1930年、ボストンに生まれる。法律を学び、弁護士として活動を始める。やがて軍隊に入り、除隊後弁護士業の傍らボストン大学で教鞭をとるようになる。法的医療や犯罪法の実地見学で訪れた、精神異常犯罪者を収容したマサチューセッツ州立矯正院を題材にして、初の長編ドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』(’67)を発表するも、州最高裁判所で公開禁止処分となり、一般上映が禁止される。以後も、ワイズマンは製作意欲を掻き立てられたかのように次々とアメリカの組織・施設の“シリーズ” ドキュメンタリーを発表。21世紀に入った現在も、ほぼ年1本のペースで新作を発表し続けている。
映画評論家、文芸評論家、フランス文学者。1960年東京大学文学部フランス文学科卒業。同大学院、パリ大学留学を経て帰国後は東京大学、立教大学などで教鞭をとり、現在映画監督として活躍する黒沢清、青山真治をはじめ、フランス文学、映画史・映画理論、批評理論の分野で内外の優れた学生を数多く育てる。東京大学第26代総長。主要な著作に『反=日本語論』、『監督小津安二郎』『映画狂人』シリーズなど。ヴェネチア、ロカルノを始め多くの国際映画祭の審査員もつとめる。1999年フランス政府の「芸術文化勲章」最高位を受勲。