タイクーデター Thai Coup d'état

ver.2.2254 14/07/03

(C) 2006-2014 cnx, All Rights Reserved.



2006年09月19日(火)夜半

タイのテレビ局が一斉に通常放送を中止し、「クーデターが発生。
国軍が全土を掌握。タイ憲法は失効した。」と繰り返し放送を始めた。



目次はこちら → 目次


タクシンとタクシン一族の詳説は膨大になったので、
分離してこちら(未完成) → タクシン Thaksin

1981年04月のクーデター未遂事件、1985年09月のクーデター未遂事件、
1991年クーデター(1992年の5月流血事件)は、
こちら → 1991年タイクーデター Thai Coup d'état in 1991

繰り返された政変、戦争、タイ王朝史は、
こちら(アユタヤ朝中期まで完成) → タイの王朝 Thai Dynasty


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28章  クルングテープの99日(後) 非常事態宣言発令・市街戦で 殺戮
04月07日(水)00時半頃クルングテープ都ブンクム区クロー ンクム地区にあるナワミン通りの英系ディスカウントストア、テスコ・ロータスの入り口近くの駐車場(店前にあった警 察官詰所近く)で、隣接する道路(報道により住宅地)から投げ込まれたM26型手榴弾が爆発。帰宅途中の女性店員(26) と詰所にいた警察官(40)が負傷。慈善団体のピックアップトラックの窓ガラスが割れ、タイヤがパンクするなどした。
反政府デモとの関連は不明。警察は政争絡みの陽動作戦もしくは慈善団体間の抗争とみて捜査する方針。
07時頃クルングテープのファッションアイランド近くのバイクタクシー ・スタンド近くで消火器を使用した爆発物が発見され回収処理された。
回収された爆発物は時限発火式と見られ、また一部報道では「前日にチュラーロンコン大学前で回収された爆発物と使用 された成分や発火方式が酷似している。」としている。
アピシット首相は、「定例閣議の席上で国内治安法の適用期間の20日 までの延長を提案する考えである。」と明らかに。20日には選挙委員会による民主党迂回献金案件が絡む解党の是非に関 する判断が下される予定になっており、反独裁民主主義同盟は判断に基づき活動方針を見直す方針を明らかにしていた。
10時半過ぎ反独裁民主主義同盟幹部のスポン・アッターノンは、パーン ファー橋のメイン会場に集結しているデモ隊により国会議事堂(発言では下院議会)の包囲に乗り出す方針を明らかに。 「既に国会議事堂の包囲に向けた作業に着手中で、今日中の議会解散を確信している。」という。
デモ隊は、ウドンタニー県内の赤服軍団を率いているクワンチャイ・プライパナーやアリスマン・ポンルゥアンローン等 「スーパー平和的活動推進団」が率いている。
なお、ch7の報道によると、アピシット首相は09時過ぎまでに国会議事堂を後にし国内治安維持本部が置かれている第11歩 兵部隊近衛師団本部に移動している事が確認されている。
一方、幹部のナタウット・サイクアは09時半過ぎ、ラーチャプラソン交差点に集結しているデモ隊に関しては、万が一の 強制排除に備えて引き続き同地で座り込み活動を展開する方針を確認。
13時過ぎアピワン下院副議長は、「国会議事堂前に集結し ていた反独裁民主主義同盟の街宣車上で、同盟同志として演説を行い、プラウィット防衛大臣から軍が現政権を見放すの は時間の問題であると聞かされている。」と明らかにした。
アピワン副議長は、クーデター政権時代に反独裁民主主義同盟の主要メンバーだった事で知られ、また、最近でも同盟の 演台上で演説を行い王子付の軍高官が集会会場の視察に来ていた事を明らかにしていた。
これを受けピープルチャンネルの女性レポーターは、「アピワン副議長が、プラウィット防衛大臣軍から軍は既に現政権 を支持していないと聞かされている事を明らかにしていた。」と報じた。
一方、国会議事堂前のデモ隊は、デモ隊に向けて投げ込まれたとされる催涙弾(報道により火炎弾)の事実関係確認をス テープ副首相に要求し、一時緊張したが、最終的にステープ副首相がアナンタサマコン・ホールから脱出したとの情報を 聞きつけ、パーンファー橋のメイン会場への引き上げを決定。
アピワン副議長によると、「問題の催涙弾は危害を加える性質のものではないが、当局から投げ込まれたかについては引 き続き調査する方針だ。」という。また、TPBSは、「赤い服を着た人物が催涙弾を投げ込んだとの目撃情報がある。」と 伝えている。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)は、閣議が国会議事堂で開かれることを受け、国会議事堂を包囲。 その後アリスマン幹部ら数十人が国会議事堂内に突入し、一部を占拠。幸い首相をはじめ閣僚らは、既に国会議事堂を後 にしていたため、特に騒動には発展しなかった。
この突入について、ラーチャプラソン地区の集会場にいたUDDナッタウット幹部は、「パーンファー橋で集会を続けていた UDDの一部が行った独断で行ったものだ。」と発言。
タクシンは、「いたって健康である。」とし重症説を否定 。反独裁民主主義同盟に対して「引き続き、真の民主主義・公正を勝ち取るために闘い続けて欲しい。」と訴えるメッセ ージをTwitterで配信。しかし、3日間に渡りビデオ演説を中止した理由や滞在先に関しては触れていない。
閣議で、都内全域をはじめ隣県2県(ノンタブリー県、サムットプラーカーン県)に適用されていた国内治安法 が、今月20日まで延長されることが決定。本日期限を迎えたものの、依然タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が 都内で集会を続けていることから、適用が延長された。
首都圏警察によれば、「06日午後に民主党本部に擲弾が撃ち込まれ警察官2人が負傷した事件は、高速道路を走 行中の車両から携帯用迫撃砲で擲弾が発射された可能性が強い。」とのこと。
アジア・ホテル(ASIA)は、都内で同社が運営するホテルの宿泊率が、55〜60%から25〜30%まで急落したこと を明らかに。運営ホテルがタクシン派の反独裁民主主義同盟線(UDD)による集会場となっているラーチャプラソン地区に 近いこと、不安定な国内情勢で観光客が減少したことを理由に挙げている。 またこの影響から、以前発表した今年の年 間総収入見通しを、前年比横ばいから引き下げる可能性を明かしている。
スパチャイ政府副報道官は、閣議の席上でステープ副首相が、反独裁民主主義同盟系のピープルチャンネルの放 送配信の遮断をタイコム社に対して指示するよう情報通信技術省に命じた事を明らかにした。
歪められた報道により国民を誤解させているだけでなく放送を通して集会への動員を図っている事が遮断の理由という。
この報を受け同盟は、スポン・アッターウォンを中心にしたデモ隊をノンタブリー県内にあるタイコム社に派遣し遮断妨 害のための活動を開始しノンタブリー県内のデモ隊に対して同所への集結を呼びかけた。
一方、同盟幹部のナタウット・サイクアは、国内外に於けるピープルチャンネルの報道遮断措置は、「タイ国内の放送局 だけでなく隣国を初めとする国外の放送局に対しても損害を与える措置である。」と非難した。
タイ中央銀行(BOT)タリサ総裁は、「タクシン派団体の反独裁民主義同盟(UDD)が都内商業地区の中心となっ ているラーチャプラソン通りで、集会を開催していることについて、経済への影響を検討するには時期尚早。」との見方 。「集会が長期化した場合、経済に必ず影響を及ぼすことから、集会を注視する必要がある。」としている。
18:15アピシット首相は、定例政見放送の中で、早期の正常化実現のため 、クルングテープ都内全域及びノンタブリー県、サムットプラーカーン県、パトゥムタニー県、アユタヤ県の一部に最高 レベルの非常事態宣言を発令。
この発令に伴いステープ副首相が最高責任者に任命された。03月12日以来適用されてきた国内治安法だけでは、違法な集 会を開催し国民生活や経済、国際イメージに影響を与ているだけでなく、更に国会突入等の違法行為をおかしている反独 裁民主主義同盟のデモ隊に対応できない事を理由に挙げた。
非常事態宣言下では、5人以上の集会ができなるなるほか、政府批判のビラ配布が禁止されるなど言論の自由も一部制限 される。しかし、5人以上の集会禁止は国会審議や閣議にも適用されるため、法案審議もできなくなることから、政府は 非常事態宣言発令には二の足を踏んでいた。
だが、反政府デモを続けるタクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)がセントラルワールドなどのあるバンコク最大の商業 地区を占拠しているほか、07日には国会議事堂敷地内に乱入。このため、「憲法で認められている集会の限度を超えてい る。」として非常事態宣言が発令されることになった。
アピシット首相は「各国政府から批判を浴びない範囲で、あらゆる方法により事態を沈静化する」と発表。同首相は発言 は抽象的表現が多いため、実際にどのような行動にでるかは不明であるが、アヌポン陸軍司令官が武力鎮圧に反対してい るため、「次の1手」は今のところはっきりしていない。しかし、03日から都内のラーチャプラソン交差点を占拠してい るUDDの反政府デモ隊の強制排除に近く踏み切ると見られている。 
2008年11月28日、反タクシン派の民主主義市民民主連合(PAD)がスワンナプーム空港およびドンムアン空港を違法占拠し た時も、ソムチャイ首相(当時)は非常事態宣言を発令している。この時、PADは行政裁判所に発令取り消しを求めるとと もに、徹底抗戦を宣言。さらに、PAD幹部のソンティーは、「首相が辞任しない限り、空港での抗議集会を継続する。」と 明言。「観光業界に与える影響はそれほど大きくなく、またそれは私的なものにすぎない。(この抗議行動により得られ る)国家利益に比べれば、大したものではない。」 とデモ参加者の士気を鼓舞。なお、この空港占拠について後日、「あ れは実に楽しい出来事だった」との感想を述べたPAD幹部が、現アピシット政権のカシット外相。また、この時、アヌポン 陸軍司令官は政府に対して、下院解散を進言している。
18:00過ぎ反独裁民主主義同盟は、首相の非常事態宣言発令を受け政府に 対して全面戦争を宣言。09日に政府打倒の史上最大規模の集会を開催する事を明らかに。また、地方のデモ隊に対しては 、即座に県庁前に集結し包囲するよう要請。
これに先立ち同盟は、非常事態宣言が発令される事を見越して、ピープルチャンネルの放送遮断命令や国会議事堂前での 催涙弾投下、与党議員側近や警戒に当たる当局者の武器所持をネタにしたアジ演説を展開し集会参加者を煽り、全面戦争 突入に備えていた。
タイ政府が、非常事態宣言を発令したことを受け、在タ イ日本大使館より注意喚起。
反独裁民主戦線(UDD)による集会実施に関する注意喚起(2010年4月7日現 在)
1.7日(水)午後6時過ぎ、アピシット首相は、バンコク都他5県に対し、「非常事態宣言」を発令しました。具体的な 規制内容は現時点では発表されておりませんが、関連勅令の規定によれば、同地域にて「5人以上の集会の禁止」、「報 道の検閲」、「交通の規制」、「指定場所への立入禁止」等の実施が可能となり、今後の具体的措置の発動に伴い、混乱 が生じることも予想されますので、外出等に当たっては、今まで以上に注意を払う必要があります。

なお、非常事態宣言適用地域は下記のとおりです。
【適用地域】
○ バンコク都全域
○ ノンタブリー県全域
○ サムットプラカーン県内 6郡(サムットプラカーン郡、バンプリー郡、プラパデーン郡、プラサムットチェディー郡 、バーンボー郡、バーンサオトン郡)
※ スワンナプーム国際空港はバンプリー郡に所在します。
○ パトゥムタニー県内 5郡(タンヤブリー郡、ラートルムゲオ郡、サームコーク郡、ラムルッカー郡、クローンルアン 郡) ○ ナコンパトム県内 1郡(プッタモントン郡)
○ アユタヤ県内 4郡(ワンノイ郡、バンパイン郡、バーンサイ郡、ラートブアルアン郡)

2. つきましては、タイに渡航・滞在される方は、本情報を基礎情報として、今後とも報道等から引き続き国内の治安情 勢に関して注意を払い最新情報の入手に努めるとともに、政府機関及びその他集会・デモ等が開催されている付近には近 づかないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人保護)
電話:(66-2)207-8501、696-3001(パスポート、証明、在外選挙等)
FAX :(66-2)207-8511
首都圏に非常事態宣言を発令したタイ政府は夜、地上波テレビ全局を通じ、「クルングテープで続いているタク シン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の反政府集会が違法だ。」と指摘し、散会を求めた。また、集会の規模拡大を防 ぐため、地方のUDD支持者がクルングテープに入ることを検問で阻止し、クルングテープから帰郷を希望する場合はバスな ど交通手段を提供する方針を明らかにした。軍・警察による集会の強制排除の可能性には言及しなかった。
UDDは東北部、北部など地方の支持者数万人を動員して、03月半ばからクルングテープのパーンファー橋周辺、04月03日か らは高級ショッピング街であるラーチャプラソン交差点一帯を占拠し、政府に即時解散総選挙を要求。非常事態宣言発令 後も退く気配はなく、支持者に対し、クルングテープの2拠点と各県県庁に集まり、政府に圧力をかけるよう呼び掛けた 。
緊迫した状況の中、アピシット首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議出席のため、08〜09日、ハノイを訪問する予 定。不在中、治安対策はステープ副首相が担当。
首都圏警察本部のアムヌアイ副本部長は、07日12:30頃に国会議事堂前のゲートを突破し街宣車で敷地内に乗り付 けた反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローンと、11:00から12:00の間に国会議事堂前のゲートを封鎖 し民主党所属議員を軟禁状態においた同盟のデモ隊隊列リーダーに対して、それぞれ公共施設への不法侵入及び監禁等で 逮捕状を請求する方針を明らかにした。
アリスマンは、「国会議事堂前でデモ活動を展開していた際に催涙弾2発が投げ込まれたとして、事実関係をステープ副 首相に確認するために、国会議事堂のゲートを街宣車で突破した。」とされ、突破する際に一部のデモ隊がゲートの鍵を 開けるために柵をよじ登り敷地内に侵入する場面も見られたが、議事堂内への強行突破を図ったデモ隊は同盟の自警組織 により制止されていた。
また、テレビ等で映し出されている議事堂内に入ったデモ隊は、ステープ副首相に事実関係を確認するためにプア・タイ 党所属下院議員のカールン・ホーサクン等に率いられていた20人のデモ隊代表で、議事堂内への乱入には該当しない。
マティチョン/カーオソット紙が当時警戒に当たっていた当局者に聞き込み調査を行ったところによると、「アリスマン が投げ込まれたと主張している催涙弾は、機動隊員がプラスチック製の盾や防具と共に常時携行しているもので、おそら くデモ隊と機動隊員がもみ合いになった際に転げ落ちたのではないか。」という。
一方、今回のゲート突破に絡んで、同盟の自警組織員が催涙弾所持で逮捕されているが、「同盟は組織とは無関係な第三 者である。」と警察に説明。
マティチョン紙が、「アピシット首相が非常事態宣言の運用最高責任者にステープ副首相を指名した背景に、政 治執行側が結果責任を追うべきであるとするアヌポン陸軍司令官の思惑があった。」と報じた。
昨年のソンクラーン期間中に非常事態宣言が発令された際にもステープ副首相が最高責任者に任命されていた。
アヌポン陸軍司令官は、「軍は政府の命令を実行する立場に徹し、これによる失策や損害は法に基づき政治執行部が責任 を負うべきである。」と考えており、「これがアピシット首相がステープ副首相を国内治安維持本部や非常事態宣言運用 の最高責任者に任命した背景にあったのだ。」という。
UDDのデモ隊が国会議事堂の敷地内に乱入した事件で、首都圏警察は、「警察がデモ隊に催涙塔を投げつけた。」 とするデモ隊の主張を否定。
催涙筒は議事堂の警備に当たっていた警察官が装備していたものだが、首都圏警察によれば、「デモ隊が『警察官から投 げつけられた。』としている催涙筒は、デモ隊が警察官から奪い取ったもの。」とのこと。
なお、今回の事件で、乱入したデモ隊は、ステープ副首相を警護する憲兵に襲いかかり、M16ライフルとピストルを奪い取 るという暴挙にも出ている。
アピシット首相は、ワシントンで04月12、13日に開かれる核安全保障サミットに出席するため米国を訪問する予 定だったが、07日に国会議事堂前に集結したデモ隊約2000人が敷地内に乱入、反政府デモのさらなるエスカレートが懸念 される事態となったことから、訪米中止を決めた。
首相は、国会議事堂内で08時から開かれた閣議に出席し、04月20日までの国内治安法の適用期間延長を決定。しかし、デ モ隊が集まりだしたことから、国会議事堂を離れて第11歩兵連隊本部内の臨時治安維持センターに移動した。その後、デ モ隊が国会審議を中断させる行為に出たことなどを受け、訪米中止や非常事態宣言発令に踏み切った。
政府が首都圏に非常事態宣言を発令したことに対し、「経済界では、これを支持する意見が大勢を占めている。 」という。ただ、「対応を誤れば、昨年04月の首都騒乱のような事態が発展しかねないため、慎重な法の執行を望む声が 強い。」とのことだ。
タイ観光協会連合の幹部は、「国民の多くがデモ隊に法を守らせることを政府に望んでいる。デモ隊は法を犯す行為に出 ており、非常事態宣言の発令は不可欠だった。」と指摘。また、タイ・ホテル協会のプラキット会長は、「強制排除で負 傷者が出る事態となれば、観光業は少なくとも6ケ月は影響を受ける。」と、慎重な対応が必要との見方。
なお、関係筋によれば、「経済界も、非常事態宣言発令そのものより、非常事態宣言が必要なほど事態が悪化しているこ とに懸念を強めている。」とのこと。
04月08日(木)00:10頃
(報道により00時半頃)
クルングテープ都プラ ナコン区ボウォンニウェート地区内にある反タクシン組織民主主義市民連合(PAD)を母体とするカンムアン・マイ党(新 政治党、NPP、????????????????)本部に向けM16ライフルで銃弾が撃ち込まれ、警備にあたっていた警察官スポット・カンポン (41)が左肩や腕を負傷、病院に搬送された。また、ビル内に向け撃ち込まれたM79は不発に終わった。カンムアン・マイ 党本部は、ガラスやフロントドアを破壊される被害が出た。
これまでの捜査で、車とヘルメットを着用なし、黒い服装をバイクに乗った2人組がビルに向け攻撃しワンチャート橋方 面に逃走したのが目撃されている。警察が防犯カメラで撮影した映像の分析を急いでいる。
00:40頃陸軍本部の消息筋からの情報として、「都内プラナコン区の兵士 約500人が警備する陸軍本部6階のアヌポン司令官執務室に向け擲弾1発が撃ち込まれ、司令官執務室の窓などが破損し、 警戒作業中だった軍関係者1人が負傷した。」と一斉に報じている。「擲弾は、携帯用迫撃砲のM79グレネードランチャー を用いてやや離れたラーマ8世橋上から撃ち込まれた。」と見られている。
今年01月14日夜にも陸軍司令官執務室に向けM79が撃ち込まれる事件が発生。今回の反政府デモでも再び標的とされる恐れ があったため、厳重な警戒態勢がとられていた。
同筋によれば、アヌポン陸軍司令官は、「前回の攻撃同様、事件が外部に漏れないよう箝口令を敷いていた。」とのこと 。
01時半頃(報道に
より03時半頃)
クルングテープ都サートン区トゥ ンマハーメーク地区にあるTPIポーリング社に向けピストル(報道によりM16ライフル)で銃弾や、M79が撃ち込まれたが、 幸い人的な被害はなかった。一部報道では「発射されたM79が電線にあたり不発のまま地上に落下した。」という。
TPI社は民主党への迂回献金に関与したとされるプラチャイ・リヤオパイラット系の企業。 新政治党前で発生した襲撃と同様にバイクに乗った2人組が攻撃を仕掛けていたのが確認されている。
午前パニターン政府報道官代行は、「あらためて7日に発令 された非常事態宣言は、国内治安法だけではカバーできない治安を掌握する上で必要な権限を確保するためのもので、現 段階では強制排除や強硬手段をラーチャプラソン交差点等を占拠している反独裁民主主義同盟のデモ隊に対して講じる方 針がない。」と確認。「引き続きデモ参加者の帰郷を促すために、昨年同様にバスを手配する方針だ。」という。
また、軍が同盟幹部逮捕に反対していると伝えられている事に関しては、「歪曲された情報でしかない。」、「前日のア ピシット首相やステープ副首相の緊急会見の際に国軍、陸海空の司令官が同席していた事からも政府と軍が依然考えを1 つにして任務に取り組んでいる事は明らかである。」とした。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、政府の非常事態宣言発令に対抗して政府を制御するた めの非常事態宣言を同盟内で布告。具体的な行動方針は明らかにされていない。史上最大の大規模集会と位置づけている 09日09:00に都内を標的にした行動計画が発表される見通し。
一方、幹部のナタウット・サイクアは、09日10:00前までにピープルチャンネルの放送がほぼ完全に遮断された事に対して 、「同様な措置が民主主義市民連合系のASTVに講じられていないのは明らかに政府による二重基準に基づいた措置である 。」と指摘した上で、何らかの対抗阻止を講じる考えである事を明らかにした。
午後反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「09日 9:00から計画されている大規模行動に先立って政府が強制排除に乗り出す恐れがある。」として、デモ隊に警戒を呼びか けると共に、不審者や異常事態に遭遇し次第携帯電話等で写真ないしはビデオを撮影しておくよう呼びかけた。
これに先立ち、強制排除に備えて寄付されたマスクや手袋等がデモ隊に配布される動きが見られていた。
一方、幹部のウェーン・トーチラーカーンは、ピープル・チャンネルに対して遮断措置が講じられた事を非難し、「民主 主義市民連合系のASTVに対して同様な遮断措置が講じられなかった場合は、政府の二重基準に抗議するためASTVの包囲に 乗り出す。」と語った。
同盟によると、「放送遮断措置に対抗して、新たな衛星を利用した番組の配信やネット回線を利用したコミュニティーラ ジオを経由した配信、WEBサイトを利用した配信を実現させるための作業を進めている。」という。
ますますエスカレートする反政府デモを受け、観光業界からは「デモ隊の要求通り政府 は下院を解散すべき。」との声が強まっている。
タイ観光協会連合のアピチャート代表は、「このままではタイの観光や経済への損害が広がるばかり。政府が事態を収拾 できないのであれば、デモ隊の望み通り下院を解散させ混乱に終止符を打ったほうがいい。」と述べている。観光業界は これまで、「新政権樹立まで時間がかかる」として、下院解散には反対する意向を示していた。しかし、予想以上にデモ が長引き経済的な損害が拡大していることから、一刻も早い終結を望むようになったようだ。
2008年末に起きた空港閉鎖事件の際、各国の旅行代理店がタイ行きツアーの販売を中止したが、「またあんなことになれ ば、被害は甚大。信頼回復にどれだけ時間が掛かるか見当もつかない。」と強い不安を感じる業者が多い。
コーン財務相は、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による政治集会の影響で、政策金利の引き上げ 時期を遅らせるとともに、今年のGDP成長率を当初予測していたプラス4.5%を下回る可能性がある。」と語った。
UDDは先月中旬から民主記念塔近くのパーンファー橋で、約3週間に渡り集会を続けていたが、集会レベルの引き上げとし て商業地区の中心であるラーチャプラソン地区に集会拠点を移動。
首都圏警察本部ピヤ報道官は、「昨日(07日)夜、非常事態宣言が発令されたことから、タクシン派団体の反独 裁民主主義同盟(UDD)による集会の監視体制を強化した。」と明らかに。
また治安警察は、昨晩集会参加者数を確認したところ、「民主記念塔近くのパーンファー橋に5800人、ラーチャプラソン 交差点に1万9500人ほどいた。」と明かしている。
タイ政府は、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の一部が、国会議事堂の敷地内に突入するなど過激な 行動に出たことで、非常事態宣言を発令したが、依然支持者1万人以上を集め、商業地区の中心ラーチャプラソン地区を 占拠し集会を続けている。
国内治安維持本部(非常事態宣言発令に伴い設置された統治機関)のサンスゥン報道官は、「当局の対策は効果が出始め ている。ラーチャプラソン交差点エリアではデモ隊の数が減少している。」と報告。現地報道によれば、13時時点でのデ モ隊の人数は、ラーチャプラソン交差点エリアが約3000人、パーンファー橋エリアが約2500人となっており、かなり減少 。しかし、交差点エリアでは新たに数千人がデモに加わったとの報告もある。
ラーチャプラソン交差点周辺のショッピングセンターは、セントラル・ワールドなどが休業を続け、セントラル・チッロ ム店は開店。グランド・ハイアット・エラワン、フォーシーズンズ・バンコクなど周辺のホテルは営業を続けているが、 宿泊客のキャンセルが相次いでいる。
UDDは政府の解散命令を無視し、クルングテープのほか、少なくとも17県で反政府集会を行っている。UDDナッタウット幹 部は、「09日09時より過去最大規模の活動を開始し、現政権に解散を迫る方針である。」と明らかに。進路、目的地は明 らかにしていない。
「非常事態宣言発令で当局が強硬手段に訴える。」との見方が出ていることについて、アピシット首相は、「政府はデモ 隊の弾圧することなく、(デモ隊が占拠中の)エリアを市民に戻すことを望んでいる。」と述べ、現時点でデモ隊を強制 排除を行わない方針を明らかに。これは、じわじわと包囲網を狭めることで反政府活動を終息させるとの方針を再確認し たものとなっている。
非常事態宣言により、デモを主導するUDDの主張を伝えてきたタクシン派のケーブルテレビ局ピープルチャンネル(PTV) の放送を遮断。タクシン派のウェブサイト、ラジオ局の閉鎖も進める。警察当局もUDD幹部の逮捕状請求の準備を進めてい る。
タクシン派メディアの強制閉鎖についてUDDは「反タクシン派のケーブルテレビ局ASTVは放送を続けており二重基準だ。」 と反発。タイ・ジャーナリスト協会とタイ・ケーブルテレビ協会も連名で声明を出し、「政府系テレビ、ラジオは一方的 な報道を行っており、タクシン派媒体の禁止は二重基準。」、「知る権利を奪い、報道の自由を損なう憲法違反だ。」と 非難。
一方、アピシット首相は反政府運動に対処するため、08〜09日にハノイで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会 議への出席を取り止めた。
タイ政府は、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による集会参加者らの行動が過激化してきたことから 、UDDを支持するサイトへのアクセスを遮断したことを明らかにした。
政府によって遮断されたサイトは、以下の通り。
gurakdang.com、norporchorusa2.com、uddthailand.com、peoplechannel.net、newskythailand.us、thaipeoplevoice.org 、thaipeoplevoice.net、prachatai.com、thaipeoplevoice.info、redthai.org、redthai.net、rednon.org、 sunshine.redthai.org、konthaiuk.com、redshirttv.com、isan.redthai.org、uddthailand.net、youtube.com/uddtoday 、twitter.com/uddtoday、uddthailand.biz、norporchorusa.com、d-dek.org、thaipeoplevoice.org、weareallhuman.net 、sameskybooks.org、sanamluang.tv。
チエンマイ県地方裁判所は、2008年11月26日に発生した反タクシン派の民主主義市民連合地元幹部の父親が親タ クシン派の赤服軍団「ラック・チエンマイ51」のメンバーに殺害された事件に絡んで起訴された5人の被告に対して20年 の禁固を命じる判決を下した。この判決を受け、逃走中の1人を除く4人の被告の保釈を取り消し収監措置が講じられた 。
保釈中に逃走し公判を欠席した被告は、ラック・チェンマイ51の中心的メンバーの。人として知られるDJオーンことカン ヤーパック・マナーチャック♀の夫で、逃走を受け10万Bの保釈金の没収措置が講じられている。
クルングテープ都スクムパン都知事は、非常事態宣言が発令されたことを受け、クルングテープ都主催のソンク ラーン期間中のイベントの中止を命じた。「各機関を招集し話し合った結果、都内全域の安全を守るため、必要な措置。 」としている。
反政府活動のエスカレートで非常事態宣言が発令されるというタイの政治混乱に対し、東南アジア諸国連合 (ASEAN)が懸念を表明。
インドネシアのマルティ・ナタレガワ外相は、「タイの国内問題ではあるが、状況が可能なかぎり早期に安定することを 望む。」と発言。シンガポールのジョージ・ヨー外相も、「(ハノイで開催中の)ASEAN会議に暗い影を落とすもの。負傷 者が出るような事態にはなってほしくない。」と憂慮を示した。
また、スリンASEAN事務局長(元タイ外相)も、「状況が一刻も早く正常化することを願っている。」と述べた。
政府がタクシン派の衛星テレビ局ピープルチャンネル(PTV)の放送を 遮断したことに対し、UDDのデモ隊約700人が、パトゥムタニー県ラートルムケオ郡にあるタイコム通信衛星基地局に押し かけ、「不当な措置」と抗議し、放送再開を要求。
PTV局の番組は、ケーブルテレビ業者が受信し、加入者に配信する形で放送されており、当局は通信衛星からの送信を遮断 する措置をとった。
アピシット首相は、「ピープルチャンネルは、治安部隊がデモ隊に対し武器を使用したとするUDD幹部の虚偽発言をそのま ま放送していた。これは、平和と秩序を回復するという政府の方針を真っ向から否定するもの。」と説明。
だが、ケーブルテレビ協会は、「放送遮断に対し視聴者から多数の苦情が寄せられており、逆にデモ参加者を増やす結果 になりかねない」と危惧する。
また、当局は、反政府活動をあおっているといった理由で、デモの様子を実況中継するなどしていた36のウェブサイトを 閲覧できないようにする措置もとった。一連の対策に対しては、学識経験者などから、「政府による情報操作」との批判 が出ている。
関係筋によれば、アヌポン陸軍司令官がデモ隊の強制排除に慎重な姿勢を崩していないことから、「プラユット 陸軍副司令官が強制排除の指揮を執る。」との見方が出ている。
政府は、「威力行使(強制排除)は行わない。」としているが、これはデモがさらにエスカレートしないという条件付き であることは明らか。「強制排除に踏み切る事態も十分考えられる。」とのことだ。
同筋は、「アヌポン司令官が強制排除に同意しない場合、政府はプラユット副司令官に指揮を執るよう要請するだろう。 今年10月の人事異動で司令官昇格が内定しているプラユット副司令官は、内定が取り消される恐れがあるため、政府の要 請は断れないはず。」としている。
18時過ぎ反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、改めて09 日09:00からクルングテープを対象にした大規模行動を開始する方針を確認。
発言の中でナタウットは、「政府による非常事態宣言発令や独裁体制に抗議するため、09日09:00から歴史的な大規模行動 を開始する。」、「アピシット首相はこれまでに遭遇したことがない出来事に直面し、同日中に議会解散を決断する事に なる。」と指摘。具体的な行動計画に関しては明らかにされなかったが、クルングテープ内10箇所を対象にした車両を中 心にした大規模行動の展開を示唆。アピシット首相やステープ副首相の「私邸訪問」を仄めかした。
20時前クルングテープ都チャトゥチャック区チョームポン地区にある運 輸省陸上運輸局の駐車場で爆発が発生。幸い人的な被害はなかった。爆発物に関してはM26と見られているが報道によって はMK2とするものやピンポン弾とするものもある。
また、軍と警察が現場検証作業中に、隣接する場所にあるタクシー運転手団体系コミュニティー・ラジオ局に集まってい た赤服軍団が強制排除と勘違いし罵声を浴びせる場面も見られたが、軍が現場から引き上げたのを確認し事態は収まった 。
21:20頃アピシット首相は緊急特別放送の中で、「ラーチャプラソン交差 点等を占拠して集会活動を展開している反独裁民主主義同盟のデモ隊に対して強制排除を講じる方針がない。」と確認し 、「同盟系のピープルチャンネルの遮断等の歪曲された情報流布の阻止が最善な集会鎮圧の手段である。」との認識を示 した。
アピシット首相は、「非常事態宣言は集会開催による問題や歪曲情報流布問題、同盟幹部に対する法的措置、効率的な情 勢掌握のために発令されたもので、強制排除は意図しておらず、同盟幹部が喧伝しているような政府が国民に戦争を布告 し、国民を殺害するために発令されたものではない。」と説明し、「この様な同盟幹部による喧伝等の歪曲された情報の 流布により国民に誤った情報が伝えられる事を阻止するため、ピープルチャンネルやサイト等の遮断措置を講じてきた。 更に継続的な歪曲情報流布防止措置により参加者数の減少や幹部の逮捕につなげ、効率的な情勢の正常化、現在デモ隊に 占拠されているエリアの開放につなげる事ができる。」と強調。
また、アピシット首相は、「幹部に対する法的措置に絡んで、国会前ゲートを強行突破した暴力性向がある幹部等7人の 逮捕状が発行された。」と明らかにし、「これにより集会会場内外何処でも逮捕を実行できるようになった事を明らかに すると共に、国民に対して現在展開されている集会活動が違法であるという事を理解し、集会参加を思い留まり、他人に 集会参加を促し違法行為を助長したりせず、集会に参加する親族等に参加を思い留まるよう働きかけるよう。」要請し、 「考えが異なる者同士が同じタイ人として団結し、皆が楽しくソンクラーンを祝うことができる事を望んでいる。」と締 めくくった。
一方、国内治安維持本部は22時前に放送された緊急特別放送の中で、「非常事態宣言が適用されている地域内での5人を 超える集会及び当局の職務妨害や交通妨害、ビルの出入り口の封鎖、治安を乱す扇動行為、国民に迷惑を与える暴力行為 が禁止されている。違反者には2年の禁固または4万Bの罰金の両方または一方が課せられる。」と警告。
04月09日(金)
10時半過ぎ
反独裁民主主義同盟のナタウット・サイク アは、ラーチャプラソン交差点で座り込み活動を展開中のデモ隊の一部を率いてパトゥムタニー県ラートルムケーオ郡に あるタイコム社の送信施設に向け移動する方針を明らかに。
当初、「11箇所を標的にした大規模活動を展開すると発表していたが、最終的に。1箇所に絞った活動に注力する。」と か。
これに先立ち、パーンファー橋のメイン会場で態勢を整えていた車両を中心にしたデモ隊が未発表のターゲットに向け移 動を開始した事を明らかにしていた。
ナタウットによると、「今回の作戦は遮断措置が講じられているピープルチャンネルの放送再開で、現在送信施設に展開 している軍を追い出し、放送の再開が実現しない限り集会会場に引き返す予定はない。」という。
早朝首都圏警察本部パヤータイ署は、戦勝記念塔に近いソーイ・ラーチ ャウィティ7で、火炎瓶を使用した情勢扇動を計画していた容疑で反独裁民主主義同盟の自警組織員2人が検問作業中の 軍により摘発され、警察に身柄が引き渡された事が明らかに。
2人組は警察の取り調べに対して黙秘権を行使している。
チョンブリー県シーラーチャー郡内にあるレームチャバン工業団地の 電源施設内で不発のM67が発見され回収処理。
「前日深夜から未明にかけて何者かが道路から塀越しに投げ込んだと見られており、爆発した場合は、少なくとも2つの変 電装置に被害をもたらし、工業団地内への電源供給に影響を与えていた恐れがあった。」という。警察は、情勢扇動目的 と見て捜査を開始。
昼前タクシンはに配信されたTwitterの中で、「サウジアラ ビアの王子からの招待を受け、10日から3日間の日程でサウジアラビアを訪問する。」と明らかに。「メッカ近くの新都 市及びリアド近くの農業センターの共同参加関連だ。」という。
また、タクシンは自分に関して「癌を患い、ドバイで治療を受けている。」との噂が流れていたのに不快感を示し、「03 月30日にロシアで診断を受けたが、特に異常は見られなかった。自分が癌を患っているとの情報は、とても笑えるものだ った。」とデマの犠牲にならないよう呼びかけ、改めて健康不安説を打ち消した。タイ政府が報道規制を行っていること について、「もはや独裁国家となってしまった。」と批判。
これに先立ち、「タクシンがドバイで倒れ、スクムウィットにある病院の医師がドバイに急行したとの情報がある。」と 報じた一部の報道があった。
警察中央捜査局は、反独裁民主主義同盟の幹部や集会参加者17人に対する逮捕状を取得した事を明らかに。何れ もラーチャプラソン交差点で集会活動を展開したり扇動目的で歪曲情報を流布するなどして非常事態に陥れた容疑。
逮捕状が発行されたのは、ウィーラ・ムシッカポン、ナタウット・サイクア、ウェーン・トーチラーカーン、クワンチャ イ・プライパナー等主要幹部やハイソ会の広報担当的存在としても知られるダールニー・グリットブンヤーライ♀を初め とする同盟の16人及び連日の様に集会会場やデモ隊の移動路に姿を見せている、カッティヤ・サワディポン少将の計17人 。
なお、「チャトポン・プロームパンは不逮捕特権がある下院議員である。」として逮捕状の取得が見送られたが、アリス マン・ポンルゥアンローンやスポン・アッターウォンに関しては、国会議事堂前ゲート突破侵入で前日に逮捕状が発行さ れている。
警察当局は、先の国会議事堂敷地内へのデモ隊乱入でも幹部7人の逮捕状を取っている。
昼過ぎ国内治安維持本部のサンスゥン報道官は緊急特別放送の中で、「 反独裁民主主義同盟のデモ隊が『ピープルチャンネルの放送再開』勝ち取りのため集結中のパトゥムタニー県内のタイコ ム社衛星送信センター及びノンタブリー県ラタナティベート通りのタイコム社は非常事態宣言により立ち入り禁止施設に 指定されている。タイコム社への立ち入り行為に対してはあらゆる手段を講じて阻止する方針である。」と明らかに。
「違法行為を犯し当局の職務遂行を妨害する行為を中止しない場合は、法に従い拡声器による警告を行い、その後高圧放 水、長距離音響発生装置、催涙弾、ゴム弾を段階的に使用し排除に乗り出す。」と警告。
過激化する反政府デモを受けて、タイ国際航空(THAI)が、観光客をクルングテープ以外 に誘致するためのプロモーションを開始。THAIでは、スワンナプーム空港から、南部リゾートのプーケットやクラビーな どへ直接移動するプランを提案している。
最近の搭乗率であるが、増えてはいないものの75%前後を維持しており、何とか採算ラインの70%を上回っているという 。ただ、04月07日に首都圏に非常事態宣言が発令されたことで、「外国人が神経質になっている。航空券の売り上げにも 影響が出るかもしれない。」と危惧。
しかし、間もなく始まるソンクラン休暇の予約は好調。「特に騒乱の首都を脱出して国外や地方で休暇を過ごすタイ人が 増えている。」とのこと。
タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)の反政府デモが長期化するなか、赤服を着た外国人の姿が目につくよう になった。
抗議集会のステージに上がった米国人男性は、「サポーターはお金をもらってデモに参加しているというニュースを読み 、自分の目で確かめたくなった。」と話す。スピーチでは「米国でも民主主義が成熟するまでに相当な時間を要した。UDD の活動が、いつの日が実を結ぶことを祈る。」と結んだ。在タイ20年のドイツ人男性は、「すっかり分裂してしまったこ の国が、これからどこへ向かうのかが心配。」と危惧。デモに参加するのは3度目だが、タイの政治について特別深い知 識はなく、タイ人妻が熱心にUDDを支援しているのでついてきたとのことだ。「下院解散!」と書かかれた布を身につけた 男性は、タイ人の友人とともにデモに加わったという。米国とカナダの国籍を持つこの男性は、「言論の自由、デモを行 う自由、汚職のない選挙を支持するためここに来た。」、「現政府は選挙で選ばれたものではないことが最大の問題。」 と指摘。
東南アジア諸国連合首脳会議に首相代行として出席しているカシット外務大臣は、「会議の合間にカンボジアの フン・セン首相が自分のところに来て、自らが『ピープルチャンネルの放送配信のためにカンボジアの衛星チャンネルの 使用を許可した』との反独裁民主主義同盟側の指摘は事実でない。」と語っていた。」と明らかに。 朝、同盟のワイポット・アーポンラット警察中佐が、「フン・セン首相がカンボジアの衛星チャンネルの使用を許可した 事によりピープルチャンネルの放送を再開させる事ができたが、依然政府による電波妨害に晒されているようだ。」と語 っていた。 カシット外務大臣によると、「フン・セン首相は、『カンボジア国内の衛星チャンネルをタイ国内へ番組を配信するため に使用する事を許可する方針はない。』と確認し、改めて『個人的な事情を2国間関係に持ち出すべきではない。』と語 り、関係改善に前向きな姿勢を見せていた。」という。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の一部が、ラーチャプラソン交差点から移動したことで、在タイ日 本大使館から注意喚起。
反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起(2010年4月9 日12:00現在)

1.タイ政府によれば、UDDは、本9日(金)にバンコク都内数カ所(UDDは、具体的な場所を公表しておりません )にデモ行進を行うとの情報に接しており、具体的な行進場所が公表されていないため未確認であるとしながら、タイ政 府関係者の公邸、私邸、政府主要機関、軍関連施設等に行進を行うことが予想されるとのことですので、報道等により最 新情報を入手するようお願いいたします。

2.なお、9日(金)午前12時、タイ政府はテレビ中継にて、UDDのデモ隊のうち一部がパンファー橋(王宮付近) 及びラーチャプラソン交差点(セントラルワールド/伊勢丹付近)から移動を開始し、『パトゥムタニー県ラートルムゲオ 郡に所在するテレビ局「PTVチャンネル」(UDD系テレビ局・タイコム社)』に向かっていることを認め、同地域で の集会に関し、デモ隊が話し合いによる解散に応じない場合には、放水・催涙ガス等を使用しての鎮圧を行う用意がある 旨発表をしました。
実際に軍・警察等がデモ隊に対する鎮圧を行った場合には、その周辺では大きな混乱が生じる可能性も排除できません。

3.つきましては、タイに渡航・滞在される方は、本情報を基礎情報として、今後とも報道等から引き続き国内の治安情 勢に関して注意を払い最新情報の入手に努めるとともに、今後とも集会・デモ等が開催されている地域の付近には近づか ないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
15時半頃パトゥムタニ県ラー トルムケオ郡にあるタイコム衛星通信センター前に集結していた反独裁民主主義同盟(UDD)と警戒線を強いていた軍との 間で衝突が発生。タイコム社前に集結したUDD数千人が、敷地内に強行突入しようとしたことから、軍は放水、ガス弾で対 応したが、デモ隊の撤退には繋がらず、警戒線を強いていた警備の兵士を押し退け、敷地内に侵入。軍の大半が外周の畑 の方に撤退し、残りが衛星通信センター内に撤退。
この衝突により、警備の兵士ら20人以上が負傷したが、ほとんどが軽傷。一部が病院に搬送された。催涙ガス銃など軍の 銃器十数丁がUDDに奪われた。UDDは「全て軍に返却する。」としている。また、この衝突に絡んで、ステープ副首相が「 警察の特殊機動隊の導入を指示した。」との報道もある。
デモ隊は衛星通信センター前の柵前を陣取り座り込み活動を展開しており、衛星通信センター内への強行突破の動きは見 せていない。
UDDは、集会参加者の一部をラーチャプラソン通りに残し、クルングテープ都の隣県パトゥムタニー県のラートルムケーオ 郡にあるタイコム社に移動していた。タイコム社は、UDD系ピープルチャンネルの放送を妨害したとして、UDDの標的にな っている。
03月半ばから続く今回の反政府集会で催涙ガスや放水が用いられたのは初めて。政府の実力者で治安担当のステープ副首 相は「UDDの通信施設への立ち入りを断固阻止する。」と表明していたが、防御に失敗した上、催涙ガス銃などを奪われ、 面子を潰された形。
UDDは解散総選挙を要求し、04月03日からクルングテープの高級ショッピング街ラーチャプラソン交差点を占拠。政府は07 日に非常事態宣言を発令し、緊張が高まっている。タイは水かけ祭り(04月13〜15日)の祝日で今週末から実質的な長期 連休で、帰省や旅行で普段に比べ人が少なくなるため、この時機に政府がデモ隊の強制排除を図る可能性が指摘されてい る。
16時半頃国内治安維持本部はまでに水面下で進められていたラーチャプ ラソン交差点の幹部逮捕を名目とした強制排除計画の実行を断念した模様。計画が内通者により同盟側に漏れていただけ でなく、排除の実行に必要なガス弾等を初めとする用具の確保が出来なかったことが断念の理由と見られている。
これに先立ち、ラーチャプラソン交差点周辺のショッピングセンターが店内の客を閉め出し閉店する動きが見られ、また 同盟幹部のウェーン・トーチラーカーンは「危険な兆候がある。」として警戒を集会参加者に呼びかけていた。
16時頃タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)幹部数人が、UDD系 ピープルチャンネルの放送を妨害しているタイコム社に、警察を通じて妨害を止めるよう求めた。これにタイコム社が応 じたことから、17時過ぎ、UDDはピープルチャンネルの放映再開を受け、午後から占拠を続けてきたタイコム衛星通信セン ターから集会地に撤退を決定。
タイコム社は「1時間以内に復旧可能。」としており、UDDは復旧確認後に撤退を開始する見通し。また、「警戒に当たっ ていた軍も一緒に引き上げる。」という。
また、ナタウット・サイクアは「再度放送が遮断されるような事があれば、再度センター前に集結し圧力を加える方針だ 。」と述べた。
17時過ぎラーチャプラソン交差点脇の警察病院前で、警察病院の敷地内 のゲート付近に整列していた警察官と反独裁民主主義同盟のデモ隊との間で衝突が発生したが、最終的に警察が撤退を決 定し事態は収まった。
その後、警察が女性警察官をゲート前に配置した事に対抗して、同盟が僧侶を正面に配置するという「仏教社会的心理戦 」を仕掛ける場面も見られた。
その後パニターン政府報道官代行は、「今回の警察の動きが、ラーチャプラソン交差点を国民に戻すための任務に着手す るためのものだった。」と認めている。
支那の香港特別行政区政府は、クルングテープ周辺に非常事態宣言が出されたことを受け 、海外渡航中の香港住民に携帯電話で一斉に警戒を呼び掛けた。
タイ商工会議所ポンサク副会長は、「タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)による集会が2ケ月以上続いた場 合、経済的損失はGDPの0.3%にあたる400〜700億Bに達する。」との見方を示した。「現在この集会が2ケ月以上続く可 能性が高い。」としており、もし3ケ月以上続いた場合、経済的損失はGDPの0.3〜0.5%にあたる700〜1000億Bに達する 。」とのこと。「当初集会が1ケ月以上続いた場合、経済的損失はGDPの0.1〜0.2%にあたる210〜380億B。」としていた 。また非常事態宣言が発令されたことについて、特に観光業への影響は甚大としている。
パニターン政府報道官代行は、反独裁民主主義同盟のデモ隊による強力な圧力に押されピープル・チャンネルの 放送再開を許可した事に関して、改めて「非常事態宣言に則り、歪曲情報の流布の抑え込みに取り組む方針に変わりはな い。」とし、「今後も歪曲された情報が流布されている事が確認された場合は、再度非常事態宣言の主旨に則り、必要な 措置を講じることになる。」と強気の姿勢。
しかし、「ピープル・チャンネルを配信しているタイコム衛星通信センター前で警戒線を強いていた当局の対応に問題が あった。」と指摘されている事に関して、「当局はデモ隊に対して段階的な措置を講じるよう心がけていたが、何らかの 事情で現場レベルで混乱が生じ、情勢を鎮静化するために一時的な撤退を決定した。今後混乱が生じた原因について解明 を進め今後の改善につなげる考えである。」と語った。
22時過ぎアピシット首相は緊急特別放送の中で、「タイコムでの当局の 失策は政府の非常事態宣言の本旨に則った任務遂行態勢に一切の影響を与えない。」と強調。また、UDDのデモ隊の通信衛 星基地局乱入を許す結果となったことで「政府が劣勢。」とする見方も出ているが、アピシット首相は、「戦いはまだ半 ば。正義は政府にあり、政府が必ず勝利する。下院は解散しない。」と強調。
アピシット首相は放送の中で、「タイコムでの当局の失策に対して国民が失望し傷ついている事を理解しており、また自 分も同様な気持ちを持っている。しかし自分は失策により自分の支持に影響が出る事に対して失望しているのではなく、 法が問題を解決する事ができなかった事に失望している。しかし我々にはこの失策により怖じ気づいたり失敗する権利は なく、引き続き国内治安維持本部一環となって法の厳格な施行に臨み可及的速やかな問題に努めていく考えである。」、 「我々には法律や政治体制を守る義務がある。我々が法の上に立って職務に邁進する事が勝利に繋がると確信している。 」と語った。
UDDは下院の即時解散を求め政府への圧力を強めているが、首相は、「闇雲に下院を解散しても政治対立は解消できない。 」と要求を拒否する姿勢を貫いている。
22時半前タクシンは反独裁民主主義同盟の集会会場と繋いで行われたビ デオ演説の中で、改めて癌の噂を否定。タクシンは、「『自分が癌の化学療法により禿になった。』との報道が為されて いるため、敢えてそれを打ち消すためにビデオ演説を行う事にした。」と語り、「この様な報道のおかげでデマを楽しむ 病になってしまった。」と皮肉った。その際にタクシンは自分の髪の毛を引っ張りながら、「化学療法により禿になった 。」とのデマを打ち消した。
また、タクシンは、ピープルチャンネルの放送再開勝ち取りに触れ、大衆に危害を加えず一致団結姿勢や大衆に対する愛 情を示した軍・警察を激賛し、彼らに対して「大衆に付きアピシット首相とステープ副首相を両者が共倒れするまで放置 しておくべきである。」と呼びかけた。ビデオ演説は、タクシン曰く「自分の健康をアピールする目的で行ったこと、ま た回線の調子が悪かった。」事も手伝い、僅か5分間という異例の早さで終了。
23時前まで軍は再度兵力を増員してタイコム衛星通信センター一帯を統 制下に置いた。現場に残留していた反独裁民主主義同盟のデモ隊との間の衝突は伝えられていない。この動きに対する同 盟の具体的な行動計画は発表されていない。
タクシン派衛星テレビ局「ピープルチャンネル」の放送を再び遮断。
04月10日(土)未明クルングテープ都ドゥシット区に位置する政府庁舎と チャトゥチャック区内にある警察犯罪防止取締局の旧駐車場で爆発が発生。人的被害は確認されていない。
政府庁舎への攻撃では、携帯用迫撃砲のM79グレネードランチャーで発射されたとみられる擲弾1発が庁舎内の建物に着 弾。
犯罪制圧課本部では、新本部の建設現場に爆弾1個が着弾し、地面に直径40僂△泙蠅侶蠅できた。またこの爆発により 旧駐車場エリアで進められている警察中央捜査局本部の建設作業に従事している作業員宿舎のトタン部分等が被害を受け た。
前日には中央捜査局のスピサーン局長代行が同所で記者会見を開き反独裁民主主義同盟幹部や集会参加者に対する逮捕状 が発行された事を明らかにしていた。
10時半頃から反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは記者会 見の中で、ソンクラーン期間中の4〜5日間に大規模行動を行う方針がないことを示唆するに留め、今後の具体的な行動 計画を明らかにしなかった。
発言の中でナタウットは、「解散勝ち取りまでソンクラーン期間中であろうが、期間を超えようが2箇所の集会会場で集 会活動を継続する方針には変わりはなく、特にソンクラーン期間中は関連行事の中止を決定したクルングテープ都当局に 変わってソンクラーン祭りを開催する考えだ。」と語り、現時点では期間中の集会会場外へ向けた大規模活動を計画して いない事を示唆したが、「政府の暴挙に対してあらゆる手段で対抗する態勢は出来ている。」と語り政府を牽制する事は 忘れなかった。
また、タイコムが再度軍の統制下におかれた事に関しては、「政府がデモ隊が軍から押収した兵器類の返却及びデモ隊の 引き上げを条件にピープル・チャンネルの放送再開を約束していたにもかかわらず、政府は約束を反故にし機会を窺って 再度軍に占拠させるという暴挙に出た。」と非難したが、同盟の具体的な対抗措置に関しては、「占拠している軍はいつ でも押しかける事ができるデモ隊に備えておくべきである。」と語るに留め明らかにしなかった。
更に、幹部に逮捕状が発行されている事に関しては、「民主主義市民連合を見倣い集団での警察への出頭を検討している 。」とし、「出頭した場合は即座に保釈が認められ首相官邸に戻る事が許された連合の幹部と同様に我々に対しても集会 会場に戻る事が許されるべきである。」と述べた。
一方、同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローンは、選挙委員会のアピチャート委員長が、20日に民主党解党案件に対 する結論を出すとの約束を翻して、「そのような約束をした覚えはない。」と発言している事に対して不快感を示し、「 民主党解党判断見送りの代償としてアピチャート委員長が家族を国外に避難させるための資金を受け取っていたのではな いか。」と指摘した。
11:30反独裁民主主義同盟のラーチャプラソン集会会場のステージ裏に安 置されていた仏像が、何の前触れもなく突然倒れ真っ二つに割れ幹部やデモ隊の間に「不吉の前兆ではないか。」と不安 が広がっている。倒れた仏像は、幹部等がデモに出発する前に蝋燭をともし無事を祈っていた事でも知られていた。仏像 が倒れ真っ二つに割れた際に、自警組織員が写真撮影を阻止し、大急ぎで破片を集め新聞紙でくるむ場面も見られた。
12:50反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のクワンチャイ・プライパナー率 いるパンファー橋集会場を出発した分隊が第1国軍本部に強行突入を試み、警備に当たっている軍との間で衝突が発生。 負傷者が出た。
軍による強制排除阻止のため第1国軍本部前に集結した同盟のデモ隊が、強行突破を図るために敷地内にいる軍に向け投 石等を始めたのに対し、軍が放水や催涙弾によりデモ隊は撤退を余儀なくされた。またTPBS等の報道は「衝突発生中に爆 発音が聞かれた。」と報じている。
この衝突を受け同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、ラーチャプラソン交差点に集結しているデモ隊に対して応援の ため第1国軍本部前のクワンチャイ率いるデモ隊に合流するよう呼びかけた。
13:00反独裁民主主義同盟(UDD)デモ隊と軍がラーチャダム ヌン・ノック通りのミサカワン交差点で衝突。 デモ隊を分散するために空に向かって銃を発砲。 軍の部隊は、デモ隊を 分断するためにチュラロンコーン王記念塔に引き返し、軍は国連ビルの正面をマカワン・ランサーン交差点に移動。
UDDがバリケードを築いている間、機動隊数百人がプロンチット交差点に配備。
ラーチャプラソン交差点の反政府集会の強制排除に向け、治安当局はスクムビット通りのソイ8入り口付近から 西側を通行止め。
タイのテレビ報道によると、北部チエンマイ県、東北部ウドンタニー県など北部、東北部の数県で県庁前にタク シン支持派の反独裁民主主義同盟(UDD)の支持者数百人が集結し、政府がクルングテープで行われているUDD集会の強制 排除に乗り出したことを非難。チエンマイでは県庁敷地内に数百人が侵入し占拠。
13:50タイ治安当局は、タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)が 03月半ばから占拠しているクルングテープ西部パーンファー橋一帯に控えていたデモ隊が第1国軍本部前に向け移動を開 始。これをきっかけに事実上のUDDのデモ隊の強制排除に乗り出した。UDDが04月03日から占拠しているショッピング街の ラーチャプラソン交差点周辺でも兵員が集結を始め、ショッピングセンター、サイアム・パラゴンは「14時半で閉店する 。」として客に退避を求めた。
14:00高架電車BTSが、全線全駅を一時閉鎖し運行を停止。タイ治安当局 による反政府集会の強制排除に関連した措置。
14:10クルングテープ西部のマカワーン橋、パーンファー橋周辺で、軍がタクシン派団体、反独裁民主主 義同盟(UDD)のデモ隊の強制排除を図り、激しい衝突が起きた。軍は催涙ガス弾を発射、UDDは投石などで応戦し、多数 の怪我人が出た。
第1国軍本部から約1000人の軍がパーンファー橋に向かった。軍は文部省の先をマカワーン・ランサーン橋に行軍し、ヘ リコプターはその領域を通過。盾と警棒だけで武装した警察はプロンチットの先のアソーク交差点からチットロム交差点 まで突入。デモ隊が、押し戻そうと急行。
パニターン政府報道官は、「強制排除」という言葉の使用を避け、「14時過ぎ現在展開されている軍・警察の動きは、違 法にラーチャプラソン交差点を占拠しているデモ隊のパンファー橋への退去を促すために行われているものである。」と 説明。「10日中にマカワン橋、パーンファー橋周辺を制圧できる。」という見通しを示した。UDDが占拠しているショッピ ング街のラーチャプラソン交差点については、周辺で兵員を増強していることを認めたが、10日中に強制排除に踏み切る かどうかは明らかにしなかった。
ラーチャプラソン交差点のUDDは催涙ガスに備え、支持者数千人にマスク、ハンカチを配った。ラーチャプラソン交差点周 辺のショッピングセンターはすべて閉店。高架電車BTSは10日午後から全線が運休。ラーチャプラソン交差点付近では警察 が強制排除に向け準備を進めている。ただ、「警察は指揮系統の問題で強制排除に踏み切れない、もしくは強制排除に消 極的。」という情報もある。
15時前まで第1国軍本部で軍が一部先鋭化したデモ隊に対して放水、ガ ス弾、ゴム弾を段階的に使用しデモ隊を退却させ、マカワーン・ランサーン橋付近でも、パーンファー橋会場守備のため にラーマ5世像前広場から向かっていたデモ隊と睨み合いを展開していた軍がガス弾を使用。
第1国軍本部前でデモ隊を率いていた幹部のクワンチャイ・プライパナーは、「あくまで第1国軍本部が強制排除に乗り 出す事を阻止するために本部前に集合しただけで、衝突のきっかけとなった先鋭化したデモ隊は偽赤服である。」と語っ ているという。ch11の報道によると、「その後クワンチャイは姿を眩ましている。」という。
また、ラーチャプラソン交差点でも一部箇所で軍・警察とデモ隊との睨み合いが展開されている。
15:15タクシンは、「アピシットは、デモ隊を抑圧するよう命令し、デモ 隊を助けるために人々が急いでいる。」、「民主主義と正義は実現するに違いない。」とTSLiveを使用したSMSを赤服に送 った。
15時過ぎタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)と軍による交戦が 、ラーチャダムヌン通りで始まった。軍はガス弾やゴム弾を使用し強制排除に乗り出したが、UDDが爆発物を軍に投げ込む など抵抗が激しく、軍及びUDDに多数の負傷者が発生。
15:45約1000人の軍隊が、催涙ガスとゴム弾を空に向かって警告射撃し、 マッカサン橋を確保。催涙ガスが薄まるとUDDが押し戻した。
16:00PBSは、「デモ隊はマッカサン橋の戦闘部隊で、射撃の音が続いて いる間、竹槍で武装していたデモ隊が、軍隊を攻撃した。軍隊はデモ隊にゴム弾を発射した。」と報道。
16:12軍隊がマッカサン橋の前線から後退し、軍隊から集会領域を取り戻 して、橋の向こう側に彼らを押し戻し、歓声を挙げた。
17:20M16突撃銃の弾丸がオールド・サーヤム・ショッピングセンターの 近くで発見された。
17:30約1000の軍隊が、デモ隊を押し戻すため、コークウア交差点まで行 進。
17時過ぎ国内治安維持本部は緊急特別放送の中で、「現在執られている 反独裁民主主義同盟のデモ隊に対する強制排除は、正常化を実現させるための唯一の選択肢である。」と表明。「排除行 動の際に実弾を使用した。」との同盟の指摘を否定。
パニターン政府報道官代行は、「現在展開されている同盟の2箇所の集会会場に対する強制排除行動は、迅速に正常化を 実現させ通行路を確保するために必要な唯一の手段である。引き続き国際基準と人権、法を尊重し任務を遂行していく方 針である。」と明らかに。 また、国民に対して流言飛語に惑わされないよう呼びかけ、引き続き国民への最新情報の提供に努めていく方針を明らか に。
一方、サンスゥン陸軍報道官は、「デモ隊の一部が銃器や爆発物を所持しており、これまでの排除行動で軍に2人の負傷 者が出ている。」と明らかにし、「軍には国民に向けて銃弾を発砲する事を命じる方針はない。」と確認。サンスゥン報 道官によると、「現場で銃器を所持しているのは後方に控えている士官や上級陸曹クラスの者に限られている。」という 。
夕方反独裁民主主義同盟のパーンファー橋の集会会場で、 会場に向け帰郷を促すビラやガス弾を投下してきた軍用ヘリ4機に対してコムローイや風船が空に放たれた。18:22には花 火を発射した。
「軍用ヘリからは2発のガス弾が投下されたが、何れも会場内には落下しなかった。また、パーンファー橋の集会会場で は、今後の軍用ヘリからのガス弾投下を阻止するために打ち上げ花火の用意が進められている。」という。
一方、「ラーチャプラソン交差点の集会会場でも、会場内で行われたソンクラーン関連イベントの際にコムローイがあげ られた他、偵察用の軍用ヘリ4機が通過した際に攻撃用にコムローイがあげられる場面が見られた。」という。
タイ政府が午後より、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除に乗り出したことから、在タイ日 本大使館より注意喚起が行われている。

反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起(2010年4月 10日18:00現在)

1.10日(土)午後6時現在、UDDが集結しているパンファー橋周辺では、軍による放水、催涙ガス等を使用しての デモ隊の強制排除が始まっており、小競り合いが続いています。政府側は本日中にデモ隊の排除を終了するとしています 。ついては、同地域には近づかないよう注意願います。

2.また、政府は、ラーチャプラソン交差点付近(セントラル・ワールド周辺)のデモ隊についても、いずれかの時点で 強制排除に出ると発表しており、今後、状況が緊迫化する可能性があります。既にBTSはこの影響で全線運行を休止し ています。
ついては、同地域の状況を注視し、報道等により最新情報を入手するとともに、当該地域への外出をできるだけ控えるよ う、また、当該地域に居住されている邦人の皆様におかれては外出に際しても細心の注意を払われますようお願いいたし ます。

3.つきましては、タイに渡航・滞在される方は、本情報を基礎情報として、今後とも報道等から引き続き国内の治安情 勢に関して注意を払い最新情報の入手に努めるとともに、今後とも集会・デモ等が開催されている地域の付近には近づか ないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
18:00デモ隊は催涙ガスで軍隊に攻撃。軍隊は、「ラックカン・ワーイ・ タード」という歌を演奏して、家に帰るよう説得。
18:51軍隊は民主記念塔に達 し、別の歌、「ポールアング・コーング・ロア」を演奏。
18:48軍隊は、ラーチャダムヌン通りのコークウア交差点に人々を入れな いようにして、催涙ガスとゴム弾を準備。
18:50からパーンファー橋近 くのコークウア交差点で軍と反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊との間で激しい衝突が発生。デモ隊の強制排除を試みた 軍とUDD支持者が衝突し双方に死傷者を出し軍が後退。
19:45にガス弾やゴム弾で制圧に動いた軍に対して、20:00にガスボンベを爆発させた事がきっかけで両者間で銃撃戦の様 相を呈する激しい衝突が発生。その際にデモ隊から投げ込まれた複数発の爆発物(報道によりM79、M67、M26とまちまち) により軍関係者20人前後が負傷。一部報道は、「ガスボンベが爆発したあとに何者かが銃弾を連射した事をきっかけに激 しい衝突の事態になった。」と報じている。一部報道は「1人が死亡した。」と報じているが、軍かデモ隊かは不明。「 住民にも被害が出ている。」と報道もある。
現場に展開している複数の報道機関のレポーターが、「同盟のデモ隊は明らかに武装している。」と報道。
21時頃コーク ウア交差点は、民主記念塔近くで、バックパッカーに人気のカオサン通りに近い。また、コークウア交差点は、UDDが03月 12日から舞台を設置して拠点としているパーンファー橋の脇を入った先にあり、左折すると民主記念塔に抜ける。午後、 地上部隊の前進やヘリコプターからの催涙弾投下など、軍による強制排除が本格化する中、コークウア交差点でUDDと軍が 衝突。交差点に結集していたデモ隊を治安部隊が排除しようとしたことで、激しい衝突となった。
催涙ガスで空気が白濁した路上で銃声が鳴り響き、爆弾も爆発。どちらも撤退しようとせず、大混乱になり、多数の死傷 者を出すことになった。現地報道によれば、「死者の中にロイター通信と契約している日本人カメラマン、負傷者にはド イツ人記者が含まれている。」という。
一方、同盟幹部は、ラーチャプラソン交差点から一部のデモ隊をパーンファー橋の守備にあたっているデモ隊に合流させ る方針を決定。ナタウット・サイクアやアリスマン・ポンルゥアンローンを中心にした隊列が移動を開始。
UDD幹部によるパーンファー橋への集結の呼びかけに、夕方過ぎから支持者が ぞくぞくと集まり始め、その一部が、軍が陣取るコークウア交差点から300mほど手前で、材木などを集めて道路を封鎖し た。双方はしばらく睨み合いを続けていたが、突然銃声が響き、隊列を組んでいた兵士が民主記念塔の方から押されたよ うに突然崩れた。兵士らは装甲車を盾に応戦し、5分ほど銃撃戦が続いた。銃声が収まったところで、兵士の1人が「衛 生兵!」と叫ぶ。前方でかなりの兵士が負傷したもようで、担架を手にした衛生兵を先頭に兵士十数人が物陰に隠れなが ら前進し、負傷者を救出した。
一方、治安部隊にも死傷者が続出。医療機関によれば、銃で撃たれた者、爆弾の破片で負傷した者が多いという。両陣営 とも、重傷者がかなりの数に上る。
このため、治安当局は兵士らに制圧行動中止を命じるとともに、UDDに対しては、暴力行為の停止を呼びかけ。UDDも即座 にこれに応じ、幹部はデモ参加者に対して、集会所へ戻るよう指示した。
10人以上の兵士が担架に乗せられたり担がれたりしながら後退した 。その中に目を見開いたままの兵士がいて、安全な場所まで担いできた兵士が、「畜生、死んじまった。」と怒鳴り声を 上げた。負傷や死亡の原因はほとんど被弾だった。数分のうちに民間のレスキュー隊の救急車が5、6台到着し、負傷兵 を病院に運んでいった。
銃撃戦が収まると、たった今交戦したはずのUDD支持者数人が近づいてきて、軍が撃った銃の空薬莢を拾い始めた。そのう ちの1人が、「装甲車の前で写真を撮ってくれ。」と声をかけてきた。UDDが銃を持っていたのかと尋ねると、銃の使用は 否定したが、「手榴弾の暴発があった。」と言い、軍からの強奪を暗に認めた。「今回の銃撃戦でUDDの5人が死んだ。」 と話した。
UDDがやってきた民主記念塔の方に向かうと、道路に脳漿が散らばっていた。 その先では装甲車をはじめとする軍の車両7、8台がUDD支持者に強奪されており、車内に残された兵士2人が両手を上げ ながら出てきた。一帯にはコンクリートの破片や鉄や木の棒が散乱、軍との衝突の激しさを窺わせた。(以上newsclipより )

