
絵を描いた
*暴力的・性的なシーンが含まれていなくもありません
トルネード竜巻
いいバンド。
梅津和時公式ページ・裏公式ページ
好きです。
日本映画データベース
便利だ。
青空文庫
アナーキーだ。
矢舟テツロー
ピアニスト。
flat three
threeだけど二人。
ノラオンナ
ウクレレ。
9月24日 9月22日 9月19日 9月18日
『キャベツくん』文研出版
長新太 文・絵
広い空の下で、キャベツくんとブタヤマさんが出合って挨拶する。ブタヤマさんは腹が減って理性をなくしていて、キャベツくんを捕まえて食べようとする。そこでキャベツくん、すかさず
「ぼくを たべると キャベツに なるよ!」
と言うと、空に鼻がキャベツになったブタヤマさんが出現したではないか!帽子が吹っ飛ぶほど驚愕したブタヤマさんが、
「じゃあ、ヘビが きみをたべたら、どうなるんだ?」
と聞くと今度はヘビキャベツが空に出現する。同じ調子で、タヌキ、ライオン、ゴリラなどと続いていく。だだっ広い場所を歩きながら、ひたすらその繰り返し。
アイディア一発の、まさに奇想。
『こぐまのくうぴい くうぴいだいすき!』ミキハウス
なかやみわ
軽い仕掛け絵本。取っ手を引くと小熊が着替えたり、プレゼントの絵をめくると中身が見えたり。主人公は小熊のくうぴい
「きょうは ちょっぴり おめかしの くうぴい」
「ママー!ママー!ぼくの だいすきなもの いっぱい いっぱい つくってね!」
「みんなから おいわいです わー!ありがとう!なにかな?なにかな?あけてみても いい?」
「さあ、パーティーの じゅんびが できました」
と、何かのお祝いパーティーに向けて話がすすむ。しかし、これが何のお祝いなのかは、どこにも書かれていない。おかしいと思って読み返しても、記述は無い。無いぞ。どういうことだ。そりゃ誕生日のお祝いでしょ、と言われるかもしれない。確かに、友達や、おじいちゃんおばあちゃんがやってきて、
「おめでとう!」
と言ってくれるのだ。そりゃもう誕生日だろう。しかし、だからといって書かなくて良いのか。お祝い+パーティー+友達+プレゼント+祖父母=誕生日わーい!って、思考が自動的過ぎやしないか。タイトルも「くうぴいだいすき」で、なにも暗示していない。こどもが読む本だというのに、雑すぎる。
楽しい仕掛け絵本を激怒しながら読んでいるうちに、猫の「にゃっとくん」アヒルの「ガーグさん」小鳥の「ピピルさん」などのネーミングも小賢しく感じられて苛つく。兎の「らみいちゃん」に至って苛々が頂点に達し、読み終えると深い徒労感が沈殿する。こんな自分を、さすがにどうにかしたい。
しかし犬だけは「わんきちくん」という雑な名前で、そこで僅かに息をつく。
『三びきのやぎの がらがらどん』福音館書店
マーシャ・ブラウン絵 せた ていじ訳
「むかし、三びきの やぎがいました。なまえは、どれも がらがらどんといいました。」
三匹が草を食いに出かける。
「のぼる とちゅうの たにがわに はしが あって」「したには きみのわるい おおきな トロルが すんでいました。」
鬼の住む橋をいかに突破するか。いちばん小さいヤギは、
「ああ どうか たべないでください。ぼくはこんなにちいさいんだもの」
「すこし まてば、二ばんめやぎの がらがらどんが やってきます。ぼくより ずっと おおきいですよ」
と、知恵を働かせて切り抜ける。二番目に大きいやぎも、
「おっと たべないでおくれよ。すこし まてば、おおきいやぎの がらがらどんがやってくる」
と、これも知恵を働かせて通過した。そして最後に、一番大きいヤギが通る。トロルに呼び止められると、
「おれだ!おおきいやぎのがらがらどんだ!」
と見開きで怒鳴る。そしてトロルを
「こっぱみじんにして」「たにがわへ つきおとしました」
突如噴出する、暴力。そんな暴力の強度に鼻白む年齢に、いつのまにか、なっていた。
原題は"Three Billy goats gruff"。"Gruff"を「がらがらどん」と訳すのにもシビれる。
『おばけのバーバパパ』偕成社
『バーバパパたびにでる』講談社
アネット・チゾン タラス・テイラー作 やましたはるお訳
ピンクの不思議な生き物、バーバパパを巡る話。
「バーバパパはね、おにわで うまれたんです」
そう。いきなり庭に生えた。次の『たびにでる』では旅に出て伴侶を探す。宇宙まで探しに行ったけど、けっきょくバーバママも庭から生えた。
「はるがくるとね、ふたりは つちのなかに たまごをうめました」
「そして、なんしゅうかんも なんしゅうかんも、わくわくしながら まちました」
ここで色とりどりのバーバのこどもたちが生まれて、次巻から大活躍する。しかし分からないのは、バーバパパの繁殖方法だ。バーバパパは、見たところでは種が芽吹くように土から生えて、出てきたときには成体だった。世代ごとに繁殖方法が変わるのだろうか。ある世代は卵から生まれ、その次はたとえば、胞子を撒いて殖えるとかそういうことだろうか。気になって少し調べたところ、植物の生殖方法に単複世代交代型というのがあった。有性世代と無性世代を繰り返すということのようだ。これか。