ユミラモーヌ  1.2.3
   はじめてのチェロ10:    2005/7/5

 

その後、小指は痛いままですが腱鞘炎ではないようです。
テーピングして様子見ながら練習しています。

それよりやる気満々のワタクシを見捨てて先生が5月で突如教室をお辞めになりました。
大人気の先生だったので教室も大混乱。
他の場所でその先生の教えて頂くには地理的条件などが合わず、
7月より同じ教室で後任の先生に習います。体験レッスンも受けました。
今度もとてもお若い先生で学生にも見えそうなおにいさん。いじめないように心がけます。

☆古川展生チェロ・リサイタル☆
京都出身の若手超売れっ子チェリストです。ピアノ伴奏はお母様。
関西ではなかなか聴けないのですぐチケット手配しました。
やはりすぐ売り切れたそうです。

場所は大王の母校のすぐ北にある通称北白川教会。
(前にカトリック聖ヴィアトールとつきます)
かの武豊サマが結婚式をあげたそうですね。みなさま!
なぜ媒酌人が伊集静と篠ひろ子なのでしょうか。
緑に囲まれたシンプルモダンな建物で中は木とコンクリート打ちっぱなしでした。

コンサートはフランス人牧師さんのお説教、お祈りからスタート。
バッハの前、心静まりとても敬虔な気持ちに。

曲目はチェロのバイブルと言われるバッハ無伴奏チェロ組曲3番からスタート。
組曲は6曲で構成されて、ほんとは6番まであるので6×6の長い曲です。
チェロだけでこれだけ音に奥行き、ボリュームを持たせるバッハはやはり偉大
とされているけど、今回小さな教会で聴いてチェロの響きをより一層体感できました。
この曲は奏者の解釈でものすごく変化するのですが、
古川バージョンはスピード感あふれ血気盛んな演奏でした。

次からはピアノ伴奏もはいってショパンの名曲3つ。
ノクターンは「戦場のピアニスト」で使われていましたね。
アヴェ・マリア3種、
サンサーンス「白鳥」と「アレグロ・アパショナート」
(この2曲小6の時ソロでコンサートで弾いたそう、恐るべし)
「少年時代」「涙そうそう」
カサド「親愛なる言葉」
アンコール、グルックの知らない曲、ピアソラの「タンティなんとか」
最後に「鳥の歌」割れんばかりの大拍手でした。

いや〜、教会でのコンサートは心に一層響きわたる感じがしてすばらしかったです。
実際、音がよく響くので「マナーモードでも響きますので携帯の電源自体をお切り下さい」
とアナウンスがあったほどです。

展生さんはスタイリッシュで素敵、演奏中の表情もなかなか魅力的でした。
若い女性ファンが多いのもうなづけます。

ところでピアノの母上は東京芸大出身の大学教授。
父上も京大出の元大学教授ですって。
やはりご幼少からチェロをなさるお子様は毛並みのよい家庭の出ですね。
ユニークだったのは展生さん曰く「普通は僕のCDとか並べて売るのですが、
今回父の関係で・・・匂い袋をどうぞ」
即完売してました。
退官後東南アジアをサポートするNPOを立ち上げられています。
NPO平和環境もやいネット
http://www14.plala.or.jp/moyaipe/
古川展生さん
http://www.live-1.com/nobu_f/

コンサートのあと信者さんがお茶とキャロットケーキのサービスをして下さいました。
雨が激しくならないうちに退散しましたが、展生さんも後で出てこられたはずです。
サインしてもらうためにアメイジング・グレイスの楽譜も持っていったのに残念!

一緒に行った母はチェロの迫力と展生さんの眼力(ばっちり目が合ったんですって)
にすっかり魅了されて、その上ものすごくおいしいケーキまでご馳走になって
京都まで来てよかったと大喜びでした。
そうそう、なんと70歳以上はチケット1000円。ワタシは2000円。

こんなありがたい手作りコンサートもあるのですね。神に感謝です。


☆おまけ☆
コンサートの前に、以前から行きたかった「恵文社」という本屋さんへ行きました。
「三月書房」といい京都はさすがに個性的な本屋さんががんばっています。

樋口可南子と渡辺真里がここで本を買って「茂庵」でお茶という雑誌記事を見たし、
皆川明というテキスタイル・ファッションデザイナーもここがご贔屓なのです。

ワタシが学生か20代だったらもっと狂喜乱舞して喜んだだろうな。
今もそれなりに楽しかったです。
老母も(渡辺真里が座ってた椅子に座って)座り読みしていた。

グラフィック、テキスタイル、インテリア、絵本などデザイン専門の本のセレクトショップ、
とても広いし見やすい。
ギャラリーもあってテキスタイルの若い人の個展。
すごくきれいな色使いで印象に残った。仕事が来るといいね。

