地球温暖化と砂漠の緑地化について
2006/7/28記 
 
 今年の夏は未だに梅雨明けしないけど日中の暑さは夏に成っている。日照不足で米の生育が遅れており超早場米の生産地である房総米の供給も遅れそうである。
 さて、九州や信州では梅雨の豪雨で大変な被害が発生しているが、その原因の一つに地球温暖化の影響が言われている。確かに冬の豪雪と言い、最近は異常気象が多い。温暖化の影響で極地の氷が溶け、海面上昇が進んでいるとかで南洋の珊瑚礁の国が存続の危機に立っているとも聞く。小櫃川デルタの海抜1mに住む我が身としても人ごとでは済ませられない問題である。

 地球温暖化防止のために国際社会では二酸化炭素を含む温暖化ガスの防止に力を入れているが砂漠緑化にはあまり関心が払われていないように見受けられる。
 地球上の3割が陸地で、その3割を占める砂漠地帯のうち全力で1割を緑化するとしても地球表面の1%に過ぎないので確かに影響は大きくないのかも知れない。日本が誇る超巨大コンピューターの地球シュミレーターならその効果も検証できるのだろうが、それを使う権限の無い私の立場では根拠のないイメージを羅列するだけになってしまう事を承知の上で話を進める。
 また、水資源の確保が困難な事や過剰な放牧による食害の発生、「砂漠環境」に対して緑地化することは環境破壊となる事など化に伴う大きな問題が存在していることも解るが緑化の効果の方を考えてみたい。

 緑化で森林が出来ると@二酸化炭素が減少し、A植物の呼吸に伴う気化熱で気温が下がり、B植物体と土壌中の水分が保持されることで海水総量が減少され、C森林資源の利用で化石燃料の使用量が減り、D
表土の流出や黄砂のような飛散を防ぎ、E栄養の循環が発生することで鳥類や魚介類の生息数が増加するというメリットが考えられる。
 Bについて考えると、極地の氷が溶けているので有れば陸上のどこかに水を留めてしまえば良いのであって、それを木と土に求めたい。例えば関東ローム層のような粘土系の土には自重と同じ量以上の水を含む力があり、それと高分子吸収剤を併用することでかなりの量を内陸に残すことは可能であると思う。
 さらには樹木を含めた様々な植物からのアルコール燃料生成技術を進め、石油等の化石燃料からの脱皮を進められるとより良いであろう。これが成されたときには森林大国は資源大国に成り、生産地を分散することで燃料運搬のロスを著しく低減できる。特に不安定な中東情勢によるリスクを低減することもが大きい。この技術が完成すれば森林化する意欲も上がって来るであろう。

 日本には鉱山の煤煙で禿げ山化した足尾の再緑化を果たした優秀な植林技術が有るので、それを積極的に海外支援の道具として使うべきだと思う。かつて文明の黎明期にはナイル川には広大な森林が広がり、チグリス川にも森林が広がっていたと聞く。またアメリカ大陸に欧州人が入植を始めてからミシシッピー川流域の森林も激減している。それらは人間が破壊していったのだからその逆も可能だろう。
 特に中国と日本の間で互いに軍事力強化のために資金や人材を使う暇があるのなら内モンゴル地域の緑化を進め、アジア地域から緑化先端モデルを作って行くべきであると考える。


トップページに戻る   「木更津で考える」に戻る