カゴ釣り専科

カゴ釣り用ウキの製作

 

更新 2013.02.04

カゴ釣りで使用する大型ウキは釣具店などで購入することができるが、自分の釣りにあった独自のウキを自作するのはカゴ釣り愛好家の楽しみのひとつである。特殊な工具は必要なく、材料はホームセンター、釣具店、100円ショップなど身近なところで手に入れることができる。市販のウキを購入するよりもはるかに経済的であり、性能の優れたウキを実現することができる。

 

■フロート本体部の材質

フロート本体部に使用する材質には、硬質発泡材と軟質発泡材がある。中心に孔があけられ、芯材パイプと対になった各種径のものが釣具屋で販売されている。硬質と軟質では素材が異なり、それぞれ次のような特徴がある。

 

hardfloat.jpg硬質発泡材

*素材はポリスチロール(PS)

*軟質発泡材に比べると3倍ほど重い。

*熱に弱く、油や薬品に侵されるので、油性塗料を直接塗布することはできない。

*切削、着色が容易なため加工性が優れる。

*一般のエポキシ接着剤などで容易に接着できる。

*軟質材と比べて価格が高い。画像の硬質材は25φ、長さ50cm、3φ芯パイプ付きで305円。

 

softfloat.jpg軟質発泡材

*素材はポリプロピレン(PP)

*重さが硬質発泡材の1/3と軽い。

*熱に弱いが、油や薬品には侵されないので、油性塗料を直接塗布することができる。

*加工性が悪く、表面を削ると毛羽立って下処理しないと着色できない。

*表面を削ってコーティングしないと内部に水が沁み込んで浮力が変化する。

*専用の接着剤が必要。

*硬質材に比べて価格が安い。画像の軟質材は25φ、長さ50cm、3φ芯パイプ付きで158円。

 

硬質発泡材と水性塗料を使用すれば、初めての製作でもそれほど大きな失敗をすることはない。軟質発泡材は安価で軽いため金型成型で生産する量産商品には適しているが、自作の場合は加工が面倒である。ウキの製作に慣れるまでは、加工の楽な硬質発泡材での製作をお勧めする。さらに軽量化を目指す場合は、硬質材と軟質材を組み合わせたハイブリッド発泡ウキを推奨する。

 

■トップ羽根の材質

トップ羽根に使える素材としては、硬質ポリ塩化ビニール(塩ビ、PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、PETFRP、ポリカーボネイト(ポリカ、PC)など各種あるが、加工性、耐久性、耐薬品性、価格、入手し易さなどの点から塩ビ板が比較的手頃である。ただ、塩ビは比重が1.4とやや重いのが欠点であり、軽量化という点では比重が1.06のPSが勝っているが、PSには油性塗料を直接塗布することはできない。

 

硬質塩ビ板は透明なものや各種カラーのもの、各種厚さのものが市販されているが、ウキの羽根には厚さ0.4〜0.5mmの透明板が使用される。薄くても衝撃が加わった時にフレキシブルに変形するので、そう簡単には割れない。塩ビは紫外線で劣化するが、化学的に安定しているから油性塗料で直接着色することができる。接着も容易で、汎用のエポキシ接着剤などを用いることができる。どの素材にも共通しているが、サンドペーパーで白濁させる時に深い傷をつけないように注意が必要である。

float-03.jpg厚さ0.5mmの透明塩ビ板はホームセンターで購入できるが、100円ショップでカードケースなどを買い求めて解体流用した方がはるかに経済的である。画像はB4サイズの透明ハードケースで、素材は厚さ0.4mmの塩ビである。100円ショップの店頭には各種の樹脂製品が並んでいて、サイズの異なるハードケースなどから厚さの異なる塩ビやポリスチレンを入手することができる。店頭で素材の表示をよく確認して購入する。

 