1冊お買い上げ(グラフィック関係)。
ついでにランチどこかお薦めをきいたら親切にカフェ「つばめ」を教えてくれました。
クウネルか天然生活にでてきそうなお店です。
雑穀米のご飯とか、とても健康的な「カフェごはん」で感心しました。
若い人達が心をこめてを作って食べてという健気なカフェですね。

最後に。
恵文社までのアクセスいろいろあって迷いました。
路線検索でこんな方法もあるの?という新しいルートを試したら大成功で、
なんだかとてもうれしい。

雨以外はとても恵まれた充実の一日でした。

 

   はじめてのチェロ9:    2005/5/25

*報告1*

早いものでチェロを習い始めて7ヶ月が過ぎようとしています。
腱鞘炎になりかけたり、教室を変わったり、腰痛になったり、まったく一筋縄で練習できません。
今も新たに両手小指の痛みというのに直面しています。なんてこった!

でもまだ音をあげてませんよ。(ね=音と書くのでしたわ)
ますます、おもしろくなっているところ。
ワタシのような音楽的、体力的無能な者でも少しずつ弾けるのが、なんともうれしいのです。
今のうちだけかもしれないけど。

自らエントリーしながら、まったく歯が立たなかったアメイジング・グレイス
も一応低レベルながら初級バージョンをクリアできました。
テキストの曲も、よろこびの歌、きよしこの夜、シューベルトの子守唄、威風堂々より、
オーラ・リー、荒城の月、ハッピバースデー、など弾きました。
弾いたといっても、それとわかる程度。音質なんぞそりゃひどいもんです。
最初不良品かもしれないと悩んだサイレントチェロ「ぎいのすけ」のヒステリーも
ずいぶんおさまりました。

チェロにはバイエルのような超定番テキストがあるのですが、私の場合、
前の教室の大人のレッスン用テキストを使っています。先生も大賛成でした。
正統派から見たらとんでもない選曲かもしれないけど、音大受験する子供じゃなし
今から何年も地味な知らない曲ばかり弾く気にならない。

使っているテキストはNo3まであります。
クラシック名曲のサワリをチェロ用にカットして「○○より」とした曲も多いし、
バロック、ロマン派、タンゴ、フォーク、日本歌曲、映画音楽バラエティーに富んでいます。
No2でヨーヨーマで流行ったピアソラ「リベルタンゴ」も出てきます。
No3では、早、白鳥です。
バッハ無伴奏チェロ組曲もNo2と3ででてきます。

コンサートやCDで聴くような曲がこんなに早く登場するのは驚きでした。
そこが、ピアノと大違い。楽譜の難易度が上がっていくピアノ。
一方楽譜は同じでも音の質が上がっていくチェロ。
チェリストって一生かけて同じ曲に挑戦するようです。

*報告2*

5月第3週7日間は神戸でインターナショナル・チェロ・コングレス・イン神戸という催しがあり、
その最終日が1000人のチェロコンサートでした。

アマチュアでもマイチェロがあって少し弾ければ出演できるそうです。
地元では参加者も少ないし、コングレス(大会とか集会とかの意味だったのね)
の一般客も少なかったです。
その分、ドバ〜ッと海外そして、東京はじめ全国から。
わたしもコングレスの数あるコンサートの中で2つ(コンチェルトばっかりとアンサンブルばっかり)
行きましたが、いろんな言語が聞えて国際色豊でした。(23カ国!)
周りにワタシみたいな素人がいなくて気が引けたけど、
年齢からいってどこぞの音大の教授に見えないかな、と厚かましく思ったりして。
手を見たら分かるので無理です。ハイ。

チェロやオーケストラを熟知している外人たちの拍手や歓声が 、
曲ごとにはっきり評価として差がついていました。シビア。
でもおもしろかった!!!

1000人のコンサートはさすがに大盛況でほぼ満席。
お客3500人です。
4人のグループレッスンでもバラバラだった体験者としては真に不思議な出来事といえます。
広い会場で時差もあるでしょうに、きれいに揃っているのです。

世界の名人50人ほど前列にいるのですがマイクがたくさん置いてありました。
後方その他大勢(アマ)の席はマイクは少なくスピーカーをたくさん置いてあります。
だから、あんなにすばらしい音がしたのでしょう。
いくら1000人で弾いてもロックコンサートのような大音響ではありませんでした。

