ウラノグラフィア 〜星を廻す者たち〜


人と妖種――相容れないモノたちがともに暮らす混沌とした世界。
大陸東部を支配する強大な帝国シュバルツェ。
急速に勢力を拡大し、西の覇者となりつつあるオクレイア王国。
大陸の覇権をめぐる二大国の争いは、人を排して妖種の王を頂かんとするモノたちの思惑をも巻き込み、
やがて世界の運命を大きく動かす戦乱へと…。
星々が紡ぐ唄と地上に生きる者たちが織りなす、終焉と再生の物語。


目次(連載中)

語り部ルムルルによるイクシュティア伝承
すべての始まり。理想郷イクシュティアの伝承。


第一部 彼らは翼をもがれ、
帝国の東の辺境に位置する、緑豊かなクリュセルズ地方。ある霧深い朝、領主の城に奇妙な妖種が運び込まれたことから、物語は幕を開ける。

プロローグ

第一章 はじまりの地
エヴェイユの街の守備隊に身を置く少年、イオ。城の塔に閉じ込められた妖種の世話を命じられた少女、ニーニ。まだ互いを知らぬまま、ふたりの運命は動き始める。

第二章 塔の虜囚
有翼種の囚われた塔の監視を続けるイオとナトナ。そんな中、イオは奇妙な妖種討伐に参加することになるが…。

第三章 届かない声
少しずつララウと心を通わせていく一方、ニーニは城の中で孤立しつつあった。そしてとうとう、事態は決定的な方向に動いてしまい…。

第四章 クリュセルズの領主
かつて北の塔で起こったこと。これから起ころうとしていること。自由を得たイオといまだ囚われたままのララウ。それぞれの前に待ち受ける運命は…。

第五章 狂乱の宴
黒い尾を持つ妖種・ディージャによって結界が破られた。収穫祭の当日、妖種の群れがエヴェイユを襲う。

第六章 もう一度会えたら
ようやく辿り着いた塔の上でイオを待っていた出会いと喪失。差し出された手を拒むララウに、イオは言う。俺のことは信じなくていい。ただ、俺がニーニと約束したことだけを信じろと。

エピローグ
差し出した手は、もう払いのけられなかった。惨劇の収穫祭の後、それぞれが歩み出す道。



第二部 輝く蒼穹に焦がれながら、
西の山脈に住む“風の民”との交渉を命じられた帝国の第三皇子フィン。皇帝の名代として“風の祠”エルガ・ディルカへと赴くフィンだが、同時に帝国では、彼を亡き者にするための陰謀が動き始めていた。

プロローグ







短編〈唄シリーズ〉
星は唄う。地上に絡み合うあらゆる運命を唄い奏でる。星々の下で紡がれる、小さな物語のかけらたち。




*ウラノグラフィア(uranographia):ドイツの天文学者ヨハン・エレルト・ボーデが1801年に発表した絵入星図。
科学的な正確さと芸術性の双方を追求した素晴らしい天球図帳だったが、ヨーロッパの主要な絵入星図はこれが最後となった。




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