2000 年 6 月 10 日
「大学人立教会」設立趣意書
「大学人立教会」 発起人会
代表 片 岡 洋 一
(東京理科大学 経営学部長)
21世紀を迎えようとする今日、国際化、高度情報化、少子化、高齢化、地球環境の汚染等が着実に進行しています。また私達は、長期の不況を背景とした雇用不安、定常化した高失業率という環境の下で、様々な改革と変革の嵐に襲われています。1980年代後半までの好景気と1990年代初頭のバブル経済の崩壊を経て、今日に至るまで市場開放、規制緩和、輸出主導型経済から内需主導型経済への転換、企業系列の見直し、日本独特の商慣行の是正、金融ビッグバン、行政改革等、さまざまな経済的、社会的な改革が継続的に実施されています。
それらの改革のなかで、私達がどうしても最も強く関心を持たざるをえないものの一つが大学改革、ないし教育改革です。
天然資源の乏しいわが国にとって、人的資源こそが私達の生活と国づくりの基礎であり、この人的資源を生産し供給するのが教育機関であることは、いうまでもありません。産業界では、企業体質の強化と国際競争力の強化が必須の目標となり、終身雇用と年功序列の制度が能力主義と成果主義を重視する人事制度へと転換されつつあります。このことと相俟って、大学等の教育機関には、実力主義重視の教育方針に基づき、豊かな独創性を備えた個性的な人的資源を養成することが求められております。
例えば、1998年10月に文部省大学審議会が出した「21世紀の大学像と今後の改革方策について」(答申)では、授業方法の改善のための研究等を各大学の努力義務とすること、学生の成績を厳しく評価すること等、これまでの「出やすい大学」から「出にくい大学」への転換を求めています。
このような状況下において、私達が大学人校友を会員とする「大学人立教会」を組織し、これを進展させ、会員相互の親睦と交流をはかり研鑚することは、立教大学はもとより、全ての会員とその所属機関にとっても、極めて有意義であると思われます。
その趣旨にもとづき、平成12年4月15日に、東京都新宿区にある目白大学において、本会を設立するための発起人会を開催し、大学人立教会会則(案)を審議し、「立教大学の学部卒業者および大学院修了者(退学者を含む)であって、大学、短期大学、高等専門学校、研究所(企業、国公立、特殊法人等の研究所を含む)の研究・教育職および行政職(事務系職務)に就いている校友、これらの機関に非常勤で勤務している校友、およびこれらの職務に就いていた校友」に入会を呼びかけ、本会を組織することになりました。
本会では、社会、経済、経営、法律、科学、教育、文化、文学、言語、宗教、芸術等に関する研究会、シンポジウム、フォーラム等、また懇親会、パーティー等を開催することが予定されており、これらを通じて会員相互が親睦を深め、新しいキャリアのチャンスに関する情報の交流等が行われることも期待いたしております。本会創立以後は、会員各位の建設的なご意見、ご助言等を積極的に取り入れ、本会を運営し拡充いたす所存です。
上述の条件に該当する校友各位におかれましては、本会の設立趣意にご賛同いただき、入会をご検討くださるようお願い申し上げます。