スズキメソッドの子供達250人も1部で共演。
4才の子なんてバイオリンみたいなチェロでかわいいことといったら…

このコンサートでは音楽鑑賞そのものよりギネス挑戦を見て
不思議体験をしたというところでしょうか。
それから、これは見るより参加する方が何倍も楽しそうなイベントでした。

次回はいつ開催されるやら。それまで続けていられる自信はまだありません。

 

   はじめてのチェロ8:  転校しました   2005/3/14

 

前の先生や教室に多々不満や疑問を感じ辞めました。
(タイミングが大切。早い者勝ちです(^^))
速攻で今の教室を見つけました。
今度は屈強な男性ではなく、とてもお若く小柄で、かわいらしいお嬢さんって感じの先生です。

先日初レッスンでした。。
体験レッスンがあったとは言え、見ず知らずのワタクシメ相手に
いきなり1時間個室で相手して頂くのも、ご苦労なことだと思って
事前に自己紹介を書いて持参しました。

氏名年齢、職業、音学歴、習う動機、希望などを書いたら、だいたいA41枚。
特に強調したのは、何十年も遅れて習うので未来は短い。
なので、できるだけ心に響く音楽で練習させて下さいということ。
冬ソナを弾きたいわけではありませんが、例えばそういうこともあり、でお願いしますと。

サイレントチェロ「ぎいのすけ」を買った時のおまけビデオの中で、
古川センセイが「アメイジング・グレイス」を初心者に指導なさっているのですが、
ちゃんと楽譜も入っていました。
生徒が先に弾いたあと、続けて古川センセイが中級バージョンで弾くと、
同じ楽器とは思えない音色とメロディー、表情で初めて見た時オ〜!と叫んで
涙ぐんでしまいました。
ウチでこれを見た人はみんなオ〜!と言いました。
白い巨塔、ヘイリーでも涙ぐむのでこの曲は私の涙腺の友かも。

何度再生したことか…いつか私も弾くのだ!
初級部分を繰り返し練習していますが、スラーがなかなかうまくいきません。
そこで自己紹介の紙と一緒に、いつか教えて下さいと楽譜もお渡ししておきました。
これは簡単ですから大丈夫ですよ。と言って下さってホッとした。

さて、相変わらず開放弦の弾き方チェック。
弓の親指が当たる部分、持ちやすいように包帯が巻かれていた。
奏法は様々ということを知った。
脱力と言う点では共通ですが、持ち方や手首の使い方が今まで思い込んでいたのと
微妙に違うのです。
先生はとても華奢な方なのですが、先生の言われる「フランス伝来」の疲れない弾き方、
合理的に大きな音を出す方法をマスターされるまで、本当に辛い時期もあったそうだ。
年食ったか弱い女性の悩みに、すぐ良きアドバイスを下さるので助かります。

相変わらず肩と肘で押すような弾き方になってしまうので、延々ご指導下さった。
(こんな弾き方は肩こりの元)とっても根気強い先生で感謝感激。

あっという間の1時間。でも先生には長かっただろうなぁ。。
お気の毒。。。お疲れさまでした。

帰り、廊下そしてエレベーターホールでヴィーン、ヴィーンというモーターのような音がした。
どこか工事かしら、と思いつつエレベーターに乗っても同じように聞こえる。
とたんに、顔から火が出そうになった。私のバッグからだ。
何かのはずみでMDレコーダーの再生スイッチがONに!

記念に初レッスンの生チェロを録音したのですが、こんな音とはもうガックリです。

つづく

 

   はじめてのチェロ7:  腱鞘炎    2005/1/25

 

お正月も休まず機嫌よく練習に励んでおりました。
年末年始、妹一家が泊りがけで来ていて、ブラスバンドに没頭の6年間だった
姪が興味津々で一緒に練習したがるのです。
バイオリンも授業で体験したらしい。
音楽の基本はどれも同じなんですね。
先生と同じことを、こないだまでバブバブ言ってた姪っ子が私に教えてくれるとは。
楽譜を見ながら音程、リズム、ボーイング(弓の移動)を
しっかりチェックしてくれました。
音楽という共通の偏愛アイテムで楽しい思い出ができました。

ところが2日くらい前から何だか両手親指の付け根が痛い。
私の親指の痛みは外反母趾だけでたくさんだ。
右親指はヒクヒク痙攣し続けている。
あ〜ぁ!始めたばっかりなのにこんなことでは先が思いやられる。

練習はストップして様子を見ることにしよう。
いったいどれだけ練習したのかというと、ほぼ毎日1時間前後。
たったこれだけで!!!
先生に知れたら、資格ないからもう止めろ、と言われそう。
(音大生と間違ってるのではないかと思う教え方で中年生徒から大不評中。)

