言えば、何かマルチメディアっぽい仕掛けがなければ駄目だろうと思い込んでいましたし、面白いコンテンツを持っているわけでもない。大体そんなもんやって誰が見るんだ。ホームページを始めればマメに更新もしなくてはいけないだろうし、そうなれば面倒くさいことになる。一旦始めたらシンドくなったりつまんなかったりウケなかったりしても、ショボくれてやめるのは僕の性格からいってシャクだ。…などなどなど、とてもホームページなんてやる気などさらさらなかったんです。考えてみれば、この頃の僕ほどホームページの管理者から程遠い人間もいなかったでしょう。

 それが、例のマックユーザーグループの人々のホームページを見ていくうちに、少しづつ気が変っていきました。別にムービーだのフラッシュだのを使えばいいってもんでもなさそうだ。何だかテキストだけでつくってるようなシロモノもあるぞ。そしてコンテンツはと言えば、行きつけの飲み屋一覧なんてものもある。こんな内容なら自分でやってても楽しそうだし、第一つくれそうだ。

 同じ頃、冷やかしで自宅のマックに付いてたホームページ作成ソフトをいじくっていたら、何となく使えそうな気がしてきました。何だこりゃ簡単じゃないか。そう言えば、ちょっと前に自分が加入しているプロバイダーからホームページ作成のお誘いも来ていた。タダなら別にいいか。なぁに、うまくいかなければ、こっそりアップしたままやめちゃえばいい

 またこの頃、僕は仕事上で行き詰まってもいました。書きたくとも書けない。どこかで書く場が欲しい。でも、それは日記みたいな人の目に触れないところでやっても仕方ない。本当に誰かに見られるかどうかは別にして、一応人の目に触れることを前提とした場で書かなければ意味がない。仕事的な行き詰まりはまた、この時期の僕を何か新しいことをしなければ…という気持ちに駆り立ててもいたのです。

 ホームページをつくってみることに半分以上気持ちが固まった頃になって初めて、僕は何のホームページをつくろうか真面目に考え始めるありさまでした。最初から何かがやりたくて始めたホームページではないのです。よくよく考えてみた結果、随時更新出来る上に自分でいろいろ他人に語れるほどの蓄積があるものは映画以外にないと…僕は渋々ながら認めました。なぜ「渋々」だったかと言えば、これをやることでシンドくなって自分の楽しみの映画鑑賞が苦痛になるんじゃないかと思っていましたから。でも、これもいろいろ考えていくうちに気が変ってきました。そもそも映画の事を仕事で生かしたいと、PR誌の企画を立てるたびに映画コラムを入れていた僕だったのです。それがようやく実現した時、せっかくの仕事自体を手放すはめになった無念の気持ちも、まだナマナマしく僕の中に残っていました。そしてマックを手に入れメールを面白がって送るようになってからは、見てきた映画の感想や年間ベスト10などを、望まれてもいないのに友人たちに発信したりもしていたのです。あれの延長だと思えばいいじゃないか。

 つくるとしたらどんな映画ホームページか。ただつくるのでは意味がない。形式的ではあってもコンセプトがあった方がいい。そんな時、昔ビデオデッキを手に入れた時の嬉しかった思い出が甦りました。あの時に僕は思ったものです。ずっと前から、ちっちゃくていいから自分だけの映画館が欲しかった。ビデオデッキは僕にとっての「自分だけの映画館」のような気がしていたんです。そこでこのホームページは、自分の「ネット映画館」だと決めました。

 更新は毎週土日に映画を見ていたこともあって、週一回に決定(当初、更新は毎週日曜。のち月曜更新に変更。)。最初はこれが苦痛になるのではないかと懸念しましたが、何しろ更新しなくては見てもらえないだろうし、毎週何曜日と決めておかなければものぐさな自分が投げ出すのは火を見るより明らかだったからです。

 だけど、こんなもの始めて一体いつまで続けるつもりなんだ?…そんな自分の疑問にも答えておかねばなりません。変なところでグズグズと終わるようなみっともないマネは、僕の一番イヤなことです。そうだ、毎年1年契約みたいにして、まだやる気があったら翌年に更新していけばいい。とにかく最低でも1年は続けよう。そして一応3年を目処にして、そこまでを目標にやっていこう。

 タイトルには一番頭をひねりました。ネーミングは何より一番大事です。奇をてらったものでは人を身構えさせる。でも、平凡なものなら埋没してしまう。覚えやすいことも大事だ。何よりこれが映画のホームページである必然性があるものでなくてはいけない。

 そんな僕が、敬愛するフランソワ・トリュフォー監督の作品の中でも、最も好きな作品「アメリカの夜」の英語題名からタイトルを拝借したのは、まさにそうなるしかない選択だったと言えます。

 それから月日が流れて…。

 

 ホームページ開設前夜に僕が一応の目標としてきた、その「3年後」がいよいよやってきました。

 

 

  


 

 to : Topics

 

 to : Warehouse Index

 

 to : HOME