ウキの破損は大抵の場合トップ羽根の割れであるが、耐衝撃強度が最も優れているのはポリカである。比重は1.2であるから、塩ビよりもやや軽い。ポリカは耐候性にも優れるため、塩ビに代わって屋根の波板として普及しつつある。ホームセンターなどで一般に売られているポリカは波板であり、厚さ0.305mmの平板は専門店や通販など限定されたルートでの購入となる。塩ビと同様に価格が安くて、塩ビよりも信頼性の高い素材だが、入手がやや面倒なのが欠点である。ポリカの接着には、一般に市販されている接着剤でも使用できる銘柄はあるが、ポリカ専用の接着剤を使用すればより確実となる。

また、セルフスタンドなどで用いられているプリペイドカードや各種会員カードなども、薄く、軽く、加工性が優れていてウキの羽根として利用できる。衝撃を加えても割れることは無く、耐久性にも優れている。これらのカードは不透明で印刷がされているから、蛍光塗装する前に白色塗料で下塗りする必要がある。ただ、下塗り後に蛍光塗装しても逆光では黒色に見えてしまうことから、釣り場や時間帯によっては致命的な弱点となる。

 

■トップ羽根の形状

float-07.jpgカゴ釣りに使用するウキには、安定した飛行性と良好な視認性が要求されるため、トップに3枚ないし4枚の羽根を取り付ける必要がある。3枚羽根は組立作業での角度割り振りがやや面倒だが、軽量化に有利で飛行性や視認性などにも問題は無い。

羽根の形状では、道糸やハリスとの絡まりにくさ、あるいは、絡まっても竿を煽れば外れるかどうかが重要な要素である。画像左のように羽根をフロート本体から独立させた形状では回転羽根にすることができるが、首の部分に絡みが生じると竿を煽っても絡みを解消することはできない。画像右のような形状では固定羽根となって強風時に倒れやすくなるが、道糸やハリスとの絡みは大幅に軽減される。

多くの市販ウキは量産時の組み立て易さから独立羽根になっている。トップ羽根だけを部品として購入した場合でも独立羽根となる。しかし、ウキの全てを自作する場合は固定羽根にした方が簡単に製作でき、実釣でも絡みにくいので使い勝手が良い。

 

■ウキの製作に使用する工具

tools.jpgウキの製作に必要な工具は画像のようなもので、いずれもホームセンターや100円ショップなどで安価に入手することができる。

 

画像上はキリ、左から金切りハサミ、ラジペン、プライヤー、カッターナイフ、糸ノコ、サンドペーパー(粗削り用80〜100番、仕上げ用240番程度)があれば十分である。工作の際には、下敷きとして小さな角材を準備すると作業しやすい。

 

■ウキの製作に必要な接着剤

接着剤は被接着物に適合した耐水性の優れたものが必要である。適合した接着剤を使用しないと、一見接着したようでも、実釣での衝撃で外れてしまう。ここでは、ウキやカゴの製作に適した接着剤を紹介する。

 

瞬間接着剤.JPG  E-100.jpg  GPclear.jpg  superX.jpg  ボンドSU.JPG  プレミアゴールド.JPG

 

画像一番左は、仮止めなどの際に使う瞬間接着剤である。瞬間接着剤はアロンアルファⓇに代表されるチューブタイプの銘柄が一般的だが、たいていの場合中身を使い切る前にチューブ出口付近で固まってしまう。画像の銘柄はインク修正液と同じようにハケ付きのもので、中身を概ね最後まで使い切ることができ、細かい部分に塗るのにも適している。

次の2液性エポキシ接着剤「ボンドEセット」は硬化時間が90分と長いが、接着後の耐久性・耐水性は抜群である。固まるまでは軟らかく拡散するので、ダレに注意したい。ウキやコマセカゴの製作で使用する頻度が高く、価格も安いので、チューブタイプよりも箱入り100gを購入した方が経済的である。

「ボンドGPクリアー」は通常のエポキシ接着剤では接着することのできないポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)に対して威力を発揮する。「ボンドGP」という銘柄とは効用が全く異なるので、購入の際に注意したい。

「セメダイン・スーパーX」はPPおよびPE以外のほとんどの素材に対して接着が可能であり、耐水性も優れている。硬化した後でも弾力性があり、隙間やへこみ部分への充填に適している。系列商品として、硬化時間の短い銘柄なども売られている。

