
チュッパチャップス
俺はお菓子が大好きだ。高校の通学カバンの中にはいつもお菓子が入っていたし、授業中もいつもなんか食べていた。そんなお菓子好きの俺はチュッパチャップスというキャンディーがかなり好きだ。みなさんご存知のキャンディーだと思う。でもみなさん、
このパッケージをデザインした人を知っているだろうか?
スペインの画家のダリである。
ハンパないこだわりようだ。
日本でいったら、葛飾北斎がうまい棒のパッケージを描くほどである。
とりあえずうまい棒が何種類の味があるかわからないが、全種類集めたくなるほどの魅力だ。
そんなこだわりと魅力を備えたチュッパチャップスが大好きなのである。
そして今日、
ついに、
オトナ買いした。

オトナ買いされたチュッパチャップスたちとやたら長いレシート
まるで宝物だ。ダリが描いただけあって鮮やかな彩色とデザイン。素晴らしいの一言である。
しかしこの宝物を手に入れるには、そう簡単ではなかった。
まず最初は宝物が置いてあるロケーション。それは特別な場所だった。大まかに言えばWALMARTと呼ばれるでかいスーパーだが、その中でもひときわ異彩を放つお菓子専用ブースがある。
その名も「キッズ コネクション」
そう、ここでしかチュッパチャップスを手に入れることができないのだ。
しかし名前の通り、キッズたちの聖地だ。しかもレジまでも完備されているためまるでそこが一つのお店になっている。
もはやWALMARTとはコネクションされておらずキッズオンリー。
だが俺のトレジャーハンター心は負けなかった。どうしてもチュッパチャップスがほしかったのだ。
そして「自分はキッズ」と自己暗示した18歳の日本人だか中国人だかわからないアジアン男一人ズカズカ入ってきてさぞかし店員もビビっただろう。しかし俺は店員の反応などどうでもいい。欲しいのはチュッパチャップスだけだ。
軽く店内を見回し、ブツが大量に入ったボックスを発見。
「これしかない!」と思い、店員に、
「これ全部買えますか」と聞く。
俺の英語の発音が悪かったのか、不意をつかれたのかわからないが
「えっ?」
っと聞き返す。
そして間髪いれずもう一度、
「これ全部買えますか」
店員あ然として、
「あなたがほしいなら・・・」
最後の「・・・」は間違いなく驚愕の意を含んでいた。
しかしそんなことより全部買えるとわかった俺はボックスかかえてレジに直行。
だが、
問題発生。
俺にも店員にもいったい何個はいっているかわからない。
しょうがないので店員、一個ずつ数え始める。
はっきり言って、かなりのハードワークだ。
おそらく今日一番のハードワークだ。
そんななか、俺は店員が一生懸命数えてるのをただ、ただジッと見つめるだけ。その時間はゆうに5分は越えていただろう。
だがしかし、あまりに数えるのが長すぎてだんだん「俺はこれ全部買えるお金持ってるのか」と、自分の財力に不安がよぎる。数え終わった時、もし払えるお金がなかったら店員にホント申し訳ない。
そんなことで俺は店員が数え終わり、値段がでるのをビクビクしながら待った。
そして全部数え終わり、値段がでる。
「ピッ」
俺はビビッた。
あまりの安さに。
本気でもう一箱追加しようか迷った。
だがしかし、店員の負のオーラを感じ
「もうよしたほうがいい」と直感。
残念だがあきらめるしかない。
だがビニール袋にいっぱい入った宝物はずっしりくる重さだった。
キッズコネクションからは考えられない重さだ。
そしてまわりのキッズからは嫉妬の眼差し。
そうそれがオトナ買いの素晴らしさである。
今までの俺はオトナ買いを見せ付けられて悔しい思いをしてきたが、今日の俺は違った。俺が見せ付けていた。
最高に気分がいい