RX-5とはコスモAPの海外輸出名で、RXのRはロータリー、Xは当時まだ海外輸出を模索する実験段階(Xプロジェクト)からまさしく量産体制に移ろうとしていた時代に付けられたものらしいです。
そして輸出したマツダ車の中で5番目にロータリー・エンジンを積んだクルマということでRX−5と言うことのようです。そこで歴代ロータリー車の海外名を順に整理してみるとこうなります。

- Cosmo110S Cosmo Sport
R100 Familia Rotary Coupe
- RX-87 Luce Rotary Coupe
RX-2 Capella
RX-3 Savanna
RX-4 Luce
RX-5 Cosmo
RX-7 Savanna RX-7 
RX-8 RX-8


一番最初のロータリーエンジン搭載車、コスモスポーツは生産台数も1100台程度ということで、生産当時のイメージは量産というよりは手造り的なものであったと思われます。

ということで海外向け量産体制の本格始動は海外名R100のファミリア・ロータリー・クーペからということになります。

次のRX-87(ルーチェ・ロータリー・クーペのプロトタイプモデル)に関してはマツダ自体が海外のマーケットリサーチ等のデータを収集する中、海外輸出に対して消極的な見解になったことに加え、当時のアメリカの厳しいレギュレーションに通らなかったことも加わり、輸出はされませんでした。
具体的には、ルーチェ・ロータリー・クーペの特徴である車高の低いスタイリング(特にボンネット先端)が災いして、結果、地上からのヘッドライト位置が低すぎてアメリカのレギュレーションに認可されなかったとか13A(簡単に言うと他のロータリーに比べオニギリが少し大きい)という特異なロータリーエンジンにも問題があり、これらの改善に要する時間的な問題も加わり最終的に輸出を断念したと言われています。

RX-2のカペラ、RX-3のサバンナ、RX-4のルーチェ、そしてRX-5のコスモまでは順調に行きますが、RX-6がないためにRX-7は7番目ではなく6番目に量産輸出されたロータリー車ということになりますし、RX-8は7番目に量産輸出されたロータリー車ということになりますが、そもそも前記の実験段階という意味を指すXプロジェクトのXを、量産体制後の海外名にも付けたままという、当時の東洋工業の何ともアバウトな状況を考えると、RX-○ということで○番目にロータリーエンジンを搭載した量産輸出車という解釈にもあまりこだわる必要はないものと思えます。ある意味メーカー側もこの部分については“適当”・・・つまりあまりこだわっていなかったということではないでしょうか。



海外輸出用のコスモに付くRX−5&RotaryEngineのオーナメントです。


この部分にRX−5のオーナメントが付きます。


この部分にRotaryEngineのオーナメントが付きます。