「ウルトラ多用途ボンドSU」は用途に応じて3種類のバージョンがある。レギュラータイプは「セメダイン・スーパーX」とだいたい同じだが、ソフトタイプはPPPEも接着することができる。

一番右はスリーエム社から最近発売された「プレミア・ゴールド」で、PPPEを含む全ての物質を接着することができる。ただ、硬化時間が長く、価格が高いことから、大量に使用する場合には専用の接着剤を使った方が経済的である。

接着する素材がPET、ポリカ、軟質ビニール等の場合は、専用の接着剤が販売されている。接着剤はそれぞれの銘柄ごとに効能や注意点があり、それを良く知った上で使いこなす必要がある。それらの情報は台紙に記載されているので、台紙は捨てずに保管しておく。

 

■ウキの製作に必要な塗料

塗料を大別すると水性と油性があるが、どちらかと言えば水性の方が使いやすい。硬質発泡材(ポリスチロール)はオイルに溶けるので、水性塗料の使用が絶対条件である。軟質発泡材(ポリプロピレン)は塗料が非常にのり難く禿げやすいので、ウレタン塗料の使用が望ましい。

 

油性ニス.jpg通常の水性塗料や油性塗料を使ってウキを着色した後、表面の仕上げとしてウレタンまたはエポキシ塗料でのコーティングが必要である。コーティング塗装をしないと、実釣での海水摩擦で塗装がはげ落ちてしまう。

ホームセンターや釣具屋などでは、コーティング塗料として2液性のエポキシまたはウレタン塗料を販売しているが、これらは高価なうえに2液の混合が面倒であり、専用の希釈剤が必要という面倒さがある。また、カゴやウキの水中に入る部分などにはツヤ消し塗装が適しているが、2液性ではこれに対応した商品が無い。

これらの問題を解決するのが、1液性ウレタンニスである。比較的安価で作業性が良く、耐久性も十分である。画像は油性の銘柄で、普通のペイントうすめ液で希釈することができる。

ウレタンニスには「透明クリアー」と「透明クリアーつやなし」があり、ホームセンターなどで購入できる。蛍光塗料の上塗りとして使うか、あるいは透明ウレタンニスに蛍光顔料を添加すれば、トップ羽根を耐久性のある好みの色にすることができる。

ウレタンニスの原液は粘度が高いので、使用する前に容器をよく振ってからペットボトルのフタなどにほんの少し注ぎ込み、3倍程度に希釈してから複数回塗るのがコツである。原液のまま使用すると、塗装にムラができる。原液は透明ではないが、乾燥後の透明度は問題ない。なお、油性ウレタンニスは硬質発泡材を溶かすため直接塗布することはできないので、水性塗料での下塗りが不可欠である。

最近では水性ウレタンニスが主流になり、油性は店頭から姿を消しつつある。以前の水性は油性に比べて価格が非常に高かったが、現在では同等の価格になって来たので、水性を使用した方が作業は楽である。

 

ウキトップ羽根には視認性を良くするために蛍光塗料を使用する。蛍光塗料は光の透過率が高いため、逆光でも色彩が変わることはない。ただ、品質の良くない蛍光塗料は光を通し難いので、逆光では黒色になってしまう。

 

硬質発泡ウキ

float-4.jpgフロート本体部に硬質発泡材を使用したウキは重量がややかさむが、製作が容易で自作に適したウキである。初めてカゴ釣り用ウキの製作を試みる場合は、まずこのタイプのウキから手掛けるのが無難である。

25φの硬質発泡材を使用した場合、フロート本体部の長さは錘10〜12号対応で150mm、錘12〜15号対応で180mm程度である。トップ羽根を厚さ0.5mmの塩ビ3枚とした場合、自重は18g〜20gになる。手に持つと軽く感じるが、錘換算では5号近くになる。

 

float-5.jpgフロート本体部に硬質発泡材を使った場合でも、トップ羽根に薄いプリペイドカードなどを使用して羽根のサイズをやや小さくし、全体を黒色などにして塗装膜を薄くすれば、自重を15g程度にまで減量することができる。フロート本体部の海中に入る部分は、魚に警戒されないようにツヤ消しのウレタンニスでコーティング塗装するのが望ましい。