← 散らばった脳漿。

20時過ぎ首相官邸に向け2発のM79が撃ち込まれ、指令棟近くに着弾した M79が爆発し、残り1発が不発に終わった。人的被害は確認されていない。当時、官邸の敷地内には約1000人の軍関係者が 待機していた。
また、一部報道によると、デモ隊の動向を監視中だった軍用ヘリコプターに向け銃弾が発砲され、1人が負傷。
21時過ぎ国内治安維持本部のサンスゥン報道官(陸軍報道 官)は緊急特別放送の中で、「反独裁民主主義同盟のデモ隊との激しい衝突を契機とした情勢の過激化を防ぐために、パ ーンファー橋を対象とした強制排除行動を一時中止し軍を一時撤退させる。」と明らかに。
サンスゥン報道官は、「軍は国際基準に則り段階的にデモ隊に対して措置を講じ、また実弾発砲は空に向けた威嚇射撃に 留めていたが、それに対してデモ隊が実弾だけでなくM79やM67、ガスボンベを使用して反撃してきた事により軍に負傷者 が出ており、この様な状況で衝突が続くと軍の報復攻撃を誘発し、事態を深刻化させる恐れがあるため、強制排除行動の 一時中止と軍の一時撤退を決定した。」とした。
「今後態勢を整え再度制圧行動に移す予定だが、国内治安維持本部側に何らかの新しい動きがあれば別途発表する予定だ 。」という。
UDDは「病院から自陣営の死者を運び出そうとしていることから、医療関係者および警官との間でトラブルが起き ている。」という。
UDDはフワチヤオ病院に搬送された自警組織員2人の遺体を引き取り、王宮前広場に近いパンファー橋周辺の特設舞台に移 し、追悼集会を行った。不当な強制排除行動を非難。アピシット首相に対して全責任を負うよう要求。この様子は、ラー チャプラソン交差点に設置された特設スクリーンにも映し出され、デモ隊の多くは涙を流しながら凝視していた。
反独裁民主主義同盟幹部のウィーラ・ムシッカポンは、軍による強制排除行動を受け政府に対する要求レベルを 「15日以内の解散」から「即時解散及びアピシット首相の即時国外退去」に引き上げた事を明らかに。
ウィーラは、「今や支配される側が支配する側を拒否し、支配する側は支配を継続する事ができない状況におかれている と指摘した上で、非常事態宣言を持ってしても正常化を実現出来ないだけでなく、報道を妨害し独裁者に成り下がり、更 に大衆を武器で弾圧し殺人者に成り下がり国家の統治者としての資格を失ったアピシット首相に対して即時解散だけでな く、解散宣告後の即時国外退去を要求する。」と宣言。
タイ政府は非常事態宣言に基づく報道統制により、治安当局とタクシン派の衝突のテレビ報道を規制している模 様。治安当局は午後、クルングテープの2ケ所を占拠するタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除に乗り 出したが、催涙ガス弾、実弾が飛び交う混乱状態に陥った。この事件に関するテレビ報道は当初から少なめで、時を追う ごとに減り、22時半時点では地上波全局が衝突現場の放送を行っていない。
22時前国内治安維持本部のサンスゥン報道官は1、「両者間で激しい衝突 が発生した軍と反独裁民主主義同盟間の緊張を緩和するためにコープサック首相付秘書官長が同盟幹部との調整作業に入 った。」と発表。
一方、同盟幹部のナタウット・サイクアは、コープサック首相付秘書官長の呼びかけを受け入れデモ隊の軍に対する抵抗 や挑発行動の中止をデモ隊に呼びかけた。
23:00エラワンセンターは同日発生した軍と反独裁民主主義同盟のデモ隊 との衝突により、これまでに先に明らかになっている通信の日本人日本人カメラマンを含む11人の死亡が確認された事を 明らかに。また、486人の負傷が確認されているという。
エラワンセンターは「死亡者の所属については確認出来ていない。」としているが、これまでの各報道でデモ隊2人、日 本人1人の死亡が確認されている他、一部報道は「軍関係者3人の死亡が確認されている。」と報じている。更に、23時 前にプラモンクット病院で兵卒1人の死亡が確認され、23:00現在12人の死亡が確認された。
23時半前アピシット首相は緊急特別放送の中で、反政府組織のタクシン 派(赤服)、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊の衝突で多数の死者を出したことについて、「デモ隊と軍との過激な 衝突は、UDDが直接協議の決裂を契機として集会活動を過激化させ自らが法を逸脱した事に由来している。」と強調。「タ クシン派が法を無視し、銃、手榴弾などを使用した。」と批判、政府に「非はない。」と主張。自身の進退や今後の方策 については言及しなかった。
アピシット首相は、「UDDは違法な集会活動により強制排除による措置しかない状況に自らを追い込んだ。10日午後の衝突 で明確になったようにUDDのデモ隊は武装しており、更にM79により軍人や一般人を殺傷する暴挙に出たため、これ以上の 過激化を防ぐために政府は軍に対して行動の中止を命じ、UDDに対してデモ隊による平和的な活動を求めて鎮静化を図らざ るを得ない状況におかれてしまった。」、「その上で、政府は、UDDに対して法に則った平和的な活動を要求すると共に公 正と国益を中心において、あらゆる手段を講じて正常化の実現に取り組んでいく考えである。」と語った。
また、アピシット首相は、衝突の際に死亡した者の家族に対して哀悼の意を表明。死亡原因を詳しく調べる。政府は混乱 鎮静化に全力を尽くす。」と、具体的な証拠に基づき公正に調査をすすめ、死亡原因を明らかにする方針を明らかに。ま た、アピシット首相は、死者の遺族に謝罪をし、「政府はこれまで『手ぬるい』との批判を受けながらも、忍耐強くデモ 隊と話し合いを続けてきた。しかし、デモは過激化の一途をたどり、憲法で認められている合法集会の範囲を超えてしま った。治安部隊が強制排除を行ったのは、仕方のないことだった。」と述べた。
首相は水かけ祭りの連休初日に当たる10日にUDDを強制排除し、1週間の連休中に事態を鎮静化させる狙いだったとみられ るが、死傷者多数を出した上、排除に失敗し、窮地に追い込まれた。
UDDは03月半ばからクルングテープで反政府集会を続けていた。治安当局は10日13時頃、パーンファー橋一帯のUDD集会の 強制排除に乗り出したが、激しい抵抗に遭い、夜になっても衝突が続いた。当初はUDDの本隊が占拠するショッピング街ラ ーチャプラソン交差点にも治安部隊を突入させる計画だったが、数千人規模のパーンファー橋一帯で排除に手こずった上 、ラーチャプラソン交差点にはUDD支持者数万人が集結しており、強制排除は事実上失敗した。
UDDの反政府集会の参加者の多くはタクシン政権(2001〜2006年)のばら撒き政策の恩恵を受けた東北部、北部の農民で、 農閑期に合わせ、UDDに動員された。東北部は隣国ラオスと文化的、民族的に近いとされ、差別を受けてきた地域で、経済 発展がタイで最も遅れている。タイの各地方の中で最も人口が多いが、例えば、テレビドラマの役者は色白の支那系クル ングテープ都民が大半で、色黒の東北人を目にすることは少ない。東北部からクルングテープへの出稼ぎ者も多く、UDDの 集会の動員力につながっている。東北などの地方住民、都市部の貧困層の支持を得たタクシン派政党は2001年、2005年、 2006年、2007年の総選挙でいずれも単独過半数もしくは第1党となった。しかし、2005年以降は軍事クーデター、裁判所 による選挙の無効化と与党解党などで、その都度政権から引きずり降ろされている。
一連の政争は、政官軍財界に張り巡らした人的ネットワークで国家を動かす伝統的な支配階級と、その権力・権威に挑戦 した支那人新興財閥(タクシン)の権力闘争とみられるが、ここへ来て、民族的、階級的な差別、経済格差と、支配階級 の非民主的体質という問題がクローズアップされていた。UDD幹部は集会で、支配階級の象徴である「プレム枢密院議長( 元首相、元陸軍司令官)が行政、司法、立法、財界を背後から操っている。」と非難。タクシン派のアピワン下院副議長 (退役陸軍大佐)は「プレム議長は支配階級のエリート官僚と軍人による支配が国家開発を速めると考えていて、それが 議長の愛国心だ。しかし私は民主主義が国家の発展の基だと思う。」と、直接的な言葉で現状を言い表した。
プレム議長は1980年から1988年にかけ、プミポン国王、軍、政党の支持を受け、非議員のまま首相を務め、プレム政権は 「半分の民主主義」と呼ばれた。タイには長期の懲役刑を科す不敬罪があり、国王、王妃、王位継承者の批判は禁じられ ている。
04月11日(日)02時頃パヤオ県県都内にある陸軍系テレビ局ch5支局に向け M79が撃ち込まれたが、人的被害はなかった。また、撃ち込まれたM79が、支局前の広告看板に命中し落下したため、支局 への被害は免れた。警察は、脅迫ないしは情勢扇動目的の犯行と見て捜査を開始。
未明アユタヤー県バーンパイン郡内を通るアジア・ハイウェー沿いにあ る約45mの高さの高圧電線用鉄塔2箇所から爆発が発生し、それぞれの脚部の一部が損壊。基礎部分を破壊し、倒壊させ る仕掛けになっていたが、一部は爆発せず、倒壊等による送電停止の事態は免れた。
6個のC4爆弾が犯行に使用され、1本目の鉄塔では仕掛けられた3発のうち2発、2本目の鉄塔では仕掛けられた3発の うち1発が爆発し、残りは不発。
警察に通報した住民によると、「未明に2回に渡る爆発音が聞こえた時点ではタイヤのパンクだと思い気にかけていなか ったが、近くを通りかかって鉄塔の脚部で爆発が発生していた事を知り通報した。」という。
タイ発電公社によると、「鉄塔の倒壊により送電が停止した場合、迂回ルートでの送電に多少時間がかかるため、シーロ ムやラーチャプラソン交差点といったクルングテープ中心部全体が30分〜1時間程度の停電となった。」という。警察は 、破壊活動のためにクルングテープへの送電を停止させる意図が犯行の背景にあった可能性を含めて捜査を展開。この事 件を受け、クルングテープに電力を供給しているラチャブリー県やサラブリー県の発電所の警備が強化された。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD )と軍との衝突で、多数の死傷者が出たことを受け、在タイ日本大使館より注意喚起。

← 一夜明けたコークウア。


反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起(2010年4月 11日02:30現在)

1.10日(土)夜、民主記念塔付近でUDDのデモ隊を強制排除しようとしたタイ治安当局との間で衝突が発生した際 に死傷者が出、その中で取材活動を行っていた邦人記者1名が衝突に巻き込まれお亡くなりになるという事態が発生しま した。
当館ではこの事態の発生を受け、10日(土)午後9時、対策室を設置しました。

2.タイ治安当局は反政府集会を続けるUDDに対し、催涙ガスや放水等による強制排除を開始し、デモ隊との衝突がバ ンコク都内の数カ所で発生し、多数の負傷者が出ておりますので、抗議活動が行われている場所には近づかないようにす るとともに、今後の報道等により最新情報を入手し、抗議活動が広範囲に及ぶような場合には、不要不急の外出を控えら れることをお勧めします。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、前日に発生した軍との衝突により死亡したデモ隊に対して 哀悼の意を表明し、「夜に追悼式を執り行う予定である。」と明らかに。
幹部のチャトポン・プロームパンによると、「少なくとも14人のデモ隊が衝突の際に死亡している。」という。
また、ナタウットは、「12日に死亡者の棺桶を担いでクルングテープ全域でデモ行進を行う可能性がある。」と示唆。集 会活動に関しては、引き続き2箇所の集会会場で座り込み集会活動を展開する方針を確認。
一方、チャトポン・プロームパンは、「タクシンが『衝突により死亡者が出たことに衝撃を受けている。』と語り、死亡 者に対して哀悼の意を表明した上で、同盟の集会活動継続の是非の判断に関しては、全て同盟の裁量に委ねる意向を示し ていた。」と明らかに。
クルングテープでタクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊による衝突で死者が出た事態を受け、アメ リカ政府は、UDDと治安部隊の双方に自制を呼び掛けた。米国家安全保障会議(NSC)のマイク・ハマー報道官は「タイでの 状況を緊密に注視している。抗議者と治安部隊の双方に自制を呼び掛ける。」とする声明を出した。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)と軍の衝突で、多数の死傷者が出たことを受け、ソンクラーン期間 中にカオサン通りで行われる行事が中止となる可能性が高まった。
タイ地元紙によると、カオサン通り商店街協会スラット会長は、「12日より開始を予定していたソンクラーン期間中のイ ベントを、安全上の理由から中止せざるをえない。」との見方。「これによる経済的損失は5億B以上に達する。」との こと。
また例年外国人などで賑わっているカオサン通りだが、昨日(10日)路上にM79の不発弾が発見されたことで、「多くの外 国人観光客が荷物をまとめて去っていった。」と明かしている。
午後タクシンはTwitterを通じて、10日夜、軍と衝突し負傷や死亡したタ クシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)関係者に追悼の意を表した。
タクシンは、「昨夜軍と衝突し死傷した英雄たちに追悼の意を表する。全国各地から軍隊を総動員し鎮圧を行ったことは 、我々と同じタイ人である赤服を、国家の敵とみなしているのではないか。」と批判。
17時過ぎ反独裁民主主義同盟幹部のパヤップ・パンゲートはにラーチャ プラソン交差点の集会会場で行われた演説の中で、「プレーム枢密院評議会議長がチュラーロンコン大学病院で死亡した との未確認情報がある。」と明らかにしで、同志の軍関係者に対して事実関係の確認を要請。会場内では、この発言を聞 いたデモ隊の間から歓声が挙がる場面が見られた。
18:0018 時現在、エラワン緊急医療センターの発表として、催涙ガスが既に肺気腫にかかっていた犠牲者に呼吸困難を引き起こし 新たに1人死亡が確認されたことで、死者は21人となった。負傷者は858人。うち224人はプラモンクットクラオ病院に入 院。
死者の内訳は、21人の時点では、兵士4人(報道により5人)、一般市民17人(報道により16人)。このなかには、トム ソン・ロイターの日本支局に所属するカメラマン、村本博之(43)を含む。
村本博之は、タイでのカメラマンが健康上の理由で抜けたため、UDDによる反政府デモ取材に狩り出され、今月08日に来タ イしたばかり。22日に帰国予定だった。現地報道によれば、「左胸部を銃で撃たれ死亡した。」撃たれた時はまだ息があ ったが病院に搬送されたときは心拍停止の状態。 村本博之は、髪が肩まであり、記者証を所持。タイ国政府観光庁のスラ ポン総裁は、村本博之の遺族に対して、弔慰金として1万US$を支払うことを発表している。
タイ語も土地勘もない状態で、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊が激しく衝突している中、 軍とUDDの最前線で取材撮影していた。無謀な上に、あの長髪、日本人や報道には見えない。トムソン・ロイターのタイ支 局のカメラマンが病気で急遽代打で最前線に立ったそうだが、トムソン・ロイターの危機管理もかなり杜撰。タイ支局カ メラマンは危険を察知して仮病とまで勘繰ってしまう。しかし、何といってもこれは自己責任。ヘルメットも被っていな い。
衝突は、政府庁舎や国連ビルに近いデモ隊の拠点2ケ所で、治安部隊がゴム弾や催涙ガスを使って強制排除に乗り出した ことから発生。デモ隊の一部が銃や手榴弾、火炎瓶で抵抗し、事態が悪化した。死者には兵士4人も含まれる。UDDによる 抵抗が予想以上に大きかったことから、政府はUDDとの休戦を求め、UDDもこれに応じたため、現在一時沈静化している。
UDDの一部は集会の様子を生中継する衛星放送番組の再開を求め、パトゥムタニー県ラートルムケオ郡タイコム社 の通信衛星基地局を再び占拠。タクシン派の衛星テレビ「ピープルチャンネル」の放送を再開させた。プア・タイ党のチ ュチープ議員率いるデモ隊約1000人は、基地局を警備していた警官隊約300人を退かせて敷地内に入り込んだ。大きな衝突 は生じていない。
ピープルチャンネルは、政府が08日、「虚偽情報を流して反政府活動を煽っている1」として遮断の措置をとったが、09 日にデモ隊が基地局を占拠して放送を再開。しかし、その数時間後に当局が基地局を掌握したことから、再び放送を遮断 。しかし、11日、基地局は再びデモ隊に占拠されることになった。
なお、関係筋は、「放送遮断は国際法違反。」、「パラボラアンテナでピープルチャンネルを直接受信している家庭は400 万所帯に上る。」としている。
夕方反独裁民主主義同盟(UDD)幹部らが、デモ隊の拠点であるパーンフ ァー橋とラーチャプラソン交差点に設けられたステージの上から、「マスコミ、特にテレビが政府寄りの報道をしている 。」と非難。UDD首脳の1人、ウェーンは、「多くのメディアが、デモ隊が治安部隊に発砲したと報じているが、これは事 実ではない。」と強調。他の幹部も、「メディアはUDDの言い分を取り上げない。」などと非難。
これに呼応して、パトゥムタニー県のタイコム通信衛星基地局ではデモ隊がテレビ局の中継車を一時乗っ取り。さらに、 10日に発生した軍とのデモ隊との衝突に絡んで、各マスコミが「デモ隊が武装していた。」、「デモ隊から発砲があった 。」等と報じている事に怒ったパーンファー橋集会場に集結しているデモ隊の一部が、取材中の記者に暴言を吐いたり、 報道関係者を追い出したうえ、テレビ中継車に投石したことから、運転手が負傷。複数のテレビ局の中継車等を一時差し 押さえる事態にまで発展。
マスコミ各社は一時集会の取材をボイコット。
しかし、その直後、最終的にUDD幹部が、複数回に渡り報道陣に謝罪。安全を約束し、取材活動を続けるよう求めた。UDD 首脳のウィーラは、「報道関係者に危害を加えたのは偽赤服軍団。」、パーンファー橋の集会会場での、「『全てのマス コミ関係者を会場外に追い出せ。』との自警組織員主任の発言は、個人の考えに基づいた同盟の総意に基づかないもので ある。」と釈明し、デモ隊に対し、「現場で取材をしているマスコミ関係者は我々の敵ではない。」と呼びかけ、マスコ ミ関係者に対して、「二度と同じ様な事が発生しないようデモ隊を掌握しマスコミ関係者の安全確保に努めるので、もう 一度現場に戻ってきて欲しい。」と訴えた。
12日10:00から強制排除の際に死亡したデモ隊員の柩を担いだ行進をバ ンコク全域で展開する方針を反独裁民主主義同盟が明らかにしている事に絡んで、幹部のクワンチャイ・プライパナーは 、強制排除に対する責任を追及するためにアピシット首相及びステープ副首相の私邸に向け柩を担いだ行進を行う考えを 明らかに。クワンチャイによると、「12日10:00にデモ隊が主要な幹線に向け出発し、途中で一部デモ隊を首相・副首相私 邸に向け移動させる考えだ。」という。
デモ隊と治安部隊の衝突で多数の犠牲者が出たことを受 け、中小与党からは、早期の事態収拾のため、「6ケ月以内に下院を解散すべき。」とする意見。アピシット首相(民主 党党首)は、今のところ「9ケ月以内に解散」との姿勢を変えていないとされるが、「15日以内の解散」を求めていたタ クシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)」は10日の衝突に伴い、政府を強く非難、「直ちに下院を解散し、首相は出国すべ き」と要求を強めている。
関係筋によれば、「中小与党は、現政権が統治能力を失い、軍事クーデターが起きるのではないかとの懸念を強めている 。早期の憲法改正・下院解散を首相に申し入れる可能性がある。」とのこと。民主党を除いた与党連立政権の代表らが緊 急会談し、1〜2ケ月以内に民主党が憲法改正を行わない場合、連立政権から離脱する方針で合意し、民主党に伝えた。 」と報じている。「ステープ副首相がUDDとの衝突事件について、連立与党代表らと会談を予定していたが、民主党を除く 党代表は誰1人参加せず、連絡を絶っており、同時刻に党代表らは、ヒルトン・ホテルで会談していた。」という。
04月10日の衝突で多数の死傷者が出たことに対し、当局とUDDが批判の応酬を繰り広げている。
UDDは11日、「デモ隊に対する武力行使」と、政府を厳しく非難。一方、パニタン政府報道官代行は、「治安部隊が行っ たのは、群衆整理規則に従った、銃口を上に向けた威嚇射撃。これに対し、デモ隊側から、兵士が装備しているものとは 異なる催涙弾や小型爆弾が投げ込まれた。」と反論。
テレビ報道では、擲弾とみられる爆弾が治安部隊側で爆発し、複数の兵士が負傷した画像や、黒い目出し帽・服装の者が ライフルを構え治安部隊に水平射撃している画像も流されている。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「衝突が起きたのは、デモ隊が治安部隊に向かってきたため。」としている。 これに対し、UDD幹部のナタウットは、「デモ隊が殺傷能力のある武器を使用した事実はない。」と強調。「デモ隊側から 擲弾が撃ち込まれた。」との見方に対しても、「当局は、過去に起きた一連の擲弾攻撃事件の犯人を特定できていないで はないか。」と述べ、「擲弾とデモ隊を結びつけるのは不当。」としている。
04月12日(月)00時過ぎクルングテープ都パヤータイ区ソーイ・プラディ ット15内で、何者かが撃ち込んだM79が国軍指令本部付医師宅の屋根に着弾、爆発し窓ガラスの一部等を損壊させたが、人 的被害はなかった。
RSプロモーションに所属する3人組姉妹グループの父親でもある医師によると、「近所にある陸軍系テレビ局ch5副局長宅 を狙って撃ち込んだM79が、方向を誤り自分の家の屋根に着弾したのではないか。」という。また、医師によると、「爆発 音が聞こえた時は変電設備が爆発したと思い気にかけていなかったが、その後外に出たときに爆発物が自宅の屋根上で爆 発していたのが分かり警察に通報した。」という。
娘の1人は、「00時頃に固い物が屋根の上に落ちた音がしたため、外をチェックしたが、2枚の瓦が割れていた事が確認 出来たが、屋内や家人に被害がなかったため気にかけずに眠り、翌朝になって近所の人から『警察に通報したのか。』と 聞かれて初めて爆発物が屋根で爆発していた事に気がついた。」と語っている。
警察は、「医師や家族がM79が撃ち込まれる様な係争を抱えていないこと、また近所に ch5の副局長宅があることから、副 局長宅を狙って撃ち込んだM79が方向を誤り医師宅に着弾した可能性が高い。」と見て捜査を開始。
02時半頃クルングテープのラチャダーピセーク通り沿いにあるサイバー ワールド・ビルに向け5発前後の銃弾が撃ち込まれた。タイ地元紙によると、「1階及び2階部分に向け5発前後の銃弾 が撃ち込まれたが、事件当時は警備員数人いるのみだったことから、幸い負傷者は出なかった。」という。
「ラチャダーピセーク通りを走行中だった黒色のワンボックスカーから銃弾が撃ち込まれた。」との報道もある。
狙われたビルの最初のオーナーはタクシンの元夫人のポチャマーンで、現在はチャルーン・シリワッタナパックディに名 義が変更されている。警察は、犯人は複数犯の可能性が高く、情勢扇動目的と見て捜査を開始。
午前高架電車BTSは10時から、一部区間で運行を再開した。タイ政府広報 局によると、運行区間はシーロム線のウォンウィエンヤイ−サラデーン、スクムビット線のモーチット−ラーチャテウィ ー、オンヌット−アソーク。BTSは治安当局による反政府集会の強制排除にともない、10日午後から全線運休。地下鉄は11 日09時に通常運行を開始。ただし、シーロム駅のルムピニ公園側出口は反政府集会の影響で閉鎖。
タイ地元紙によると、ライオン(タイランド)ブンリット取締役は、「政治情勢悪化の影 響で、今年第2四半期の市民の購買力は減少する。」との見方。「タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)による都内の 商業地区の中心であるラーチャプラソン地区及び民主記念塔付近の占拠により、消費者心理を悪化させている。」と指摘 。「この影響は少なくとも1ケ月は続く。」とし、「ワールドカップが開催される06〜07月頃に回復する。」と予想。
多数の死傷者を出した04月10日夜の武力衝突は、バックパッカーのカオサン通りの近くで起きた。このため騒乱 を間近で目撃した旅行者も多く、身の危険を感じて滞在先を変更するバックパッカーが続出。
英国からきたバックパッカーの女性(18)は、「衝突は前触れもなく始まった。私と友人は、すぐに近くのホテルに駆け 込み、軍とデモ隊が引き上げるのを待つしかなかった。」と話す。「騒ぎが治まり外に出てみると、辺りには薬莢が転が り、血の海になっていた。」という。
11月からカオサンに滞在しているというカナダ人男性(27)は、「来た頃から反政府デモは盛んだったが、暴力的なこと はなかったので、この武力衝突は予想外。大勢の兵士が通りを占拠する姿に恐怖を感じた。」と話す。あと3日はクルン グテープに滞在するが、「夜の外出は控える。」としている。
依然として、カオサン通りに接するタナオ通りには割れたガラスや潰れた車、公衆電話などが放置されたままだが、地元 住民や旅行者の中には、水鉄砲を抱えて一足早い「水掛け」に興じる姿も出始めている。
クルングテープで起きた治安部隊と反政府デモ隊の武力衝突の観光への影響は、首都圏だけでなく地方のホテル などにも広がっている。
タイホテル協会南部支部では、「04月のホテル稼働率平均を70%から80%と予測しているが、このまま政情不安が長引く ようであれば、下方修正は避けられない。」との懸念。
北部支部ではこの2年、世界的不況などの影響で観光業も激しく落ち込んでいたが、最近になり顕著な回復をみせている 。しかし、北部支部支部長は、「今のところソンクラン(タイ正月)のキャンセルはないが、次に何が起こるかは誰も予 想できない。」と不安を隠さない。なお、北部支部では観光客誘致のキャンペーンとして、「チエンマイ商工会議所と協 力し、指定ホテル35ケ所の宿泊者に対して傷害保険の特典付与を始めた。最高補償額は10万B。」という。
なお、タイホテル協会では04月における全国平均稼働率を70%と予測していたが、政局の悪化を受けてこれを55%から60 %に下方修正。ただし「外国人旅行者は10%減少する。」と見ているが、「タイ人旅行者は5%から10%増える。」と予 測。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)によるデモ行進が開始されたことを受け、在タイ日本大使館より注 意喚起。
反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月12日11:00現在)

1.UDDのデモの状況
(1)12日午前10時頃、UDD約3,000人が遺体数体を伴いバイク・トラック等に分乗してパーンファー橋を出発。デ モ隊の行進は、パーンファー橋(始点)→スクンビット(アピシット首相付近)→シーロム→ラーチャプラソン交差点→ ヨンマラート→パーンファー橋→ステープ居宅(ラマ2世通り)→パーンファー橋(終点)というコースが予定されてい るようですが、デモ・コース付近では相当の交通混雑等が予想されますので、ご注意下さい。また、デモ隊の行進のコー スも今後状況によっては変更される可能性もありますので、外出する際等には特に注意が必要と思われます。
(2)また、午前10時55分現在、遺体を伴ったデモ隊は、幾つかのグループに分かれてバンコク市内を動いている模 様です。スクンビットに向かうデモ隊は、ペッチャブリー通りを東に向かい進行、10時40分現在、ラーチャティーウ ィー交差点を通過中ですが、いずれかの交差点(ナナ通り、アソーク通り)でスクンビット通りに入る模様です。その後 、ソイ31のアピシット首相方に向かうものと思われます。

2.つきましては、今後とも報道等から最新情報の入手に努め、デモ隊の行進が開催されている付近には近づかないよう にし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

3.また、引き続き抗議集会が行われている場所(バンファー橋、民主記念塔周辺、セントラルワールド周辺)には近づ かないようにするほか、抗議活動が広範囲に及ぶ場合には不要不急の外出は控えて下さい。

4.最新情報の入手のために参考となる思われる当地のインターネットやラジオ等(基本的にバンコク近郊のみ)を以下 にご紹介します。

【日本語メディア】
インターネット
・バンコク週報  http://www.bangkokshuho.com/
・ダコ・ニュースクリップ  http://www.newsclip.be/
ラジオ
・Jチャンネル24: FM93.75(インターネット www.sakurakiss.net/ )

【英語メディア】
インターネット
・バンコクポスト紙  http://www.bangkokpost.com/
・ネーション紙  http://www.nationmultimedia.com/home/
・MCOT  http://www.mcot.net/EnglishNews
ラジオ
・Wave FM88 FM88
・95.5VirginHitz FM95.5

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
アヌポン陸軍司令官は、アピシット首相に対して、「下院を解散すれば事態は沈静化する。」と提言。
UDDは都内の民主記念塔で追悼集会を行った後、10時より、2人の遺体を収めた 棺桶を掲げるなどして、都内をデモ行進を行っている。
12時前にはアピシット首相の自宅近くに結集。治安部隊との睨み合いが続いたが、13時前に撤収。
一方、ステープ副首相は12時、「デモ隊と治安部隊の混乱に乗じて、発砲したグループがおり、現在、特定を急いでいる 。」と発表。
タイのテレビ局は、撃たれた兵士の映像を中心に放送しているものの、確かに、上下とも黒い衣装の屈強な男が群集に向 かって水平射撃をしているところが記録されていた。この男はベルト部分に赤い布を下げていた。また、ビルの2、3階 の窓から下に向けて実弾を発砲する様子も撮影されている。
このため、アピシット首相は14時、「デモ隊とテロリストとを区別して対応する。」と「徹底的に調査する。」と発表。 ただ、下院解散もしくは辞任については言及しなかった。
タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)の集会場となっているラーチャプラソン地区近くのショッピングモール が、営業を再開。営業を再開したショッピングモールは、セントラル・チットロム、サイアム・パラゴン、サイアム・デ ィスカバリー、サイアム・センターで、午前10時より営業が再開されている。タイ地元紙によると、営業再開の理由につ いて、高架鉄道スカイトレイン(BTS)が、通常通りの運行に戻ったことを理由に挙げている。だが、セントラル・ワール ド、ゲイソン・プラザ、BIG-Cラーチャダムリ店などの、特にUDD集会場に近いショッピングモールは依然臨時休業を余儀 なくされている。
タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センター(CEBF)は、現在の不安定な政治情勢が4月末まで続い た場合、経済的損失予想を前回の300〜400億Bから500億Bに引き上げたことを明らかにした。「10日に起きた治安維持部 隊と反独裁民主主義同盟(UDD)との衝突で多数の死傷者が出る事件に発展したことで、政治情勢はさらに悪化したとして おり、特に観光業に甚大な影響が出る。」と予測。
「だがこのような情勢悪化が続いたとしても、タイの今年のGDP成長率は、依然+3%〜+4%の成長が期待できる。」と している。
タイ地元紙によると、タイ旅行代理店協会(ATTA)スラポン会長は、「今回起きたタクシン派団体の反独裁民主主義同盟 (UDD)と治安維持部隊の衝突事件は、確実に観光業に影響を及ぼす。」との見方た。「そのため今年外国人観光客目標を 1550万人としていたが、現時点では100万人少ない1450万人になる見通しだ。」という。「だがこれは政治情勢次第として おり、事態の正常化が早まれば、観光シーズンである11〜12月に観光客が急増し、目標を達成できるかもしれない。」と している。
タイ財務省財政政策局(FPO)は、「10日に起きた治安維持部隊と反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突事件は、経 済全般に影響を及ぼす。」との予測を明らかに。「短期的に観光・サービス業に影響を及ぼし、GDP成長率を0.2〜0.5%押 し下げる。」としている。「だが現時点で、今年のGDP成長率予測を+4%〜+5%を調整する事はない。」としている。
またタイ地元紙によると、「FPOエークニティ局長は、05月中旬にムーディーズ・インベスターズ・サービス関係者がタイ の信用格付けを再検討を予定しており、今回格付け見直しで、タイの信用格付けが引き下げられる恐れがある。」と予測 。
12時半頃英字紙The Nationが、「反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン ・ポンルゥアンローンが率いる赤服軍団が、クルングテープのチェーンワタナ通り沿いにあるCATテレコム社に強行突入し 、チーラユット総裁を拉致し赤服運転のバイクで連れ去った。」と報じている。「同盟はピープルチャンネルと衛星放送 送信所とを結ぶブロードバンド回線の再接続をCATに要求しており、その絡みでチーラユット総裁がノンタブリー県内にあ るテレコムセンターに 連行されたと見られている。」という。
しかし、16:30までに確認した限りでは、総裁拉致に触れているのはThe Nationのみで、ネーション系のタイ語報道は、 15:00過ぎ時点で「同盟の一部デモ隊がCATを包囲しているアリスマンのデモ隊支援に向かった。」と報じており、また、 その他のタイ語報道も「CATに対して放送遮断及び妨害電波に関する事実関係を追及するためにCAT前に集結している。」 とのみ報じている。
また、プーチャカーン紙は、「『妨害電波の発射元が第11歩兵部隊近衛師団本部からであると判明した場合は、同所前の 集結も辞さない。』とアリスマンが語っていたが、その後13;30に直接ノンタブリー県内にあるCATテレコムセンターの責 任者と面会し、CATが一切放送遮断に関与していない事が分かりデモ隊を引き上げを決定した。」と報じている。
14時過ぎアピシット首相は緊急特別放送の中で、タクシン 派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による一連の反政府運動に関し、政治的な解決を目指すことを改めて強調、事態鎮静 に向けて国民の団結を要請。UDDに対して6ケ月以内の下院解散を提案。テレビにはステープ副首相とアヌポン陸軍司令官 が並んで出演。UDDが要求する議会の解散や、21人の死者と858人の負傷者を出した10日のUDDと軍の衝突に対する自身の進 退については触れなかった。
また、今回起きた治安維持部隊とUDDによる衝突により、多数の死傷者出したことについて、「UDDのデモ隊の中に赤服軍 団に身をやつしたテロ集団が紛れ込んでいる。「一部のテロリストが今回の騒ぎを利用し、行動に出たことがはっきりし た。」と語った。「昨年04月に起きたUDDとの衝突時と同様に、調査委員会を設置し、政府をはじめ関係機関を総動員し、 集会参加者とテロリストを区別した上で、厳しく処罰する。」としている。
アピシット首相の発言は、「問題のテロ集団が、純粋に民主主義を要求する活動に参加している無実の大衆に紛れ込んで 、社会的不公正問題を道具にして国内を騒乱状態に陥れる事を画策している。今後政府及び関係当局はデモに参加してる 一般大衆と紛れ込んでいるテロ集団とを分離して対策を講じる方針なので、無実の大衆は集会への参加を控える、ないし はテロ集団の手段として利用されないよう心がけるべきである。」と訴えた。
また、UDDの要求事項に関しては、「問題解決の糸口を探るために直接協議の際に提示されたUDDの要求事項の検討を政府 及び連立政党間で継続的に進め政治的な解決に努めていく考えである。」と、国民に対して政府の解決方針への理解及び 協力を呼びかけた。
さらにアピシット首相は、「10日に発生した衝突に対して政府の責任が明確になった場合には責任を負う用意ができてい る。衝突に関する調査を進めるために当事者及び独立機関を交えた解明委員会を組織する方針である。」と明言。
クルングテープ中心地のラーチャプラソン交差点では、タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)による反政府運 動が続いており、界隈は通行止めのまま。UDDによる解散総選挙の要求に対し、アピシット首相は「政治的解決を目指す。 」としているものの、現時点で具体案は出されていない。UDDメンバーは交差点封鎖を強化するため、各地に設置された防 犯カメラに袋をかぶせるなど、徹底抗戦の姿勢。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、大衆を殺害した容疑でアピシット首相を警察に突き出 すために、捕捉活動を開始する考えである事を明らかに。
この発言は、放送されたアピシット首相の緊急特別放送後に為されたもので、チャトポンは、「『同盟のデモ隊にテロ集 団が紛れ込んでいる。』とする発言や、『デモ隊や当局に死亡者を出した衝突の原因解明のための委員会を設置する。』 とする発言全てを受け入れる事ができない。政府とのあらゆる形での交渉を拒否し、引き続き解散要求の座り込み活動を 展開する。」とした。
15時頃スクムビット通りソイ31で反独裁民主主義同盟(UDD)が集結、ア ピシット首相邸を包囲。現地で取材する日本人報道関係者によると、「ソイ31はスクムビット通りのソイ入口からアピシ ット首相邸宅までUDDでごった返している。」という。
アピシット首相邸前の交差点にトラックを止めて仮設舞台を設置する勢い。現地で取材する日本人報道関係者によると、 「ソイ31、33の一部がUDDによって封鎖されている。ソイ31とつながるソイ23にも侵入を続けている。ただ、緊張感はない もよう。UDDが音楽を流して踊り出し、警備の警官を相手に水掛け祭り(ソンクラーン)を始めている。」という。
17時頃スクムビット通りソイ31からソイ33の一部を封鎖した反独裁民主 主義同盟(UDD)はほとんどが撤収。心配された暴動は起きなかった。
夕方過ぎ選挙管理委員会は、セメント業界大手TPIポーリング社からの所 謂迂回献金疑惑について、4対1の賛成多数で民主党に対して「解党処分を下すべきである。」と判断。これにより今後 、最高検察庁が審査した上で、憲法裁判所に提訴される予定。ただ、検察が30日以内に有罪と認める必要があり、さらに 憲法裁判所で審理されるため、最終決定はかなり先となる。 
TPIポーリング社は1978年設立の石油化学大手TPI(タイ・ペトロケミカル・インダストリー)の傘下だったが、1997年に 発生した通貨危機の煽りで巨額の債務を抱え、TPIと共に経営破綻。今回の献金疑惑は2005年に渡されたという2億5800万 Bの献金が迂回して民主党に流れ選挙運動費用として使用されたとされる。選挙管理委員会はまた、民主党による国庫補 助金2900万Bの不正流用も指摘。これも5対0で送検を決めた。
UDDは今月05日、選挙管理委員会前で同献金問題の判断を急ぐようデモ活動を行い、選挙管理委員会が今月20日までに結論 を出すことを約束していた。これが8日も早まったことについて、選挙管理委員会は、「準備が整ったため、決定した。 」とだけ説明しているが、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の圧力に押され、衝突で死傷者が出て事態が悪 化していることを受けた政治判断。」との見方が支配的。
一方、UDDの集会会場では、このニュースを聞いた集会参加者の間から歓声が上がったり泣き出す者が出て、勝利を宣言。 だが、「検察と憲法裁がどのような判断を下すかわからない。」として、今後も反政府デモで政府に圧力をかけ続ける姿 勢を崩していない。
ニューヨークに拠点を置く国際人権団体Human Right Watch(HRW)のアジア地区責任者のブ ラッド・アダムスは公開されたニュースリリースの中で、「アピシット首相が約束した、政治的な思惑を背景にした暴力 に対する中立的な調査を迅速且つ効率的に進めるための独立調査委員会の設置を支持し、10日に発生した衝突の当事者で ある政府と反独裁民主主義同盟は攻撃の中止を公約し、違法行為をおかした者に対する適切な捜査及び起訴を保障し政府 はピープルチャンネルや10局以上のラジオ局、36のWEBサイトに対する検閲を止めるべきである。」と訴えた。
その上でブラッドは、「たとえ市街戦が終了しても政治的な暴力はいつでも再発し得る。」と指摘し、「暴力の再発を防 ぐために今こそ指導的立場にある政治家達が政治的解決模索のために動き出すべきである。」と述べた。また、独立機関 による調査に関してはブラッドは、「治安部隊に対する前例がない調査を行う方針を示したアピシット首相は、調査を通 して自らの意志と手腕が貫徹されていた事を証明するべきである。」と述べ、反独裁民主主義同盟の幹部に対しては、」 犯罪を犯した者を司法の場に付す責任を彼らが負っている。」、「幹部は暴力を使用した時点で平和的活動と主張する事 ができないという事を理解するべきである。」と指摘。
ブラッドは、タクシン元首相がサッカークラブ「マンチェスター・シティー」の買収に動いていた時に、タクシンを最悪 の部類に属する人権侵害者と指摘し、この動きを非難した事でも知られている。
治安部隊・デモ隊衝突で死亡した21人のうち銃撃で死亡したとされる11人の検視が関係当局とUDDの医師によって 行われ、「9人(8人との報道も)が高速の弾丸を受けて死亡した。」との所見を発表。「これは、弾丸速度の比較的遅 いピストルでなく、狙撃銃を含むライフルなどの銃撃による死亡を意味するもの。」という。「だが、どのような銃が使 用されたかや、治安部隊とデモ隊のどちらの側からの発砲かなどはわからない。」とのこと。
チャワラット内相(与党第2党・プームチャイ・タイ党首)は、「中小与党が事態打開のため6ケ月以内の下院 解散で合意した。これを受け、与党・チャート・タイ・パッタナー党のバンハーン顧問団長が、UDD首脳のウィーラに話し 合いを申し込んだが拒否された。」と明らかに。
中小与党の譲歩案は、アピシット首相(政権党・プラチャーティパ(民主)党党首)の提案している9ケ月以内の下院解 散を前倒しするもの。だが、UDDは、「即時解散」との主張を変えていない。
反タクシン組織、民主主義市民連合(PAD)を母体とするカンムアン・マイ(新政治)党は、UDDによる反政府活動 を「テロ」「反乱」と非難し、戒厳令を敷いてデモを鎮圧するよう政府に求めた。さらに、「騒乱や内戦を引き起こそう とデモ隊を煽っている。」と、国外逃亡中のタクシンを強く非難。カンムアン・マイ党は、「現在の状態は、政治危機で なく、安全保障の危機。下院解散は、解決策にふさわしくない。反逆者に屈すること。」としている。
PADは、タクシン政権下の2008年に政府庁舎を長期間にわたり占拠し、デモ隊座り込みでドンムアン、スワンナプーム両空 港を閉鎖に追い込んだことがあり、相当の組織力を有する。タクシン派の言い分が通る形で解散総選挙となり、タクシン 派政権が誕生することになれば、PADが大規模な反政府活動を展開する可能性が強いとされる。
04月13日(火)タクシン元首相派団体、反独裁民主主義同盟 (UDD)幹部は即時解散の要求を取り下げず、13日よりタイ正月(ソンクラン、水掛け祭り)を迎えることになった。クル ングテープ中心地のショッピング街であるラーチャプラソン交差点と、西部のパーンファー橋で集会を続けている。ただ 、集会参加者はかなり減り、ある程度の人数を集めているものの、ほとんどは水掛け祭りを楽しんでおり、舞台前で反政 府の演説に耳を傾けているのは少数派。そこにも水が飛んできたり、(顔や体に塗って楽しむ)白粉で汚されている。
UDDメンバーは消火栓からホースで水を引き、ラーチャダムリ通りの真ん中で大 々的に水掛けを続けている。身内での掛け合いでは飽き足らず、ピックアップトラックでパッポン通り辺りに遠征する輩 も多い。
非常事態宣言の発令や、多くの死者と負傷者を出した10日のUDDと治安部隊の衝突にもかかわらず、クルングテープでも外 国人旅行者が多いカオサン通りや歓楽街のパッポン通りを中心に賑わっている。クルングテープでは水掛け祭り関連のイ ベントはすべて中止されていたが、12日より自主的に始まった。
高架鉄道(BTS)および地下鉄(MRT)は通常どおり運行、全駅利用できる。ショッピング街として知られるラーチャプラ ソン交差点エリアでは、UDDが近くに集会所を設置した04月初旬から、ほとんどの店舗が営業を見合わせていた。今もUDD が集会を続けるラーチャプラソンのショッピングセンターは閉店したままだが、サイアム・パラゴンは夜08時まで営業、 セントラルデパート・チットロム支店は事態が変化しない限り夜10時まで開く。サイアムセンター、サイアム・ディスカ バリーも営業再開に踏み切った。
一方、セントラル・ワールド、ゲイソンプラザ、アマリンプラザ、ビッグCなどのデパートやディスカウントストアは臨時 休業したまま。セントラル・ワールドの損失額は、併設するZENと合わせてこれまでに1億Bを超えている。
サイアム・パラゴンなどを運営する流通大手「ザ・モール」幹部は、「客足は鈍いままだが、これ以上閉店を続けるわけ にもいかない」として、政府は一刻も早く騒乱の収束を図ってほしい」と訴える。閉店による損失はサイアム・パラゴン だけで2億Bに上った。同幹部は「いったい誰が、この莫大な損失の責任をとってくれるのか。」と嘆く。
タイ正月は暦上では15日までだが、16日金曜日を休みとして18日までの大型連休とする企業もある。
04月10日(土)の赤服軍団と治安部隊との戦闘では21名が死亡し、その中に日本人カメラマン村本博之が含まれて いたことは広く報じられている。しかし、タイ国軍も4人の死者と250人もの負傷者を出したということは、一般の戦争で もなかなか起こりえないような大戦闘であったことを物語る。
赤服デモ隊も多くの死傷者を出したが、軍が実弾を発砲したと称しているのは「デモ参加者」であり、多くの現地取材記 者は「赤服が発砲していた。」と証言している。村本のカメラにも赤服の攻撃に「盾と警防」を持った兵士が逃げ惑い、 負傷者を救出しようとしていた映像が映っていた。
その「戦死者」のなかにタイ国軍近衛師団第2歩兵連隊の副参謀長ロムクラオ(Romklao)大佐が含まれていたことは日本 では報道されていない。彼は、デモ鎮圧部隊の先頭に立っていたのではなく、やや後方の「本部」におり、そこに手榴弾 が投擲され、テントから飛び出したところをタクシン派の「狙撃兵」から高性能狙撃銃で狙い撃ちされたらしい(正確な ところは公表されていないのでわからない)。「ロムクラオ大佐は2009年04月の赤服の「ソンクラン(タイ正月)暴動」 で暴徒制圧の指揮をとり、赤服から『目の仇』にされていた人物だ。」という(ネーション紙の報道)。
ロムクラオ大佐の通夜にはシリキット王妃とワチュラロンコーン王太子が参列した。 ネーション紙の解説によれば、ロムクラオ大佐を識別できる「軍関係者」が赤服特殊軍団の狙撃兵についていて、狙撃し たのではないか。」という。
いずれにせよ、軍の後方にいた高級士官が狙撃銃で殺害されるというのは「軍の発砲」によるものではないことは自明で あり、04月10日のデモ隊鎮圧作戦を事前に十分承知していたグループが赤服軍団にいて、用意万端整えていたということ になるであろう。
検視結果では11名の死者の多くは「高速銃」で撃たれたという。「高速銃」なるものの写真がネーション紙には出ていた (04月12日、電子版)。見る限りはかなりの重量の「機関銃」風のものであり、普通の自動小銃とは明らかにちがう。軍か ら持ち出された(盗まれた)ものではないかと思われる。
治安当局は、治安部隊とデモ隊の衝突で兵士や民間人に発砲したとされる男の写真を公開し、この男を含む「テ ロリスト」を捜し出し逮捕する方針を明らかに。
現場で撮影されたというこの写真は、黒い防火マスク状のフードを被って狙撃銃とみられるライフルを手にしている男が 写ったもの。 軍当局は、「特殊部隊の元隊員」と説明。
衝突では、擲弾とみられる小型爆弾の爆発や銃撃などで21人が死亡したが、治安当局は、「デモ隊に紛れ込んでいたテロ リストの仕業。」と主張。「治安部隊の銃撃で民間人が死傷した。」との見方を否定。その背景には、反政府活動の活発 化に伴い、タクシン派の軍人の仕業とみられる、政府機関や軍施設などへの擲弾攻撃が多発していたことがある。
一方、デモを主導している反独裁民主主義同盟(UDD)は、「当局は死傷者を出し強制排除に失敗した。」として「UDDが 優勢」との見方が強まっていることもあって、「テロリストがタクシン派」と見られるのを嫌い、「銃撃は治安部隊のデ モ隊制圧作戦の一環」、「アヌポン陸軍司令官に反感を抱く軍人の仕業」などと主張して、テロリストとの直接・間接の 関与を一切否定。
中央選管が不正献金と政党交付金不正使用の容疑で政権党・プラチャーティパ(民主)党の送検を決めたことに 対し、民主党のステープ幹事長(副首相)は、「献金が党の銀行口座に振り込まれたことを示す証拠は存在しない。」な どと、潔白を主張した。「政党交付金も、民主党がポスター印刷を発注した業者と契約を交わさなかっただけで、不正に 使用した事実はない。」としている。 さらに、ステープ幹事長は、「仮に有罪となっても、責任者だけを処罰し、民主党を解党処分とすべきではない。」と訴 えた。民主党では、チュワン顧問団長(元首相、元党首)を含む法律専門家チームが20日から、今後の対応などを検討す る予定。
首相代行として核安全保障サミット出席のためアメリカ訪問中のカシット外務大臣は、マスコミや学識経験者が 参加したセミナーの席上で、「タクシンは、タイ国内で発生している政情不安の張本人であるだけでなく、流血の事態を 欲しているテロリストである。」と指摘。
また、「ロシアとドイツが汚職で2年の実刑判決を受けているタクシンに対して居住場所を提供しているだけでなく、国 際刑事警察機構がタクシン関連の捜査協力を拒んでいる。」と非難し、国際社会に対してタクシンへの支援を停止するよ う呼びかけた。
一方、アメリカのクリントン国務長官はビデオメッセージ等を通して、タイに対して力ではなく話し合いによる解決を呼 びかけ、ソンクラーン期間を和解の機会と位置づけタイ国民にソンクラーンを安全かつ平和に祝うよう呼びかけた。
首都圏警察本部マッカサン署は、10日にクルングテープのコークウワ交差点で発生した軍と反独裁民主主義同盟 のデモ隊との衝突の際に死亡したトムソン・ロイター社の日本人カメラマンの遺体を一時隠匿していたデモ隊員2人の行 方捜索協力を幹部に要請。
警察によると、「捜査の一環としてカメラマンの遺体の発見場所や時間等について詳細に聴取する必要があるためだ。」 という。
一方、首都圏警察本部のサンターン本部長は、「12日に同盟が柩を担いだデモ行進を行っていた際にバンコクのソーイ・ プリディーパノームヨン14付近で反同盟派と見られるタクシー運転手の男性(56)に暴行した容疑でデモ隊に参加してい た30歳位の男、及び同じく反同盟派と見られる女性が運転していた車を損壊した容疑で、デモ隊に参加していた3人の男 の逮捕状を取得した事を明らかに。
カッティヤ・サワディポン少将は、「狙撃手を配置し15人(発言まま)の赤服軍団を殺害したステープ副首相、 プラウィット防衛大臣及びアヌポン陸軍司令官の3人こそが真のテロリストである。」と発言。
カッティヤ少将は、先にアピシット首相が」テロ集団が反独裁民主主義同盟のデモ隊に紛れ込んでいた。」と指摘した事 に対して、「15人の死亡したデモ隊員が何れも胸部や頭部を狙撃されて死亡していたなど、プロの狙撃手が現場に配置さ れていた事は明らかである。」と指摘し、「プラウィット防衛大臣は情報を歪めず、狙撃手の所属先等の事実関係を明確 にするべきである。」と述べた。
さらにカッティヤ少将は、「10日行われた強制排除行動の際に軍の前方部隊がゴム弾を発砲し、後方部隊がM16を発砲して いた事に堪忍袋の緒が切れた、背後関係不明の人を殺害する意志を持っていない部隊がデモ隊の支援に入った。」と続け 、政府に対して「デモ隊に対する対応を誤ると取り返しの付かない結末を迎える事になる。」と述べた。カッティヤ少将 によると、「背後関係不明の同盟幹部との関係のない部隊が、デモ隊が軍から奪い取った 20台以上の軍用車両、多数の M16ライフルを使用して反撃してくる恐れがある。」という。
一方、強制排除の際に撮影された武装した黒服を着込んだ人物に関しては、「衣装が同盟の自警組織とは異なっている。 政府がデモ隊の信用を失墜させるために仕込んだ可能性が高い。」という。
プア・タイ党のプロームポン報道担当は、「P(ポープラー)がつく陸軍大将が解党の危機にさらされている民 主党の保護のためにクーデターを計画している恐れがある。」と指摘。プロームパン報道担当は、「解党の危機に晒され ている民主党や政府、10日の強制排除に絡んで法的責任を追及される恐れがある軍人を保護するためにクーデターを計画 しており、現在軍隊内でクーデター実行に対する意識調査を行い実行の際に戦力候補となる軍人の選抜を進めている。」 、「クーデターが実行された場合は、10日に発生した衝突を遙かに超える激しい衝突が発生し、国家イメージを著しく傷 つけ将来の投資や観光に深刻な影を落とすことになる。」と警告。
反独裁民主主義同盟やタクシン、プア・タイ党は、「予てからプラユット陸軍副司令官がクーデターを計画している。」 と指摘しており、また、先の強制排除の際には「プラユット副司令官が排除任務の貫徹を最後まで主張していた。」とも 伝えられていた。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、ラーチャプラソン交差点周辺にある商業ビルのオーナ ーに対し、「当局によるデモ隊に対する暴力行為に協力するような事があれば自らに問題が降りかかる事になる。」と警 告。また、チャトポンは、「パーンファー橋の集会場を引き上げ全てのデモ隊をラーチャプラソン交差点に集結させた事 に関しては、勝利に向けた活動を安全な環境下で行う上で最も適切な判断だった。」と評価。
04月14日(水)
10時半過ぎ
反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のナタウッ ト・サイクアは、パーンファー橋のメイン会場に集結しているデモ隊全てをラーチャプラソン交差点の集会会場に移動さ せ、集会会場を一箇所に集中させる方針を明らかに。
「同盟の戦力を増強し、潜在力を誇示すると共に大衆の殺人を命じた政府による強制排除に備えるための措置で、今後ラ ーチャプラソン交差点を中心にルムピニー公園、シーロム通り、プラトゥナム周辺等が赤服で埋まる見通しだ。」という 。「既に幹部のチャトポン・プロームパンがパーンファー橋で同様な説明をデモ隊に行っており、14日に移動を開始し 15 日中にパーンファー橋からの移動を全て終わらせる予定だ。」という。
また、エラワン救急医療センターは、「10日に起きた治安維持部隊とUDDによる衝突での死者が、2人増え23人となったと し、依然多数の負傷者が入院している。」と発表。
王宮前広場(サナーム・ルアン)にほど近いパーンファー橋界隈(プラナコン 区)にとどまっていた反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊が、ラーチャプラソン交差点界隈(パトゥムワン区)に移動。
UDDは03月12日にパーンファー橋界隈を拠点に大規模な反政府活動を開始したが、04月03日にはデモ隊を動員してラーチャ プラソ交差点界隈を占拠、第2の拠点としていた。
デモ隊をすべてラーチャプラソンに集結させたことについて、ナタウットは、「政府はパーンファー橋を取り戻すと言っ ていたが、ラーチャプラソンには言及していない。このため、衝突を避ける目的でパーンファー橋から撤収した。」と説 明。また、別の幹部チャトポン・プア・タイ党議員は、「アピシット政権を退陣に追い込む最終段階に備えたもの。」と も述べており、「勢力を結集して商業地区を占拠したほうが経済的ダメージが大きく、政府により大きな圧力をかけられ る。」との判断があった。
UDDリーダーは、「ソンクラン(04月15日まで)後はさらなる支持者が集結、南はシーロム通り、東はスクムビット通りソ イ31まで集まるだろう。」と豪語。現在はラーチャプラソン交差点を中心に、ラーチャダムリ通りが北のペチャブリー通 りから南のシーロム通り手前まで、西はサイアム・パラゴン前のラマ1世通りから東のプルンチット通りのスクムビット 通り手前まで、通行止め。プルンチット通りの途中と交わるランスアン通りなどは通行可能。
反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンロー ンは、全国の赤服軍団に対してアピシット首相及びステープ副首相の捕捉を呼びかけ、「捕捉に成功した者に対して1000 万バーツの懸賞金を支給する。」と明らかにした。
同盟は、10日に発生した衝突で15人前後のデモ隊員が死亡した事を受け、アピシット首相及びステープ副首相を殺人者と 位置づけ、両者を捕捉し警察に突き出す方針を明らかにしていた。
プーチャッカーン紙によると、「13日午後にアユタヤー県バーンパイン郡内で2箇所の高圧電線用の鉄塔の脚部 がC4で爆破された事が明らかになった事件で、14日までに更にバーンパイン郡内2箇所の鉄塔が同様にC4で爆破され、合 計で3箇所の鉄塔が爆破されていた。」何れも爆破により脚部の一部が損壊したが鉄塔の倒壊には至っていない。各報道 によると、「これまでの調べで最初に爆破が確認された2箇所の鉄塔が、軍と反独裁民主主義同盟との間で衝突が発生し た10日22時頃から翌未明にかけて連続して爆破されていた。」と確認されている。
議会解散反対、反独裁民主主義同盟による集会活動に反対する愛国団体やFace Book等を通して集ったグループの トゥン医師(チュラローンコン大学医学部)は、「10日に発生した衝突に関与したテロリスト及び立憲君主制の崩壊を目 指す反逆者に対する措置を政府に要求するため16日に国内治安維持本部が置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部前に集 結する。」と発表。
このグループは、さまざまな職業の数千人で構成され、その多くが16日の集会に参加する見通しだが、トゥン医師によれ ば、「首相宛の書簡を提出したあとすぐに散会する。」とのこと。また、「13日から行われている戦勝記念塔での議会解 散、集会反対を訴える活動を情勢が正常化するまで継続的に行う。」と確認。
医師は、「われわれは、現政権が維持され、現政権のもとで、死傷者を出した先の衝突の犯人が逮捕されることを望んで いる。」と述べている。
なお、即時解散については、学識経験者の間でも、「タクシン派のごり押しを認めれば、反タクシン派が反撃に出る。」 、「事態打開の最善策。」など賛否両論が出ており、意見が割れている。
同盟(UDD)は、「戦勝記念塔で議会解散反対を訴えているグループは民主主義市民連合系の黄服軍団である。」と集会参 加者に説明している。 一方、連合(PAT)は、「10日に発生した衝突や情勢に関する分析及び今後の活動方針を決定するために、18日にパトゥム タニー県内にあるランシット大学で全国の傘下団体の代表が一同に会した総会を開催する。」と明らかに。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、治安部隊とデモ隊の衝突で兵士がデモ隊に実弾を発射したことを認め た。
治安当局は当初、「銃口を上に向けた威嚇射撃だけ。」と説明していたが、UDDが、「デモ隊に向けた発砲があった。」と 主張、兵士が水平射撃する場面の映像もネット上に流れていた。
ただ、サンスゥン報道官は、「負傷した兵士を救い出そうとデモ隊の中に潜んでいたテロリストに発砲したもので、止む を得なかった。」と釈明。
午後治安当局が「10日に発生した軍と反独裁民主主義同盟との衝突の際 に銃弾を発砲していた。」「狙撃手」の写真を公開し、「デモ隊にテロリストが紛れ込んでいた。」と指摘したことに対 し、同盟(UDD)の自警組織員2人が警察に出頭。治安部隊に発砲した政府によるテロリストとの指摘を全面否定。
14日付け各紙に覆面姿で銃を所持している写真が公開されたマーノップ・チャーンチャーントーンは、軍当局が「特殊部 隊の元隊員」とみているとされるが、UDDは、「軍事訓練を受けたことは一切ない。」と否定。これに対し、政府は、反証 がないため反論していない。また、「所持していた銃は衝突が発生した際に、現場で任務に就いていた軍関係者と話し合 った上で武装解除した際に回収したもので、その後回収した銃は集会参加者に公開するためにパーンファー橋の集会場に 持って行った。」、「写真が撮影されたのは、衝突があったコークウア界隈ではなく、やや離れたパーンファー橋界隈。 」とも説明。
これに先立ち、同盟幹部のナタウット・サイクアは、マーノップを伴い記者会見を行い、テロリスト疑惑を否定。
一方、マーノップと共に出頭したパトゥムタニー県内で発行されている新聞「手がかり」の記者だというサマーン・シー ケーオは、「自分は単に1万Bの寄付をするために会場を訪れていただけなのにテロリストだと疑われ驚いていると。む しろ学校から大衆に向け銃を乱射していた軍関係者が責められるべきである。」と訴えた。
だが、衝突のさなかにデモ隊に交じった黒いフードの男がデモ隊に妨害されることもなく物陰からライフルで水平射撃し ている様子を撮影したとされる映像が存在することから、治安当局は、「発砲した男はデモ隊の人間であり、UDD首脳が知 らないわけはない。」と主張。
04月15日(木)クルングテープきってのショッピング街であるラーチャプラソン界隈。タクシン派団体、反独裁民主主義同 盟(UDD)の連日の集会でゴミだらけ、タイ正月の水掛け祭りで水浸しとなっている。都庁が毎朝掃除に来るものの、何千 〜1万人もの人間が集中するため、数時間もすればゴミは散乱。水掛祭りの水がゴミから汚水に混じって拡散。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、ソンクラーン期間明け後に地方の赤服軍団がラーチャプラ ソン交差点に一本化された集会会場に続々と集結し、スクムウィット31やシーロム通り、国立競技場までの路上を集会の ために占拠する事になる見通しを明らかに。
また、ナタウットは、「軍が集会地周辺のビルに狙撃手の配置を計画している。」との情報があることを明らかにし、「 同盟が狙撃手の姿を目撃した場合はビルの所有者に明確な経緯説明を求め、所有者が説明を拒否した場合は、市街戦の様 相を呈する様な報復手段が講じられるる事になる。」と語り、所有者を牽制。
午後国内治安維持本部のサンスゥン報道官は緊急特別放送の中で、「ラ ーチャプラソン交差点を中心に集会活動を展開している反独裁民主主義同盟のデモ隊の中に紛れ込んでいるテロリストが 無差別攻撃を計画している恐れがある。」として、デモ隊に対して早急な退避を勧告。「ソンクランで帰省中の人々もク ルングテープに戻らないでほしい。」と、ソンクラン明け後に集会への合流を計画している者は、合流を思い留まるよう 呼びかけた。サンスゥン報道官によると、「デモ隊に紛れ込んでいる武装したテロリストが、会場周辺の当局者を狙った 攻撃に出た際に事実上の無差別攻撃となりデモ参加者が巻き込まれる恐れがある。」という。
政府は、「治安部隊とデモ隊が衝突し双方に多数の死傷者が出たのはデモ隊を装った武装グループの仕業。」との見方を とっているが、サンスゥン報道官によれば、「衝突の際デモ隊側に奪われ紛失した治安部隊の武器がテロリストの手に渡 っている恐れもある。」とのこと。所在不明となっているのは、M16ライフル9丁、タボール・ライフル25丁、対航空機砲 6門、盾(ライオットシールド)116枚、警棒105本、ボディーアーマースーツ80セット、ゴム弾580発、対空機砲弾600発 、M16ライフル用実弾8182発など。
なお、頭部を負傷し治療を受けていた男性が15日に死亡したことで、先の衝突の死者数は合計24人となった。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「『反独裁民主主義同盟幹部のアリスマンが01 月29日に陸軍本部前で行った演説が、同盟の一部幹部がデモ隊に紛れているテロリストの存在を認知している事を裏付け ている。』と見て事実関係の調査を開始した。」と明らかに。
サンスゥン報道官によると、「演説の中でのアリスマンの、『赤服軍団を守る用意がある所属不明の部隊が我々には付い ており、また軍が違法にデモ隊に対して暴力を行使した場合には、部隊が軍に対して反撃する用意がある。』とする発言 が、テロリストの存在認知を裏付けている。」と指摘。「同盟はデモ隊に紛れ込んでいる黒服を着込み顔を隠している集 団を『当局に暴力を行使する黒服を偽赤服』、『当局に暴力を行使しない黒服を真性赤服』とに分けて当局に水掛け論を 仕掛け真相をうやむやにしようとしている。」と指摘。
与党第4党チャート・タイ・パッタナー党のチュムポン党首(観光スポーツ相)は、6ケ月以内に憲法を改正し て下院を解散するようアピシット首相に要請。これは、現6党連立政権で民主党を支える中小5党の総意とのこと。
アピシット首相(民主党党首)は、「9ケ月以内に改憲・解散する。5との姿勢を示しているが、チュムポン党首は、「 首相は、UDDやPADの要求を突っぱね、議会の国民和解委員会の先の提言に従って速やかに憲法を改正し、6ケ月以内に下 院を解散すべき。」としている。
ただ、UDDは下院の即時解散を求めており、PADは「6ケ月以内の解散には応じるべきではない。」としている。
なお、関係筋によれば、中小5与党は、「『現行憲法の選挙規定が大政党に有利であり、これを改めずに総選挙に臨むこ とだけは避けたい。』と、考えている。」とのこと。
外務大臣付秘書官のチャワノン・イントラゴーマンスットは、「タクシンが10日にサウジアラビアに入国し、同 地に2日間滞在した後に東南アジア諸国連合に加盟するある国に滞在し、15日朝にタイとの間に犯罪人引渡条約が締結さ れていない南太平洋の島国に向かった。」と明らかに。
また、チャワノンは、「アラブ首長国連邦当局の協力により、タクシンがドバイ滞在中に民主主義市民連合の集会会場と を繋いだビデオ演説を行えなかった。」と明らかにし、同国当局に対して感謝の意を表明。
反独裁民主主義同盟幹部のウィーラ・ムシッカポンは、「10日に発生した衝突に絡んで虚偽の情報を流布し同盟 の信用を失墜させた。」として全てのテレビ局を告訴する方針を明らかに。
また、「10日に発生した衝突関連のビデオを度々放映し、衝突の責任を同盟に着せようとしている国内治安維持本部のサ ンスゥン報道官及びパニターン政府報道官代行に対しても同様に法的措置を講じる方針である。」と明らかに
。 一方、幹部のチャトポン・プロームパンは、「アピシット首相を強制排除命令により国民を死に至らしめた容疑で告発す るために、法律チームが証拠固めを行っている。」と明らかに。
反独裁民主主義同盟幹部のスポン・アッターウォンは、同じく幹部のアリスマン・ポンルゥアンローンと共に小 規模のデモ隊を率いて全てのテレビ局を訪問し、「中立的な報道を要求すると共に同盟のために1時間枠の放映時間を要 求する方針である。」を明らかに。
スポンによると、10日の衝突に絡んで、「公権力を悪用して真相を歪めた情報を各テレビ局を通して一方的に国民に提供 している政府に対抗して、同盟の情報を同じ手段を利用して提供し公正を保つ必要がある。」という。
一方、幹部のウィーラ・ムシッカポンは、「17日から首相に対して即時解散、即時国外退去を要求するための活動を再開 する方針である。」と表明。
03月半ばからクルングテープで反政府集会を続けているタクシン派 団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除を今月10日、タイ治安当局が図り、銃撃などで集会参加者、兵士、日本人カ メラマンら25人が死亡、800人以上が負傷した事件で、タイのシリキット王妃は、軍の負傷兵を慰問。慰問にはプラウィッ ト国防相(元陸軍司令官)、アヌポン陸軍司令官らが随行。
2008年10月に国会議事堂を包囲した反タクシン派団体、民主主義市民連合(PAD)と警官隊が衝突し、PAD支持者2人が死 亡、双方に多数の負傷者が出た事件では、シリキット王妃は死亡したPAD支持者の女性の葬儀を主宰。葬儀にはアピシット 民主党党首(現首相)、アヌポン陸軍司令官、PAD幹部らが出席したが、当時のタクシン派政権幹部は姿を見せなかった。
先に高圧送電線用鉄塔2基の基礎部分が爆破された中部アユタヤ県バンパイン郡で04月15日、爆破現場から約1 厠イ譴薪甘磴隆霑檀分も爆破されているのが見つかった。いずれの鉄塔もC4爆薬でコンクリートの基礎部分が破壊され 、鉄骨が一部損傷したものの、倒壊には至っていない。
関係筋によれば、「鉄塔3基はほぼ同時刻に爆破されたものの、3番目の鉄塔は人家から離れていたため、発見が遅れた 可能性がある。」という。「鉄塔3基が全て倒壊すれば、クルングテープ北部のランシットなどが停電していた。」との こと。
パニターン政府報道官代行は、対策本部の会議でタクシン派団体の反 独裁民主主義同盟(UDD)に資金を提供していたと思われる50〜60人に、集会の対策本部が置かれている近衛部隊第11駐屯 地に出頭するよう命じることを決定した。」と明かした。
タイ地元紙によると、「出頭命令が出された人物は、すでに逮捕状が発行された幹部24人ではなく、大物政治家や実業家 だ。」という。
04月16日(金)01時頃警察当 局は、クルングテープの財務省前のラーマ6世通り上に設置された検問所で6人組の男を武器不法所持容疑で摘発。小型 トラックから拳銃2挺、約100発の各種銃弾、ガソリンが約半分入った5?タンク等を押収。
また、「6人組は何れも民主主義市民連合(PAD)の自警組織員の身分証明証及び連合系政党の新政治党の党員証を所持し ていた。」という。6人組は初期段階の事情聴取に対して、「チャランサニットウォン地区にある親戚宅を訪問するため にソンクラー県からクルングテープに着いたところだった。押収された銃器類は譲り受けたもので、情勢扇動目的で所持 していた訳ではない。」と供述している。報道によっては、「クルングテープでソンクラーンを祝い終え故郷に帰る途上 だった。」とするものもある。
10時頃ステープ副首相は、緊急特別放送の中で、「タクシ ン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の幹部及びテロリストが潜伏先として使用しているとの情報に基づき、ラームイン トラー高速道路沿いにあるSCパーク・バンコク・ホテルを、特別部隊が包囲した。」と発表。SCパーク・バンコク・ホテ ルはタクシン一族が所有している。
「この包囲行動により逮捕された幹部等は、第11歩兵部隊近衛師団本部に連行され、法務省特別捜査局による事情聴取を 受ける事になる。」という。
また、本隊があるラーチャプラヌン地区にいたUDDナッタウット幹部は、「包囲されたとの情報を掴んだ。」として、一部 の支持者らを集め特別部隊に包囲されているホテルに急行させた。また、10:20までに一部報道は、「すでにUDD幹部のア リスマンをはじめ、数人の幹部が逮捕された。」、「アリスマン・ポンルゥアンローン、パヤップ・パンゲート及ぶスポ ン・アッターウォンが既に逮捕されている。」と報じている。
また、ステープ副首相は、「UDDのデモ隊に紛れているテロリストが、首都の停電を狙った高圧鉄塔爆破未遂を引き起こし ただけでなく、強制排除行動中の当局に向け攻撃を仕掛けた。」と指摘し、集会参加者に対してテロリストの盾として利 用されないためにも早急に集会会場から離れるよう呼びかけた。
一方、UDDの一部デモ隊が16日に全TV局前で抗議活動を計画している事に関しては、「既に警戒態勢を強化した。」と明ら かにし、「強行突入に対しては厳格に対応する方針である。」と述べた。
警察当局は、伏中の反独裁民主主義同盟(UDD)幹部やテロリスト(政府発表まま)を捕らえようとしたが、デモ 隊に阻まれ、誰1人逮捕することができないという失態を演じた。 警察は午前03時頃、アリスマン容疑者などUDD幹部らが都内ワントンクラン区のSCパーク・ホテルにいるのを確認、午前07 時に特務部隊を初めとする非武装の警官数百人がSCパーク・ホテルの包囲に乗り出した。しかし、警察の動きはデモ隊に 感づかれ、警官隊が到着したとき、ホテルにはすでにデモ隊2000人あまりが集まり、強力な抵抗に遭い幹部を取り逃がし 、事実上作戦は失敗に終わった。一部報道は「赤服軍団がホテルから撤収を始めた。」と報じている。
当時、ホテル内には元国民的人気歌手のアリスマン・ポンルゥアンローン(ア リスマン)、スポン・アッターウォン、パーヤップ・パンゲート等、同日計画されていた全TV局を対象にした行動の指揮 を予定していたと見られる幹部がが宿泊していた。アリスマンは、UDD支持者の助けを借りて3階のバルコニーからロープ を使って地上に降りて車で逃走。他の幹部2人も特別部隊の包囲網を潜り抜け逃走。「007張りの脱出劇」として、そのと きの映像や写真が国内メディアで大々的に流されている。アリスマン本人は「Mission Impossibleだった。」と発言して いる。一部報道は既に「アリスマンやスポンがラーチャプラソン交差点の集会会場に戻っている。」と報じている。
また、一部報道は、「この包囲の際に特殊部隊の副指揮官ないしは首都圏警察本部の副本部長または本部長補佐クラスの 警察官を含む3人前後の警察官が赤服軍団の人質にされ、また、包囲行動に参加していた自警団員が、赤服軍団に身柄を 確保され集会会場に連行された。」と報じている。「包囲行動の際に警察官1人が銃弾で負傷した。」との報道もある。 逮捕に踏み込んだ警官2人はその場でUDD支持者に拘束されたが、午後に釈放された。
アリサマンは国民的歌手だったが、2009年04月の東部パタヤ市でのASEAN関連首脳会議で、会議開催ホテルへの乱入で指揮 を執ったとして逮捕状が出され、以後歌手生命を絶たれている。今回の騒ぎでも逮捕状が出ているが、UDD支持者に常に守 られている状態。
ラーチャプラソン交差点で集会を続けるUDD幹部のナタウットは、UDD関連者の拘束を懸念し、計画していたデモ行進を中 止、「兵力をラーチャプラソン交差点に集中させる」よう指示を出した。国内メディアが、「軍が戒厳令発令に動いてい る。」と報道していることもあり、神経を尖らせている。
パニターン政府報道官代行は、午前にSCパーク・ホテルで行われた反独裁民主主義同盟幹 部の逮捕に失敗した事に対して、「今後行われる幹部逮捕に向けた行動の始まりでしかない。」と強気の姿勢。
また、「今回の逮捕行動失敗の背景に内通者がいた。」との指摘がある事に関しては、「1つの見解でしかない。警察か らの報告を待って事実関係を見極める必要がある。」と述べるに留め、またラーチャプラソン交差点に集結している逮捕 状が発行されている幹部の逮捕に関しては、「通常の手続きに則り実行される必要があるが、まず最初にデモ隊に紛れて いる武装集団から一般のデモ参加者の安全を確保しておく必要がある。」との認識。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「午前にSCパーク・ホテルで行われた幹部逮捕のための包 囲行動が、正当な法的手続きを経ずに不当に行われた。」と指摘し、政府に対して明確な経緯説明を要求。
ナタウットによると、「警察が家宅捜索令状の提示なしにホテル内にいた幹部の逮捕に乗り出すなど、正当な法的手続き を経ずに警察が逮捕に乗り出した疑いがある。」という。
また、幹部の「アリスマン・ポンルゥアンローンが宿泊していた部屋から2発(発言まま、報道により3発とも4発とも )の爆発物や銃弾が発見された。」とされている事に関しては、「当局のヤラセでしかない。」と一笑に付した。
クルングテープ都内バンケン区の第11歩兵連隊本部前に市民約5000 人が集まり、「アピシット政権を支持し、反独裁民主主義同盟(UDD)の要求する下院即時解散に反対する。」と表明。
このグループの代表によれば、「UDDの反政府活動は憲法違反、下院即時解散の要求も不当であり、アピシット政権は圧力 に屈するべきではない。」と言う。また、反タクシン派の上院議員40人が同日、「下院解散・首相辞任に反対する。」と 表明し、大勢の死傷者を出した先の衝突を詳しく検証する調査委員会を設置するよう政府に求めた。
プミポン国王が昨年辺りからテレビに映るときに来ている桃色の服。反タクシン派が黄(これも元々、国民が国王を慕う 色だった)、親タクシン派の赤、そして今度はピンクを使った政府・軍支持の団体が誕生。今回の赤服軍団のテロ騒ぎで アピシット首相が避難している陸軍第11歩兵連隊前の集会。(赤服軍団が求している)解散の不要、04月10日の衝突での 軍の正当性を訴えている。
桃色といっても、「黄でも赤でもない」人たちが集まった団体で、集会に集まった人の服の色はさまざま。
コーン財務相によれば、「多数の死傷を出した先の治安部隊とデモ隊の衝突の影響で、今年のタイ経済の成長率 がこれまでの予想を2%程度下回る可能性がある。特に観光業への打撃が懸念される。」とのこと。
コーン財務相は、「数日中あるいは数週間のうちに事態を平和的に打開できなければ、タイの今後の発展に深刻な影響が 及ぶ。」としている。
14時半過ぎタクシー運転手の男が、「ラーチャプラソン交差点の反独裁 民主主義同盟の集会を取材中だったマスコミ関係者に対して、同盟の活動に反対している住民グループにより車両を叩か れフロントガラスを割られるなどの被害を受けた。」と訴えた。
男によると、「午前に行われたSCパーク・ホテルでの逮捕行動が失敗に終わった後の時間帯に、シリパトゥム大学付近の 路上を走行していた際、住民グループによる検問に出くわし、そこでアンテナに赤い旗をつけフロントガラスのところに 同盟のメンバー証を掲示していた自分の車を見た住民グループが、車のドアをあけメンバー証を奪い取ろうとしたため大 急ぎで車を発進させたところ、住民グループが運転する車に進行を妨害された上で、グループから棍棒等で車のフロント ガラスを割られたり、赤い旗をぶら下げていたアンテナを引き抜かれるなどした。」という。
同盟幹部のスポン・アッターウォンは、自腹で男性の車の修理費を出す意向を示している。」という。
16時頃ポストトゥデー紙によると、反独裁民主主義同盟幹部のウォラウ ット・ウィチャイディットが演説中に倒れ込んだ際に、「当局により狙撃された。」と勘違いした集会参加者の一部が会 場内を逃げ惑い、一時会場内が混乱する事態になった。
ウォラウットが倒れ込んだ際に、自警組織員が「狙撃された!」と叫んだ事がきっかけで会場内が混乱する事態になった 。その後卒倒だった事を知った集会参加者の間からは、ろくに調べもせずに狙撃されたと叫んだ自警組織員に対して怒り をぶつける声が上がっていた。
反独裁民主主義同盟幹部のウィーラ・ムシッカポンは、クルングテー プの戦勝記念塔前に連日集結し活動を展開している議会解散反対、政府支持等を訴える様々な色グループに対する嫌がら せや、活動妨害等を行わないよう集会参加者に要請。
ウィーラによると、「解散反対派と赤服軍団との間で衝突が発生した事を口実に政府が不当な強制排除に乗り出す恐れが ある。」という。
これに先立ち、首都圏警察本部のアムヌワイ副本部長が、「愛国団体やFacebook等の呼びかけにより戦勝記念塔前に集結 している解散反対派の人数が徐々に膨れあがり、同盟が集会活動を展開している界隈近くにまで占拠する領域が拡大し、 同盟のデモ隊との間で一触即発の事態を誘発する恐れがある。」と語った。
一方、議会解散反対を訴える桃色の服を着たグループを中心にした様々な色グループは、16日午前に国内治安維持本部が 置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部前に集結し、議会解散反対や政府支持、同盟に対する厳格な法の執行等を訴える 活動を展開。「グループの中には、民主主義市民連合(黄服)の主要メンバーで元国軍本部長付顧問団長のパトムポン・カ セーンラスック大将や連合顧問弁護士のニティトン・ラムルゥアの姿も見られた。」という。
21:15頃からアピシット首相は緊急特別放送の中で、「引き続き国家騒乱 を志しているテロリストに対する対策を重点課題として取り組む方針である。」と明らかにし、」テロリスト対策に必要 な戦力の動員に統一性と統合性をもたらし、より厳格な非常事態宣言の運用を期すために国内治安維持本部本部長をステ ープ副首相からアヌポン陸軍司令官に交代した。」と発表。
放送後に朗読された文書によると、「新本部長に任命されたアヌポン陸軍司令官には、テロリスト対策のために必要な全 ての関係機関を指揮する権限が委任される。」という。 また、アピシット首相は、 「16日午前に行われたSCパークホテルでの反独裁民主主義同盟幹部の逮捕行動が失敗に終わっ た事が、今後の対策の失敗を意味しない。居住場所等の便宜を供与しテロリストを支援しているビジネス関係者を召喚し 捜査範囲の拡大を期している。」と述べた。しかし、警察がUDD幹部の逮捕に失敗のためなのは明らか。
午前、ステープ副首相は記者会見を開き、「警察が作戦を開始する。」と述べたが、その直後に飛び込んできたのが、逮 捕失敗のニュース。当局は面目を失う形となった。これを受け、アピシット首相は午後04時に予定していたテレビ出演を 中止。急遽対応を検討し、夜のテレビ放送で治安対策責任者の交代を発表したもの。なお、アヌポン司令官は、政府の言 いなりになることで批判の矛先が軍に向けられるのを嫌い、軍隊によるデモ隊強制排除には消極的とされ、今回の責任者 交代が、反政府活動のさらなる長期化につながる可能性もある。
04月17日(土)未明チエンラーイ県県都内ターサーイ地区内にあるCATの電 波送信施設前で爆発が発生。柵や看板に僅かに被害を及ぼしただけで人的被害や電波配信への影響はなかった。
現場から約100〜300m離れた地点にはch3、ch9、ch11(NBT)、 TPBSの電波送施設があったが、爆発による被害を免れた。
警察は、「時限発火式の破壊力が低い爆発物が犯行に使用された。」と見られることから、「情勢扇動目的ないしは政治 関連を含む何らかの脅迫する意図が犯行の背景にある。」と見て捜査を開始。また、警察は、爆発が発生した地点周辺に ある電波送信施設が何れも普段無人で運用されている事に鑑み、周辺の警備態勢を強化した事を明らかに。
07時半過ぎ
〜09時過ぎ
スリン県カープチュン郡内のカンボジアとの 国境線でタイ軍とカンボジア軍との間で2回に渡り衝突が発生。タイ軍のレンジャー部隊員1人が行方不明。「死傷者は なかった。」とする報道もある。
タイ軍によると、カンボジア軍及びカンボジアの国境警備警察がタイ領内に侵入し、宿所の建設を行っているのを発見し た、国境線のパトロール中だったレンジャー部隊員5人が警告したところで不満に思ったカンボジア軍側が複数発のAK47 を発砲した事がきっかけで両者の間で2回に渡り激しい銃撃戦が展開された。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「民主主義市民連合幹部の例に倣っ て05月15日に逮捕状が発行されている24人の幹部が警察に出頭する。」と明らかに。
発言の中でナタウットは、「2空港占拠で逮捕状が発行された連合の幹部が出頭した例に倣って05月15日に逮捕状が発行 されている24人の幹部全員が警察に出頭する予定である。」と明らかにし、「17日に法務担当者を警察に派遣し同盟の意 向を伝え、出頭に向けた調整を行う方針である。」と明らかに。
また、ナタウットは、「17日に特別な活動を展開する方針はない。」と確認。
更に、議会解散反対を訴える活動を展開しているグループに関しては、「明らかに非常事態宣言に違反している。」と指 摘し、「政府はグループの逮捕に乗り出すべきである。逮捕が実行されなかった場合は政府による二重基準と見なす考え である。」と述べた。た。
タクシンの従兄で元国軍最高司令官のチャイヤシット・チナワット大将は、16日にアヌポン陸軍司令官が非常事 態宣言に基づく対策総指揮官に任命された事に歓迎の意を表明し、「アヌポン司令官と反独裁民主主義同盟幹部との協議 を仲介する用意がある。」と明らかに。
チャイヤシット大将は、「対策にあたるアヌポン司令官が自身の目で集会会場内で起きている事を見聞し、幹部との間で 国家的危機脱出に向けた出口を模索するための話し合いの機会を持つべきである。」と指摘し、「望むのであれば自分が アヌポン司令官を連れて集会会場を訪れ協議の仲介をする用意がある。」と語った。
また、政府が「集会参加者にテロリストの紛れ込んでいる。」と指摘している事に関しては、「政府が事実関係を明らか にするべきである。」としてコメントを避けたが、「10日の衝突の背景に軍内部の対立がある。」との指摘がある事に関 しては、「あり得る。」との考え。
治安当局は、反独裁民主主義同盟(UDD)の反政府活動拡大を力ずくで阻止する方針を明らかに。これは、「UDD が都内ラーチャプラソン交差点界隈からデモ隊を動員してビジネス街のシーロム通りの占拠やバンコク銀行本店前での集 会を計画している。」とされるため。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「(反政府活動を拡大しようとする)デモ隊は阻止する。必要なら強圧的手段 も辞さない。だが、過剰な対応は避ける。」と述べた。
また、UDDは先に、「逮捕状の出ている幹部らが05月15日に警察に出頭する。」と発表したが、UDD首脳のチャトポンは17 日、「政府がそれまで持つとは思えない。出頭は延期した。」と述べた。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は04月17日、「非常事態宣言下の治安対策の責任者がステープ副首相から アヌポン陸軍司令官に交代しただけ。ステープ副首相が国内治安維持本部のトップであることに変わりはない。」と説明 し、「副首相が国内治安維持本部の最高責任者ポストから解任された。」との一部報道を否定。
また、アヌポン司令官が治安対策責任者に任命されたことについて、「司令官はデモ隊強制排除に消極的。今回の任命は 本人の意に反したもの。」などと報じられているが、サンスゥン報道官は、これも否定。
タイ東北部スリン県に接する国境未画定区域でタイとカンボジアの部隊が交戦する事態となったことについて、 タイ当局は04月18日、「同区域から両軍が部隊を撤収させることで合意が成立した。」と明らかに。
「交戦は17日午前08時ごろから約1時間と午前09時半ごろから約15分の2回に及んだが、双方とも死者は出ていない。」 という。
交戦に至った原因は、「タイ兵が国境未画定区域内にカンボジア兵が住居を建てるのを止めさせようとしたため。」とさ れるが、タイ軍の当局者は、「双方が誤解のあったことを認め、兵を引くことになった。再発を防止すべく努力する。」 と述べている。
治安当局が強圧的な手段を用いても反政府活動の拡大を封じるとの構えを見せる中、タクシン派団体、反独裁民 主主義同盟(UDD)は、「大規模な集会を20日に決行する。」との計画を明らかに。
UDDは先にパーンファー橋界隈に残っていたデモ隊をラーチャプラソン交差点界隈に移動させ、このクルングテープ最大の 商業地区を唯一の拠点とする作戦に出ているが、今回の計画は、政府への圧力を強めるため、地方から農民らを動員する などしてさらに多くの市民を交差点界隈に集めようというもの。
また、先にUDDが再びビジネス街シーロムにまで反政府活動を拡大する動きを見せたことから、当局が「力ずくで阻止する 。」と警告したが、UDD幹部は、「ラーチャプラソンに大勢のデモ隊が集結すれば、(約2厠イ譴拭縫掘璽蹈爐皀妊眤發 あふれかえる可能性がある。」としている。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、幹部会の席 上でバンコク銀行包囲のためにシーロム通りを占拠する事で原則合意に至ったとする幹部のスポン・アッターウォンの発 言を「事実ではない。」と否定。
チャトポンによると、「わざわざ占拠行動をとらなくても、ソンクラーン明け後の集会参加者の増加により自ずとシーロ ム通りにまで人が溢れ、通りを事実上占拠する事になる。」という。
この発言に先立ってスポンは、「絶対王制型官僚主義者の経済的心臓部であるバンコク銀行を包囲し休業に追い込み政府 に打撃を与えるために、戦略的重要地点であるシーロム通りの占拠に乗り出す事で原則合意に至った。実行日時について は19日から20日までの間の集会参加者の集まり具合を見極めた上で判断する予定になっている。」と明らかに。
04月18日(日)朝親赤服軍団系のVoice TV等の報道によると、先に非公式 にバンコク銀行を休業に追い込むためにシーロム通りを占拠する方針を明らかにしていた反独裁民主主義同盟幹部のスポ ン・アッターウォンは、「20日に占拠行動を実行に移す見通しである。」と明らかに。
イサーンのランボーの異名でも知られるスポンによると、「集会参加者の増加状況を見極め、シーロム通りまで集会会場 を広げる必要があると判断され次第、幹部間協議でシーロム通りの占拠を提案する考えだ。」という。
一方、国内治安維持本部は17日夜、改めてシーロム通りが集会禁止区域に指定されている事を確認し、「シーロム通りの 占拠を徹底的に阻止する。」と明らかに。
11時過ぎ反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、アピシッ ト首相への圧力を強めるために20日に大規模な活動を展開する方針を明らかに。
「活動の詳細に関しては別途発表する。」として明らかにしなかったが、シーロム通りの占拠に乗り出す可能性に関して は、「現段階では幹部1人の考えの段階でしかなく未だ幹部会では合意されていない。」としたが、「占拠行動に乗り出 す可能性に関してはあり得る。」と語り否定はしなかった。
また、ナタウットは、「内務省がデモ隊弾圧のために3500挺以上のショットガンをAK49やM16の代わりに使用させるために 軍関係者に支給した。」と指摘。
一方、ナタウットは、「ナコン・シー・タマラート県内在住の実母の家に向け投石があった、実母が他の場所に避難した 。」等の報道は「事実でない。」と否定し、「実母はいつも通りリゾート関係ビジネスの面倒を見ながら普通の生活を送 っている。」と明らかに。
民主主義市民連合(PAD)は、向こう7日以内に政府がラーチ ャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開している反独裁民主主義同盟(UDD)に対して措置を講じるよう要求する声明を 発表。
この声明は、クルングテープ郊外のランシット大学内で開催された全国総会終了後、PAD首脳のチャムロン元都知事は、参 加者約2000人を前に、「7日以内にUDD幹部と『テロリスト』を逮捕して秩序と平和を回復するよう政府に求める。政府が これに応えられない場合、憲法で定められた文民の国家及び王室の保護義務を果たすために組織としての活動を再開し問 題解決に乗り出す。」と宣言。
なお、これについては、「政府がUDDに毅然とした態度を示せないことにPADが業を煮やした。」との見方が支配的。
この声明発表に先駆けてPAD幹部のソムサック・コーサイスックは、「軍内部の対立や非常事態宣言により禁じられている 5人以上の集会を遙かに超える万人単位の集会を許している政府によりタイ人は不幸な状況下におかれている。」とデモ 隊や国民、王室を脅かしているテロリストの鎮圧に失敗した政府を非難し、「20日にUDDが計画している大規模行動に対す る対応を失敗した場合は、5倍以上の困難を今後抱える事になる。」と政府に対して警告し、「政府及び軍が向こう15日 以内にデモ隊に対して措置を講じる事ができなかった場合は、国家を守るためにPADが組織として活動を再開する考えであ る。」と発表していたが、最終的に幹部間協議により7日間の猶予期間を政府に与える事で話がまとまった。
午後、都内の戦勝記念塔周辺で反タクシン派の市民数千人が集会を開き、UDDに対し、王室と枢密院に対する攻撃や暴力的 なデモ、反政府集会を止めるよう要求した。「沈黙の力の市民グループ」と名乗り、中立的な立場を標榜している模様だ が、集会参加者の服は国王の誕生日の色でPADのシンボルカラーでもある黄色、国王の長寿を祝う色である桃色、PADの政 党「新政治党」のシンボルカラーである緑がほとんど。
反タクシン組織PADが、下院即時解散を求めるUDDが大規模な反政府活動を継続し政情不安が深まっていることから、これ に対抗する大規模な活動を開始する動きを見せている。都市中間層などの支持を得ているPADはタクシン政権下(2001〜 2006年)で大規模な反政府活動を展開。2007年12月の総選挙で誕生したタクシン派政権下では、政府官邸を長期にわたり 占拠し、座り込みでスワンナプーム空港とドンムアン空港を閉鎖に追い込んだ。
民主実業家団体のポンサック事務局長は、「経済の根幹に深刻な影響を与える。」として反独裁民主主義同盟に よるシーロム通りの占拠に反対を表明し、「一両日中に万が一の占拠行動に対する対応策を検討する方針である。」と明 らかに。
更にポンサック事務局長は、「同盟のデモ活動により、観光関連や小規模事業者が深刻な影響を受けているだけでなく、 ショッピングセンターが休業に追い込まれ関係者が困窮している。」と指摘し、政府に対し、「早急に一般のデモ参加者 を集会会場外へ退避させた上で平和的な手段で過激派に対する措置を講じるよう」訴えた。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、反独裁民主主義同盟の集会に参加している住民から、参加者の取りま とめ役等から身分証明証を差し押さえられ、集会への参加を強要されているとの苦情が寄せられている事を明らかにし、 「同様な被害にあっている集会参加者に帰郷のための便宜を供与する方針である。」と明らかに。
サンスゥン報道官によると、「寄せられている苦情の多くが集会への参加を誘ってきた者や傘下団体により身分証明書を 差し押さえられているため、故郷に帰りたくても帰ることが出来ない。」というもので、「この様な被害にあっている集 会参加者に対して、帰郷のための足を提供すると共に帰京後の身分証明書の再発行に便宜を図る方針だ。」という。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「ラーチャプラソン交差点周辺の高層ビルに配置され ている当局の要員と同数の自警組織員を当該地点で監視にあたらせる方針である。」と明らかに。この方針は、先に国内 治安維持本部が一般のデモ隊を狙った不穏な動きを監視するために集会会場周辺の高層ビルに当局者を配置している事を 確認した事を受けたもの。
また、「国内治安維持本部が「依然返却されていない武器類がある。」と語っている事に関しては、「調査する事に関し ては吝かではない。」としたが、「同盟は素手での抵抗を旨としており、また衝突等の際に当局から確保した武器類は全 て返却していることから、意図的に同盟側武器を確保している事を喧伝する目的で未返却武器類の話を持ち出した可能性 がある。」と述べた。
オーストラリア放送協会(ABC)がタイの政局とタイ王室、王位継承問題などに関するドキュメンタリー番組を放 送し、タイ政府が抗議。タイには不敬罪があり、国王夫妻、王位継承者の批判は刑事罰の対象となる。消息筋によると、 ABCはこの番組の放送により記者らが不敬罪で投獄される恐れがあるとみて、放送前にクルングテープ支局を事実上閉 鎖。
タイの政治的混乱と王室に関しては英エコノミスト誌が踏み込んだ報道を行い、2008年12月以来5度、タイ国内で発禁処 分を受けるか自主的に販売を中止。エコノミスト誌とABCの報道はタイ国内で発禁処分を受けているプミポン国王に関する 評伝が基礎になっているとみられる。タイで活動するメディアは不敬罪により報道が制限されている。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「20日に予 定されている大規模行動の参加者だけでスクムウィット通り、プラトゥナム交差点、ラーチャプラロップ通り、シーロム 通りが赤服軍団により埋め尽くされる見通しである。」と語り、大規模行動の参加者だけでシーロム通り等を占拠する見 通しである事を明らかに。
なお、ラーチャダムリ通りに関しては、「ラーマ6世像前までを占拠し、またサラパトゥム宮殿近くのエリアを占拠する 予定はない。」という。
また、20日の大規模行動の際に政府関連の重要施設に向かう可能性に関しては、「今回の対象ではない。」と否定したが 、その際にチャトポンは、「向かう予定はない。」と断った上で、「もし重要施設に向かうのであれば、ケリをつけるた めに第11歩兵部隊近衛師団本部に向かうべきだ。」と語った。
一方、民主主義市民連合が政府に対して7日の期限を設けて同盟に対する措置を要求している事に関しては、「前回のク ーデター発生時と同様な戦略でクーデターの実行を連合が迫っている。」と指摘し、「社会がクーデターを受け入れず実 行が難しい環境下にあっても、最終的に実行の是非がプレーム枢密院評議会議長の思惑に掛かっていることから油断をす る事は出来ない。」との考えを示した。
04月19日(月)午前反独裁民主主義同盟のデモ隊がバンコク 銀行を休業に追い込むためにシーロム通りの占拠に乗り出す恐れがあることを受け、軍当局は同日04時頃までに武装した 5中隊をバンコク銀行やルムピニー公園前等を初めとする主要箇所に配置し警戒活動を開始。
この措置を受け、同盟はルムピニー公園に鉄柵をおくと共に自警組織員を動員し人の壁を作り軍との間で睨み合いを展開 。
これに対し、早朝から赤服の集会場拡大を阻止するため、軍がシーロム地区に集結しており、地元紙では「約10個中隊 1500人が同地区に展開している。」と報じている。
高架電車BTS、地下鉄MRTは通常通りを運行を始めた。タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠する都 心のショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯では、ショッピングセンター(SC)のセントラル・ワールドなどが19日 も休業、セントラル・チットロム店は午後00時から営業を始め、午後07時閉店の予定。MBKセンターは通常通り営業。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の集会場となっている都内ラーチャプラソン地区近くのデパート「 セントラル・チットロム」は、一日臨時休業とすることを発表した。UDDと治安維持部隊の衝突が、懸念されていることが 理由。
10時過ぎタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)ナッタウット・サ イクア幹部は記者会見の中で、20日朝に大規模行動の詳細を明らかにする方針を明らかに。以前同団体幹部が「シーロム 地区を占拠する。」と発言したことについて、幹部の個人的な発言。UDDの総意ではない。」と語った。
「現時点ではショットガンやM16などで武装し待ち構えている軍がいるシーロム地区に移動するつもりはない。シーロム通 り周辺に展開している必要以上に武装している軍に対しては、強制排除の命令を受けている恐れがあり、油断することな く動向監視を続けていく考えである。明日早朝に大規模集会の詳細を明らかにする。」と述べた。
一方、ナタウットは記者会見の席上で、軍関係者がワンボックスカーの中で狙撃銃の準備を行っている写真を公開し、「 写真に写っている狙撃銃が衝突が発生した10日にビル上からデモ隊に向けた狙撃に使用されたものと同じ物である。」と 、改めて「軍がデモ隊に対する狙撃に関与していた。」と非難。
シーロム通りには、兵士、警官数百人が配備され、交通渋滞が悪化。
チャワリット元首相(78)は、危機的状況にある国内情勢解決のために国王に対して仲 介を要請する考えである事を明らかに。「既に要請奏上のために王室秘書官事務所に拝謁許可を申請中だ。」という。
この方針は、チャワリット元首相とソムチャーイ前首相(63) 共同で行われた記者会見の席上で明らかにされたもので、 チャワリットは、「長期間に渡るタイ人同士の対立を終了させ、一両日に予想される国家に更なる損害をもたらす事態の 発生を防ぐために国王のお出ましを要請したい。」と語った。
また、2人は「民主主義の欠如と不公正が国内問題の元凶である。」、「二重基準(ダブルスタンダード)を止める必要 がある。」などと述べ、危機的状況にある情勢解決のために政府に対して、)塾賄な手段の使用及び国民の殺害を止め ること、∪治活動中のデモ隊員が死亡する事が今後無いことを保障すること、H鷯鏤態宣言を解除し政治的活動を行 う国民の権利を回復させること、は超幣霾鵑箘貶的な情報提供行為やメディアに対する遮断措置を中止すること、ヂ 時解散し主権を国民に返上することの5つの要求の実現を要求。また、「選挙が最も公正な解決策で、結果がどうあれ受 け入れる。」、「(政権与党の)民主党は『過半数を取れる。』と言っているのだから、選挙で民意を問うべき。」とも 述べた。近日中にクーデターが起きるという噂については、「軍が反政府集会参加者の殺害に踏み切ることを非常に恐れ ている。」と懸念を示した。
これに対し、民主党のターウォン副内相は「国王陛下と王室は政治には関与しない。」として、「不適切な発言だ。」と 非難。
在位60年を超えるプミポン国王は国民の大多数に敬愛される存在で、1970年代から度々、軍事政権と民主化勢力の衝突の 際に調停役を果たしてきた。ただ、今回はタクシン派が王室批判を繰り返し、タクシン派対国王派というかつてない構図 ができつつある。国王自身が高齢で、昨年から入院生活を続けていることもあり、超越的な調停者という役割は期待しに くい。チャワリットらの拝謁の求めも、「調停の依頼が目的ではない。」とみられる。
タイの今回の政争では、高学歴者、クルングテープ都民・南部住民が反タクシン派・国王派、低所得者層、東北・北部住 民がタクシン派・民主派という大まかな色分けができる。高学歴者が王室を優先するかというと、学校教育の中での王室 に関する教育、テレビで毎日放送される王室の活動、王族から手渡しされる大学の卒業証書などが影響している。こうし た広報活動のほとんどはプミポン国王の治世で始まり、絶対王制を廃止した1932年の立憲革命、第2次大戦などで失墜し た王室の権威、人気を回復させた。また、支那系が多いクルングテープ都民は隣国ラオスと民族・文化的に近いとされる タイ東北部住民を蔑視する傾向があり、人口が多い東北部住民に選ばれた形の首相を排斥する事例が過去にも度々あった 。
一方、低所得者、東北・北部住民は教育機会や政府からの援助が少なく、タクシン政権(2001〜2006年)の低額医療制度 やマイクロファイナンス、タイ版の1村1品運動などが国から本格的な恩恵を受けた最初の事案となった。タクシン派は こうした層の支持を受け、2001年、2005年、2006年、2007年の総選挙でいずれも単独過半数もしくは第1党となったが、 2006年以降は反タクシン派による軍事クーデターや空港占拠、司法判断などで毎回政権を失った。2006年のクーデターで タクシン政権を追放した軍部はクーデターの理由にタクシンの不敬と汚職を挙げている。
コーン財務相は、ここ3営業日連続で大幅下落しているタイ株式市場(SET)について、「政治情勢悪化による自 然の反応。」との見方を示した。「政情悪化により投資家の信頼感が下落が、株式指数という数値で事実を表した。」と している。だが政府として、「株式指数下落に歯止めをかけるため、特別対策に乗り出す考えはない。」と表明。
明日、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による大規模行動が行われることから、在タイ日本大使館よ り注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月19日17:00現在)

