治外法権潜入体験       1/20/2007 


「さいとーさーん、ミシンお借りできる?」と美術の先生に頼まれて、お貸ししたというか、ちょっと直線縫いするだけだったので代わりに縫って差し上げたら、すっごく感謝され、「わたくし今度ドイツ大使館で個展開くの、オープニングにご招待するわ!」彼女は一年ほど前に3ヶ月、ボンの美術館に国費研修生として留学し、なかなかの評価を得られたらく、大使館の方からお声がかかったのでそうです。

ってなわけで、美術にはトンと造詣の深くない私ですが、異世界探検!で張り切って行て参りました、広尾のドイツ大使館。

「これ忘れず持ってきてね。」と紋章入りのご招待状もいただきました。無いと入れてくれないらしい。しっかり握りしめて向かったドイツ大使館は思いっきりドイツの大使館、でした。
入り口は2重の鉄格子扉、門衛所で招待状見せると手前の扉開けてくれて、一瞬鉄格子の間に閉じこめられたあと、奥の扉も開きました。(開いてたけど、分かんなかっただけかもしれないけど(^^;))すっごい厳重。

2重鉄格子の向こうに機関銃持った人がいても違和感なかったね。
建物にたどり着くまでには殺風景な細い曲がった階段があり(襲撃された時に一人ずつ狙撃しやすいようにか?)上がると前庭があって(庭というよりただの空き地?守りやすいよう見晴らしよくしてあるのか?)、そこから入り口です。
入ると4階くらいまで吹き抜けのロビーで(上の階から爆弾落とすのかも。鉄壁の守り構造?)そこで個展とオープニングセレモニーでした。
都会っぽいけどやっぱりちょっと殺風景な内装。さすがドイツ、質実剛健。
なんか新築なったばかりだって、大使館のヒトが自慢してました。
とってもドイツな建物ですねって褒めてあげたい。

私はほどよい時間に到着したらしく、ひとわたり作品を鑑賞しているとオープニングの挨拶が始まりました。
わくわく、乾杯のシャンパンも配られ始めます。
最初に大使?さんのお祝いの言葉、それから理事長さんの祝辞、別の偉い人の乾杯の音頭、皆様張り切って延々と演説なさって、それに全部ドイツ語日本語の通訳が付き、手にしたシャンパンが室温まで温まる頃、ようやっと乾杯になりました。
別世界を楽しむにはなかなか忍耐がいります。

食べ物はほんのおつまみ程度、メードさん(なぜか東南アジア系の方ばかり)がお盆に、カナッペを乗せてまわっているのに、下品にならないよう近づいてゲットしてくるって感じでした。
しまった、ビールもあったんだけど飲まなかった。シャンパンと、ドイツワインでした。ワインとっても美味しかったっす(*^_^*)
学校関係の方も沢山いらしたので、あちらこちらで話が弾み、楽しく2時間ほど過ごして、三々五々の散会になりました。滅多に入れないところに入ってなかなか興味深い体験でした。
(あの個展、このあと誰が鑑賞するんだろう?)
 
 
 

  ジャパンカップ現地参戦記      11/26/2006 

行ってきちゃいました東京競馬場。
引退させられちゃうディープ君をもうひとめ見たい。
どのくらい混むか分からないけど、おばさん一人なら何とかなるさと単身府中に向かいました。

1時過ぎについて、何はともあれ、単勝馬券を買わなくちゃです。ひさしぶりに買うのでまず、¥100を2枚買ってみました。あれれ、一枚に2つ書いちゃってある。これではみんなに分けてあげられません。練習してよかった(当たる予定だから、損した訳じゃないし)。そうかそうかと、別々の用紙に¥100ずつ、8枚書いて機械に入れたらめでたく¥100ずつのが8枚get出来ました。皆様、おみやげですよ〜!

