〜海獣とは〜
分類上の名称ではなく、クジラ、アシカ、ジュゴンの仲間を一般的にそう呼びます。クジラ目はイッカク、イルカ、クジラ、シャチなどの仲間。アシカ目はアザラシ、セイウチ、アシカ、トド、オットセイなどの仲間。カイギュウ(海牛)目はジュゴンとマナティーです。


アゴヒゲアザラシ/ビアーディッドシール
(顎鬚海豹/bearded seal)
海底で食べ物をさがすときに使うくちのまわりの感覚毛がヒゲのように見えるため、アゴヒゲアザラシと呼ばれる。体長:2.5m(メスはやや大きい)、体重:オス260kg、メス360kg、主食は貝やサカナなど。主に北極圏に生息。

アザラシ/シールについて
(海豹/seal)
オスメス1頭づつのペアと、その子供で生活する。のそのそ歩き、下半身を使って泳ぐ。耳たぶは無く、毛皮には種類によりさまざまなもようがある。子供(生後三ヶ月程まで)の毛皮は氷の上で繁殖する種類なら白、岩場で繁殖する種類なら黒い。体長・体重はメスがやや大きめ。主食はカニ、タコ、サカナなど。アシカと比べて寒い地域に分布。また、汽水・淡水の地域に生息する種類もある。

アシカ/シーライオン
(海驢/sea lion)
アシカと言えばカリフォルニアアシカの事。四足で活発に動き、前足のヒレで泳ぎ、耳たぶがあり、毛は短めで、体にもようもなく、オスにはたてがみがあり、温かい海に生息する。一夫多妻で、オスのリーダー1頭と、10頭ほどのメス、ボスとメスの子供、ボスより弱いオスで群れを作る。体長:体長*体重:オス2.4m*390kg、メス:2m*110kg。主食はイカ、タコ、サカナなど。

イッカク/ナーホエール
(一角/narwhal)
体長約5メートル。体重0.8〜1.5トン。北大西洋(北極圏)の寒い海に生息。オスの、牙が変形した一本角が特長。せびれが無い。ハクジラの仲間。主食はサカナ、エビ、イカなど。

イルカ/ドルフィンについて
(海豚/dolphin)
主に熱帯、亜熱帯の海域に生息。超音波のレーダーを持っていて、超音波をサカナに当てて気絶させたり、仲間との会話もできるらしい。くちがとがっている体に模様のない「バンドウイルカ」はボトルノーズドルフィン(bottlenose dolphin)。他にはパンダもようのパンダイルカ、小型のスナメリなど。鼻の穴は頭の位置にあります。主食はサカナやイカなど。

オタリア
(otaria)
体長2.5メートル前後。アシカよりずんぐりとした体型。オタリアは学名で、英語ではサウスアメリカンシーライオン。水族館のアシカショーにはアシカではなくオタリアが出演することもある。南アメリカの太平洋と大西洋の両岸に分布。アシカの一種なので、オスにはライオンと言うかむしろチャウチャウのようなたてがみがある。群れの作り方はアシカと同じで、1頭のオスを中心に、10頭あまりのメス、ボスとメスの子供たち、他のオスたちをしたがえている。主食はサカナ、イカ、クラゲ、ペンギンなど。

オットセイ/ファーシール
(膃肭臍/fur seal)
アシカよりは小さい。ファーは毛皮のことで、毛皮や精力剤を取る目的で狩猟の対象となっていたが、現在では保護されている。北太平洋を回遊し、冬は房総沖まで南下する。オットセイは、アシカより鼻先が細くとがっていて、脚は長く、毛も長い。寒い地域に生息している。オスのたてがみは薄い。主食はサカナやイカなど。


カワイルカ/リバードルフィンについて
(河海豚/river dolphin)
中国の揚子江、ベトナムとカンボジアの国境を流れるメコン川、ミャンマーのイワラジ川、ネパールのチトワン国立公園、南米のペルーなどに生息。いわゆる「ピンクイルカ」はアマゾンカワイルカのこと。鼻の穴は頭の位置にある。