1.UDDは、明20日(火)に大規模抗議活動を行い、シーロム通り、スクンビット通り等を占拠する可能性がある旨 発表しておりましたが、本19日(月)のUDD幹部の発言によれば、シーロム通りにおける抗議活動を含め、明日の具 体的な抗議活動は決まっていない由です。
しかしながら、タイ政府当局は、デモ隊がデモ行進等抗議活動をシーロム通りで行った場合を想定して、シーロム通り付 近の警備を強化しております。また、当局は併せてラーチャプラソン交差点付近についても、テロリスト対策として、警 備を一層強化して警戒に当たっており、引き続き注意が必要です。

2.他方では、アピシット首相及び現政権を支持する市民集会がチャトチャック公園で毎夕行われる可能性もあり、こち らも注意が必要です。

3.つきましては、今後とも報道等から最新情報の入手に努め、デモ隊が移動、抗議活動を行っている付近には近づかな いようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

4.引き続き抗議集会が行われている場所(セントラルワールド周辺)には近づかないようにするほか、抗議活動が広範 囲に及ぶ場合には不要不急の外出は控えて下さい。
(デモ関連地図については大使館ホームページを参照して下さい)

5.最新情報の入手のために参考となる思われる当地のインターネットやラジオ等(基本的にバンコク近郊のみ)を以下 にご紹介します。(前回と同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
反独裁民主主義同盟と袂を分かったデェーンサヤームのスラチャイ・セーダンは、「政府はクルングテープのラ ーチャプラソン交差点に集結している同盟のデモ隊の鎮圧に向けた準備を整えており、流血の事態となった1976年10月06 日と同じ状況になりつつある。」と指摘し、同盟3幹部に対して「集会活動の中止を決断し、新たな活動に向けて態勢を 整えるべきである。」と訴えた。
更にスラチャイは、「同盟3幹部の活動は大衆を引き連れ死に向かわせてているものである。情勢を解決できる唯一の方 法は即時解散要求ではなく、赤服軍団の生命を守るために集会の中止を決断し大衆を死に向かわせない事である。」と述 べた。
タクシンは、改めてアピシット首相に対し、「軍とデモ隊との緊張状態を解消するためにも直ちに下院議会を解 散し総選挙を実施するべきである。」と訴えた。
この発言は訪問先のフィジーから立ち寄ったブルネイで行われたロイターとの電話インタビューの中で語られたもの。タ クシンは、「政治的な危機は政治によって解決するべきである。アピシット首相に残された唯一の方法は解散及び総選挙 の実施である。」と述べた。
また、タクシンは、「赤服軍団の要求を拒絶しているアピシット首相が、デモ隊の鎮圧またはクーデターによる解決を図 っている疑いがある。大衆からの強力な抵抗にあう事が予想される状況下でのクーデターの実行は昔の様に容易なもので はない。」と警告。
汚職で実刑判決を受け国外逃亡中のタクシンが先週、ブルネイに2泊したことが明らかになり、タイのカシット 外相が、駐タイ・ブルネイ大使を外務省に呼び、事情説明を求めた。タイ政府はタクシンの逮捕を目指しているが、同じ 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国であるカンボジア、ブルネイがタクシンの入国、滞在を認めたことで、面子をつぶさ れた格好。カンボジアは昨年、タクシンを政府顧問に任命し、タクシンはその後数回カンボジアに入国。
タクシンは拠点とするアラブ首長国連邦(UAE)ドバイを03月下旬に離れ、その後、スウェーデン、ロシアなどを訪問。ク ルングテープで行われているタクシン派の反政府集会に旅先からビデオ電話で演説していたが、ここ2週間ほど登場せず 、ミニブログ「ツイッター」も04月11日を最後に更新されていない。タイ国内では「タクシンが癌で闘病中」という噂も 流れている。
反独裁民主主義同盟幹部のクワンチャイ・プライパナーは、10万人を超える軍関係者がデモ隊の強制排除のため にクルングテープに向かっている事を明らかにし、全国の赤服軍団に対して20日に予定されている大規模行動に参加する ためにラーチャプラソン交差点に集結するよう呼びかけた。クワンチャイによると、「20日08:00頃から大規模行動を開始 する予定だが、行動計画の詳細に関しては別途発表される予定だ。」という。
また、クワンチャイは、「20日の大規模行動に集結する赤服軍団により、自動的にシーロム通りが赤服軍団により占拠さ れる事になる。」との見通しを示した。
一方、ナコンラーチャシーマー県内の赤服軍団は、20日に予定されている同盟の大規模行動を後方支援するために、万が 一当局が強制排除に動いた場合はミトラパープ通りを閉鎖し政府に圧力を加える方針である事を明らかに。
また、北部、東北部を中心にした複数の県内の赤服軍団が幹線上に集結ないしは検問所を設け当局のクルングテープへの 移動阻止に動いている。
民間部門の推定によれば、反独裁民主主義同盟(UDD)による反政府デモが05月半ばまで長引いた場合、経済損失 は700億〜1000億Bに上る見通し。内訳は、商業部門の売り上げ減少が200億〜300億バーツ、観光収入の減少が400億〜500 億B、直接投資の減少が100億〜200億B。
また、首相府相によれば、「政府は今年のタイ経済の成長率を3.3〜3.8%と見込んでいるが、反政府デモの影響で成長率 が0.3〜0.5%押し下げられる可能性がある。」とのこと。
反独裁民主主義同盟(UDD)が反政府活動をビジネス街シーロムにまで拡大させる動きを見せていることから、サ ラデーン交差点やシーロム通りの各所に治安部隊を配備。UDDがデモ隊の拠点としているラーチャプラソン交差点地区に続 くラーチャダムリ通りとシーロム通りの交わる同交差点には、ルムピニー公園に集まったデモ隊グループの動きを封じる ため、ライオットシールド(暴動盾)を装備した警官隊を配置。また、シーロム通の主要商業施設などでは、デモ隊の侵 入を阻止するためのレザーワイヤーの鉄条網が設置され、銃を持った兵士が警備に当たった。
ものものしい雰囲気の中、市民が集まって治安部隊に声援を送る姿も見受けられた。
なお、UDDは先に、「20日に新たな行動に出る」と発表。シーロムへのデモ行進やシーロム占拠を懸念する声が強まってい たが、当局が武装兵士の配備など厳重な警戒態勢を敷いたことから、UDDは、計画中止を明らかに。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、治安部隊に自己防衛のためのデモ隊への実弾射撃を許可したことを明 らかに。
これは、10日の衝突の際、爆弾攻撃やデモ隊の過激な行為で治安部隊にも多数の死傷者が出たことによるもの。ただ、「 違法行為にはまず柔軟に対応する。それでも過激な行為がやまず、兵士の生命に危険が及ぶようであれば、自己防衛のた めに実弾射撃する。しかし、過剰防衛はあってはならない。」としている。
なお、10日の衝突では、治安部隊はゴム弾射撃と銃口を上に向けた威嚇射撃だけが許されていたとされるが、デモ隊への 水平射撃があったことが判明。当局は、「負傷した兵士を救うためのやむを得ない措置だった。」と釈明。
東北のランボーの異名を持つ反独裁民主主義同盟幹部の スポン・アッターウォンは19日、地方に残留している赤服軍団に対して各県の県庁舎前に集結するよう呼びかけ、万が一 政府側が強制排除に乗り出した場合は、これ以上死亡者を出さないために庁舎内に強行突破し県知事の身柄を確保して人 質にするよう呼びかけた。
また、ラーチャプラソン交差点の集会会場に関しては、「20日の大規模行動に全国から数十万人の赤服軍団が集結する事 が予想される。」とした上で、「万が一強制排除が行われた場合は各自の独自裁量で最も快適な方法で当局に対抗する事 になる。」と語った。
アピシット首相はテレビ演説で、「政府の責務は法律を順守した上で、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟 (UDD)が占拠しているラーチャプラソン地区を取り戻し開放する。」と発言。だが奪還時期について、「軍関係者に圧力 を掛けるような、期限を設けることはしない。」としている。また、UDDによって占拠される可能性のあったシーロム地区 について、「防衛策を講じたため、安全である。」と強調。
04月20日(火)03時過ぎチエンマイ県サンカムペェーング郡 内にある携帯電話販売店前で爆発が発生。M26型手榴弾による爆発と見られており、「この影響で店の前に深さ4僉幅6 僂侶蝓▲疋△箍虻に多数の穴ができた。「という。幸い人的な被害はなかった。
現場は、先に爆破事件が発生していたバンコク銀行サンカムペェーング支店の正面。この爆発により支店のガラス数枚が 割れる被害を受けた。M26が犯行に使用されたと見られている。警察は、情勢扇動目的と見て捜査を開始。
サンカムペェーングはタクシンの出身地。現場から約500m離れた地点にはタクシンの出生地、タクシンの実妹のヤオワパ ー♀とソムチャーイ前首相との間に生まれたチンニチャー♀の邸宅がある。
チエンマイ県チョームトーン郡内にあるバンコク銀行支店前で爆発が発生したが、幸い人的な被害はなかった。 「手製の爆発物が犯行に使用された。」と見られている。 警察は、情勢扇動目的と見て捜査を開始。
この爆発とほぼ同時刻にサンカムペェーング郡内にあるバンコク銀行支店の正面にある携帯電話販売店前でも爆発が発生 していた。 
11時過ぎタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)幹部 のチナワット・ハーブンパートは、4 ラーチャプラソン交差点の会場外に向けたデモ行進を行う予定はない。」と語り、 予定されていた大規模行動が事実上中止になった事を明らかに。公式な中止の発表はない。
正午、反独裁民主主義同盟(UDD)は都心のショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯から動いておらず、ビジネス街シ ーロム通りへの進出は見送った模様。UDDは「20日に大規模な反政府デモを行う。」と警告。政府はこれを阻止するため、 19日から銃を持った兵士数百人をシーロム通りに配備し、緊張した状況が続いていた。
この発言に先立ち、各幹部が「26日までの7日間に当局が強制排除に乗り出す恐れがある。」として、集会参加者に対し て、強制排除に備えるよう訴え、会場への集結及び26日まで会場に留まるよう訴えていた。この動きに絡んで、「UDDは会 場内の取材に当たっているマスコミ関係者に対して再登録を要請している。」という。
また、各地方幹部は、「クルングテープに向かっている赤服軍団が当局による妨害にあっている。」と訴えた。一部報道 は「予想外に参加者の集まりが悪い。」と報じている。
一方、国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「UDDの一部の過激派が爆発物や先を尖らした棒、酸性液等を用意して当 局に対する攻撃に備えている。」と指摘し、「デモ隊が当該武器や凶器を利用して当局に対して攻撃を仕掛けてきた場合 には実弾の発砲で対応する事があり得る。」と警告。
反政府デモ隊に占拠されたラーチャプラソン交差点周辺のホテルが休館、業務縮小に追い込まれている。インタ ーコンチネンタル・バンコクは休館。アーノマ、グランド・ハイアット・エラワンはレストランの一部を閉めた。
周辺のショッピングセンター(SC)は、セントラル・ワールド、ビッグC、サイアム・センター、サイアム・パラゴン、サ イアム・ディスカバリー、ゲイソンプラザが休業、セントラル・チットロム店、MBKセンターは営業。
高架電車BTS、地下鉄MRTは通常通り運行。
正午前タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)ナッタウッ ト・サイクアは、幹部は、予定していたビジネス街シーロム地区への移動の中止を発表。21日のデモ計画は明らかにして いない。「タイ政府の指示の下、シーロム地区に武装した軍を展開させたことから、無用な衝突を避けるため。」として いるが、「軍が撤退した場合はすぐにシーロム地区に移動する。」とのこと。
引き続きラーチャプラソン交差点の集 会会場で座り込み活動を行う事を確認し、集会参加者の安全確保及び強制排除の阻止のため、会場周辺6箇所を警戒強化 地区に指定し、警戒態勢を強化した事を明らかにした。「今後、シーロム通り側のルムピニー公園、マーブンクローン・ センター/パトゥムワン交差点、アンリ・デュナン通り、プラトゥーナム交差点、プルンチット通り、ルムピニー公園裏 手の6箇所を警戒強化地区に指定し、それぞれの地区に幹部を配置する方針だ。」という。
デモが計画されていたシーロム、スリウォン界隈は平穏を取り戻している。
また、政府が1週間以内に今回の問題を終結させるとしていることについて、「我々は勝利するまでラーチャプラソンか ら移動しない。」と述べた。
「タクシン・チナワット大統領。新タイ国の元首。 UDD(タクシン派団体)」と書かれた赤いステッカーがクルングテープの各所に貼られ、物議を醸している。ナッタウット は「UDDの方針とは反するUDDの信用失墜を意図したものである。問題のステッカーを貼り付けている者を見かけた者は幹 部宛に通報して欲しい。」と訴えた。
立憲君主制のタイで行政府の長が首相であり、大統領は存在しない。国王を敬愛するタイで、立憲君主制を否定する「大 統領」、「共和国」はタブー。
反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のナタウットは、「われわれは、国民を怒らすような馬鹿なまねはしない」と述べ、関与 を否定。「大勢の武装兵士が警戒中のシーロム通りでわれわれがステッカーを貼って回るなど不可能。当局の仕業に違い ない。警察は速やかに犯人を捜し出し逮捕すべき。」としている。 国外逃亡中のタクシンは、このステッカーを反タクシン派による「国家分断を狙った最悪の行為だ。」と非難。
タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)アリスマン・ポンルゥアンローン幹部は、幹部 の総意でシーロム地区の占拠の中止を発表。タイ政府の指示の下、シーロム地区に武装した軍を展開させたことが理由。
幹部は、「UDD集会所付近に大量の救急車32台が配備された。『強制排除に使用する武器を救急車に隠して集会会場近くに 運搬する。』との情報を得た。軍による強制排除が近いのかもしれない。」と集会参加者に注意を呼びかけた。また今後 のUDDの動きについては、「集会参加者の増加により占拠する領域の拡大が必要になった時には、軍が警戒態勢を敷いてい るシーロム地区に行けないのであれば、次の目標はヤワラート(支那街)になるかもしれない。」と占拠場所の変更を示 唆。
パニターン政府報道官代行は、「定例閣議の席上で法務省科学捜査研究所のポンティップ・ローチャナスナン♀ を10日に遡って国内治安維持本部の委員に任命した。」と発表。
「この人事により、10日に発生した軍と反独裁民主主義同盟のデモ隊との衝突により死傷した者に対する調査を初めとす る各案件に対するより詳細且つ迅速な調査の実現を期すことが出来る。」としている。また、パニターン報道官代行は、 」法務省特別捜査局が担当している衝突案件の調査作業にポンティップ所長が合流するかについては現時点では決定され ていない。調査関連のデータをポンティップ所長が提供する事に関しては問題ない。」との考え。
反独裁民主主義同盟のデモ隊が、ラーチャプラソン交差点の集会会場の上空を旋回しているヘリコプターによる 催涙弾の投下を防止するためにバンファイ(大型ロケット花火)の用意を進めている事が明らかになった。
これまで同盟は、コムローイや風船等を空に打ち上げ、対抗したが、殆ど効果なく、また10日に衝突が発生した際にはレ ーザー光線がヘリコプターに向け照射されたり、何者かが銃弾を発砲しヘリコプターの乗組員1人が負傷。
また、民主主義市民連合が首相官邸を占拠していた時には、現同盟幹部のクワンチャイ・プライパナーが、「バンファイ を利用して占拠中のデモ隊を蹴散らして見せる。」と発言した事もあった。
一方、国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「同盟が集会会場内で2〜3m長のバンファイを大量に確保している。 ヘリコプター以上に集会参加者に危険をもたらす恐れがある。」と、集会参加者に対して早急に会場外に出て帰宅するよ う呼びかけた。また、サンスゥン報道官は、「同盟のデモ隊が、当局攻撃用の大量のコンクリート塊を歩道等を壊して確 保している。」と、クルングテープの行政当局に対して早急にかかる行為に対して法的措置を講じるよう要請。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による集会動向に進展が見られたことから、新たに在タイ日本大使 館より注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月20日19:00現在)

1.UDDは、本日20日(火)に大規模抗議活動を行う旨発表しておりましたが、本日現時点におけるまで大規模抗議 活動が実施されるには至りませんでした。これに対し、タイ政府当局は、デモ隊がデモ行進等の抗議活動をシーロム通り で行った場合を想定して、シーロム通り付近の警備強化を継続しており、引き続き注意が必要です。

2.また、UDDの一部幹部は、軍による強制排除阻止のための体制強化が終了次第、明日(21日(水))には「アピ シット首相の所」(ウィパワディーランシット通り所在の第11歩兵連隊のことを意味するものか、スクンビット通りソ イ31の私邸を意味するものかは定かではありません)へのデモを行う旨述べています。

3.他方では、アピシット首相及び現政権を支持する市民集会がチャトチャック公園で毎夕行われる可能性もあり、こち らも注意が必要です。

4.つきましては、今後とも報道等から最新情報の入手に努め、デモ隊が移動、抗議活動を行っている付近には近づかな いようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

5.引き続き抗議集会が行われている場所(セントラルワールド周辺)には近づかないようにするほか、抗議活動が広範 囲に及ぶ場合には不要不急の外出は控えて下さい。

6.最新情報の入手のために参考となる思われる当地のインターネットやラジオ等(基本的にバンコク近郊のみ)を以下 にご紹介します。(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
関係筋によれば、「民主党首脳部は、事態打開を目的に新しい憲法を制定することで意見が一致した。」という 。連立政権で民主党を支える中小5党は、6ケ月以内の現行憲法改正・下院解散を要求しているが、「民主党首脳部は、 『新憲法を制定することにすれば、国民の大多数の支持を得られ、現在の困難な状況を乗り切ることが可能。』と考えて いる。」とのこと。
バンヤット党顧問(元党首)が提唱したという新憲法案は、現行憲法と1997年憲法(2006年09月のクーデターで廃止)を ベースに新しい憲法を制定するものとなっている。 一方、反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のナタウットは、「アピシット首相は治安部隊とデモ隊の衝突で死傷者が出たこと に対する責任をとる必要がある。」として、改めて下院の即時解散を強く要求。当局との間で水面下の交渉が進められて いるかは不明だが、今のところUDDは、6ケ月以内の改憲・解散という中小与党の要求にさえまったく応ずる姿勢を見せて いない。
国軍治安センター付属の特別部隊の司令官だったナンタデート陸軍中将は、「04月10日の衝突の前後にある首相 経験者から反独裁民主主義同盟(UDD)幹部に資金提供があった可能性がある。」として、「資金の流れを法務省特別捜査 局(DSI)が捜査する必要がある。」と述べた。
ナンタデート中将によれば、「UDD幹部の中には、南部ナコンシータマラート県で別荘を購入したり、子どもの名義で土地 を購入したり、急に金回りがよくなったりした者が何人かおり、巨額の資金がUDDに流れたことが疑われる。」とのこと。
政府は閣議で、04月10日の衝突の犠牲者の遺族と負傷者を支援するための予算2500万Bを承認。
衝突では爆弾攻撃や銃撃などによって民間人20人と兵士5人の計25人が死亡(20日現在)、800人以上が重軽傷。
予算について、ソムチャイ社会開発・人権保護相は、「十分な額とはいえない。さらに2500万Bを割り当てるよう政府に 要請する積もりだ。」と述べた。
メディア通訳者の男性が、反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊に襲われ負傷したとして警察に被害届けを提出。
チェコ・テレビ、マレーシアのスター・マガジン誌と契約を結ぶピヤウィット(30)は、連日UDDによる反政府デモの様子 を通訳している。
被害に遭った04月19日午前11時30分ごろ、ピヤウィットはデモ集会所近くのチュラロンコーン病院のそばでタクシーを拾 おうとしていた。すると、UDDの警備係がやって来て「カバンの中身をみせろ。」と要求。ピヤウィットが断ると、さらに 数人の警備係が現れ、ピヤウィットの頭や顔面を殴った上、無理矢理カバンを取り上げたという。ピヤウィットは「襲っ てきたメンバーのうち2人の顔は覚えている。」とし、管轄のルムピニー署の方で犯人の割り出しを急いでいる。
04月21日(水)01:15頃
(報道により02時過ぎ)
パトゥムタニー県ラムルッカー郡内にあるPTT系列のタイ石油パイプライン社石油貯 蔵所の航空燃料用タンクで火災が発生。円筒形タンクの側面には、擲弾の爆発によって底部から1.5mほどの高さに直径4 僂△泙蠅侶蠅できたが、タンクが二重構造であったことから大火災には至らず、約1時間後に消し止められ、穴も塞が れた。パイプラインへの供給を一時停止させた上で消火作業が行われる事態になった。この火災による人的被害は確認さ れていない。事件当時、タンク内には900万リットルの航空機燃料が入っていた。
タンクに向け2発のM79ないしはRPGを撃ち込み、うち1発が爆発していた事が確認されている。石油パイプライン社はラ ムルッカー給油所にそれぞれ2200万リットルの19基の石油タンクを持ち、そのほとんどは、パイプラインを通してスワン ナプーム国際空港に供給されている航空燃料を貯蔵。「今回の火災による供給への影響はない。」という。警察は、「200 mほど離れた道路から携帯用迫撃砲のM79グレネードランチャーで擲弾を発射したインフラを狙ったテロの可能性がある。 」と見て、先にアユタヤ県内で発生した高圧鉄塔爆破との関係を含めて捜査を行っている。
タイのエネルギーのうち、タイ石油、エッソ(タイ)、シェルタイ支社、シェブロン、クウェート石油、ペトロナス、お よびBPを含む大手の中で、PTTは最大の33.2%を占める。
反独民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「1億 Bで国家騒乱を請け負い、現在の活動を展開している。」という恩師の指摘を否定。
この発言は、先にナコン・シータマラート県内在住のナタウットのマタヨン課程時代の恩師と名乗る人物がネーション系 のメディアと行われたインタビューの中で、「ナタウットは1億Bで国家騒乱を請け負ってる。法務省特別捜査局(DSI) に対して現金の流れの捜査に乗り出すべきである。」と指摘した事を受けたもの。ナタウットは、「発言者が恩師で、『 過去に1億Bを見て触った事がある。』と話したこと等、恩師の自分に関する発言の全てを否定せず受け入れるが、唯一 1億Bで国家騒乱を請け負ったとする部分だけは否定させて貰いたい。」と語った。
ナタウットによると、「恩師の発言の背景に自分が過去に敬愛の念を示していたプレーム枢密院評議会議長の攻撃に関与 している事や、政府副報道官時代に恩師から校長ポストの働きかけ要請があったが、政府崩壊により要請に応えることが 出来なかったことがあるのではないか。」という。
一方、DSIのターリット局長は、テロ案件に絡む資金の流れに関する捜査権がある事を確認し、「ナタウットが国家騒乱を 請け負うために受け取った1億Bを故郷のシチョン郡内のリゾート事業に投下したとする元軍防衛センターのナンタデー ト・メーカサワット中将からの告発に基づきナタウットが絡む資金の流れに関する捜査を開始する方針である。」と明ら かに。
ナタウットは、親族がリゾート経営に関与している事は認めたが、自身が資金を投下したとの疑惑については否定。
また、ターリット局長は、「同盟幹部のウィーラ・ムシッカポンがイギリス国内で土地を取得し息子にレストランを経営 させている件や、チャトポン・プロームパンや同盟の各地方、県幹部の資産額が不自然に増加している件についても捜査 を行う方針である。」と確認。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「高貴な女性Co.Coがアヌポン陸軍司令官に対してデモ隊に 対する強硬な措置を要求した。」との情報があることを明らかに。ナタウットによると、「件の女性は電話で直接アヌポ ン陸軍司令官に対して、ラーチャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開しているデモ隊に対して早急に強硬策を講じて 集会会場を開放するよう要求していた。」という。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、夕方に招集される幹部間協議で政府との直接協議の是非に 関して協議される見通しを明らかに。
これは、先に「同盟内の一部幹部が『緊張緩和のために政府との直接協議行うべきである。』との声が上がっている。」 と伝えられている事を追認したもの。
マティチョン紙等によると、「現在同盟内の間で25日までに強制排除策が取られるとの不安が広がっている事を受け、強 硬派と目されているクワンチャイ・プライパナー等一部幹部の間から『要求レベルを15日以内の解散から3ケ月以内の解 散に引き下げて政府との間で和解交渉を行うべきである。』との声が上がっており、21日夕方に招集される幹部間協議で 要求レベル引き下げを前提とした政府との直接協議の是非に関する協議が行われる予定になっている。」という。
刑事裁判所上訴法廷は、元タイ・ラック・タイ党ナコンラチャーシーマー県選出下院議員で現反独裁民主主義同 盟幹部のスポン・アッターウォン及びウドンタニー県選出下院議員で元農業・協同組合大臣のティーラチャイ・セーンケ ーオに対して、アピシット首相に対する名誉毀損で両者に1年の禁固、執行猶予2年及び2万Bの罰金支払いを命じる判 決。の刑を言い渡した。
この裁判は、タクシン政権時代だった2002年に、「2人が不正蓄財していると虚偽の告発を行った事により名誉を毀損さ れた。」として当時野党民主党所属議員だったアピシット首相が提訴していたもの。
シーロム通りにあるセントラル・シーロム店前を中心に議会解散反対、反独裁民主主義同盟のデモ活動に反対す る活動を連日展開しているシーロム・グループ及びいろやいろな色の服(多色服)グループは、23日16:00にドゥシット区 内のアンポーン公園内で大規模集会を開催する方針。主催者によると、「10万人が議会解散反対、赤服集会反対を訴える 声なき大衆パワーを見せつけるために集結する見通しだ。」という。
また、シーロム・グループは、引き続き連日12:00から13:30までセントラル・シーロム店前で議会解散反対、赤服集会反 対を訴える活動を展開する方針。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「アヌポン陸軍司令官が王室の権威をかさに着た『平 民』からの圧力を受け、ラーチャプラソン交差点の集会会場に通じる全ての路上の封鎖に動こうとしている。平民の殺人 命令に従うことは軍そのものに問題を引き起こす事になる。」と警告。
チャトポンは、「ナタウット・サイクアが指摘したCo.Coなる高貴な女性が、王妃付女官のチャルーンチット(?????????, Charoenchit)・テーカラ♀である。」と明かし、「チャルーンチットが我々と同じ平民であるにもかかわらず、不当に王 室の権威をちらつかせてアヌポン陸軍司令官に赤服軍団の殺人を迫っている。」、「アヌポン陸軍司令官がそのような平 民の戯れ言に耳を貸すべきではない。」と述べた。
また、チャトポンは、「今後赤服軍団の集会への参加を妨害するような事があれば、殺人以外のあらゆる方法で対抗し赤 服軍団のために道を切り開き、場合によってはデモ隊を率いて第11歩兵部隊近衛師団本部に向かい強行突破する考えであ る。」と明らかに。
幹部のウェーン・トーチラーカーンは、「未明の 03:00、04:00頃から朝にかけて強制排除が行われる恐れがある。」と、 赤服軍団に対して集会会場への集結と帰らずに最低でも常時3万人が会場内に留まっているよう呼びかけた。
一方、最重要拠点であるサーラーデーン交差点前のラーマ6世像前界隈の責任者であるスポン・アッターウォンは、「軍 の強制排除に対して燃えたタイヤと竹槍で徹底抗戦する考えである。」とを明らかに。
英字紙バンコクポストによると、「04月10日にクルングテープでタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の 反政府集会の強制排除を図った治安部隊がUDDと衝突。兵士5人、UDD支持者、日本人カメラマンの村本博之ら一般人20人 が死亡、双方合わせ800人以上が負傷した事件で、負傷した兵士230人の半分以上がシリキット王妃の護衛兵団である第2 歩兵師団の兵士だった。第2歩兵師団は副参謀長が死亡、師団長が重傷を負うなど、UDDから狙い撃ちされた可能性がある 。」という。
第2歩兵師団は昨年04月に暴徒化したUDD支持者を軍が強制鎮圧した際に中心的な役割を果たした。シリキット王妃は2008 年10月に国会議事堂を包囲した反タクシン派団体、民主主義市民連合(PAD)と警官隊が衝突し、PAD支持者2人が死亡、 双方に多数の負傷者が出た事件で、死亡したPAD支持者の女性の葬儀を主宰。今回の衝突では負傷兵を慰問している。
スティポン中央選挙管理委員会事務局長は、「中央選管が2億5800万bに及ぶ政党交付金の不正使用容疑で政権 党・民主党の解党を憲法裁判所に請求することになった。」と発表。スティポン事務局長は、「中央選管委員5人のうち 、病欠のアピチャート委員長を除く4人が04月12日、交付金疑惑については、政党登記の責任者である委員長が憲法裁に 直接提訴することで意見が一致した。これに基づき、委員長は15日以内に(04月26日までに)訴えを起こすことになる。 」と説明。
「治安当局がラーチャプラソン交差点界隈に集結しているデモ隊の強制排除に踏み切る。」との情報が飛び交っ ており、反独裁民主主義同盟(UDD)が警戒感を強めている。
UDD幹部のチャトポンは、「当局が交差点周辺に検問所を設けてデモ参加者が増えるのを防ごうとしている。これは悪い兆 候。」と述べ、当局が強制排除の準備に入ったとの見方を示し、「われわれは素手で検問所を撤去させる。」と宣言。
「強制排除が間近」との見方が出ているのは、数日中の事態打開を示唆するイティポン空軍司令官の発言が一因。また、 関係筋によれば、UDDに反対するグループが抗議活動を始めており、デモ隊との衝突が懸念されることから、「治安当局は デモ隊強制排除を余儀なくされる。」とする意見も出ている。
午後コンケン県では同日、軍の車両21台、装備と兵士80人を乗せた列車 がUDDの支持者約500人に出発を阻止された。軍は「列車はイスラム過激派のテロが続く深南部パタニー行き。」と説明し たが、「UDDはクルングテープのタクシン派反政府集会の弾圧に使われる。」と主張。3000人のUDDが集まり、列車が出発 するのを防ぐために木材とセメントパイプを線路に置き、軍の動きを阻止するために駅に駐留。
16時半頃コンケン県バン・パイ郡で、1000人以上のUDDの別のグループは 、ウドンタニー県の軍事の深南部に向かっていた195人の兵士と共に3台の軍用バスを止めた。
23時半頃17時頃から、シーロム 通りとラーマ4世通りが交わるサーラーデーン交差点で、近接するショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯を占拠し たタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)に反対する人々が集まり、その数が数百人に達した。拡声機の声に合わせ 、片側3車線の通りを隔てた赤服軍団(UDD)に非難や挑発を始めた。ただ、21時ごろまでにその大半が帰宅。赤服軍団( UDD)は、ルムピニー公園側に砦を築き警戒活動を展開していた。

日本人用歓楽街ターニヤ →

しかし、23時半頃、反赤服集会を訴えている残った人々に合流するために現場に到着した主にクローントゥーイ地区やク ルングテープ橋たもとのトック通り周辺の若者グループを中心にした約100人の集団が、ペットボトルなどを投げつけ始め 、石やガラス瓶を投げ合う衝突に発展。その際に砦の外に出た一部の赤服軍団が火炎瓶、バンファイやタライといったロ ケット花火を撃ち込む事態にまで発展。警察が両者を分けるためバリケードを設ける事態となった。最終的にパヤップ・ パンゲートを初めとする赤服軍団幹部が興奮状態の赤服軍団を抑え込み、事態は鎮静化。
双方がパチンコなどを使って投石を続けたため、オーストラリア人ジャーナリストを含む数人が負傷。重傷者はいない模 様。
その後、警察は、鎮静化した後に赤服軍団に対してバイクで付近を周回するなどの挑発を行っていたシーロム・グループ の3人を逮捕し、詰め所が置かれているドゥシットタニーホテルに連行したが、この逮捕に怒った一部の市民がドゥシッ トタニーホテルに詰めかけ抗議。
UDDのデモでビジネスや社会生活に支障が出ており、UDDに対する市民の怒りが高まっている。
このほか、「政治色なし((??????????????????、多色服集団))」と称するグループが、「23日に市民10万人を動員してロイヤ ルプラザで反UDD集会を開催する。」としており、大規模な市民対市民の衝突を懸念する声も出ている。
治安当局は、ラマ4世通りをウィタユー通りの交差点からシーロム通り交差点を経てアンリデュナン通りの交差点まで閉 鎖するよう警察に命じた。UDDは当局が集会の強制排除に踏み切る可能性があるとみて、シーロム交差点などにタイヤや木 材でバリケードを築き、警戒を強めている。
04月22日(木)朝パトロール警察は、反独裁民主主義同盟のメンバーで俳 優のメティー・アモンラウティクンを武器類の不法所持容疑で逮捕。「04月10日の衝突で紛失した治安部隊の武器を同容 疑者が所持している。」との通報があったことから、捜査員が容疑者の自動車内を調べたところ、銃が見つかったことか ら、「10日に発生した軍と同盟のデモ隊との衝突の際に軍関係者が所持していた銃を奪い取った。」として、非常事態宣 言の手続きに則り逮捕状が発行されており、集会会場に向かうためにクルングテープのクローンサン区内の路上を小型ト ラックで走行中に私服警察官に逮捕された。
逮捕されたメティーは、国内治安維持本部が置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部に連行された後に、ヘリコプターで 秘密の拘置施設へ移送された。
メティーは、昨年09月、プア・タイ党本部前で「政治活動費70万Bが未払いだ。」と選挙応援費用の支払いを要求してい たソンクラーン県の票の取りまとめ役に暴行を振るい逮捕されている。
午前クルングテープ都心のショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯 を占拠し反政府集会を続けているタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のウェーン・トーチーカーンは、「ラ ーチャプラソン交差点の集会会場に集結しているデモ隊を政府による強制排除から守るため、国際連合事務総長に対して 平和維持軍の派遣を要請する書状を提出する。」と、ウェーンの他にクワンチャイ・プライパナーを初めとする国内治安 維持本部から逮捕状が発行されている幹部が別働隊2000人を率いて、マカワーンランサン橋際にある国連事務所に事務総 長宛の訴状にタイへの平和維持軍派遣を要請。
UDDは、ラーチャプラソン交差点エリアをデモの拠点としているが、「治安当局が強制排除に踏み切る構えを見せており、 国連部隊によるデモ隊保護が必要。」と主張。実際に国連が平和維持部隊を派遣することはありえず、そのため、「タイ の騒動を全世界に知らせ、政府を窮地に追い込むことが目的q」との見方が支配的。
一方、反UDDの市民団体は22日午後04時から都内の戦勝記念塔、23日午後04時からラマ5世騎馬像(シーアユタヤ通りとラ ーチャダムヌンノーク通りの交差点近く)で集会を予定。
UDDと反タクシン派市民数百人は21日夜、シーロム交差点でガラス瓶や棒を投げ合うなどし、外国人を含む数人が負傷。治 安当局は21日、ラマ4世通りをウィタユー通りの交差点からシーロム通り交差点を経てアンリデュナン通りの交差点まで 閉鎖する方針を打ち出したが、22日正午現在封鎖は行われていない。22日正午現在、高架電車BTS、地下鉄MRTは通常通り 運行している。ラーチャプラソン交差点一帯のショッピングセンターは22日もセントラル・チットロム店、MBKセンタ ーを除くほぼ全店が休業。ホテルではインターコンチネンタルとホリデーインが休館し、その他のホテル、サービスアパ ートでも宿泊者に反政府集会から離れた系列の宿泊施設への移動を求める動きが広がっている。ドゥシットタニーホテル ・バンコク、グランド・ハイアット・エラワン・バンコクなどはホテル内のレストランの一部を休業。
反独裁民主主義同盟幹部のウェーン・トーチラーカーンは、前日深夜にサーラーデーン交 差点でシーロム・グループと赤服軍団との間で衝突が発生した事に絡んで、「衝突を仕掛けてきたシーロム・グループは 、赤服軍団が過激な集団であるとのイメージを植え付けるための情勢扇動を行うために独裁主義者に雇われた犬である。 」と罵倒し、赤服軍団に対して、このような集団からの挑発に対して「雇われた犬野郎」との罵声を浴びせるだけに留め 、決して砦外に出て応酬する事がないよう要請。
しかし、「赤服軍団がロケット花火を使用していた事に関しては、対抗するための住民(赤服軍団)の一つの知恵でしか ない。」と語るに留めた。
一方、ウェーンに伴われステージ上にあがったシーロム在住だという63歳の男性は、「シーロム・グループにはシーロム の住民が殆ど参加していない、ミンブリーでロティーを販売するインド系を初めとする住民を自称するグループで、また 日中に活動に参加している勤労者層は夕方には帰ってしまい夜間の活動に参加している者は殆どいない。」と述べた。
検察局は「2008年08〜12月に首相官邸を長期占拠した反タクシン派団体、民主主義市民連合(PAD)の幹部9人の 起訴に関する判断を06月16日まで延期する。」と発表。「騒乱罪などで捜査を進めているが、容疑者が追加資料の提出に 応じていない。」としている。9人は実業家でPAD創設者のソンティー、チャムロン元都知事ら。
起訴延期は2008年11月が最初で、今回で9回目。PADは2008年末にスワンナプーム空港を占拠するなど過激な反タクシン派 デモを展開し、多数の死傷者を出したが、幹部の訴追はほとんど進展が見られない。反タクシン派については、現政権与 党の民主党の不正献金疑惑の捜査が事実上棚上げになるなど、司法の動きが鈍く、タクシン派は「ダブルスタンダード( 二重基準)だ。」と批判。
都心部を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除を治安当局が今月26日までに図るとい う噂が飛び交っている。タイ字紙の軍担当記者らによると、軍が情報が流しているほか、UDDの占い師が「26日が危険。」 と占ったという。一方、軍報道官は22日の記者会見で、UDDの集会参加者に対し、「みなさんが集会場所から脱出するのに 残された時間はどんどん少なくなっています。」と警告。
治安当局が実際に強制排除に踏み切るかどうかは微妙。軍は今月10日にUDD集会の強制排除を図ったが、盾、防具を身に着 けた兵士がこん棒を持ったUDDに追い立てられ、最後は銃撃戦になり、失敗。タイは徴兵制を敷いているが、有力者の子弟 が徴兵されることはなく、前線の兵士の多くはUDD支持者同様、東北など地方の出身者。こうした地方出身の兵士の中には 「西瓜(外側は緑=戦闘服、内側は赤=UDDのシンボルカラー)」と呼ばれるUDDシンパもいるとされる。タクシン退役警 察中佐の古巣である警察はもともとタクシン派が多いとされ、治安担当のステープ副首相はUDDに対する警察の動きの鈍さ に不満をもらしている。
東北部コンケン県で反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊が兵士の乗った列車の運行を妨害していた問題で、UDD は妨害を中止。列車がクルングテープ方面に向かった。
列車にはコンケン県チュムペー郡の基地に所属する兵士80人が乗り、軍の車両23台などが積まれていた。兵士らはタイ最 南部へ治安維持活動のため向かう途中だったが、UDDは、「デモ対策でクルングテープに向かう。」と疑い、21日から列車 の運行を妨害。
関係筋によれば、「法務省特別捜査局(DSI)は、多数の死傷者を出した04月10日の衝突に関する捜査情報の漏洩 に頭を悩ませている。」という。反政府デモを主導するタクシン支持団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の同調者がUDDに 情報を漏らしているようだ。同筋は、「DSIには、UDD支持者が少なくない。UDDは、DSIを味方にしようと躍起になってい る。」と述べている。
プア・タイ党議長のチャワリットは、「危機的情勢の解決のために国王に対して仲介を要請する行為は、立憲君 主制の主旨に叶った正当な行動である。」とする声明を発表。
この声明は、先にチャワリットが国王へ仲介要請を奏上するために拝謁許可を申請している事を明らかにした事に対し、 「国王を政治の場に引き出す不適切な行為である。」との指摘や、「自らが危機的情勢の解決や王室に対する攻撃に対す る保護に動かずに国王に仲介を要請するのは不適切である。(チュワン元首相)」等の非難の声が上がっている事を受け 発表されたもの。
チャワリットは、「国王の権限は立法、司法及び行政を通して行使される。」と憲法で規定されていることからも国王は 決して政治を超越する存在ではなく、また1973年や1992年の例からも国王には危機的状況にある時に国を正しい方向に導 くと共に権力側の暴走の抑止力となるべき権限がある。」と見なされるべきである。国王への仲介が正当なものである。 」と釈明。
20:00頃クルングテープの ビジネス街シーロム通りの高架電車BTSのサラデーン駅に隣接するセントラルデパート周辺で爆弾が爆発。サラデーン駅の 屋根を貫通。3回の爆音が確認され、外国人男女2人を含む3人が負傷した模様。サラデーン駅は当時、帰宅途中の通勤 客などで混雑していた。「レール上で発生した。」との報道もある。

