■考察 イコのテーマについて

 イコのテーマは「セックスと人の誕生」。

イコは男性器と精子、ツノは精子の核、ヨルダは卵子、女王は古くなった卵子。

始まりの場所は膣、正門は出口ではなく一番奥にあたる。

●ディレクターの上田氏は以前、「エロティックなものをいかにオブラートに
 包んで表現するか、それをイコのテーマにしました」と言っていた。
●城の構造は女性器をひっくり返した形に似ている。

 ちなみに横からみた高低差比較。↓

 

●心理学でいうとツノは男性器の象徴。
●「始まりの場所」は女性器でいうと、膣。
●カプセルの模様は、一方が一方に、何かを受け渡しているようにも見える。

●イコは螺旋階段を昇って、ヨルダを檻から出して出会う。
 (生殖細胞の染色体の遺伝子は二重螺旋構造。精子は卵子を包んでいる膜を突き破って卵子に出会う)
●ヨルダは「魂の器」「僕の魂」。(卵子は精子を受け入れるいれもの)
●中盤まで、イコは正門を目指して冒険をつづける。(男性器は女性器の奥を目指す)
●女王の台詞「私のこの体ももう長くない。あの子には私の意志を継いで城の主として復活してもらう」。
 (古くなった卵子は排出され、新しい卵子が生まれる)

●あらすじと受精の流れの比較
 イコは悪魔と出会い、影に飲み込まれる夢を見る。(黒いヨルダは妊娠をあらわす。男性器は妊娠を恐れ、精子が取り込まれることを暗示する)
 イコとヨルダが出会った時点では、ヨルダはまだ成熟しきっていない卵子をあらわす(??自信なし)。
 その後卵巣にあたる東の闘技場、西の闘技場で排卵をうながし、正門(子宮)でイコの手をとる(受精)。この時点までイコは男性器をあらわすが、正門から落ちた時点で精子になった。子宮内に着床。
 影53体はイコ以外の精子だが、受精卵は他の精子を受け付けない。よってメッタ斬り。
 「次に目覚めたそのときにはもはやお前など覚えてはいない」 次に目覚めるときは誕生のとき。誕生のときに精子のことは覚えちゃいないだろう。
 「あの子は決して城から出ることはできないのだ」 もう受精したから、10月10日は待たないと…イコ(男性器)と一緒に出て行くわけにはいかないだろう。出て行ったとしても卵子としてではなく、赤ん坊として。
 ツノが折れる。(卵に精子の核が届く)
 ヨルダ黒くなる。(妊娠成立)
 イコは城から出て行く。(男性器は出て行く。あとは女の仕事なんで)
 城崩壊。(誕生)
 再会。(お誕生日おめでとう)


 なんでイコが女王(古い卵子)を殺す必要があるのかとか(受精卵が他の古い卵を排除した?)、微妙にこじつけきれてないところもあるけど専門知識がないので勘弁。保健体育の授業真面目にうけときゃよかった。