アニータ、波瀾万丈 
♪♪♪♪♪

ヒット数アマタにつき歌手募集! 望ましいタイプ:鈴木聖美

アニータ

アニータ アニータ     Am  C6  Am6  Em  Em7
アニータ アニータ     C6  Am6  Em  Em7/F6/F#/G7

1.
優しい人ね 日本の男       C  Em
貢いでくれる お金持ち      Dm  Am

おめでたいこと 日本の男     C  Em
たかりたいわ 何億円       Dm  Am

男は 本来 貢がれるものよ    F  C
男は 普通は 奪い取るものよ   F  Fm  D7  G7

珍しいわ 日本の男        C  Em
くれるものは いただくわ     Dm  Am

アニータ アニータ
アニータ アニータ

2.
女なんか だれも同じでしょう
どうして私たち もてるのかしら

不思議なことだわ こんなに稼げるの
他(よそ)の国では 絶対不可能よ

女は 本来 貢ぐものよ
女は 普通は 奪い取られるものよ

でも、素晴らしいわ 日本の男
結婚のひとつ してあげるわ

アニータ アニータ
アニータ アニータ

間奏

でも、素晴らしいわ 日本の男
結婚のひとつ してあげるわ

アニータ アニータ
アニータ アニータ

3.
お人好しなのね 日本の男
なかでも一番は お役人

おねだりしたら なんでもハイハイ
簡単なのね 着服は

青森住宅供給公社
どこからお金が入るのかしら

どうでもいいか そんなことなんて
もらった後は もうバイバイね

アニータ アニータ
アニータ アニータ
アニータ〜!

作詞    ;頼兼 徹
作曲    ;Tetsu Yorigane
編曲    ;駄螺 坊
MIDI制作;darabo
制作年月日 ;2002年8月9日

制作後記;
青森県住宅供給公社の巨額横領事件、公社の元職員千田郁司被告は8億円何某かをチリ人妻アニータ・アルバラードさんに渡したという。この金額がチリに行ってしまうと、さぁ大変。チリ国内でドルにて保有していればまだしも、チリ国内不動産などに変換されていればもうオダブツだ。

中南米諸国では大雑把に言って、年間30%ぐらいの通貨下落(devaluation)が発生する。100ドル分の現地通貨が1年後には70ドルに、2年後には49ドルに、3年後には34ドルに、4年後には24ドルになっちゃう!!!

だから、決してドルを現地通貨や現地のもの(不動産など)に換えてはならない。これは外国人(中南米以外の人)が持つべき常識。ところが、現地の人は、感覚が違う。不動産に投資すればインフレだから価値が上がると錯覚するのだ。実際にはドルに再換算すると価値が目減りしているケースが圧倒的に多い。

青森県住宅供給公社は弁護士を使って、チリの国内法に基づき、公正証書原本不実記載等容疑でチリ人妻アニータ・アルバラードさんをサンティアゴ地裁に告訴したという。メディアでは「財産の処分禁止命令」が下されたとしているが、この段階でそんなものが出るであろうか? 多分、「Lis pendens」が不動産に付いただけのことだろう。その財産を取得する第三者は「後の判決に拘束されますよ」と係争中であることを世間に告知し、処分しにくくしただけに過ぎないと思われる(推測)。つまり、リスペンデンスを公社側が申請し受理されたのだと思われる。これは登記簿に載るから不動産の瑕疵となる。

当方が青森県住宅供給公社から「コンサルタント料」をいただけるなら、次のようにアドバイスをする。コンサルタント料は100万円程度で宜しい。

”訴訟は取り下げなさい。なるべく早い時期に。”

公社が訴訟を起こしたのは、巨額横領額のいくらかでも回収しようとしているからなのだろう。対象となる不動産はサンティアゴ市の豪邸や病院、診療所のほか、同国南部の2件の不動産などで時価1億7千万円だという。
1億7千万円のチリの不動産などは、先ほどの例をみても分かるように、二年後には半分になってしまう。しかも、円高が進めば円での回収代金はもっと下がる。裁判が二年や三年で決着するとは思えない。仮に、裁判に勝ったとしても、その不動産を日本へ持って帰るわけにはいかないから、現地で処分して現地通貨に換金し、それからドルに換金し、それから円に換金するわけだ。しかも、「Lis pendens」などの瑕疵が付いた不動産は売りにくいから思うように売れない。オークションにかけても買い叩かれる。そんな条件を考慮すれば2〜3千万円も返ってくれば御の字だろう。