次はスタンドの様子を視察。もちろん満員だけど、ダービーほどではありません。(最終的には11万人だったそうです)あの辺で見たいな、とあたりをつけて、パドックへ。今日はカップルが目につきました。普段競馬に興味のない女性も、ディープ君が見たいって言ってくれたのかな、競馬場初めて!の彼女に、胸を張って知識を披露する彼氏君(でも時々あいまい)ほほえましいです。

運良くパドックまわりの最上段で、手すりにもたれる位置に場所が取れたので、前のレースのお馬さんを見たり、メールをしたりしていると、市川さんと池江さんにひかれたディープ君が登場しました。がんばれよ〜〜〜!!!と、心の中でいっぱい応援して、皆様の分のラブラブ光線も発射しまくってスタンドへ。さすがに、さっき通れた通路ももう人でいっぱい、でもまたまた運良く少し上の段でやさしい大学生のグループの前に入れてもらえました。

にーちゃん達はわりと初心者のグループのようで、本馬場入場で盛り上がり、返し馬のターフビジョンで盛り上がり、「これやりたかったんだよ〜!」とファンファーレで元気に手を振り、いよいよ発走すると「なんだ武ビリだぜ、調子悪いのか」と不安がり、最後の直線では絶叫して大喜びしてました。かわいいです。(なんちゃって、「武ビリだぜ」以外はほとんどおばさんも同じ状態でした。)

最後の直線、これこそディープ君!!そうよ、私はこれを見に来たのよ。自分の声が聞こえないくらい場内も大興奮でした。武君、ほんっと嬉しそうでしたね〜。手を振ったり、万歳したり、たっくさんファンサービスして一緒に喜んでくれました。

表彰式のプレゼンターは織田裕二君でした。
来年は中居君から織田君にバトンタッチのようです。
今にも雨の降りそうな空でしたが、みんな晴れ晴れ、幸せそうな観衆の皆さんと共に、私も帰路につきました。
 


尾瀬行ってきました。
最後に行った後に生まれた子供達がもう成人してしまったというのに、
ほんとに、変わらぬ自然にいっぱい癒されて来ました。
何も変えないことに、どれほど見えない努力が積み重ねられていることだろうと思います。
アプローチは30年前よりずっと楽になって、旅行社に行って申し込めばあまり考えることなく尾瀬を楽しめます。(30年前もパック旅行があったのかもしれませんが、貧乏学生は全部自分で調べて山小屋も葉書で予約して(これはいつもヒシミワクルの役)、夜行列車でゴトゴト沼田まで行き、バスに乗って2時間、夜中から峠を越えて尾瀬入りしたものでした)

当時は毎年のように(ヒシミワクル曰く「なんか半分ムキになって行ってたような」(^^;))、7月は日光キスゲ、10月は紅葉と、友達と、友達の友達と、またその友達とと、いろいろな人と尾瀬を楽しみました。夜中から3時間歩いて三平峠を越え、朝日に輝く燧ヶ岳に呼ばれてそのまま登山、(一応燧ヶ岳は東北で一番高い)夕方尾瀬ヶ原に下ってくるなんて強行軍もしました。(あの時はみんなトイレに行きたくて、麓の林をほとんど駆け抜けて宿に飛び込みました)書いていると懐かしいことが次々思い出されます。
今回はもう若くないからとのんびりゆったり日程の楽勝コースでしたが、まわりはわてら夫婦より高齢の元気なおじぃさまおばぁさまのパーティー多数、装備も万全、うちらが起き出す頃はもう燧登山に向かって出発!恐るべし団塊の世代、トシだなんて言ってられないね。
大奮発してトレッキングシューズも買ったので、またどこか行きたいね、と、大満足で帰ってきたSei.&マコトライデン夫婦でした。

パスワードは"oze"です。

オンラインアルバム・遙かな尾瀬
オンラインアルバム・尾瀬の花




  伏見、再び      10/15/2005 

うちのじーちゃんはとても信心深い。
(普段はとてもそうは思えない言動もままありますが、)こと伏見稲荷さんに関しては信者のかがみ。
今回は、M人のあの線路事件から一年経って、その後後遺症もなく元気なのはひとえに伏見稲荷さんの御加護のおかげと、またまた代理のお礼参りを頼まれました。代表一人行けばいいんですが、なぜか夫婦と子供2人の親子4人旅行になりました。ついでに美味しい物食べよう、京都も観光しちゃおう!と、信心とは関係ないところで盛り上がる煩悩のかたまり親子。

東京発6:53のぞみに乗って、京都着9:14。そのまま奈良線で稲荷に向かいます。
首尾良く京都駅でメメとも合流。もちろん彼女は信心で、一緒に御祓いを受けたいとのご希望です。わざわざ神戸から雨の中ご参加下さってありがたいことです。駅を降りると雨。ま、しかたない。一年半前と同じ壮麗さで真っ赤な御門が迎えてくれました。いえもちろん、御門だけでなく、鳥居も本殿もみな真っ赤です。