夜10時ごろから弾き始めて1時間くらいで調子が出てくるころに渋々終えている。
(サイレントとはいえ音が出るので)

短時間でまだよかったのだ。
昼間だったら夢中でずっと弾いて、痛みもひどくなっていたかもしれない。

力を入れない弾き方をマスターして問題がクリアできればいいけど…
必要な肉体的強さが練習で身に付くかどうか判断が微妙になってきた。

絶対音感ではないが、絶対筋力?の壁を感じてしまう。
老化現象も避けられないわけで…

ついでに言わせていただくと、大人を教えるノウハウをもっと充実すべきですね。
体力、脳力、文化、目的など青少年との違いを考えて教えていただきたい。
特に年取れば「年寄りの冷や水」ってこともあるので無理できないのよ。

つづく、ため息もつづく。。。

 

   はじめてのチェロ6:  心と財布が騒ぐ    2005/1/19

 

おひさしぶりです。今年もどうぞよろしく。

チェロ、ちょっとカジッているだけなのに練習もさることながら、
いろいろと心と財政が乱れ乱れて…苦労します。ヘヘ

まず、ヨーヨー・マが5月に来日。
音響抜群のザ・シンフォニーホールでストラディバリウスが聴ける!
先行予約チケット16,000円也。迷う。
(別にファンではありませんし、バッハ無伴奏チェロなら寝るかも)

タクシーに忘れた3億円のチェロ担いで来るのかな?

余談になりますが、大発見やぁ〜!(大昔のギャグ)
もう一人、なんとかハレルもNYで4億円のをタクシーに忘れたと書きました。

な〜んと!たぶんこの二つとも今は亡き天才チェリストの所有だったみたい。
イギリスでジャッキーといえばジャクリーヌ・デュ・プレを指すとか。
(フランス人みたいな名前だけど英国人なのかな)
それくらい有名だそうですが、わたしはチェロを習うまで全然知りませんでした。

夫だった指揮者バレンボイムの名前くらいは聞いたことはあります。
(もうすぐ来日)
「ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ」というスキャンダラスな映画があったのですね。
その若き天才に匿名ファンがチェロを次々プレゼントしたそうな。
昔はそこまで高くなかったようですけど。
彼女のCDを2枚買ったのですが、解説でチェロの行き先が上記の2人になってました。
(今、少しずつCDを聴き比べているんです。結構はまります。)

同じく5月!こういうのがあるとは、そしてあったとは!
神戸で1000人も超大物プロからアマのチェリストまで大集合です。
ものすごい重低音の波動で身も心も震えるそう。
http://www.icc-inkobe.com/
震災がきっかけで始まったらしいけど、最初の発起人が串かつ屋の主人で
チェリストっていうのもドラマやわぁと思いました。
http://kobe-cello.com/j/keii.html
こんな大規模なことを市民の方から企画、実行できるって頼もしい話。
ヨーヨーマが飛び入りっていう噂もあるんですって。
期間中連日コンサートがあるので、これまたどれに行くか迷ってます。

そしていつかアタクシもアマチュアで出演できる日を夢見て。。。
ご近所なのでご縁があると思いません?
(弾けないことには縁も何もないのが苦しい。。。それと生チェロも)

またね

 

   はじめてのチェロ5: 探し物は何ですか?    2004/12/03

 

はじめてのチェロ5:探し物は何ですか?
(どこかの男子校でもありましたっけ?)

今年春、ロス・フィル主席チェリストが、よ・ん・お・く・え・ん!のチェロを
自宅前に置きっぱなしにして、何者かに持ち去られた。楽団所有の楽器だそうだ。
そのチェロをゴミ置き場から拾った善良な市民がロス市警に
(なんかこれだけで映画みたい)届けてめでたし、めでたし。
その市民、鋸でギコギコ引いてCDラックを作るつもりだったそうだ。
(いったいどんなCDラックか想像つきまへんが…)

1999年、NYでヨー・ヨー・マがちょっと安い3億円のチェロをタクシーに置き忘れてきた。
2001年にもリン・ハレルというチェリスト(私知らなかった)タクシーに置き忘れ。
やっぱり、よ、よんおくえん!いずれもタクシーの領収書をもらっていたので戻ってきたとか。
以上3点みんなストラディバリウスだとさ。