一方、この訴訟で経費はどのくらいかかるのだろう。後藤弁護士という人が担当しているらしい。もちろん、一人でやっているわけではあるまい。しかも、相手はチリにいるのだし裁判地はチリだから、現地でも弁護士を雇わなければならない。通訳も要る。まず、初期の段階では、事実の解明のために「deposition」(宣誓供述)を双方で取らなければならない。その都度、後藤弁護士或いは代理人がチリまで行くわけだ。アニータ側でも「deposition」を取りに日本へ来るだろう。双方の旅費・滞在費は馬鹿にならないぞ。千田被告のみならず、事実の解明に必要だという根拠を挙げて青森県住宅供給公社の職員や幹部、場合によっては、公社の親子関係で実権を握っていると思われる上部団体の職員や幹部と大きく広げて宣誓供述書を作成したいと主張するに決まっている。最終意志決定者は誰なのかということを手玉に取る。それに、後藤弁護士側は立ち会わなければならない。日本人相手だから、相手の弁護士もどこを衝けば弱点かはよく心得ている。国土交通省のチカゲちゃん辺りまで供述を取りたいと言ってくるに違いない。言語が違うから、速記録だけでなく、ビデオも必要だ、とか金のかかることをワンサと要求してくるのは常套戦術である。

こんなことをしていれば、たちまち、法務費用の1億円や2億円など吹っ飛んでしまう。公社が訴訟してくれたおかげで、願ってもないビジネスチャンスが転がり込んできたとアニータ側の弁護士は有頂天だろう。チャンスは最大限にいかさなければならない。仮に一審判決が出ても上級審へ控訴して長期化を企図するのは目に見えている。長引けば長引くほど儲かるのだから。弁護士に話が転がり込んだ時点で「これはミリオン(百万ドル)の件だ」と既に規定されているはずである。勝つか負けるかではなく、いくら儲かるかを先ず算定するのが弁護士の本性だ。

経済闘争的に赤字になることが見え見えなこんな訴訟は直ちに取り下げるべきだ。だいたい、法務費用は誰が持つのだい? 公社に決まっているが、その原資は税金だろうに。

いやいや、金の問題ではない、正義の問題だ。こう言うのであれば、ご立派はご立派だが、それならそれで、公社解体とか、過去三十年に遡及して退職金の返還とか、やるべきことは山ほどあるような気がする。

これからのシナリオを読めば、長い裁判闘争で法務費用が異常に嵩むことにやがて気がつく青森県住宅供給公社は、早期解決を図って調停(mediation)か仲裁(arbitration)か和解(settlement)かの道を選択せざるを得ないだろう。双方の弁護士代がカバーされないと決着がつかないのは当たり前だ。その時点では、回収代金より法務費用の方が大きく上回ることになる。あはは。それなら、現時点で取り下げる方が賢明というもの。中南米の事情を知らない公社に、インチキくさいアドバイスをぶら下げて、甘い汁を求める有象無象が群がってくる情景が読み取れる。後藤弁護士という人もそのなかの一人なのだろうか。

4チャンネルの午後2時クサノ君の番組を見ていたら、「チリの法律では、結婚中の妻が取得したものの所有権は夫にある」というコメントが飛び出した。何を喋ってもかまわないとはいえ、参加コメンテーター全員が驚いたり頷いたりして反論するものはゼロ。一人くらいは「そういう判例もあるということじゃないですか」くらいのコメントをして欲しいものだ。

【追記:2002/8/11】
中南米の美人国を3Cと呼ぶ人がいる。チリ、コロンビア、コスタリカ。91年にはコスタリカへ7回も出張した(1回最長45日)。混血や原住民が少ない、ほとんど白人という中南米では珍しい国で、中米のスイスとか言う人もいるが、ヒドイ国だ(なかにはまともな人も数人いたが)。趣味が違うのか、「美人」などは一人も見なかった。ヒスパニック系の女性は傍に寄られただけで寒気がする。縮み上がって食欲も沸かない。たとえ人種偏見だと非難されようとも、一種のフィーリングだからしょうがない。その彼女たちが日本でモテルというのだから、同じ日本人でも趣味の世界は千差万別なのだ。

それはそれとして、アニータさんも体を張って日本へ出稼ぎに来たのだろう。チヤホヤする輩がいるからだ。14億円横領したのは千田君だし、アニータさんに返せというのも何となく筋違いのような気がするが、夫婦であれば整合性はある。しかし、千田君がアニータさんへ渡した8億円何某が外務省の外国支援事業やODAとどこが違うのだという問題設定をすると、意外と難問だ。

【追記:2002/8/15】
報道によると、チリのサンティアゴ裁判所はアニータが所有するサンティアゴ郊外の豪邸を29日に競売にかけることを決め、最低落札価格2億8280万ペソ(約4700万円)で競売にかけると公示したという。