社務所で御祓いのお願いをします。手続きその他みなパパがして今回M人はちょー気楽。前回「一行3人、右代表」だったのが、「一行5人、その他大勢」でいいのですから余裕で座ってます。「とーさん、玉串奉天なんか出来るかなぁ(^^)」なんて来る前に笑って言ってましたが、世の中そんなに甘くなかった。神主さんが読み上げたS藤家代表はじーちゃんとM人の連名。「え゛?」
じーちゃん、今回の趣旨に添って、ちゃんと奉納ののし袋を連名にしてました。
玉串もちゃんと2本、台の上。侮るべからず信者のかがみ。
ま、2度目ですし2人で一緒にですから、つつがなく済んで御祓い終了 。
めでたいめでたい。お神楽も堪能させていただきました。

済んだらあとで社務所にどうぞ、といわれていたので行ってみると、「お茶の用意がございます。」あれ嬉し、でもまてよ。
前回、そんなの無かったよねぇ、なんで?
そういえば、昔じーちゃんばーちゃんが行ったときもお茶をいただいた部屋のお庭が素晴らしかったなんて言ってたけど、これのこと?
ナンですが、前回は10年分だったから、今回より御奉納は厚かったはず、
ただ忘れられたのかしらん?女子供だけだったからかしらん??
なぞです。。。。
ともあれ、ゆっくりお茶をいただけて、お庭の素晴らしさも確認できました。

お稲荷さんといえば赤い鳥居の列が有名ですが、前回うっかり行き損なったので、今度はしっかり本殿の上の奥社まで、鳥居の列をくぐって行ってきました。
おもかる石という石がありました。持ち上げて、思ったより軽ければ願いが叶うそうです。重い重い重いと思いこんで、あまたの願い事を叶えようとする煩悩親子。じーちゃんに免じてお稲荷さんが許してくれますように。

京都に戻ってお昼は桜田。このごろとみに人気が高まっているようです。電車の吊り広告に、京都のうまい店5選で載っていたとか。予約は、カウンターでよければ、、、とかろうじて滑り込めたくらいでした。
秋らしい献立の数々に目も鼻も口も大満足。ハモとなにかのしんじょのお椀がすんばらしかったなあ。最後は菊のお雑炊。リッチなお昼を堪能しました。
1時過ぎてさあ出発です。残りは夕方まで京都観光のつもりですが、雨も本降りになってしまったのでとりあえず最初の目的地金閣寺までタクシーを呼んで貰いました。ここでメメとはお別れです。この秋は思いがけず2度も会えました。これもお稲荷さんの御加護かな。

桜田前で乗ったタクシーのうんちゃんは「良し!、今日はこの客に決めた」と心の中で固く決心をしたようで、もう「夕方まで私がおつきあいしまっせ!」とほぼ既成事実で話を進めます。金閣寺まで、とお願いしたにもかかわらず「お客さん、あとはどこに行きましょか?」「何時までお時間あります?」と、与えられた時間で着々とベストコースを組み立てていきます。助手席に座った弱気なまこちゃんはもうすっかりあちらのペース(A子を座らせるべきだったか?)金閣寺に着くと、じゃあこちらからどうぞ、私はここで待ってますってな成り行きで結局お願いすることにしちゃいました。でもまあまあ感じのよい人だったし、雨で次どうしようかと交通手段を考えるのも大変だったので、良かったかなと思います。

金閣寺と龍安寺をお願いしたら、あと大徳寺の高桐院てところに連れて行ってくれました。知ってます?私は大徳寺は大仙院しか知らなかったのですが、行ってみたら「そうだ、京都行こう」のポスターが貼ってあります。紅葉の京都のCMで(ちなみに今年は「落ちないお守り」の善峯寺ですね)使われたところでした。
そんなに広くないし、地味だけれど、色付いたらきれいだろうなーと思います。
機会があったら是非どうぞです。
雨もけっこう降って来ちゃいましたが、まあまあ、楽しく観光できました。
うんちゃん写真も撮ってくれたし

最後は、寺町通りにほど近い錦小路の前でおろしてもらって4時半でした。
前回の京都旅行ではわたし用にお数珠を買いましたが、今回は子供2人に買ってあげようと思います。やはりお数珠といったら京都ですね、メメの直前情報で、(注)新京極にほど近い寺町に良いお店を紹介してもらってます。寺町のアーケードをきょろきょろしながら行ったらすぐに小野数珠店が見つかりました。
なんか、あの通り(ならんでる店の種類が渋谷みたい)に全然そぐわない、いかにもの老舗です。創業三百有余年。これが若い子の間でも知る人ぞ知るの有名店だとは。。。