現場付近は軍が制圧しており、 周辺ビルに入居する企業などに避難指示が出されている。また、BTS国立競技場〜ウォンウィエンヤイ路線は20時30分現在 、国立競技場駅からサラデーン駅までの運行が停止され、チョンノンンシー駅からウォンウィエンヤイ駅までの営業。
20:45頃最初の爆発から約45分後、サラデーン駅、および駅前のドゥシッ トタニーホテル近くの公衆電話でも爆発が確認された。2回目の爆発で1人が負傷。2回目の爆発で負傷したのが外国人 とする報道や市民3人が負傷との報道もある。
21時前にドゥシットタニーホテル、またはバンコック銀行支店近くで爆発が発生し、市民3人から10人が負傷。 
また、一部報道は、「爆発発生前にシーロム市民と赤服軍団との間で投石が展開されていた。」と報じている。また、「 赤服軍団から爆発物が撃ち込まれた。」とする報道もある。
少なくとも女性1人、タニャナン・テップトング(26)が死亡、外国人を含 む75人以上が負傷。保健省の発表によれば、負傷者のうち10人は重体。
「数百m離れたルムピニー公園内にある記念像か、UDDが公園近くに設営している舞台付近から、M79グレネードランチャ ーから発射された(小型砲弾の)擲弾が撃ち込まれた。」と見られている。
サラデーン駅があるシーロム通りとラマ4世通りの交差点では爆発前、タクシン支持派の反独裁民主主義同盟(UDD)と UDDに反対する市民数百人が睨み合い、一触即発の状況となっていた。
事件を受け、BTSはシーロム線の国立競技場駅、サヤーム駅、ラーチャダムリ駅、サラデーン駅を閉鎖し、チョンノンシー 駅からウォンウィアンヤイ駅間の折り返し運転に切り替えた。地下鉄MRTはシーロム駅の閉鎖を決定し、フアラムポーン駅 ―クロントイ駅間の運行を停止。シーロム通りは封鎖。
爆発が起きたシーロム通りとラマ4世通りの交差点では数日前から、北側にUDDがバリケードを築き、南側のドゥシットタ ニーホテル前などに反UDDの市民が集結し、ガラス瓶や花火を投げ合うなど、小競り合いを繰り返していた。
シーロム通り周辺はバンコク最大のビジネス街で、日本企業のオフィスも多い。サラデーン駅前には日本人向けのカラオ ケラウンジや日本食店が並ぶ大規模歓楽街タニヤ通りがある。
民事裁判所は、アピシット首相及び国内治安維持本部長 のステープ副首相に対して、ラーチャプラソン交差点周辺を占拠し集会活動を展開している反独裁民主主義同盟の強制排 除のために警察、軍及び行政当局に武力の使用を命じる事を禁止する仮処分決定を下した。但し、「国際基準に則り、平 穏な手段から過激な手段へ段階的に措置を講じる事に関してはその限りではない。」としている。
この決定を受け、同盟幹部のナタウット・サイクアは、まずデモ隊に対して立ち退き要求を行い、デモ隊からの回答を待 って国際基準に則り排除行動に移るよう政府に要請。 また、幹部のチャトポン・プロームパンは、会場内で国際基準に則った7段階の措置を朗読し、デモ隊に対して万が一の 強制排除の際にかかる基準が遵守されているか監視するよう呼びかけた。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「前日深夜にシーロム通りとラーマ4世通りが交わる サーラーデーン交差点で市民と赤服軍団との間で衝突が発生した際に、ネーウィン・チットチョープとプレーム枢密院評 議会議長配下の陸軍大将の姿が目撃されていたとの情報がある。」と明らかに。
また、22日20:00頃に連続して発生した反赤服集会派を狙ったと見られるM79攻撃に関しては、「たとえ政治的理想が異な っていても同じタイ人として怒りを覚える。背景に政府が関与している疑いがある。」と指摘。
チャトポンは、「アピシット首相がしきりに黒服から白服に着替えた情勢扇動を意図している集団に注意するよう呼びか けていたことからも、事前に何らかの攻撃が行われている事を政府が知っていた疑いがある。今回の攻撃が強制排除の大 義名分作りのために行われた可能性が高い。」と発言。
22時までプーチャッカーン紙によると、反独裁民主主義同盟のデモ隊は 強制排除に備えBTS線チットロム駅下にガスボンベを配置。「万が一強制排除が開始された場合は、ガスボンベを爆破させ て対抗する。」としている。
22:50までシーロム通りにあるBTS線サーラーデーン駅やスカイウォーク を狙って20:00から 21:00頃にかけて発生した、5発のM79が撃ち込まれた事件で、これまでに3人が死亡、75人以上が負 傷、タニャナン・テップトング(26)という女性1人の死亡が確認。残りの死者2人は名前が確認されていない。10人前 後が重体との報道もある。また、負傷者のうち3人が外国人と見られるが、国籍に関しては1人がオーストラリア人男性 、その他に関しては明らかになっていない。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官によると、「最初の3発はBTS線サーラーデー駅内で発生し、4発目はドゥシットタ ニーホテル前のスカイウォーク近く、5発目はドゥシットタニーホテル前のクルンシー・アユッタヤー銀行前で発生した 。警察は、爆弾の命中領域近くのビルを封鎖し、4番目の爆弾が撃たれたと疑ったシーロム・コムプレックスを捜索し、 4人の容疑者を逮捕した。首都圏警察本部トゥンマーハーメーク署内で事情聴取が行われている。」
また、一部報道は、「事件に怒ったシーロム市民が赤服軍団が築いたバリケードに向け歩を進めており、一触即発の事態 に至る恐れがある。」と報じている。
23時頃爆発からいち早く逃れた約300人のシーロム市民が戻って来て、昨 夜のUDDについて抗議を始めた。新たな緊張を引き起こし、 赤服は報復で火炎ビンを投げつけた。
23:30ステープ副首相は、テレビを通じて記者会見を開き、 「犯行に使用されたのはM79で、タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠するルムピニー公園前のラマ6世像 近くから擲弾を撃ち込んだ。」と発表。また、UDDへの報復のためシーロム交差点に集結した市民グループに対し、「M79 の射程距離は約400mのため、ラマ4世通りとの交差点から離れてほしい。」と呼びかけ、後退するよう求めた。
ステープ副首相によると、バンコクのビジネス街シーロム通りの高架電車BTSサラデーン駅と駅前のドゥシットタ ニーホテル近くなどに小型砲弾の擲弾が撃ち込まれた事件で、死者は3人になった。負傷者は外国人を含む70人以上。タ イのテレビは「日本人カメラマンの男性が負傷した。」と報じているが、真偽は不明。
23:45頃カーオソット紙によると、クルングテープのウィタユー通りにあ るスワンルム・ナイトバザール内で爆発が発生。幸い人的な被害はなかった。「何者かがM67を投げ込んだ。」と見られて いる。
04月23日(金)00時半頃シーロム通り沿いにあるバンコク・クリスチャン 病院前で不審な鞄が発見され、周囲一帯を立ち入り禁止にした上で破壊処理が行われた。
シーロム通り沿いでは、22日20時過ぎに5発のM79が撃ち込まれ1人が死亡し75人以上が負傷する事件が発生。各報道が M79により3人が死亡したと報じているが、エラワンセンターは「1人の死亡しか確認されていない。」と言っている。2 人は重体。
BTS線は、スクムウィット線及びシーロム線の運行を 18:00発の便の出発をもって運行を休止を発表。
また、シーロム線は、国立競技場、サイアム、ラーチャダムリ、サラデーンの各駅を閉鎖し、チョンノンシー〜国立競技 場間を運休。チョンノンシー駅からウォンウィアンヤイ駅間の折り返し運転で対応。
一方、地下鉄線は、フワラムポーン駅からラーマ9世駅までの9駅を閉鎖し、フアラムポーン駅〜タイ文化センター駅間 を運休。タイ文化センター駅からバーンスゥー駅間の折り返し運転で対応。
赤服軍団が占拠中のラーチャプラソン交差点一帯のショッピングセンターは、セントラル・チットロム店、MBKセンターを 除くほぼ全店が休業。セントラルはシーロム通りのシーロムコンプレックス店も休業。
ラーチャプラソン交差点付近のホテルではインターコンチネンタルとホリデーインが休館し、その他のホテル、サービス アパートでも宿泊者に反政府集会から離れた系列の宿泊施設への移動を求める動きが広がっている。シーロム交差点のド ゥシットタニーホテル・バンコクは開館しているが、レストランの一部が休業。
爆発事件があったシーロム地区周辺には日本企業が多く拠点を構える。トヨタの現地法人は、営業担当者など約 200人が働くバンコク事務所を休業とし、従業員は原則自宅待機。日立製作所、キヤノンも同様の措置を取ったほか、三菱 東京UFJ銀行は「午後03時半で帰宅を促す。」という。
22日夜、の高架電車BTSサラデーン駅と駅前のシーロム交差点に小型砲弾の擲弾数発が撃ち込まれた事件で、タイ 保健省は、「タイ人女性1人が死亡、カメラマンの日本人男性、米国人ら外国人4人を含む78人が負傷した。」と発表し た。「日本人男性は軽傷で、手当てを受け帰宅した。」という。死者数については昨夜3人と発表したが、修正した。
爆発が起きたシーロム交差点では数日前から、近接する地区を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)が交 差点北側にバリケードを築き、南側のドゥシットタニーホテル前などに集結した反UDDの市民と、ガラス瓶や花火を投げ合 うなど小競り合いを繰り返していた。政府は「擲弾がUDDが占拠する場所から発砲された。」と主張。
UDDは政府に解散総選挙を要求し、03月半ばからクルングテープで反政府集会を続けている。昨夜の砲撃への関与は否定。 朝、警察の要請を受け入れ、シーロム交差点のバリケードから100mほど後退。
一方、反UDDの市民グループ(多色服集団)は23日午後、バンコク都内のラマ5世騎馬像(シーアユタヤ通りとラーチャダ ムヌンノーク通りの交差点近く)に集結し、UDDに解散を要求する予定。
11時半過ぎ法務省特別捜査局のターリット局長は緊急特別放送の中で、 「22日に逮捕した俳優で反独裁民主主義同盟メンバーのメーティー・アモンラウティクンが、10日に軍と同盟の衝突が発 生した際に前線に立ち、軍から大量の銃器類を強奪し、他人に支給すると共に自分で確保していたこと、また、10日の衝 突の際にデモ隊から軍に向けた発砲行為があった事を認める供述を行っている。」と発表。
また、「集会会場をラーチャプラソン交差点に一本化した後に、連日ある場所で行われていた協議に参加していた事を明 らかにしている。」という。
この緊急特別放送前にターリット局長は取材陣に対して、「衝突の際に目撃されていた武装した黒服を着込んだ集団が、 22日にシーロム通りで発生したM79攻撃事件に関与している事を認める証言をメーティーが行っている。」と発表。
なお、同盟幹部のナタウット・サイクアは、「メーティー容疑者は個人の自由意志で集会に参加している組織の方針決定 等には一切関与していない、単なる集会参加者の1人でしかない。」と発言。
一方、ターリット局長は、「高圧鉄塔やシーロムで発生したM79攻撃を初めとする45件の爆破事件等のテロ行為に関与した 首謀者を非難すると共にかかるテロ行為に対しては最高で死刑が下される事があり得る。」と警告。このような無実の者 を狙ったテロ行為を止めると共にテロ行為と関係ない者は集会会場から避難するよう訴えた。
都内シーロム地区で発生した爆弾事件で多数の死傷者が出たことを受け、在タイ日本大使 館より注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月23日14:00現在)

1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点〜シーロム交差点を中心とする地域 、地図は大使館ホームページをご参照下さい)における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつつ、周辺の治安要 員の配置を強化しています。これに対し、UDD側は警戒を強め、占拠地域外縁の6カ所に設けているバリケード及びバ リケードにおけるUDD側検問を強化しており、これら地域での緊張が高まっています。

2.昨22日(木)深夜、シーロム地区のBTSサラデーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において 爆弾事件が発生し、死者1名を含め70名以上の負傷者が出る事態となりました。その後も、同地域周辺では小競り合い 等が発生しており、今後も再び不測の事態が発生する可能性は排除できません。

3.現政権支持の市民集会も場所を変えつつ複数箇所で毎夕行われており、本23日(金)にはラーマ5世騎馬像前広場 で10万人規模の集会を行う旨発表しており、バンコク都における各種集会等の活動が広範囲に拡がり、より活発に行わ れる状況となっており、注意が必要です。

4.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近、特にシーロム交差点周辺にはできるだけ近づかないようにして下 さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、不要不急の外出は控えて下さ い。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。

5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十 分注意してください。

6.なお、本23日(金)、BTSはナショナル・スタジアム駅からチョンノンシー駅までの区間の運行を停止しており 、午後6時以降は全線運行停止となる予定です。地下鉄(MRT)についてもファランポーン駅からクイーン・シリキッ ト・ナショナル・コンベンション・センター駅までの間の運行を見合わせております。

【ご参考】(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
クルングテープ近郊の燃料貯蔵施設に小型爆弾が撃ち込まれた事件を受け、ワンナラット・エネルギー相が各地 の施設に警備強化を指示。「近日中にも各企業の幹部を招集して対策会議を開く。」と発表。
エネルギー相の指示により、すでに警官などが燃料施設周囲の巡回に当たっているほか、パイプラインについてはヘリコ プターが上空からの監視を行う。車両チェックのための検問所や監視カメラの増設なども検討されている。
石油精製大手、タイ・オイル社では、「特に住宅地に近い燃料タンクについて監視やパトロールの強化に努めている。」 という。同社幹部は、「本格的な軍事兵器でも使われない限り、壊滅的な被害には至らないだろう。もし燃料タンクが襲 われ炎上しても、他の燃料タンクにまで引火することはない。」と述べた。
タイへの国際会議や国際見本市(MICE)客誘致を担当するタイ・コンベンション&エキジビション・ビューロー (TCEB)は、「反政府デモを理由にタイへの出張を取り止める外国人は、年末までに6万8200人を超える。」との予測を 発表。
TCEBでは、国際会議や国際見本市(MICE)の誘致に力を入れているが、「首都で続いている反政府デモを受け、海外企業 からイベントのキャンセルが続出している。」という。
開催日を延期したり、場所を地方に変更する企業も多いというが、「キャンセルによるMICE業界全体の損失は既に10億B を超え、今後もダメージは拡大するもの。」と見られている。これについてTCEBのアカポン代表は、「金額的な損失だけ でなく、地域のMICE拠点としての競争力も失う。」と懸念。
MICE客誘致のためのマーケティングやキャンペーン活動に2億Bを注ぎ込む計画。「この10年、タイは東南アジアの  MICE拠点として知名度を上げてきた。首脳会議などトップレベルの国際会議についてはライバルのシンガポールを抜くま でとなったが、反政府デモの拡大でその評価が落ちてきた。」と話す。なお、今回の誘致キャンペーンでは、主要市場で ある支那、インド、南鮮、日本を標的とする方針。
岡田外相は記者会見で、「タイの首都中心部で22日夜に起きた連続爆発事件で、近くを歩いていた日本人1人が 軽傷を負った。」と発表。「命に別条はない。」という。外務省によると、負傷したのはタイに長期滞在している62歳の 男性で、爆発で飛散したとみられる破片が鼻に刺さった。
プア・タイ党所属下院議員のスラポン・トーウィチャックチャイヤクンは、「強大な権限を持っているアヌポン 陸軍司令官が、スントーン大将等がチャーッチャーイ元首相の身柄を確保して実権を掌握したケースをモデルとしてアピ シット首相の身柄を拘束すれば全てが丸く収まる。」と発言。
スラポンは、「既に政治によって危機的な国内問題を解決する事が不可能な状況下では、旧来の駆け引きではなく、新た な解決方法を模索するべきである。」、「防衛大臣を超える有り余るほどの権限を持っているアヌポン陸軍司令官は、社 会が受け入れないクーデターにまで至らない、クーデターに変わる新しい単語を生み出す方法で、アピシット首相の身柄 を確保し迅速な国内問題の解決に取り組むべきである。」と発言。
日本政府は、クルングテープ都に対する渡航情報(危険情報)を「十分注意して下さい。」から「渡航の是非を 検討して下さい。」に1レベル引き上げ、在留邦人、邦人旅行者に対し、クルングテープ都心のショッピング街ラーチャ プラソン交差点やビジネス街のシーロム交差点周辺など政治集会が行われている場所に近づかず、不要不急の外出を控え るよう呼びかけた。
クルングテープについては米国、英国など主要国も警戒レベルを引き上げ、自国民に対し、不要不急の渡航の自粛などを 呼びかけている。
タイは過去5年、タクシン派と王党派の対立で政治混乱が続いている。タクシン派は今年03月半ばからクルングテープで 反政府集会を続け、04月10日には強制排除を図った治安部隊と衝突、日本人カメラマンの村本博之を含む25人が死亡、800 人以上が負傷。04月22日夜にはシーロム交差点の高架電車駅などに小型砲弾の擲弾が撃ち込まれ、1人が死亡、80人以上 が負傷。
日本政府のタイに対する危険情報はバンコク以外にも、イスラム過激派のテロが続く深南部のナラティワート、ヤラー、 パタニーの3県の全域とソンクラー県の一部に「渡航の延期をお勧めします。」、ソンクラー県のその他の地域に「渡航 の是非を検討して下さい。」、カンボジアとの国境紛争が続く東北部シーサケート県の一部地域に「渡航の是非を検討し て下さい。」が出されている。
夕方反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のウィーラ・ムシッカポンは、集会 会場を視察に訪れた外交団に対して、「政府に対して30日後の議会解散受け入れを条件とした直接協議に応じる用意があ る。」と明らかに。ウィーラによると、「30日後の解散により、暫定政権期間の60日を含め90日間現政権の存続が許され る事になる。」という。
UDDは当初15日以内の解散を要求していたが、04月10日の大規模衝突に伴い即時解散を求めていた。ウィーラは、30日以内 の解散について、「22日の爆弾事件でも大勢の死傷者が出たことから、人々の命を守るために妥協することにした。」と 説明しているが、「当局が強制排除に踏み切るのを恐れたため。」との見方もある。今回の提案は、UDDが譲歩した形だが 、アピシット首相も中小与党も、「解散の前に改憲が必要。」としており、「30日以内の解散では改憲は不可能。政府に とっては受け入れがたい提案。」との見方が支配的。
当初UDD幹部のナタウット・サイクアが、「約40ヶ国の外交関係者が視察に集会会場を訪れる。」と発表していたが、マテ ィチョン紙等によると実際に集会会場を訪問したのはオーストリア、アルゼンチン、ペルー及びデンマークの4ケ国だっ た。
外交団との会見を終えたウィーラは舞台上で、政府に対して中立委員会による10日の衝突及び22日のシーロムで発生した M79攻撃に関する調査を進めるよう要求し、集会解散の条件として政府に対して必要な職務を全うするための猶予を与える ため30日後の解散受け入れを要求する考えである事を明らかにしたが、それを聞いた集会参加者の一部から不満の声が上 がっていた。
一方、ナタウットは、「今回の30日解散提案は、権力の背後にいる絶対王制型官僚主義者、特にプレーム枢密院評議会議 長の出方を窺うための同盟の挑戦である。」と語り、「同盟が態度を軟化させた。」との指摘を否定し、「引き続き政府 打倒のために長期戦を覚悟に戦い続け、必要であれば再動員をかける考えである。」と強調。
国内治安維持本部の治安対策責任者、アヌポン陸軍司令官は、「治安部 隊とデモ隊の双方に多数の死傷者を出すことになる。」として、デモ隊の強制排除に否定的な見方を改めて示した。アヌ ポン司令官は以前から、「強圧的な手段では問題は解決できない」としており、これを再確認した形。
また、関係筋によれば、アヌポン司令官は、先に開かれた軍幹部との会合で、「UDDのデモ隊のうち400人あまりが武装し ており、数千人が軍事トレーニングを受けている。デモ隊側には、M79グレネードランチャー、M67手榴弾、ロケット弾、 自動小銃などの武器がある。」と指摘。「強制排除に踏み切れば、治安部隊がこのような武器で攻撃を受ける。」との見 方を示した。このほか、「強制排除によって、地方でUDDのデモ隊が過激な行動に出て、混乱がさらに拡大する恐れもある 。」とのこと。
04月24日(土)朝BTS線はスクムウィット線及びシーロム線とも24日及び25 日は19:00発の便をもって運行を休止する予定。シーロム線に関しては、引き続きチョンノンシー駅からウォンウィアンヤ イ駅間の折り返し運行で対応し、国立競技場駅、サイアム駅、ラーチャダムリ駅及びサーラーデーン駅は閉鎖される。
一方、地下鉄線の公式Twitterによると、「24日24:00までバーンスゥー駅からフワラムポーン駅間の内、閉鎖中のシーロ ム駅に対してのみ通過措置が講じられる。」
在タイ日本大使館より、新たに注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月24日11:00現在)

1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点〜シーロム交差点を中心とする地域 、別添地図参照)における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつつ、周辺の治安要員の配置を強化しています。 これに対し、UDD側は警戒を強め、占拠地域外縁の6カ所に設けているバリケード及びバリケードにおけるUDD側検 問を強化しており、これら地域での緊張が高まっています。

2.22日(木)深夜、シーロム地区のBTSサラデーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において爆 弾事件が発生し、死者1名を含め70名以上の負傷者が出る事態となりました。その後も、同地域周辺では小競り合い等 が発生しており、今後も再び不測の事態が発生する可能性は排除できません。

3.UDDデモに反対する市民集会(「マルチカラー」グループ)も場所を変えつつ複数箇所で毎夕行われており、本2 4日(土)午後4時から6時頃にかけてチャトチャック公園において数千人規模の集会を行う旨、また、25日(日)ラ マ9世公園において1万人規模の集会が行われる予定であり、注意が必要です。

4.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近、特にシーロム交差点周辺にはできるだけ近づかないようにして下 さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、不要不急の外出は控えて下さ い。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。

5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十 分注意してください。
なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので、詳 細につきましては外務省ホームページ
(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下 さい。

6.なお、本24日(土)、BTSはナショナル・スタジアム駅からサラディーン駅までの区間の運行を停止しており、 午後7時以降は全線運行停止となる予定です。地下鉄(MRT)についてはシーロム駅は停車しませんが全線で運行して います。

【ご参考】(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
日本の外務省が23日、クルングテープに対する渡航情報(危険情報)を「十分注意して下さい。」から「渡航の 是非を検討して下さい。」に1レベル引き上げたことを受け、JTBは、「24〜27日出発分のバンコクを含むツアーの催行を 中止する。28日以降については26日に通知する。24〜27日のツアー参加予定者は158人だった。一方、バンコク近辺に334 人が滞在中で順次、帰国するなどしてバンコクを離れてもらう予定。」と発表。
この段階になると、旅行会社はツアー催行を中止するのが一般的。JTB以外の旅行各社もバンコク行きツアーは取りやめる 見通し。プーケットなどへのツアーは催行を続ける。
17:00過ぎアピシット首相は、「反独裁民主主義同盟が集会解散の条件と して提示した30日後の解散提案を拒否する考えである。」と発表。「何の解決にもならない。」と撥ねつけた。
当初の「15日以内の解散」から「即時解散」に要求を強めていたUDDは、「妥協案」として30日以内の解散を政府に求めた が、アピシット首相は、「UDDの提案は国際社会を意識したスタンドプレイである。過激な手段による脅迫を背景にした UDDの要求を受け入れる考えはない。」、「本気の提案なのか定かでない。だが、国が直面する問題の解決策でないことは 確か。賛同できない。」と指摘し、「下院を解散することもいとわない。だが、圧力に屈して解散することはない」と強 調。アピシット首相によると、「解散だけでは真の情勢解決には繋がり得ず、政府と同盟の二者間だけでなく他の集団を 初めとする社会からの意見を吸収して出口を模索するべきである。」という。
関係筋によれば、首相が妥協案を拒否したことで、UDDのデモ隊の間では、「強制排除の可能性が強まった。」と危惧する 声が出ている。
04月03日からクルングテープ中心部のショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯を占拠 し反政府集会を続けているタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)は、アピシット首相が30日解散提案を拒否した事 を受け、「組織のシンボルである赤服を脱ぎ捨て強制排除に対抗し、国王が最高裁判所判事と謁見する26日17:00までに全 てのゲームを終わらせる方針である。」、「UDD集会を48時間以内に強制排除するよう政府が軍に指示した。」と発表。座 り込みを続ける支持者数千人に対し、シンボルカラーである赤服を別の色の服に着替えるなど脱出の準備をするよう指示 。また、全国のUDD支持者に蜂起を呼び掛けた。
幹部のウィーラ・ムシッカポンによると、「30日解散提案を巡って政府の代理人との間で電話を通して良好な雰囲気で交 渉が進められていた最中に、アピシット首相の一声で交渉が打ち切りになっていた。」という。
幹部のナタウット・サイクアは、「今回の30日解散提案拒否が政府が強制排除に乗り出す事を意味している。今後勝利を 勝ち取るまで各自が赤服を脱ぎ捨て、私服戦士として民主主義のために闘い続ける。強制排除があった場合には平和的手 段を旨に各自の自由裁量で徹底的に抗戦するように。」と集会参加者に呼びかけた。「特に赤服の着用に関しては、集会 会場内では問題ないものの、集会会場外では当局の妨害や嫌がらせに晒される恐れがあるため、可能な限り赤服ではない 私服の着用を励行して欲しい。」という。
また、ナタウットは、地方の赤服軍団に対して、当局の動きの監視を要請し、全国の赤服軍団に対して各自が最低5人の 同志の電話番号を確保し、万が一の強制排除の際の緊急連絡網を構築しておくよう要請。
一方、幹部のチャトポン・プロームパンは、「赤服軍団が赤服を脱ぎ捨てアピシット首相の目を眩ますことにより、26日 17:00までに全てのゲームを終了させる。」と宣言。チャトポンによると、「国王の発言が注目されている26日17:00の国 王の最高裁判所判事との謁見前の完了を目標に政府が強制排除に乗り出す恐れがある。」という。
22日夜、UDD占拠地に近い高架電車BTSサラデーン駅と駅前のシーロム交差点に擲弾数発が撃ち込まれ、タイ人女性1人が 死亡、交差点に集まっていた反UDDの市民ら80人以上が重軽傷。政府はUDDの犯行と非難し、首都の世論は一気に反UDDに傾 いた。UDDは事件後、即時解散総選挙というこれまでの主張を後退させ、政府に30日以内の解散総選挙を提示したが、アピ シット首相は、これを拒否。「軍が強制排除に向けクルングテープに精鋭部隊を召集した。」という情報もある。
軍は04月10日にパーンファー橋のUDD集会の強制排除を図ったが、銃撃戦を含む大乱闘になり、兵士5人、UDD支持者ら20 人の計25人が死亡、800人以上が負傷する惨事となった。軍はUDDに装甲車数台を乗っ取られ、兵士が捕虜になるなど苦戦 を強いられ、強制排除に失敗。ラーチャプラソン交差点のUDD集会は10日に強制排除を図った集会より規模が大きく、占拠 地域の主要道路にはUDDがタイヤや竹などでバリケードを築いている。
国内治安維持本部のサンスゥン陸軍報道官は、「軍はデモ隊を強制排除するつもりがない。」との報道を全面的 に否定。この報道は、アヌポン陸軍司令官が強制排除に否定的との見方に基づいたもの。だが、サンスゥン報道官は、「 政府の手に負えない事態となれば、軍事的手段をとることはあり得る。」と述べた。
一部メディアが、「タクシンがドバイで癌治療中に死亡した。」と報じたことで、タイ国内でタクシン死亡説が 広まっている。
これに対し、タクシンの長男パーントーンテーは、Twitterを通じて、「最近噂がひどくなっており、私の父が亡くなった などという噂まで広まってしまっている。父は健康ですので、亡くなったという噂は嘘です。もし本当に亡くなったので あれば、私がこうしてTwitterで書くことはないでしょう。」と書いた。
04月25日(日)
02時半過ぎ
タクシンは配信されたTwitterの中で、「病 気でなく元気。医者にもかかっていない。」と述べて、「癌を患っている。」という噂を改めて否定。
ここ数日間デモ隊の集会にタクシンが「出演」していないことや、接触が取れず動向が伝えられない事を受け、「タクシ ンがドバイに戻った後に受けた化学療法でショックを引き起こし重篤になった。」、「末期癌だったタクシンは23日に化 学療法を受けている最中にショックにより死亡した。」、「ラーマ9世病院の医師団がドバイに駆けつけた。」等といっ た噂が広がっていた。
また、タクシンは、最近デモ隊に呼びかけをしていないことについて、「わたしが表に出ないことで、デモ隊が、わたし のためでなく、民主主義のために戦っていることを明確に示したかった。」と述べた。また、「政府が反独裁民主主義同 盟の30日解散提案を拒否した背景に次期軍幹部人事でプラユット現陸軍副司令官を陸軍司令官に据えたいとの思惑がある 。」と指摘し、「タイ人同士が殺し合うことを防ぎたいという気持ちから為された赤服の提案を拒否した政府は赤服をタ イ人と見なしていない。」と非難。
アピシット首相は定例政見放送の中で、「セー・デーンことカッティヤ・サワディポン 少将やチャワリットが、集会活動を展開している反独裁民主主義同盟の一連の動きに関与している。」と遠回しに述べた 。
アピシット首相は、「40日間に渡り展開されている同盟の集会の監視により、グループ間の繋がりや野党との関係、10日 の衝突により赤服軍団にいる黒服を着込んだ過激派の存在が浮かび上がるなど幾つかの事実が浮かび上がっており、これ らの情報を解明し明確化させた上で集会に対して措置を講じる考えである。それぞれが個々に動いているセー・デーンや チャワリット、幹部等の動きは決して偶然ではない。」と発言。
一方、アピシット首相と共に出演したアヌポン陸軍司令官は、「10日の衝突の際に発生した当局に対する攻撃や22日にシ ーロム通りで発生したM79による無差別攻撃に現役及び退役済みの軍人が関与している。」と発言。
アピシット首相は定例政見放送の中で、「政府目標を超える3.5%から4.5%の経済成長、国際機関が予測する6.2 %の経済成長が見込まれていた状況の中で反独裁民主主義同盟が03月中旬に集会を開催し、集会が長期化した事により消 費や輸出、観光、上向きに転じ始めていた業種に影響を与え景気を後退させた。」と発表。
また、アピシット首相は、「同盟によるラーチャプラソン交差点占拠により就業機会や収入機会を失った者に対する救済 を第一に取り組み、次いで同様に占拠により被害を受けている事業者や商店に対する救済に取り組む考えであるとした上 で、2日以内に救済策を明確化させる方針である。特に各国からの注意喚起により到着旅客減や宿泊予定者のキャンセル に晒されている観光関連に対する救済に早急に取り組む考えである。」と述べた。
一方、アピシット首相は、「脅迫的手段で解散要求を突き付け、政府だけでなく一般国民にまで脅かしをかけてくる団体 からの要求は、そのような行為が一般常識化する事を防ぐためにも受け入れる考えはなく、また別の意見を表明する団体 が出現している状況下では解散云々に関して明言する事はできない。引き続き貧困・社会的不公正問題の是正に取り組む と共に各界から要求の声が上がっている国家改革に取り組む考えである。」と発言。
タイ治安当局はショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟 (UDD)の強制排除に動いていない。UDDの集会参加者の多くは強制排除を警戒し、シンボルカラーである赤い服を別の色 の服に着替えた。
タイの国営テレビ局NBTは、アピシット首相とアヌポン陸軍司令官のインタビューを放送した。24日に収録されたもので、 首相はUDDが妥協案として出した30日以内の下院解散を拒否。「ラーチャプラソン交差点一帯を奪還するだけでなく、国家 の安定を取り戻す。」と述べた。アヌポン司令官は軍の内部分裂の噂を否定。両者とも集会を終わらせる具体的な方法、 時期には言及しなかった。
番組は政府の立場を説明するとともに、首相とアヌポン司令官が同席することで、政府と軍の間がぎくしゃくしていると いううわさの打ち消しを狙ったとみられる。ただ、余裕の表情で多弁だったアピシット首相に対し、アヌポン司令官は顔 色、歯切れが悪く、両者の微妙な関係を窺わせた。
アヌポン司令官は士官候補生学校でタクシンの同期生だったが、タクシン政権を追放した2006年のクーデターでは実働部 隊を率いて反タクシン派につき、軍事政権下の2007年に、タイ軍の実力トップである陸軍司令官に就任。ただ、今回のUDD の反政府集会に関しては、「強制排除に消極的でアピシット首相や反タクシン派の中核である特権階級から圧力を受けて いる。」と報じられている。
バンコクセントラル病院のピチャヤー病院長は、「反独裁民主主義同盟の自警組織員6人が新型インフルエンザ に感染し入院治療中である。集会会場内で感染が拡大する恐れがある。」として同盟の幹部に対して集会参加者への感染 に対する警戒を呼びかけるよう要請した事を明らかに。
感染が確認された6人は、何れも自警組織員として03月中旬から同盟の集会に参加していた。
タイ政府が本日(25日)、強制排除に向けた措置をとることを強調したことから、在タイ日本大使館より、新た に注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月25日11:30現在)

1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点〜シーロム交差点を中心とする地域 )における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつつ、周辺の治安要員の配置を強化しています。これに対し、U DD側は警戒を強め、占拠地域外縁の6カ所に設けているバリケード及びバリケードにおけるUDD側検問を強化してお り、これら地域での緊張が高まっています。

2.22日(木)深夜、シーロム地区のBTSサラディーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において 爆弾事件が発生し、死者1名を含め70名以上の負傷者が出る事態となりました。その後も、同地域周辺では小競り合い 等が発生しており、今後も再び不測の事態が発生する可能性は排除できません。

3.UDDデモに反対する市民集会(「マルチカラー」グループ)も場所を変えつつ複数箇所で毎夕行われており、25 日(日)午後4時から6時頃にかけて戦勝記念塔において1万人規模の集会が行われる予定であり、注意が必要です。

4.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近、特にシーロム交差点周辺にはできるだけ近づかないようにして下 さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、不要不急の外出は控えて下さ い。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。

5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十 分注意してください。 なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので、詳 細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下さい 。

6.なお、本25日(日)、BTSはナショナル・スタジアム駅からチョンノンシー駅までの区間の運行を停止しており 、午後7時以降は全線運行停止となる予定です。地下鉄(MRT)については、シーロム駅には停車しませんが全線で運 行しています。

【ご参考】(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
高架電車BTSと地下鉄MRTは26日の運行予定を明らかに。
高架電車BTSは25日、シーロム線のチョンノンシー〜国立競技場間を運休。シーロム、スクムビット両線の運行時間を午前 06時〜午後07時に短縮。26日のBTSはシーロム線、スクムビット線の全区間を午前06時から午後08時まで運行予定。
地下鉄MRTは26日、午前06時から午前00時まで全線で運行を行う予定。ただし、シーロム駅は午後07時半で閉鎖し、車両は 同駅を通過。
民主主義市民連合(PAD)系新政治党のスリヤサイ幹事長は、「反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊に対する強 制排除を政府に要求してから7日目となる26日11:30 に、連合の今後の活動方針を発表する予定である。」と明らかに。
また、スリヤサイ幹事長は、「世界中どこにもテロリストに属する集団に対して『国際基準』に則った強制排除を行って いる国は存在していない。」と述べ、政府に対して、政府が言う国際基準に則った強制排除とはどの様なものなのか明確 に説明し、非常事態宣言の規定に挑戦する活動を行っている同盟のデモ隊を放置している政府の責任を明確にするよう要 請。
反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローンは、コンピューター関係を熟知している赤服軍団に 対して、政府系のサイトに侵入しウィルスを感染させ赤服軍団系サイトと同様な目にあわせるよう呼びかけた。アリスマ ンによると、「これまでに1200以上のサイトが政府により遮断措置が講じられている。」という。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「26日04:00に当局が強制排除に動く可能性が高い。」 として、集会参加者に警戒するよう呼びかけた。
チャトポンによると、「26日17:00から予定されている国王の新任最高裁判所判事の謁見前までに政府が強制排除に動く可 能性がある。」という。
また、チャトポンは、仮に政府が強制排除に動いても、会場内に大勢のデモ隊が既に集結しているだけでなく、「更に今 後も地方から大勢のデモ隊が合流する事が予想されるため、同盟には懸念する材料がない。」、「むしろ政府が武力排除 後に殺人をも厭わない集団を含む住民が地方から駆けつけた1992年05月18日の事件を教訓に強制排除を考え直すべきであ る。」と発言。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、アピシット首相に対して強制排除が失敗した場合には自ら 責任を認め辞職するよう要求し、「政府が強制排除に成功した場合は、地方、特に北部や東北部に引き上げ、そこで集会 活動を展開し態勢を整えながらクルングテープ再進出の機会を窺う考えである。」と明らかに。
しかし、「政府が強制排除に成功しても、ラーチャプラソン交差点に集結しているデモ隊から大量の死傷者が出ることが 予想されることから、アピシット首相は今の内に死傷者が出た事に対する釈明の準備をしておくべきだ。」という。
また、ナタウットは、地方の警察官から、万が一政府がデモ隊に銃口を向けた場合には寝返って同盟のために闘う用意が あるとする電話が数多く寄せられている事を明らかに。
一方、ナタウットは、「先に赤服を脱ぎ捨てる方針を決定した事を受け、今後は赤服軍団の代わりに無色・ノーコネクシ ョン軍団という名称を使う方針である。」と明らかに。
「『私が重病だ、死んだ。』という噂があるが、事実ではありません。」タクシンは、交流サイトのフェイスブ ックに最近撮影したとみられる写真とコメントを載せ、タイで広がっているタクシンの死亡説を否定。現在の滞在場所は 明らかにしなかった。写真はフィジーなどで撮影されたと見られる。
首都で反政府デモを続けている反独裁民主主義同盟(UDD)のメンバー6人が新型インフルエンザに感染、04月23 日からクルングテープ都立セントラル病院に入院し治療を受けていることが分かった。
クルングテープ都庁のタノム報道官によると、「6人は04月21日から高熱の症状をうったえていたが、病院で適切な治療 を受け、全員回復に向かっている。」という。
都庁では感染拡大を防ぐため、高熱などの症状が出ているメンバーがいないかUDD幹部らに早急な確認を求めているが、 UDDでは、「マリニー副都知事がデモに圧力をかけようと、メディアに虚偽の感染情報を流した。」として、都庁の批判を 始めた。
これに対しマリニー副都知事は、「病名については、病院で確認すればわかること。現在UDDは集団で活動し、移動を続け ている。メンバーは、新型インフルエンザが感染しやすい環境にいることを認識すべき。」と反論。「このまま放置すれ ば感染拡大する。」と警告。
反政府デモ拡大によりラーチャプラソン交差点地域では大手百貨店やショッピングセンターが閉店を余儀なくさ れているが、これにより高級ブランド店などが大きな打撃を。クルングテープ随一の高級ショッピング街として知られる この地域には、デパートやショッピングモールに世界的なファッション・ブランドが多く出店。
アロー、ラコステ、ギラロッシュなどの製造・販売を手がけるICC社では、「当社はクルングテープ以外にも多数出店して いるので、影響は深刻ではない。しかし、デモ隊がシーロム通りに進出してから、消費者感情がさらに悪化しているのが 心配。」と語る。
一方、エミリオプッチやロエベなどの高級ブランドを輸入販売する、PPラグゼ社ではこの地域以外にショップを持たない ため、04月初旬からの閉店が大きな打撃。既に04月の売り上げは80%減と急落。このことから、新たにエンポリアムでの 販売場所を確保し、セール販売を行うことで、売上を伸ばす考え。また、急遽マーケティング戦略を変え、常連客を対象 に直接販売を開始。秋冬コレクションに関しては、輸入アイテムの数を減らすよう本社と交渉する方針。同社が販売して いたエミリオ・プッチやロエベは、サイアム・パラゴン、ゲイソン、セントラル・ワールドで販売されているが、UDDの占 拠によって、3店舗とも臨時休業に追い込まれている。
アマリンプラザ、セントラル・ワールド、サイアム・パラゴンの3ケ所にショップを持つコルティーナ・ウォッチ(タイ ランド)社も、04月初旬から店頭販売が停止。顧客向けの直接販売を始めたが、「この状況が続けば資金繰りも悪化、経 営が厳しくなる。」と強い懸念。
15時頃パトゥムタニー県の500人前後の赤服軍団は、ラーチャプラソン交 差点で集会活動を展開している反独裁民主主義同盟(UDD)に対する強制排除行動のため移動する当局関係者の移動を阻止 するため、クロンルアン郡の造幣局前のパホーンヨーティン通りの上り車線を封鎖。17:00までに50台以上の警察車両の移 動を阻止し、500人以上の警察官の身柄を拘束し現場からの移動を禁止。
この路上封鎖により、現場周辺で深刻な交通障害が発生。第1地区警察本部のカムロンナウィット副本部長等が赤服軍団 との交渉に当たっているが、赤服軍団は警察官の開放や封鎖解除に応じていない。また、現場に続々と赤服軍団が駆けつ けており、「1000人前後にまで膨らんでいる。」との報道もある。
一部報道によると、「この封鎖行動に絡んで路上封鎖に使用するために赤服軍団が39番路線バスを押収しており、また参 加者の多くが同盟の方針に則り赤色以外の服を着用している。」という。
東北部のウドンタニー県、ウボンラチャタニー県、ノンカイ県、北部パヤオ県、ピサヌローク県といった県でも、反政府 組織、UDDのデモ隊がそれぞれ数十〜数百人を動員し、独自に道路検問や警察署の包囲を行い、地方からクルングテープに 向かう警察車両数十台を阻止。東北部ナコンラチャシマー県、北部チエンマイ県などではUDDと反タクシン派市民の小競り 合いが起きた。一方、ラーチャプラソン交差点ではデモ隊に目立った動きは見られなかった。
関係筋によれば、アピシット首相がUDDの「譲歩案」を退けたことから、デモ隊の間では「強制排除が間近。」との懸念が 強まっており、このため、「UDDが地方で反政府活動を活発化させる戦略に出た。」との見方が支配的。
22時半頃クルングテープ都バーンパラット区ソーイ・チャランサニット ウォン55にある元チャート・タイ党党首で現チャート・タイ・パッタナー党顧問のバンハーン元首相の私邸前に何者かに よって爆発物が投げ込まれ、2〜3箇所で連続して爆発が発生。私邸前の警戒に当たっていた警察官3人を含む11人が負 傷。また近くに駐車していた乗用車も被害を受けた。M67が犯行に使用されたと見られ、また、「バイクに乗った2人組が 爆発物を投げ込んだ。」との目撃証言もある。タイ地元紙によると、「地元警察が現場の監視カメラを確認したものの、 犯行現場がカメラの死角であったことから、犯人を特定できず捜査が難航している。」という。
バンハーン元首相私邸前では、03月28日にもM67が投げ込まれる事件が発生。
22:50頃チエンマイ県チエンマイ市にある第5地区警察本部に向け、携帯 用迫撃砲のM79グレネードランチャーで擲弾が撃ち込まれ、爆発でコンクリート壁にひび割れが生じ、本部長の執務室の窓 ガラス等が割れる被害が出た。怪我人はいない。
チエンマイは、タクシンの出身地で、UDDの地方拠点のひとつとされており、警察は反政府活動に関連した攻撃との見方を 強めている。
04月26日(月)04時頃タイ地元紙によると、クルングテープ都フワイクワ ーン区ラーマ9世通りにある自動車のショールーム前で爆弾が発見された。「発見された爆弾は、南鮮製K75。爆発物処理 班によって回収された。」と報じている。
05時半頃反独裁民主主義同盟のデモ隊が占拠しているラーチャダムリ通 りにあるチュラロンコーン病院の救急車用の出入路で、手製爆弾が発見され、警察が爆発前に回収。被害者は出ていない 。
また
クルングテープの地下鉄(MRT)を運営するバンコク・メ トロ(BMCL)は、本日(26日)のMRTの運行について、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の集会現場近くにあ るシーロム駅に止まらないものの、それ以外は通常通りの運行を決定。
一方、高架鉄道スカイトレイン(BTS)の運営会社は、シーロム線及びスクンビット線の全線を、運行時間午後08時までと している。
サーラーデーン交差点脇の反独裁民主主義同盟のデモ隊が占拠地域から爆発音に似た大きな音が聞かれた。
大きな音が聞かれた後も、同盟のデモ隊に異常な動きが見られず、また、同盟の自警組織員は「タイヤがパンクした際に 発生した音である。」と説明し、付近の警戒に当たっている交通警察官も、「爆発物ではなくタイヤがパンクした際の音 ではないか。」との見方。
午前反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、全国の赤服軍 団に対し、平和的手段を旨にした強制排除のためにクルングテープに向け移動する当局の徹底阻止を指示し、強制排除命 令を受けている警察官に対して、先がない政府の指示を無視し大衆側に付くよう呼びかけた。
その際に、ナタウットは、集会会場周辺に集結している目的不明の警察官に対して何らかの大規模な行動を取る可能性が ある事を明らかに。また、武器を携行してバイクで高速度で移動している軍部隊に関しては、そのような市街戦を誘発す る様な脅迫行為を止めるよう政府に訴え、今後このような集団に遭遇した場合は赤服バイク部隊を派遣し阻止に動く考え を明らかに。
北部や東北部を中心に各幹線道路上に赤服軍団が独自に検問所を設けて当局関係車両の移動を監視しており、またピサヌ ローク県の県都内では、赤服軍団が国境警備警察の基地前を封鎖し、警察官の移動を阻止している。
また、同盟が、26日未明までに一端は封鎖が解除されていたパトゥムタニー県内を通る造幣局前のパホンヨーティン通り を当局者移動阻止のための重要警戒線と位置づけ、再度の封鎖を宣言した事を受け、県内やクルングテープから多くの赤 服軍団が封鎖行動支援のために集結を開始。
昼過ぎ民主主義市民連合は、ラーチャプラソン交差点を占拠し集会活動 を展開している反独裁民主主義同盟に対する厳格な措置を政府及び軍に対して要求するために、29日10:00に国内治安維持 本部が置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部前に集結する方針を明らかに。
各県の傘下団体に対しては、同様に29日に各県内の基地前に集結し同盟に対する厳格な措置を要求するよう指示。
連合は、同盟が、軍や警察車両を差し押さえたり、パホンヨーティン通りに検問所を設け、さらに各地で破壊活動を行う など、国内のいたるところで政府の実権を掌握しているにもかかわらず、政府はそれを放置したままにしている事に強い 不満を示し、政府に対して、「違法行為を侵している同盟やテロリストに対する明確な対策方針を示し、通常の政治的な 手段で解決できない問題に対しては軍事的方法で解決に乗り出すべきである。」、「同盟が実権を掌握している地域に非 常事態宣言を適用すると共に戒厳令を発令し軍事的手段で集会活動やテロリストに対して措置を講じるべきである。」と 要求。
連合は全国の同志に対して、今後発表する同盟の集会活動やテロリストを支援している企業に対する不買運動及び情勢に 対する正しい情報を一般国民に伝えるため活動を展開するよう要求した。
連合によると、「現時点では同盟に対抗する大規模行動を展開する方針はないものの、今後の情勢次第では、活動レベル を段階的に引き上げて国内正常化実現まで活動を継続させる用意がある。」という。
18時過ぎまで軍と警察の合同チームは同日にパトゥムタニー県クローン ルワン郡内のプラッ・タマカーイ寺入り口付近のパホンヨーティン通り上り車線を封鎖し検問を行い、警察、軍の車両の 首都への進入を阻止していた赤服軍団数百人を強制排除。
排除の際に当局は「空に向け威嚇発砲を行った。」とされ、また一部報道は「催涙弾が使用された。」と報じている。初 期報道段階では強制排除による負傷者は確認されていない。また、この強制排除により赤服軍団の車両数台が押収された 他、地域幹部を含む10人から20人が当局により逮捕された模様。
ピサヌローク県では同日、UDD支持者が国境警察基地の入口を封鎖したが、国境警察が数時間後に出動し、UDDを排除。
タイのプ ミポン国王(82)は、入院先の病院で、101人の新任の判事に対する訓辞の中で、「宣誓を厳格に守り、誠実、正義を旨に 職務に邁進し国民の模範になることが、国家に平穏と秩序をもたらし、国家の発展、国民の幸福に繋がる。」と繰り返し 述べた。「国家秩序が非常に重要である。各裁判官が厳格に誠実と正義を旨に職務に邁進し、己の職責を果たさない者が いるであろう国民に模範を示し、国民がそれを模範として誠実に職務に邁進する事により国家に平穏と秩序がもたらされ 、国家の発展や国民の幸福に繋がる。」と述べたが、タクシン派と現政府の衝突に関する直接的な発言はなかった。国王 は背広姿で椅子に座り、声は以前より弱く、言葉に詰まる場面もあった。国王は肺の炎症などで昨年09月から入院中で、 公の場で演説するのは今年02月以来。
在位60年を超えるプミポン国王は国民の多くに深く敬愛される存在で、1970年代から度々、軍事政権と民主化勢力の衝突 の際に調停役を果たしてきた。ただ、今回はタクシン派が王室批判を繰り返し、タクシン派・民主派対王政派というかつ てない構図ができつつある。国王自身が高齢で、昨年から入院生活を続けていることもあり、超越的な調停者という役割 は期待しにくいと見られる。
タクシンが、久しぶりにメディアの前に姿を現し、「彼ら(タクシン派)は、民主主義と正義のために戦ってい るだけだ。彼等らに民主主義や公正を勝ちとるため、戦わせて欲しい。」と言及。タクシンは、滞在先のモンテネグロで このように述べ、支持派団体が続けている大規模デモを正当化し、この団体の幹部と「連絡を取り合っている。」と述べ た。現在は、「ビジネスのためにモンテネグロに滞在している。」としています。タクシンが姿を現したのは、09日夜に 自身のタクシン派団体UDDを激励するために行ったビデオ演説以来。
AP通信によると、タクシンは現地で、「私はすでにモンテネグロ市民であり、ここは私の国だ。」と語った。モンテネグ ロへの投資を検討中という。
タイ陸軍のサンスゥン報道官は、タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の活動を「完全なテロ、王室への 反逆」と強い言葉で非難し、不敬罪で投獄されたり逃亡中のUDDメンバーの名前を挙げ、「国民すべてが敬愛する王室を攻 撃している。」と糾弾。「シリキット王妃の側近がUDD集会の強制排除をアヌポン陸軍司令官に迫った。」というUDDの主 張については「全くの虚偽。」と否定。
一方、タイ国営テレビ局NBTは、タクシンの発言として、「●●●●(ピー音)はなぜ政治に介入し、クーデターを起こし たのか。」と話す男性の声を放送し、「タクシンが王室を批判した。」と非難。同局は「タクシン派が王室廃止を狙って いる。」という論調で放送を続け、タイ・ジャーナリスト協会などが一方的な報道として批判。タイには不敬罪があり、 国王夫妻、王位継承者らの批判は刑事罰の対象となる。
タイの現状については、「現在起きていることは、フランス革命のような大規模な革命に近い。」(タイ国立タマサート 大学のタナット教授)、「(タクシン派の)一部はフランス革命の影響を受け、王制の廃止を狙っている。」(アーティ ット元国会議長)といった指摘が出ている。
タクシン派は東北部、北部の農民、都市部の低所得者層が中心で、特権階級やクルングテープの中間層と対立。タイ国家 統計局(NSO)が2009年に5万2000世帯を対象に行った家計調査結果では、昨年の世帯当たりの所得はクルングテープ都と 首都圏3県(ノンタブリー、パトゥムタニー、サムットプラカン)の月3万7732Bに対し、北部は1万5727B、東北部は 1万5358B。また、最上位10%の世帯は月の平均所得が1人2万6678Bで、所得全体の33.7%を占めた。これに対し、最 下位(10位)グループは月1169B(所得全体の2.2%)に過ぎず、5〜10位の6グループを合わせても所得全体の3割に届 かなかった。
1世帯当たりの月の平均収入は、10年連続で上昇となる2000年の1万2150Bから2万0903Bとなり、平均支出額は2000年 の9848Bから1万6205Bに上昇。借金世帯は全体の60.9%に上り、1世帯当たりの平均借金は2000年の6万8405Bから13 万4699Bに上昇。
米経済誌フォーブスによると、プミポン国王の資産はタイの国家予算並みの350億ドル(約1.1兆B、2008年時点)と世界 の王族の中で1位。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)がラーチャプラソン地区を占拠したことで、同地区内のホテルが休 業に追い込まれていたが、この影響で従業員が一時的に解雇され始めている可能性が出てきた。タイ地元紙によると、タ イ労働連合委員会(TLSC)ウィライワン会長は、「ラーチャプラソン地区内のホテルが従業員を解雇し始めた。」との情 報を得たとした上で、およそ従業員の10%前後が一時的に解雇されたと予測している。
高架電車BTSと地下鉄MRTは、27日以降の運行予定を明らかにした。
MRTは午前06時から午前00時まで全線を運行。ただし、シーロム駅は午後07時半で閉鎖し、車両は通過。BTSは27日、シー ロム線、スクムビット線の全区間を午前06時から午後08時まで運行する。28日以降については27日に通知する予定。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「ラーチャプラソン交差点の集会会場外を対象にした大規 模行動計画の詳細を27日10:00に発表する予定である。」と明らかに。
ナタウットは、「連日の様に強制排除を仄めかして行動に移す機会を窺っている政府を打倒するためのゲームを27日から 連日仕掛けていく。」政府に対して、「ラーチャプラソン交差点の集会会場の強制排除に成功し、幹部全員を逮捕しても 地方で続々と集会が開催されゲームが終了する事がないという事を理解しておくべきである。」と発言。また、ナタウッ トは、「集会参加者の身分証明書を差押え参加者を拘束している。」とする国内治安維持本部のサンスゥン報道官の指摘 を「事実ではない。」と否定。
アピシット首相は、各地の赤服軍団が幹線上に検問所を設け当局者の移動を阻止いている件に絡んで、「対策上 問題がある県に関しては、執行側に対して何らかの措置を講じる事があり得る。」と語り、職責を果たさない県知事や県 警察本部長に対して更迭等の措置を講じる可能性がある事を示唆。
しかし、赤服軍団による検問所対策のために地方部に非常事態宣言を発令する可能性に関しては、「軍や警察、行政とい った特定の部門に負荷がかかる事になり、全ての部門が統一性をもって対策に取り組むとする政策に反する。」として、 「現時点では発令の必要性はない。」との考え。また、アピシット首相は、ピサヌローク県内の国境警備警察隊が赤服軍 団による封鎖を突破した事に関しては、「自己の職責を果たすとの決意を感じさせる行動である。」と評価。
情報通信技術省は、サイトを開設している全ての新聞社に対して、「良くない考えを持つ者による攻撃やハッキ ングに晒される恐れがある。」と、警戒を強化するよう警告。
先に、反独裁民主主義同盟幹部のアリスマン・ポンルゥアンローンが、コンピューター関連を熟知している赤服軍団に対 して政府関係サイトへのハッキングを呼びかけていたが、情報通信技術省によると、「昼頃に数百、数千人が一斉に連続 的にアクセスしサーバーに負荷をかけるという攻撃により約2時間にわたり情報通信技術省のサイトが閲覧不可になると いう被害を受けていた。」という。
反タクシン派市民団体(多色服)のトゥンは、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)にラーチャプラソン 地区の開放を要求。「もし開放しないのであれば、集会を毎日続行する。」と発言。「27日にヤワラート地区、29日に はウォンウィアンヤイにあるタークシン・モニュメントで集会を行い、また来月01日にもウォンウィアンヤイで、7万人 規模の大規模集会を行う。」とのこと。
「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が一般道路で強引な「検問」を行っている。」として、市民から 非難の声が高まっている。
「恐怖を感じた。」として警察に苦情を訴えた女性医師は、真夜中に東北ウドンタニー県内を車で走っていたところ、突 然デモ隊のオートバイに行く手をふさがれた。「近くには200人くらいのデモ隊がいて、大声で『クルングテープナンバー は我々が車内検査を行う。』と叫んでいた。私は医師なので病院へ行く途中であることを強調したが、聞き入れられなか った。車にはパソコンなどの貴重品も積んであったし、同乗者も女性。デモ隊以外には誰もいなくてとても怖かった。」 と話す。
スコタイ・タマティラット大学では、「試験の解答用紙を積んだ大学車両がデモ隊に止められそうになったが、無視して 逃げた。」という。副学長は「東北全域の解答用紙を運んでいた。もし車内検査により紛失などが起きたら再試験が必要 で、費用も数百万B掛かる。彼らは何の権限があって『検問』を行っているのか。」と不快感を露わにしている。
こうした苦情を受けて国立人権委員会では、「地元警察の怠慢。警察は権限のない者に検問などさせてはいけない。被害 者はデモ隊相手に訴訟を起こせるし、警察の怠慢についても苦情を申請できる。」としている。
ラーチャプラソン交差点をデモ隊が長期にわたり占拠し、周辺地区も含め多くの商店が休業を余儀なくされてい る問題で、銀行が、これらの店舗などを対象に融資の返済条件を一時的に緩和する動き。また、近傍のサイアムスクエア や、先に爆弾攻撃で死傷者が出たシーロム地区でも商業活動に大きな影響が出ている。
バンコク銀行は、「銀行としての救済策は打ち出していないが、(融資返済条件の緩和に)ケースバイケースで応じる予 定。」としている。
サイアム・コマーシャル銀行の担当者も、「政情悪化で影響を受けている顧客の相談に乗る。連絡してほしい。」と話し ている。
イの政情・治安悪化を受け、クルングテープを含むツアーの催行を、JTBと日本旅行は05月07日出発分まで、阪急 交通社は05月09日出発分まで中止。
日本の外務省が23日、クルングテープに対する渡航情報(危険情報)を「十分注意して下さい。」から「渡航の是非を検 討して下さい。」に1レベル引き上げたことを受け、JTBと日本旅行は04月24日出発分からクルングテープを含むツアーを 中止。タイへの渡航に関しては、米英など40ケ国以上が注意を呼び掛けている。
タクシン派のプア・タイ党は数日中に不信任決議案を提出する予定。
プロートプラソプ副党首は、「アピシット政権は、パーンファー橋地域のデモ隊を武力を用いて追い散らそうとし、その 結果、25人が死亡する事態となった。これは、政府の重大な失態であり、政府が権力の座にしがみついていることを示し ている。政府の責任を追及するため、不信任案提出を決めた。」と説明。また、プア・タイ党は不信任案審議で、「現政 権の汚職疑惑についても事実関係を明らかにし糾弾する。」としている。
なお、「今の国会は05月19日に閉幕するが、議会の規定では、不信任決議案は国会閉幕の15日前までに提出しなければな らないため、今週中に提出することにした。」という。
中央選管は、政党交付金の不正使用容疑で政権党・民主党の解党を憲法裁判所に請求。
容疑は、2900万Bに及ぶ政党交付金が党幹部の着服などで適正に使用されなかったというもの。裁判所に提出された証拠 書類は、段ボール50箱分、8000頁。
スティポン中央選管事務局長は、「これまでの解党裁判では、釈明の余地があまりなく、比較的早く判決が下った。だが 、民主党の事例については、(民主党が抗弁の準備を進めており)判決までにだいぶ時間がかかりそうだ。」と述べてい る。
なお、民主党は、「不正に2億5800万Bの政治献金を受けた。」との容疑もかけられているが、この事案は、中央選管に よる送検・検察による起訴という手続きが取られる見通し。
国内治安維持本部は、「王制を打倒しようという陰謀が存在する。その背後にあるネットワークには、UDD幹部、 プア・タイ党のメンバー、公民権停止中の政治家、学者、コミュニティーラジオ局の番組司会者などが含まれる。」と指 摘。国内治安維持本部は非常事態宣言下の統治機関で、現在、アヌポン陸軍司令官が指揮している。
アピシット首相も、「国軍は以前から、UDDが求めているのが単なる下院解散だけではないと疑っていた。」と述べ、国内 治安維持本部の見解を支持する考えを明らかにした。ただ、これについては、「デモ隊強制排除を正当化するための環境 作り。」との見方も出ている。
04月27日(火)05時頃反独裁民主主義同盟の自警組織員を中心にしたデモ 隊が高架鉄道スカイトレイン(BTS)チットロム駅のシャッターが開くのと同時に駅構内に突入。レール上にタイヤを置く などし、運行妨害をしたことで、BTS全線が一時運休を余儀なくされた。「デモ隊は駅構内にある全ての監視カメラに目隠 しをしており、遠隔操作で構内にいるデモ隊の動きを確認する事ができない。」という。
その後、BTSがUDDとの交渉に成功し、タイヤ等の撤去が既に完了したことから、構内のチェックを行い、全線で午前10時 より運行可能となった。BTSは「午前10時より通常運行する。」と発表。運行時間は午後08時まで。
同盟の幹部はマティチョン紙の取材に対して、「駅突入は幹部の決定事項ではなく、また活動戦略でもない。一部のデモ 隊が独自裁量で行ったものである。」と語った。
BTSはデモ騒ぎの影響を受け、一部路線での運行停止、営業時間の短縮などを行っており、市民の移動に影響が出ている。
また、同盟は、路上にゴミ収集車を置くなどしてラーチャプラソン集会会場を中心にした6箇所の警戒を強化。
一部報道は、「同盟が政府に対して何らかの攻勢をかける前兆である。」、「10:00の同盟の大規模行動計画発表に注目す るべきである。」と報じている。
10時半過ぎ反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「ラー チャプラソン交差点に向かう赤服軍団の移動を阻止している当局の検問所に向けデモ隊を派遣し、赤服軍団のために道を 切り開く。」と語り、事実上デモ隊による集会会場周辺を固めている当局の強制排除に乗り出す方針を明らかに。
ナタウットによると、「警戒線を敷いている当局との衝突も想定内で、平和的な手段を旨に当局と対峙する用意ができて いる。」という。
また、ナタウットは反タクシン派(多色服集団)の集結を容認している政府に対して不快感を示し、「反タクシン派に対 抗するためにキャンペーン団を組織した事を明らかにし、28日には、反タクシン派が集結している地区付近にキャンペー ン団を送り、国民に真相を伝えるためにCDやビラの配布を行う事を明らかにし、反タクシン派を標的としたつきまとい作 戦を開始する。」と発表。
一方、ナタウットは、「多くの県知事が同盟に同情的で、また04月に徴兵の任期が終わり、多くが同盟に付くことが予想 されることから、政府は十分な戦力を確保できず強制排除に乗り出す機会を失う事になる。」と指摘。ナタウットによる と、「アピシット首相が県知事に赤服軍団に対する厳格な措置を命じれば、どこの県の知事がニュートラルギアなのか分 かる。」という。また、テロや王室打倒という言葉を使用して同盟を攻撃している政府に対して法的措置を講じるために 証拠収集を行っている事を明らかにし、「27日早朝に行われたBTS線チットロム駅への突入及び運行妨害が、前夜から流れ ていた軍部隊がBTS線を使用して移動するとの噂を受けた一部のデモ隊が自衛のために行ったものであった。」と釈明。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が、新たに ソイ・チットロムのペップリー通り沿いのセーンセーブ運河に架かっている橋を封鎖。これにより、周辺地域が渋滞。
セントラルデパート・チットロム店は、ラーチャプラソン地区を占拠するタクシン派団体の反独裁主主義同盟 (UDD)の集会情勢の悪化から、本日休業とすることを決定。
在タイ日本大使館では、反政府組織デモ隊の強制排除の可能性が高まったことから、在タイ日本人に注意を呼び かけた。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月27日11:00現在)

1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点〜サラデーン交差点を中心とする地 域(地図は在タイ日本国大使館ホームページを参照して下さい)における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつ つ、周辺の治安要員の配置を強化しています。他方、市民民主化同盟(PAD)も、政府に対してUDDの違法行為に対 する法の厳格な執行を要求しています。これに対し、UDD側は警戒を強め、占拠地域外縁のバリケード及びバリケード におけるUDD側検問をさらに強化しており、一部検問所では警察当局と小競り合いが発生している模様です。

2.22日(木)夜、シーロム地区のBTSサラデーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において爆弾 事件が発生し、死者1名を含め70名以上の負傷者が出る事態となりました。その後も、同地域周辺では小競り合い等が 発生しており、今後も再び不測の事態が発生する可能性は排除できません。

3.UDDデモに反対する市民集会(「マルチカラー」グループ)も場所を変えつつ複数箇所で毎夕行われており、本2 7日(火)はウォーディエン・ロータリー(中華街)、翌28日(水)は戦勝記念塔、29日(木)にはウォンウェンヤ イ、5月1日(土)にはラマ5世騎馬像前広場において集会を行う予定であり、注意が必要です(地図は在タイ日本国大 使館ホームページを参照して下さい)。

4.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近、特にサラデーン交差点周辺にはできるだけ近づかないようにして 下さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、厳に不要不急の外出は控え て下さい。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。

5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十 分注意してください。
 なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので、 詳細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下さ い。
6.本27日(火)早朝、UDDがBTSチットロム駅付近の線路上にタイヤを積み上げ運行を妨害するという行動に出 ましたが、現在では、UDDはタイヤの撤去に応じ、午前10時以降、BTSは全線運行しており、午後8時まで運行を 行う予定です。
 また、本日の地下鉄(MRT)の運行状況については、シーロム駅には、午後7時30分以降は停車しませんが、その 他の全線で通常運行としています。
 なお、BTS、地下鉄(MRT)とも、今後の情勢により運行時間等の変更は予想されますので、詳細についてはウエ ブサイト(BTS:http://www.bts.co.th/ 、地下鉄(MRT):http://www.bangkokmetro.co.th/ )を参照してくださ い。

