ショウジンガニ科 PLAGUSIIDAE


ショウジンガニ属 Plagusia

 イボショウジンガニ Plagusia tuberculata Lamarck,1818


Fig.1 20060905 熊野灘産オス

形態学的な特徴
 イボショウジンガニは、ショウジンガニP.dentipes Lamarck,1818によく似ていますが、以下の特徴に注目すれば、容易に区別することができます。

 1)甲の前半に、いぼ状突起、後半に、毛の生えたうろこ状突起がある。
 2)扁平な歩脚の、長節(先から4節目)の前縁末端に1歯がある(ショウジンガニでは、5歯が列生する)。
 3)前側縁は4歯で、ショウジンガニと共通しているが、額は2歯に切り込みで分かれている(ショウジンガニでは、3つの切り込みで分かれた6歯である)。

 Fig.1の個体は、発泡スチロールの容器に入っている間に体色を変えてしまっていますが、基本的に緑褐色系の斑模様です。フィールドで観察されることも珍しくはないが、ウェブページには、他のショウジンガニ科のカニと間違って紹介されている場合がしばしばありますので、注意してください。

種小名の由来
 tuberculataは、甲の前半にあるいぼ状突起「tubercules」に由来しています。

謝辞
 本種の標本は、三重県・熊野灘奈屋浦漁港「アクアマリンズ」中山様より送っていただきました。


 分  布;房総半島以南、沖縄・八重山諸島・八丈島・小笠原諸島・大東島
        ハワイ、南太平洋、チリ、インド洋、アフリカ東岸
 生息環境;外洋・岩礁・磯・流木
 撮影標本;Cr-06018

 確認記録
 〃野灘奈屋浦コレクションΑ    20060905 10マイル沖の流木とともに漂流


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