もしコンサートに行くことがあれば、ちゃんと3〜4億円の音色を実感しなくては。

それにしても、チェリストって天才的なマヌケやね。
タクシーの領収書忘れても、チェロ忘れんなよ!!でしょ。

へへへ、チェロ関連でネットサーフィンしてたら、面白い記事をつい読みふける。
そんなヒマあったら練習しろ、なのですがすぐ指と腕が痛くなるし、ついつい。

さて案の定、音痴チェロを所持したところで2回目のレッスンは何の効果もなく
恥ずかしい思いをした。私だけ楽器をを持ってること内緒にしとけばよかったな。

はじめて左手にはいった。
がんばって弦を押さえないと、キィ〜っと異様な音がする。
なので力を入れると関節がくの字にへこむ。
すると先生の注意が飛んでくる。あっ、隣の彼女も?
(うれしはずかし)女生徒!?達の共通点のようだ。か弱い私たち…。
おまけに左手に集中するあまり「Fさ〜ん!左手使ったら、右手がもうぐちゃぐちゃですよ!」

一番うるさく言われたのは、音程とリズム。
指板には何の印もないのが辛い。
たとえ1音でも、ずばっと正しい音を出す事がこんなに難しいとは…。
何度も何度もチェックして「よしっ!この位置!」と人差し指でしっかり押さえて、
思いっきり弓で弾いたら
「Fさ〜ん!隣の弦ひいてるぅ〜!必死で押さえてるのにぃ…(笑いをこらえてる)」
もう笑うしかないがな〜。

家でピアノとかで音ををしっかり掴む練習して下さい。
メトロノームでリズムをとる練習も。が宿題だった。
私は電子チューナーを買うしかなかった。

弾いても音程が合ってるかどうかもわからないのではいけません。
ネットでやっと格安電子チューナーを見つけて届いたら、FとかB♭とか書いてある。
保証書も黄ばんだデッドストックのギター用だった。
でも救いはメトロノームの機能もあって、ちゃんと指示通りにリズム音が鳴ることだ。

再度絶対音感をしつこく調べてたら、画面に鍵盤が出てきてクリックで弾けて、
音感テストもしてくれるフリーソフトも見つかった。
慣れも手伝ってあれやこれやで、調弦が出来るようになった。(つもり)
やれやれ。

あとは、年齢的、肉体的ハンディと音感の悪さを努力で克服するいかないのだ。
上手な高齢者のクラスを教えたあとに、超初心者の私たちのクラスを教えると拍子抜けして
疲れるって顔をしている先生。
箸にも棒にもかからんなあ、と内心思っているのだろうか。
幼稚園児も教えているそうだが、きっと早いんだろうなぁ。
力づくで弾くのではなく、右手の腕の重みを弓に伝えるそうだけど5歳児なん
てすぐ体で覚えるそうだ。
でも、5歳児にはチェロの良さが大人ほどわからんでしょうに。

20代の若い先生が初心者の大人に教えるのもかなり骨が折れることかもしれない。
前回みたいに、みんなで必死の形相で弾いて先生にハッパをかけよう!

その後、塩田丸男みたいなリタイア的男性を含め4人になった。
そしてなぜか男性二人はサイレントをレンタルないしは購入、カッコイイおねーさんは
楽器を持たないのに音感とリズムは一番いい線いいっている。
さすが現役でピアノが弾ける人。

曲を弾くまでには、地味な基礎練習ばかり延々続きそうだ。
忍耐、忍耐…

いったん小休止

 

   はじめてのチェロ4: サイレントチェロ Get !    2004/11/27



初回のレッスンへ行ってみて、当然ながら練習をしなければとてもレッスンに
ついていけないと思った。飲み込みが悪くなっているし、復習しないとゼッタイ忘れる。
最初でつまずいたら前へ進めず、他のメンバーにも迷惑だ。
レッスン料も前払いしているから、おいそれとはやめられない。

楽器レンタルのパンフをもらったが月額7千円から1万円以上のものまである。
弓は貸してくれないので自前。安いものでも2万円以上もする。
(こんな金額で驚いていてはいかんのだよ。10万円の弓なんてフツーなんだから。
おまけに年に3〜4回毛替えの経費もいるって?
何も知らない私は軽率だったかもしれん)
なんとなく借りるのは高くつきそうなのでパス。

パソコンにかじりついて情報収集にカンカンになった。
参考になる体験談や掲示板を読みまくった結果、買うなら生チェロかサイレントかで
意見が真っ二つ。先生は生チェロしか認めてなかったよね。
散々悩んだ結果、住宅事情、経済事情を優先して、
サイレントチェロをネットで買ってしまった。
(なんとまあ、同じものが多数の販売代理店にあって比較がめんどくさかった。)
楽器のランクは最新の廉価版。
付随するものいろいろあるし初期の投資が結構いるもんですなぁ。
思えば20代以来、何かを習うことに自己投資はまったくしていないからまあいっか、
と踏み切った。何かと自己弁護したくなる額だ。