クジラ/ホエールについて
(鯨/whale)
キバがあってイカなどを食べるハクジラと、歯がヒゲのように長く、エビに似たオキアミをこし取って食べるヒゲクジラ(シロナガスクジラ参照)の2種類がいる。ハクジラで最大の種類はマッコウクジラ(抹香鯨)で、体長15〜18メートル前後、体重44〜57トン前後(メスはもうすこし小型)。ハクジラはイルカやシャチも含めてエコロケーションの能力(コウモリと同じ超音波レーダー)を持っている。鼻の穴は頭の位置にある。主食はイカ、タコ、サカナなど。イカの中で最大のダイオウイカ(全長6〜18メートル)なども食べている。

ゴマフアザラシ/スポッティッドシール
(胡麻斑海豹/spotted seal)
毛皮にゴマをちりばめたような斑点もようがある。子供の毛皮は白い。体長:120〜200cm前後、体重:100〜150kg前後、主食はカニ、タコ、サカナなど。北太平洋・北大西洋に分布。


シャチ/オルカ、キラーホエール、グランパス
(鯱/orca、killer whale、grampus)
鼻の穴は頭の位置にある。見た目はちょっと怖いが、野生のシャチが人間を襲ったと言う記録はないらしい。主食はサカナ、カモメやペンギンなどのトリ、アシカやアザラシなど。

ジュゴン
(dugong)
体長3メートル前後。海牛目。オーストラリアとアジアのサンゴ礁のある海域に生息。尾はクジラと同じような若葉型。海草などを食べる草食性。

シロイルカ/ベルーガ、ホワイトホエール
(白海豚/beluga、white whale)
体長は6メートル前後。北極圏に生息している。せびれがない。バンドウイルカと比べてくちは短く、でこっぱちで、クジラに似ている。小鳥のような声で鳴く。鼻の穴は頭の位置にある。主食は魚介類やイカ、タコなど。

シロナガスクジラ/ブルーホエール
(白長須鯨/blue whale)
ヒゲクジラの一種。海と陸を含めて世界最大の動物。記録によると体長33メートル、体重170トンが最大。鼻の穴は頭の位置にある。南極海・太平洋・大西洋北部などに分布。エビに似たオキアミを、ヒゲのような歯でこし取って食べる。

ズキンアザラシ/フーディッドシール
(頭巾海豹/hooded seal)
オスは鼻袋というものを持っていて、鼻から赤いフーセンのようなものを膨らませる。発情期になるとこれを出して地面を叩いて鳴らし、威嚇に使用する。主食はイカやサカナなど。

セイウチ/オーラス
(海象/walrus)
オス・メスともにある大きな牙は、陸に上がるさい、体をささえるのに使われる。セイウチ(sivuch)はロシア語。口のまわりにヒゲが生えている。皮膚はゾウのように厚く、しわがある。主食は二枚貝、エビ、タコ、サカナ、ナマコ、イルカ、アザラシなど。

ゾウアザラシ/エレファントシール
(象海豹/elephant seal)
キタとミナミの2種類がいて、ミナミゾウアザラシのほうが大きい。ミナミのオスの体長は4〜6メートルにもなり、アシカ目の中では最大。メスはオスの半分くらいの大きさ。大きなコブのような鼻はオスだけにあり、この鼻で他のオスを威嚇する音を出す。群れは強いオスのリーダーを中心にメスと子供が周りを取り囲み、リーダーに戦いで負けたオスたちがいちばん外側を取り囲んでいる。キタゾウアザラシはサカナや小型のサメなどを、ミナミゾウアザラシはタコやイカなどを食べる。


トド/ノーザンシーライオン
(とど/northern sea lion)
体長はオスで3〜4メートル前後。アシカの中では最大。北海道から北に生息しており、秋から春にかけて北海道の海に出没する。主食はサカナ、イカ、タコなど。


ヒョウアザラシ/レオパルドシール
(豹海豹/leopard seal)
ほかのアザラシよりひたいが小さく、くちが大きく開く。あくまで管理人個人の感想ですが、見た目がかなり怖いです。体長:オス320cm、メス360cm、体重270〜450kg。主食は違う種類のアザラシ、ペンギン、オキアミ、サカナなど。南極周辺の海に生息。


マナティー
(manatee)
体長3メートル前後。海牛目。フロリダ半島、カリブ海、メキシコの河川と沿岸にアメリカマナティー、アマゾン川水系にアマゾンマナティー、西アフリカの河川や湖沼などにアフリカマナティーが生息している。 ジュゴンと違い、淡水にも生息する。尾は丸いうちわ型です。主食は水草。

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