フロート部の形状やトップ羽根の材質などによって浮力に若干の違いが出るので、試作してから発泡材の長さを決定するとよい。

 

ハイブリッド発泡ウキ

ウキを軽量化するにはフロート本体部の材料を軟質発泡材にすればよいが、そうした場合には前述したように製作上で多くのデメリットがある。また、軟質発泡材を切削加工すると表面の薄膜が破壊されて水分が内部に沁み込むため防水コーティングが必要となり、結果的に自重が増して軽量化が阻害される。これを避けるには、熱処理で軟質発泡材の外形加工を行い、表面に薄膜を形成すればよいが、加工が面倒である。

この問題を解決するのが、フロート本体部の切削加工が必要な両端部分だけに硬質発泡材を使用し、残りの中央部分に軟質発泡材を使用して、両者を貼り合わせたハイブリッド発泡ウキである。加工性が硬質発泡材を使用した場合と変わらず、自重は軟質発泡材を使用した場合とあまり変わらない。軟質発泡材の表面は切削加工していないから水分が沁み込むこともなく、ウレタンニスの薄いコーティングで十分である。

 

float-6.jpg軟質発泡の素材であるポリプロピレン(PP)は塗装の乗りが悪いので、密着性の良い油性ウレタンニスで塗装(または下塗り)する。硬質発泡材の部分には油性塗料を使えないので塗装工程がやや面倒になるが、軽いウキを比較的簡単に製作することができる。

画像のウキは25φでフロート本体部の長さ160mm、トップ羽根は塩ビ厚0.4mmで3枚、錘10号〜15号に対応し、自重は8.0g〜9.0gである。

float-08.jpgハイブリッド発泡ウキをさらに軽量化するため、羽根の素材を硬質ポリスチレン0.3mm厚とし、塗装をウレタンニス+黒色顔料にして塗装膜厚を薄くしたのが左画像であり、自重は7.0gである。

自重のおおまかな内訳は、本体フロート部4g、羽根2g、接着剤0.5g、塗料0.5gである。浮力の増減は軟質発泡部分の長さを変えればよく、この操作では自重にほとんど影響が無い。

このあたりが、簡単に自作できる範囲での軽さ限界と思われる。

 

しかし、このような軽量ウキが実釣で有利かというと、そうではない。10gを切る軽いウキは、横風が強い時に風下へ流されやすく、向かい風では吹き戻されて実効飛距離が短くなってしまう。風圧の影響を受けやすいため、飛行中にパタついて安定性に問題を生ずる。だが、ウキそのものを軽くすることができれば、足カン部分に2g〜3g(0.5号〜0.8号)の錘を付加することができ、これによって軽量ウキの弱点を克服して優れた飛行性能を得ることができる。

 

ハイブリッド発泡ウキの製作方法

ここでは、錘負荷10〜12号のハイブリッド発泡ウキの製作手順について説明する。錘負荷を変える場合は、フロート中央部分の軟質発泡材の長さを変えればよい。

 

新規画像2.jpg購入した長いままの硬質材の一端をカッターナイフで荒削りし、その後サンドペーパーをかけて丸みを出してから糸ノコで切り出す。この時、切り口が斜めにならないようにテープを巻いてガイドにする。足カンと接する側の硬質材は長さ30mm、トップ側の長さは20mmほどでよい。発泡材に付属している3φの樹脂パイプを芯線にする。

 

新規画像1.jpg軟質材を100mmにカットし、表面に#240のサンドペーパーを軽くかけてウレタン塗装をのりやすくする。この時、毛羽立つほど削ってしまうと塗装がのらなくなり、実釣で水が沁み込みやすくなる。

素材がPPなので通常の塗料はのりにくいため、ウレタンニスをペットボトルのフタなどで3倍に薄めて下塗りする。ウレタンに顔料を少々混ぜると塗りムラがわかりやすい。軟質材は硬質材よりも直径がわずかに大きい場合があるので、軟質材の両端にテープを巻いて硬質材と径を合わせる。

 