注文後、翌々日にはもう届いた。
選んだ理由のひとつに、オークションで売りやすいこともあるので、
注意深く梱包を開け、要所要所で写真まで撮った。
長くてかさばるダンボール、袋、緩衝材その他も、場所を取るので
ベッドの下にしまいこんだ。これでまた荷造りできるわ。
挫折したら格安にてお譲りいたしますので。

サイレントチェロはチェロの芯?だけで、胴体がないのでブサイクだ。
弦の板の部分に、取り外し可能の支えがついているだけ。
共鳴しないので音は本物の10分の1だとか。
それをヘッドホーン聞いたり、スピーカーにつないだりする電気楽器なのだ。

駒をはさんで弦をピンと張ったまではいいけど音を合わせるすべがない。
我が家には楽器が何もない。
何に合わせればいいのだ?困ったなぁ〜
ツルピカの松脂が入っていてその扱い方もわからない。
ビデオの説明は不親切で、練習以前の問題がクリアできない。

またまた、パソコンの鬼となった。
絶対音感!これをマスターすべし!とひらめいた。
いくつかのサイトで絶対音感テストにチャレンジしてみたが、あまりの音感のなさに唖然。
(わかるようでわからないのでガックリ来ます。一度お試しあれ!)
これってすぐ身に付くものではなかったのだ。
それにたいていの人にはないものだと知った。ガ〜〜〜ン!
自力でド、ソ、レ、ラと調律するのはやっぱり無理なのか。

何度やっても音痴の調弦になって泣きたい気持ちになった。
高そうな電子チューナーとやらも買うの辛いしなぁ。。。

松脂問題はやはりネットで親切な解説を見つけてクリアしたので、
音程はずれているが、弦を弾いてみた。
これはチェロか?ガギギギィ〜、キィィィ〜、ブルルルゥ〜〜ン。
それになんだかキンキン金属的な音。
レッスン教室のサイレントより安物だからか?
弓の毛(馬の尻尾)に松脂がちゃんとついていないのか?
(唯一、王国との接点の‘馬’ね)
それともワタシの弾き方か?

サイレント楽器はすぐに音が出せるから練習にならないといわれているのに
どーゆーこっちゃ!
音程と音につまずいたまま、次のレッスンまでの復習、予習まで至らなかった。

かなり意気消沈した。

つづく

 

   はじめてのチェロ3:レッスンスタート!     2004/11/22

 

体験レッスン後すぐ受講を申し込んだ一番の原因は、実はチェロは人気があり
定員オーバーになるかもしれないという事務局の戦略にはまったからだろう。
満員になりそうとか、売切れそうとかいうのに弱いのだ。
だが、ふたをあければ無料体験レッスンに殺到した割には受講者は少なかった。
先制パンチが効きすぎたのか?

初回のレッスンは一週間後。
私のクラスは定員5名のはずなのに3名しかいなかった。
見るからにジャズマン風の髭のオジサン(ワタシより若い)とスラリとした
モデルのようなおねーさん。
皆さん初めてで安心した。オジサンもジャズはおろか音楽には無関係の人だった。

体験レッスンのおさらいなのだが、楽器を構えて弓をちゃんと持つことだけでも
相当困難だ。
弾いたら弾いたで弓がふらつくし、余計な弦も弾いている。
特に一番左の弦を弾く時は距離があって正しい角度で弾くには腕が届かない。
先生にしっかり「腕が短いですねえ」言われた。
そんなこと言われても困るよねぇ。

単純に開放弦を弓で弾くだけがこんなにたいへんとは。
無我夢中、悪戦苦闘の1時間。でもまたたく間だった。
ガクガクなのはワタシだけではなく、美人のおねーさんも右足が吊ったと足を
引きずって帰って行った。

この日、たまたま某新聞社の取材があって女性記者に声をかけられた。
初めたばっかりで楽しむどころではないんです、と話したらいいニュースを教えてくれた。
ワタシの前のクラスはなんと高齢者ばかりなんですって。
最高齢が87才。皆さん経験者だけどベテランばかりでなく、
チェロ暦2年くらいの人もいて、それで、とってもすてきに合奏されてて
取材中鳥肌がたったとか。

初心者にはタジタジのデカくて重い楽器がそのお年で自由に操れるなんて…
それにこの教室は11月オープンなので皆さん初対面同士。
はじめて出会って一緒にコラボレートできるなんて、音楽っていいなぁ…
楽器が出来るっていいなぁ…

よっしゃぁぁ〜!
ワタシも30年後のチェリストばばぁ目指してがんばるぞ〜〜!
(ほんとは自他共に認める3日坊主なんですけどぉ・・・)

つづく

 

