What' s ZYDECO?

 ハリケーンズが、お手本としている音楽のスタイル。それは「ZYDECO」です。

 「ZYDECO」はニューオリンズに住むフランス系黒人(クレオール)が生み出した音楽で、主にアコーディオンとラブボード(ウォッシュボード)を使う事が特徴です。

 同じくアコーディオンとラブボードを主とした音楽に白人(カナダからの移民)が演奏する「Cajan」と呼ばれるスタイルがありますが、こちらは、カントリー&ウエスタンのなごりが強く出ています。

 いずれも、もともとフィドル(バイオリン)で演奏されていたものが、だんだんとアコーディオンに置き換わっていったそうで、アコーディオンの奏法も、かなり特徴的です。


 ZYDECOで使われるアコーディオンには主にピアノ式(鍵盤)とボタン式があり、前者の代表選手がキング・オブ・ザディコ「Clifton Chenier(写真)」、後者は「Rockin’Dopsie」「Boozoo Chavis」が有名です。

 ラブボードは金属製の洗濯板を楽器に変えてしまったもので、これを首からぶらさげて栓抜きやスプーンでこすってリズムを出します。(実際に聞くと、かなりやかましい音)

 ラブボードで鳴らす強烈なビートに軽快なアコーディオンが乗っかった独特の編成でブルースやR&Bを演奏しはじめたのが「ZYDECO」のはじまりです。

 「ZYDECO」を説明すると、この様になりますが、実際アーチストによってサウンドの傾向は、かなり違います。Cajanの影響が強い人、R&B色が強い人、ファンキーな人といろんなZYDECOのサウンドがあり、とても同じジャンルとは思えないバリエーションです。

 「ZYDECO」は決して昔の音楽ではなく、ロックやジャズ、ファンクなど、その時代の新しいサウンドを取り入れながら現在も発展し続けているのです。(っていうか俺、評論家みたいやん!)

 僕が個人的にお気に入りで現役バリバリのZYDECO MANは、「Rockin’Dopsie Jr」(Rockin’Dopsieの息子)「C.J.Chenier」(Clifton Chenierの息子)いずれもブルース、R&B色が強く、偉大なお父さんたちのサウンドよりも第二世代のZYDECOサウンドの方が僕の触覚には心地よい刺激を感じるのだ。「Buckwheat Zydeco」のアルバムには、なんとあの「エリック・クラプトン」が参加している。

 「ZYDECO」は、もともと南部のローカル・ミュージックで、アメリカでも全国的に知られるようになったのは60年代以後の事。日本ではまだまだ知られていない。クレイジー清水&ハリケーンズ2000のLIVEを見て少しでもこの田舎風でカッコイイ音楽に興味を持ってくれる人がいたら幸いです。

2001年2月 by CRAZY-SHIMIZU

 

HOME