【ご参考】(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
クルングテープ中心部を占拠し反政府集会を続けているタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の幹部は、 「反UDDの市民集会に対抗するため、28日にバイク、トラックなどによるデモ行進を行う。」と発表。進路は明らかにして いない。
反UDDの市民グループは28日に戦勝記念塔、29日にウォンウィエンヤイで集会を開く模様。「シーロム通りでも小規模な集 会がある。」と見られる。
一方、国内治安維持本部のサンスゥン報道官は記者会見で、「地方の兵士、警官を首都に動員して人員を増強し、ラーチ ャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開しているUDD集会の強制排除に向けた準備が整った。」と述べた。「後は実行す るに適切な時を待つだけの状態である。」としている。また、「強制排除の際にデモ隊と対峙する場合には、デモ参加者 が約100m離れていれば放水や催涙弾、長距離音響装置により、40m以内の距離まで近づけないようにして排除にあたり、 自己防衛用に実弾が入った拳銃を携行させ、30〜40mまで近付けば実弾を撃つ。」とデモ隊に攻撃的な行為に出ないよう 警告。
治安当局は当初、ゴム弾射撃や威嚇射撃で対応するとしていたが、04月10日の大規模衝突で、爆弾攻撃や銃撃で治安部隊 とデモ隊の双方に死傷者が出たことから、治安部隊に「自己防衛のための実弾射撃」を許可。そして今回、具体的にどの ような状況下でデモ隊への発砲が許されるかが明らかにされた。サンスゥン報道官は、「現場の責任者には、死者を出さ ないよう指示している。だが、実際の状況に沿って行動しなければならない。」と述べ、「デモ隊への実弾射撃が避けら れない場合も考えられる。」としている。
また、「集会会場内への武器の入出を阻止するため毎日04:00から06:00にかけてラーチャプラソン交差点周辺の6箇所に 部隊を配置する。」という。
高架電車BTSは28日、シーロム線、スクムビット線の全区間を午前06時から午後08時まで運行する予定。地下鉄MRTは午前 06時から午前00時まで全線を運行するが、シーロム駅は午後07時半で閉鎖。
在タイ日本大使館は在留邦人、邦人旅行者に対し、政治集会が行われている場所、UDDの占拠地域やバリケード付近、特に シーロム・サラデーン交差点周辺にはできるだけ近づかないよう呼びかけている。
チュンポン観光スポーツ相は、スワンナプーム空港における外国人入国者数について、「反政府デモの影響で1 日あたり1万人近く減少している。」と発表。
空港の外国人入国者数の平均は1日あたり3万人だが、今では2万1000人にまで減り、観光業界に深刻な影響。
事態を重視したタイ国政府観光庁(TAT)では、政府に対し観光業支援のための予算を申請。タイ国内マーケティング、広 報キャンペーン、大手航空会社や旅行代理店との提携事業などに6億B、国外での観光プロモーションに14億5000万Bが 投入予定。ただ、チュンポン観光スポーツ相は観光業支援について、「実施に移すのは政局が安定してから。」と説明。 なお、観光ビザの手数料無料などの観光促進策については、引き続き継続・強化していく方針。
タイの政局混乱、治安悪化を受け、アジア最大級の広告祭「アジア太平洋広告祭(アドフェスト)」の開催地が タイ東部のパタヤから変更。アドフェストは03月から05月下旬に開催が延期されていたが、タイ情勢の混乱が続いている ことから、パタヤでの開催を断念した。新たな開催地は近く発表がある見通し。
05月中旬にクルングテープ郊外で予定されていた食品関連の見本市「タイフェックス」は会期が06月30日〜07月04日に延 期。タイ政府によると、「出展を予定していた企業やバイヤー多数が参加を取り止めた。」という。
04月20〜25日にクルングテープ郊外のイベント会場BITECで開催された贈答品、家庭用品の見本市「バンコク・インターナ ショナル・ギフト・フェア(BIG)+バンコク・インターナショナル・ハウスウエア・フェア(BIH)」は、タイ政府によ ると、出展者数が前年比1割減の598社、来場したバイヤーが半分以下の約7000人に落ち込んだ。タイ贈答品・内装品協会 のジラブーン会長によると、バンコクでの反政府集会、アイスランドの火山噴火による空の便の混乱などで、欧州、日本 、香港などのバイヤー多数がBIG+BIH訪問をキャンセル。
法務省科学捜査研究所のポンティップ所長は、「逮捕された赤服軍団メンバーで俳優のメーティー・アモンラウ ティクンの車両内にあった黒い覆面についていた汗染みから、10日に発生した衝突の際に目撃されていた武装した黒服を 着込んだ集団内にいたと見られる人物のDNAを採取した。」と発表。
また、ポンティップ所長は、「22日夜にシーロム通りで発生した5発のM79が撃ち込まれた事件に絡んで、当該M79が発射 された位置や発射方法等に関する解明を終え、既にアピシット首相とピーラパン法務大臣に報告済みである。」と明らか にしたが、「詳細に関してはアピシット首相が発表する立場にある。」として明らかにしなかった。
プア・タイ党下院議員団長のチャルーム・ユーバムルン警察大尉は、「政府を確実に崩壊へと導くことが出来る 強力な証拠が揃っている。05月21日に不審任決議案を提出できる見通しである。」と明らかに。
チャルームによると、「これまで予定されていたアピシット首相、カシット外務大臣、チャワラット内務大臣に加えて、 新たにソーポン運輸大臣、ステープ副首相及びサーティット首相府大臣を審議対象に含める予定で、特にソーポン運輸大 臣を対象にした審議により東北地方に於けるプームチャイ・タイ党の勢力を完全に絶つ自信がある。」という。 なお、プア・タイ党は、「党内で意見調整をする必要がある。」として、不審任決議案提出の是非に関する判断を数日間 先延ばしにする方針。
また、チャルームは、「迂回献金案件が絡む民主党の解党審理の行方を見守るために5人で構成された解党案件審理監視 委員会の結成を党に提案する考えである。」と明らかにし、「万が一不解党判断が憲法裁判所から下された場合は、演説 活動を通して国民に司法の不公正を訴える考えである。」と述べた。
チャワリットは、「アピシット首相とステープ副首相は国民を殺害する残虐な思想を持った犯罪者である。」と 指摘し、「国民は、国民の殺害を命じた両者から代償を引き出すためにあらゆる手段を講じて挑んでくるだろう。」と述 べた。
この発言は、「チャワリット元首相がテロリストの親玉である。」とする政府の発言を否定した際になされたもの。チャ ワリットは、「自分は常に平和的手段を旨としてきた。」としテロリストとの指摘を否定し、「政府は自分を元軍高官や テロリストと結びつける事により国民を混乱させようとしている。」と非難。
また、チャワリットは、アピシット首相に対して「リーダーシップを発揮して考えが異なる者を敵と見なさず、全ての層 の国民の声に耳を傾け問題対策にあたるべきである。」と指摘し、「もしアピシット首相が情勢の改善を実現させる事が できなかった場合は、自らが解決に乗り出す用意がある。」と発言。
反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)がゴミ収集車を妨害した件について、クルングテープ都庁が強く反発、 「デモ拠点におけるゴミ収集をしばらく中止する。」と発表。
デモ隊は04月27日朝にパトゥムワン交差点の閉鎖を強行、その際、現場を通過中だったゴミ収集車4台を強引に停止させ た。
1時間の交渉を経て、午前08時にゴミ収集車は解放されたが、都庁は「デモ隊が、今後一切ゴミ収集車の業務を妨害せず 、その安全について補償することを認めるまで、デモ拠点でのゴミ収集を中止する。」と発表。
閣議で、政治的緊張を緩和すべく、現在の政治状況を協議するとともに、政府の対応を再検討するための上下両 院合同会議を招集することが大筋で合意。国会議員に通知したあと、会議の日時が決定される。
また、閣議では、政府のデモ対策を協議する05月03日の上院会議に、国内治安維持本部の最高責任者、ステープ副首相を 出席させることを決定。
なお、合同会議については、「与党議員、野党議員、上院議員がこれまでと同じ主張を繰り返すだけで、解決策を模索す ることにはつながらない。」とする悲観的な見方が早くも出ている。
パニタン政府報道官代行は同日、「国内治安維持本部はBTSを使ってデモ拠点に移動することは考えていない。」 と述べて、デモ隊強制排除に高架電車が利用されるとの見方を否定。
だが、関係筋によれば、「BTSで部隊を強制排除に投入することも予定されているが、これは計画の一部にすぎず、ヘリで 特殊部隊をデモ拠点に運ぶことも想定されている。」とのこと。
この日、デモ隊の妨害行為でBTSは数時間にわたり運行停止を余儀なくされた。BTSは、デモ隊が占拠中のラーチャプラソ ン交差点の上を走っており、チットロム駅が交差点に最も近い。デモ隊は、治安部隊がBTSを利用するのを恐れて妨害行為 に出た。
カシット外相は、フィリピンのロドリゲス駐タイ大使を外務省に呼び、フィリピンなど数ケ国の外交官が23日、 クルングテープ中心部のUDD占拠地を訪れUDD幹部と会談したことに抗議。
04月28日(水)03時頃タイラット紙によると、反独裁民主主義同盟の集会 会場に近いアンリドゥナン交差点の警戒に当たっていた約20人の警察と軍関係者に向けピンポン爆弾と思われる爆発物が 投げ込まれた。爆発物は、「同盟の自警組織員が立ち番をしている交差点上に架かる歩道橋上から投げ込まれた。」と見 られ、また、「軍は情勢扇動目的ではなく、軍に危害を加える目的で爆発物を投げ込んだとの見方を示している。」とい う。
03時半頃クルングテープ都タリンチャン区にあるバンコク銀行タリンチ ャン支店前の駐車場で爆発が発生。広告看板や駐車中の車に被害をもたらしたが幸い人的な被害はなかった。「定期巡回 中の警察官が支店前の巡回を終えた約5分後に爆発が発生した。」との報道もある。警察は、「犯行にM79が使用された。 」と見て捜査を開始。
高架鉄道スカイトレイン(BTS)を運営するバンコク・マス・トランジット・システムは、本日(28日 )よりBTS全線の運行時間を午前06時より午後08時に決定。
昨日早朝、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の一部が、BTSチットロム駅に突入し、レール上にタイヤを置い たことで、BTS全線が一時運休となった。
10時過ぎ反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、26日夕方 に軍・警察の合同チームにより強制排除された、パトゥムタニー県クローンルワン郡内のパホンヨーティン通り上の赤服 軍団による検問所を奪還するためにデモ隊を派遣を明らかにした。現場はプラ・タマカーイ寺、タラート・タイ、タンマ サート大学ランシット校近く。「軍による過激行動に抗議し、パトゥムタニー県の赤服軍団の誇りを取り戻す。」として いる。
この発表を受け、幹部のクワンチャイ・プライパナー率いる約200台のバイクを先頭にした100台前後の車両で構成された デモ隊が現場に向け移動を開始。
また、ナタウットは、強制排除の際に軍による過激行動があった事を裏付ける写真を公開し、正しい情報を伝えないマス コミに対して不快感を示した。
13時半前都心のショッピング街ラーチャプラソン交差点一帯を占拠し反 政府集会を続けているタクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)は、バイク、トラックなど数百台を連ね、クルングテープ 北郊にデモ行進。ドンムアン空港前を通過し、アヌソーンサターン方面に向かっている同盟デモ隊と軍が対峙。軍はゴム 弾を発砲。UDDはパトゥムタニー県ラーンルワン郡内のタラート・タイに向け進行していた。UDDデモ隊は10輪トラック2 台をドンムアン空港近くの路上に横付けし上り車線を封鎖。トラックはデモ隊が強奪したもの。周囲一帯が混乱する事態 。
衝突は、ドンムアン空港の先、Zeerランシット前、アヌソーンサターン付近の3ケ所で発生。
13:50過ぎ「軍によるゴム弾発砲により警戒線を突破できず。複数の負傷 者がいる。」との報道。
14時頃デモ隊を率いているクワンチャイは、「逮捕状が発行されている 自分が当局標的で、現在車内に身を潜めているため街宣車上でデモ隊の指揮を執る事ができない。」と訴えた。
対峙現場上空に2機のヘリコプターが現れ、UDDデモ隊はロケット花火で対抗。「実弾の発砲音と聞き分けが出来なくなる 恐れがある。」としてデモ隊幹部が花火の打ち上げを禁止。 対峙現場付近のドライバーの多くが車を乗り捨てアヌソーン サターン近くのガソリンスタンドに避難。一方、 ASTV系のTANは「UDDデモ隊がウィパワディー沿いのガソリンスタンドを 占拠。」と報じた。
UDD幹部のチャトポンは、対峙中のデモ隊のラーチャプラソン交差点への撤退を指示。「クワンチャイの逮捕だけは徹底阻 止しろ。」と厳命。
クワンチャイが逮捕を恐れて指揮を執れなかったため、ドンムアンとアヌソーンサターンの2箇所に別れて衝突する事態 になった。その後、アヌソーンサターン、Zeer前、ドンムアン先の3箇所と判明。
タイラットの速報で、「クワンチャイ逮捕」と伝えた。しかし、クワンチャイの逮捕の情報は未確認だった。
15時過ぎ当局の妨害にあい、ガス充填所に逃げ込んだドンムアンからラ ーチャプラソンに引き上げる途上にあったデモ隊と当局が衝突。アヌソーンサターンで2回目の衝突。
UDDチャトポンは、UDDデモ隊にアヌソーンサターン周辺に集結している軍の包囲を指示。「空軍が幹部射殺のために狙撃 チームを組織している。」と指摘。ラーチャプラソンは衝突の報で動揺が広がるが、シーロムでは今現在大きな動きはな い。
ラーチャダムリのUDDの自警団は、チュラロンコーン病院救急用出入り口前を封鎖。「軍が強制排除のために出入り口を使 用する恐れがあるため。」としている。
ドンムアン空港(クルングテープ都ドンムアン区)の北に位置する歴史記念碑「ナショナル・メモリアル」や大型ショッ ピングセンター「シア・ランシット」に近いウィパワディランシット道路上で数千人に及ぶデモ隊と治安部隊が攻防を繰 り広げる事態。治安部隊は、投石やロケット花火等で対抗してくるUDDデモ隊に対し、ゴム弾射撃や威嚇射撃砲。少なくと もパトゥムタニー県ラムルークカー郡アヌソーンサターンの衝突で兵士1人が死亡、兵士2人、UDD17人の19人が重軽傷を 負った。「治安部隊の誤射によって死亡したもの。」という。
折からの大雨も手伝い小康状態。
ウィパワディランシット通り、パホンヨーティン通りなど周辺の道路はこの衝突で一時交通が麻痺。自動車専用道路の都 心と北郊を結ぶ自動車道路ドンムアントールウェイが閉鎖された。現場から近い国内線専用のドンムアン空港は事件後も 通常通り運航しているが、利用者に対し、出発の3、4時間前に空港に着くよう呼びかけている。
>今月に入り、10日には都内民主記念塔近くで治安維持部隊によって開始された強制排除で、日本人カメラマン含む20人以 上が死亡、約100人が負傷する事件が発生、22日にも都内BTSシーロム線サラデーン駅やドゥシットタニーホテル前にM79が 撃ち込まれ、1人が死亡、数十人が負傷する事件が発生。
また、デモ隊を指揮していた、逮捕状が発行されているクワンチャイ・プライパナーが、逮捕や狙撃兵による狙撃をおそ れ、ドンムアン空港手前付近で姿をくらまし、デモ隊の指揮を放棄した事が情勢の混乱に拍車をかけた。クワンチャイは ネーションチャンネルの電話取材に対し、「逮捕から逃れるために車内に潜んでおり、街宣車に上りデモ隊を指揮する事 ができない。」と認めていた。
タイラット紙の速報は、「クワンチャイがラーチャプラソン交差点に向け引き上げる途上で当局により逮捕された。」と 報じているが、事実関係は確認出来ていない。
今回の衝突を受け幹部のチャトポン・プロームパンはデモ隊のラーチャプラソン交差点への引き上げを指示したが、一部 のデモ隊には指示が伝わっておらず、トールウェー上から投石するなどの攻撃を仕掛ける場面も見られており、また、「 当局に引き上げを阻止されたドンムアン付近に集結していたデモ隊が、近くのNGVガス充填所に避難し態勢を整えている。 」との報道もある。
16時頃都心のビジネス街シーロム通りのサラデーン交差点またはチュラ ロンコーン病院近くで2回の爆発音。バンファイ亜系のタライまたは爆竹との見方。交差点周辺のビルの屋上には銃を持 った兵士が配備されている。
16時過ぎ同盟幹部チャトポンは舞台上でクワンチャイが逮 捕いされていない事を確認。先にナタウットが電話で連絡が取れている事を確認。
赤服自警団がサラデーンの竹槍砦に調理用ガスボンベを配置。前日のネーション系速報によると、「一部のボンベは強制 排除時に火炎放射器として使用可能な状態になっている。」という。
夕方には、UDD首脳部からも指示もあり、ほとんどのデモ隊が撤収。
衝突の終了後、ドンムアンの空軍基地前付近のウィパワディー・ランシット通り上り車線上に空軍が設置した検 問所前で、バイクに乗った男が検問所を見てバイクを放棄し徒歩で逃走。男が乗り捨てたバイクや男が逃走中に捨てた黒 い袋から63発のM79とパトゥムターニー県内の警察署に所属する巡査部長補の男性の証明書が発見された。男が証明書に記 載されていた巡査部長補と同一人物なのかについては確認出来ていない。
ポストトゥデー紙によると、「国内治安維持本部は、交通警察局に対して各地区の警察 署と連絡を取り反独裁民主主義同盟の集会会場があるラーチャプラソン交差点に通じる6路線を夕方以降に封鎖する準備 を進めるよう指示。」
対象となる地点は、パヤータイ交差点、サーラーデーン交差点、ポンプララーム交差点、ナラーティワート通り交差点、 アンリドゥナン交差点及びアソークモントリー交差点の6箇所。この指示を受け首都圏警察本部トーンロー署及びルムピ ニー署が軍・警察合同部隊の当該地への配備に備えて封鎖に向けた準備作業を開始。
ビルマのアウンサンスーチー♀が率いる国民民主連合のヤーン報道官は、「『タイの軍が選挙により選ばれた指 導者であるタクシン元首相の実権をクーデターにより掌握し、軍が憲法を制定した事がタイ政界混乱の元凶であるとスー チーが指摘した。』とするAFPの報道は事実に基づかない捏造である。」と明らかに。
ヤーン報道官は、「スーチーはインタビューの際に報道されているような発言をしていないだけでなく、タクシン元首相 の名前すら一言も出していなかった。問題の記事はAFPのメリットのために書かれたものである。」と指摘。ヤーン報道官 はスーチーの顧問弁護士で、AFPの記事中でスーチーの発言を記者に伝えたとされていた人物。
デイリーニュース紙によると、軍当局は、反独裁民主主義同盟のラーチャプラソン交差点集会場に近いアンリド ゥナン交差点上に設置した軍の検問所で、バイクで移動中だった同盟構成員3人を武器類の不法所持容疑で逮捕。4発の バンファイ(大型ロケット花火)、2本のハンドナイフ、1本の鉄パイプを押収。
3人は何れも同盟の身分証明書を所持しており、今後非常事態宣言に基づき事情聴取のために国内治安維持本部に移送さ れる事になる。
連日、戦勝記念塔前等に集結し、反独裁民主主義同盟によるデモ活動や議会解散に反対を訴える活動を展開して いる多色服集団のトゥン調整役は、「内戦に向かいつつある情勢に鑑みグループとしての活動を情勢が正常化するまで無 期限に中止する。」と発表。
トゥンは、「既にテロリスト集団化している同盟の集会に反対し、国家を平和に導くのがグループの使命である。」と確 認したが、「内戦に向かいつつある情勢下では自分たちの生命を守ることが先決である。」として当面活動を中止する方 針。
この発表に先立って赤服を脱いで無色化した同盟が、正しい情報を国民に伝えるために、多色服集団が活動する地点につ きまといCDやパンフレットを配布する活動を展開する方針を明らかにしていた。
トゥンによると、「活動を再開する場合には、別途TwitterやFacebook等を通してアナウンスする予定だ。」という。
タクシンの法律顧問ノパドン元外相は、タクシンが、「王制打倒を画策との批判に対し、国内治安維持本部の最 高責任者ステープ副首相やサンスゥン報道官らを名誉毀損で訴えることを考えている。」と明らかにした。
国内治安維持本部は先に、「王制打倒計画への関与が疑われる人物リスト」を明らかにしたが、この中には、タクシンの 長男パーントーンテー・チナワットやチャワリットなどが含まれている。
ステープ副首相は、「リストは国内治安維持本部の調査に基づいたもの。」と強調し、リスト中の人物の事情聴取や逮捕 の可能性にも言及。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安維持部隊の衝突で多数の死傷者が出たことを受け、在タイ日 本大使館より注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年4月28日18:00現在)

1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点〜サラデーン交差点を中心とする地 域(地図は在タイ日本国大使館ホームページを参照して下さい)における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつ つ、周辺の治安要員の配置を強化しています。他方、市民民主化同盟(PAD)も、政府に対してUDDの違法行為に対 する法の厳格な執行を要求しています。これに対し、UDD側は警戒を強め、占拠地域外縁のバリケード及びバリケード におけるUDD側の検問をさらに強化しており、一部検問所では警察当局と小競り合いが発生している模様です。

2.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近にはできるだけ近づかないようにして下さい。これら地域の近くに 滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、厳に不要不急の外出は控えて下さい。また、各種集会が 行われている地域には近づかないようにして下さい。

3.本28日(水)午後2時頃、抗議活動を行うため、ラチャプラソン交差点を出発したUDDデモ隊の一部が、ドンム アン空港近くで治安部隊と衝突し、死者1名を含む十数名の負傷者が出る事態となっています。
この様な事態に鑑み、ドンムアン空港方面の道路は一部通行禁止等の規制がされている模様ですので、付近に近づかない ようにして下さい。

4.シーロム地区のBTSサラデーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において先週発生した爆弾 事件では、死者1名を含め70名以上の負傷者が出ています。その後も、同地域周辺では小競り合い等が発生しており、 警察及び軍も警備を強化しておりますので、同地域周辺にも近づかないようにして下さい。

5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十 分注意してください。
なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので、詳 細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下さい 。

6.29日(水)、BTSは全線で運行予定ですが、運行時間を午前6時から午後8時に限定する予定です。
また、地下鉄(MRT)は基本的に通常運行予定ですが、午後7時以降は、シーロム駅を閉鎖させる予定です。
なお、BTS、地下鉄(MRT)の運行状況には、今後の情勢による運行時間等の変更がありえますので、詳細について は直接、ウエブサイト(BTS:http://www.bts.co.th/ 、地下鉄(MRT):http://www.bangkokmetro.co.th/ )や問 い合わせにより確認してください。

【ご参考】(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
「UDDが地方でも反政府活動を拡大させていることから、経済損失がさらに拡大する。」との懸念が強まっている 。「ドンムアン空港の先で衝突」とのニュースが入るや、タイ証券取引所(SET)では、売りが殺到、株価が下落。
危険地区は、これまでクルングテープ中心部のラーチャプラソン交差点地区など数ケ所に限られていたが、UDDが地方にま で反政府活動を拡大させており、「どこに行っても危ない。」との見方も出ている。
タイ観光協会連合の幹部チャルーンは、「政治的混乱がいつ治まるのか予想がつかない。観光促進とイメージ改善のキャ ンペーンは今のところ、やっても意味がない。」と話している。
企業不動産サービスのジョーンズ・ラング・ラサール(タイ)は、「今年第1四半期から回復を始めたオフィス ビルの平米単価だったが、政情悪化が回復に影響を与える見通しである。」と発表。
また、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)によって占拠されているラーチャプラソン地区近くの企業が、一時 的にオフィスを移転し始める流れが出てきている。」と明かした。「近くで安全な場所に仮事務所を借りたい。」という 相談が多く寄せられるようになったが、既にほとんどのテナントが埋まり、空きが少ない状況。
「どの企業も、安全な環境で、スタッフが安心して働ける地域を求めている。しかし、インターネット完備、短期契約可 能な物件などは残りわずか。今後もこうした需要は増える傾向が強い。」と分析。
労働省は、反政府デモにより損害を被った経営者や労働者のための救済策を検討、現金支給や給与補助など盛り 込んだ原案をまとめた。
反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ拠点となったパーンファー橋やラーチャプラソン交差点周辺では、約6000人の雇用主、 10万人以上の被雇用者が経済的打撃を受けている。
労働省では、雇用主に対し職員給与の25%を補助するほか、都庁に営業登録をしている露店には、それぞれ約1万Bの支 援金を支給する計画を明らかに。該当する露店、屋台の数は約1500店に上る。
その他、失業者のうち社会保険加入者には失業手当の申請をアドバイスするほか、未加入者には最終給与の 50%を支給す る準備なども進めている。
これらの救済計画は、来週火曜日に開かれる閣議に提出される予定。
チャワノン外相秘書官は、先に外交官のグループがデモ拠点を視察したことついて、「デモを主導する反独裁民 主主義同盟(UDD)を利する行為。」と強く批判。外務省は各国大使に対し、駐タイ大使のまとめ役であるフィリピン大使 を通じて遺憾の意を伝える予定。
チャワノン秘書官は、「デモ拠点を訪れ、UDD首脳と話し合うという行為は、不適切であり、外交官の職務の範囲を超えて いる。UDDの違法行為を認めるに等しい。」としている。
21時過ぎ国内治安維持本部(非常事態宣言指揮本部)は緊急特別放送の 中で、衝突の終了後、ドンムアンの空軍基地前付近のウィパワディー・ランシット通り上り車線上に空軍が設置した検問 所前で、バイクに乗った男が検問所を見てバイクを放棄し徒歩で逃走。男が乗り捨てたバイクや男が逃走中に捨てた黒い 袋から63発のM79とパトゥムターニー県内の警察署に所属する巡査部長補の男性の証明書が発見された事件で、男が乗り捨 てたバイクや男が逃走中に捨てた黒い袋から63発のM79と1個のM203発射装置、巡査部長補の証明書を押収した事を明らか に。警察は、証拠品からパトゥムタニー県ラムルークカー署所属の巡査部長補をラムルークカー郡内で逮捕。自宅や所有 のピックアップトラックから擲弾M79を発射するグレネードランチャー、拳銃、軍用ライフル、ライフルの照準器、迷彩服 、偽のナンバープレート、現金70万Bなどを押収。警官は「押収されたM79擲弾を『顧客』に配達するところだった。」と 供述し、UDDとの関係は否定。
法務省特別捜査局のターリット局長によると、「テロとして捜査を行う方針だ。」という。一方、ウォラポン国家警察本 部長補は、「デモ隊対策にあたる当局が平穏な手段から過激な手段へ段階的に対策を講じる方針を確認していたが、デモ 隊が兵器を使用して攻撃してきたため、相応な対応を当局が取らざるを得なかった。」とし、「赤服を脱いだデモ隊と対 峙するという困難な状況の中で銃弾やパチンコで物を撃ち込んできたデモ隊に対応せざるを得なかったために軍人1人が 死亡し、軍人2人、デモ隊17人が負傷する事態になった。」と説明。
また、サンスゥン報道官は、武装したデモ隊が如何に武装した危険な存在であるか強調した上で、ドライバーに対してデ モ隊に近づかないよう心がけ、デモ隊と当局が対峙している現場に居合わせた場合は、ドアロックをかけ車内に留まって いるよう呼びかけた。
04月29日(木)10時過ぎ2008年末に2空港を占拠した反タクシン派団体、 民主主義市民連合(PAD)幹部のチャムローン・シームアン少将及びピポップ・トンチャイ等が率いる300人前後のデモ隊 は、パホンヨーティン通りの国内治安維持本部が置かれタイ政府が臨時の執務拠点としている第11歩兵連隊基地前で数百 人規模の集会を開き、クルングテープ中心部ラーチャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開しているタクシン派団体の 反独裁民主主義同盟(UDD)に対して法及び持てる権限に基づいた、戒厳令発布などによる厳しい対応を求める迅速かつ毅 然たる対応を講じるよう要求するアピシット首相及びアヌポン陸軍司令官宛ての文書を政府に手渡した。PADは現政府・軍 寄りだが、UDDの集会については、「政府と軍が法の執行に失敗し、無政府状態となっている。」と批判。
パニターン政府報道官代行及びチラデート陸軍秘書官が代表して文書を受け取った。初期報道段階ではASTVを含め各報道 が「サンスゥン陸軍報道官が陸軍の代表として文書を受け取った。」と報じていた。また、地方の傘下団体も各県内の軍 基地で同様な文書を提出。
文書提出後にPADのスリヤサイ調整役は、「現時点では政府や軍に対して期限を設けてUDDに対する厳格な措置を要求する 方針はないが、引き続き情勢を監視し情勢に応じて幹部会で今後の活動方針を決めていく考えである。」と明らかに。
PAD幹部(チャムロン、ピポッブ)2幹部は、抗議活動に参加することについて、「PADによる政党カーン・ムアンマイ党 と特に関わりがあるわけではないため、問題ない。」としている。
なお、PADは先に、「7日以内にデモ隊を取り締まらなければ、大規模な街頭活動を展開する。」と表明したが、現在は、 「集会参加者の安全が保証できないため、期限は設定しない。」としている。
特権階級・王党派の後押しを受けるPADはタクシン派のUDDとは犬猿の仲。PADがクルングテープでの政治集会、デモ行進を 再開すれば、UDDとの衝突で混乱が深まる可能性がある。
一方、治安当局はUDDが占拠するクルングテープ中心部の包囲を強化している模様。「占拠地への人の出入りを禁じ、持久 戦で集会の弱体化を図る。」と見られる。治安当局は28日、クルングテープ北部でUDDのデモ隊と衝突し、兵士1人、双方 の20人近くが負傷。タイの新聞各紙は「死亡した兵士が別の兵士に誤射された可能性が高い。」と報じている。
UDDの占拠地に接する国立チュラロンコーン病院は、急患以外の外来患者の受け入れと不 急の手術を中止し、回復した入院患者の帰宅、UDD占拠地に近い病棟からの患者移送などを開始。
チュラロンコーン病院が、デモ隊と治安部隊の衝突に備え、入院患者を比較的安全な病棟に移動することを計画。
UDDのデモ隊は、ラーチャダムリ通り、ラーマ4世通り、シーロム通りの交わるサラデーン交差点に面するルムピニー公園 の一角に陣取り、強制排除に備えて周囲にバリケードを設けている。
ラーチャダムリ通りを挟んだ向かい側がチュラロンコーン病院。衝突が起きた場合、ラーチャダムリ通り側の病棟にも危 険が及ぶ恐れがあることから、入院患者を別の場所に移すことにした。なお、「ラーチャダムリ通り側の救急救命センタ ーが影響を受けかねないため、病院がデモ隊に退去を求めたが、デモ隊は、治安部隊に隙を突かれる恐れがある。」とし て、移動を拒んだとのこと。
高架電車BTSは、シーロム線、スクムビット線の全区間を午前06時から午後08時まで運行する予定。地下鉄MRTは 午前06時から午前00時まで全線を運行するが、シーロム駅は午後07時で閉鎖。
スワンナプーム国際空港と都心を結ぶタイ国鉄(SRT)空港線(エアポートリンク、総延長28km)について、タイ 運輸省は、[30日から予定していた一般市民向けの無料の試運転を無期延期する。」と発表。タクシン派UDDのデモで治安 が悪化しているため。
昼過ぎ欧州連合(EU)タイ代表部の女性報道官は、「現在のタイ国内情 勢に強い懸念を持っている。」と死傷者に対して哀悼の意を表明し、法の尊重と有益な話し合いによる平和的かつ民主的 な解決策の模索を呼びかける声明を読み上げた。
この声明は、昼前タイ代表部を訪問した反独裁民主主義同盟の代表との間で約45分間に渡る協議が行われた後に読み上げ られたもの。
同盟代表として協議の席についたチュットチャイ・タンティシリノットによると、「同盟から、集会会場の視察及び10日 の衝突を初めとする強制調査案件の調査参加のための職員派遣を代表部に要請し、代表部から『検討する。』との回答が 得られたが、具体的な回答期日は代表部側からは提示されなかった。」という。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が04月03日からクルングテープ中心部の占 拠を続けている影響で、都内のホテルが次々に休館、業務縮小に追い込まれている。
これまでに休館したのは「インターコンチネンタル・バンコク」「ホリデイ・イン・バンコク」「グランド・ハイアット ・エラワン・バンコク」「フォーシーズンズホテル・バンコク」「ノボテル・バンコク・オン・サイアムスクエア」「ア ノマ・ホテル・バンコク」など。
今年01月末にソフトオープンし、06月にグランドオープニングを行うはずだった「ルネッサンス・バンコク・ラーチャプ ラソン」も休館を余儀なくされた。ツアー客に人気の「ツインタワーズ・ホテル」は全660室の半分を閉鎖したが、宿泊客 は150室程度。「バンヤンツリー・バンコク」(客室327)も稼働率が15%に低迷し、05月01日からは館内のレストラン6 店のうち開店するのは2店だけになる。「アマリ・ウォーターゲート・バンコク」は稼働率が30%、「パンパシフィック ・バンコク」は40%。
UDD占拠地とその周辺のショッピングセンターはMBKセンター、セントラル・チットロムなど一部を除きほぼすべてが休業 中。
タイの政情、治安悪化に関しては、日本の外務省が23日、バンコクに対する渡航情報(危険情報)を「十分注意して下さ い」から「渡航の是非を検討して下さい」に1レベル引き上げたほか、米英など40ケ国以上が自国民に対し不要不急の渡 航の自粛などを呼びかけている。JTBと日本旅行はクルングテープを含むツアーの催行を05月07日出発分まで、阪急交通社 は05月09日出発分まで中止。アジア最大級の広告祭「アジア太平洋広告祭(アドフェスト)」、食品関連の見本市「タイ フェックス」などタイで予定されていた大型イベントの延期、開催地変更
長引く反政府デモを受け、格安航空会社「エアーアジア」がクルングテープ−台北、クルングテープ−広州の国 際線2ルートについて05月01日より減便に踏み切ることを発表。
台北行きについてはデイリー運航から週4便へ、広州行きについては毎日運航から週3便へそれぞれ縮小される。支那や 北アジア諸国などでは政府がタイへの渡航について注意を促すところが増えており、旅客数に大きな影響が出ている。
タサポン代表は、「全体の平均搭乗率は70%と採算ラインを維持中だ。しかし、これ以上反政府デモが長引けば、特にイ ンバウンド・ルートの搭乗率が落ちる可能性が高い」としている。
また、「06月より開始予定のニューデリーおよびカルカッタ行きデイリー便についても、場合によっては変更があり得る 。」という。タサポン代表は、「ショッピングなど、クルングテープは旅行先として魅力が高い。あとはインド国民がタ イの政情不安をどの程度深刻に受け止めるかにかかっている。」と述べた。
なお、エアーエジア社では05月01日から国内線2ルートについてローシーズン・スケジュールを適用。クルングテープ− チエンマイが週6便から5便へ、クルングテープ−クラビーが週4便から3便へと減便。
保健省精神衛生局が、長引く反政府デモによるクルングテープ都民のストレス度をを調査。
その結果、03月12日から始まったクルングテープの反政府デモの影響で、都民のストレス・レベルは17%、24%、32%と 日を追うごとに上昇。先日のシーロム通りにおける武力衝突後は37%に達した。また、首都圏を含む中部地方全域では、 反政府デモに対してストレスを感じる住民が多く、一時は53%という高レベルを記録。しかし、その後20%に落ち着き、 現在では25%前後。
これらの結果について精神衛生局は、「確かに高い数値を示しているが、まだ憂慮すべきレベルではない。」としている 。
クルングテープ中心部を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)のメンバーが、駐タイ欧州連合( EU)代表部を訪れ、対応した広報担当者に対し、「民主主義を求める活動が政府の武力使用で脅かされている。」と訴え 、EUに監視団の派遣を求めた。
これに対し、EU代表部のリップマン駐タイ大使は声明を出し、「EUはタイの情勢に強い懸念を抱いている。」とした上で 、法の順守と建設的な対話、平和的、民主的な方法による政治危機の解決を呼びかけた。
TPBSによると、「28日の衝突の際にアルジャジーラがユーチューブ上に公開したビデオ映像の中で、銃を所持し た黒覆面姿の男が反独裁民主主義同盟のデモ隊の中にいた事が明らかになった。」なお、黒覆面とデモ隊との関係は不明 。
ビデオの中で、駐車中の車の後ろに身を潜めている防弾ベストをし銃を手にした黒覆面姿の男1人を含む3人組の男を確 認する事ができる。
一方、反独裁民主主義同盟幹部のコーケーウ・ピグントーンは、28日の衝突の際に軍関係者が同士撃ちにより死亡してい た事を裏付けるスプリングニュースが撮影した映像を公開。コーケーウによると、「路上を固めていた軍の集団からバイ クで前進中だった死亡した軍関係者に向け銃弾が発砲されていた。」という。
反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、ロシア滞在中のタクシンと電話で接触した事を明らか に。
電話会話の中でタクシンは、「前日のウィパワディー・ランシット通りで発生したような衝突が毎回発生している。」と して、「大勢の大衆を引き連れた活動を展開する際には慎重を期すよう語っていた。」という。
この発表に先立ってタクシンは、Facebook上にモスクワで撮影された27日の日付が入った写真を公開。
一方、マティチョン紙は国家警察本部から、「ネーション系のタイ語速報は近親者からの情報。タクシンの元夫人のポチ ャマーンと3人の子供、及び4人の付き人が29日10:20発の便で香港に向かった。」と報じた。また、プーチャッカーン紙 は近親者の言として「今回の渡航は所用のためで、タクシン相の重病説や死亡説とは無関係である。」と報じた。
タクシン派の野党プア・タイ党下院議員団長のチャルーム・ユーバムルン警察大尉は、「反政府デモを妨害する 恐れがある。」などの理由で、下院議員総会の席上で不審任決議案の提出見送りが決定された事を明らかに。満場一致で 決せられ、異議があがる事はなかった。
プア・タイ党は先に「数日中に提出。」と発表していたが、チャルームは、「赤服軍団の強制排除を命じ死傷者を出すと いう法的、道義的な過ちを犯した血塗られたアピシット首相は名誉を汚した議会の場での追及の範疇を超えた存在に成り 下がった。今後記者発表やサナームルワン等で開催されると思われる集会の場で不審任決議案関連の資料を公開する考え である。」、「アピシット政権の過ちは重大で、議会では扱えない。(不信任案が否決されれば)政府は、『議会のお墨 付きを得た。』と主張しかねない。」と述べ、「不信任案提出が反政府勢力に不利に働く。」との見方を示した。
「不審任決議案が提出された場合は、憲法158条の規定により決議案の撤回ないしは議決がない限り議会を解散する事がで きない。」とされており、反独裁民主主義同盟幹部でプア・タイ党所属議員でもあるチャトポン・プロームパンは、決定 後に行われた記者会見の中で不審任決議案提出により議会解散が出来なくなることを懸念していた事を認め、今回の党決 定に対して感謝の意を表明していた。
関係筋によれば、党内には「提出すべき。」との意見もあったが、タクシンが、「下院解散を迫るよう諸外国に働きかけ ている。このタイミングで不信任案は提出すべきでない。」としていたこともあり、最終的に提出見送りに落ち着くこと になった。
関係筋によれば、国防評議会で、軍幹部の1人が、治安当局がデモ隊に有効な措置をとれないことに不満を表明 したのに対し、「プラウィット国防相が、『こんな状況の中でわれわれになにができるというのか。』と、強く反論した 。アピシット首相は以前から、『法律を守らない者は取り締まらなくてはならない。』と繰り返しているが、プラウィット 国防相は、『われわれは政府が命令したことを実行する。だが、ラーチャプラソン交差点(のデモ隊の強制排除)など実 行が難しいものもある。』と、治安当局も苦しい状況にあることを強調した。」という。
同筋は、「治安当局は、『困難な状況の中で事態を打開するという無理難題を政府に押しつけられた。』、と感じている 。一方で、特に反タクシン派から、有効な手を打てない治安当局への不満が強まっている。軍内部では、治安当局が批判 の矢面に立たされていることに対する不満が強まっている。」と説明。
第1地区警察本部は、反独裁民主主義同盟のデモ隊と軍との衝突が発生した後にウィパワディー・ランシット通 り上に設けられた検問所前でバイクを乗り捨て逃走した男が捨てた黒い袋の中から62発のM79等が押収された事件に絡んで 、現場に身分証明書が残されていたパトゥムターニー県内のクーコット署に所属するパリンヤー・マニーコート巡査部長 補を逮捕。
これまでの事情聴取により、「パリンヤー巡査部長補が武器の密売に関与しており、押収されたM79等を顧客に引き渡すた めにバーンケーンの郵便局に向かう途上にあったこと、またアユタヤ県ワンノーイ郡内で摘発されたM79用の発射装置用部 品密造工場への発注に関与していた可能性が浮かび上がっているが、同盟のデモ隊との関係やM79等を使用した一連の不穏 な動きとの関係に関しては明らかになっていない。」という。 また、逮捕後に、2箇所の銀行に開設されていたパリンヤー巡査部長補の口座から総額70万0140Bの現金が押収されてい る。パリンヤー巡査部長補によると、「押収されたM79は1発あたり1200Bで売却される予定だった。」という。
この逮捕に先立って警察は、クルングテープ都サーイマイ区内にあるパリンヤー巡査部長補の自宅で家宅捜索を行い、70 万B現金を押収し走行不能な乗用車の中から拳銃1丁や銃弾、偽造の車両登録証等を発見していた。朝にはパトゥムター に県警察本部長がパリンヤー巡査部長補に対して解職処分を下していた。
また、この逮捕に先立ち法務省特別捜査局のターリット局長は、押収されたバイクから発見された2人の男性の身分証明 証に基づき出頭令状を発行した事を明らかにし、また、国家警察本部オペレーションセンターのプラウット報道官は、「 パリンヤー巡査部長補が武器密売組織に所属し、たまたま武器の密送中に衝突現場となった通りを通過した可能性もある 。」と見て捜査している事を明らかに。
ソーポン運輸相は、「当初04月30日に試運転開始を予定していた都心とスワンナプーム国際空港を結ぶエアポー トリンクについて、試運転を無期延期とする。」と発表。「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が、都心を走る 高架鉄道スカイトレイン(BTS)のレールに、タイヤを投げ込むという事件を起こしており、安全上の理由から無期延期を 決定した。」とのこと。
クルングテー プ中心部を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の支持者100人以上が、サラデーン交差点付近の占拠地 に隣接する国立チュラロンコーン病院に押し入り、「UDDの強制排除を狙う治安部隊が潜んでいる可能性がある。」として 、院内に乱入し病院内を捜索。捜索で兵士、警官は見つからなかったが、UDDは「不審な」男性2人を尋問のため連れ去っ た。タイラットのSMSは「赤服が去り際に内部で爆竹を破裂させた。」と報じた。
同盟は、予てから「チュラロンコー ン病院内に軍関係者が潜んでいる。」と指摘しており、29日夜には幹部のパーヤップ・パンゲート等が病院と交渉した上 で一部のデモ隊とマスコミ関係者を引き連れて病院内の捜索を行った。また、パーヤップは、「30日朝にも再度全フロア ーに渡って捜索をする。」との考えを明らかに。
軍関係者は発見されなかったが、その際に同盟の自警組織員が不審な男性2人の身柄を確保し、集会場のステージ裏に連 行する場面も見られたが、最終的に男性2人が建設作業員である事が判明し身柄を解放されている。
また、一部報道は、「捜索のために病院内に入ったデモ隊の一部が去り際に院内で大型の爆竹を破裂させた。」と報じて おり、また、INNやポストトゥデー紙(SMS速報)は、「病院前に集まっていたデモ隊に向けた高所からの銃撃が発生し、 1人が負傷した。」と報じた。なお、当時放送されたTNN24のニュースは、「警察官に向けた銃撃が発生した。」と報じて いた。
病院は当初、「兵士はいない。」と主張。デモ隊が病院内に入るのを拒んだが、最終的に院長の許可を得たデモ隊数十人 が乱入。「デモ隊が入り込んできたことで病院内では医療スタッフや患者の間に動揺が広がった。」という。
デモ隊は、「病院の建物から治安部隊に狙われている。」と懸念しているが、医療全般を監督する公的機関、タイ医療評 議会は、「チュラロンコーン病院の業務に支障が出ている。」として、病院付近からのデモ隊退去を求める声明を出した 。
チュラロンコーン病院は1日4000〜5000人の外来患者が訪れる大規模病院。安全面で不安があるとして、29日に急患以外 の外来患者の受け入れ中止、不急の手術の中止、回復した入院患者の帰宅、UDD占拠地に近い病棟からの患者移送などの措 置を発表していた。
22日夜にシーロム・サラデーン交差点と高架電車BTSサラデーン駅などに小型砲弾の擲弾数発が撃ち込まれ、1人が死亡、 80人以上が負傷した事件では、交差点に立つチュラロンコーン病院から擲弾が発射された疑いが浮上している。
ポストトゥデーは「アンリ・ドゥナン交差点付近で4〜5発の銃声、高所から発砲された可能性がある。」と伝 えた。ネーションの記者がTwitterで、「あれは銃声ではなく、チュラロンコーン病院内で赤服が破裂させた大型の爆竹の 音だ。」と報道しているが、TNN24とポストトゥデーは「アンリ・ドゥナン交差点付近の銃声で1人が負傷した模様。」と 報じた。
チュラロンコーン病院が、30日も救急以外の受付を休止。デモ隊と治安部隊の衝突に備え、入院患者を比較的安 全な病棟に移動することを計画。UDDのデモ隊は、ラーチャダムリ通り、ラマ4世通り、シーロム通りの交わるサラデン交 差点に面するルムピニ公園の一角に陣取り、強制排除に備えて周囲にバリケードを設けている。ラーチャダムリ通りを挟 んだ向かい側がチュラロンコーン病院。衝突が起きた場合、ラーチャダムリ通り側の病棟にも危険が及ぶ恐れがあること から、入院患者を別の場所に移すことにした。
なお、ラーチャダムリ通り側の救急救命センターが影響を受けかねないため、病院がデモ隊に退去を求めたが、デモ隊は 、「治安部隊に隙を突かれる恐れがある。」として、移動を拒んだ。
04月30日(金)朝クルングテープ中心部のタクシン派団体、 反独裁民主主義同盟(UDD)の占拠地に隣接するタイ国立チュラロンコーン病院は、前夜にUDD支持者が乱入したことを受 け、入院患者や見舞いに訪れる親族に対する安全を確保するため、一部の入院患者を一時的に入院患者の他の病院への移 送を開始。入院患者約1500人のうち数百人が転院する見通しで、外来患者の受け入れも休止。
マティチョン紙によると、チュラロンコーン病院は、「内科病棟に入院している高齢者を中心にシリラート病院、バンコ クセントラル病院等のクルングテープ内の病院に転院させる方向だが、全部で1500ベッドある入院患者のうち何人を転院 させるかに関しては明確になっていない。」という。また、ポストトゥデー紙は、病院長の言として、既に一部の患者を シリラート病院に転院させたと報じている。
「長年入院しているタイ仏教の公的な最高指導者、大僧正(96)は当初、プミポン国王が入院するシリラート病院に転院 する。」と発表されたが、チュラロンコーン病院に留まることになった。
反独裁民主主義同盟の公式情報を英語で伝えているRed_Phan_Fa_2Dayは、29日夜に行われた同盟デモ隊によるチ ュラロンコーン病院での押しかけ捜索に対して、同盟幹部は「病院または患者に不便をかけたことを遺憾に思う。」、 Twitter上で同盟のチュラロンコーン病院に対する対応に非難の声が上がっている事を受け、「午後04時に自警団が軍部隊 がいるのを目撃した事を受けた措置だった。」と釈明するメッセージを配信。「しかし、この捜索は政府のこれまでの動 きに基づいた必要な措置であった。」とするメッセージTwitterを通して配信。また、「前夜行われた捜索は病院の許可を 得て行われたものであったとし、読者の質問に対してはで2度と前夜と同じ事は起こらない。幹部が再発防止の措置を講 じ済みである。」としている。
これに先立ち、医師でもある幹部のウェーン・トーチーラカーンはネーション・チャンネルの取材に対して、チュラロン コーン病院及び国民に前夜の捜索について謝罪する用意がある事を明らかにしていた。
タクシン派野党で下院第1党のプア・タイ党のチャワリット会長(元首相、元陸軍司令官)が王制転覆の陰謀に 加担した容疑で治安当局から出頭命令を受け、タイ政府が臨時の執務拠点を置くバンコク都内の第11歩兵連隊基地をプア タイ党の下院議員らとともに訪れた。潔白を主張しようとしたが、側近全員の同行が許されなかったことから、出頭を中 止。チャワリットは陸軍司令官の軍服姿で現れ、本部の入り口で出迎えた軍の担当者に証拠書類を渡し、事情聴取を受け ることなく、そのまま立ち去った。
関係筋によれば、軍服姿で本部に向かったチャワリットは、車中で「側近のうち2人しか同行が許されない。」と告げら れると、「気が変わった。」といって、出頭せずに書類だけ提出することにしたもの。ステープ副首相は、「疑いの根拠 について説明し、いくつか質問したいこともあったので、チャワリットが帰ってしまったのは残念。」と述べた。
チャワリットはその後、プア・タイ党本部で記者会見を開き、「政治問題の解決のため、暫定政府を設立するべき。」と いう考えを示した。
正午頃アピシット首相はアヌソンサターン及びチュラロンコーン病院の 一件に対して遺憾を表明。アヌソーンサターンでは国際基準に則り対応した。死傷者が出たことに関しては調査を進める 。」、「これまでに同盟は脅かし等により国民を集会場外に追い出してきた。特にチュラロンコーン病院事件は深刻な問 題と捉え、病院長と継続的に連絡を取っている。」、「病院は警察や軍による内部警戒を希望せず自分たちによる対応を 希望している。」、「現在病院と再発防止に向けた協議を行っている。国民が政府や国内治安維持本部に対して不信感を 持っている事は理解している。政府は引き続き情勢に対する対策を講じているが、一部の詳細については話すことはでき ない。」と発言。
13時半まで03月20日に発生した防衛省を狙ったRPG攻撃未遂事件に絡んで 、国家警察本部のアサウィン本部長補率いる捜査チームは30日までに、50万Bの懸賞金をかけ行方を追っていたプラチン ブリー県(報道によりサケーオ県)ワンナムイェン署所属の元警察官であるバンティット・シッティトゥン2等巡査(43 )、サムットプラカーン県警察副指揮官だった事もある警察中佐クラスの元警察官及び3人の文民の計5人を逮捕。
この逮捕を受け法務省特別捜査局のタリット局長は、テロ及びその他の違法集会関連での立件に向けた捜査方針を策定す るため、クルングテープ内の30警察署から派遣された捜査チームを招集。
ターリット局長は、「犯人逮捕の連絡を受けているが、逮捕された犯人が軍人なのか文民なのかは明らかにすることがで きない。」と語った。一方、ターリット局長は、「アピシット首相が(テロ関連案件のため)2800万Bの予算割り当てを 承認した。」と同盟幹部が指摘している事に関しては、「機材や人件費の支出を要する治安関連案件のために2800万Bが 割り当てられた。」と認めたが、「予算は当局の支出規則に則り使用される。」と語り、同盟の「首相の慈悲で特別に予 算が割り当てられた。」とする指摘を否定。
タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊約200人がチュラロンコーン病院に入り込み、治安要 員を捜し回った問題で、UDD幹部は、厳しい批判の声があがったことを受け、「チュラロンコーン病院への乱入は一部の UDD支持者が勝手に行ったことだ。」として遺憾の意を表明。チュラロンコーン病院近くから支持者を引き揚げさせ病院前 のバリケードを撤去させた。
だが、夜には、「当局による強制排除を防ぐには障害物が必要。」との理由で、デモ隊が再びバリケードを設置し、病院 業務を妨害する状態が続いている。
29日にデモ隊が病院に踏み込んだのは、治安要員が潜んでいるのを恐れたためだが、この行為には、各方面から厳しい非 難が浴びせられた。これを受け、
ウェーン(医師)などUDD首脳が翌30日、「一部のデモ隊が勝手にやったことだが、きわめて遺憾であり、深く謝罪する。 」と表明し、バリケードを撤去させ、病院はラーチャダムリ通り側の病棟から入院患者を他の病棟に移した。一部の患者 は転院。
だが、同日午後06時頃からデモ隊が古タイヤなどを戻しだし、再びバリケードが設置。関係筋によれば、デモ隊は、「タ クシン支持勢力の中でも強硬派として知られるカッティヤ陸軍少将の命令で、UDD首脳部の指示を無視して、バリケードを 再構築したもの。」という。
タクシン支持を公言するカッティヤ少将は、デモ隊に一定の影響力を持つとされるが、過激な発言を繰り返していること から、UDD幹部の間からも、「関係を断つべき。」との声が上がっている。
夕方反独裁民主主義同盟のラーチャプラソン交差点集会場の視察を行っ たアジア人権センター(ACHR)の代表は、「04月10日に発生した同盟のデモ隊と治安当局との衝突の際に 当局側に自己 防衛の範囲を超えた発砲があるなど、平和的な活動を行っているデモ隊に対しては、武器を所持していたりテロ行為に該 当しない限り強制排除のために兵力を使用する権利を政府は有さないとする国連憲章第9条の主旨に反する不適切な対応 があった。」、「政府は、政府に対して反対の意見を表明しているメディアに対して遮断措置を講じ国民の知る権利を侵 害をしている。」と指摘。
その上で代表は、国会レベルの共同解明委員会を設置し侵害行為に対する事実関係の解明を進め、向こう1ケ月以内に調 査結果を公表し、プア・タイ党や同盟と話し合いによる対立の解決を目指すよう政府に要請。また、話し合いによる解決 要請に絡んで国連に対して交渉仲介人を派遣するよう要請。
21時過ぎ法務省特別捜査局(DSI)のターリット局長は緊急特別放送の中 で、「03月20日22:00に国防省近くでRPGロケット弾が爆発し1人が負傷し電話線が損壊した事件に絡んで、警察がRPGを発 射した容疑で10年前に警察を退官したバンティット・シッティトゥム2等巡査(43)、スパナットまたはコー・フイウェ ート(43)、非常事態宣言に基づきパーサコンまたはソムヌック・シリラック(50)、ワーユパック・ノーリー(48)及 びスパチャイ・プイケーオカム警察中佐(39)の5人をした事を明らかに。
ロケット弾でタイ王宮内の王室寺院ワット・プラケーオを狙ったが、弾が電線に当たり逸れた。ワット・プラケーオはエ メラルド仏を安置した王室専用の寺院。タクシンは2005年にこの寺で儀式を行い王党派から強い批判を浴び、翌年、クー デターで追放された。
「これまでの事情聴取や捜査資料から、パンティット2等巡査とスパチャイ警察中佐とは知り合いで、国境線で任務につ き武器の使用方法に熟達していたパンティット2等巡査がスパチャイ警察中佐の妻でパタヤ地区の赤服軍団メンバーのチ ュリポン・シントゥプライ♀の運転手兼ボディーガードの任務についていた事が明らかになっている。」という。
また、バンティット2等巡査は逮捕された際に、「パーンファー橋の赤服軍団の集会に参加するためにチュリポンと共に クルングテープ入りした時に、スパチャイ警察中佐から赤服軍団の目標を達成させるために重要公共施設や国民が拠り所 にしている重要施設を狙った破壊工作へ参加を持ちかけられ、爆発物や武器、移動手段等の手配を指示され、50万Bの報 酬を受け取った。」と証言。
「その後03月20日の事件発生日に、バンティット2等巡査が仲間と共にスパチャイ警察中佐が用意したRPG発射装置を使用 してワット・プラケーオに向けRPGを発射したが、発射現場近くの電線にあたり目標に命中する事がなかった。」という。
プーチャッカーン紙によると、「スパチャイ警察中佐夫人のチュリポン・シントゥプライ♀は、元パラン・プラチャーチ ョン党所属下院議員で党解党により被選挙権を剥奪されている二シット・シントゥプライの妹で、赤服軍団の副リーダー クラスの人物として度々集会で演説している人物。」
23:27過ぎタクシンはタイ時間4月30日に投稿したTwitter読者宛ての返信 の中で、「自分が死ぬことにより、(赤服軍団による)闘争に終止符が打たれると考えている者が自分に関するデマを流 布している。」と発言。
これに先立ちタクシン元首相は同日14:03過ぎに投稿した返信を含む一連のTwitterメッセージの中で、現在ウガンダに滞 在しており、これからサウジアラビアに向け移動すること、また常に勇敢な赤服軍団の動きをフォローしている事を明ら かにしていた。
05月01日(土)未明クルングテープのサラデーン交差点にあるマクドナル ドに向け何者かがパチンコを使用してナットやガラス玉を撃ち込み、店舗のガラスが割られという事件が発生。
治安当局が周囲一帯の警戒に当たっていたが、過去にあったような衝突は事件発生当時発生していなかった。また、「反 独裁民主主義同盟がバリーケードを再設置したチュラロンコーン病院側でも異常な動きは見られなかった。」という。
反独裁民主主義同盟幹部のウェーン・トーチラーカーンは、「チュラ ロンコーン病院前のバリケード再設置が幹部の合意に基づいたものではなかった。」と既に再設置されたバリケードの撤 去を指示してある事を明らかに。
同盟は、29日14時頃にチュラロンコーン大学病院前に設置していたバリケードを撤去していたが、夕方頃に同盟から絶縁 状が突き付けられているカッティヤ・サワディポン少将の指揮のもとでバリケードが再設置されていた。
ポストトゥデー紙によると、「ウェーンは、サラデーン交差点前のバリケード再設置が、幹部の合意に基づいたものでは なかった事を確認し、『同盟の自警組織員がセー・デーン(カッティヤ少将)に気兼ねして指示通りに動いた可能性があ る。』と、セー・デーンに対して同盟側の対策に関与する事を止めるよう訴えた。また、ウェーンは、10時に首都圏警察 本部第一分署のウィチャイ本部長立ち会いのもとで幹部のスポン・アッターウォンや自警組織員リーダーがバリケードの 再撤去作業を行う事を明らかに。
14時台のTPBSニュースによると、「チュラロンコーン病院前に再設置さ れたバリケードの撤去を決定した反独裁民主主義同盟は、午前に幹部のスポン・アッターウォンやアリスマン・ポンルゥ アンローンを現場に派遣し、バリケードを固めている自警組織員等に撤去を働きかけたが、バリケードの再設置を指示し たカッティヤ・サワディポン少将等から、軍による強制排除が行われ安全を脅かされるおそれがあるとして再撤去に反対 され、依然作業に着手できない状況になっている。」
昼前に幹部のアリスマンは記者の質問に対して、「出入路がバリケードにより封鎖されているチュラロンコーン大学病院 の救急受付へは、他の通路を使用しても行くことが出来る。」、「バリケードを再撤去したら我々の安全が脅かされる恐 れがある。」として、再撤去を行わない考えである事を明らかに。
15時まで反独裁民主主義同盟はにサラデーン交差点のチュ ラロンコーン大学病院前に再設置されたバリケードの撤去作業を開始。
撤去作業完了により、これまで閉鎖されていた病院の救急受付への入出路が開放される事になるが、同盟は治安当局関係 者の移動を阻止するために入出する全ての車両に対する検問を行う方針を明らかに。
INNがカッティヤ・サワディポン少将の言として伝えたところによると、「タクシンからに同盟に対する非難を軽減させる ためにデモ隊にバリケード撤去を指示するよう要請する電話があったが、同盟の幹部が安全面の不安から撤去を認めなか った。」また、「同盟の幹部がカッティヤに対して撤去を働きかけた。」という報道も「『事実ではない。』と語ってい る。」という。
プミポン国王(82)の次女のシリントーン王女(55)は、04月29日にタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD )の支持者が乱入したチュラロンコーン病院を訪れ、入院中のタイ仏教の最高指導者、大僧正(96)の見舞い及び病院職 員を激励するためにチュラーロンコン病院を訪問。マティチョン紙によると、「訪問の際にシリントーン王女は大僧正の シリラート病院への転院を要請された。」という。
チュラロンコーン病院は30日から、入院患者の他の病院への移送を始め、病院機能を大幅に縮小。「UDDがバリケードを1 ブロック後退させない限り、外来患者の診療など通常の業務は行えない。」としている。UDDはこれを拒否し、「UDDをこ とさら悪く見せるため病院が過剰な対応をしている。」と主張。政府系テレビ局はUDDの病院乱入を強く非難。
デイリーニュース紙によると、反独裁民主主義同盟幹部のスポン・ア ッターウォンは、「法務省特別捜査局(DSI)が『隠れ家内で銃器や使用済みの爆発物等を発見した。』と発表している事 に対し、室内にそのような物がなかった事を100万パーセント言い切ることが出来る。」と語り、この発表の背景に幹部が 過激派であるとの印象を大衆に植え付け恐怖心を抱かせる事により集会への参加を思い留まらせたい政府の思惑がある。 」と述べた。
この発言に先立ちDSIは、スポンが隠れ家として使用しているクルングテープのソーイ・ラートプラーオ71にあるアパート の室内で家宅捜索。この家宅捜索によりDSIは使用済みの爆発物3発、銃器及び銃弾、王室打倒関連の書籍等を発見し押収 。
スポンはこの動きに対して、「家宅捜索が行われたアパートの部屋は着替えのために使用していただけで、1度たりとも 室内で就寝した事はなく、報じられているような使用済みの爆発物や王室打倒関連の書籍が室内になかった事を100万パー セント言い切ることができる。今回の動きが政府によるヤラセである。この越権行為に対して法に則った措置を講じる考 えである。」と明らかに。
05月02日(日)INNによると、政府が02日に特別閣議を招集した事を受け、 反独裁民主主義同盟内で同閣議の席上で戒厳令発令の是非について協議されるのではないかとの憶測が広がっている。
幹部のパーヤップ・パンゲートは舞台上から、「アピシット首相が招集した定例閣議の席上で戒厳令発令の是非の検討が 行われ疑いがある。」と訴え、また幹部のチャトポン・プロームパンは「戒厳令に対して徹底抗戦する考えである。」と 明らかに。
ステープ副首相は01日、「特別閣議は既に04月30日の時点で招集が決定されていた。」と明らかにし、「戒厳令発令に関 する協議が行われる。」との憶測を否定。
12時台TPBSニュースによると、「午前に反独裁民主主義同盟幹部のナタ ウット・サイクアとサンターン首都圏警察本部長との間で行われた約2時間に渡る協議により、同盟がチュロンコーン大 学前のラーチャダムリ通りの車線の明け渡しに合意。
この合意を受け、同盟はチュラロンコーン大学前のラーチャダムリ通りに設置されていたバリケードを撤去し、後方のサ ーラシン通りとの交差点方向にバリケードを移動し占拠エリアを後退させる措置を講じた。ラーチャダムリ通りのBTS線用 中央分離帯を挟んだ反対車線側については、引き続き同盟がバリケードを設置し占拠。
これに先立ち、前日夜に国内治安維持本部のサンスゥン報道官が、救急車両や患者、職員の入出路を確保するために警察 に対してチュラロンコーン大学前のラーチャダムリ通りの開放を指示した事を明らかにしていた。
、パニターン政府報道官代行は、特別閣議の席上で、国家警察本部からの申請に基づき、 03月17日から04月06日にかけて反独裁民主主義同盟のデモ隊対策のために2万9700人の警察戦力が動員された際に費やされ た費用として2億4900万B予算支出を承認した事を明らかに。また、法務省特別捜査局からの申請に基づき安全保障関連 及びテロ関連案件の立件作業用の予算として2800万Bの支出を承認。
さらに、パニターン報道官代行は、閣議の席上でアピシット首相から、「証拠等により明確になりつつあるテロ案件及び 特定の集団等に結びつきつつある安全保障や王室に影響を与える刑事案件と政治関連2つに分けてデモ隊対策を継続的に 進めているとの説明があった。」と明らかに。
ch7は、「その際にアピシット首相から、貧困問題や政治問題対策、総選挙実施に向けた準備等に関する体系的な方針の発 表を近日中に行う意向が示された。」と報じている。
一方、集会対策に関しては、「集会参加者に集会が違法である事や参加を思い留まるべき危険なものである事を知らせる ための伝達手段の確保に動いており、近日中に当該広報活動が開始される見通しである事を明らかに。携帯電話のショー トメール配信機能を使用して集会参加者に帰郷を希望する者に対する対応を知らせたり、危険な集会への参加を思い留ま るよう呼びかける可能性が高い。」という。
国内治安維持本部は、チュラロンコーン大学病院前にタクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)デモ隊が築いたバ リケードを撤去し、デモ隊を退去させるよう首都圏警察に命じた。
病院業務を妨げているこのバリケードは、デモ隊が病院に踏み込み治安要員を捜し回ったことに批判が集中したことから 、04月30日にUDD首脳部の指示で1度は撤去されたが、同首脳部と対立する強硬派のカッティヤ陸軍少将の命令でその日の うちに元どおりにされた。その後、UDD首脳部は、カッティヤ少将と協議し、救急車が出入りできるようバリケードを1車 線分だけ空けるようデモ隊に指示。
このほか、デモ隊が、「病院内に治安要員が潜んでいる」と疑っていることについて、非常事態解決センターのサンスゥ ン報道官は、「タイ赤十字社傘下のチュラロンコーン病院は、軍隊の立ち入りが禁止されている」と指摘し、「治安要員 の配置はない。」と強調。
なお、シリントン王女のご助言に従い、チュラロンコーン病院に入院していたタイ仏教界最高位の僧王が、シリラート病 院に転院。
タイ記者協会が05月02日に開催した医療従事者向けフォーラムで、チュラロンコーン病院のスタッフから、反独 裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊が病院向かいの地域に陣取っていることに対する強い懸念やデモ隊退去の要望が示された 。
病院では04月29日にデモ隊200人あまりが建物内に入り込んで治安要員を捜し回るという問題を起こした。これに伴い、入 院患者100人以上が他の病棟への移動や転院を余儀なくされ、スタッフの間では、「病院が抗争に巻き込まれるのではない か。」といった不安が拡大している。
フォーラムの席上、同病院のソムラット副院長は、「デモ隊には、病院業務に支障が出ないよう、サラデーン交差点近く のラマ4世像周辺から退去してほしい。」と訴えた。
アピシット首相は、下院解散日程を含む反政府デモ問題の具体的解決策を盛り込んだ国民和解の行程表を一両日 中に発表する意向を明らかに。
下院解散については、03月12日からクルングテープで大規模な反政府デモを続けるタクシン支持団体、反独裁民主主義同 盟(UDD)は、現政権の正統性を否定し、早期に下院を解散すべきと主張。これに対して、アピシット首相は、「憲法を改 正して国民和解の道筋をつけてから解散する。」という姿勢を示している。
関係筋は、「アピシット首相が発表する行程表には、改憲委員会の設置が含まれるはず。憲法は、現行憲法と1997年憲法 の要素を取り入れる形で改正されることになろう。」としている。なお、現行憲法は、2006年09月の軍事クーデターによ るタクシン政権崩壊、1997年憲法廃止の後の軍事暫定政権下で制定されたものあることから、UDDは同憲法の廃止、1997年 憲法の復活を主張。一方、政権党・民主党や中小5与党は、タクシン政権の台頭を許した1997年憲法を復活させれば、反 タクシン派の猛反発が避けられないこともあって、現行憲法改正の姿勢を崩していない。
臨時閣議で、「状況が政府の手に負えない事態となった場合、治安当局に権限を移譲し、対応を一任する。」と したアピシット首相の案が承認された。現在クルングテープなどには非常事態宣言が敷かれているが、これは、最終的な 決定権がまだ政府にある状態。
これに対して、戒厳令を適用すれば、軍部に立法・行政・司法のすべてか一部を委ねることになるが、これについて、ア ピシット首相は「今のところ、時期尚早と考えている。」とのこと。
タイでタクシン派と現政府派の対立が激化している問題について、平和問題に関する有力シンクタンク、インタ ーナショナル・クライシス・グループ(本部ブリュッセル)は「宣戦布告のないまま内戦状態に陥りかねない。」と警告 し、タイ政府に対し、「先にクルングテープを訪れた東ティモールのラモス・ホルタ大統領のような国際的な人物による 調停を検討すべきだ。」と呼びかけた。
「一連の政争は、経済発展の恩恵を受けず、選挙で選んだ首相を追放された地方住民らが、国家の実権を握る特権階級に 失望したために起きた。」と分析。「運動はタクシン個人を超えて広がり、クルングテープ中心部を占拠したタクシン派 団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除に踏み切れば暴動が拡大する。」と警告。また、王位継承の時期が近付いて いるときに問題が起きたことを指摘し、「プミポン国王による調停は困難。」という見方を示した。
紛争の解決方法については、国際的な人物とタイの長老的な立場にある人々による調停グループが、政府に強制鎮圧の中 止を、UDDに集会の規模縮小を飲ませ、当面の危機を回避、中立的な国会議員らによる暫定政府を設立、04月10日に起きた UDDと治安部隊の衝突など流血事件の調査、法秩序が回復した時点で総選挙を行い、軍事政権が導入した現行憲法に代わる 新しい憲法を作成といった道筋を示した。
一方、アピシット首相は02日に放送されたテレビ演説で、ホルタ大統領との会談に触れ、「タイの現状について、法を守 らせる一方、人々の要求に耳を傾けるという必要があるという考えで、大統領と一致した。」と述べた。また、近く貧困 、選挙制度などの問題解決に向けた行程表を発表することを明らかに。
タイ国際航空(THAI)が、政情不安の悪化で利用者が減少していることから、予約取り消しに歯止めをかけるべ く、さまざまな対策を検討。
具体的には、運賃引き下げ、最低限の運賃上乗せでの到着地のタイから他国への変更、国際便到着地のクルングテープか ら地方都市への変更などの対応を検討。
ピヤサワット社長によれば、「この半月で予約キャンセルが10〜12%にのぼり、新規予約も大幅に減少している。先月04 月のTHAIのフライト利用者数は、1日当たり2万4000人あまりで、2008年04月の約3万人を6000人ほど下回った。」との こと。なお、昨年04月もタクシン派のデモ隊が過激な反政府活動を展開し、航空業に大きな打撃を与えた。
プア・タイ党のプロームポン報道担当は、銃撃態勢に入っている兵士がチュラロンコーン病院内に潜んでいた事 を裏付ける画像を公開。
プロームポンによると、「1枚目の画像は、サンダルを履いた兵士が腰をかがめて銃撃の機会を窺っているもの、2枚目 の画像は、緑色の普段着(発言まま)を着た兵士が銃撃の機会を窺っている模様が撮影されたもので、何れもこれを見た 政府が病院内に兵士がいなかったと主張する事が2度とできなくなるようなものだ。」という。
一方、プア・タイ党所属議員で下院公共保健委員会委員長のプラシット・チャイヤウィラッタナは、「チュラロンコーン 病院の入院患者が移送される模様や集中治療室の模様を報じる事を放置した行為が国際基準に反している。」と指摘し、 「このような報道が長時間に渡り放映された背景に戒厳令発令の大義名分にしたい政府の思惑があった疑いがある。」と 述べた。プラシットによると、「03日にチュラロンコーン病院長、首都圏警察本部第1分署長及びタイ医師会長を召喚し 、このような報道行為を放置した背景について問いただす考えだ。」という。
タクシンはシンガポールのストレイト・タイムズとの短時間の電話インタビューの中で、「私は未だ生きている 。いまあなたと話しているのは幽霊ではない。」と語っていた事が明らかに。滞在先に関しては明らかにされてない。
インタビューの中でタクシンは、「政府は、批判的なメディアを遮断する一方で自己のメディアを利用してプロパガンダ を展開するなど非紳士的な戦略を使用している。」と非難。
一方、タクシンは、イギリスのEmerging Marketsが行った独占インタビューの中で、「民主的な手続きで首相に就任して いないアピシット首相に対して議会解散を要求するために、平和的な活動を展開している非武装なデモ隊に対して非常事 態宣言を発令する必要はない。政府は地方住民の集会参加を妨害したり反独裁民主主義同盟幹部を逮捕するために全国の 軍を操ってクルングテープに集結させている。」と非難。また、同盟が要求している議会解散に関しては、「自分がアピ シット首相だったら解散に応じていた。」とした。タクシンは、「アピシット首相は非常に少数の黄服(民主主義市民連 合)が反対を訴えている時に、当時のサマック首相に対して解散しろと訴えていた。成熟した民主主義というものに馴染 んでいるのであれば1人の意見であろうと数千人の意見であろうと耳を傾けるべきである。」、「アピシット首相は法を無 視し、時に法が法でなく正義が等しくもたらされない状況を作り出している。法が存在することではなく、法が支配する 事が重要である。」と述べた。
一方、「同盟にいる多くの支持者からの要請に応え助言をしているが、現在の同盟内には自分を嫌っていた民主活動家も 多く参加している。また自分に対する批判は自分にではなく、正義と民主主義を求める同盟への支持に跳ね返っている。 」、「政府は首相官邸や空港を占拠した黄服と赤服を差別し、司法の独立や報道に介入し、黄服側を助ける方向で司法手 続きを作用させている。」「また、自分が王室を尊重せず、共和制国家を築き上げ大統領への就任を目指しているとの指 摘は事実ではなく、我々は王室を尊敬し、誰もそれ以外の事を考える事はない。」とした。
さらに、「プレーム枢密院評議会議長が選挙委員会に介入し総選挙による国民の判断に対して脅かしをかけていた。プレ ーム議長が独立機関に介入し国家全体を混乱に陥れた張本人の1人である。」、「アピシット首相が総選挙の実施及び和 解推進のために議会の解散を決断し、選挙結果を受け入れる事が重要である。」
帰国の可能性に関しては、「常にタイ人が最終的に互いを許し合ってきたことからも自分は肯定的に考えている。」、「 3ケ月以内の帰国に関しては断言できないものの、今年中の帰国が可能と考えている。」とした。しかし、政界復帰する 可能性に関しては、「もし復帰しないとの選択肢があれば自分は幸せになれるだろう。自分は国際ビジネスマンになりた い。」と語るに留めた。
05月03日(月)マティチョン紙によると、連立与党ルワム・ チャイ・タイ・チャート・パッタナー党党首のワンナラット・チャーンヤヌクン(エネルギー大臣)は、「アピシット首 相が提示した9ケ月解散を前倒しにするためのロードマップに対して、未だ連立与党幹部との間で協議が行われていない 。」と断り、「対立を解消し正常化に繋げる事が出来る良い話である。」との考えを示した。しかし、解散時期に関して は、「準備状況次第であるとして適切な解散時期について回答する事は難しい。」との考え。
一方、議会解散前に憲法改正を行う必要性に関しては「全ての層が必要であると認識し改正を完了させる事ができるので あれば、それはそれで良い話ではあるが、憲法改正の用意ができていないのであれば総選挙後に行うことも可能で、それ はそれで問題はない。要は何が適切であるかに掛かっている。」と語った。
プーチャッカーン紙によると、民主党クルングテープ選出下院議員のブンヨート・スクティンは、「プア・タイ 党のプロームポン報道担当が02日に公開した、銃撃態勢に入っている兵士がチュラロンコーン病院内に潜んでいる画像2 枚が、何れも近くにあるチャーンイッサラ・タワーで撮影されたものである。」と明らかに。
また、前後して国内治安維持本部のサンスゥン報道官も、チュラロンコーン病院内に兵士が配置されていない事を確認し 、問題の画像がチャーンイッサラ・タワーで撮影されたものである事を明らかに。
午前シリートン王女は、チュラロンコーン病院を訪問し、 医師や看護婦、病院スタッフを激励し、病院関係者が置かれている状況に対して憂慮を表明。
シリーントン王女は01日午後にもチュラロンコーン病院を訪問し、入院治療を受けていた大僧正のシリラート病院への転 院を勧めた。
首都圏警察本部ドンムアン署は3日、41歳の男を武器の不法所持容疑で逮捕し、拳銃1挺や銃弾35発、反独裁民主 主義同盟の身分証明書等を押収した。
02日深夜にバイクで7〜8人の暴走族の取締にあたっていた軍関係者が、男が現場をバイクで高速度で通り過ぎて行った 事を不審に思い、男を追いかけ身柄を確保し警察に突き出した。
男は警察の取り調べに対して、「インオン名で知られる石鹸製造メーカーの女性オーナー付運転手で、押収された拳銃は 情勢が不安定で安全に不安があるとしてオーナーが護身用に提供してくれたものだが、同盟の集会には一度も拳銃を所持 して行った事はない。」と供述。
女性オーナーによると、「男は子供の頃から面倒を見ている自分の甥で、本人や親族がサコンナコン県出身であることも あって同盟を支持しているが、仕事の関係で時間を取ることが出来ないため、集会に行く事は滅多になかった。」という 。
チャイ下院議長は、憲法改正案及び国際条約に関して審議 するために07日09:00から上下院合同議会を招集する方針を明らかに。
合同議会では、02月11日の合同議会の際に審議が中断していた反独裁民主主義同盟幹部のウェーン・トーチラカーン等を 中心にした7万1543人の国民の署名を添えて提出された2007年憲法改正のための国民委員会が提出した憲法改正案及び連 立与党所属議員102人の署名を添えて提出された憲法改正案について審議される他、カンボジアやラオとの国境紛争地問題 協議に向けた枠組み等について審議される予定。
セントラル病院のピチャヤー院長は、「新たに反独裁民主主義同盟の自警組織に所属する男性2人が新型インフ ルエンザに感染していた事を確認した。」と明らかに。新たに感染が確認されたのは04月28日に不調を訴え、30日に診察 に訪れたチエンライ県出身の男性(53)と04月26日に不調を訴え、今月01日に診察を受けたコンケーン県出身の男性(16 )。コンケーン県出身の男性は診察のために当初ラーマ9世病院を訪れたが、ラーマ9世病院で診察を拒否され、セント ラル病院に移送されていた。
「これにより、合計で8人の自警組織員の新型インフルエンザ感染が確認された事になり、感染力から集会会場内で100人 以上が感染している恐れがある。」という。
午後法務省特別 捜査局(DSI)は記者会見を開き、「警察と軍の混成部隊が、クルングテープ都スアンルアン区ソイ・オンヌットの民家を 家宅捜索して大量の武器・弾薬を発見、押収し、これを所持していた容疑でタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD) の自警団員の男2人を逮捕した。」と押収品を報道陣に公開。「捜査員は午前05時頃から家宅捜索を開始、火炎瓶107個、 M16自動小銃1丁とAK47自動小銃5丁など7丁、手榴弾10個、複数の催涙弾や発煙弾、実弾などを見つけた。」と発表。
DSIは、「逮捕された2人が04月10日、治安当局がUDDの反政府集会の強制排除を図った際に軍のヘリコプターを銃撃し、 兵士1人を負傷させた。」と見ている。
法務省特別捜査局(DSI)は、「王制打倒計画を捜査する方針を決めた。」と明らかに。これは、国内治安維持本 部の要請に伴うもの。
国内治安維持本部は、「現在の反政府活動が王制廃止などを狙ったもの。」との見方を示し、「これに反独裁民主主義同 盟(UDD)首脳などが関与している。」と指摘。
タイ版FBIのDSIは、一定の条件を満たす特別な事件だけを扱っており、今回の発表は、「王制打倒を疑うにたる根拠の存 在を示唆するもの。」タイ政府、軍は「タクシン派の野党プア・タイ党、UDDの幹部らが王制の転覆を画策している。」と 主張。
タイには不敬罪があり、国王夫妻、王位継承者らに対する批判は長期の懲役など重い刑事罰の対象となる。しかし、タク シン派・民主派と現政権・王党派の対立の激化を受け、インターネットなどで王室への批判が目立ち始めている。04月末 には交流サイト(SNS)のフェイスブックに王室を誹謗するコメントを書いた容疑で、東部ラヨーン県在住の実業家の男性 を逮捕。今年03月にクルングテープの国防省近くでロケット弾が爆発した事件では、「逮捕されたグループの標的が国防 省に近接するタイ王宮内の王室寺院ワット・プラケーオだった。」とDSIは主張。国内に大きな波紋を呼んだ。ワット・プ ラケーオは王室専用の寺院で、タクシン元首相は2005年にこの寺で儀式を行い王党派から強い批判を浴び、翌年、クーデ ターで追放された。
長引く反政府デモは、クルングテープ随一の歓楽街にも深刻な影響を与えている。世界的に有名なパッポン通り では休業する娯楽店も増え、特にシーロム通りで武力衝突が起きた04月22日以降、事態はより深刻化している。
シーロム・ソイ4にある大型パブのマネージャー(35)は、「通常1晩あたりの売り上げは5万Bを超えるが、デモ隊が シーロムに現れてからは客足が90%も減った。」と話す。「高級クラブが軒を連ねるタニヤ通りでも、かつてないほど日 本人客の姿が減っている。」という。まだ従業員の解雇に踏み切る店舗は少ないが、「このままデモが長引けば一時閉店 も増える。」とみられ、関係者の間では不安が広がっている。
タイ財務省は、「最高裁判所が不正蓄財として没収を命じたタクシンの資産と利子のほぼ全額、計490億B(約 1400億円)がタクシン一族の銀行口座から国庫に納付された。」と発表。納付額が最も大きかったのはタイ王室系のサイ アム・コマーシャル銀行(SCB)からで、同行の預金残高の約4%に当たる399億B。
最高裁は今年02月、「タクシンが首相在任中に職権を利用して不正に利益を得た。」として、タクシン一族の資産766億B のうち、首相就任後に増加した464億Bの没収を命じた。財務省は残る資産についても脱税で巨額の追徴課税を行う方針。 没収した資産の大部分は国の債務返済に充てる模様。
タクシンは収賄などの一般的な汚職では訴追されていないが、首相在任中、格安航空のタイ市場参入を認める一方、自ら の傘下企業が格安航空会社を設立したり、自分の通信会社にとって有利なように国の事業権を変更するなど、政策により 利益誘導を図ったとされる。
21:15過ぎアピシット首相は、緊急特別放送の中で、「現在の政治対立を 打開すべく、5つの条件が満たされた場合、11月14日に総選挙を実施する。」と1ケ月前からクルングテープ中心部を占 拠しているタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の撤収を条件に、下院総選挙を行う方針を表明。解散総選挙に対 するUDDの対応如何に関わらず、政府として取り組む考え。
5条件は、々餡Δ鮴治に巻き込まないため、全階層による王室の護持。経済格差・社会的不公正の是正。その一部に は差別、機会喪失、権力による迫害を感じている層に均衡をもたらすため福祉の提供が含まれる。9駝栄塹造鮴らない 、自由で正確で責任ある報道の保障。ぜ0舵隊とデモ隊の衝突を調査する独立委員会を設置し、真相を解明。ス駝穎 解の手続きを憲法改正や国内治安法適用期間中の集会行為への違反適用の判断に反映させ、関係者全ての協力のもとに推 進。
タクシン派の主張を取り入れつつ、経済格差、社会的不平等で分裂した国民間の和解を目指す内容。ただ、王室に関して は開口一番、議論を封じた。重要課題2点目の社会的不公正の是正について、アピシット首相は「(地方の農民、貧困層 が中心の)反政府集会参加者は不公平な扱いを受けた、捨てられた、機会を与えられなかった、権力者に搾取されたと感 じている。」と述べ、UDDの運動がタクシン派、反タクシン派という政争だけでなく、根底に貧困、不平等という社会問題 があると認めた。その上で、「これまでのように問題を放置」せず、教育、就労の機会平等、収入格差の是正、医療、社 会保障の改善などに取り組む意欲を示した。
反政府デモを主導する反独裁民主主義同盟(UDD)の首脳、ウィーラは、「興味深い提案。」と前向きな姿勢を示したが、 「他の首脳などの意見を聞く必要がある。」として、同案の受け入れに即答を避けた。一方、23時台のMCOT(ラジオ)の 報道によると、チャトポン・プロームパンは、「幹部間で今回の首相提案について検討し、04日午後01時にUDDの態度を明 らかにする。」、ナタウット・サイクアは「提案に耳を傾ける用意がある。」と明らかに。また、ポーン幹部は、「04日 UDDの方針を明らかにする。」、ナッタウット幹部はアピシット首相が提示した案を受け入れる考えを示した。UDD幹部は この提案を04日に協議する予定で、03日夜の時点では受け入れに前向きな姿勢。
UDDはアピシット政権政権が選挙を経ずに軍の後押しで発足したとして、即時解散総選挙を要求。アピシット首相は03月末 にUDD幹部と交渉した際、任期を1年前倒しする年末の下院解散を提案したが、UDDが拒否した。憲法の選挙規定では、総 選挙は下院解散の45〜60日後に実施するとされており、11月14日総選挙となると、解散は08月末か09月初め。10月に就任 する次期陸軍司令官は現政権が選ぶことになる。軍の実力トップである陸軍司令官はクーデターが頻発するタイでは政権 安定のカギを握る重要ポストで、アピシット首相が09月に拘る理由はこの辺りにある。
UDDがアピシット首相の総選挙日程を受け入れた場合も、選挙後に政情が安定する保証はない。タイの混乱は2005年の下院 選で議席の75%を占めたタクシン政権(2001〜2006 年)が翌2006年、軍事クーデターで追放されたことが発端。その後、タクシン政権の低額医療制度やマイクロファイナン スなどで恩恵を受けた低所得者層、東北部、北部などの農民がタクシン派、タクシンを反王室、腐敗政治家と批判する特 権階級、クルングテープの中間層が反タクシン派という大まかな色分けで、政治闘争が続いている。次期選挙でどちらが 勝っても、対立派がデモなどで巻き返しを図る可能性がある。
タイはコネ社会で、相続税や固定資産税がなく、地方の所得・教育水準が低いことから、貧富の差、社会階層が固定化し やすい。タイ統計局によると、昨年、所得が最上位10%の世帯は月の平均所得が1人2万6678Bで、所得全体の33.7%を 占めた。これに対し、最下位(10位)グループは月1169B(所得全体の2.2%)に過ぎず、5〜10位の6グループを合わせ ても所得全体の3割に届かない。
反タクシン派の特権階級、クルングテープの中間層はUDDを「反王室で汚職体質のタクシンが政権復帰を狙い組織した集団 」程度に認識し、UDDの集会参加者を「タクシンに金で雇われた無学な田舎者」とみなす傾向が強い。反タクシン派のケー ブルテレビ局や新聞、一部の政府系地上波テレビ局はこのような見方、蔑視を煽るような報道を行っている。アピシット 首相の今回の演説はこうした見方を否定し、背景に経済格差、社会的不平等があることを認めたもので、今後の議論の転 換点となる可能性がある。
アピシット首相は5点目の政治改革について、2007年の反タクシン派軍事政権下の特別法と軍政が導入した現行憲法で多 数の政治家が5年間の市民権停止処分を受けたことに言及し、公正さを保つため、憲法・法律改正を進める考えを見せた 。反タクシン派の不公正を暗に認めた形だが、「アピシット首相が党首を務める民主党が不正献金で解党処分を受け、ア ピシット首相自身も市民権停止となる恐れがあるため、これを阻止するため、改憲に向け布石を打った。」という見方も 。
05月04日(火)04:15頃警官隊45人を乗せたチャーターバスが南部スラタニ ー県バーンナーサーン郡内で、制御を失い横転事故を起こし、中央分離帯にあるコンクリート製支柱に衝突。バス乗員の 男性2人が死亡、警官33人と運転手が重軽傷。バスはクルングテープの反政府集会の警戒で動員された警官を本来の勤務 地である南部トラン県に送り返す途中。
警察は、「事故発生前にバスが複数回に渡り揺れていたことから、運転手の居眠り運転が事故の原因になった可能性があ る。」との見方。バスの運転手は事故の際に頭部を負傷し病院に搬送。
クルングテープの反政府集会では地方からの集会参加者を乗せたバス、トラックの事故も何度かあり、04月17日には帰宅 する集会参加者を乗せ、クルングテープから東北部ウドンタニーに向かっていたピックアップトラックが中央分離帯に衝 突し、7人が死亡。
反政府デモ影響で業務を縮小していたチュラロンコーン病院が、反独裁民主主義同盟 (UDD)のデモ隊が病院前のバリケードを一部撤去したことなどを受け、外来診療を一部再開。05日に救急治療室の24時間 対応を、06日には外来診療を通常通り再開する予定。チュラロンコーン病院は隣接地を占拠したタクシン派団体、反独裁 民主主義同盟(UDD)のデモ隊が度々乱入したことから、04月30日から外来診療を中止し、大勢の入院患者が他の病棟に移 ったほか、患者129人が他の27病院に転院。
アディソン院長は、「転院した患者が当院に戻るかどうかは患者次第。」としている。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)のカロム顧問弁護士は、反タクシン派団体リーダーのトゥンを、「 人々に集会への参加を呼びかけ、扇動する行為が見られた。」ことから非常事態宣言法違反で告発。
またカロムは、「過去の新聞記事やインターネット上の画像から確認した結果、反タクシン派団体の民主主義市民連合 (PAD)によるドンムアンやスワンナプーム国際空港占拠時に、トゥンが演台で演説していたことがわかったため、国際テ ロリスとして調査を要請した。」としている。
アピシット首相は、昨日夜提案したタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)との和解案について、「民主党 内の相談を得た上での発言ではなく、民主党の総意ではない。」と発言。総選挙の時期を独断で決定したことに与党内か ら批判が出ていることについて、「解散の権限は与党にあるのではなく首相にある。」とし、批判を一蹴。
しかし、民主党の重鎮、チュワン顧問団長(元首相、元党首)は「他にも解決方法がある。」として議会解散に反対。「 下院解散は首相の専権事項」としながらも、「民主主義の下では、法を正しく運用するのが政府の役目。政府は法を守ら ない者を取り締まる必要がある。」と強調し、「違法な反政府活動を展開するUDDの要求に屈する形での下院解散は受け入 れがたい。」との考え。「アピシット首相から事前に相談を受けていなかった。」と述べており、党内の意見調整ができ ていない模様。
関係筋によれば、「民主党内では、早期解散に強く反対する意見も出ている。06日に予定されている党役員会は紛糾する ことが予想される。」とのこと。
スタンダードチャータード・バンク(タイ)経済アナリストは、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD) がアピシット首相の和解案を受け入れ、集会を解散した場合、タイ株式市場及び為替相場に好影響を与える。」との見方 を示した。「これにより金融政策決定委員(MPC)で、06月にも政策金利が引き上げられる見通し。」としている。そのた め本日(04日)は、「UDDの判断を注視する必要がある。」としている。
13時過ぎタクシンは、プア ・タイ党と結んだ電話回線を使用した各メディアとの電話インタビューの中で、「アピシット首相が提示した5つの行程 表受け入れの是非に関しては、赤色大衆の中の小さな存在でしかない自分が関係する事ではなく、赤服軍団が判断する事 である。自分は観察者に徹し、特に3項目目の建設的なマスコミ関連に注視する考えである。」と発言。