M人のは展示してあったのを選んだのですが、A子は石と房を別々に選んで、仕上げるのに40分ほどかかるそうなので、ちょうど良いから錦市場を見物してきました。ずっと行って帰ったらちょうど40分かかりました。丹波の栗と、丹波の黒豆枝豆と、ニシンそば用のニシンを買いました。あと、有次で桜の型も買っちゃ
いました(前回来たときは紅葉の型でした)。小野数珠店に帰ってくると、若い女性が2人、オーダーでブレスレットを組んでもらっていました。ほんとに若い子にも人気なんだ。この子達もその筋で情報を得た人かな。

以上で観光おしまい。京都駅まで戻って、地下街の店で軽くおうどん食べて、生八つ橋の聖買ったらもう出発時間です。伊勢丹の地下で美味しい鯖寿司買う時間がなかったのが残念。改札内のおみやげ屋でも専門店のは売り切れで、お弁当屋さんので我慢しました。18:46発。ビール飲みながらうとうとして21:06東京着、ほんとにのぞみは速いねー。着いたら東京も雨でしたが、久々の親子4人旅行、お参り・観光・美味しい物にお買い物と、盛りだくさんで楽しい1日でございました。

(注)この店はGacktさんがアマチュア時代からのご贔屓で、今でもご自分のスタッフにプレゼントするために来店されることもあるそうです。ウインドウにはGacktさんモデルの黒のオニキスのブレスレットが飾ってあり、Gacktさんの...と言えば、同じブレスレットを作ってくれるそうです。




来た!見た!勝った!−イタリア銀婚旅行記−

 第一部「フィレンツェ編」
  1日目3/16(水):24時間+8時間、長い一日の終わりは衝撃の事実  

多くの方のご助力ご声援を得まして、齋藤夫婦8日間のイタリア銀婚旅行に行けることになりました。天気晴朗気分も最高、元気に成田を13時半に出発です。うきうきで早めに行ったせいか、飛行機の座席は2階席窓側で景色もよく見え大満足の出だし。ロシアのアムール川やエニセイ川が大蛇のように流れるのは圧巻です。

時差8時間をさかのぼるので長〜い昼が過ぎ、現地夕方5時過ぎようやっとアムステルダム到着、フィレンツェ行きに乗り換えます。乗り換えってあっちの方らしい、と歩いていくと入国審査の長い列、EU内は最初の国で手続きすればあとはフリーパスとか、無事通過して乗り換え飛行機のゲートまで行きました。ここで待ってればいいのかな、とホッとしましたが新たな不安。手元の緑のチケットを見て、でもさ、これって搭乗券じゃないよね、、、、成田じゃこれと搭乗券と交換したじゃん?
どこへ行けばいいのかな、そのへんのおねーさんに聞くと「T2ヘイクヨロシ」と言ったらしい。T2ね、T2、T2、あった!T2にたどりついた。整理券を取れと書いてある(らしい)からとっとこ(このへんは銀行で慣れているから勘が働く)。程なく「254番」と表示が出た所に行くと無事搭乗券が手に入りました。やったね!すこぶる自信をつけて、勇んでフィレンツェ行きに乗り込んだ2人です。

飛行機のなかではだいたいブロイラー状態でしょ、動かないで食事だけ与えられるので、アムステルダムでは何も食べずに次の「エサ」に備えてましたら、なああんと、水一杯でない2時間のフライトでした。いっぱい飛行機乗ったけど、短いからって何も出ないってあったかしら?あのスッチャデスさんたち、なんのために乗ってんの?(おしゃべりするためだよ、とマコト。確かにフライト中ずーっとべちゃべちゃしゃべってた。)あ、おなかすいてきちゃった。今何時だろって、時差があるからよくわかんないけど、JALで最後の食べ物食べてから6時間は経ってるからなあ。ま、いいや、早くホテル入ってとりあえず今日は寝ちゃお。。。
と思ったら甘かった、今日最大の山場はこれからだったんです。

フィレンツェ空港の出迎えは日本語のとても上手なイタリア人女性のガイドさん。
ホテルまで送ってくれて、さて明日からの行動説明。
開口一番「ほんとに大変申し訳ないのですが、、、」