おっと。やけに早い結審ではないか。単なるリスペンデンスの段階ではなかったのか・・・。読みが狂ったかな? それとも、公社側の法廷闘争はだいぶ前から行われていたということかもしれぬ。ということは、公社側は既に泥沼にはまっていて抜け出しようもないということか。或いは、ODA絡みでプレッシャーをかけたとか、邪推したくなってしまうよ。もちろん、アニータ側には抵抗する手段はあるはずだ。それに、双方の弁護士同士の思惑も有り得る。アニータの弁護士はアニータの味方とは限らない。当然、自分のために弁護を装ったビジネスをしている。ここらへんは部外者には読み取れないところだ。

【追記:2002/10/12】
千田被告の逮捕は、巨額横領事件発覚からおよそ7週間後の2001/12/17である。従って、チリでの裁判は一年以内に決着したということだ。速い!

東奥日報の「追跡/14億円横領事件 」連載記事によると:
青森県住宅供給公社は住宅開発・販売のビジネスをする会社で利益をあげている。「県住宅供給公社の利益は九十五億円」もあり、「所有者が民間企業に土地を売ると税金の免除は百万円まで。しかし公社に売る場合は千五百万円までとなる。このため、公社は用地取得も優位に進めることができたわけだ。」という優遇策を利権として民間より有利なビジネスができる。95億円から、不良資産18億円とチダ君の横領額14億円を差っ引くと、63億円の剰余金があることになる。民間のデベロッパーがオタオタしているなかで、きちんと利益を出しているのだ。立派なものである。

しかし、14億円もの着服を許すような経営状態だから、知恵と汗で捻出した利益ではあるまい。職員の高給を払った上に、企業努力をしないでも制度的に利益が出るような仕組みなのであろう。住宅供給公社は国土交通省の管轄である。その幹部は「業務内容をしっかり把握していなかったあて職、天下りの役職者。県からの出向で、公社会計をよく理解できなかった元上司たち」と表現されている。それでも利益が上がるというのは一体何なのだ。

10月1日付けの毎日新聞によると、「アニータ・アルバラードさんの豪邸の競売代金60万3672ドル(約7364万8000円)が1日、同公社の銀行口座に振り込まれた。だが、チリの弁護団の成功報酬などを差し引くと、残りは約2400万円となる。(毎日新聞)」さて、7400万円ほど口座入金があったとしても、5000万円は持っていかれる勘定となる。差し引く金額の中にはアニータさんに関わる日本での法務費用も含まれているのだろうか? つまり、後藤弁護士への弁護士代とか経費等々である。含まれていないとすると、青森県住宅供給公社としてはホボ0の回収ということになろう。

裁判の速さに驚いたが、結局のところ、得をしたのは、チリの弁護士と日本の弁護士だけということかな。暇を持て余している学生諸君(がもしいたら)、青森県住宅供給公社の決算書類でも取り寄せて、チダ君が逮捕された「2001/12/17」以降の公社の法務費用でも調査してくれたまえ。

【久々の追記:2003/5/30】
同日付の夕刊フジ「“アニータ事件”回収額たった277万円!」からの引用;

『14億円がたった277万円になった?! チリ人妻のアニータ・アルバラードさん(30)に貢ぐため、元経理担当主幹の千田郁司服役囚(46)が一昨年までに約14億円を横領した青森県住宅供給公社が30日までに、2002年度決算を発表。これまでの回収額から回収費用を差し引いた残りが、わずか277万円で回収率は0.19%にとどまった。

 決算書などによると、横領された14億5941万円のうち、公社側はアニータさんのチリの豪邸競売代金として約7286万円、千田服役囚から約518万円の計7804万円を回収した。

 ところが、日本で3人、チリでも数人の弁護士に回収を依頼した結果、チリ人弁護士への成功報酬(3割)や、旧役職員らの管理責任を問う起訴費用などが計約7527万円にまで膨らみ、差し引き277万円しか残らなかった。』

ということで、黒字のようだが、もちろん、粉飾されていないという条件が付く。また、前年度にこれに関する法務費用が0であったという前提も付くし、来年度に費用計上するという姑息な手段をとっていないという仮定に基づく。つまり、チダ君の518万円を除けば、7286万円−7527万円=−241万円で、アニ−タ訴訟の結果は赤字なのだ。それだったら、当方に100万円のコンサルタント料をくれて、訴訟を止めた方がよかった!

もう一曲:「アダムはバツイチ」
余興:MIDIソングライター 目次



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