← 05月03日もゼネストに明け暮れるネパールのマオイスト(毛沢東主義者、ネパール統一共産党)。 支那やEUの陰謀で王政を廃止。

また、タクシンは、「行程表がアピシット首相自身ではない誰かにより書かれたものである可能性がある。」と指摘。一 方、アピシット首相が11月14日を総選挙日に定めた事に関しては、「自分は長年総選挙から離れており、今は歌っている 最中の『重ね重ねありがとう』」という曲が歌い終わっていないところである。」と語り、「年末までに帰国できる。」 と発言した事に関しては、「占い師の占い通りに発言しただけだが、今直ぐにでもTGの帰国便を予約する用意はある。」 と語った。
また、タクシンは、「戴冠記念日のために全ての者が顔を突き合わせ協力して結論を模索するべきである。」、「赤服の 主張に対して多少は耳を傾けるべきである。」と述べた。
反独裁民主主義同盟(UDD)によるクルングテープ中心部の占拠が終わる可能性が高まっ たことを受け、04日のタイ株式市場は急伸。タイ証券取引所(SET)株価指数終値は前日比33.35ポイント(4.37%)高の 796.86ポイントと急騰。国内の機関投資家が大幅に買い越し。
アピシット首相側からタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)に歩み寄りが見られたことから、在タイ日本 大使館より新たな注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年5月4日18:00現在)

(注)本日は、UDDデモに関し、政府及びデモ隊共に大きな衝突等の事件はありませんが、引き続き、報道等から最新情 報を入手の上、不測の事態に巻き込まれないよう注意して下さい。

1.5月3日(月)、アピシット首相が一斉放送を通じて国民和解に向けた5項目提案(注)と「11月14日の総選挙実 施」を公表しました。これを受けてUDD幹部は、4日夕方、アピシット首相の提案を容認する姿勢を示していますが、 更なる条件(具体的な国会解散日を決める等)を求める声明を発表していますので、依然として緊張状態が続いているこ とに変わりはありません。
(注)(1) 王室を政治対立に引き込まない
(2) 社会・経済システムの不公正を福祉制度によって是正する
(3) 対立を煽る報道を監督する
(4) 3つの衝突事件の事実究明のために独立調査委員会を設置する
(5) 近年の政治をめぐる不公正の問題に取り組む

2.ついては、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点〜サラデーン交差点を中心とする地域(地 図は在タイ日本国大使館ホームページを参照して下さい)及びバリケード付近にはできるだけ近づかないようにして下さ い。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、厳に不要不急の外出は控えて下 さい。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。

3.シーロム地区では、4日12時頃、マルチカラーによる小規模(150人程度)集会が行われました。BTSサラデ ーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近では、警察及び軍も警備を引き続き強化しておりますので、 同地域周辺にも近づかないようにして下さい。

4.なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので 、詳細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下 さい。

5.5月5日(水)、BTSは全線で運行予定ですが、運行時間を午前6時から午後8時に限定する予定です。
また、地下鉄(MRT)は基本的に通常運行予定ですが、午後7時以降は、シーロム駅を閉鎖させる予定です。
なお、BTS、地下鉄(MRT)の運行状況は、情勢により運行時間等が変更されますので、詳細については直接、ウエ ブサイト(BTS:http://www.bts.co.th/ 、  地下鉄(MRT):http://www.bangkokmetro.co.th/ )をご覧いただく か、問い合わせにより確認してください。

【ご参考】(前回までと同文なので省略)

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
04月22日に発生したシーロム通り上で反独裁民主主義同盟の集会活動に反対する運動を展開していたシーロムグ ループに向け5発のM79が撃ち込まれた事件で、法務省科学捜査研究所のポンティップ所長は、「これまでの解明作業によ りAu Bon Pain近くで爆発したM79が、近くにある立木に残された痕跡等からチュラロンコーン病院ポーポーロービルの7 階または8階から撃ち込まれた可能性が高くなった。」と明らかに。
「ポーポーロービルの7階と8階で行った調査で爆発物に使用される成分である硝酸塩が検出されている他、8階の女性 用トイレの窓の外側に銃弾痕があるのが確認されているが、ポーポーロービルの7階と8階に設置されていた監視カメラ の全てが故障していたため不審者の動向までは確認する事ができなかった。」という。
また、BTS線サラデーン駅に関しては、「約50m離れたシーロムコンプレックス付近で爆発したM79が、映像や現場の痕跡 からラーマ6世像付近から発射された可能性が高いが、結論づけるためにはレーザー光線を使用した検証作業が必要であ る。」と明らかに。
一方、04月28日にドンムアン空港先等で発生したデモ隊との衝突の際にバイクで移動中だった兵卒の頭部に銃弾が命中し 兵卒が死亡した事件は、「使用されものがM16なのかライフルなのかに関しては判断できないものの、兵卒が運転していた バイクに命中した銃弾がウィパワディー・ランシット通りの下り車線側から発砲され、兵卒の頭部に命中した銃弾が、当 時デモ隊が集結していたガソリンスタンド近くにある建設中の高層ビルから発砲された可能性が高い。」と明らかに。ポ ンティップ所長によると、「当時デモ隊が集結していたガソリンスタンドは、アルジャジーラが武装した黒服の姿をとら えた地点でもあるが、兵卒に向け発砲した者が所属していた集団に関しては判断できない。」という。
アピシット首相が5項目の和解案を示したことを受け、財界首脳は意見を交換し、「これを支持する。」と表明 。同時に、ラーチャプラソン交差点界隈からのデモ隊撤収の時期が不明なことから、「和解案が問題解決につながるとす るのは時期尚早、今後の推移を見極める必要がある。」との慎重姿勢。
国内最大の経済団体・タイ工業連盟(FTI)首脳によれば、「和解案は、建設的内容だが、合意成立が困難な事案ばかりで あり、和解が早期に実現するとは考えにくい。デモ隊が占拠を直ちに中止するとも思えない。問題解決のためには、政府 だけでなく、デモ隊も譲歩の姿勢を示すことが不可欠。」とのこと。
タイ政府は閣議で、「公共の場での集会法案」を承認。国王夫妻、王位継承者および摂政の住居、国会、首相官 邸、裁判所、その他政府機関、空港、港湾、鉄道駅、その他の公共交通機関駅から300m以内での集会禁止、集会の72時間 前までの政府機関への届け出を義務化などを盛り込んだもので、近く国会に提出。国会の事務方によると、「年内の成立 は困難。」という。
タイでは2005年以降、タクシン派と反タクシン派の政治対立が激化し、毎年のように大規模な反政府集会が起きている。 2008年には反タクシン派が首相官邸、スワンナプーム空港などを占拠、今年は04月03日からタクシン派がクルングテープ 都心部の広い範囲を封鎖し居座っている。
アピシット首相が11月総選挙という事実上の譲歩案を示したことについて、「軍部が、アピシット首相の意向に 反して、デモ隊排除に向けた強圧的措置をとろうとしなかったことが原因。アピシット首相は、軍部に譲歩を強いられた に等しい。」との見方が出ている。アピシット首相は、反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊によるバンコク最大の商業地 区ラーチャプラソン交差点エリアの不法占拠などに対し、「法律の順守と厳格な適用が必要」と繰り返し、治安当局にデ モ隊の強制排除を促していた。
だが、治安部隊の主体、陸軍の部隊を指揮するアヌポン陸軍司令官は、強制排除に否定的で、この姿勢は、国内治安維持 本部(非常事態宣言下の統治機関)の治安責任者に任命された後も変わらなかった。
アピシット首相は、これに不満を募らせており、また、板挟みになったプラウィット国防相もいらだちを露わにしていた 。
同時に、デモ長期化で経済的損失の拡大への懸念が強まり、政府の対応への批判や事態打開への強い要求が各方面から噴 出する事態となっていた。この状況の中で、「アピシット首相には、譲歩して下院解散を早めるという選択肢しか残され ていなかった。」とのこと。
反タクシン組織、民主主義市民連合(PAD)を母胎とする新政治党のスリヤサイ幹事長は、アピシット首相が示し た提案について、「民主党連立政権と反独裁民主主義同盟(UDD)が膠着状態から抜け出そうとしたもの。国が抱える問題 の解決策ではない。」と批判。
当局はこれまで、「王制打倒を企んでいる。」、「テロリストが紛れ込んでいる。」などとUDDを非難してきたが、スリヤ サイは、「アピシット首相は、問題の解決を棚上げして、和解案を打ち出した。これでは、一部政治家のやりたい放題を 許し、タクシン、テロリスト、反王制派、UDD首脳、公民権停止中の政治家などの罪を帳消しにすることに繋がりかねない 。」としている。
関係筋によれば、与党首脳の会合で、ステープ副首相(政権党・民主党幹事長)が、「公民権停止中の政治家が 選挙に出馬できるよう、恩赦による公民権停止解除をアピシット首相に進言する。」と約束。この会合には、チャート・ タイ・パッタナー党の実質的党首バンハーン元首相、プームチャイ・タイ党を牛耳るネーウィン、プア・ペンディン党の ピニット(いずれも公民権停止中)が出席。
さらに、ステープ副首相は、「民主党が解党処分を規定した憲法237条の削除に前向きに取り組む可能性も示唆した。」と いう。解党処分に伴い公民権5年停止となった政治家は、2007年05月のタイ・ラック・タイ党の解党で111人、2008年12月 のパラン・プラチャーチョン党などの解党で109人の計220人。
なお、恩赦適用による公民権復活や解党処分の廃止については、「過剰な処罰で政治活動を制限された政治家の救済であ り、これが政治対立の解消、国民和解の実現に繋がる。」と説明されているが、「民主党が政党交付金の不正使用などで 解党処分を受けかねないことから、民主党党を守ることが最大の狙い。」との見方も出ている。
チエンマイ県メーテング郡メータマン地区クッチャン村の山中でゾウのショーなどを行っているゾウの飼育・観 光施設「メータマーン・エレファント・キャンプ」の象十数頭が、チエンマイ県庁を訪れ、観光客急減への支援を陳情。 同エレファント・キャンプは象70頭、職員300人を抱え、通常は1日300〜400人の観光客が訪れるという。しかし、クルン グテープ中心部を占拠した反政府集会と爆弾騒ぎや、ワット・プラシン裏のワローロット・グランド・パレス・ホテルを 本拠地とする赤服軍団「ラック・チエンマイ51」のデモや占拠で、現在は1日50人ほどに落ち込んでいる。
デモ隊と治安部隊の衝突による混乱が続くタイで、カシット・ピロム外相(65)の発言が注目されている。タイ の安定の要として重きをなすプミポン・アドゥンヤデート国王(82)を中心とする王室の制度について、議論を呼びかけ た。
04月14日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版によると、カシット外相は米国でのセミナーで、「私たちは、 王室制度について語らなければならないと思う。王室はいかにして王室自体を現代の国際化された世界へ向けて改革して いかなければならないか。」と発言。「それは、私たちがこうしたすべての議論をやり通さなければならない、そしてや り通せるよう勇気を持たなければならない、さらに王室制度のタブーにまで踏み込まなければならないという行程である 。」とまで踏み込んだ。
タブーが、王室に対する不敬罪を指すのは明らか。不敬罪はタイに何をもたらしてきたのか。高齢のプミポン国王の後継 者は、ワチラロンコーン王太子(57)と目されている。ただしタイでは、「国王の後継体制についての議論は、密室で激 しく行われているものの、公の場での話は、有罪となれば禁固15年が科せられるあいまいで恣意的な不敬罪の適用への恐 怖から、控えられてきた。」(FT)。 「国王自身は、『自分が批判に晒されない存在ではない。』といっているのに、 不敬罪の誹りはしばしば、公人が敵対者を攻撃する手段として使われてきた。」(FT)。クーデターで首相の座を追われ たタクシン・チナワット(60)、そして反タクシン派の指導者や政治家たちは、政敵の発言の一部を取り上げては不敬罪 での醜い告発を繰り返してきた。
04月21日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)アジア版は社説で、「政府の役人たちは、タクシン派の赤シャ ツ集団をバリケードから追い出すことに失敗すれば、国王の後継者がタクシンを亡命先から迎え入れ、別の政治体制を支 持するのではないかと恐れているのかも知れない。」と分析。真実は不明ながら、反タクシン派の将来に対する不安が、 自由な発言を求めさせている。
18時過ぎ反独裁民主主義同盟(UDD)はTwitterの#ThaiRedJ によると、ウィーラは、「全会一致で和解推進に向けた取り組みへの参加を確認した。しかし提案に依然不審点や明確に して欲しいものがある。特に議会解散時期に関して明確にすべきである。テロや不敬罪容疑関連に対する恩赦を要求する 方針はない。政府は王室を対立の道具に使用するべきではない。」と発言。
ナタウットは「同盟はテロや王室打倒の恩赦を交渉材料にする考えはない。このような嫌疑に対して徹底的に闘っていく 。むしろ04月10日の衝突等で殺害を指示した者に対する立件を急ぐべきだ。和解推進への取り組みに参加する事は歓迎す るが、解散時期を明確にして欲しい。報道の自由、平和的集会に参加するための移動の自由等の人権が等しく保護される 事が和解推進の前提条件だ。 」と発言。
1ケ月前からクルングテープ中心部を占拠しているタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)は、アピシット 首相が前日提示した11月14日の下院総選挙と和解に向けた行程表(ロードマップ)を原則として受け入れる方針を表明。 「アピシット首相の提案にはタクシン、連立与党幹部らも前向きな姿勢を見せている。」とされ、05日のプミポン国王戴 冠記念日を前に、事態打開に向けた機運。
UDD幹部のウィーラ元副内相は、クルングテープ中心部の反政府集会場で、支持者に対し、「幹部の総意として、アピシッ ト首相が提示した和解に向けたプロセスを歓迎する。」と述べた。一方、アピシット首相に対し、下院解散日の明示、UDD に対する治安当局の嫌がらせの停止などを要求。UDD幹部に対する王制廃止の陰謀及びテロの容疑については恩赦を求めず 裁判で争う姿勢を示した。王室については「政争に巻き込むべきではない。」と、アピシット首相の主張に同意した。
反独裁民主主義同盟(UDD)は、アピシット首相が前夜に提案した和解推進の枠組みへの参加に原則合意した事を明らかに し、前提条件として政府側が解散時期の明確化等の同盟の疑問点に対して誠実に回答し、和解推進に向けた取り組みに嘘 偽りがない事を証明することをあげた。「集会の解散時期に関しては現時点では明らかにする事ができない。」としてい る。
UDDは、幹部の全会一致で政府が提案する和解推進に向けた枠組みへの参加を確認したが、参加の前提として、政府が総選 挙実施日ではなく議会の解散時期を明確にすること、及びメディア弾圧や平和的集会に参加するために国民が自由に移動 する権利の妨害といった人権侵害行為や同盟に対して行われている差別的な法の執行に対する誠実な対応をあげた。また 、同盟は枠組み参加にあたって、「幹部等にかけられているテロや王室打倒関連容疑に対する恩赦を要求する考えがなく 、今後も嫌疑を晴らすために徹底的に闘っていく方針である。」と確認し、政府に対し、王室を政治的対立の道具として 利用しないよう要求。
高架電車、スカイトレイン(BTS)は「05月05日より、06時から深夜24時までの通常運行 に戻る。」と発表。
アピシット首相が示した11月14日の総選挙実施案を受け入れる姿勢を示した反政府組織、反独裁民主主義同盟 (UDD)は、「解散日が明示された後、デモ隊を解散する。」として即時散会は行わない方針を明らかに。
UDD幹部のウィーラは、「総選挙の投票日を決めるのは中央選挙管理委員会の役割であり、アピシット首相の権限ではない 。アピシット首相の権限は下院の解散日程を決定することだ。」として、下院解散日を明示するよう迫った。
ただ、「解散日が発表され、それに対して、UDD幹部が納得したら、すぐにデモ隊を解散する。」としている。
今回の11月14日総選挙については、民主党と連立与党、野党プア・タイ党のチャワリット最高顧問などが歓迎する意向。 反政府デモをバックアップしているタクシンも政府案を受け入れる考えのようだが、「解散日が明記されていない点が問 題。」との発言をしているため、今回のUDDの要求は、タクシンの指示を受けてのもの。
一方、今回の11月14日総選挙について、現政権を支持する多色服集団(マルチカラー派)は「総選挙が早すぎる。」と不 満を表明。05月06日と07日にクルングテープ都内の戦勝記念塔周辺で数千人単位の抗議デモを開催予定。
05月05日(水)08時過ぎデイリーニュース紙によると、反独裁民主主義同 盟幹部のウィーラ・ムシッカポンは、「赤服軍団が帰郷できる日がまもなく訪れる。」との考え。ウィーラは、「アピシ ット首相が総選挙日の実施日を発表した事により我々の要求が満たされようとしている。集会がそう長くない時期に終了 できる見通しである。詳細に渡る協議を行い集会の終了時期を決定する考えである。」と語った。
治安悪化で営業時間を短縮していた高架電車BTSと地下鉄MRTが通常運転を再開。営業時間 は午前06時〜午前00時で、午後07時で閉鎖していたMRTシーロム駅も終電まで営業。
タイのプミポン国王は、入院先の病院を一時離れ、王宮で戴冠 記念の宗教儀式を行った。国王は1946年に即位したが、欧州滞在を続けたため、戴冠式は1950年に行われた。今年は60周 年で、タイ各地で式典が開かれた。
04月03日からクルングテープ都心を占拠し反政府集会を続けているタ クシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)はアピシット首相の提案を原則受け入れる方針で、幹部のウィーラは、「集会 の終わりが近い。」という見通し。タクシン派野党で下院第1党のプア・タイ党も総選挙を歓迎する意向。
連立政権は中核である民主党の内部に反対意見がある。連立パートナー幹部は04日夜に会食したが、バンハーン元首相が 支持を表明したほかは、賛否を明らかにしていない。財界からは選挙を支持する声が相次いでいる。
一方、2008年にスワンナプーム空港、首相官邸どを占拠した反タクシン派団体、民主主義市民連合(PAD)は選挙でタクシ ン派が政権に復帰することに警戒感を示し、「タクシン派のテロリストと王制転覆の陰謀を取り締まれていない。」「行 程表(ロードマップ)は新味がない。」(幹部のスリヤサイ)などと政府を批判。
アピシット首相が11月14日の総選挙実施案を示したことで、ラーチャプラソン交差点地域では高級ホテルやデパ ートなどが営業再開へ向けての準備に入った。
ラーチャプラソン交差点地域では、反独裁民主主義同盟(UDD)が反政府活動の拠点にしてからはほとんどの大型施設が休 業に追い込まれた。通りではデモ隊が寝起きし、高級ホテルの前で洗濯物を干す者まで現れる始末だったが、早期選挙が 具体化したことで、デモ隊の撤収が近づいてきた。
都庁では早速バンラック、クロントイ、パトゥムワン、サトーンなど6区の代表を集め、デモ隊が引き上げた後の清掃業 務について検討。「500人以上の清掃員と大量の貯水トラックを使い、4時間以内に完了する計画を立てた。公共物の破損 や損傷については清掃後に点検するとしているが、歩道、塗装、街路樹、交通標識の修繕にはシーロムとバンラック界隈 だけでも200万Bから300万B掛かる。」と見られている。
5星ホテルの「フォー・シーズンズ・ホテル・バンコク」では05月09日の再開を計画していたが、状況によっては予定を 早める方針。広報部は「ホテルの前庭はデモ隊の僧侶が寝泊するなどでかなり痛んでいる。でも、一日も早い営業再開を 目指して02日で元通りにする。」と意欲的。
BTSスカイウォークなどの清掃には民間清掃業者も加わるが、短時間で元の状態に戻すためには多くの人手を必要とし、各 団体とも予算の捻出に追われている。
先にシーロム地区でデモに反対する市民らが擲弾攻撃を受けた事件で、現場に隣接するチュラロンコーン病院の アディソン院長は、「何者かが病院の建物から擲弾を発射した可能性がある。」との見方に対し、「徒らに不安を煽り、 病院の評判を落としかねない。」と、困惑の様子。
04月22日夜の事件では、擲弾数発が撃ち込まれ、女性1人が死亡、80人以上が負傷。政府の見解は、「擲弾が反独裁民主 主義同盟(UDD)のデモ隊が陣取っていたルムピニー公園の一角から発射された。」というものだった。
だが、法務省中央科学捜査研究所のポンティップ所長は、現場を調査した結果として、「擲弾の1発は、病院のポーポー ロー館の7階か8階から発射された可能性がある。建物内からは(発射の可能性を示す)硝酸も見つかったが、(硝酸系 の)肥料かもしれない。8階の女性用トイレではガンパウダー(弾薬に使用される火薬)が検出された。」と指摘。
これに対し、アディソン院長は、「警察や特別捜査局(DSI)が先に建物内を調べたが、なにも見つからなかった。7階と 8階は外来患者が利用する階で、夜間は人がいない。バルコニーも擲弾を発射するには狭すぎる。」と述べた。
長期に及んだ反政府デモにもやっと終止符が打たれそうな気配だが、「これまでの政情不安の影響で外国人観光 客がすぐに戻ってくるとは考えにくく、国内の観光業は、タイ人を対象としたマーケティングに力を入れることが予想さ れる。」という。
タイ・ホテル協会のプラキット会長は、「05月については、ホテルに予約がほとんど入っていない。06月も07月も予約が ないかもしれない。大規模デモはまもなく終わりそうだが、外国人観光客が戻ってくるにはしばらく時間が掛かる。」と している。
また、タイ旅行代理店協会連合のスラポン会長によれば、「政府には観光刺激策に力を入れることが望まれている。ただ 、観光促進計画を実施しても成果が出るには少なくとも6ケ月掛かる。」とのこと。
イベント・オーガナイザー大手のCMOグループが、「クルングテープ都心で準備中のイベント会場『ラーチャプラ ソン・アーバン・スペース』のオープンを06月に延期する。」と発表。
高級ショッピングモール「ゲーソンプラザ」の隣に位置する「ラーチャプラソン・アーバン・スペース」は05月オープン とされていたが、ラーチャプラソン界隈が反政府デモの拠点となり商業地区としての機能が停止したことから、スケジュ ールが変更。このため、「05月に開催予定だったイベントはすべて中止となったが、その内の約半数は06月以降に予約し 直された。」という。
オープン前からトラブルに見舞われたCMOグループだが、06月から年末にかけては高需要を予測。社全体の売上目標を前年 比20%増の8億8000万Bとしている。また、「ラーチャプラソン・アーバン・スペース」単独では6000万Bが目標。
サームクン・クナウォン代表は、「2009年第4四半期からイベント業界には活気が戻ってきている。2010年の出だしも順 調だ。期待のラーチャプラソンも、デモが終われば2ケ月から4ケ月で通常に戻るはず。」とし、「早期回復のためには 政府の支援も重要。このエリアで定期的に大規模イベントを企画してほしい。」と話している。
アピシット首相の側近、シリチョークは、国内治安維持本部で行われた記者会見で、「下院解散は09月15日〜30 日。」と明言。これは、反独裁民主主義同盟(UDD)が、「アピシット首相が下院解散の期日を明らかにするまでデモを続 ける」としていることから、アピシット首相に代わって解散時期を示したもの。
アピシット首相は先に、11月14日総選挙を提案したが、憲法の選挙規定では、「下院解散の45〜60日後に総選挙を実施す る。」とされており、シリチョークは、「解散時期は自動的に09月後半となる。」と指摘。
また、UDDが和解案を受け入れながら、解散期日の明示をアピシット首相に求めていることについては、「UDDが大規模な デモを終わらすのに時間を必要としているだけ。」との見方。なお、「UDDが、自分たちの意見を通すため、デモを継続し て政府に圧力をかけ続ける」とする見方も出ているが、関係筋によれば、「UDDがデモを中止しないようであれば、政府は 強圧的措置に訴えざるを得ない。」とのこと。
反独裁民主主義同盟幹部のウェーン・トーチラーカーンは、「同盟の使命は次期総選挙でプア・タイ党を勝利に 導きプア・タイ党主導で政府を組織させる事である。」、「一両日中にあるであろうアピシット首相による下院解散期日 発表をもって同盟の勝利と見なすべきではない。」と指摘。
ウェーンは、「下院議会解散発表は塔を建設するために最初に積み重ねられた煉瓦の固まりでしかない。」、「次期総選 挙で、プア・タイ党が選挙区で 300議席以上、比例代表区で70議席以上の安定多数の議席を確保し政府を組織するまで引 き続き闘争を続けなければならない。」と訴えた。
また、ウェーンは、「プア・タイ党政権誕生後は、政権が1997年憲法の復活運用や選挙期間中に掲げた公約が実行されて いるが監視していく考えである。」と明らかに。
05月06日(木)朝アピシット首相は、「09月15日から30日ま での間に下院議会の解散を宣言する考えである。」と確認。民主党内で開催される党会議に出席する前に記者団の質問に 答えた。
先にアピシット首相は「和解推進に向けた5つの行程表を発表した際に次期総選挙を11月14日に設定する方針である。」 と明らかにしていた。
一方、アピシット首相の和解推進案に関して事前に相談を受けていなかった事を認め、「早期の議会解散に難色を示して いた。」と伝えられている民主党最高顧問のチュワン元首相は、「既に和解推進案について首相と話し合ったのか。」と の記者団の質問に対して「対立は全く存在していない。」と答えた。
民主党は招集された民主党議員の会合で、アピシット首相は和解推進に向けた5つの行程表及び11月14日の総選 挙実施の和議案を説明し、ほとんどの議員が支持を表明し支持を決定。賛成多数で支持が決定されたが、全会一致という 訳にはいかなかった。
関係筋によれば、「アピシット首相は、和解案を提示した理由について、『デモ隊強制排除でさらに死傷者が出ることを 恐れた。』などと説明した。」とのこと。
この決定に先立ち、民主党前党首で現党顧問団メンバーのバンヤット・バンタッターンは、「民主党がアピシット首相( 同党党首)の示した和解案を支持することで一致した。」、「党内に依然提案を巡った不協和音が存在しているが、党首 降ろしの動きにまで発展するような激しいものではない。」と語った。
同案に対しては、「チュワン顧問団長(元首相、元党首)や一部の議員が反対している。」と報じられたが、バンヤット 顧問は、「チュワンでさえ首相を支持する姿勢を示した。チュワンは、法律の適用(和解案を実行するうえで、法を犯し た者に法的措置がとられるか)が気がかりなだけ。」と述べた。
野党プア・タイ党チャルームは、ヨンユット党首、ウィッタヤ国会対策委員長とともに記 者会見を行い、不信任決議案の提出の見送りを決定したことを明らかに。
「『現政権はすでに血に染まりすぎている。大義名分を言い訳に辞任しない。』との見方から、提出を見送ることを決定 した。」としている。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「アピシット首相が提唱する和解推進に向けた5つの行程 表及び11月14日の総選挙実施への支持を民主党が決定したことを受け、同盟は和解推進に向けたプロセスの第2カウント 目に入る用意ができた。」と語り、同日中に集会解散時期を含む今後の方針について幹部間で協議を行う予定である事を 明らかに。
しかし、ナタウットは、「政府が連立与党との間で和解推進のための枠組みに対する理解を共有するのに多少の時間を要 する事が予想されるのと同様に同盟も結論を出すのに多少の時間を要する事が予想される。」と語り、06日中に結論が出 せる可能性に関しては「現時点では明言できない。」とした。
反タクシン派の民主主義市民連合(PAD)は、アピシット首相が提案する和解推進に向けた5つの行程表及び11月 14日の総選挙実施に対し、「実現性が低い。」などの理由で、反対する姿勢を明らかに。
政府に対し、テロ集団に対する厳格な法の執行と福祉国家の創成に向けた国家改革への注力を要求。アピシット首相に対 し、首相を辞任し国民の生命や財産を守るために法を厳格に執行し国家改革に取り組み法による支配や平和を国家にもた らす事ができる人物に道を譲るよう要求。
声明の中で連合は、「アピシット首相が提案した和解推進案は、かつてアピシット首相自らが『武器や武装集団を保有し ているテロリストである。』と指摘した、王室打倒及び新国家体制の創成を目指している集団に屈服する事である。」と 発言。さらに「11月14日の総選挙日の設定は、国家改革への取り組みや司法プロセスを台なしにし、法治国家を粉砕する だけでなく、この設定により政治家は選挙での勝利にのみ関心を示し、テロや王室打倒を目指す動きに関与した政治家に 対する公務員による法の執行が疎かになることにより、テロや王室打倒の動きの拡大を許し、結果として議会解散宣言以 降の情勢を過激化させ国家を無法国家化させる事になる。」と述べた。
国民和解の道筋をつけるなど5つの条件が満たされれば、11月14日に総選挙を実施するというものだが、PAD首脳のパンテ ープは、「問題を解決する(条件を満たす)には時間が足りない。(11月14日総選挙のための早期の)下院解散は受け入 れられない。」と明言。
またPAD幹部のスリヤサイ(PADを母体とする新政治党幹事長)は、「和解案には裏があるのではないか。」と述べ、「民 主党とタクシン派が国民和解を口実にそれぞれの利益保護を図ろうとしている。」との見方。「この密約の背景に、『政 府の今期予算の使い切りや官僚人事、憲法改正の実現により政治家へ利益を供与したい。』との思惑や民主党の解党を回 避したいとの思惑があり、またタクシン体制には、『早急に実権奪取のための選挙を行いたい。』との思惑や『被選挙権 剥奪を初めとする政治案件に対する恩赦を勝ち取りたい。』との思惑がある。」という。
このほか、「政治色なし」を掲げて反デモ運動を展開してきた「多色服派」のトゥン医師も、「和解案で示された条件は 何一つ達成できないだろう。」と、同案が非現実的だと批判。
なお、反政府デモを続けるタクシン支持団体、反独裁民主主義同盟(UDD)は、「PADや多色服派が和解案を支持するか見 極めるのが先。」として、ラーチャプラソン交差点界隈からのデモ隊撤収の時期に言及するのを避けている。
法務省特別捜査局(DSI)のタリット局長は、「DSIが反独裁民主主義同盟(UDD)首脳ら9人に対しテロ罪で法的 措置を取る方針だ。」と明らかに。
これは、「反政府活動の中でUDDによるテロ行為があり、UDD首脳らの責任を問う必要がある。」というもの。
また、政府とUDDの間で和解に向けたプロセスが始まりそうだが、タリット局長は、「(法的措置が)和解を妨げることは ない。」と述べた。
和解のプロセスに「反政府デモの責任は問わない。」との条件が盛り込まれるといった見方も出ているが、タリット局長 は、「DSIには、法を犯した者に法的措置をとる義務がある。政府・議会が恩赦を適用するか否かは別の話。」としている 。
当局が「国家の安全保障に影響する。」との理由でウェブサイトの閲覧を禁止する措置をとっていることに対し 、学識経験者などから、「基本的人権を侵すもの」、「徒に国民に恐怖感を与えている。」といった批判。
国内治安維持本部が過去2ケ月間に閲覧禁止としたウェブサイトは約200とされるが、同センターは、「インターネットサ ービスプロバイダーに自主検閲を求めており、閲覧できなくなったサイトはさらに多い可能性がある。」という。
国立タマサート大学法学部のサウィトリー講師によれば、「ウェブサイトの閲覧禁止は、2007年制定のコンピューター犯 罪法に基づいたものだが、国民の知る権利が制限されているのが実情。」という。
夕方アピシット首相が05月03日に提案した11月14日の下院総選挙と和解 に向けた行程表(ロードマップ)について、04月03日から都心を占拠し反政府集会を続けているタクシン派団体、反独裁 民主主義同盟(UDD)の幹部は、「アピシット首相は連立与党や政府の支持勢力である反タクシン派団体、民主主義市民連 合(PAD)などに和解案を納得させる必要がある。」などとして、当面占拠を続ける方針。
ナタウット・サイクアは、「まだ政府が民主主義市民連合や議会解散反対派の多色服集団、連立与党との間で和解推進に 向けた取り組みに関する理解の共有に向けた作業を終えていない。」、政府が06日に首相に対して辞任要求を突き付けた 民主主義市民連合との間にある蟠りの解消を始め、多色服集団や連立与党との間で和解推進に向けた枠組みに対する理解 の共有に努め全ての問題の解決を終えない限り集会を解散する事は出来ない。」と語った。
PADは、声明を発表し、「UDDを法律に従い取り締まるべき。」、「テロリストと和解すべきではない。」、「タクシン派 が次期総選挙で勝てば王制廃止に向かう。」などとして、和解案への反対を表明。
05月07日(金)JTBなど日本の旅行大手3社がクルングテープ を含むツアーの中止の延長を決定。JTBは05月16日、日本旅行は05月14日、阪急交通社は05月19日出発分まで中止。
東北部コンケーン県のタクシン派赤服集団が、ムアン・コンケーン郡内で支持者を集め、ピックアップトラック 数百台で、反独裁民主主義同盟(UDD)が集会を続けるクルングテープ都内ラーチャプラソン地区への移動を開始。
タイ地元紙によると、「今回の移動について、減少が続く集会参加者の増強が目的とし、アピシット首相に解散の圧力を かけることが目的ではない。」としている。
18時過ぎ04月03日から都心を占拠し反政府集会を続けているタクシン派 団体、反独裁民主主義同盟(UDD)は、アピシット首相が03日に提案した11月14日の下院総選挙と和解に向けた行程表(ロ ードマップ)を基本的に受け入れる方針を再確認。集会の解散時期は明言しなかった。当初報じられていた「05月10日解 散が適当という考えは幹部のクワンチャイ・プライパナーの個人的な考えに基づいたもので、1つの提案に過ぎない。」 としている。
ナッタウット幹部は、「アピシット首相が提案している和解案について、基本的に賛同できる。」と再度発言したが、UDD の集会の解散日に関しては明確にしなかった。だが「全ての政党に対して総選挙結果を受け入れる事を約束するよう要求 し、明日までにUDDから工程表(ロードマップ)を現政権に提示し、その後現政権からの反応を待った上で、UDDの今後の 方針を決定する。」とのこと。
また、ナタウットは、「政府の行程表項目1の王室の政治利用禁止に対し全面的に支持する。」と確認し、UDD幹部等が持 たれているテロや王室打倒容疑に対しては恩赦を求めず司法手続きの場で徹底的に闘う方針を再確認。政府に対して04月 10日及び28日に発生した衝突案件に関する調査を進め同様に司法手続きに付すよう要求。PADや多色服集団が和解推進案に 反対している事に関しては、「民主党及び政府の問題であり同盟が関知する問題ではない。」とした。
一方、幹部のチャトポン・プロームパンは、「軍が大衆を脅かさず大衆の安全が保障され、軍が本隊に帰隊し、政府がSMS 送信による大衆への迷惑行為を止める事も集会解散の条件になる。」と発言。
UDDは政府に解散総選挙を要求し、03月12日からクルングテープで集会を始めた。東北部、北部など地方の支持者を動員し たほか、クルングテープ在住の地方出身者、低所得者層が加わり、参加者は数千〜数万人で推移。04月10日には強制排除 を図った治安部隊と衝突し、兵士5人を含む25人が死亡、800人以上が負傷する「激戦」の末、撃退に成功。
UDD幹部によると、「集会参加者の相当部分はアピシット首相の提案を理解しておらず、解散に反対している。」と言う。 集会解散には参加者を落ち着かせる冷却期間を置き、集会開始から2ケ月、衝突から1ケ月といった区切りのいい日を設 定する必要がある。
一方、チャムロン元都知事ら反タクシン派団体、民主主義市民連合(PAD)の幹部は、記者会見を開き、「アピシット首相 が職務を遂行しないなら、軍が戒厳令を敷き、UDDを排除すべきだ。」と主張。解散総選挙や和解案には重ねて反対を表明 。
22:45頃クルングテープ都内サラデーン交差点のソイ・サラデーンでサラ デーン交差点ドゥシットタニーホテル側で20人から30人位のシーロムグループが集会反対活動を展開していた。このグル ープに向け銃撃事件が発生。オートバイの乗った男がクルンタイ銀行支店近くで警察官3人、通行人2人に発砲し、この 銃撃により警戒にあたっていた警察官1人が腹部を撃たれ死亡。グループや警察官、軍関係者に負傷者が出た。
これまでの調べで、最初に同盟が占拠しているルムピニー公園から3回の破裂音が聞かれた後に6発の銃声が聞かれた。
また初期段階の報道では、「シーロム通りからサラデーン交差点に入ってきたバイクからシーロムグループの警戒に当た っていた警察官に向け複数発の銃弾が発砲された。」と報じられた。
05月08日(土)01:30頃07日23時前から08日01時過ぎにかけて、サラデーン 交差点付近ラーマ4世通りに面したルムピニー公園第4ゲート付近で銃乱射と爆発が連続して発生。08日07:00過ぎまでに 警察官2人が死亡し、反独裁民主主義同盟の集会活動に反対する活動を展開していたシーロムグループや警察官、軍関係 者十数人が負傷。
01:30頃、サラデーン交差点に隣接するルムピニー公園第4ゲート近くの警察検問所付近に向け3発の爆発物が撃ち込まれ 、4人の警察官が負傷し病院に搬送され、うち1人の警察官が搬送先の病院で死亡。警察は、「犯行に携帯用迫撃砲のM79 グレネードランチャーで擲弾を撃ち込んだ。」とみて解析作業を進めている。
2件の不穏な動きが連続して発生した事に関して国家警察本部のポンサパット報道官は、「事態の収拾を望まない者の犯 行で、同一犯の可能性がある。」との見方。
03:40頃ポストトゥデー紙によると、パヤオ県県都内にある赤服軍団系の コミュニティーラジオ局前に駐車してあった小型トラックが何者かに放火され半壊するという事件が発生。
また、ラジオ局の局長で小型トラックのオーナーでもある男性が、火が上がった車内から通信機を取り出した際に軽傷を 負った。「この放火による放送への影響はない。」という。
警察は、県内に複数存在する赤服軍団同士の対立、または第三者による政治的利益追求目的のいずれかが放火の背景にあ ると見て捜査を開始。
06時過ぎデイリーニュース紙によると、アユタヤー県ワンノーン郡内の パホーンヨーティン通り上に鋲が撒かれるという事件が発生。
「クルングテープのラーチャプラソン交差点で開催されている反独裁民主主義同盟の集会に合流するためにコンケーン県 から移動中の300台以上の赤服軍団の車列の進行を妨害する目的で鋲が撒かれた。」と見られている。
「鋲は車列がナコンラチャシーマー県パークチョン郡内を通過しサラブリー県内に向かっていた頃から、黒色の乗用車か ら撒かれていた。」とされ、この鋲により百数台の車が事故やパンクを引き起こした。車列に参加していた赤服軍団は、 「鋲を撒いていた奴らこそが本物のテロリストだ。」と非難。
パニターン政府報道官は、サラデーン交差点周辺で連続し て銃撃、爆破事件が発生した事を受け招集された国内治安維持本部の対策会議の席上で、」同様な事件の再発を防止する ためにパティープ国家警察本部長代行に対して、直接現場で指揮を執り、現場周辺の警戒態勢を引き締めるよう要請する 決定がされた。」と明らかに。
また、パニターン報道官は、反独裁民主主義同盟が参加を表明している和解推進に反対する勢力が存在している事を認め 、「同盟に対して不穏な動きの犠牲にならないためにも、早急に集会の中止を決定するべきである。」と言明。
一方、民主党のブラナット報道官は、「連続銃撃、爆破事件は、同盟が参加を表明した和解推進プロセスに水を差したい 勢力が、政府とデモ隊との衝突を発生させテロ攻撃を仕掛ける目的で行った犯行である。」と指摘し、「民主党本部やシ ーロムで発生した爆発物撃ち込み事件の際に姿を目撃されていた人物が背後で関与している疑いがある。」、「同盟に対 して、過激な行動を志していない事を示し、集会参加者に紛れ込んでいるテロリストから身を守るためにも集会を解散さ せるべきある。」と述べた
民主党党首付報道官のテープタイ・セーンポンは、民主党所属チョンブリー県選出下院議員のトンロート・トン グルーンセートが国王賛歌斉唱中に起立しなかった問題に関する真相を解明するために専門委員会を設置する考えを明ら かに。
先に反独裁民主主義同盟及びプア・タイ党が、「05日にチョンブリー県サタヒップ郡内で開催された船員訓練関係行事の 中で行われた国王賛歌斉唱の際にトンロートが起立をせず国王に敬意を示さなかった事が不敬行為に該当する。」として 、「政府及び民主党に対してトンロートを不敬罪で処分し、同罪の適用に二重基準が存在していない事を社会に示すべき である。」と指摘。
一方、不敬罪疑惑の渦中にあるトンロートは、「国王賛歌斉唱の際に起立しなかったのは自分の誤解によるもので、自分 は国王、王室に敬意を持っており、また間違いを犯し得る普通の人間として過ちを認める用意がある。」と語った。トン ロートによると、国王賛歌斉唱の際に起立しなかったのは、船員に対する訓練や船員コミュニティー関連の政策に我を忘 れて思いを馳せていたために周りの動きに気が付かなかったため。」という。
18時過ぎ東北部のコンケーンやウドンタニー県などから約 5000人がクルングテープに到着し、反独裁民主主義同盟(UDD)による反政府デモに参加。
「UDDは、アピシット首相の示した和解を受け入れ、ラーチャプラソン交差点界隈の占拠を近く中止する。」とみられてい るが、「15日までにデモを中止する。」としているだけで、明確な撤収時期は明らかにしていない。
反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイクアは、「同盟の和解推進に向けた5つの行程表を一両日中に発表できる見 通しである。」と明らかに。「同盟の行程表発表は、和解推進に向けた取り組みに柔軟性をもたらすためのもので、政府 に対して強要したり圧力をかける方針はない。」という。
政府は、「和解案を受け入れたとしながら、デモを継続するようであれば、強圧的な措置もやむを得ない。」との構えを 示しているが、UDD幹部のナタウットは、「デモ隊の撤収にはあと数日必要。この事情を政府も理解してくれているものと 思う。」と述べている。また、ナタウットは、「集会の長期化が和解推進に向けた一連の作業の障害になり得る。」とし て、アピシット首相の15日までの集会解散要求に理解を示した。
一方、サラデーン交差点周辺で銃撃、爆破が連続して発生した事に関しては、この事件に絡んでM79発射装置を所持してい た容疑で警察に逮捕された男の身柄が軍に引き渡されたとの情報がある事を明らかにし、国内治安維持本部に対して事実 関係を明らかにするよう要求。
05月07日深夜から翌08日未明にかけシーロム地区で警察官1人が発砲され死亡し、ほど近いルムピニー公園付近 で擲弾計3発が撃ち込まれ、複数の警察官が負傷し、そのうち1人が死亡した事件で、大規模な反政府デモを続けるタク シン派の反独裁民主主義同盟(UDD)は、「民主主義市民連合(PAD)の自警団は武器に扱いに慣れている。」と指摘、PAD の犯行との見方を示した。だが、「タクシン派の強硬派が武装闘争に展開している。」というのが大方の見方であり、治 安当局は、「今回の事件は、タクシン派のうち和解を望まないグループによる犯行。」との疑いを強めている。
05月09日(日)朝アピシット首相は定例政見放送の中で、先 に示した11月14日総選挙のための5条件の内容を具体的に説明。それによると、「王制擁護は、王制の重要性を若者に理 解させる、関連法を厳格に適用する。」、「経済格差と不平等の解消は、無償教育、職業訓練、借金問題対策、土地割当 のための計画を実行する、地域開発の骨子を決める市民会議を05月20日に開催する、経済格差解消を目的に地域開発を推 進する特別機関を設置する。」、「メディア改革は、騒乱・対立をあおるというメディアの政治利用を禁止する法案を作 成する、国家放送通信委員会がメディアへの政治介入を監視する、「一連の衝突を調査するは、ラーチャダムヌン通り、 シーロム、ウィパワディランシット通りで起きた衝突・攻撃を調査する委員会を政府が設置する、国家人権委員会が政府 や陸軍を調査することを許す。」、「憲法改正は、透明性と公益性に基づいて憲法を改正する、関係者すべての参加をも って政治関連の憲法規定の見直しを行う。」となっている。
アピシット首相は、「タクシン派のセー・デーンことカッティヤ・サワディポン陸軍少将が和解推進プロセスの 妨害を目指しているテロリストである。」と言明。アピシット首相は、「和解に公然と反対しているのがカッティヤ少将 。UDD首脳部が進めようとしている和解に反対するようUDDの地方代表に呼びかけている。」と批判し、「警察官2人が死 亡した先の事件は、デモ中止に反対するテロリストの仕業。カッティヤがこれに関与している疑いがある。」との見方。
アピシット首相は、ラーチャプラソン交差点で展開されている反独裁民主主義同盟(UDD)の集会活動の中止を阻止する事 を意図しているテロ集団の首謀者であるカッティヤ少将が地方の同盟傘下団体幹部と連絡を取り、和解推進プロセスや15 日までの集会解散の阻止に動いている。さらに和解推進プロセスで利益を受けないタクシンもプロセスに不満を示してい る。」と指摘し、同盟に対して、和解推進プロセスへの合流表明に嘘偽りがないのあれば、幹部や集会参加者がテロリス トによる暗殺の標的になる事を防ぐためにも早急に集会解散の決断し、10日までに和解推進プロセスへの合流意志を明確 化するよう要求。
アピシット首相によると、「和解推進プロセスの進展により存在が無視され、赤服軍団を自己の盾として利用できなる事 をテロリストが恐れている。」という。 タクシン支持を公言するカッティヤ少将は、アヌポン陸軍司令官を公然と批判したことなどで停職処分を受けており、ま た、不安を煽る過激な発言を繰り返している。政府機関などへの擲弾攻撃の黒幕との見方も出ている。
「デモ隊の中にも信奉者が少なくない。」とされるが、UDD首脳部は、武装闘争を否定する立場から、カッティヤと距離を 置く姿勢をとっている。
大規模な反政府デモを続けるタクシン支持団体、反独裁民主主義同盟(UDD)」は、「10 日までにデモ隊を撤収させよ。」とのアピシット首相の要求について約3時間にわたり協議したものの、意見の一致を見 ることができなかった。
UDDは地方からデモ隊を動員し、クルングテープ最大の商業地区ラーチャプラソン交差点界隈を占拠し続けており、経済活 動や市民生活に大きな支障が出ている。
また、アピシット首相は、「15日までにデモ隊を撤収させる。」とのUDDの先の申し出を、「遅すぎる。」と退けた。これ は、07日深夜から08日未明にかけての銃撃・爆弾攻撃で警察官2人が死亡したことによるもの。当局は、「反政府活動の 収束を望まないタクシン支持勢力の強硬派の仕業。」とみており、アピシット首相は、「デモ継続が強硬派に付け入る隙 を与えている。」と懸念を強めている。
クルングテープのティーラチョン副知事は、」15日にサトーン(チョンノンシー)からラーチャプルックまでの 12駅の区間を走行する新大量輸送システムBRT線の運行を正式に開始できる事がほぼ確実である。」と明らかに。「既に工 事が99%終了しており、14日夕方までに全てを完了させる事ができる見通しだ。」という。
ティーラチャイ副知事によると、「正式運行が開始される15日13:00から08月31日までは全区間運賃無料で運行する予定で 、また無料運賃期間終了後の09月01日から年内一杯は全区間一律10Bの運賃を徴収し、来年01月01日から利用区間に応じ て12Bから20Bの範囲の運賃を徴収する予定だ。」という。また、「1日あたり35000人以上の利用が見込まれ、1日あた り 5000台の運行区間の車両通行量減に貢献できる事が予想されている。」という。
首都圏警察本部のサンターン本部長は、「07日深夜から08日01:30過ぎにかけてサラデーン交差点及びルムピニー 公園周辺で銃撃、 M79攻撃が連続して発生し、警察官2人が死亡した事件に絡んで、既に犯行に関与した2人を下らない 実行グループを特定し、逮捕状発行請求のために証拠固めを行っている。」と明らかに。
「これまでの捜査により、発砲及びM79の発射地点が特定されており、また今回発生した事件が、これまでに発生した一連 のM79攻撃に結びついている事が確認されている。」という。しかし、カッティヤ・サワディポン少将が関与している可能 性に関しては、「現在捜査中である。」として明言を避けた。
プア・タイ党のプロームポン報道担当は、サラデーン交差点及びルムピニー公園周辺で銃撃、M79攻撃が連続して 発生した事件にイニシャルにB(ボー・バイマイ)とCh(チョー・チャーング)が付く軍の将官2人や政府の政治家及び 下院議会の解散に反対する勢力が関与しているとの情報を安全保障当局筋から得ている事を明らかに。プローンポン報道 担当によると、「犯行の背景に和解推進プロセスや11月14日の総選挙を中止に追い込み、『反独裁民主主義同盟のデモ隊 にテロリストが紛れ込んでいる。』と思わせ、幹部に対する法の厳格な執行やデモ隊に対する強制排除を正当化させる狙 いがある。」という。
23時半頃クルングテープのバーンスゥー区内にある選挙委員会のアピチ ャート委員長宅に向け爆竹が投げ込まれるという事件が発生。人的な被害はなかった。
アピチャート委員長一家は4ケ月前から家を留守にしており、当時屋内には家の番人だけが滞在していた。
アピチャート委員長邸正面で警戒に当たっていた警察官によると、「バイクの通過音が聞かれた後に爆竹の破裂音が聞か れた。」という。
警察は、情勢扇動目的の犯行と見て捜査を開始。
05月10日(月)未明クルングテープ都フワイクワーン区にあるバンコク銀 行(BBL)ラチャダー・ラープラオ支店に向け、M79が撃ち込まれる事件が発生した。10日02時から04時の間に約20m離れ た地点から爆破物が発射され、支店の駐車場に着弾したと見られるが、幸い不発に終わり、負傷者は出なかった。また銀 行の支店2階正面のガラス部分にM16の発砲によるものと見られる銃弾痕が確認されているが、銃弾は発見されていない。
BBLは、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が敵対するプレーム枢密院議長が顧問に付いており、以前よりUDDの 標的となっており、「情勢扇動の可能性が高い。」と見られている。
セー・デーンことカッティヤ・サワディポン少将は、「タクシンが自分の帰国実現のため に闘っていない反独裁民主主義同盟の主要幹部を見捨て、新たに第2の幹部団を指名した。」と明らかに。
カッティヤ少将によると、09日01時頃にタクシンと電話で話した際に、「タクシンの帰国実現のために闘っていないだけ でなく、密かに国内治安維持本部が置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部を訪問し、同盟内の過激派の身柄引渡を条件 に政府との示談を図っているウィーラ・ムシッカポン、ナタウット・サイクア、ウェーン・トーチラーカーン及びウィサ ー・カンタップを同盟のステージ上に上げるべきではない。」との考えで一致し、新たにアリスマン・ポンルゥアンロー ン、スポン・アッターウォン、クワンチャイ・プライパナー及びワイポット・アーポンナラット警察中佐を第2の幹部に 指名する事が確認された。」という。
また、カッティヤ少将は、同盟幹部に対して「04月10日の衝突等の際に殺人を命じたアピシット首相、ステープ副首相、 アヌポン陸軍司令官を殺人罪で告発するべきである。」と指摘し、「ラーチャプラソン交差点で展開されている集会は、 これらの刑事案件が法手続に付され、下院議会の解散、ピープルチャンネルの放送遮断解除及び非常事態宣言の解除がな い限り終わることはない。」と明言。
一方、今回のカッティヤ少将の発言に対して同盟幹部のナタウットは「事実ではない。」と反論。ナタウットによると、 「同盟は役員を簡単に解任できるような民間企業とは異なり、誰にも幹部の首をすげかえる権限はなく、またタクシンで さえも幹部交代を決定する権限を持っていない。」という。
タクシンの義弟でもあるソムチャーイ前首相は、タクシンが、アピシット首相が提案した和解推進プロセスに対 して支持を表明している事を明らかに。この発言は、先にアピシット首相が定例政見放送の中で、「タクシンが自分に利 益がもたらされない和解推進プロセスに不満を持っている。」と発言した事を受けたもの。ソムチャーイ前首相は、「タ クシンは国内に秩序が戻り、和解が推進される事を望んでおり、『タクシンが和解推進プロセスを失敗に追い込もうとし ている。』との政府の指摘は事実に基づかないものである。」と指摘し、政府に対し他人に罪を擦り付けるような事をせ ずに大人の対応を取るよう要請。
チャワノン外相補佐官は、「キャンベル米国務次官補がタクシンの側近らに会ったことについて、カシット外相 が駐タイ米国大使に遺憾の意を伝えた。」と明らかに。
キャンベル次官補は09日、タイ・ラック・タイ党(タクシンが創設、2007年05月に解党処分)の党首代行を務めたチャト ゥロン、タクシンの法律顧問ノパドン元外相、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳らと会談。
これに対し、カシット外相は、米国大使を外務省に呼び、「米政府関係者がアピシット政権を倒そうとしている者たちと 会ったことに失望した。」と述べた。なお、キャンベル次官補は11日夜にカシット外相と会談する予定。
関係筋によれば、05月09日深夜から翌10日未明にかけ都内の2ケ所で起きた爆弾事件で、アピシット首相は、「 政府と反政府勢力の和解を妨害しようとした可能性がある。」として、捜査に全力をあげるよう警察当局に指示。
09日深夜にはアピチャート中央選管委員長宅で爆発があり、数時間後にはバンコク銀行ラチャダピセーク・ラートプラオ 支店に擲弾が撃ち込まれた。擲弾は不発だった。警察は、「ラチャダピセーク・ラートプラオ交差点の立体交差橋から何 者かが携帯用迫撃砲のM79グレネードランチャーで擲弾を発射した。」と見ている。
アピチャート中央選管委員長宅の事件は、フェンスの外側に置かれていた爆発物3個のうち1個が爆発し、フェンスなど が損傷した。怪我人はなかった。警察によれば、爆発物は輪ゴムで束ねられ、灯油の入った容器の中に置かれていた。輪 ゴムが灯油で溶けて切れることで爆発する仕掛けだった。ただ、これは、反政府活動に関連した一連の爆弾事件とは手口 が異なるものとなっている。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)ナタウット幹部は、「タクシンがUDD幹部の刷新を指示された。」 とカッティヤが発表したことについて、「どこからの情報かはわからないが、カッティヤの独断的な判断または勘違いの 可能性がある。」と発言。ナタウットは、「これまでタクシンと何度も話し合いを続けてきたが、タクシンにUDD幹部を決 定する権利はない。」としている。
カッティヤは、「現幹部のウィーラ、ナタウット、ウェーンなどを、アリスマン、スポーン、クワンチャイ、ワイポット に刷新するよう指示された。」としている。
反独裁民主主義同盟(UDD)による反政府活動は、都心の広大なルムピニー公園にも影響。観光スポットとしても 有名なルムピニー公園では、早朝や夕方、多くの人々が太極拳やジョギング、サイクリングを楽しんでいた。しかし、約 1劼呂覆譴織蕁璽船礇廛薀愁鷂鮑硬世UDDが占拠してからは公園に来る人も減り、代わりに木陰やベンチで休憩するデモ 隊の姿が目立つ。
「太極をするために、30年間毎朝ルむピニー公園に通っている。」という婦人(60)は、「太極拳では精神統一が重要な のに、デモ隊のスピーカー音がうるさくて集中できない。太極拳クラブのメンバー約100人のうち、最近来るのは20人くら い。」と話す。ルムピニー公園近くでは05月08日早朝、検問所に砲弾が撃ち込まれる事件が起きたばかりだ。婦人も家族 から外出を控えるようにいわれているが、「太極拳は人生の一部、公園は大切な社交場でもある。これからも通い続ける 。」としている。
ランニング・クラブ所属の男性(62)は、「少し前まではスポーツ愛好家でいっぱいだった公園が、今ではデモ隊で溢れ ている。」と嘆く。「デモ隊の中には、週末行われるエアロビクスのセッションに参加し、普段の緊張をほぐす者もいる 。」という。
デモ隊によるラーチャプラソン交差点占拠で影響を受けている企業などが、政府に対し、救済策の導入を求めて いる。
サイアム・スクエアにサイアム・ディスカバリー、サイアム・センター、サイアム・パラゴンを構えるサイアム・ピワッ ト社のチャダティップCEOは、反政府デモで営業停止に追い込まれたラーチャプラソン交差点界隈を、付加価値税免除ショ ッピングゾーンとすし、デモで休業を余儀なくされている商店などに復興支援をするよう、政府に要求。「サイアム・デ ィスカバリーなどは約1ケ月にわたる休業で20億Bの損失が出ている。」という。「交差点からサイアム・スクエアに至 る界隈で付加価値税を免除すれば、外国人・タイ人の買い物客が増え、商店は損失をある程度取り戻すことができる。」 とのこと。資金繰りに苦しむテナントも多く、サイアム・ピワット社では救済策などを講じて対応している。しかし、チ ャダティップは「全力を尽くしても、この界隈が完全に元通りになるまで1年掛かる。」と分析。「より早い復興のため には、3ケ月から半年の期間限定でラーチャプラソン交差点界隈の店舗に対して、付加価値税免除を適用するなどの景気 刺激策が必要。」と訴えている。
サイアム・ピワット社ではまた、ホテルやカード会社、タイ国政府観光庁との共同イベントも企画。05月11日からはトン ロー・ミッドタウンとクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターで「SOS サイアム・スーパー・セ ール」を開催、テナント200店舗以上が最大90%の割引のセールを行う。売上目標は総額1億B。イベント費用はすべてサ イアム・ピワット社が負担。
タイの不動産会社タナヨンは高架電車BTSを運営するバンコク・マス・トランジット・システム(BTSC)の株式95 %の取得にともない、11日付で社名を「BTSグループ・ホールディングス」に、タイ証券取引所(SET)銘柄コードを「BTS 」に変更。BTSCはSETに裏口上場する形。BTSの株式時価総額は約450億B。筆頭株主はタナヨン、BTSC双方の創業家である カーンチャナパート(黄)家で出資比率約41%。
18時過ぎクルングテープ都心を占拠し反政府集会を続けている反独裁民 主主義同盟(UDD)のナタウット・サイクアは、「反独裁民主主義同盟のデモ隊に対する武力行使を指示し、デモ隊や一般 人、当局者に死亡者を出したステープ副首相が警察に出頭した日が集会解散の日である。」と宣言。「解散及び総選挙の 日時の明確化は評価できるが、04月10日の強制排除の事件で、強制排除を指示したアピシット首相とステープ副首相が警 察に出頭しない限り、解散はしない。」と語った。
これに対し、パニターン政府報道官は、「11日午後にステープ副首相が法務省特別捜査局(DSI)への出頭を予定している 。」と明かしている。アピシット首相については、「国会議員であるため、一定の段階を踏んでからでないと出頭できな い。」とのこと。
ナタウットは、「どの様な状況下にあっても平和的手段を旨に活動を展開し、今後もこの方針を維持する。民主化を求め る歴史的な活動を展開してきた。地方だけでなくクルングテープ都民、内外のマスコミからも活動に理解を得られてきた 。しかし、デモ隊が雇われている等の政府による中傷にも晒されてきた。我々はこれ以上の損失を望んでいない。これが 同盟が政府提案の和解推進への合流を決定した理由である。」、「11月14日の総選挙実施を受け入れる。09月15日から30 日の間の議会解散提案を無条件に受け入れる。」と語った。
また、「同盟の幹部が最高刑で死刑が下されるテロ罪に対して徹底的に司法の場で闘う用意がある。衝突の際に武力の使 用を許可しデモ隊、一般人、当局者を死亡させた首相、副首相も同一基準で、法的責任を追及されるべきである。両者も 公正な法の執行の原則に基づきテロと同様に最高刑で死刑が適用される罪状で追及される事が和解推進の前提条件である 。」、「下院議員ではなく不逮捕特権が適用されないステープ副首相が警察からの出頭令状に基づき警察に出頭した日が 集会を解散する日である。」とステープ副首相の警察出頭を集会解散の条件に提示。
また、ナタウットは、「1972年10月14日、1976年10月06日及び1992年の血の5月何れでも権力が法的責任を追及される事 がなかった。アピシット首相及びステープ副首相に対して法的責任が追及されれタイの歴史上発の権力側の法的責任が追 及された事例にすべきである。」と述べた。「またピープル・チャンネル(タクシン派の衛星テレビ局)の遮断措置の完 全解除も条件の1つ。」、「ピープル・チャンネルとASTV(反タクシン派のテレビ局)の番組内容を検討する委員会を設 置する。」、「非常事態宣言を解除する。」、「全ての層が受け入れられる独立調査委員会の設置を要求する。」と続け た。
UDDはアピシット首相が03日に提案した11月14日の下院総選挙と和解に向けた行程表(ロードマップ)を受け入れる方針で 、ステープ副首相の出頭を機に、03月上旬から続く路上集会の幕引きを図る可能性がある。ただ、テロ罪などで逮捕状が 出ているUDD幹部が自分たちの保釈の約束を政府から取り付けるため、集会解散を遅らせるという見方もあり、11日中に決 着がつくかどうかは不透明。
UDDの強制排除を求める反タクシン派団体、民主主義市民連合(PAD)は今回の動きについて、「政府とUDDが水面下で取引 した。」と批判。
UDDは政府に解散総選挙を要求し、03月12日からクルングテープで集会を始めた。東北部、北部など地方の支持者を動員し たほか、クルングテープ在住の地方出身者、低所得者層が加わり、参加者は数千〜数万人で推移。04月03日にはクルング テープ最大のショッピング街であるラーチャプラソン交差点を占拠し、周辺のショッピングセンター、ホテルを休業に追 い込んだ。政府は04月10日、UDDの別の集会場で強制排除を図ったが、兵士5人を含む25人が死亡、800人以上が負傷する 激闘の末、UDDに撃退された。
その後、UDDと治安部隊がクルングテープ北部で衝突したほか、UDDの占拠地に隣接する高架電車駅が砲撃をされるなど、 クルングテープの各所で爆破・銃撃テロが相次ぎ、タイ保健省によると、04月10日の衝突を含め、関連の死者は29人、負 傷者は1442人に上る。
タイ地元紙によると、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)チャトポン・プロー ムパンは、「同盟幹部とステープ副首相に対して保釈条件を初めとする司法手続きが等しく適用されるべきである。我々 はステープ副首相と一緒に留置場で寝る用意がある。」、「04月10日に行われた強制排除を命じたアピシット首相及びス テープ副首相に、処罰を含めた調査が行われなければ、政府が提示している和解案に応じることはできない。」と発言。 「ただし、これはあくまで個人的見解であって、UDDの総意ではない。」としている。
パニターン政府副報道官は、「ステープ副首相(治安担当)が、04月10日に発生した反独裁民主主義同盟(UDD) と当局との衝突関連案件に対する罪状開示を受けるために11日朝に法務省特別捜査局(DSI)に出頭する予定である。」と 発表。
UDDはアピシット首相の和解案を大筋で受け入れるとしたものの、ラーチャプラソン交差点からのデモ隊撤収の時期につい ては、政府の強い要求にもかかわらず、これまで明言を避けてきた。だが、ステープ副首相の警察への出頭を集会解散の 条件に提示していた。これを受け、ステープ副首相は、法務省特別捜査局(DSI)に出頭することに同意。「ステープ副首 相の出頭後に、反政府活動に絡む違法行為の容疑で逮捕状が出ているUDD幹部らも出頭する。」とのこと。
ただ、同盟幹部のナタウット・サイクアは、「DSIのターリット局長が国内治安維持本部の構成メンバーの1人である。」 と指摘し、「同一基準に則った法の執行を担保するためにステープ副首相は警察に出頭するべきである。」と要求。
また、反タクシン派の民主主義市民連合(PAD)幹部のスリヤサイは、「あっという間に話がまとまったところをみると、 政府とUDDが示し合わせていたのは明らか。」と、冷ややかな見方。
なお、アピシット首相は、国会会期中は国会議員特権が適用されるため、「国会閉幕後に出頭する。」としている。ステ ープ副首相は昨年07月に株保有に絡む違憲疑惑で議員辞職している。
05月11日(火)朝治安部隊が04月10日、クルングテープで反政府集会を続 けているタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除を図り多数の死傷者が出た事件で、治安の責任者である ステープ副首相は、「ステープが警察に出頭すれば集会を解散する。」というUDDの発表を受け、法務省特捜局に出頭。
UDDはこれに対し、「ステープの息がかかった特捜局ではなく、警察に出頭すべきだ。」と主張し、解散を拒否。また、「 ステープが警察に出頭後、保釈された場合、逮捕状が出ているUDD幹部も同様の扱いを受けるべきだ。」と訴えた。
UDDは「アピシット首相が05月03日に提案した11月14日の下院総選挙と和解に向けた行程表(ロードマップ)を原則受け入 れる。」と表明したが、その後、集会解散の条件として、様々な要求を政府に突きつけ、交渉の行方は不透明。UDDは幹部 の逮捕、訴追回避のため、交渉を長引かせている模様。
一方、刑事裁判所は、UDD幹部16人に対する逮捕状の取り消しを求める訴えを棄却。
タイ地元紙によると、法務省特別捜査局(DSI)ターリット局長は、04月10日の治安維持 部隊によるタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除事件について、「すでに特別捜査が必要な事件として 扱われているため、ステープ副首相はタイ警察犯罪予防局(CSI)に出頭する必要はない。」と語った。CSIに出頭したと しても、特別捜査が必要な事件である以上、最終的にDSIが担当することになるとのこと。UDDウェーン幹部は、DSIへの出 頭ではなく、CSIへの出頭を要求していた。
パニターン政府報道官は閣議で、「アピシット首相がタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)との和解案で 提示した、総選挙日を延期する可能性を示唆した。」と明らかに。延期理由について、政府が和解案を提示したにもかか わらず、UDDが一向に集会解散時期を表明しないため。
UDDは、04月10日に治安維持部隊にUDDデモ隊の強制排除を命じ、多数の死傷者を発生させたアピシット首相及びステープ 副首相に、警察への出頭を要求。
関係筋によれば、民主党を中核とする6党連立政権は、「先にアピシット首相が示した和解案を支持することで は意見が一致したものの、解党処分に伴う党役員の公民権停止の解除では一部の与党幹部から反対意見が出ている。」と いう。 反政府勢力との和解では、「政府が、タクシン派のタイ・ラック・タイ党やパラン・プラチャーチョン党も含め解党処分 となった政党の党役員の公民権停止を恩赦で復活させる。」との見方が出ている。同筋は、「与党関係者にも公民権停止 中の者が少なくないことから、与党内では、恩赦に前向きな意見も出ている。だが、与党第2党のプームチャイ・タイ党 の実質的党首、ネーウィン(公民権停止中)は、『われわれは法を順守すべき。』と恩赦に反対し、『もし、恩赦の是非 を問う国民投票を実施するなら、総選挙といっしょに行うべき。』と主張している。」と話している。ネーウィンの思惑 は定かではないが、アピシット首相(民主党党首)も、「憲法違反で民主党が解党、党役員が公民権停止という処分を受 けかねない状況の中で、誰彼かまわず公民権停止を解除することは難しい。」と、ネーウィンの姿勢を支持。
アピシット首相は、ラーチャプラソン交差点界隈でデモ を継続する反政府組織に対して、「12日中にデモ隊が撤収しない場合は強硬手段も辞さない。」と明言。
アピシット首相は、反独裁民主主義同盟(UDD)がステープ副首相に、04月10日に起きたデモ隊と治安部隊との武力衝突で 多数の死傷者を出した事件にかかわる容疑で警察署に出頭するよう求めていることについて、「すでに1週間猶予を与え た。これ以上の要求は認めない。」として、「12日中にデモ隊が撤収しない場合には、強硬手段に訴える。」と述べた。
さらに、「デモ隊が居座っている地域周辺の住民は被害を受けるかもしれないが、我慢してほしい。」と、強制排除の可 能性に言及。
一方、UDDは、「ステープ副首相が警察署に出頭しない限り、デモを継続する。しかし、出頭した時点で、デモを中止する 。」との主張を繰りかえしている。
閣議で、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)に提示した和解案を、取り下げることを検討。またこれに 加え、アピシット首相はUDDが12日中に集会を解散しない場合、UDDが占拠を続けているラーチャプラソン地区一帯の電気 や水の供給をストップし、解散への圧力を強めるとし、場合によって同地区周辺に住む住民を、一時避難させる可能性を 示唆。また、ラノーンラックICT相は、5億3000万Bを投じ、不敬罪に抵触するサイト及び情勢扇動サイトへの取り締まり を強化するよう閣議で提案。
閣議で、長引くクルングテープ中心部の反政府デモで影響を受けている商店などに財政支援を含む種々の援助を 行うための委員会設置を決定。
ワチャラー政府副報道官は、「アピシット首相の提案によるもの。委員会は、コープサック首相付秘書官長が委員長、ア ンチャリー副秘書官が副委員長、国会経済社会開発委員会の事務局長や財務、商業、労働省の事務次官、予算局局長、民 間部門の代表が委員を務める。」と説明。
05月12日(水)朝MCOTの報道によると、警察犯罪防止取締局のスピサーン 局長代行は、反独裁民主主義同盟幹部のウィーラ・ムシッカポン及びコーケーウ・ピグントーンから14:00に出頭する旨連 絡があった事を明らかに。
ウィーラは、ここ2日間同盟の演台上で姿が見られておらず、またコーケーウは11日の時点でステープ副首相の法務省特 別捜査局への出頭に満足を表明し、同盟幹部団の決定に関係なく12日に警察に出頭する意向を示していたことから、「俄 に同盟の幹部間に和解推進参加条件を巡る対立が存在している。」との憶測が広がっていた。
幹部のウェーン・トーチラーカーンは、「ウィーラが姿が見られないのは気候の変動により風邪をひき療養中のためであ る。」と、幹部間に対立があるとの憶測を否定。
11時過ぎクルングテープ都心部を占拠し反政府集会を続けているタクシン派 団体、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳の間でデモ隊撤収時期について意見が割れる中、治安本部は、「13日午前00時以降 、デモ隊排除を段階的に実施する。」と発表。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「13日00時から、占拠地(ラーチャプラソン交差点、ラーチャダムリ通り、ラ ーマ1世通り、プルンチット通り一帯)の電気、水道、電話を止め、、携帯電話の利用を妨害する準備を始めた。道路を 封鎖する。」と発表。「占拠地へのバス、電車、センセープ運河フェリーの運行も差し止める。」としている。デモ隊に 対して早急に撤収するよう呼びかけた。ラーチャプラソン交差点に向かう道路はすべて通行止めにするほか、スカイトレ イン(BTS)も一部運行を中止。ただ、「可能な限り、武力は使用しない。」とのこと。
UDDは治安当局に発表に対し、「水道の停止は技術的に困難だろう。電気は自家発電が可能であるし、水については上水道 管から引き込むことができる。」と無視する構え。また、UDD武闘派のカッティヤ陸軍少将は、警護班に対する訓練を強化 している。
12日15時時点で、高架電車BTS、地下鉄MRT、センセープ運河フェリーは13日の運行計画を明らかにしておらず、最終決定 は13日早朝になる見通し。
一方、サティット首相府相は10時すぎ、「現在、政府はUDD 首脳と交渉を続けており、夕方までにいいニュースを発表で きると思う。」と述べた。
UDDは「アピシット首相が05月03日に提案した11月14日の下院総選挙と和解に向けた行程表(ロードマップ)を原則受け入 れる。」と表明したが、集会解散の条件として、04月10日に治安部隊がUDDの集会の強制排除を図り多数の死傷者が出た事 件で、責任者であるステープ副首相(治安担当)が警察に出頭するよう要求。副首相が警察に出頭後、「保釈された場合 、逮捕状が出ているUDD幹部も同様の扱いを受けるべきだ。」と主張した。ステープ副首相は11日朝に法務省特捜局に出頭 したが、UDDはあくまで警察への出頭を求め、集会解散に応じていない。
UDDのこうした対応を受け、アピシット首相は11日、12日中に占拠地から撤収するようUDDに要求し、「応じない場合は強 制排除も辞さない。」と警告。
現在、UDDがデモ隊撤収を決断できない理由の1つが保釈の確証がない点。UDD首脳には、テロや王室転覆容疑がかけられ ているが、これは最高刑が死刑の重罪。そのため、まず、治安部隊とデモ隊の武力衝突で多数の死傷者を出した04月10日 事件での殺人教唆容疑でステープ副首相を出頭させ、保釈が認められるのを見届けてから、デモ隊を撤収させたい意向。
しかし、11日、ステープ副首相が警察ではなく、法務省特別捜査局に出頭したため、UDDは「我々は警察から逮捕状がでて いる。そのため、ステープも警察に出頭すべきだ。」と反発。デモ隊撤収を拒否。
ただ、首都圏警察のアムヌアイ副長官は、「すでにUDD首脳が関わった事件は全て警察ではなく、法務省特別捜査局に移行 した。」と発表。つまり、UDDも警察ではなく、法務省特別捜査局に出頭することになったため、UDDの態度が軟化する可 能性も出てきた。
なお、過去2日間、UDDの最高幹部であるウィーラが公式の場から姿を消しているが、これについても、「コープサック首 相付秘書官長と旧知の間柄であるウィーラが、UDD首脳の処遇などについて最終的な調整をしているため。」との見方が強 い。
反独裁民主主義同盟幹部で、「12日14:00に警察に出頭する意向を示していた。」と伝え られていたコーケーウ・ピグントーンは、「電気や水道の供給を遮断するとの政府の脅かしに屈せず、同盟が要求するス テープ副首相の容疑者としての出頭が実現するまで集会を解散する方針がない。」と確認。
これに先立ち、国内治安維持本部は、「13日00:00をもってラーチャプラソン集会会場への電気や水道の供給及び電話回線 を遮断し、会場への出入路を固め会場への人の出入りや補給を厳格に規制する方針である。」と明らかにしていたが、コ ーケーウによると、「電気は自前の発電機でまかなうことができ、また水道は近くにあるアメリカ大使館やイギリス大使 館から引き込むことが可能だ。」という。
一方、コーケーウは、「幹部のウィーラ・ムシッカポンと共に14:00に警察に出頭する予定である。」との警察発表を否定 。コーケーウによると、「11日の幹部会議の際に、警察の保釈に対する対応等や政府の動きを探るために代表して警察に 出頭するという考えを提示したが、最終的に幹部会で出頭しない方針が確認されてい。」たという。
また、コーケーウは、2日間姿が見られなかった「ウィーラが12日中に集会会場の演台で演説を行う予定になっている。 」と明らかに。
在タイ日本大使館は、政府が一転して反政府組織「反独裁民主戦線」(UDD)への対決姿勢を明確にしたことを 受け、在タイ日本人に注意を促す緊急メールを送付。
1.12日(水)午前10時50分、政府は、UDDが抗議活動を行って いるらラチャプラソン交差点、ラチャダムリ通り、ラマ1世通り、プルンチット通り付近の地域に供給されているインフ ラ(電気、水道、電話)及び公共交通機関(BTS、バス、運河連絡ボート)を13日(木)午前0時から封鎖する旨発 表をしました。なお、封鎖地域、期間については未発表ですが、政府は、詳細については追って発表するとしております 。

