15分でわかるカーリングの基礎知識


カーリング中継を観る際に、これだけは押さえて欲しい基礎知識を書いてみます。
各項目の横の時間は目安の時間で、大事な項目ほど時間をかけて読んでもらえるようになってます。

1.チーム編成 2.道具 3.ゲームの流れ 4.主なショット 5.カーリングの考え方
6.ディフェンスゲーム 7.オフェンスゲーム 8.おさえておきたいポイント


1.チーム編成(1分)

チームは1チーム4人+控え1人です。
リード、セカンド、サード(バイススキップ)、スキップ(フォース)の順に石を投げます。
(基本的にはサードがバイス、フォースがスキップを担当することが多いですがチームによって異なる場合もあります。)
スキップはハウスから指示を出し、投球者は反対側のハックからその指示に従って投げます。
投球しない二人はスウィープします。

投球:リード、スウィープ:セカンド・サード、指示:スキップ
投球:セカンド、スウィープ:リード・サード、指示:スキップ
投球:サード、スウィープ:リード・セカンド、指示:スキップ
投球:スキップ、スウィープ:リード・セカンド、指示:サード

ってな感じのローテーションです




2.道具(1分)

シューズ・・・カーリング専用シューズの裏は左が滑るようになっていて、右が滑らないようになっています。左利きの場合はその逆です。
ブラシ・・・氷の表面をゴシゴシとスウィープするために使います。ブラシヘッドは布だったり毛だったりさまざまです。
ストップウォッチ・・・バックライン-フォグライン間の石の通過タイムなどを計り、スウィーパーの目安として使います。


3.ゲームの流れ(3分)

先攻後攻と石の色はコイントスなどによって決めます。
2チームが1投ずつ交互にストーンを投げます。
黄リード→赤リード→黄リード→赤リード→黄セカンド→赤セカンド→・・・→黄スキップ→赤スキップ
という具合に合計16個のストーンを投げます。



この16投を1エンドといい、オリンピックでは1試合10エンドを戦います。
得点は1エンド16投が投げ終わった時点での石の配置で決まります。
ハウス内の石で中心に一番近いチームが得点し、相手の中心に一番近い石より内側にある石の個数が得点になります。
得点されたチームは必ず0点です。


次のエンドでは、得点したチームが先攻、得点されたチームが後攻です。
両チーム0点(ブランクエンド)の場合は次のエンドも同じ順番で投げます。
10エンド終了時点での合計得点が多い方が勝利となります。
同点の場合は延長戦に入ります。


4.主なショットの種類(2分)

カーリングでは必ずストーンに回転をかけます。
時計回りをインターン、反時計回りをアウトターンといいます。
インターンの場合は右側の方に曲がっていき、逆にアウトターンの場合は左側に曲がっていきます。(カール)
カーリングのショットは大きく分けて2種類。
ドロー系のショットとテイク系のショットがあります。
ドロー系のショットとはハウス内やハウス手前に石を止めるショットのことを言います。
テイク系のショットとは相手の石をはじき出すショットのことを言います。
テイク系のショットはドロー系のショットよりも曲がりません。


5.カーリングの考え方(2分)

カーリングでは後攻チームが最後に石(ラストロック)を投げるので、後攻チームが1点を取るのは容易とされています。
なので、後攻チームは2点以上取るまたはブランクにすることを目標とします。
逆に先攻チームは、たとえ点を取れなくても相手に1点取らせれば良いという考えで戦います。
後攻チームはブランクにすれば次も後攻、先攻チームは1点を取らせて次を後攻にするためです。


6.ディフェンスゲーム(1分)

あまり点を取らなくていい、最小失点に抑えたいというときはディフェンスゲームをします。
カーリングのディフェンスではテイク系のショットを多用します。
相手の石を減らすことで大量失点を防ぎます。
試合の序盤は様子見でディフェンスゲームをすることが多いです。


7.オフェンスゲーム(2分)

先攻で得点を取りたい、後攻で2点以上欲しいという時にはオフェンスゲームをします。
オフェンスゲームのときに重要なルールとして、フリーガードゾーンルールというものがあります。
これは、フォグライン〜ティーラインの間でハウスに入っていない石(フリーガード)は、リードの投球時にははじき出せないというルールです。

ガードの裏に石を回りこませる(カムアラウンド)ことで、その石を相手にテイクされにくくなります。(テイクの曲がり幅<ドローの曲がり幅)
テイクがしずらくなれば、ハウス内に石が溜まっていくので、大量点のチャンスが生まれます。
同時に大量失点をするリスクも伴います。


8.おさえておきたいポイント(3分)

リードの1投目でそのエンドをディフェンシブにいこうとしているか、オフェンシブにいこうとしているかがわかります。
ハウス内に入れたらディフェンシブ、フリーガードを作ったらオフェンシブと覚えておきましょう。
ハウス内に入れたら、相手がはじくことができるので、テイク、テイク、テイクとなりディフェンシブになります。
オリンピックレベルで、前に邪魔な石のないテイクを外すことは、まずありえません。
なので、非常に単調でつまらない展開になります。
フリーガードをつくったら、その後、石がどんどん溜まっていくのでオフェンシブな展開になります。
石が溜まっていくと、次にどのような指示を出すか悩みます。
観てる側も次にどのような指示を出すか考えてワクワクドキドキです。
オフェンシブな展開では、より精密なショットが要求されるためワールドクラスのスーパーショットが見られるかもしれません。
ってことで、オフェンシブな展開はとても面白い場合が多いです。

以上のことがわかれば、かなりカーリング中継を楽しめるはずです。

戻る


図の提供
カーリングホールみよた(じょにー)