   番外編 佐伯祐三展に若者が来ないワケは…     2004/11/18

佐伯祐三展に若者が来ないワケは…

新しくオープンした国立国際美術館の方に行くから。(笑)
絶対、佐伯祐三の方がピンとくるだろうけど、なんとなく「今さらパリの風景 ?かっこ悪い」と思うのだろう。
1300円払って男性便器を鑑賞したり、壁の穴からロリコン風エロチックな風景 を覗いたりする方が今の若者にとっては必須のアートなのだろう。 (上記タイトルは『泉』と遺作『(1)落ちる水 (2)照明用ガス、が与えられた とせよ』)
若くない私も行きましたわさ。同じ行くならイベントのある日がいい。 この前の土曜日、2時から森村泰昌のトークがあるので1時半に行きました。 11時に整理券配布だったのに、なんと9時に行って並んだ人で品切れだった とか。
あまりの人気なので場外で中継してくれたのはいいけど、小さいモニターを立 ち見で2時間はきつかった。森村さんも立ったままで休みなし。講師も楽じゃ ない。 テーマは「デュシャンにフェルメールと枝雀が与えられたとせよ」で、最後ま でこの飽き性のワタシを引き止めたことは賞賛に値する講師ぶりだったと言え る。
まあ、一言で言えば逆転の発想をアートに持ち込んで、アートを激震させたこ とがアートということか。
ただ、個人的にはこの人ために現代美術がとんでもない方向に行ってしまった とも思う。
牛の死体や、作家の尿とか出品される昨今、そんなもん見たくもない。 その発想の原点にはデュシャンがいる。 ウォーホルらのポップアートの原点もデュシャンと言われるが、自分がついて 行けるのはここまでくらい。
だが、革新的だったポップアートも結果的にはステータスになり、ご多分にも れず芸術の俗な部分、投機の対象、金銭授受の代わりに用いられるわけか… 俗のモチーフが聖のアートになりまた俗の資産の代用品になるのだなぁ。 こういうの、アンビバレントっちゅうんやった?

今、ワタシにとって「デュシャンに佐伯祐三が与えられたとせよ」なのですが 、2人はほぼ同時代にパリで活動していたとは奇遇ですね。 佐伯祐三がアカデミックにパリの風景を写 生するより10年も前に、デュシャ ンは『男性便器』で芸術ってなんやねん!と殴り込みをかけていたとは驚きだ 。
一見ダンディな変態オタクっぽいオッサン。その時空の超越はすごく、ずっと 世界中のアーティストに影響を与え続けていたのだ。
それに多くの名だたる哲学者がデュシャンに対して言説を残し、それを研究、 解明する研究者も多い。まるで謎解きゲームだ。

事程左様に人が作品を見る時には情報というものがつきまとう。
そして見る目を左右する。
子供の時から、兵庫県人のワタシは小磯良平と東山魁夷ばかり教えられた。〈 おおげさ〉 (地元の偉人。お2人は同じ高校で、ずっと後輩に妹尾河童もいる)
高校生の時だった。佐伯祐三展での衝撃は忘れられない。 今までの2人とはまったく違う、情熱的な力強さ、斬新さにすっかり魅了され た。当時の兵庫県知事が佐伯祐三の友人で伝記も出版し展覧会は大反響だった 。
そのドラマチックな一生を読んで号泣したものです。〈おおげさ〉 しばらくマイブームだったなぁ。。。なつかしい。

その後、様々な作品を見比べ、知識も入り込み見る目もどんどん変わっていっ た。 その分、純粋に見られなくなっていると思う。

最後に国立国際美術館。オシャレした若いカップル多し。 石鍋さんのクイーン・アリスもはいっているし。 美術館の存続もデートコースになるかどうかにかかってたりして… (恋愛の経済効果)
兵庫県立美術館よりずっと心地いいぞ。

おしまい

   はじめてのチェロ 2:無料体験レッスン      2004/11/11

 

待ちわびた無料体験レッスンの日がやってきた。
ガバッと股を開くことになるから何着ていこう。
似合わないので冬以外パンツをはかないワタシは悩む。
180度開脚可能な自作のフレアスカートにした。

開講後も体験レッスンも日曜日の午前のためか、
参加者は会社員的おねーさんが多いようにお見受けした。
案の定、足の開かないスカートで楽器を支えられないおねーさんがいた。
パンツでもかなり股を開くので、ピチピチのだと股裂きになったりして…。

先生は27才独身、Mサスケ先生。漫画みたいな名前で覚えやすい(失礼!)