 実際にインフラが閉鎖された場合には、近辺に居住している人々の生活には多大な支障が発生することが考えられます 。更なる情報の入手次第、再度お知らせいたします。

2.この政府側の措置に対しUDDは、あらゆる対抗措置をとるとしていますので、UDDが集会により占拠している地 域(ラチャプラソン交差点〜サラデーン交差点を中心とする地域(地図は在タイ日本国大使館ホームページを参照して下 さい)の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、厳に不要不急の外出は控えて下さい。

3.なお、4月23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられました ので、詳細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp /info/info4.asp?id=007#header)をご確 認下さい。 /FONT>
クルングテープの在タイ日本大使館は、「大使館に隣接する商業施設、スワンルム・ナイトバザールで04月下旬 、手榴弾が爆発する騒ぎがあった。」として、スワンルム・ナイトバザールを訪れる予定の日本人に注意を呼びかけた。
スワンルム・ナイトバザールは2001年末、地方に移転した士官学校の跡地に開業した。大規模なビアガーデンを中心に、 外食店、衣料品店などが入居し、一時はテナント数が約2000店に上った。2004年末に借地契約が切れたが、営業が好調な ことから、テナントの多くが立ち退きを拒否。大使館によると、12日に行われた最後の立ち退き交渉も決裂したもようだ 。
地主の王室財産管理局はこの土地にショッピングセンター、オフィスビル、ホテルなどからなる複合不動産を開発する計 画で、タイの流通大手セントラル・グループが開発・運営を落札している。
カシット外相は、「タイ政府は正常に機能している。」と強調し、現在の政治対立の解決で外国が介入の動きを 見せていることに強い不快感を露わ。
先に外交官グループや米政府高官がデモを続ける反独裁民主主義同盟(UDD)の代表らと話し合いをしたことに外務省が強 く反発したが、カシット外相は、「政府はデモ隊の強制排除に踏み切っていない。これは、状況が政府の手に負えないも のになっていないことを示している。政府は今も正常に機能している。機能不全に陥ったと誤解してもらっては困る。」 と述べた。
民主党が政党交付金の不正使用容疑で憲法裁判所に起訴された問題で、憲法裁判所は民主党からの反証提出の期 限を15日間延長することを認めた。容疑は、2900万Bに及ぶ交付金を党幹部が不正使用したというもの。
プラシット憲法裁長官秘書官によれば、「民主党の要請があれば、再び期限が延長される可能性もある。」という。また 、この事例については、タクシン派の反政府勢力が「民主党の有罪・解党処分を強く望んでいる。」という事情があるが 、プラシット憲法裁長官秘書官は、「裁判が外部からの圧力に影響されることはない。」と明言。
最高裁が、タクシン元首相が過去に虚偽の資産報告を当局に行ったとの訴えの扱いを決めるため判事9人からな る委員会を設置したことが明らかに。
閣僚や国会議員などは、就任・離任、当選・辞職の際に資産報告が義務づけられているが、最高裁は先に、同元首相に不 正蓄財があったと判断し、当局が差し押さえた一族の資産の約6割にあたる460億Bを没収するとの判決を下した。これに 伴い、資産報告に虚偽があったとの訴えが国家汚職制圧委員会(NACC)から出ていた。最高裁は受理するかどうかを06月 23日にNACCに返答する予定。
コープサック首相付秘書官長は、「12日中に反独裁民主主義同盟(UDD)が集会の解散を宣言しなかった場合は、 既に両者間で合意に至っている11月14日の総選挙実施を白紙撤回する。」と発表。「5つの行程表に従った和解推進に向 けた取り組みは継続実施する方針だ。」という。UDDが提案の原則受け入れを表明したにもかかわらず、占拠地での反政府 集会を続けているため。コープサック首相付秘書官長は、「これまでに行われてきた交渉でピープル・チャンネルの遮断 解除や集会解散後の住民の帰郷手段、出頭する幹部の安全確保を含む条件面で合意に至っていたにもかかわらず、集会継 続を宣言する行為は両者間の合意を反故にするものである。」と指摘。
この発表は、「デモ隊強制排除の予告」とも受け止められているが、治安当局は、「まだ強圧的措置をとることは決めて いない。」という。
ただ、関係筋によれば、「アヌポン陸軍司令官(非常事態宣言下の治安対策の責任者)が、兵士3万2000人と装甲兵員輸 送車120台でラーチャプラソン交差点エリアを包囲し、人と物の出入りを完全に封鎖するという『ラーチャプラソン作戦』 を承認した。」とのこと。
クルングテープ都スクムパン都知事は、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠を続けているラーチ ャプラソン地区周辺への電気及び水の供給を停止することについて、「周辺地域には多くの大使館や大使館職員が住む住 宅エリアとなっていることから、同地域への影響を危惧している。」と発言。
タイ治安当局は13日午前00零時から実施するとしていたUDD占拠地への電気、水道、電話の停止、高架電車など公共交通機 関の乗り入れ中止を延期。技術的に困難な上、周辺地域や通勤・通学への影響が大きいと判断した。反政府集会参加者を 減らすため、周辺の道路封鎖は強化する方針。
タイ政府が、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠を続けるラーチャプラソン地区周辺への電気及 び水の供給中止を取り止めたことから、新たに在タイ日本大使館より注意喚起。

反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年5月12日18:00現在)

1.タイ政府から本日夕刻の連絡によると、タイ政府が本日24時をもって実施するとしていたラチャプラソン交差点、ラ チャダムリ通り、ラマ1世通り、プルンチット通り付近の地域に供給されているインフラ(電気、水道、電話)及び公共 交通機関(BTS、バス、運河連絡ボート)の封鎖については、本日は行わないことにしたとのことです。

2.他方、治安当局はデモ周辺地域の出入りのチェックを強化しています。また、これらの封鎖措置が今後、何時、どの ような形で発動されるか明らかになっていません。ついては、引き続き報道等よりの情報収集に努めてください。

3.この政府側のインフラ等封鎖の発表を受けてUDDは、反発を強めていますので、UDDが集会により占拠している 地域(ラチャプラソン交差点〜サラデーン交差点を中心とする地域(大使館ホームページ地図参照)の近くに滞在する在 留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、厳に不要不急の外出は控えて下さい。
クルングテープの商業地区ラーチャプラソン交差点エリアで反政府デ モを継続する反独裁民主主義同盟(UDD)は、ステープ副首相が法務省特別捜査局(DSI)に出頭したことで、ステープ副 首相が容疑者になったかどうかの判断を法律専門家に仰ぐことを決定。
04月10日に起きた治安当局とデモ隊の武力衝突では多数の死傷者が出たが、このデモ隊排除を命じたステープ副首相の責 任を追求するべく、UDDではデモ撤収の「最終要求」として、ステープ副首相の警察への出頭を挙げていた。
たが、ステープ副首相が法務省特別捜査局に出頭してことで、UDDは「それでは容疑者にならない」として、あくまでも警 察への出頭を求めていた。
しかし、11日、首都圏警察とDSIは、「政治家が国民を弾圧し、負傷させたとする事件は特別事件とみなされ、警察ではな く、DSIの担当になる。そのため、ステープ副首相は警察ではなく、DSIに出頭するのが正しい。」と「UDDの考え違いであ る。」と説明。
UDDは最初、この説明に反発したものの、12日22時、「法律専門家に判断を仰ぐことにした。」とトーンダウン。UDD首脳 のコーケーウは「もしステープ副首相がデモ隊弾圧事件の容疑者となっているとしたら、UDD首脳も全員が警察に出頭する 。そして、全員の保釈が認められた場合に限り、デモ隊を撤収する。」と述べた。
また、UDD関係者の一部がデモ撤収に反対していることについて、コーケーウは、「我々は地方から農民を連れてきた。そ のため、今度は安全に帰省させる義務がある。デモ終結に反対するなら、我々が農民を無事地方に送り届けた後に行動を 起こしてほしい。」と述べた。
ここでいう反対者というのが、武闘派筆頭のカッティヤ陸軍少将。アヌポン司令官を公然と批判したことで、現在は停職 中の身。カッティヤ少将は、「もしUDD首脳がデモを中止するなら、私が代わって指揮をとり、ラーチャプラソン交差点エ リアでデモを継続する。私はタクシンの代弁者だ。」と息巻いている。なお、「カッティヤ少将の言動については、UDD首 脳の多くが快く思っていない。」とのこと。
反政府活動でクルングテープの商業地区ラチャープラソン交差点界隈がデモ隊に占拠され、多くの商店やホテル が休業を余儀なくされている問題で、政府の委員会は、総額7億7800万Bの政府支援を求めた民間部門の提案を前向きに 検討する方針を明らかに。
同委員会のコープサック委員長(首相付秘書官長)は、「財政支援は主に従業員への手当や店舗の賃借料に充てられるこ とになろう。また、従業員を解雇しないことが支援の交換条件とされる予定。」と述べた。
5週間以上に及ぶ同交差点界隈の占拠によって、商業活動が大きな打撃を受けており、店主や従業員など関係者約2万 7000人が影響を受けている。
セー・デーンことカッティヤ・サワディポン少将は、「反独裁民主主 義同盟幹部が集会の解散を決定した場合には、自らが同盟の地方幹部等と協議の上でラーチャプラソン交差点の舞台を占 拠する考えである。」と表明。
カッティヤ少将は、「同盟の幹部が保釈を交渉材料にしていることやウィーラ・ムシッカポンが政府と和解推進に向けた 協議を行っていること何れにも反対である。また、同盟も集会解散に反対していると信じている。」とした上で、「中央 幹部が集会の解散を決定した場合は同盟の地方幹部や赤服を支援している実業家等と協議の上で、中央幹部を追い出しラ ーチャプラソンの舞台を占拠する考えである。」と発言。
カッティヤ少将によると、「この方針はタクシンの考えに従ったもので、赤服軍団関係者は自分の言葉を信用して欲しい 。」という。
05月13日(木)朝反独裁民主主義同盟幹部のウェーン・トーチラカーンは 、「同盟が要求している通りにステープ副首相が法務省特別捜査局(DSI)に出頭した時点でDSIがステープ副首相を容疑 者として立件する方針を決定し、DSIがステープ副首相に対して容疑事実開示のための出頭令状を発行すれば即座に集会を 解散する方針である。」と述べた。 また、数日間にわたり姿が見られれていない幹部団長のウィーラ・ムシッカポンに関しては、「健康に対する不安、ない しは政府との和解交渉絡みで身の安全を守る目的で身を隠しているため、舞台上にあがることが出来なかった。」、〜13 日中にウィーラが舞台上で演説する見通しである。」と明らかに。
パニターン政府報道官は、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が依然集会を続 けていることから、「アピシット首相はUDDに和解案として提示した総選挙の実施を撤回する予定である。」と発表。総選 挙実施について、両者が和解の方向で合意していたにも関わらず、集会を継続していることが理由。「だが政府は、今後 も和解に向け積極的に取り組んでいく方針である。」としている。
反政府デモの拠点、ラーチャプラソン交差点地域のインフラ封鎖は一旦中止となったが、新学年が始まるこの時 期、付近では80校以上が始業を遅らせるなどの対応に追われ、数千人の生徒に影響。
チュラロンコーン大学付属小学校では05月17日の始業日を05月24日に延期。ワット・パトゥムワナラム寺院学校では、「 当面、ペチャブリー通りのバンコク・ビジネス・カレッジ内で授業を行う。」と発表。この寺院学校はまさにデモ拠点の 中心に位置し、徒歩以外でのアクセスが不可能。名門トリアム・ウドム・スクサ校では校内の警備を警察官に依頼、全て の放課後活動を取り止めにした。また、授業時間を短縮することから、校長は「デモが終わりすべてが正常に戻ったら、 授業の遅れを取り戻すための補習授業を行う。」と説明。
タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センター(CEBF)は、04月03日よりタクシン派団体の反独裁民主 主義同盟(UDD)が、「商業地区の中心であるラーチャプラソン地区を占拠し集会を続けていることによる経済損失が、 600〜700億Bに上ると。」の予測を明らかに。「この影響で今年のGDP成長率は、0.4〜0.6%押し下げられる。」、「もし この集会が2ケ月以上続く事になった場合、損失は600〜900億Bになり、3ケ月以上となった場合、損失は900〜1400億B まで拡大する。」と予測。
タイ商工会議所大学(UTCC)経済ビジネス予測センター(CEBF)は、2010年04月の消費者信頼感指数が前月の 77.3から75.0に下落したことを明らかに。経済全般、求職機会、将来の収入の信頼感指数は、それぞれ前月の69.8から 67.2、68.7から66.5、93.5から91.2にそれぞれ下落。
マイナス要因は、04月10日に発生した治安維持部隊とタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊による衝突で 多数の死傷者が出たこと、ギリシャ債権問題で世界経済への不安感が高まったことを挙げている。一方プラス要因は、タ イ中央銀行(BOT)が今年のGDP成長率見通しを引き上げ、金融政策決定委員会(MPC)で政策金利が1.25%で据え置きとな ったこと、タイの03月の輸出額が前年同月比で41%となったことを挙げている。
タイレストラン協会(TRA)は、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)がクルングテープ都内の商業地 区の中心を占拠していることで、ラーチャプラソン・パトゥムワン・シーロム地区のTRA会員・レストランオーナーに多大 な損害が出ている。」と発表。「この影響で、売上が通常時に比べ50−70%減少、1500店舗以上が閉店、4500人以上が失 業、損失総額は100億B以上に上る。」とのこと。このことから、「TRA会員を支援するため、現在商務省に中小企業(SME )向け融資の返済を一時延期するよう働きかけている。」としている。
現在TRAの会員は全国で3万店舗、このうちクルングテープ都内が6000店舗。
昼前タイ政府は、「13日午後06時からラーチャプラソン交 差点地域を占拠している反政府デモ隊排除に向け、具体的な行動に出る。」と発表。
アピシット首相は、「今月03日に提案した09月後半の下院解散、11月14日の総選挙を白紙撤回する。」と発表。都心部を 占拠したタクシン派反政府組織「反独裁民主主義同盟(UDD)の下院解散要求に応じ、ステープ副首相も法務省特別捜査局 に出頭したにもかかわらず、デモ隊は撤収を拒否している。」と強く批難。「13日午後06時までにデモ隊が撤収しない場 合には、強制排除に向けた行動を起こす。」と発言。
治安維持部隊本部のサンスゥン報道官は、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠するラーチャプラソン地 区周辺の道路を、本日(13日)午後06時より封鎖し、解散圧力を強めていくことを決定した。」と発表。デモ隊のヒトや モノの動きを遮断、孤立させ撤収に追い込む狙い。
まず第1段階として、デモ隊が占拠しているエリアへの水道・電気の供給を停止するとともに、携帯電話を使用できなく する。そして、バス、セーンセープ運河ボート、スカイトレイン(BTS)など公共交通機関でのアクセスを遮断。
今回封鎖されるのは、西側がパヤタイ通りのサムヤーン交差点(ラマ4世通り)〜ラーチャテーウィー交差点(ペッブリ 通り)の区間、北側がぺッブリ通りのラーチャテーウィー交差点〜ウィタユー通り交差点(高速ペッブリー入口前)の区 間、東側がウィタユー通りのペッブリ通り交差点(高速ペッブリー入口前)〜ウィタユー交差点〜ラマ4世通り交差点の 区間、南側がラマ4世通りのウィタユー通り交差点〜サムヤーン交差点の区間の内側の地域。
「外部からの立ち入りを厳しくする。」としており、住民の出入りとUDD支持者が出ることは認めるが、UDD支持者が入る ことは禁止する。域内在住者は身分証目所及び在住証明書などの携行が必要となる。
域内に通じる路線を通行止めにし、域内内からの攻撃に備えるために装甲車を使用して域内場周辺を包囲する。配置に就 く戦力には重火器を除く銃器の携行を認め、また任務遂行の際には実弾の使用を認める。
また域内周辺の企業に対し、「明日(14日)から情勢正常化までの期間は、休業とするよう求めていく。」としている。
一方、UDD首脳のナタウットは「我々はステープ副首相が容疑者として出頭すれば、すぐにデモ隊を撤収させる。首相は、 副首相1人と多くの市民とどちらが大切なのか。もし政府が強制排除を行うとしたら、我々は『戦争』の準備ができてい る。」と強気の姿勢。
政府とUDDの交渉決裂を受け、治安当局は、UDD占拠地の本格的な包囲・封鎖に動き出した。兵士に実弾を装塡した銃を持 たせているほか、要所に精鋭部隊を配備。装甲車も出動。ただ、UDDの集会には女性が多く、高齢者、子供もいるため、強 制排除に踏み切るかどうかは微妙。
UDDは政府に解散総選挙を要求し、03月12日からクルングテープで集会を続けている。東北部、北部など地方の支持者を動 員したほか、クルングテープ在住の地方出身者、低所得者層が加わり、参加者は数千〜数万人で推移。04月03日からはク ルングテープ最大のショッピング街であるラーチャプラソン交差点を占拠し、周辺のショッピングセンター、ホテルを休 業に追い込んだ。政府は04月10日、UDDの別の集会場で強制排除を図ったが、兵士5人を含む25人が死亡、800人以上が負 傷する激闘の末、UDDに撃退された。その後もUDDと治安部隊がクルングテープ北部で衝突したほか、UDDの占拠地に隣接す る高架電車駅が砲撃をされるなど、クルングテープの各所で衝突、爆破・銃撃が相次ぎ、タイ政府によると、04月10日の 衝突を含め、関連の死者は29人、負傷者は1400人以上に上る。
アピシット首相は、「反独裁民主主義同盟が集会解散を拒否し5つの行程表で構成された和解推進案の受け入れ に対する明確な姿勢を示していない以上、11月14日に総選挙を実施する必要はない。」との考えを示し、改めて同盟に対 して、「和解推進案の受け入れに合意しているのであれば今すぐ集会を解散させるべきである。」と訴えた。
アピシット首相によると、「和解推進に向けた取り組みに関しては継続実施する方針であるが、総選挙日が変更された後 の新たな実施日に関しては裁量権がある自分自身で決める考えだ。」という。
政府が「反政府デモ隊の強制排除に向けた行動を起こす。」と発表したことで、高架鉄道 スカイトレイン(BTS)を運営するバンコク・マス・トランジット・システムは、午後06時より一部駅の通過措置を決定し た。サイアム、チットロム、プルンチット、ラーチャダムリの4駅、MRTがシーロム、ルムピニの両駅に停車しない。運行 時間は午前06時から午後12時までの通常運行。
また、地下鉄(MRT)を運営するバンコク・メトロ(BMCL)は、午後06時よりシーロム駅及びルムピニー駅を通過措置を決 定。
ただ、政府関係者によれば、「状況によっては運行規制をより強化する可能性もある。」という。14日以降の運行に関し ては別途情勢を見極めた上で発表。
タクシン派団体「コン・ラック・ウドーン・クラブ」会長クワンチャイは、「今週限りでクルングテープバンコ ク都内ラーチャプラソン地区で続けている集会を終了し、撤退する。」と表明。
クワンチャイは、1ケ月以上に渡り集会に参加してもらった人に感謝の意を表し、「これから稲作の時期に入る農家が多 いため、通常の生活を送ってもらいたい。」と、集会終了の理由を語った。
カシット外務相は、「タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠を続けるクルングテープ都内ラーチャ プラソン地区一帯への電気・水の供給を停止することで、付近にある17の大使館に影響が出ることはない。」と発言。ま た、「各大使館からの集会に関する問い合わせを、24時間体制で対応することが決定した。」とのこと。
この電気・水の供給を停止する措置について、クルングテープ都スクムパン都知事などから、「ラーチャプラソン地区に 近い大使館及び大使館職員が宿泊するコンドミニアムなどに、影響を及ぼす可能性がある。」と指摘されていた。
ポストトゥデー紙によると、反独裁民主主義同盟幹部のチャトポン・プロームパンは、「アピシット首相に対し て11月14日の総選挙実施の白紙撤回を公式に発表するよう要求し、白紙撤回が事実であった場合は、アピシット首相が首 相職から追い出されるまで集会活動を継続させる用意がある。」と語った。
また、「11月14日の総選挙実施が宣言され、ステープ副首相が出頭さえすれば、ラーチャプラソン交差点からの強制排除 は意味をなさず、むしろアピシット首相を職から追い出すのを早めるだけのものになる。」と発言。
チャトポンによると、「強制排除が行われればアピシット首相は14日まで現職に留まることが出来なくなり、より早く民 主化が実現する事になる。」という。
昼頃ナコンラチャシーマー県のタクシン派の赤服軍団は、スラナリー・ モニュメント広場に集合し、クルングテープ都内ラーチャプラソン地区に向け移動を開始。
タイ地元紙によると、赤服軍団幹部は、「クルングテープ都内の集会が終了するまで、集会に参加を続ける。」と語った 。
14時反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳のナタウットは政府に 対して、「強制排除とステープ副首相の警察出頭とどちらが被害が少ないか、よく考えてほしい。」と訴えた。
ナタウットは、「デモ隊と治安部隊の武力衝突で多数の死傷者が出た『04月10日事件』で死亡したUDDメンバーに対する政 府の責任問題を追求する道筋をつけないことには、デモ参加者が納得しない。」とアピシット首相に理解を求めた。
その上で、「我々はアピシット首相が提案した国民和解案に全面的に賛成している。あとは、ステープ副首相が警察に出 頭してくれさえすれば、デモを終結させる。」と述べた。さらに、「政府は治安部隊に実弾の使用を許可したようだが、 我々はあくまでも平和的方法で対向する。」とも明言。
なお、タクシン派の野党、プア・タイ党の議員が複数、デモを終結させるため、UDD首脳と交渉に入っている。「過度のデ モ長期化は次期総選挙でマイナス要因になる。」と考える議員が増えている。
アピシット首相は、「タクシン派団体の反独裁民主主義同 盟(UDD)に和解案を提示したにもかかわらず、一向に集会解散に関する具体的な意思表示をしなかったことから、和解案 の一部(11月14日の総選挙の実施について)を撤回する。」とを発表。
UDDが求めているステープ副首相の警察出頭についても、「国民和解とは直接関係ないことであるし、また、政府は法律を 遵守し、多くの市民が死傷した武力衝突の責任問題を調査している。」として、「これ以上の要求は聞き入れない。」と 言い切った。
ただ、国民和解案については、「すぐに実行に移し、4ケ月半で具体的な筋道をつける。」と述べた。
セー・デーンことカッティヤ・サワディポン少将は、「反独裁民主主義同盟の中央幹部が集会解散を決断次第、 アリスマン・ポンルゥアンローンをリーダーとして集会を指揮する。」と明言。「既に80人以上の赤服軍団が、ラーチャ プラソン集会会場から撤退しない事を宣誓する署名を行っている。」という。
カッティヤ少将によると、「中央幹部から指揮権を乗っ取った後に、アリスマンがデモ隊を指揮し、自らは警備関係の指 揮を執る考えで、またタクシンのスタッフが水道、電気、食糧、トイレ関係の面倒を見る予定だ。」という。
19時半反独裁民主 主義同盟(UDD)が占拠したクルングテープ都内ラジャダムリー通りサラデーン交差点(地下鉄シーロム駅近く)で、治安 部隊がデモ隊に向け装甲車を移動させたことから、UDDが抵抗。M79グレネードランチャーで擲弾を兵士に向け撃ち込むな どして、複数の負傷者が出た模様。100発を超える爆音と銃声が断続的に鳴り響いた。花火もしくは擲弾とみられるものが 数発、UDDが占拠するルムピニー公園側からビジネス街のシーロム通り側に向け発射された。UDD占拠地に入り取材してい るマスコミによると、少なくともUDD支持者1人が拳銃を発砲。市民や取材中の記者らが安全な場所に退避しようとして大 混乱。この撃ち合いで20人以上が負傷。
現場は先月22日に高架電車駅などへの砲撃があったビジネス街シーロム通りのサラデーン交差点近く。
一方、現場近くで取材に応じていた、反政府組織タクシン派武闘 派のセー・デーンことカッティヤ・サワディポン陸軍少将(59)が狙撃され、フアチアオ病院に搬送された。サラデーン 交差点付近でインタビューを受けているところを、狙撃手にライフルで頭部を撃たれ重傷。
毎日新聞特別嘱託・三留理男は、ストロ ボをたかない主義で、撮影は至近距離の30〜40僂竜離で行っていた。フランス人ジャーナリストがタイ人通訳を交えて カッティヤにインタビューを始め、三留も撮影を開始。
ちょうど5、6枚撮ったころ、突然カッティヤはドサッと崩れ落ち、一瞬にして血の海に。眉間を撃たれた模様。「ドサ ッと音がして、首からガクッと崩れ落ちた。私はちょうどカッティヤ将軍とわずか30僂曚匹竜離におり、撮影している 最中だった。あっという間に周りが一面、血だらけになった。」まさに銃撃の瞬間、ルムピニ公園内の一角で少将をカメ ラで撮影中だった。現場は地下鉄シーロム駅に近く、カッティヤ周辺には30人以上の「私兵」がいたという。
カッティヤが銃撃されたことが判明した直後、私兵部隊とみられる集団が一斉にM16とみられる自動小銃を取り出し、公園 の外側に向け銃撃を始めた。

← カッティヤ少将が撃たれた地下鉄シーロム駅出入口(UDDのバリケード内)。後方の竹の棒は手製 ロケット弾。

サラデーン交差点では先月22日と今月08日に砲撃、銃撃事件があり、警官2人を含む3人が死亡、90人以上が負傷。カッ ティヤ陸軍少将はタクシンに近い対アピシット政権最強硬派として知られ、サラデーンでの事件を含む多数の銃撃、爆破 事件の黒幕と噂されていた。また、「アピシット首相が提案した11月の下院総選挙に反対し、提案受け入れを表明したUDD 幹部に退任を要求、集会を解散しないよう脅迫していた。」という情報もある。こうしたことから、今回の銃撃は政府・ 治安当局が交渉の障害となるカッティヤ少将の排除を図ったという見方がある。
UDDは政府に解散総選挙を要求し、03月12日からクルングテープで集会を続けている。東北部、北部など地方の支持者を動 員したほか、クルングテープ在住の地方出身者、低所得者層が加わり、参加者は数千〜数万人で推移。04月03日からはク ルングテープ最大のショッピング街であるラーチャプラソン交差点を占拠し、周辺のショッピングセンター、ホテルを休 業に追い込んだ。
政府は04月10日、UDDの別の集会場で強制排除を図ったが、兵士5人を含む25人が死亡、800人以上が負傷する激闘の末、 UDDに撃退された。その後もクルングテープの各所で衝突、爆破・銃撃が相次ぎ、タイ政府によると、04月10日の衝突を含 め、関連の死者は30人以上、負傷者は1400人以上に上る。
アピシット首相はこうした事態を受け、今月03日、11月14日の下院総選挙と和解に向けた行程表(ロードマップ)を提案 。UDD幹部は原則受け入れを表明したが、その後も都心部占拠を止めず、12日、政府が提案の撤回を表明。
20時前タイ治安当局はシーロム通りの3ケ所にバリケードを設け、大量の水を用意した。催涙ガス弾発砲の準備 の可能性がある。
ネーションチャンネルが行ったエラワンセンターとの電話インタビューによると、「カッティヤ少将は頭部に銃撃を受け 意識不明の重体でフワチヤオ病院に搬送され、ICUで治療を受けているが、死亡したとの情報は確認されていない。」とい う。このインタビューに先立ち、各報道が国家警察本部のウォラポン本部長補佐の言として「カッティヤ少将が死亡した 。」との報が駆け巡った。
フワチヤオ病院当局によると、「カッティヤ少将は危篤状態で銃弾摘出の緊急手術を受けている。」という。
反政府デモの強制排除に向け政府が威嚇行動を始めたこ とから、地下鉄は22時から、スカイトレイン高架電車BTSは19時30分から全路線で運行を停止。
14日に運行するかどうかは未定だが、「運行中止となる可能性も高い。」とのこと。
UDD占拠地域では、携帯電話の電波も遮断されたほか、21時頃には占 拠地域に電力供給も停止。占拠地域の道路に装甲車を配置、デモ隊の流入を防ぐ方針。当局によると占拠地域には依然1 万人前後のデモ参加者が残っている。

← ラーマ4世通りサトーン交差点に陣取るUDD。


作戦に先立ち、政府は占拠地域内にある事業所や商業施設などに従 業員を早く帰宅させ、14日以降も「事態が安定するまで休業してほしい。」と協力を求めた。近辺には日本企業も多く事 務所を構える。三菱商事や丸紅は13日は15時で終業し、14日も社員を自宅待機とする。トヨタ自動車は「約200人の営業担 当者などを14日にクルングテープ郊外の工場へ出勤させ、業務は続ける。」という。
反政府デモを継続する反独裁民主主義同盟(UDD)首脳の間で、デモ隊撤収時期を巡る対立が深刻化。このため、 UDD議長のウィーラが辞すことを決めた模様。このほか、UDD系放送局「ピープル・チャンネル」運営責任者のアディソン (元タイ・ラック・タイ党幹部)ほか2人も首脳陣から身を引くことを決めた。タイ国営放送が報じた。
また、「政府の国民和解案に合意していた穏健派のウェーン、チャラン、コーケーウの3人も現在、首脳陣を辞すかどう かを検討している。」とのこと。
ベテラン政治家のウィーラは、早期解散・総選挙を実現させるため、政府と交渉を重ねてきたが、最終段階で武闘派の発 言力が増したから、過去数日間、集会場に姿を見せていなかった。なお、ウィーラは予てより、「UDDが武闘路線に走った ら、脱退する。」と話していた。
22時頃タイラット 紙によると、ルムピニー公園第2ゲート付近で発生した反独裁民主主義同盟のデモ隊と治安部隊との衝突でデモ隊の男性 (25)が左目に銃弾を受け死亡。治安部隊がゴム弾を使用、10人程度の死傷者が出た模様。「負傷者は女性、子どもを含 め20人前後に上る。」との報道もある。

UDDからの発砲で伏せる兵士たち。 →

一方、エラワンセンターは、頭部に銃撃を受けフワチアオ病院に搬送されたカッティヤ・サワディポン少将のワチラパヤ バーン病院への移送を完了した事を確認。ICUで治療中。入院先のワチラパヤバーン病院の院長は、銃撃による脳の損傷で 脳の浮腫があり、助かる見込みは少ない。」と語った。セー・デーンの受けた銃撃は左こめかみから右こめかみに貫通し ており、脳組織が著しい損傷を負った模様。
ラーマ1世通り、ラーチャプラーロップ通りも封鎖対象になる模様。
英語版赤服公式TwitterのRedPhanFa2Dayが、「セー・デーン銃撃の際にチュラロンコーン病院で狙撃手が目撃さ れていた。」と書き込み。
国内治安維持本部は、「ラーチャプラソン周辺のペッブリー、パヤータイ、ラーチャプラーロップ、ウィタユ、 ラーマ4世通り等の通行を禁止。違反者には2年の禁固、4万Bの罰金の両方または何れかが課せられる。」と発表。
TPBSは、「ウィーラ、ウィサー、パイチット、アディソンの4幹部が同盟幹部離脱を宣言し、コーケーウ、ウェ ーン、チャランの3幹部が離脱を考慮中。」と報じた。
国内治安維持本部は、「セントラル・ワールド、エラワン・ホテル 、ラーマ6世像周辺、ラーチャプラソン交差点周辺の街路灯等への電気供給を停止した。18:00から 24:00まで携帯を遮断 する。」と発表。

← バリケードを強化するUDD。

ランスワン通りで警備に当たっていたタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の自警団が、飲料水の差し入 れを受け取り、この飲料水を飲んだ21人が病院に搬送された。
翌日のタイ地元紙によると、搬送先のラートシン病院理事長は、「搬送された21人の症状は頭痛 や下痢など同じ症状で、特に死に至るものではない。」とし、「現在飲んだ飲料水を調査中。」としている。「すでに3 人が退院した。」とのこと。
22:50過ぎクルングテープ都内の商業地区、ラーチャプラソン交差点を占 拠していた反政府デモ隊排除に入った政府は、他県での反政府行動の激化を牽制するため、15県に非常事態宣言を発令。 これで、非常事態宣言は1都16県に広がった。今後、5人以上の政治集会はすべて違法となる。報道統制などを合法化す る。
非常事態宣言が発令された県は、ノンタブリー県、サムットプラカーン県、パトゥムタニー県、アユタヤ県、チョンブリ ー県、チエンマイ県、チエンライ県、ランパーン県、ナコンサワン県、ナーン県、コンケーン県、ウドンタニー県、チャ イヤプーン県、ナコンラチャーシーマー県、シーサケット県。
04月07日から、クルングテープ都とノンタブリー県の全域、パトゥムタニー県、サムットプラカン県、ナコンパトム県、 アユタヤ県の一部に非常事態宣言を発令していた。
05月14日(金)00時時点タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)と軍 は、クルングテープ都内のラマ4世通りのサートン通り交差点とシーロム通り交差点(サラデーン交差点)の間で散発的 に銃撃戦を続けている。戦闘中に軍の放水車数台がサートン交差点近くでUDDに乗っ取られ、兵士数人が連行された。UDD は火炎瓶多数を所持している模様。
両者は13日午後07時頃からサラデーン交差点付近で銃撃戦を始め、これまでにUDDの数十人が負傷。軍の被害は不明。
00時過ぎサラデーン交差点脇のドゥシットタニーホテルの駐車場で爆発 。TPBSの現地レポーターは「M79が撃ち込まれた模様。」と報じた。被害状況は不明。
一方、ネーション系のタイ語速報は、「反独裁民主主義同盟のデモ隊がサートンヌゥア通り側の高架下で軍の放水車2台 を押収し、放水車に乗っていた6人の軍関係者をタクシーで自宅に送り返した。」と報じた。
01時半過ぎウボンラチャタニー県県都内中心部で、2人組の男がバンコ ク銀行ウボンラチャタニー支店に向け10発以上の銃弾を乱射するという事件が発生。当時支店の警戒に当たっていた巡査 部長によると、「01時半頃にバイクで現れた25歳から30歳位の2人組の男が銃を取り出して支店正面に向け銃を乱射した 後に一端バイクで現場を去り、その後再度現場に戻り、状況を調べて逃走。
当時、支店の警戒に当たっていた警察官は全員非武装。この銃乱射により、支店正面のガラスや壁に被害をもたらしたが 、人的な被害はなかった。警察は、「周囲の道路事情を熟知した者が情勢扇動目的で犯行に及んだ。」と見て捜査を開始 。
02:45頃タクシンはTwitterを通して、「戦力及び重火器を使用し平和的 な活動を展開していたデモ隊に更なる死亡者を出した民主主義を標榜する政府を非難する。」とのメッセージを配信。タ クシンは、「和解は美辞麗句だけでは成り立たず、公平、慈悲そして和解に向けた真摯な姿勢の上で成り立つ。」と続け た。
05時半頃60才の男性が集会場に近いペッブリー通りで銃撃され、近くの 病院に運ばれた。負傷の程度は不明。
08時頃ウイッタユ通りの交 差点タイーベルギー橋付近で、交代要員でやってきた兵士にUDDが一斉に近寄って来たので軍からの発砲があり、また軍へ の発砲もあった。負傷者はいない模様。
08時時点で、カッティヤ銃撃の狙撃後の騒動で、1人死亡、負傷者は33人となった。
都心部を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊が13日夜から 14日にかけサラデーン交差点付近で衝突したことを受け、高架電車BTSと地下鉄MRTは14日の運行を一部中止。折り返し運 転で対応する。
BTSは06時から、スクムビット線がモーチット駅―ラーテウィー駅、アソーク駅―オンヌット駅、シーロム線がチョンノン シー駅―ウォンウィエンヤイ駅のみ運行。
MRTは06時から24時まで全線を運行するが、シーロム駅、ルムピニー駅には停車しない。
UDDと治安部隊が13日夜から14日にかけサラデーン交差点付近で衝突し、銃撃、投石などで少なくとも1人が死亡、数十人 が負傷した模様。また、現場近くで取材に応じていたタクシン派幹部のカッティヤ陸軍少将がライフル銃で頭を撃たれ重 傷を負い、病院に運ばれた。衝突が起きたのはルムピ 昨夜ラーンスワン道路付近で、飲料水をもらったUDDの自警団が、眠ったり、意識不明になった者が出て、近くの病院で治 療を受けた。「軍の仕業ではないか。」との噂。
クルングテープ都心部を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊が13日夜から14日にか けサラデーン交差点付近で衝突したことを受け、現場に近いウィタユー通りにある英国大使館、米国大使館、ソイ・トン ソンのオランダ大使館は14日、休館。
ラーチャプラソン交差点を占拠しているUDDのデモ隊は、治安部隊の進入を阻止するため、ラマ1世通りとパヤタイ通りの 交差点、プルンチット通りとウィタユー通りの交差点、ラーチャダムリ通りとペッブリ通りの交差点、サラシン通りとウ ィタユー通りの交差点、サラデーン交差点、アンリドゥナン通りラマ4世通り交差点にバリケードを設けている。
MBKは、14日臨時休業とすることを決定。タイ政府がタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の集会に解散 圧力を強めるため、UDDが占拠を続けるラーチャプラソン地区周辺の道路を封鎖したことが理由。またセントラル・チット ロム、セントラル・シーロムもこの影響で臨時休業を決定。
チュラーロンコン病院は「14日外来診療を停止する。」と発表。
在タイ日本大使館ではデモ隊排除のため政府が道路封鎖をしていることから、緊急一斉メールで受付時間を変更 を、在タイ日本人に連絡。

領事部窓口及び広報文化部窓口の臨時一時閉鎖について(2010年5月14日 )

 昨夕(13日)のお知らせでも御案内致しましたが、大使館前の道路(ワイヤレス通り)を含め道路封鎖が行われてお り、現在、領事部及び広報文化部へのアクセスは困難となっています。来訪者の安全上の問題も危惧されますので、本日 の領事部窓口及び広報文化部の受付時間を取りあえず、以下の通りと致しますので御了承願います。

来週月曜日(17日)以降については、今後の状況を踏まえ、別途お知らせを発出致します。

旅券・証明窓口 12:00まで
査証窓口    11:15まで
広報文化部窓口 12:00まで

○在タイ日本国大使館領事部及び広報文化部(HP:http://www.th.emb- japan.go.jp)
・領事部
電話:(66-2)207-8501、696-3001(旅券証明班)
   (66-2)207-8503、696-3003(査証班)
FAX :(66-2)207-8511
・広報文化部
電話:(66-2)207-8504、696-3004(広報文化部)
FAX :(66-2)207-8512
都内パトゥムワン区のMBK(マーブンクロン)ショッピングセンターを運営するMBK社は、政情悪化のため、ホテ ル計画(投資総額20億〜30億B)を延期することを決めた。スウェートCEOは、「サムイ島に200室、プーケットに50室 のホテルを建設する計画だったが、国内の状況が安定するまで延期することにした。代わりに不動産プロジェクトやコミ ュニティーモールに力を入れる。」と述べた。
09:38サラデーン交差点上空 で飛行中のヘリコプターにUDDがロケット花火を10発程発射。
09:50ルムピニー公園前で、ニュースが公平でないという理由で、タイ TV3チャンネルのニュース車をUDDが取り囲んだ。交渉の末UDDは車を解放することに同意。
12:12治安部隊5000人がスアンルム・ナイトバザール(ウィタユー通り  ルンムニー公園近く)の包囲を開始し、催涙弾を発射。直後に銃声。デモ隊は13日夜からナイトバザールを占拠。
12:15ナイトバザールに入った治安部隊にデモ隊が群がり、ルムピニー公 園から煙が上がる。
12:30都庁は、デモ隊が奪い火を放った警察のトラックをサラデーン交差 点から撤去するよう警察から要請を受けるが、危険が伴うため拒否。
12時半頃軍が、日本大使館周辺のUDDの強制排除開始。都内ウィタユー通りに陣取 るUDDの1部隊を排除するため、催涙弾で威嚇。
UDDはこれに対抗し、ラーマ4世通りのルムピニー・ボクシングスタジアム前で古タイヤに放火。治安部隊はタイ−ベルギ ー橋周辺通りを封鎖、UDDと対峙。
12:50治安維持部隊とタクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)が衝突 を始めたことから、在タイ日本大使館より新たに注意喚起。
反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起【 速報】(2010年5月14日12:50現在)

1.14日(金)正午頃、ワイヤレス通りとラマ4世通りの交差点付近で政府治安当局とUDDデモ隊の間で衝突があり 、現在でも在タイ日本大使館付近で治安当局とUDDデモ隊デモ隊とのにらみ合いが続いている状況です。
上記交差点の周辺及び大使館近辺は著しい緊張状態にありますので、決して近寄らないようにしてください。

2.また、同様の衝突が封鎖地域各地に拡大する可能性も排除されませんので、封鎖地域には近づかないようにし、外出 は控えるようにして下さい。

3.今回の衝突を受け、BTS及び地下鉄(MRT)の運行予定が変更される可能性がありますので、詳細についてはウ エブサイト(BTS:http://www.bts.co.th/ 、地下鉄(MRT)http://www.bangkokmetro.co.th/ )を参照してくだ さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
13:00ルムピニー・ボクシングスタジアム(ラマ4世通り ルムピニー公 園近く)の向かい側でデモ隊が古タイヤを燃やす。散発的に銃声。治安部隊とデモ隊の衝突で男性1人死亡、報道関係者 3人を含む20人が負傷。
13:07TPBSのライブレポートによると、ウィタユー・サトーンの対峙現場 でデモ隊がタイヤに火を付け扇動。先に催涙弾を使用した排除や軍用バスへの放火が発生。レポート中に銃声らしき音も 。近くにはGSもある。
英語版赤服公式Twitterによると、大規模部隊がプラトゥーナムの赤服サイトに向け進攻中。
13:30ボクシングスタジアム近くでパチンコや火炎ビンで攻撃してくるデ モ隊に治安部隊が催涙弾やゴム弾を発射したあと威嚇射撃。デモ隊20人を逮捕。
13:50反独裁民主主義同盟( UDD)首脳のチャトポンが「状況は内戦化しつつある。」と発言。

← ズボンを脱いで治安部隊を挑発するUDD。

14時頃マティチョン紙のカメラマンが負傷し、バムルンラートに搬送さ れた。命に別条はない。
TPBSより。「 ルムピニー・ナイトバザールで外国人ジャーナリストが銃撃。」とロイター電。
ルムピニー署の警察官がデモ隊と対峙中の軍に向け拳銃を発砲。原因や被害状況は不明。ロイターが「ルムピニー署の警 官が軍に向け拳銃を発砲するところを目撃した。」と報道。
14:30国内治安維持本部のサンスゥン報道官が「タイ−ベルギー橋(サトーン通 り、ラマ4世通り、ウィタユー通りの交差点に位置する立体交差橋)界隈を当局が統制下に置いた。ウィタユー通にバリ ケードを設けた。」と報道陣に発表。
14:53ネーションチャンネルによると、インドラ・ホテル前で封鎖網を敷 いている軍とデモ隊が対峙。デモ隊は押収した消防車で道路を封鎖し軍の前進を阻止。
15時治安部隊はクルングテープのルムピニー公園周辺でタクシン派団体、反独裁 民主主義同盟(UDD)と衝突を続けている。催涙ガス弾を発射するなどして排除を図っているが、UDDは銃や手製ロケット 弾で反撃し、突破できずにいる。治安当局はランナム通り、ラーチャプラロップ通りなどUDDが占拠する地域の北側にも兵 士を展開し、突入を図っている。

← UDDが使った手製ロケット弾と火炎瓶、実弾。

今回の衝突による死傷者の数は14日朝の時点で死者1人、負傷者30人以上で、その後も死傷者が出ている。外国人ではカ ナダ人カメラマンが被弾し重傷。
軍は衝突に先立ち、「テロリスト分子に対しては殺傷能力のある武器の使用 も辞さない。」と警告。軍報道官は、「赤服軍団約2000人が武力によって当局を脅迫しているため、14日朝に出された命 令に従って、彼らを解散させている。」と述べた。ただ、「本日中に赤シャツ隊を拠点から強制排除する予定はない。」 としている。プラウィット・ウォンスワン国防相は、「治安部隊の行動はUDD幹部らを対話の席に付かせるための作戦だ。 」と説明。
「治安部隊はまず赤服軍団に銃口を向けて発砲し、その後空に向かって威嚇射撃をしながら前進した。」という。催涙弾 も使われ、デモ隊はタイヤで作ったバリケードに放火するなどして対抗している。
サンスゥン陸軍報道官は、「ルムピニーの奪還を完了。ウィタユー奪還に向け行動中。ルムピニーにテロリスト 潜伏中の恐れがあり、サームヤーンからボーンカイまでの封鎖を検討中。」と発表。
国家人権委員会は、「13日の武力行使を最悪の人権侵害行為。」と非難。「このまま続くと更なる過激化を呼び社会内の 亀裂を修復不能な状態にまで広げる事になる。」と警告。
首相官邸の警備強化のため治安部隊を増員。
15:20ラーチャプラロップ交差点(デモ拠点・ラーチャプラソン交差点の 北側)で治安部隊とデモ隊が衝突。銃声。デモ隊がプラトゥーナム交差点まで退いた。
15:55ネーションchによると、軍がラーチャプラーロップをコントロール 下におくも依然油断できない状況。現在周囲のビル内のクリアー中。ルムピニー周辺では依然断続的に銃声。
16時頃タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)ナッタウット幹部は 、UDD幹部の総意として決定した内容を発表。
アピシット首相に治安維持部隊を基地に撤退させ、非常事態宣言を解除すること、首相は議会解散を宣言した上で、再選 挙までの期間中アピシット及びステープは首相代行から辞退すること、ここ2ケ月間の強制排除事件に関与したアピシッ ト首相及びステープ副首相は公正な処罰を受けること、UDDは平和を望んでいることなどを挙げた。
16:20UDD首脳のナタウットが治安部隊の撤収と非常事態宣言の解除を政 府に求めた。
16:25ラーチャプラロップ・ソイ4、6で住民らが火炎瓶などで武装した デモ隊にば声を浴びせる。
16:30ソイ・ガームドゥプリー(ラマ4世通り)での衝突で男性が腕を撃 たれ負傷。
16時半頃タイラット紙は、ルムピニー近くのボーンカイで発生した衝突 で6人が病院に搬送。うちタクシー運転手の男性(33)が死亡。デイリーニュースは住民男性が死亡と報じた。
16:50サラデーンのオーバーパス上からデモ隊が火をつけたタイヤを治安 部隊に投げつけた。デモ隊から銃声と花火の音。治安部隊が散発的に威嚇射撃。
17時までクワンチャイ、ウィーラ、アディソン、パイチット、ウィサー の4人の同盟離脱を確認。チナワットは、「パイチット♀は喉痛、ウィサーはパイチットの看護のため、ウィーラは過労 で近くにいる。」と説明。「依然幹部は団結している。」と強調。
チュリン保健相は、1人の死亡、37人の負傷を確認。死亡したのはタクシー運転手で、負傷者にはマティチョン紙、Voice TV及び国外メディアの記者3人が含まれる。
17:00サラデーン交差点のド ゥシットタニーホテル近くとタイ−ベルギー橋周辺で治安部隊とデモ隊が衝突。いたるところでタイヤが燃えやされた。
18:00擲弾とみられる爆弾2個がソイ・サラデーンとドゥシットタニーホ テル前で爆発。負傷者なし。
18時頃チューウィットが、バイクの後部座席に乗って衝突が発生したボ ーンカイに現れた。
18:20ラーチャプラソン交差点の舞台近くで爆発音。舞台上の者たちが飛 び降り、「伏せろ。」の声。爆発音の原因は不明。
18:40装甲車1台がウィタユー通り側からサラデーン交差点方向に前進。 デモ隊が治安部隊に向け火炎瓶を投げ、花火を発射。
午後タクシンは、元法律顧問のノパドン・パッタマを通して4項目に従 った和解推進を呼びかける声明を発表。
声明の中でタクシンは、「政府は軍隊、警察官及び狙撃手に対してデモ隊に対する武力を使用した容赦ない排除を命じた ことにより、13日に死傷者を出し、更に14日にも更なる損害を出そうとしている。そもそもこれらの損害は政府がデモ隊 の要求に従って、04月10日の強制排除案件に絡んでステープ副首相が容疑者として出頭し容疑事実の開示を受けてさえい れば避けることが出来たはずである。」、「首相、副首相及び命令する立場にある全ての者は、このような政府による人 権侵害行為に対して刑事責任を負うべきである。首相に対して、これ以上の損害を防ぐために以下の4項目に従って和解 を進めるべきである。1.武装した軍・警察官による強制排除を直ちに中止すると共に軍・警察官を本隊に帰隊させるこ と。2.非常事態宣言の解除。3.政治的対立問題の平和的な解決手段を模索するために直ちにデモ隊との間で交渉を始 めること。4.和解推進は公平、慈悲及び真摯な姿勢の上で成り立つ。民主主義、公平及び発展が国家にもたらされるた めに、真の和解推進に向けた対話を各階層と行うこと。」とのこと。
タクシンは、「首相自身が国民が最初であると発言していながら、まず国民が死んでからという自分(タクシン)が見た いとは思わない状況が展開されている。首相は眼前の損害を防ぎ、危機から脱出するために、平和的手段または武力行使 、政治的地位または無実な国民の生命という選択肢から正しい選択をしてくれるものと期待している。」と締めくくった 。
クルングテープの地下鉄(MRT)を運営するバンコク・メトロ(BMCL)は、ルムピニー公 園付近で治安維持部隊とタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による衝突が始まったことから、17時をもって全区 間の運休を決定。
高架鉄道スカイトレイン(BTS)を運営するバンコク・マス・トランジット・システムは、ルムピニー公園付近で治安維持 部隊とタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)による衝突が始まったことから、16時をもって全区間の運休を決定。
反タクシン派団体の多色服(マルチカラー)集団は、安全上の理由から状況が安定するまで、タクシン派団体の反 独裁民主主義同盟(UDD)への抗議活動の中止を決定。
昨日夜、サラデーン交差点付近で、治安維持部隊とUDDのデモ隊が衝突し、1人死亡、33人が負傷。
在タイ日本大使館は17日、領事部と広報文化部の窓口を閉鎖。14日に大使館隣のルムピニー・ナイトバザールや 向かいのルムピニー公園で、タイ治安部隊とタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)が激しい銃撃戦を展開し、危険 な状態が続いているため。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)ナッタウット幹部は、「こちら側から和解を提案していくことはな くなった。」と、事実上和解の拒否を宣言。
「昨日夜発生したUDDデモ隊と治安維持部隊の衝突で、多数の死傷者が発生したことに、心を痛めている。」、「今後政府 に責任を追求していく。」としている。
また、「今後の方針について、午後に緊急会議を行い、18時頃に声明発表する予定。」としている。
タイ地元紙によると、「アピシット首相は、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠を続けるラーチ ャプラソン地区の奪回に向け、軍に全権を与えた。」と明かした。ただし、「不要な衝突は避けること。」としている。
陸軍の担当者によれば、非常事態宣言の適用地域が拡大されたことに伴い、タクシン派の支持基盤である北部や 東北部でデモ隊がクルングテープに向かうのを阻止する措置が取られている。非常事態宣言下では、反政府活動に関連す る行為を取り締まることが可能。 また、担当者は、「デモ隊がバンコクに向かうのは許されない。だが、法律に違反しないかぎり、地元でデモなどを行う のは可能。」としている。
タイ国営放送によれば、ルムピニー・ナイトバザール内で日本人記者とタイ人記者がそれぞれ1人ずつ被弾して 、病院に搬送された模様。
警察によれば、都内バンケーン区ラマイントラ34通りのアパートの駐車場に放置されていた乗用車から爆薬、手 榴弾、弾薬、火炎瓶などが見つかった。
乗用車は04月初めから駐車場にとめてあったもので、アパート側から警察に「不審車」との連絡があった。警察官はナン バープレートがビルマ国境に接する北部チエンマイのものだったため、当初は薬物取引との関連を疑ったが、トランクに あった消火器に爆薬が詰められており、爆薬の入ったガスシリンダーや段ボール箱に入った火炎瓶52個、爆発物、擲弾10 発も見つかった。ナンバープレートは偽造されたものだったが、警察はシャシー番号から持ち主の特定を急いでいる。
05月13日に銃撃で頭部に重傷を負ったカッティヤ陸軍少将の容体について、入院先のワチラパヤバーン病院の医 師は、危篤状態が続いている事を明らかに。
タクシン陣営の中でも強硬派として知られたカッティヤ少将は、チュラロンコーン病院前の路上で報道陣のインタビュー を受けていた際、銃撃で右こめかみから喉を貫通する傷を負い、その場に崩れ落ちた。目を見開いて意識不明の少将はす ぐに病院に搬送された。
同医師によれば、「手術は行ったものの、脳の損傷がひどく、血圧が下がっており、極めて危険な状態。」とのこと。
19時まで反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)が反政府デモを続けて いるラーチャプラソン交差点の特設舞台でUDD首脳陣がアピシット政権を批判する演説を行っている時、その舞台裏で爆弾 が爆発。少なくとも15人が負傷して最寄りの警察病院に搬送された。
UDD副議長のチャトポンは自警団に抱きかかえられるようにして慌てて避難した後、参加者に対して「死ぬまで戦おう。」 と呼びかけた。
なお、14日00時から19時までに都内で起きた武力衝突で少なくとも34人が重軽傷を負ったほか、タクシー運転手1人が死 亡。カナダ人1人とタイ人2人の報道関係者が銃撃された。
タイ治安当局は18時から、ラーマ4世通りのサームヤーン交差点からンガームドゥプリー通りまでの区間を通行止めとし た。ラーマ4世通りのルムピニー公園周辺では13日夜から14日にかけ、UDD)と治安部隊が銃撃戦を展開。UDDは治安部隊 から奪った車両やタイヤを路上で燃やすなどした。
1週間運行開始を延ばし15日に運行開始予定だったBRTは、運行開始を無期限延期。
20時までエラワンセンターは、ウィタユー通りで発生した衝突で5人の 死亡、81人の負傷を確認。チュラロンコーン病院に搬送されたカナダ人カメラマンは危険を脱出。
治安当局はテレビ会見で 、「占拠地域を狭め、デモ参加者を減らし、武装したテロリストの逮捕を容易にするため。」と封鎖作戦の狙いを説明。 「一般参加者は速やかに会場を去ってほしい。」と呼びかけた。
21時半過ぎ民事裁判所は、行政の裁量権への侵害及び情勢に応じ鎮圧目 的で、または情勢または眼前で発生している出来事に応じ自衛目的で武力行使が認められる事を理由に、UDDの武力行使差 し止めの仮処分申請を棄却。
モンテネグロの外務大臣がタクシンのモンテネグロ内での政治活動を禁止した事を明らかに。「タクシンへの国籍授与は 汚職案件の立件前にビジネス、文化関係で国籍が与えられた他の者と同じ手続きに従い与えられた。」 と発言。
22時までクルングテープ救急センターによると、クルングテープ都心部 で13日夜に始まったタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊の衝突で、死者8人、負傷者120人以上が確 認された。負傷者にはカナダ人、ポーランド人ら外国人3人が含まれる。これとは別に、13日にUDDの反政府集会でコーヒ ーを飲んだ20人以上が吐き気などを訴え病院に運ばれた。UDDは「治安当局が毒を盛った。」と主張。
タイのテレビ報道によると、UDDと治安部隊の戦闘は14日夜になっても続き、UDD占拠地北側のラーチャプラロップ通り、 プラトゥーナム交差点、占拠地南側のサラデーン交差点などで散発的に銃声がするほか、手榴弾や擲弾によると見られる 爆発があった。また、14日午後、クルングテープ北部で高性能爆薬、ガスボンベなどを積んだ車が見つかった。
UDDは14日夜もラーチャプラソン交差点を中心とする占拠地で数千人規模の反政府集会を続けている。集会参加者には女性 が多い上、高齢者、子供もいるため、治安当局が強制排除を図れば大きな被害が出ると予想される。政府のパニタン報道 官は、「軍は止むなく発砲している」と強調。
一方、国外逃亡中のタクシンは14日午後、法律顧問であるノパドン元外相を通じ、アピシット首相に対し、治安部隊によ るUDDの強制排除を中止し、UDDと交渉するよう求めた。
UDDは04月03日からクルングテープ都心部の広い範囲を占拠し、周辺にバリケードを築いた。治安当局は今月13日夕方から 、UDD占拠地周辺の道路を封鎖するとともに、電気、水道、電話を止めた。直後にUDDの戦闘部隊を指揮するカッティヤ陸 軍少将が何者かに銃で頭を撃たれ、意識不明の重体となり、これを機にUDDと治安部隊が銃を撃ち合う市街戦状態に陥った 。
22時頃チャムローン少将と共に民主主義市民連合(PAD)を率いて闘うた め、ソンティ・リムトーングクンが新政治党党首を辞任。
22:25黒服がプラトゥーナムに出現。軍に向けAK49を乱射。銃声がプラト ゥーナム中に鳴り響いている。
05月15日(土)00時半頃エアポートリンク線マッカサン駅近くで、軍が高 速で検問所を突破しようとしたワンボックスに向け発砲。運転手、10歳の少年、駐車中だったタクシー運転手の3人が負 傷。
首都クルン グテープ都心部で続いている軍とタクシン派、反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突で、政府は、「14日からの死者が16人に 上った。」と発表。全員が民間人とみられる。負傷者は141人以上、取材中に銃撃を受けたカナダ人カメラマンを含む外国 人3人も負傷。
フランスの国際ニュース専門テレビ局「France 24」は14日、「衝突を取材していたカナダ人カメラマン、ネルソン・ラン ドが重傷を負った。」と発表。
ただ、ラーチャブラロップ地区 では14日夜、買い物に来ていた女性(20)が銃撃を受けて死亡するなど、無差別攻撃の結果、一般市民が巻き込まれた。

