色々なトゥルーバイパス


BOSS等、電子スイッチ搭載エフェクターをトゥルーバイパス化するのは皆さん行ってます。
一番簡単と思われるのが、3PDTを付け、外部にニョキっと突出する形。ちょっと調整、手間がかかるのが3PDTを内部に
設置し、普通にエフェクターを踏んだと同時に、3PDTも踏まれる形。
この方法は松美庵さんのHPで結構前に公開されています。
しかしこれも松美庵さんも苦労したところで、DPDTを使って3PDTの長さ不足を解消していいます。
しかしDPDTなので、ミレニアムバイパスを使用しています。

<自分が試みたトゥルーバイパスの例>


@ ARIA DT−5をトゥルーバイパス化(機械式)


(もしご自分で試されたい方はご一報頂ければ詳しく説明致します)

写真が無くて申し訳ありません、言葉だけの説明になります。
DT−5は後継と思われるDT−10と共通基板を使用しています。
メイン基板とサブ基板の2枚で構成されています。
サブ基板はスイッチとバイパス部分のみですので、完全に不要になります。
メイン基板で常時ONになるようにする。
常時ON状態になったら、[INPUT][OUTPUT][FX_IN][FX_OUT]をスイッチに配線するだけです。
ARIAのケースだと、3PDTだとBOSSとは逆に長さが長過ぎで使えません。
そこで使ったスイッチがフジソクのスイッチを使用しました。
これが丁度良い長さで、踏み心地も通常使用している3PDTより軽い力でスイッチイング出来、ストローク量も良い感じです。
3回路ありますので、LED付きのトゥルーバイパス配線が可能です。若干値段が高いが・・・

そのようにして、ARIAのエフェクターをトゥルーバイパスしました。



A 純正の電子スイッチを使用してトゥルーバイパス化

具体的には、ロジックICを使用し、トゥルーバイパス化しています。


純正のスイッチはモーメンタリースイッチ(踏んだ分だけON)です。
最初に4027というロジックICを使用し、パルス信号を連続して保持する信号にしてあげます。
その信号を4053というちょっと特殊(?)なICに入力し、そのIC内でスイッチ動作します。

4053の他にもスイッチングに使えるロジックICがありますが、スイッチ部のON抵抗値などで、4053に決定。
これはゴリさんのBBSでka-yuさんに教えてもらった情報から決定したものです。
そしてロジックICについて詳しく教えていただいた方々にも大変感謝致します。

下の図が今回行った回路図です。
回路図左側から[微分回路]→[JK−FF]→[スイッチ部分]という構成になってます。

(2012/4/16修正済)



ロジックICを使う場合、不要な入力端子はGNDまたはVDDに接続する必要があります。
今回の4053は不要な入力端子はありませんが、4027はもう1ch全く不要になりますので、
その入力端子をGNDに接続しています。

ロジックICのスイッチングON抵抗があまり高いと原音が変化してヒドイ事になりますが、
4053を9Vで使う場合、通常の3PDTで行うトゥルーバイパスとほとんど区別が付きません。
なので、これで採用です。4053のON抵抗は使用する電源電圧や温度によって変化します。


この方法だとBOSSに限らず、電子スイッチを採用しているエフェクターに対応しています。
踏み心地も全く一緒ですし、基板スペースもIC2個分あれば出来ます。
何より安いです。
ただ、耐久性はまだ分かりません。今のところは問題ないですが。。。