新規画像3.jpg断面に「ボンドGPクリアー」をたっぷり塗り、硬質材と軟質材を強く押し付けて貼り合わせる。貼り合わせ部分に若干の段差が生じても、実用上の支障はない。隙間などがあったら、SUなどで穴埋めする。

 

 

新規画像12.jpg透明塩ビ板などから、トップ羽根を切り出す。まず四角形に切り出し、角をハサミで切り落として所定の形状にする。

外形を整えたら、蛍光塗料がのりやすいように表面にサンドペーパーを掛ける。#240以上の細目で塩ビに傷をつけないように作業する。粗いサンドペーパーを使用すると、深い傷がついて割れやすくなってしまう。

 

新規画像8.jpgフロート本体の最上部に角度120度の割り振りマーキングを行ない、カッターナイフで切り込みを入れる。この工程は、やや熟練を要する。120度の割り振りには、リング状のガイド冶具を作るとよい。フロート本体の表面から芯線に向かってカッターナイフを垂直に切り込まないと、組み立てた羽根が斜めになってしまう。

トップ羽根を仮組み立てする。羽根が根元まで入らない場合は、根元を少し切り落とす。

 

新規画像13.jpg羽根の上部(画像上の青印部分)を瞬間接着剤で芯線と仮止めする。

画像下ピンク部分に、ツマヨウジなどで「ボンドEセット」を塗布し、フロート本体部と芯線を接着する。「ボンドEセット」は軟らかく拡散するので、ダレないように注意する。少量付けて、半乾きになった頃に追加塗布するとダレが起きにくい。

この接着剤は乾燥するのが遅いので、塗装するまで1日置く。

 

新規画像15.jpg1.0φステンレス棒を画像のようにラジペンとプライヤーで加工し、丸錘0.5号〜0.8号を挿入して足カン部分を製作する。錘をつけないとウキの自重が軽すぎて風の影響を大きく受けるため、飛行性能に問題が出る。

錘付きのステンレス棒に「ボンドEセット」をたっぷり塗布し、樹脂パイプ芯線に挿入して接着する。丸錘を使用せず、樹脂パイプに板錘を巻きつける方法もある。

足カン部分は釣具屋でパーツとして販売されているが、自作した方が経済的である。環部分の真円度にこだわる必要はない。

 

新規画像14.jpgトップ羽根とフロート本体上部を水性蛍光塗料で塗装する。一度に厚く塗ると塗りムラが出るので、希釈した蛍光塗料で3回ほど重ね塗りする。あまり厚く塗り過ぎると、光が通り難くなって逆光で黒色になってしまう。

水性蛍光塗料が十分に乾燥したら、その上をウレタンニスでコーティング塗装する。油性ウレタンニスなら「ペイントうすめ液」で、水性の場合は水で3倍ほどに希釈し、2〜3回ほど重ね塗りするとムラが出にくい。

トップ羽根の色は橙色が標準だが、緑色、黄色、黒色など好みや使用条件に合わせて色彩を選ぶことができる。

 

新規画像16.jpgフロート本体下部と足カン部分を水性塗料で塗装する。ウキの水中に入る部分は、魚を警戒させないために地味な色彩が望ましい。よく乾燥させてからウレタンニスでコーティング塗装すれば、カゴ釣り用の大型ウキが完成する。本体部のコーティングは、魚に警戒心を持たれないように「クリアーつやなし」が望ましい。

完成したウキの自重は11g〜12gと軽く、飛行方向前方の足カンに錘があるので遠投でも安定している。製作の際は3〜4個まとめて作った方が効率的であり、材料のムダも少ない。1個当たりの材料費が安いので、性能の良いウキを低コストで実現することができる。

 

ウキの修理

ウキの修理が必要になるのは、トップ羽根が割れてしまった時である。道糸が絡んだまま強く竿を煽ったり、トップが堤防に激突したりして激しい衝撃が加わると羽根が割れることがある。この場合の修理は、全ての羽根を根元から奇麗に取り除き、今までの羽根と羽根の間に新しい羽根を作り直せばよく、フロート本体部はそのままリサイクルできる。

しかし、新規にウキを作っても材料費は少額であるから、ウキというのは消耗品の一つと考えた方がよい。

 

 

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