チェロ教室で使うのは、生チェロではなくサイレントチェロだった。
しょっぱなから、先生はサイレントチェロはチェロではないと言わんばかりに、
自分の生チェロと音の差を弾き比べた。
あらら、ほんと、かなり違う。。。

そして「買うなら生チェロですよ!買うときは私に言って下さい。」
ともおっしゃる。
サイレントのメーカーの教室なのに営業妨害ちゃうのん?

おまけに、「チェロはやさしいと思って始めるのは大きな間違い。
むずかしいですよ〜!」と先制パンチをおかましになった。

お次は簡単に楽器の説明。
弦は4本あった。(ギターより少ないのでラッキー?!)
「この弦がアーセン、デーセン、ゲーセン…」と言われてもピンとこない。
Cがツェーでドだったから、順番はえ〜っとと記憶をたどる。
楽譜を見るとト音記号じゃなくヘ音記号。こりゃまずい。
全部忘れてる。ドはどこじゃ、とまた記憶をたどる。

楽器の構え方、弓の持ち方、弾き方、
ちょっと教わっただけではさっぱりわかりません。
第一、重いし疲れるし手が痛くて肩もこる。(生チェロはもっと重いはず。)
手を前に差し出して、弓の持ち方を指示通り行うだけでもたいへんなのに、
それで弦を弾けと言われても難しすぎる。

調弦はしてあるので、開放弦でピッチカートはまだ楽チン。
CDの主題の演奏にあわせて、ピッチカートで超簡単な伴奏をした。
ふふふ、楽しいな、と内心喜んでたら、先生は「ばかばかしいでしょう?」
とおっしゃる。子供だましみたいなカリキュラムでお気に召さないらしい。
最初はデジタルな要素を入れたくないのかな。

あっという間に45分が過ぎた。
まったく何も知らないことを習う事自体は興味津々でものすごく面白かったが、
今後ついていけるかどうかが大きな問題だ。

早速事務局からアンケートが回ってきた。
続けて受講するか決めてほしいらしい。
かなり手ごわい楽器と先生に、ほうほうの体で逃げ出そうとする自分と
いやここで逃げては女がすたると強がる自分。
しばし葛藤の末、後者の自分が「受講する」にチェックを入れていた。

つづく

 

   はじめてのチェロ 1:キッカケは招待券      2004/11/05


9月に室内楽のコンサートの招待券をもらった。
演奏はフランス、リヨンのグループだったのだが、それぞれのソロもあって特にチェロの音色にウットリ、しびれてしまった。
かつて阪神大震災のチャリティコンサートでも、やはりチェロの音色に心が揺さぶられ、ずいぶんなぐさめられたことを思い出した。
地震に遭ってしばらく、感性が鈍いというか、映画、美術館、旅行、何を見ても聞いても何も感じなくて辛かった。
そのくせ揺れや地響きのような音には異常に反応していたのだ。
そんな状況から一歩脱却させてくれたコンサート、そしてチェロの音色は格別 だった。

リヨンの室内楽コンサートが終わった時、そうだチェロを習おう!
と発作的に決心してしまった。
何だかわくわくドキドキしてくる。

この時は発作的だったけど、ずっと以前、チェロは大人になって始めるには適した楽器と知って、年取ったらチャレンジしようと思ってはいたんです。
そうなんです。ワタシ、ずいぶん年取りました。

実は音楽のセンスがまったくないワタシ。
音楽暦は小学校1年〜中断あり〜大学1年まで嫌々ピアノレッスンへ行ったくらい。
芸暦長いけど、小4くらいで進歩がパタリと止まってしまった。
大学1年のレッスンはピアノ好きの友人に、いい先生だからと一緒に連れて行かれた。
今思うととても素敵ないい先生で、ワタシの低能力と好みにあった曲をうまく見つけてくれた。
聴いたこともないフォーレの連弾とか、フランス系は新鮮だった。
が、しかし時代はロック全盛期。クラシックは乗りが悪すぎた。
やっぱり長続きせず、無断欠席のあげくやめてしまった。
なんと恩知らずで無礼な生徒だったと今でも反省してます。

ちなみにmyピアノは震災の時大暴れしたので、ヒマを出しました。
昭和30年代のピアノを探してた方にもらわれていきました。
(捨てる神あれば拾う神あり)

さて、過去の不甲斐なさを思い出して、いきなり教室へ入門?を悩んでいたら、
ちょうど「○マハ大人の音楽教室」無料体験レッスンが開講中ではないの!
新学期は11月ですって。(珍しい時期ね)
何たるタイミングのよさ!この時期逃したら1年棒に振るわけ?
即申し込んだ。

希望者が多く10月末にやっとお待ちかねの無料体験レッスン受講です。

つづく。
注・久々に書いたら文体が変化してしまいました。書くたびに変わるんやね。