2001年度前期授業の自己評価


今期は、2年目、2回目の講義になります。
初年度とは違う課題、違う問題意識が出てくるでしょうし、
その中で上手く行くこと行かないことというのもでてくるはずです。
学生の皆さんの気質や雰囲気もまたずいぶんと違うものです。
こうした一回一回の経験がいずれ何十年かして、質の高い講義へ結びつくことを信じ、
今期もまた自己評価を掲載しておきます。
学生の皆さんが感じていることとはズレがあるかもしれませんが、その場合には、
以前と同様、是非積極的に私まで御意見を寄せていただきたいと思います。
(各項目の数字は、5段階評価での点数を示しています)

1:授業の形式的側面

 a:設備の活用・・・1
  今年は、利用する教室が1101教室から1104教室へと変わりました。この教室の変更が、それなりに授業に対して影響を与えている感じがします。1つは、階段教室の傾斜が急な前の教室に比べて、今回の方が後方の学生との距離感を遠く感じること。これは当然教室全体の一体感の減少に繋がります。それから、教壇から最前列の机までの距離が短いこと。私の授業は、教壇を離れて動き回ることが多いのですが、その際にやや動きにくいと言う問題点があります。また、マイクの感度が悪い。これはワイヤレスマイクの問題もあるのかもしれませんが、それ以上に教室のスピーカー配置と音響に問題があり、教室後部には十分に声が届いていない感じがします。これらは解決がほぼ不可能な問題なので、学生の皆さんに教室の前のほうで聴講していただくという形でご協力いただければと考えています。

 b:出席の取り方・・・3
  前年同様の出席の取り方をしていますが、今回は登録者数(400名ほど)・出席者数(200名ほど)とも去年から倍増しており、今後出席をどうしようかやや迷っています。今年に関しては出席を取るといったのでこのまま出席を取りますが、来年度以降もこの規模の講義とすると、マークシートを使ったとしても時間的にかなり取られますし、場合によっては出席を全く取らないで、ということも考えなければならないかもしれません。成績の関係で、試験とのバランスもあるのですが、このあたりも今後学生の皆さんの意見を聞いていきたいところです。

2:授業の内容

 a:進度・・・2
  前期の進行度合いは、昨年に比べてちょうど一回分遅れています。原因は、一つは出席者の増加。反応を見ながらわかりやすく説明しようとすると、どうしても遅くならざるをえません。もう1つは、昨年に比べて例示や配布プリントを多くしたこと。小泉政権誕生もあって、時事問題の解説等がかなり多く入りました。これらは必ずしも授業内容の低下ということではないので、それ自体はある程度仕方がないことだろうと思っています。ただ、学生の皆さんの集中力が落ちるのを危惧して今までレジュメを配布したりしていませんでしたが、講義のスピードアップを考えれば、そうした手段をとる可能性を考えなければならないかもしれません。

 b:教科書の使用・・・3
  進度の問題も絡んで、教科書使用も必要かもしれない。ただ、やっぱり講義のライブ感を出したいというコンセプトからは、私には抵抗があります。景気が悪くなって、教科書代もばかにならないと言う人もいらっしゃるでしょうし・・・。やはり当分は今のまま、教科書を特定せずに進みたい気がします。

 c:講義のプレゼンテーション・・・3
  これはかなり苦しみました。聴講者数が増えたこと、声が届きにくいこと、2年目の集中力の減退・・・こうした理由で、プレゼンテーションの密度が下がっている面もあるかもしれません。ただ他方では、技術的にはずいぶん安定してきているのではないかと言う自負もあって、個々の判断がとても難しく感じます。とりあえず評価を3にしておきますが、1にも5にもなりうるという気がしています。

 d:講義の難易度の設定・・・5
  これは、昨年来プランニングしているので、これでいいでしょう。アンケートでやさしすぎる、難しすぎる、両方の意見がありましたが、ほぼバランスの取れたところだと思います。後は、各年度の個性に合わせて調整するということだろうと考えています。

以上、平均点は、(1+3+2+3+3+5)/6=2.8くらいですか。
前期としてはこんなものでしょうか。後期は昨年同様3点台に上げたいですね。
今年はなかなか自分の感覚がしっくりいっていないという部分もあるのですが、
とにかく経験だと思って、あと半年頑張りたいと思います。