「お二人は、明後日のウフィツィ美術館を予約なさってますが、明後日イタリア全土で公務員のストが予定されてます。美術館も閉館になります。ストが実施される可能性は90%ですから、回避されるかもしれません、希望を捨てずに待ってください。」
じょーだんじゃないわよ!
あそこが今回旅行の目玉なのよ、見られなかったら何しに来たのよ。。。。
明日は半日観光が入れてあって、明後日の次の朝はもう出発で行けません。
どうしよう。。。
回らぬ頭でさんざん考え、明日決行を決意。明後日ストなら明日見るっきゃないじゃん。
一般だと長蛇の列だって言うけれどがんばる。
半日観光は明後日にしてもらおう、ストなんかに負けないぞ!と心に誓い、
マコトにも決意表明をし(Asyou like の我が夫)一晩目の夜は更けたのでした。

 

    2日目3/17(木):ヴィーナス誕生

 

朝から作戦会議、マコトはとりあえず並ぶ、私は半日観光の変更を頼んでから美術館で合流。ホテルを出ると最初っから別方向に行動です。フィレンツェ一人歩き。今日がどうなるのか不安はありますが、目に入る風景はヨーロッパ。自然と心はうきうきです。駅前の、半日観光の集合場所に行って今日のガイドさんに事情を説明し(もちろん日本語)明日への変更をお願いしたら大丈夫そうでした。
いちおうこちらはホッとして、美術館に向かいます。そんなに大きな街ではないので行く道が次々観光スポット。せっせせっせと歩きながらも目は感動し続けます。明日またゆっくり来るからねー。
美術館に着くと想像以上の大行列。300人くらい後ろにぽつんとマコトがいました。ガンバローね!でも列はいっこうに進まず、30分経っても20人分くらいしか進んだ気がしません。あ〜あ、半日こうやって並んでいるのかなあ、時間がもったないなあ、明日だったらこの券で今すぐ入れるのにさ、、、
手元には明日の今の時間の入場引換券、手数料込みで入場料の5倍くらい払った予約券です。だんだんくやしくなってきて、ふと思いつきました。
「ねえ、、これで今入れてくれないかしら?」
だってあっちのせいなんだよ、明日ストなんかするから。私らちゃんとお金払ってるのに。
交渉事は大の苦手なマコトですが、行列に並ぶのと、妻の不機嫌はもっと苦手らしく、いちおう窓口にかけあってくると列を離れました。
待つこと数分、おめめキラキラ手にはしっかり2枚の入場券をもった夫がこっちにおいでと手を振ってます。頭の後ろに後光が差して見えました。

とうとう入場できました。中にはいると思いの外すいています。ほんとに少しずつしか入場させないようで、部屋によっては人影もまばら。まずはお目当てヴィーナスの誕生を目指します。
美術の教科書で、TVのCMで、だれでも必ずお目にかかってるあれですね。本物を目にしてマジ感動。とうとうここまで来たよと感動。同じ部屋には同様に有名なボッティチェリさんの「春」も飾られていて、さすがにいつも大勢の人が鑑賞しています。でも「ハイ、止まらないでください!、列に沿って歩いてください!」なんてことはなく、椅子に座っていくらでも眺めていられます。座っていると前を日本人の団体さんも何組も通り、それぞれガイドさんが説明をしてくれます。ガイド無しのうちらはありがたく便乗させてもらい「ほぉ〜」と感心することしきり。上手なガイドさんの後に付いていったりしました。慣れた方は窓から見える外の景色まで説明してくださいます。「あの屋根付きベッキオ橋の上の階、メヂチ家専用の通路で、川の向こうのあの宮殿までずっと続いてます。メヂチ家の人は雨でも濡れずにここまでこられたのです。」「ほぉ〜」、、

並ばずにすんだので時間はゆったり、何度も行ったり来たりして堪能し、満足して美術館をあとにしました。来た!見た!勝った!です。おなかもすきました。

さて初めてのおつかい、ならぬ初めてのお食事。
イタリア語分かんない。
どうしようかと歩いていると、ディズニーランドでよくある「これと、これと、」って現物を見ながら頼める形式のお店。これならわけ分かんないもの出てこないから安心と、スパゲッティとラザニアと、ソーセージとサラダ、あとは大好きなビール。めでたく食事にありつけて乾杯!(気楽な店なので、味もお気楽です。)

フィレンツェは街全体が美術館、と言われるように、まだあっちこっちに有名どころが点在しています。はずせないのがミケランジェロの「ダビデ像」とフラ・アンジェリコの「受胎告知」。どちらも明日は閉まってしまう美術館の中なので、頑張って今日まわってしまおうと、フィレンツェを歩き回る2人。どちらもクリア。ゆっくり鑑賞。

