BRASILはブラジルではないの巻




Vivendo com o idioma portugues

とてつもなく大きな国ブラジル

情熱の国Brasil
大自然の驚異Amazonas、Sambaの祭典RioのCarnaval未来都市Brasilia、とてつもなくスケールの大きな国、それがBrasilだ。
だむごんの「はっぴぃ定年ライフ in DAVAO CITY」の訪問者にBrasil
について,またBrasil(Brasileiro)について語りながらBrasil(ポルトガル語)に親しんでいただこうと思っています。
そして
過去10年間にわたるSao Paulo、Rio de Janeiroの生活の中で自分自身が体験したこと、見聞したことなどを折り込みながらこのレッスンを続けてゆこうと思っています。Brasilはとにかく大きな国です。
何しろ日本の
23倍以上もの面積があって、人口は日本とほぼ同じなのでいかにゆったりとした国か想像がつくでしょう。
よくBrasileiro
はのんびりしていると言われています。
約束ごとをするのに日本人は『何時何分にどこそこで・・・』と言って
1時間も待っているけど現われない』と腹を立ててているが『ここはBrasil』と…笑に付されるのがオチでしょう。
Brasileiroにとって1分秒は時間の観念ではなく午前(da manha ヂ・マニャ)とか,昼ごろ(hora de almoco ーラ・ヂ・アウッソ)とか午後(a tarde ア・ルヂ)などと時間をもっと大きく幅広くとらえています。
日本の交通安全のスローガンじゃ
ないけれど広いBrasilでは急いだり慌てたりしているのはスリかあるいは流行のtrombazinho(トロンバニョ)・・・「体当たりなどをしてひるんだすきに金品を奪う者」ぐらいのものでしょう。
テレビの番組にしたって
8時に始まろドラマが23分遅れて始まっても誰も気にしたりしないのだ。
距離の感覚だって日本とはかなり違う。
Sao PauloやRioの市内ではあまり感じないが車で郊外や地方に出かけてみるとすぐわかる。
道を碍ねて『すぐそこ』と言われたらだいたい
2030kmはあるとみて良いだろう。
Brasilの夏(11月〜3月頃まで)には日中必ずと言ってよいくらいスコールがある。
たった今晴れていた青空が一天にわかにかき曇ってスコールが来るのだが
それは2030分もするとすぐ止んでしまう通り雨。
ところが雨が降り出してから慌てて
街中を走っているのはたいてい日本人。
Brasileiroは雨に濡れることよりも走る方がもっと恥ずかしいことなのだ。

Brasilはブラジルではない

Brasil語を話す場合いわゆるローマ字読みで話すことを心がけて欲しい。
英語風に発音すると
まるでアメリカ人がポルトガル語をしゃべっているようで妙な感じになってしまうから注意しよう。
その点
日本人にとってはBrasil語はわりあいとっつき易い言葉のはずだ。
ただし
ローマ字式とはちょっと違った発音や読めない発音もあるので気をつけよう(囲みの発音表参照)
もうこのぺ一ジに何回もBrasil
という言葉が出てきたけれど,私は敢えてブラジルとカタカナの使用を避けてきた。
何故ならBrasil
はブラジルではないからだ。
正しい発音に近い仮名で書くと
(ブラジィ)となる。
LとRの発音をとり違えるとBrasilBuraziruになってしまうから大変だ。
Bra-sil2節に分けられるこの言葉のBraは「街をブラブラする」のブラ」の発音と同じだが問題はsilの発音である。
この場合の
S前後が母音なのでZのようにsi(ジィ)と濁る。
そしてl
は舌先を上前歯の裏にピッタリとつけたままで「ル」とやってみよう。
しかし「ル」といっても
舌がついたままだからそれは「ウ」に近い音に聞こえるはずだ。これが正しLの発音である。
だからBrasil音楽で人気の高い歌手の
Gal Costaは、ガル・コスタではなく(ガウ・スタ)となり、Gilberto Gil(ジウベルト・)、Carnaval(カルナヴァ)となるのがBrasilでの正確なlの発音である。
RaReRiRoRu(ラ・レ・リ・ロ・ル)
La
LeLiLoLu(ラ・レ・リ・ロ・ル)
どちらも仮名で書くと同じようだけれど
実は全く違った発音になる。
r
の方は日本語でいつも使っている(ラリルレロ)と同じと思ってよいが、lの発音は前述の通り舌を上前歯の裏につけたままで()()」と発音するのがコツ。
rlの違いがわかるまで舌をかまないようにラレリロルとやってみよう。

レストランはヘスタウランチだ

ところで同じra-re-ri-ro-ru
でも,言葉の初めやn.s.lのあとそしてrrとダブルで出てきた時は(ハ・へ・ヒ・ホ・フ)に近い音になり人によっては震え音、いわゆる巻き舌で発音する人もいる。
例えばRadio
(ヂオ)「ラジオ、Rei()「王様」Rio()「川、Carro(ーホ)「
車」、Ruim()「悪い」、Restaurante(ヘスタウラン)「レストラン」となり,人気女性シンガーのAngela RoRo(アンジェラ・ホ)の方が正しいことがわかると思う。
言葉の初めにくる
rare,ハ・へになるのならha-heの場合はどうなるのだろうか。Brasi1語ではHは無声音となって絶対に発音されない。
だからha-he-hi-ho-hu
はア・工・イ・オ・ウと母音と同じ発音になってHotel Hilton(ウ・ウトン)となるから、Taxi(キシー)に乗って"Me leve ate o Hotel Hilton"(ミ・レーヴェ・アテ・オ・ホテル・ヒルトン)「ヒルトンホテルまでやって」と言ったのでは”O que?"(オ・ケー?)「何だいそりゃ?」と言われてしまいそうだ。
日本人の名前も特にHの入った名は,なかなかBrasileiroには正しく呼んでもらえない。
本田
(Honda)はオンダ、原田(Harada)はアラダ、弘子(Hiroko)はイロコになってしまうのだ。
だからBrasil
にはオンダやヤマア(Yamaha)のオートバイが街を走りまわっていることになる。
余談値なるが
HondaのオートバイがBrasileiroに「オンダ」と呼ぱれるのは別な意味でなかなかいい結果をもたらしている。
オンダという発音から
Onda「波・ブーム」の意味があるので流行に乗り遅れないように若者たちがHondaのオートバイに飛ぴつきステイタス・シンポルにまでなったことは商品のネーミングがその国の言葉とうまく結ぴついた好例といえよう。
それでは最後に,もう一度1rの区別ができるように発音の練習をしてみよう。
Rio de Janeiro(オ・デ〈ヂ〉・ジャネイ)
Suco de laranja(ッコ・デくヂ〉・ラランジャ)「オレンジ・ジュース」
以下はブラジルの有名シンガーたちの名前です。
Clara Nunes(クララ・ヌーネス)
Maria Creusa(マリア・クウザ)
Hermeto Pascoal(エルメット・パスコ)
Jair Rodrigues(ジャル・ホドゲス)
Milton Nascimento(ミゥトン・ナッシメン)

        *この表に記したアクセント付きなどのブラジル語特有の表記は
         本文中では日本語OSの関係から表示出来ません。