SkySensor2000PCの部屋

ビクセンの自動導入装置、SkySensor2000PCについて気づいたことあれこれ。


取り付け編

箱を開けたところ
以外と小さな箱で、こんな箱に全部入っているのかな?って感じ。

箱の中身
上段左から、赤緯・赤経モータ、モータの蓋とギヤ、PC本体、乾電池ボックス。
下段、説明書類、ケーブル。
赤緯・赤経モータはダイキャストの中に4cm角くらいのモータが入っているのが見える。ギヤはモータ側と赤道儀側が同じものであった。
本体は割としっかりした作り、接続端子はすべて上側。
電池ボックスは単1が8本入るもの。外部電源を使うのでこれは使用しなかった。
説明書は取り付け方法の紙が2枚(GP用、SP用)。使用説明書の厚いものが1冊。簡単な導入書が1冊。PC版の補足説明が1冊付いてました。割と親切。
ケーブルは赤緯・赤経モータに行くコネクタケーブルが2本と、電源ケーブルが1本の合計3本が、まとめられてコネクタで本体に付くようになってます。

赤緯モータ
赤緯モータの取り付け部分。ギヤが同型なのがわかる。ギヤのバックラッシュの調整を誤ると、ギヤが噛み込んで動かなくなります。ご注意を(汗。
ギヤの間隔の目安は、爪楊枝の先端が入るくらいに調整しました。(歯の隙間だけに爪楊枝が最適ですね(笑)
モータボックスの固定は右の写真のようにアリ溝プレート側から、横に出っ張っている部分(この部分、最初はなんで必要なのかわからなかった。だって私のは1軸モータだったから)の穴にネジ1本で固定している。割合に簡単な構成。これで大丈夫?

赤経モータ
こちらは赤経モータの方。もともと付いていた1軸モータを取り外し、その跡に取り付けた。ギヤはもともとのモータのものと同じであった。
こちらは極軸望遠鏡を覗く側(モータと赤道儀をはさんで反対側)からネジを締める。結構穴の奥にある。モータの取り付けはやはり相当ガタがある感じ。

これはモータのギヤ部にかぶせるプラスチックの蓋。かなりおおざっぱな作り。せめて1軸モータのケースぐらい厚いプラスチックで作ってネジ止めで付けさせて欲しい。
固定はダイキャストとモータの隙間に爪を押し込んで、モータの縁に引っかけるように固定する。結構ユルユルで、爪はすぐに折れてしまいそう。
蓋の隙間からうまく棒でつついて引っかけた後は、外れないようにビニールテープで留めておいた。


使いこなし編


お気楽観望大作戦

サッと出してパッと見る。そんな簡単な望遠鏡を目指そう。
設置や導入に時間がかかってはせっかくの星空がもったいない。
そこでスカイセンサーのよいところを最大限に生かし、設置時間の短縮を図りました。

  1. まず赤道儀を三脚に乗せ、さらに、カウンターウエイトとスカイセンサーの配線を取り付けた状態まで組んでおきます。 →組立時間の短縮
  2. 庭に置くときに赤道儀の北と水平を出してますが、これをやめスカイセンサーのアライメントに任せます。→配置時間の短縮
  3. PCの接続をやめ、スカイセンサーのみでコントロールするようにします。→PCの設置時間の短縮、ソフトからの星の導入時間の短縮、目の暗順応時間の短縮
  4. スカイセンサーのユーザーメニューにあらかじめその夜見たい天体を登録しておきます。ユーザー1,2で各30個、合計60個登録可能。一晩くらいは十分カバーするでしょう。→天体を星図から探す時間の短縮
  5. ユーザーメニューに登録するときになるべく近い順に登録します。さらに、西から東にかけて登録します。(西が先に沈むため)→導入時間の短縮

さて、これだけ実践すれば、限られた時間の中で見ることのできる天体は飛躍的に増えるでしょう。
また、すぐに望遠鏡を出せるってことは、望遠鏡の稼働率を上げることにもつながるはず。


天体の導入方法

スカイセンサーを使用した、天体の導入方法。
スカイセンサーに登録されている天体数は、
上記登録天体
メニュー各天体セレクト画面番号のダイレクト入力またはPREVとNEXTを使用して選ぶENTERGOTO
私の使い方は、実用全天星図よりNGC天体番号またはIC天体番号を探してダイレクト入力して使っている。メシェ天体もNGC番号がついているので、NGCメニューから導入するため、いちいちメニューを変えなくてもOK。基準星はアライメントにしか使わない。
二重星
COORDキー赤経・赤緯をダイレクト入力ENTERGOTO
私の使い方は、フィールド版スカイアトラスから二重星の赤経(Ra)、赤緯(Dec)の値を調べダイレクト入力して使っている。注意点は、COORDキーは各天体メニューに入っているときにも使える。RaDec入力になっていないときは、PREV,NEXTで切り替える。スカイアトラスの赤緯表示は度の単位以下は小数点で表示される(1/100度単位)が、スカイセンサーは分表示(1度=60分)なので、小数点以下を0.6倍した数字を入れる必要がある。だいたい、0.1の位の数字かける6を入れておけば導入出来る。
SAO天体は使用したことがないが、これの載っている本あるいはHPを知っている方は教えてください。

バックラッシュの補正

星を導入しているときに、望遠鏡を行ったり来たりさせると、星が変な動きをすることがある。そんなときにはバックラッシュを補正しよう。

バックラッシュの補正は、
  1. 星を真ん中に導入する。低速で動きがわかるくらいの倍率にする。私は200倍で行った。
  2. MODEキーでコントロールをX−Yモードにする。−(マイナス)を押して低速にする。
  3. SETUPキーでセットアップに入り、望遠鏡の設定メニューからバックラッシュを選び、数値を変更する。数値の目安は、押した方向と逆にまず動くときには数値を小さく、押してから動くまで間があるときには数値を大きくする。
  4. 左右の動きはRaの値、上下はDecの値を調整する。
  5. スムーズな動き(押したときにすぐその方向に動くよう)になるまで調整を繰り返す。
参考までに、私のGP赤道儀では、Ra100→200、Dec100→55となった。但し、左右はスムーズに動くが、上下は若干逆に動いてさらに間がある(丁度いい値がない)。
今回は日周運動をしながら調整したので、地上メニューを使えばもう少し調整がきくかも?

天体の登録

スカイセンサーのメニューには登録して使うメニューがいくつかある。
登録が必要なメニューは、 各30個。
ユーザメニュー、地上メニュー
数値のダイレクト入力、あるいは、STOREキーによる登録。地上メニューにはRaDecは使えない。
彗星メニュー
彗星メニューの登録方法は次の通り、
  1. 彗星メニューで登録したい番号をENTER長押し。登録メニューになる。
  2. 名前、モータキーの左右で移動、上下で変更。−+で大文字小文字。
  3. 軌道要素、T/TT: 近日点通過時刻、西暦下2桁+月2桁+日2.5桁(5桁は小数点以下)
  4. 軌道要素、Perh[q]AU: 近日点距離。
  5. 軌道要素、Eccen[e]: 離心率。
  6. 軌道要素、ArPer[ω]°: 近日点引数。
  7. 軌道要素、ANode[Ω]°: 昇交点黄経。
  8. 軌道要素、Incli[i]°: 軌道傾斜角。
各軌道要素の詳細はわからないが(爆)、天文ガイドに載っている、T,ω,e,Ω,q,i を入れればよい。

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