ショウジンガニ科 PLAGUSIIDAE

ショウジンガニ属 Plagusia

 ショウジンガニ Plagusia dentipes De Haan,1833


Fig.1 20050812 静岡県浮島海岸で採集した個体(液浸標本)

観察のポイント
 太平洋側の磯〜岩礁帯で、普通に見かけられます。岩の表面でじっとしていることがある(Fig.2B)が、つかまえようとすると扁平な体と長い歩脚で、岩の間を滑走し、あっという間に消え去ってしまいます。この種を採集するには「じっくりゆっくり」近づいて、容器に閉じ込める方法や「お魚キラー」などのトラップを使う方法が有効です。ただし、長い脚は自切しやすいので、慎重に扱うことが大切です。

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Fig.2A 20050812 静岡県浮島海岸で採集した個体(飼育中) Fig.2B 20050902 愛知県浜名湖で目視確認した個体。

形態学的な特徴 (Fig.1)
 歩脚は扁平で、長節merus(先から4節目)の前縁に5歯が列生する。
 前側縁Anterolateral marginは4歯で、額縁Frontal marginには3つの切り込みで分かれた6歯。

生活史
 春から初夏にかけて、本種のメガロパ幼生は磯に定着します。ショウジンガニ類のメガロパ幼生は、甲長8〜10mmと、他のグループと比較してかなり大きいので、見つけやすいです。転石下、海草やウミトサカの根元によく見られる、とされています。神奈川県・芝崎海岸では、4月〜5月にかけて、小型のヒライソガニ Gaetice depressus (De Haan,1833)などともに転石の下から見つかります。2006年5月14日の同海岸での国立科博主催の「磯の生物を観察する会供廚任蓮∨楴錣涼侫ニを採集することができました。


Fig.3A 20050424 成体の脱皮殻の下に隠れたメガロパ幼生


 分  布;山形県・岩手県〜九州・沖縄諸島・奄美大島〜八重山列島
 生息環境;岩礁、礁原、礁斜面、転石帯
 甲長・幅;49・57(mm)

  確認記録
  /斉狎邯逗子市森戸海岸     20050327 潮間帯の大き目の転石下 転石帯(メガロパ)
  ∪虱娶鴨川市太海海岸       20050409 漂着した海草に付着(メガロパ)
  神奈川県逗子市芝崎海岸     20050424 潮間帯の大き目の転石下 転石帯(メガロパ)
  だ轍県西伊豆町浮島海岸     20050812 満潮線近くの転石帯
  グγ慮浜名湖新居海浜公園そば 20050903 岩礁表面



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