結構歩きましたが、朝の成功で意気が上がっている2人。よし、これから「冷静と情熱」やるぞ!気分はすっかり竹野内豊です。フィレンツェのドゥオモの丸屋根に登らなくっちゃ。500段近くの階段を上って頂上に着きました。フィレンツェの街が一望でき、またまた感動。

夕飯はホテルで近くの英語が通じるところを紹介してもらい、無事クリア。
でも無事でなかったのは出てくる量。ほとんど一皿2人分。
控えめに頼んだつもりが十分多すぎ、これくらいなら残しても失礼じゃないかなって所まで、必死でやっつけました。(^^;)
おなかも心も200%満足の一日でした。

 

    3日目3/18(金):歩いて観光

 

やっぱりストはありました。やったね!きのう頑張った甲斐があったね!
再度達成感に満たされる二人です。

今日は気楽に市内観光。せまい街なので歩いてあちこち巡ります。きのうたくさん歩いたのでだいたいの地図は頭に入ってて通ったところも多いですが、やはり説明してくれると見方が違います。市内観光の中にもひとつ、今日ストで入れない美術館があって、ガイドさんがしきりに今日に当たっちゃって申し訳ないと恐縮していましたが、わてらはニコニコです。いいのいいの。私たち、そこくらい見られなくても全然OK。

ガイドさんには当たりはずれがありますね。
きのう同じ絵の前で何人もの話を聞きましたが、この人の団体はラッキーだなって思う人や、いまいちの人や、ガイドさんの違いは歴然。今日のガイドさんはまずまずでした。
今日は美術館には入れないためか、きのうそれほどでもなかった丸屋根への階段も大行列です。「あそこに登りたかったのに、あんなに並んでる時間無いよぉ。」
と嘆いている若い女の子のグループ、みんな「冷静と情熱」見てフィレンツェにあこがれて来るのです。

昼をまわる頃、半日観光も終了、ベッキオ橋の上で解散してあとは半日自由行動、フィレンツェ特産のカバンや貴金属やマーブル紙の店など、楽しく見ながら過ごしました。
フェラガモの本店も外から見物。ここが発祥の地なんだってね。すっごい立派な建物の一角です。記念写真も撮りましたが、中には入らずじまいでした。。

夕方、川向こうの高台、ミケランジェロ広場まで行きました、夕映えのフィレンツェを一望できる一押し観光スポットです。日が沈む頃教会の鐘も鳴って、本当に絵のようでした。
まる2日、十二分にフィレンツェを堪能して、明日は列車でローマへ向かいます。

食事のとりかたも慣れてきてました。ガイドブックに載っているあの店に行きたい!ってほどのグルメでもないので、だいたい通りがかりに「ここでいいや」と決められるようになり、頼む適量も分かってきました。街全体が美術品の街ですが、ウエイターのおにーさんもルネッサンスだと2割方得した気分です。
目の保養(*^_^*)。

 

第2部:「ローマ編」

 

 4日目3/19(土)フィレンツェからローマへ   

 

3泊したフィレンツェのホテルは、そんなに大きくないけれどとてもフレンドリーな気持ちのよいところでした。JTB提携なので日本人の団体さんも泊まってますが、団体さんがいない朝は深閑としています。あちらのひとはあんなに早く食べないのかな、時差ぼけがあるはずなのに日本の日常と同じ5時には目が覚めてしまい、7時過ぎるのをぼーっと待って朝食に向かいます。しっかし、甘いものばっかりだな。パンは菓子パンが色々、果物もシロップ漬けが色々、朝からケーキも3,4種類並んでます。甘いもの苦手で肉食人種の私はひたすらハムとチーズを 食べてました。美味しいからいいけど、野菜が欲しい。。。

楽しかったフィレンツェをあとにして、朝9時のユーロスター(ヨーロッパ特急)でローマに出発です。

のはずが、実際出発したのは10時近くでした。踏切事故があったとか、、
ローマまで2時間の鉄道の旅、窓の外に続くのはなだらかな丘陵地帯の田園風景です。富良野だ富良野。延々と富良野。(富良野に行ったことのない私)ローマテルミニ駅11時半到着。電車だってドリンクももお菓子もでたぞ(まだメリディアナ航空を怒ってる)

現地係員さんにホテルまで送ってもらい、この先3日間の予定など説明されて、あとは自由行動です。宿はスペイン広場の近く。係員さんに「あのー、ACミランのユニホームが買いたいんですが、、」「うぉぉ、敵ですかぁ!(ローマでミラノのチームを買おうというのはいい根性です。ってことね)」と笑って答えた明るいおねーさんは売っていそうなお店を2軒ほど教えてくれました。息子の依頼です。家事頼んでるし、買えるといいな。

歩いて行けそうなので、まずベネト通りにでてお昼にしよう。憧れのオープンカフェに挑戦です。注文にもイタリア語のメニューにも慣れてきたので無事クリア。
旅行中、天気にもずっと恵まれ晴天続き。気分もド快晴です。

共和国広場まで歩いていく途中はまたすごい建物だらけ。「来た、見た、負けた」の心境です。さすがだよ、大ローマ帝国。ガイドブック見てもこのあたりはなんてことない建物のはずなのに、なにこのすごさ、、、、

サッカー専門店は3時まで昼休みだったので、近くの国立博物館に行きました。
マコト「絶対開いてないんだよ、誰も入らないじゃない」
私「だってあそこの門いちおう開いてるよ」
マコト「きっと関係者専用だよ、行ったら怒られると思うよ」
じゃあいちおう周りだけでも見物と、ぐるっと回って戻るとあら、さっきの所からジーパンのおねーさんが入っていくじゃない。
いそいそあとをついて入っていくと博物館、ちゃんと開館してました。
中にはローマの遺跡から出土したと思われる彫刻が所狭しと陳列されていて、上野だったらごった返すんだろうなあと思いながら、深閑とした空間で贅沢な時間を過ごしました。これも教科書でみたよと思われる「円盤投げ」の男性像が何気なく飾ってあって、「これ、本物だよねえ」「レプリカ置く意味無いしねえ、国立博物館だし、、、」
ほんとに私たち貸し切りで見てていいの?

夕方戻るとサッカー専門店はめでたく開いていて、「ACミランのインザーキ」なんてあるかなーと思いつつ聞いてみると「オーケーオーケー、スグデキルアル、チョトマッテネ」(と言ったらしい)5分ほどでミランのユニホームに背番号とネームを印刷してくれたのでした。90ユーロ。かなりいい値段です。日本の息子に国際電話までしてナンバーと名前を確かめたので、電話代もかかってます。
(^^;)

地下鉄でスペイン広場まで行きました。
きっとあそこがスペイン階段、と思われるところは、人の階段でした。ものすごい人出。このあたりが新宿と渋谷と銀座を会わせたような所なのでしょうか。なにしろすごい。元日の浅草みたい。まっすぐのびるメインストリートをマコトは「初もうで通り」と名付けました。

 

    5日目3/20(日)白の日曜日

 

午前中、半日観光を頼んでおきました。
名所を説明してもらいながらバスでバチカンへ。

来た!見た!感動した!
勝った負けたを越えてます。これはすごいよ。素直にローマ偉い!と褒め称えたくなる光景です。今回2度目マジ感動。

来週の日曜日は復活祭で、その前の日曜日(今日)は白の日曜日という、大切な宗教行事の日なのだそうです。たまたまその日に当たったわけで、シュロの葉やオリーブの葉をもった聖職者や一般市民の行列が参列者&観光客で溢れるサンピエトロ広場をおごそかに行進しています。ほんとの信者の方々が見られたらとてもありがたい行事なんだろうな。異教徒のわてらがたまたまで見ては申し訳ないななどと思ってしまいました。

行事があったので寺院の中には入れず、次はコロッセオ、フォロ・ロマーノ地区。
古代のローマ帝国の遺跡です。どこに行ってもすごいすごいばかりでは語彙が貧弱ですが、大ローマ帝国に圧倒されっぱなしです。
半日観光は時間がないので中には入らず、最後にトレビの泉で解散になりました。
駆け足観光なのは「想定範囲内」。わてらはあと2日分の自由時間があるので、今日のを参考にまたゆっくりまわります。

連日のがんばりに少し疲れたので、午後はホテルで休憩、夕方また古代ローマ地区に行ってみましたが閉門時間過ぎで入れず、周りから眺めて終わりました。

 

  6日目3/21(月)バチカン美術館

 

今回の旅行2度目のハイライト、バチカン美術館です。
ここも長蛇の列ですごい、と聞いたので、ならばずにすむというツアーに申し込みました。その代わり朝7時にホテル出発で集合場所に向かいます。

昨日おとといと2日間休館日だったとかで、今日の混雑は並大抵ではないでしょうと暗い予想のガイドさん、説明も今ひとつ明るくなく今日はハズレかな(^^;)
現地に着くと、城壁沿いに延々と続く予想以上の大行列。
え、あたしたちも並ぶの??
これではなんのためのツアー申し込みか分からないよ。
じたばたしてもしょうがないので、おとなしく並ぶこと数十分。ウフィツィよりは列の進みは順調で、1時間弱で入場することが出来ました。

キリスト教の権力財力の結集がここにある。
仏教なんておとなしいもんです。

百聞は一見に如かず。。
まだの方は一生に一度、是非訪れることをお勧めします。

美術館をあとにして、昨日入れなかったサンピエトロ大聖堂に行きました。

百聞は一見に如かず。。
まだの方は一生に一度、是非訪れることをお勧めします。

夫婦の世俗的な会話。
「やっぱりさー、こういうところがあるとキリスト教徒さんは誇らしいだろうね」
「そりゃあ、あばら家が本山の所よりは自分の宗教が偉く見えると思うよ。」
「人間てこういうのが好きなんだね」「やっぱりかたちって大切よ」
メジチ家もローマ法王も、集めたお金の使い方はこの意味では正しかったのでしょう。少なくとも人類の遺産と呼ばれるものの数多くに出費しています。

出費と言えば、フィレンツェの大切な文化遺産の保存も、バチカンシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの壁画の修復も、日本の企業の出費でなされたそうです。
そういうことって日本人ですら知らない人が多いんだからきっと誰も知らないんじゃないかしら。日本はこんなふうに貢献してますって、もっと上手に宣伝したらいいのにと、評価されない日本の貢献をもったいなく思いました。

夕方。
最後の夜なので、歩いてライトアップ巡りをしようとナボーナ広場というところで夕飯。そこからパンテオン、トレビの泉、スペイン広場と帰ってくるつもりが、地図を見間違えて反対へいっちゃいました。ここはどこよ?路地ばかり。。。
大きな通りに出るとあらら目の前にテベレ川。川の向こうはサンタンジェロ城。
思いがけずもう一つおまけに素晴らしいライトアップ、夜空にそびえるサンタンジェロを見てしまいました。(も一度戻って全部歩くのはなかなかきつかった。)、

 

    7〜8日目3/22〜3(火〜水)3度目の正直〜さあ帰ろう

 

帰国の日になりました。出発は12時なので、午前中があります。
今度こそ、の再々挑戦で朝イチにフォロ・ロマーノに出陣しました。
8時半開門直後に到着。やったね、今度は一番だよ、と思ったら先客が。
どこの国でも朝が早いのは中高年。何組かいた先客はみな年輩の夫婦でした。

ここはシーザーもブルータスも歩いたという通りです。左右には元老院、裁判所、
神殿のエンタシスの柱、廃墟ではありますが、往時を偲ぶ偉容に厳粛な気持ちになります。
すぐお隣がコロッセオ。政治の中心と娯楽の中心はこんなに近かったんだ。大ローマ帝国で民衆の不満のはけ口がいかに重要だったかが分かります。
今朝はコロッセオにもちゃんと入場できました。ローマの建築技術の高さに驚きつつ、最後の観光を終えました。

ローマの空港でお土産を買い、今度はロンドン経由の帰路です。
昼を食べてなかったのでまたロンドンまで何も食べられなかったらつらい!と思い、あわてて乗る直前にハムサンドをかっ込んだらBritish Airways ではちゃんと立派な軽食がでてがっくり。
ヒースロー空港で2時間の乗り継ぎ、あらこっちのがお土産やさんの方がローマより充実してるじゃない。。イタリア行ったのにハロッズのもの買ってどーする、と思いつつも可愛い袋をゲット。
最後のJALに乗り込むと寝ている間に夜が明け午前が過ぎ(今度は時差8時間を追い越します)、雨の成田に無事到着いたしました。

旅行のあいだ中、全日晴天、気温は15〜20度と、これ以上ない天気に恵まれ(きっと、いや絶対普段の行いだよ)事故もなく、トランクも取られず、楽しい思い出いっぱいの旅行でございました。留守を守ってくれた娘と息子、快く送り出してくれたじーちゃんばーちゃんに心から感謝しつつ、日々また頑張っていきたいと思います。