巻き込まれた一般女性の死体。死体を回収に来た者は狙撃を恐れてうずくまっている。犯人は軍かUDD 不明。 →

03月に始まったUDDによる反政府抗議デモでは、日本人カメラマン村本博之を含む25人が死亡した04月10日に次ぐ犠牲者数 。
再び衝突が起き、発砲 音や爆発音が聞かれ、負傷者も出た。日本大使館に近い地域では、UDDがゴミ収集車や電話ボックスに火をつけ、軍は断続 的に発砲。緊迫した事態になっている。衝突は、占拠地域を包囲した約3匯擁の封鎖線付近の複数の場所で発生。タイ 政府は包囲をさらに強め、UDDを孤立させる方針。これに対し封鎖線付近にUDDの自警隊員や、タクシンを支持するタクシ ー運転手ら一般市民が集まり、軍兵士と対峙状態。

← 手製ロ ケット弾と火炎瓶で攻撃をするUDD。

UDD幹部ウェーン、記者団に対して「赤服自警団が安全を保障するので、舞台裏に戻ってくるよう呼びかけた。記 者団が1人もおらず当局が会場内に突入した際の映像記録の確保に支障が生じることを懸念したもの。
軍は、最も激しい衝突が展開されているディンデーンから 先のラーチャプラロップ通りに「実弾発射ゾーン」の看板を掲示し無関係な市民の立ち入りを禁止。
昼過ぎ2日間に渡る包囲行動により集会会場内の食材が不足。女性料理 人によると「米が底をつき始めており、また調味料も底をつき始めているため、これまでのような各種メニューを取りそ ろえる事ができない。」という。
15:00タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安維持部隊の衝 突が、クルングテープ都内各所で激化しはじめたことから、在タイ日本大使館より新たに注意喚起。
反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起( 2010年5月15日15:00現在)

1.本日の新しい動きとして、サラデーン交差点(シーロム通り〜ラーマ4世通り)、ボンガイ交差点(ラーマ4世通り )、ラマ4世通り高速道路入口付近及びディンデーン交差点(ラチャプラロップ通り〜ウィパワディランシット通り)に て、タイヤへの放火、断続的に発砲及び爆発音が発生し、死傷者が発生しています。また、ウィタユ交差点(サートン通 り〜ウィタユ通り)をUDDが占拠しています。これまでの一連の衝突や発砲・爆発により、16名が死亡、147名が 負傷者((13:30現在)日本人は該当なし)出ています。そのため、封鎖地域はもとより、その周辺の緊張は高まっており ますので、封鎖地域付近には近づかないようにし、封鎖地域付近に滞在している在留邦人、邦人旅行者については、不測 の事態に巻き込まれないため、厳に外出は控えて下さい。
2.公共交通機関の運行状況
(1)BTS(高架鉄道):本日、全線が運休。
(2)MRT(地下鉄):本日、全線が運休。

BTS及び地下鉄(MRT)の運行時間が変更される可能性がありますので、詳細についてはウエブサイト(BTS: http://www.bts.co.th/ 、地下鉄(MRT)http://www.bangkokmetro.co.th/ )を参照してください。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
15時過ぎ 国内治安維持本部によると、「軍は国際基準に則り対応しており、むしろデモ隊が、情勢掌握不能な政府により混乱がも たらされたとのイメージを植え付け、全ての損失を政府の信用失墜を狙った攻撃材料にするため攻撃を仕掛けており、ま た『軍は大衆を殺すのを止めろ。』とのデモ隊幹部の発言は『大衆に軍は敵である。』との誤った認識を植え付け扇動す る目的でなされている。」という。
「デモ隊内に紛れ込んでいる武装部隊が大衆を盾にして軍に対して 攻撃を仕掛けており、また、これまでに「ディンデーンの現場で10人から15人の武装した黒服が目撃された。」との報告 や、「ルムピニー公園内でデモ隊の武装部隊同士の撃ち合いが発生した。」との報告がある事を明らかに。
また、死亡者に関しては、デモ隊の自警組織員同士の暴力、M79やRPGによる攻撃、反集会派によるデモ隊に対する暴力、 及び軍の接近を阻止する目的で行われた発砲により発生した事を明らかにた。
「UDDがインターネットを使って地方の住民らに占拠に加わるよう呼びかけたにもかかわらず、デモ隊の数は6千人のまま 変わっていない。」と説明。「封鎖の成果が出て、新たな流入を防いでいる。」との見方を示した。
この会見には、ダーポン陸軍副参謀、カニット第1地区国軍本部長及びサンスゥン陸軍報道官が出席。
16時時点13日夕方に都心で 始まったタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊の戦闘は15日になっても続いている。クルングテープ救 急センターによると、衝突による死傷者は死者18人、負傷者160人以上に達した。
治安当局の発表によれば、14日に起きたデモ隊と治安部隊との衝突で少なくとも16人死亡、157人が負傷。
治安当局は13日夕方から、UDDが占拠する地区(ラーチャプラソン交差点、ラーチャダムリ通り、ラマ1世通り、プルンチ ット通り一帯)への道路を封鎖するとともに、電気、水道、電話を止めた。封鎖開始直後にUDDの戦闘部隊を指揮するカッ ティヤ陸軍少将が何者かに銃で頭を撃たれ意識不明の重体となり、これを機にUDDと治安部隊が銃を撃ち合う市街戦状態に 陥った。
UDDは占拠地南のルムピニー公園周辺、北のプラトゥーナム地区などで、治安部隊に向け銃や擲弾、手製のロケット弾など を発砲。電話ボックスや路上のタイヤ、軍から奪った車両などに火を放った。治安部隊はゴム弾、催涙ガス弾、実弾で反 撃しているが、UDDが築いたバリケードを突破し進入する気配はない。占拠地に立て籠もったUDD支持者に女性が多く、高 齢者や子供もいることから、兵糧攻めで降伏を待つ模様。
UDDは15日もラーチャプラソン交差点で数千人規模の反政府集会を続けているが、治安当局による包囲作戦で食料、飲料水 が不足し始め、クルングテープ郊外や地方の支持者に支援を求めている。都内プラトゥーナム、戦勝記念塔周辺などで激 しい衝突が起きており、死傷者が出ている。
また、治安当局は、ラーチャプラロップ通りの一部を「実弾使用地域」に指定。市民に絶対近づかないよう呼びかけた。
UDD占拠地、戦闘地域のすぐ外では、外国人旅行者がオープンバーで夕涼み したり、タイの若者が路上で酒盛りするなど、いつも通りの光景が見られる。ただ、道路交通は混乱し、高架電車BTSと地 下鉄MRTは14日午後、15日と全線で運行を中止。
タイの地上波テレビはほとんどの局が通常の番組の合間にニュースで情勢を伝えている。ある男性ニュースキャスターは 人気のない幹線道路に銃声が鳴り響き、路上から黒煙が上がる映像に、「これが私たちのクルングテープでしょうか。」 と嘆いた。

← 心配そうに外を眺めるカラオケ嬢。

一方、スカイトレイン(BTS)と地下鉄は全線運行を中止。
UDD首脳は、政府に武力使用停止を求めているが、治安当局は「デモ隊にはテロリストがおり、武装して兵士を攻撃してい る。デモ隊に対する制圧を強化する。」と発表。
UDDはアピシット政権に解散総選挙を要求し、03月12日からクルングテープで反政府集会を始めた。東北部、北部など地方 の支持者を動員したほか、クルングテープ在住の地方出身者、低所得者層が加わり、参加者は数千〜数万人で推移。04月 03日からはクルングテープ最大のショッピング街であるラーチャプラソン交差点を占拠。周辺のショッピングセンター、 ホテルを休業に追い込んだ。
政府は04月10日、UDDの別の集会場で強制排除を図ったが、兵士5人を含む25 人が死亡、800人以上が負傷する激闘の末、UDDに撃退された。その後もビジネス街シーロム通りのBTS駅が砲撃を受けるな ど、クルングテープの各所で衝突、爆破・銃撃が相次いだ。
アピシット首相はこうした事態を受け、今月03日、国民が一体となった王室の護持、教育、就労、賃金などの社会的不平 等の是正、憲法改正を含む政治改革などを盛り込んだ和解に向けた行程表(ロードマップ)と11月14日の下院総選挙を提 案。UDD幹部は原則受け入れを表明したが、その後も都心部占拠を止めず、12日、政府が提案の撤回を表明。
平和問題に関する有力シンクタンク、インターナショナル・クライシス・グループ(本部ブリュッセル)はタイの政治混 乱について、経済発展の恩恵を受けず、選挙で選んだ指導者(タクシン)を追放された地方住民らが、国家の実権を握る 支配階級に失望したために起きたと指摘。また、王位継承の時期が近付いているときに問題が起きたことを指摘し、プミ ポン国王(82)による調停は困難という見方を示した。
タイの支配階級は長年、「国民は国王の良き子ども」、「タイは平和な家族・農村」というイメージを国民に刷り込んで きた。しかし、経済・社会格差の拡大と、タクシン政権時の直接的な地方・貧困層支援策による政治的な覚醒で、地方の 一部ではこうした幻想が崩れた。政府が今回、UDD集会の鎮圧に成功したとしても、経済発展の分け前と政治的権利を求め る地方住民、貧困層の動きが沈静化するかどうかは不透明。
16時過ぎパニターン報道官は、「14日夜にラーチャプラー ロップ、プラトゥナム、ボーンガイ、スワンルムナイトバザール、サーラーデーン交差点等で約16発のM79が当局に向け撃 たれた。14日までに17人が死亡、140人が負傷。」と発表。
ボーンカイに現れたチューウィットは、「首相は大衆制圧のために武力行使するべきではない。商人を追い出し てもまた戻ってくるのと同じ対策でしかない。軍を使用しない解決策を模索しないとタイがこれまでのタイでなくなって しまう。」と批判。
16時半過ぎなお、戦勝記念塔に近いサムリアム・ディンデ ーン地区では、デモ隊と治安部隊が撃ち合い。少なくとも5人が負傷。この中には、1992年の血の5月でも活躍していた 、英字新聞社ネーションのカメラマン、チャイワット・プンプアングも含まれる。マスコミの負傷者はチャイワットが4 人目。
ルムピニー署の警官住宅に向けM79。8歳及び15歳の少年を含む4人が負傷。JS100のTwitterによると、その後ル ムピニー署前でもM79が爆発。
18:00
反独裁民主戦線(U DD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起(2010年5月15日18:00現在)

1.本日のUDDデモ関係の最新情勢は次の通りです。 15日午後2時、UDDは、集会場の物資が底をつきつつあるため、インペリアル・ショッピングセンター・サムローン 店、インペリアル・ショッピングセンター・ラトプラオ店及びタイ・コム本社の3カ所(大使館ホームページ掲載の地図 ご参照)を集合場所として、物資を持ち寄り、ラチャプラソンの集会場へ向けた行進を、UDD支持者に呼びかけており 、通過点になると見られるラチャプラロップ通り周辺で散発的発砲が行われています。

2.また、タイ政府報道官代行は、15日、陸軍第11歩兵連隊本部の緊急事態回復センター(CRES)より一斉テレ ビ放送にて、現下の情勢に関する国民向け説明を次の通り行っております。 (1)今朝のCRESの会合において、治安当局より、14日22時の時点でのUDD集会参加者数が6,000名であ るとの報告が行われた。その内訳は、ラチャプラソン交差点〜プラトゥナーム交差点:3,000名、ラチャプラソン交差点 〜パトゥムワン交差点:1,000名、ラチャプラソン交差点〜チッドロム交差点:1,000名、ラチャプラソン交差点〜ラチ ャダムリ交差点:500名、ルンピニ公園:500 名、である。
(2)UDDは、集会場地域を包囲する治安部隊の更に外側から、更に包囲しようとしていることから、治安部隊は互い に連携をとり、自らの防衛を強化し、包囲を受けないよう細心の注意を払うよう、指示を行った

3.このような緊迫した情勢にありますので、封鎖地域はもとより、その周辺および外周地域でも緊張が高まっておりま すので、封鎖地域付近には近づかないようにし、封鎖地域付近に滞在している在留邦人、邦人旅行者については、不測の 事態に巻き込まれないため、厳に外出は控えて下さい。

4.大使館仮事務所の開設
大使館周囲の治安状況の悪化により、15日夕より、インペリアル・クイーンズ・パーク・ホテル内会議室に仮事務所を 開設しました。
連絡先は以下の通りです。当面の間、お問い合わせ等は、大使館ではなく、次の電話番号にお願いします。なお、領事お よび広報文化窓口については、既にお知らせのとおり、17日は閉鎖しますのでご理解をお願いします。18日以降の窓 口業務については追ってご連絡します。

大使館仮事務所代表
  住所:199 Sukhumvit Soi 22(BTSプロンポム駅付近、ベンチャシリ公園を挟みエンポリアムの向かい)
電話:02−261−9300 内線5025、5029
領事関係問い合わせ(パスポート、査証、証明、邦人援護)
  02−672−5504、5505、5506

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
20:30過ぎアピシット首相は15日に放送された特別緊急放送 の中で、「我々は国を正常化させるために必要なことをやっている。後戻りはしない。」と述べ、軍による反独裁民主主 義同盟(UDD)占拠地域の包囲継続を強調。さらに「人命の損失をなくす唯一の方法は(UDDが)抗議行動を中止すること だ。」、「クルングテープを反独裁民主主義同盟の人質にさせないためにも引き続き包囲行動を実行していく方針である 。」と、UDDに早期の占拠解除を求めた。
アピシット首相は、「現在行われている行動は、集会参加者の数を減らし、集会を解散に追い込むために、集会会場を包 囲し損害を最低限に抑え圧力を加える事を意図して行われており、集会会場内への突入は意図していないにもかかわらず 、集会参加者に紛れ込んでいる武装部隊が当局の行動を妨害してきた。」と指摘。さらにアピシット首相は、「現在行わ れている行動は、正常化実現のために取り組まれている話し合い、和解推進案の提案等の手段と方向性を一つにしている 、法に従わない者がクルングテープを人質にし、政府に反対する武装勢力が部隊を組織し当局や国民、組織に攻撃を仕掛 けるような状況を打破するために必要なものであり、また後戻りすることが出来ないものである。」、「損害を最小限に 抑える手段は、テロリストによる継続的な活動機会を抑え込むために集会を解散する事である。」と指摘し、国民に対し て対立の輪に巻き込まれず全てを政府の対策に委ねるよう要請。
都心部では15日も軍とタクシン派、反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突が続き、6人が死亡。13日から3日連続の 衝突で、死者は計23人となった。地元当局によると、14、15日で172人が負傷した。事態は沈静化の兆しを見せておらず、 死傷者が今後さらに増える恐れもある。
UDD幹部は、「これ以上の犠牲者を防ぐため」として軍に発砲停止を求めた。
軍は、UDD占拠地区の一部を「実弾発射許可区域」に指定、犠牲者はさらに増えそうだ。
衝突はUDD占拠地域の南東、北側のラーチャブラロップ地区、南側のルムピニー公園周辺の3ケ所で起き、断続的に銃撃や 爆発が発生。軍は「占拠地域の北側のラーチャブラロップ地区で実弾を発砲する。」と宣言し、一般市民や報道関係者の 立ち入りを禁止。近くの高速道路の出口付近では、デモ隊が集まってタイヤを燃やした。
政府は占拠地区の封鎖を強化し、水や食料の搬入を阻止。UDD幹部は、ロイター通信に「食料や水が底をつき始めた。」と 話した。AFP通信によると、政府報道官は同日、「UDDの占拠者は約1万人から6000人にほぼ半減した。」と述べた。
治安部隊とUDDが衝突したルムピニー公園近くにある在バンコク日本大使館は午後、窓口業務を停止したが、目の前で衝突 が起き、勤務していた日本人、タイ人職員ら約100人は帰宅できなくなった。21時頃、治安部隊兵士に護衞されて50人が館 外に脱出。残る50人は安全のために館内で1泊し、翌15日10時ごろ、警察に見守られながら、ようやく館外に出た。
深刻な治安悪化を受け、米大使館は、職員の家族に国外避難を呼びかけた。
タイ在住の約3万3000人の日本人社会や進出している日系企業に深刻な影響。タイ日本人 会(会員数約7200人)の磯田博之事務局長によると、UDD占拠地区の近隣に住む日本人は安全な地域でホテル住まいを強い られている。磯田事務局長は「危険地域は拡大する可能性が高い。いま安全だと思っても警戒を怠らないでほしい。」と 訴えた。
一方、UDDが占拠を続ける繁華街に位置する「バンコク伊勢丹」。例年なら、タイの新学期に合わせた商戦期だが、04月03 日から休業。パートを含む全従業員約700人が自宅待機。バンコク日本人商工会議所が行った大手33社へのアンケートでは 、事務所の閉鎖や仮移転、営業時間短縮を行っているのは25社。混乱の影響でタイ経済が失速し、消費が低迷する懸念か ら20社が「今後、影響があるかもしれない。」と答えた。
国内治安維持本部は、「デモ隊武装部隊が大量のM79、M67、RPGをルムピニー公園とCWPに隠匿している。ラーム イントラ34で車の中から発見された大量の爆発物が情勢に乗じて各所で爆破を引き起こす目的で運搬途中だった可能性が ある。」と指摘。
こんなタイの状況をよそに、タクシンと末娘のペートーンターン が、ルイ・ヴィトンのシャンゼリゼ店で目撃された。マレーシアの雑誌取材班が15日午後、ルイ・ヴィトンで買い物中の タクシンを発見。カメラマンが写真を撮ると、タクシンのガードマンが近づいてきて店から連れ出された。
21時頃アピシット首相は、タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)が集 会を続けるラーチャプラソン地区の開放に向け、治安維持部隊に同地区を包囲し取り締まりを強化していることについて 、「引き続き包囲を続け集会解散への圧力を続ける。」と発表。
22時時点クルングテープ救急センターによると、衝突による死傷者は死 者25人、負傷者約200人に達した。死者は全員民間人で、兵士、警官はいない。負傷者にはカナダ人カメラマン、ネルソン ・ランドなど外国人4人が含まれる。
UDDは15日もラーチャプラソン交差点で数千人規模の反政府集会。治安当局による包囲作戦で食料、飲料水が不足し始め、 クルングテープ郊外や地方の支持者に支援を求めている。
24時前ノンタブリー県県都内にあるバンコク銀行ケーラーイ支店に向け 爆発物が投げ込まれ、爆発により支店のガラス等が損壊。幸い人的な被害はなかった。
M67が犯行に使用されたと見られ、また爆発直後に支店の塀をよじ登って出てきた男が待たせていたバイクの後部座席に乗 って逃走していくのが目撃されている。警察は、情勢扇動目的の犯行と見て捜査。
05月16日(日)02時前チエンマイ県県都内メーピン地区で、チエンマイ県 メーリム郡内にあるタークシン大王部隊に所属する軍用バスが放火され全焼。
放火されたバスは軍関係者子弟の学校送迎用に使用されており、電気系統の修理のために修理店前に駐車してあった。修 理店主によると、「バイクが止まる音とガラスを割る音が連続して聞こえた後にバスから火が上がった。」という。警察 は、情勢扇動目的の犯行と見て捜査。
タクシン派 団体、反独裁民主主義同盟(UDD)主導の反政府デモ隊と治安部隊の衝突が始まってから4日目となった16日、クルングテ ープ中心部でコンビニエンスストアや銀行などが襲撃される事件が相次いだ。治安当局はUDD支持者の犯行としており、デ モ隊の暴徒化する懸念が拡大。
治安当局によると、襲撃されたのは「セブンイレブン」と「ロータスエクスプレス」。いずれも治安部隊によるデモ隊の 占拠地域の封鎖区域近くにあり、閉店中のセブンイレブンにはUDD支持者のグループが乱入し、食品や飲料などを持ち去っ た。政府に近いバンコク銀行などの支店2ケ所も襲撃された。
教育省は、17日に新学年を迎える予定だったクルングテープにある 全学校(435校)の始業を1週間ずらし、24日に延期。さらに「治安状態の悪い中心部では、06月01日に始業する。」とい う。アピシット首相は16日朝のテレビ番組に出演し、「政府が夜間の外出禁止令を発することを検討している。」と明ら かに。
地下鉄とスカイトレイン(BTS)は全線運休。また、17日に運行を再開するかどうかは未定。
赤服ガードがディンデーンの赤服検問所をトラックで通過しようとした軍関係者2人の逮捕し、防弾ベストやガ スマスクそれぞれ17個を押収。
タクシン元夫人のポチャマーン及び長男パーントーンテー、長女ピントーンターの3人が 14日19:00のSQ981便で シンガポールに渡航。次女ペートーンターンは21:00のAF169でパリへ。チャワリット相は09:00のTG612便で台湾へ行くと 報告も同便は昆明行き。チャトゥロンは15日10:00のMU2026便で台湾へ行くと報告もやはり同便は昆明行き。
10時半時点衝突による死傷者の数も増加している。医療当局によると、 で、13日夕方以降の死者数は少なくとも25人、負傷者は240人。負傷者の搬送にあたっていた救急隊員も撃たれて死亡。
12時治安当局はこの記者会見で、「クルングテープの一部地区に外出禁 止令を発令する。」と発表。「詳細は午後02時半に発表する。」とした。
16日もタクシン派の反独裁民主主義同盟 (UDD)と治安部隊の衝突が続いている。治安当局は正午の記者会見で、危険な場所として、ラーチャテウィー交差点、ミ ットサムパン交差点、ウィタユー交差点、サームヤーン交差点、パヤタイ通り、ペッブリータットマイ通り、ウィタユー 通り、ラーマ4世通り、ラーチャプラロップ通りなどを挙げた。
テレビ報道によると、ディンデーン交差点やラマ4世通りでは路上でタイヤが燃やされ、スーパーやコンビニに押し入る などした。治安部隊との銃撃戦も起き、多数の死傷者が出ている模様。
12:10親タクシン派(赤服)のプラティープ・ウンソンタム・秦 (Prateep Ungsongtham Hata、 ?????? ??????????? ????)♀がにクローントゥーイ交差点の小舞台で演説。夜間外出禁止令後に 団結して軍による殺害目的の突破を阻止するよう呼びかけた。約千人が集まりバイク・タクシーで路上を封鎖。

プラティープは、かつて、「スラムの天使」としてマグサイサイ賞を受賞、曹洞宗国際ボランテ ィア会(現シャンティ国際ボランティア会)の秦辰也と結婚。マスゴミにしばしば取り上げられた。1992年の5月流血事 件では、日本大使館に逃げ込んだ。その後、タクシンのタイ・ラック・タイ党で上院議員を勤めたバリバリの赤服。
ドゥアン・プラティープ財団が、反独裁民主主義同盟(UDD)の新憲法案反対キャンペーン用のポスターを作った件で、「 プラティープ個人の政治信条に対しては個人の自由であるが、ポスターを印刷するために財団からの資金や財団の職員が 使用され、クローン・トゥーイ・スラムの住民を集会やデモ行進に参加させるための動員費用に財団の資金が流用されて いないか、夫の秦辰也の訴えや財団の理想に賛同し寄付金を提供して下った人たちの意思を踏みにじる公私混同行為では ないか、明確な釈明が必要である。」とメイルを送ったところ、プラティープから反論がなされた。「プラティープの場 合はどうか知らないが、「慈善」活動というのは、知っている範囲でいえば、所詮が「偽善」に過ぎない。タイのNGO など実態は酷いもので、たかっている不良外国人の溜まり場と考えた方が近い。この反論も政権側につく機会があったの に蹴って、個人的にやっているから理解しろというのが趣旨で、少なくとも慈善団体の傘を被ってが政治活動するのは不 適当である。」陳美齢(アグネスチャン)や日本ユニセフにしろ、赤十字にしろ偽善団体である。全文を掲載。
  ? 2007年07月29日(日)、08月03日(金)
13:30治安当局は、反政府組 織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳に対して、子供・高齢者・女性を集会場から安全な場所に退避させるよう呼びかけた 。
治安当局では、17日午後03時までに退避するよう要請。すでに、ラーチャプラソン交差点界隈にある寺院、および警察病 院が受け入れ態勢を整えている。また、女性人権団体も「すぐに女性らを退避させてほしい。」と訴えているが、UDD首脳 はこれを拒否。このため、ある人権団体の女性代表は「UDD首脳陣は女性と子供らを盾にして、逮捕から逃れようとしてい る。デモを継続することには反対しないが、女性と子供と高齢者だけはすぐに安全な場所に移してほしい。」と涙ながら に訴えた。
14時まで16日もクルングテープ都内ラーマ4世通りのルムピニー・ボクシングスタジアム周辺、戦勝記念塔に近い サムリアム・ディンデーン地区、デモ隊の拠点があるラーチャプラソン交差点につながるラーチャプラロップ通りなどで デモ隊と治安部隊の武力衝突。
また、バンコク郊外にあるバンコク銀行ケーラーイ支店に爆弾が投げ込まれた。
15日終日および 16日14時までで少なくとも24人が死亡、187人が重軽傷。このうち、外国人は5人が負傷。被弾したカナ ダ人カメラマン、ネルソン・ランドは一時危険な状態だったが、手術が成功し今は容態が安定。
ラーマ4世通りのタイ商業銀行前で立っていた男性が何者かに頭部 を撃たれ死亡。治安当局はテレビを通じて、「反政府組織に潜むテロリストが兵士を装い、市民に向け発砲している。」 と報告。「マスコミも標的となっているようなので、取材には十分注意してほしい。」と警告。
反政府デモを継続する反独裁民主主義同盟(UDD)のチャトポン副議 長は、事態沈静化のため王室の介入に強い期待。チャトポン副議長は、政府が反政府デモ隊への攻勢を強めるなか、「王 室のご介入が必要な時期にきている。国民も同じ考えだと思う。」と記者団に対して公言。しかし、デモ撤収については 、「死ぬまで戦う。」と拒否。夜間外出禁止令後も活動を継続。「政府は非武装の赤服の殺害を命じている。」と非難。
治安当局はUDDが占拠する地区(ラーチャプラソン交差点、ラーチャ ダムリ通り、ラーマ1世通り、プルンジット通り一帯)を封鎖し、占拠地内の高齢者、子ども、女性に対し、パトゥムワ ン交差点から脱出するよう呼びかけている。占拠地内では封鎖により、食料、飲料水が不足してきている模様。ただ、デ ィンデーン交差点やラーマ4世通りの高速道路出入口付近など占拠地の外で暴動が起き、事態収拾のめどは立っていない 。暴動は低所得者層の多い地区に広がり、一部の住民が暴徒化した可能性がある。
国内治安維持本部、女性、子供、高齢者を対象にした避難を実施。「希望する者は平穏に故郷へ送り届ける。幹部は検討 せよ。」と告げた。TPBSによると既にワット・パトムムラームに集まり始めた。
幹部のナタウットも「既に会場を離れる事を希望する者は妨げない。」と発言。
クルングテープ救急センターによると、13日から16日14時までに報告があった死傷者は死者26人、負傷者約230人。
午後タイ政府は記者会見を開き、5人以上の集会禁止、報 道統制などを合法化する「非常事態宣言を新たに東北部のウボンラチャタニー県、ロイエット県、マハーサラカム県、ノ ーンブラムプー県、サコンナコン県の5県に発令する。」と発表。非常事態宣言の発令はタイの76都県中、クルングテー プ都、北部チエンマイ県など1都21県。
都心部を占拠したタクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD) と治安部隊が衝突し、都内の数カ所で銃撃戦が続いている。騒乱は地方にも広がり、ウボンラチャタニー、チエンマイな どでUDD支持者がデモ行進したり路上でタイヤを焼くなどしている。
劣勢の色が濃くなって きた反政府組織「の反独裁民主主義同盟(UDD)は、「政府の国民和解案を受け入れる用意がある。しかし、国連主導の委 員会を設置して、さまざまな社会問題を解決することが条件。」との提案を行った。
しかし、これに対して、政府は、「タイはこれまで一度も内政問題を解決するのに外国機関の支援を受けたことはない。 」とUDDの提案を拒否。さらに、「社会混乱を解決する最善の方法は、反政府組織が武器の使用を中止し、首脳陣が全員出 頭し、そしてデモ隊を撤収させることだ。」と言い切った。
タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安維持部隊の衝突が激化し、在タイ日本大使館付近で発砲事件が発 生したことから、15日夕方よりスクンビットソイ22にあるインペリアル・クイーンズ・パーク・ホテルの会議室に在タイ 日本大使館仮事務所が開設されたが、一部領事業務を仮事務所で行うことが決定。

大使館仮事務所の開設及び仮事務所での領事業務の実施(2010年5月16日 )

1.大使館周囲の治安状況が悪化しており、また、当館前の道路(ワイヤレス通り)を含め道路封鎖が行われ大使館への アクセスが難しくなっています。来訪者の安全上の問題も危惧されますので、15日夕より、大使館には最小限の機能を 維持しつつ、インペリアル・クイーンズ・パーク・ホテル内会議室に仮事務所を開設しました。連絡先は、以下の通りで す。当面の間、お問い合わせ等は、大使館ではなく、下記の電話番号にお願い致します。
※ なお、先日のお知らせにおいて、領事関係電話番号に誤りがありましたので、お詫びとともに訂正致します。

○大使館仮事務所在地:インペリアル・クイーンズ・パーク・ホテル(所在地スクンビット・ソイ22) 中2階会議室 (ベンジャシリ)
○大使館仮事務所代表:02−261−9300 内線5025、5029
○領事関係問い合わせ:(旅券、証明、査証、邦人援護)02−672−5304、5305、5306

2.領事業務については、当面、仮事務所において、以下の通り行うこととしました。設備等の都合上、仮事務所で行え る業務は限定されますので、御了承願います。また、大使館における領事窓口業務・広報文化窓口業務は、当面、19日 (水)まで閉鎖する予定ですので御理解をお願いします。20日以降の窓口業務については追って御連絡致します。

(1)領事臨時受付時間
平日午前10時から午後4時まで(昼休みも受付します)

(2)臨時受付業務
(イ)旅券
・「帰国のための渡航書」の申請受付、交付
・既に申請している旅券の交付
(ロ)証明
・既に申請している証明書の交付
(ハ)査証
・受付・発給業務を停止しております

(注)人道案件については、証明書、査証の申請受付、交付致しますので、予め御連絡頂きますよう御願い致します。但 し、旅券については設備の関係上、新規申請、更新受付の業務は行えませんので、御理解のほど、よろしくお願い致しま す。
国内治安維持本部は、タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)と関連がある人物及び会社の口座の凍結を決定。 凍結となった口座は、タクシン一家をはじめ、ソムチャーイ元首相、UDD現幹部などの個人93口座、タクシン派とされる13 企業の口座。
また、銀行、証券会社、保険会社、外国為替取引業者に対し、計106の企業・個人の口座からの送金を禁止。この措置が適 用されるのは、タクシン一族の関連企業13社、タクシンの妹らや元妻ポチャマンとその近親者、タクシン創設のタイ・ラ ック・タイ党やタクシン派のパラン・プラチャーチョン党(ともにすでに解散)の元幹部、タクシン派の野党、プア・タ イ党の議員、UDD幹部、タクシン派の元・現職の軍人・警察官。
国内治安維持本部は、「全面的な禁止でなく、非常事態宣言に抵触しないと判断された場合は送金を許可する。」として いる。
サラデーン交差点に位置する国立チュラロンコーン病院は、周辺で衝突が発生し状況が悪化としているため、 「17日から外来診療など一部業務を停止する。」と発表。手術も緊急以外は行わず、チュラロンコーン大学医学部学生へ の講義・実習も中止。
また、地下鉄、高架電車、バスなどが正常に機能していないこともあって、病院は、「危険・不便を感じた場合、職員は 無理に出勤する必要はない。」と通知。
反独裁民主主義同盟(UDD)の地方支部が、クルングテープでのデモ隊強制排除に反対する動きを活発化。
北部チエンマイ県で約500人がチエンマイ駅からデモ行進し、米国と支那の総領事館に強制排除に反対する陳情書を提出。
北部パヤオ県でもUDDのメンバーらが県庁舎前に集まって軍によるデモ対策の中止を訴えた。
東北部ウボンラチャタニー県ではデモ対策に反対するグループが県庁舎前や軍施設の近くで古タイヤを燃やして気勢を上 げた。
治安当局は05月13日夕方、タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)が占拠した都心部への道路を封鎖し、占拠地 の電気、水道、電話を止めた。封鎖開始直後にUDDの戦闘部隊を指揮するカッティヤ陸軍少将が何者かに銃で頭を撃たれ意 識不明の重体となり、これを機にUDDと治安部隊が銃を撃ち合う市街戦状態に陥った。
ルムピニー公園南側のラーマ4世通りでは13〜15日、シーロム交差点から高速道路出入口にかけて戦闘が続いた。完全武 装の兵士に対し、UDDはTシャツ姿がほとんどで、下町でよく見かける、日ごろブラブラしている近所の若者といった感じ 。UDDは数十人単位で火炎瓶やスリングショットを片手に歩道に身を潜め、花火を鳴らしながら、タイミングを見計らって 突撃を試み、その都度、治安部隊のゴム弾と実弾を受け、死傷者を出して後退。
UDDは無謀な突撃のほか、バイク用ヘルメットに木の枝をつけて「迷彩」を施したり、投げた爆発物が電線に引っかかって 目の前に落ち逃げ惑うなど、ドタバタが目立った。15日のルムピニー公園近くでの衝突では、UDDが火をつけて転がした古 タイヤが一周して自陣に戻って建物に火が燃え移り、消火のため、治安部隊に停戦を要請。治安部隊が苦笑いして見守る 中、UDDが自分たちで火を消した。しかし消火作業が終わって戦闘が再開されるや否や、UDDの攻撃はそれまでのスリング ショットと投石から、擲弾を発射するグレネードランチャーや銃に変わり、激しい銃撃戦となった。
治安部隊とUDDが睨み合うラーチャプラロップ通りでは、UDDのバリケードはごみと有刺鉄線で作られ、異臭を放っている 。警戒に当たっていたUDD支持者の男性は「向こう(治安部隊)にいるのはKNUだ。」と言った。「軍がカレン族(ビルマ の少数民族)を雇ってUDDを襲わせるのだ。」という。KNUはカレン族の反ビルマ軍政武装組織、カレン民族同盟(KNU)の ことのようだ。タイ軍がビルマの少数民族組織を駆り出し、クルングテープで戦闘させるとは、デマとしても理解に苦し む。
クルングテープでは工科大や専門学校の生徒間の抗争事件が頻発し、銃や刃物で毎年多数の死者が出ている。今回のクル ングテープの暴乱は長年の経済・社会格差が引き起こした深刻なものだが、UDDには主義主張とは無関係に戦闘に飛び入り 参加する若者も見られ、学生抗争の大規模版、低所得者層の若者の暴徒化という側面もある。
都庁のエラワン救急救命センターによれば、タクシン支持団体、反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ隊と治安部隊 の衝突、政治対立に関連するとみられる銃撃などによる死者数が04月10日〜05月16日までに59人に上った。負傷者数も 1181人に達した。
死者数と負傷者数の内訳は、それぞれ、04月10日のコクウア交差点での衝突がそれぞれ25人、839人。04月22日のサラデー ン交差点での擲弾攻撃が1人、79人。04月28日のドンムアン地区での衝突が1人、18人。05月07日のシーロム地区での銃 撃が1人、5人。08日のラーマ4世通のてき弾攻撃が1人、8人。05月13日の銃撃が1人、11人、05月14〜16日の衝突が 29人、221人。
17時半タイ政府は記者会見を開き、「クルングテープでの 夜間外出禁止令発令を見送る。」と発表。正午の記者会見で「クルングテープの一部地域に発令する。」と発表したが、 現時点では不要として取り下げた。
タクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)は日夕方になってもラーチャプラソン交差点一帯を占拠し、数千人規模の反政府 集会を続けている。UDD幹部は国連などを調停者とする政府側との交渉を打ち出したが、アピシット首相は「ここまで来れ ば、解決策は集会解散のみ。」と強硬姿勢。
パニタン政府報道官は、「クルングテープで17、18日を公休日にする。」と発表。また、新学期の開始を17日か ら24日に1週間遅らせる。都心部を占拠したタクシン派の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊が衝突し、都内の数ケ所 で銃撃戦が続いているため。
ただ、証券取引所と危険エリア以外の銀行は通常通り、営業。
日本人学校は17、18日休校。高架電車BTSと地下鉄MRTは17日、全線運休。
ウボンラーチャターニー県、マハーサラカム県、ノーンブワランプー県、ロイエット県、サコンナコン県の5県を対象に 非常事態宣言を追加発令。
22時頃チョンブリーの民主党議員が、輸出貨物の輸送や経 済に影響を与えるとしてレムチャバンに集結中のデモ隊の排除を要求。「当局がニュートラルギアなら ASEAN時と同様に 自ら住民を率いて排除に乗り出す。」と発言。
エラワン緊急医療センターは、31人の死亡、230人の負傷 (うち12人がICU)を確認。
反政府デモ隊と治安部隊の衝突が続くクルングテープで、デモ隊の数 千人が集結しているルムピニー公園で激しい銃撃戦が起きた。この日は銃撃で兵士1人を含む11人が死亡、13日以来の死 者は35人に上った。
深夜〜17日未明サラデ ーン交差点前にあるドゥシットタニーホテル及びウーチューリアン・ビルに向けて数発のロケット弾や小型砲弾が撃ち込 まれた。
外国メディアの記者ら約100人が宿泊する高級ホテル「ドゥシットタニーホテル」では5階及び17階部分から煙が立ち上っ たため、宿泊客が一時避難する事態となった。結果的に部屋数ケ所に爆弾が撃ち込まれた形跡があった。客室は無人で、 怪我人はなかったものの、「窓ガラスが割れ、室内の壁は黒く焦げていた。ある外国通信社のカメラマンは「寝ていたら 部屋の近くでものすごい爆発音がした。あわてて廊下に出ると、外壁が銃撃された。フロントから電話があり、宿泊客全 員が地下へ避難した。」と、自社の配信記事で伝えた。
このホテルは、デモ隊が陣取るルムピニー公園を見下ろす絶好の位置にあるため、各国メディアの記者が多数宿泊。
05月17日(月)00時半頃バイ ク6台、トラック1台で現れた赤服ガードシンボル入り黒服軍団が、ランスワンの7−11に押し入り、略奪品をトラック に乗せ放火未遂後に逃走。その後 M16等で武装した黒服第2グループが周囲を周回後走り去った。

← 略奪をしているUDD。

01時パトゥムターニー県ラムルッカー郡内のバンコック銀ラムルッカー 支店、クローン支店に向け爆発物。人的被害はない。爆発前にバイクと思われる通過音が聞こえたとの証言も。
02:10頃チエンマイ県県都内にあるサイアム・コマーシャル銀行プラトゥ ー・チャングプアック支店に設置されたATMで、自家製爆弾または大型爆竹が爆発。
02:50分頃にはタイ・ミリタリー銀行ノンホイ支店のATMも狙われた。2ケ所とも負傷者などは出なかった模様。爆弾はい ずれも手製のもの。2ケ所とも負傷者などは出なかった模様。警察は何れも大型爆竹との見方。
チエンマイ県警は犯行について、「首都クルングテープで続く政治動乱を煽るのが目的ではないか。」と見ている。政府 は13日、チエンマイ県など北部地方にも非常事態宣言を発令したばかり。
06時時点エラワン緊急医療センターは、今月14〜17日に治安維持部隊と タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突で、午前での死者が35人、負傷者が244人(うち13人がICU)となった ことを明らかに。負傷者の中には、カナダ、ポーランド、ビルマ、リベリア、イタリア、ニュージーランド人といった外 国人が含まれている。死亡者には空軍関係者も含まれる。
09:20(報道により09:10)外国メディアとのインタビュー中に狙撃され 重傷を負ったタクシン派のカッティヤ陸軍少将が入院先のワチラ病院で、腎不全で死亡。
カッティヤはこめかみに被弾し脳組織が損傷。手術は成功し、いったんは期待が持たれたが、その後も脳の炎症が好転し なかった。さらに、人工透析を繰り返したが、腎機能は悪化の一途をたどり、血圧も急激に低下したことで、心停止。
サラデーン交差点では04月22日と05月08日に砲撃、銃撃事件があり、警官2人を含む3人が死亡、90人以上が負傷した。 カッティヤは過激な言動が目立っており、タクシンに近い対アピシット政権最強硬派として知られた。「反政府デモが03 月12日始まってから頻発している爆弾事件を指揮していた。」と噂され、法務省特別捜査局(DSI)が捜査を始めていた。 また、アピシット首相が提案した11月の下院総選挙に反対し、「提案受け入れを表明したタクシン派幹部に退任を要求、 反政府集会を解散しないよう脅迫していた。」という情報もある。こうしたことから、政府・治安当局が交渉の障害とな るカッティヤ少将の排除を図ったという見方が出ている。
また、反政府デモを続ける反独裁民主主義同盟(UDD)首脳の間でもカッティヤと距離を置こうとする者が多かったが、デ モ参加者にはカッティヤを慕っている者も多かった。
カッティヤの死の影響で、報復のためのゲリラ戦が増える、UDD首脳の間で危機意識が高まり政府との和解を促進するなど さまざまな見方が出ている。
バンコック銀行のシーロム通りにあ る本店は8:30から15:30まで通常営業する。
ウィパワディーのシナワトラ第3ビル11FのTPBSに向け銃弾が打ち込まれた。職員の机上に銃弾が落ちたが、人的 被害はない。
都行政当局は、ボーンカイ、ンガーンドゥープリー、ディ ンデーンの危険地帯に住む住民のために3箇所の学校を避難所にした。2箇所は泰日競技場ゆき裏手、1箇所はフワイク ワーン署斜め前にある。

スクムビットでタイ女と避難をしているファラン爺。 →

首相秘書官長が同盟幹部との交渉を認めた。先に「ウィーラ等が交渉中である。」とウェーンが発言していた。
11時パニターン政府報道官 は、TNNを通じて、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の集会参加者(子供、女性、年寄りを中心)に対し、午 後03時までにUDDが占拠するラーチャプラソン地区から撤収するよう求めた。「午後03時以降の動きについて、集会参加者 の撤収した人の数によって、判断を下す。」と退去を勧告。

← 子供を盾にしているUDD。

「自主退去する者には安全に帰郷するための便宜を提供する。会場内に残る者は2年の刑が下される違法行為を侵してい るだけでなく、テロリストにより負傷、死亡させられる危険に晒されることになる。」と続けた。
午後プア・ペーンディン党のチャーンチャイ党首が「連立 与党の一部幹部と協議の上で首相に辞任を呼びかける用意がある。」とマティチョン紙が伝えた。
国内治安維持本部は、「軍が銃撃を止めれば無条件で交渉の席に着く用意がある。」とするUDDの提案に対し、 UDDが集会を止め、真摯な姿勢を示す事を条件に掲げた。また、「テロリストの標的は、大衆デモ隊、保健職員及び無実の 市民である。」と発言。
高架電車BTSと地下鉄MRTは、18日も全線運休。BTSとMRTは14日午後から全線で運行を中止。
タイ地元紙によると、入院先のワチラパヤバーン病 院で午前09時過ぎに死亡したタクシン派で過激派として知られるカッティヤの葬儀が、ソーマナット寺で行われ、タクシ ン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)幹部や支持者らが葬儀に参列。
葬儀に、反タクシン派メディアとして知られるASTVが黄色の花輪が贈られたことから、支持者らの怒りを買い、贈られた 花輪は支持者らによってバラバラに引き裂かれ、路上に捨てられた。
17日もタクシン元首相派団体反独裁民主主義同盟(UDD)支持者と治 安部隊の衝突が続いている。救急救命センターによると、13日から17日午後02時までに確認された死者は36人、負傷者は 約270人。
日系企業のオフィスも多いビジネス街のシーロム通りでは16日夜、サラデーン交差点の高級ホテル、ドゥシットタニーホ テル・バンコクに小型砲弾の擲弾数発が撃ち込まれ、建物が破損。また、銃撃戦で空軍士官1人が死亡、1人が負傷。ド ゥシットタニーホテルは17日正午までに、宿泊客、スタッフのほとんどを避難させた。ディンデーン、ボンカイなど低所 得者層の居住地区では一部住民が暴徒化し、銃を撃ったり、路上でタイヤを焼くなどしている。また、スーパー、コンビ ニ、銀行などが襲われた。
治安が悪化している地区は、ディンデーン交差点、戦勝記念塔周辺、ランナ ム通り、ラーチャプラロップ通り、ラーマ4世通りのボンカイ、クロントイ、ルムピニー公園、サラデーン交差点など。

← 激戦区のひとつであるラーマ4世通りのボンカイ地区

治安当局はUDDが占拠しているラーチャプラソン交差点、プラトゥーナム、ラーチャダムリ通り一帯の包囲を強化し、午後 03時までに散会するよう警告を続けた。パヤタイ通り、ペッブリー通り、ウィタユー通り、ラーマ4世通り、ラーチャプ ラロップ通り、ラーマ1世通り、ディンデーン通り、スクムビット通りなどの一部は閉鎖。
騒乱は地方にも広がり、UDD支持者は、北部チエンマイ、東北部ウボンラチャタニーなどで反政府集会を行った。チエンマ イではタイ国鉄駅周辺に数百人が集まった。また、未明に銀行支店2ケ所で爆発があった。
政府は16日、UDDへの資金供給を断つためとして、タクシンとその家族、関係者、関連企業の銀行口座を凍結。
タイのテレビ報道によると、クルングテープのラーチャプ ラロップ通りで、センチュリーパークホテル・バンコク近くで、建設中の20階建てのマンションの10階付近から火が出た 。ラーチャプラロップ通りでは反政府派市民と治安部隊の衝突が続き、消火活動は行われなかったが、数時間後に鎮火し た模様。
タイ字紙の報道によると、タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)が16日から、タイ最大の港であるレムチ ャバン港(東部チョンブリー県)の封鎖を図っている。港への道路をタイヤやトラックなどで塞ぎ、自派ラジオ局を通じ 、支持者に封鎖への参加を呼びかけている。
反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のひとり、チャランは、UDDがタクシンから資金援助を受けている ことを認めた。
このほか、「スダラット元タイ・ラック・タイ党副党首など複数の政治家、実業家等が財政支援を提供している。」、「 具体的な金額は不明。」と言う。
ただ、チャランは、「デモには費用がかかる。幹部もデモ隊も足りない分は自分たちで負担している。自分も僅かながら 自警団の手当や集会に参加する学生を支援するために自腹を切っている。資金援助を受けてなにが悪い。」と述べた。
また、当局は16日にUDDへの資金援助を断つための措置を発表、実施。国内治安維持本部は、「タクシンの元妻ポチャマン の側近2人がポチャマンに代わって銀行口座からそれぞれ6億B、8億Bを引き出していた。」と明らかにし、「その目 的を調査する必要がある。」との見方。
なお、関係筋によれば、「UDD幹部の中には、銀行預金が1億B以上という者、高級車や豪邸を購入した者もいる。」との こと。
タクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)は、治安部隊に包囲さ れ、いつ突入があってもおかしくない状況だが、立て籠もったUDD支持者は、飲み終わったビール瓶を立てて遊んでいた。 炊き出し場の前を通ったら、「余ってるから食べてって」と声が掛かる。ジュース売りの女の子に「軍隊が乗り込んでき たらどうするの。」と聞いたら、「ジュース放り出して逃げる。」の一言。「儲かるからギリギリまでいる。」
タイ赤十字の支援により、反独裁民主主義同盟(UDD)デモ拠点近くのパトゥムワナラム寺院内に設置された保護 センターには、子供や高齢者など500人近いUDD支援者が駆け込み、物資や医療などの無料援助を受けている。
児童福祉団体の職員は、「ほとんどの子供がひもじい思いをしていたようで、配布される食糧に大喜びしていた。皮膚病 にかかっている子も多く、ボランティアの医師が治療にあたっている。」と寺院内の様子を語った。
この保護センターは、慈善団体などが人道的支援の必要性を政府とUDD首脳に訴えたことで設置された。センター内には「 慈悲と寛容の領域。武器の持込を禁ず」という垂れ幕が掲げられている。
しかし、保護センターのサービスを受けている人たちの多くが「休息をとったら再び民主主義のために戦う。」と話す。 62歳の婦人は、「体調を崩したためセンターに来たが、治ったらまた集会場へ戻る。」と述べた。また、4人の幼子を抱 えた女性は、「新学年が始まるこの時期、子供を故郷に帰す仲間も多いが、うちは世話してくれるような人がいない。私 がここに残る以上、子供たちもそうするしかない。」とのこと。
なかには、身の危険を感じてセンターを訪れる婦女子もいる。孫2人とデモ に参加しているという婦人は、「孫たちが心配でもう帰りたいが、後に引けなくなってしまった。」と苦悩している。
タイ地元紙によると、連立与党第2政党のプームチャイ・タイ党パイロート副党首は、現政権のタクシン派団体 の反独裁民主主義同盟(UDD)への強硬姿勢を取ったことで、民間人に多数の死傷者を出したことについて、マッチマー会 派は反対している事を明かした。UDDとの対話に転換しない場合、マッチマー会派領袖のソムサックに民主党との関係を改 めさせる可能性を示唆。
一方でプームチャイ・タイ党スパチャイ報道担当は、「プームチャイ・タイ党ネーウィン幹部やチャート・タイ・パッタ ナ党バンハーンは、首相の方針に賛同しており、引き続き連立政権を続ける意志を示している。」と明かした。
タイ商工会議所のポンシン事務局長は、「混乱状態が地方にまで拡大しつつある。民間部門は経済的損失がさら に拡大することを非常に懸念している。この先数ケ月、商業活動・投資が影響を受けることになろう。」と述べた。
商工会議所では、「これまでの損失が2100億Bを超える。」と見積もっているが、「混乱状態がさらに長引けば、損失が 大きく増大する恐れがある。」という。ポンシン事務局長は、「このような状態を収拾できないのなら、政府としては失 格。」とも述べている。
同盟幹部が協議に入る前にコープサック首相秘書官長からナタウットに電話があった。電話の内容は不明。
16時頃タイ地元紙によると、ラーマ4世通りにある野党プア・タイ党本 部で、幹部らによる会議が行われ、党本部を一時閉鎖することを決定。これに対し、タクシン派団体の反独裁民主主義同 盟(UDD)の集会参加者などから、「『支持者を見捨てた。』と非難の声が上がっている。」とのこと。
夕方プラティープがラーマ4世通り通行車線の明け渡し要 求を拒絶。クロントイの舞台上からラーチャプラソンは危ないからこちらに集結するよう呼びかけた。既に雨よけの屋根 も設置済み。
タイのテレビ報道によると、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟 (UDD)と治安当局の衝突が続くラーマ4世通りで、UDDがガソリンスタンドから奪ったタンクローリーで道路を封鎖。中 にガソリンが入っているかどうかは不明。現場はルムピニー・ボクシング・スタジアム近く。夜 になっても銃声、爆発音が散発的に響いた。
都内ラーマ4世通ボーンカイのガソリンスタンドでデモ 隊が奪ったタンクローリーに火をつけようとする映像がテレビで報じられたことについて、エネルギー省エネルギービジ ネス局のピラポン局長は、「デモ拠点ラーチャプラソン交差点の半径5劼龍莪茲任蓮▲ソリンスタンドなどを厳重に警 備している。」と説明。
デモ隊は、治安部隊を遠ざけるため、タンクローリーを燃やそうとしたが、「ボンカイのガソリンスタンドは燃油の貯蔵 量が少ないため、大爆発に至ることはない。」とのこと。
なお、昨年04月の首都騒乱でもUDDのデモ隊はタンクローリーを奪おうとした。
治安部隊がデモ隊への強硬姿勢を強める中、反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳のナタウットは「兵士 が発砲を中止し、デモエリアから引き上げれば、政府との話し合いに応じる。」と発表。さらに、国連と米国政府の仲裁 にも強い期待。
これに対して、パニタン政府報道官は、「デモを中止するのが第一。その後、話し合いが始まる。」と明言。デモ隊を撤 収させない限り、話し合いには応じない姿勢を再確認。
また、 UDDが「UDDは平和的手段で抵抗している。兵士が一方的に市民を殺害している。」と訴えてことから、治安当局で は撮影したビデオを公開し、これに反論。
その中には、ラマ4世通りの路上でタイヤを積み重ね治安部隊と対峙しているが、そのタイヤの上に1、2歳の子供を立 たせることで、治安部隊が手出しをできないようにしている映像もあった。
一方、この日、クロントイ市場に近いクロントイ交差点をデモ隊が封鎖し、ラーマ4世通りの交通を遮断させた。なお、 社会評論家のチュムサク元上院議員は、ラーマ4世通りのルムピニーボクシングスタジアム前の区域が激戦区となってい る理由について、「近くにクロントイスラムがあり、支援者もいることから、戦いやすいため。」と述べた。
一方、反政府デモが過激化してから、デモエリアで盗難事件が頻発。あるコンビニエンスストアでは品物が書籍を残して ほぼすべて盗まれた。また、「屋台の女性はその日の売上2000Bを強奪された。」という。このため、ゴールドショップ 協会はデモエリアに近いショップは17日と18日を閉店するよう忠告。シーロム通り、支那街ヤワラートでは大半が閉店し ている。なお、地下鉄とスカイトレイン(BTS)は18日も全線運休。
反独裁民主主義同盟(UDD)やタクシン派のプア・タイ党が国連や国際機関による調停などを求めていることにつ いて、プラソップスック上院議長は、「国内問題であり、同意できない。(国連などの介入は)UDDが要求しているだけ。 上院としては受け入れがたい。」と述べた。
また、国家人権委員会のチュチャイ事務局長も、「タイの主権を侵すもので、国連は介入できない。」と明言。
上院議員の間からは、「国連や国際機関の介入要請は、『アピシット政権が機能不全に陥っている。』とアピールしよう としたもの。新たな政権転覆の企み。」との見方。
国内治安維持本部のサンスゥン報道官は、「クルングテー プ都内ラーチャプラロップ地区で兵士のような服装した者たちが人々に発砲している。」と発表。 武装した攻撃者は5人から10人で、ホテル近くの建設工事中のビルから発砲している。サンスゥン報道官は、「見た目に は兵士だが、デモ隊以外は近づけない場所であり、デモ隊メンバーに違いない。」としている。
日本政府は、クルングテープ都に対する渡航情報(危険情報)を「渡航の是非を検討して下さい。」から「渡航 の延期をお勧めします。」に1段階引き上げた。またクルングテープ都以外の県に対し非常事態宣言が発令されたことか ら、以下の21県に新たに「十分に注意してください。」との危険情報を発出した。
1.日本政府は、現在のタイの情勢に踏まえまして、バンコク都の「危険 情報」を現在のから『渡航の是非を検討して下さい』から1レベル引き上げ『渡航の延期をお勧めします』に変更するこ ととしました。

 また、バンコク都以外の県でも非常事態宣言が発令されたことを受け、以下の21県に対し、新たに『十分注意して下 さい』の「危険情報」を発出することとしました。

【新たに「危険情報(十分注意して下さい)」の対象となった県】
  ノンタブリー県、サムットプラカーン県、パトゥムタニー県、ナコンパトム県、アユタヤ県、チョンブリー県、チェ ンマイ県、チェンライ県、ランパーン県、ナコンサワン県、ナーン県、コンケン県、ウドンタニ県、チャイヤプーム県、 ナコンラチャシーマー県、シーサケート県(プレアビヒア寺院周辺を除く)、ウボンラーチャータニー県、マーハーサー ラカーム県、サコンナコーン県、ローイエット県、ノーンブアランプー県

2.現在バンコク都に滞在されている邦人の方は、封鎖地域付近や治安当局とUDDデモ隊が衝突している地域(大使館 HPを参照願います)には、決して近づかないようにして下さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者に ついては、不測の事態に備え、厳に外出は控えて下さい。

3.バンコク都及び非常事態対象都県においても抗議活動等が発生しているとの情報もあります。従って、当該対象地域 に渡航される場合には、報道等から最新情報を入手し、今後とも集会・デモ等が開催されている付近には近づかないよう にするなど引き続き十分な注意を払って下さい。

4.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十 分注意してください。

5.なお、タイにはバンコク都及び今回新たに危険情報が発出された以外に以下のとおり危険情報が発出されております ので、ご注意下さい。
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部
 (ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
 :『渡航の延期をお勧めします』
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
 :『渡航の是非を検討して下さい』
●シーサケート県のカンボジアとの国境付近のプレアビヒア寺院周辺地域
 :『渡航の是非を検討して下さい』

6.なお、スワンナプーム国際空港は通常通り運行しております。

【ご参考】
 「危険情報」の種類は以下のとおりです。
●『十分注意して下さい』
 :その国・地域への渡航、滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けて頂くようおすすめするも のです。
●『渡航の是非を検討して下さい』
 :その国・地域への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行っていただき、渡航される場合には、十分な安全 措置を講じることをすすめるものです。
●『渡航の延期をお勧めします』
 :その国・地域への渡航は、どのような目的であれ延期されるようおすすめするものです。
●『退避を勧告します。渡航は延期して下さい』
 :その国・地域に滞在している全ての日本人の方々に対して、滞在地から、安全な国・地域への退避(日本への帰国も 含む)を勧告するものです。この状況では、当然のことながら新たな渡航は延期することが望まれます。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
クルングテープでは反政府派と治安部隊の衝突が続き、一部で銃撃戦が起きている。タイ政府は反政府派が占拠する都心 に突入する構えをみせており、混乱が拡大する可能性がある。 反政府派の占拠地に近い米国、英国などの大使館は14日から領事部業務を停止。日本大使館は領事部の窓口をホテルに開 設した仮事務所に移した。
JTB、日本旅行、近畿日本ツーリストなどはクルングテープ向けのツアーを中止。
05月18日(火)午前バンコック銀行のディンデーン支店近く にある空きビルで火災が発生。
タイ地元紙によると、何らかの理由で消防車や救急車が入れず、火の勢いが増している。そのため近隣住民が避難を開始 。
治安部隊と反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突が続くクルングテープ都ディンデーン区で、14歳の少年が4階建て のショップハウスを放火し、警察に逮捕。放火されたショップハウスは以前タイ農民銀行の倉庫として使われていたが、 現在は空き家の状態だった。消防隊が駆けつけた時には激しく炎上しており、鎮火までに3時間を要した。
取り調べによると、少年は友だち3人とともにパタヤからバスでクルングテープに到着、戦勝記念塔の辺りをうろついて いたが、銃声が鳴り響いたため混乱に陥り、友だちとはぐれてしまった。
間もなく食糧と寝るところを確保する目的でデモ隊に加わったが、デモ隊と行動をともにするうちに、彼らが古タイヤを 燃やすために大量のガソリンを蓄えているのを目撃。「たまたまショップハウスの前にもガソリンが置いてあったので火 をつけてみた。」と話している。
少年の身柄は警察から青少年保護監察局に引き渡される予定だが、青少年保護監察局では動機や家族背景、精神状態など について詳しい調査を行うほか、少年の両親が犯行に関わっていないかについても調べる方針。
財務省は、今月17〜21日に販売を予定していた総額1000億Bの貯蓄国債を、タクシン派団体の反独裁民主主義同 盟(UDD)と治安維持部隊の衝突によって、情勢が悪化したことから、販売を無期延期とすることを決定。
1〜2年目は3.0%、3〜4年目は4.0%、5年目は5.0%、6年目は6.0%のステップアップ金利となっており、償還期間 は6年、1口1万Bから、1人当たり最大百口の購入が可能となっており、17〜18日に60歳以上の高齢者に優先して販売 され、その後19〜21日に一般向けに販売される予定だった。
ステープ副首相は、「タクシン派団体の反独裁民主主義同 盟(UDD)が占拠を続けるラーチャプラソン地区への包囲網を強化し、あらゆる補給路を絶つことが第一目的である。治安 維持部隊による突入は最終手段である。」と発言。
またUDDの影で動いているテロリスト集団について、「高層ビルから軍や一般市民やメディア関係者などを無差別に狙撃し 、死者数を増やすことで国連の介入の口実を作っている。」と非難。
ラームカムヘン大学前の赤服の小演台に向け銃撃。2人が負傷した。先だって小演台で演説中の集団と「大学を 政治目的で使用するな。」と訴える集団との間で衝突が発生し、警察が間に入り鎮静化していた。
プア・タイ党幹部が、アピシット首相に圧力を加えるため少なくとも2千人を地盤から動員し、地区に応じドン ムアン、サナームルワン、サムットプラカンに集結させるよう各議員に指示。「小集団で移動し150万人以上が集結の予想 。」とタイラットが報じた。
10時までエラワン緊急医療 センターは、今月14〜18日までに治安維持部隊とタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突で36人の死亡、280 人の負傷を確認。
04時頃で、「14〜17日時点での死者は36人、負傷者は278人だったが、 新たに午前04時頃ディンデーン交差点付近で衝突 が発生し、1人が死亡、2人が負傷、またラームカムヘーン大学前でも2人が負傷。死者が37人の死亡、282人の負傷。」 と発表していた。
昼頃反独裁民主主義同盟(UDD)のデモ拠点ラーチャプラソン交差点近く のパトゥムワンナラーム寺で避難中の女性や子供達のドキュメンタリーを撮影中のフランスの国際ニュース専門チャンネ ル「フランス24」のビルマ人女性記者が、政府のヤラセ撮影と誤解したデモ隊から顔を数回殴られるなどの暴行を受けた 。自警団が間に入り鎮静化した。女性記者は自警団に護衛されて、安全な場所まで移動した。 自警団の責任者は、「デ モ隊との間で誤解があったのが原因ではないか。」としている。 関係者によれば、「女性記者からインタビューを受けたデモ隊の女性が『帰省したいが、どのようにして帰ったらいいか 分からない。』と話したところ、仲間が『帰りたいなら帰れ。』と詰め寄ってきた。」という。さらに、女性記者に「お 前は政府の回し者か。我々を分裂させようとしているのだろう。」と叫び、暴力をふるった。
パトゥムワンナラーム寺院は、セントラル・ワールドとサイアム・パラゴンの中間に位置しており、安全地域とされてい る。
この出来事に対し、タイ記者協会とタイ放送記者協会は、「UDDは、メディアの役割をデモ隊に理解させるとともに、報道 関係者の安全にも配慮すべき。」とする声明を出した。
午後タイ政府 は閣議で、19〜21日をクルングテープ都の公休日とすることを決めた。反政府派と治安部隊の衝突が続き、17、18日も公 休日となっていた。クルングテープの日本人学校も17、18日に続き、19〜21日も休校。
なお、この期間中のスカイトレイン(BTS)および地下鉄(MRT)の運行については未定。
スカイトレイン(BTS)は19日も全線運休。20日以降は今のところ未定。
救急救命センターなどによると、今回の衝突による死傷者は13日から18日午前10時までで、死者38人、負傷者約290人。死 者のうち36人は民間人。
国内治安維持本部がセー・デーン(カッティヤ)の側近を逮捕。側近は少将が倒れた後、暴動を主導していたと みられている。 セー・デーンは13日、狙撃された。政府は軍による狙撃を否定しているが、これをきっかけにデモ隊と治安部隊の衝突が 始まった。
少将はUDD内で最強硬派として知られた。クルングテープの路上でタイヤを燃やすなどして抵抗している過激派は、少将の 信奉者が多いとされる。当局は、「逮捕した側近がその中心となっていた。」と見ている。
また、「同盟幹部のナタウットが広域にわたるテロに関与している事を側近が暴露した。」とASTV系のTANが報じた。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)ナッタウット幹部は、 占拠を続けるクルングテープ都内ラーチャプラソン地区で、「1秒でも早く政府が市民に対する銃撃を止めるよう願って いる。」と発言。「また集会を開始して以降の死者数は67人に上っており、政府の悪行が歴史に刻まれるだろう。」と批 判。
またUDD幹部の総意で、「プラソップスック上院議長を仲介人として政府との交渉を進める。」とする上院議員グループの 提案を無条件で受け入れた。但し、上院40人グループ(親黄服) の仲介への関与は拒否。
エラワン緊急医療センターは、「今月14〜18日までに治安維持部隊とUDDの衝突での死者が37人、負傷者が282人となった 。」としている。
BTS線、19日も全線運休。
タクシンの長男パーントーンテーは、「タクシンと末妹ペートー ンターンがパリのシャンゼリゼのルイ・ヴィトンででショッピングの写真は合成された偽物である。」と指摘。
BIG-Cラープラオ支店前のラープラオ通りを、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)が一部封鎖したこと から、同店は臨時休業を決定した。このUDDによる道路封鎖の影響で、ラープラオ通りの一部が渋滞。
閣議で、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安維持部隊により激しい交戦が行われているボンカイ 交差点付近の住民に、赤十字を通じて食糧支援を決定。
タイ地元紙によると、また、ラーマ4世通りとボンカイ交差点付近の電気及び水が使用できない状況となっていることに ついて、ステープ副首相は、「政府が供給を停止したわけではないとしており、復旧作業を急いでいる。」と述べた。
タイ地元紙によると、「現時点までに14ケ国がタイへの渡航を禁止 する命令が出されている。」と報じた。渡航禁止命令が出ている国は、ニュージーランド、ベルギー、イスラエル、イタ リア、デンマーク、オランダ、サウジアラビア、UAE、スペイン、香港、中国、ベトナム、台湾、ドイツ。

← 激戦区の戦勝記念塔に近いサムリアム・ディンデーン地区

日本の外務省も17日、クルングテープ都の危険情報を現在の「渡航の是非を検討して下さい。」から「渡航の延期をお勧 めします。」に1段階引き上げた。
日本航空は、「タイの反政府デモで急減した旅客需要に対応するため、バンコク線を一時的に減便する。」と発 表。06月01日から30日まで、関西−バンコクを週7便から週4便に、中部−バンコクを週7便から週3便に減便。
チャートタイ・パッタナ党顧問のバンハーンは、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)に、今日または明 日までに集会を解散するよう呼びかけた。もし解散した場合、軍及び警察を即時に撤退させるよう説得するとのこと。
バンハーンは、「これまでに多数の市民が負傷しており、これ以上この問題を放置するわけには行かない。」と語った。
郵便局は、19〜21日の公休期間中はチェーンワタナの本部及びシーロム、パッポン等々の危険地区に所在する局 やカウンターを除き通常営業。
国内治安維持本部は、反政府デモへの資金供与を阻止するため、新たに「SCアセット、チャワリット、プア・タ イ党顧問団長(元首相)、チャトポン、プア・タイ党議員、チャクラポップ元首相府相、プラティープ元上院議員同盟幹 部等6法人、37個人の口座を凍結した。」と発表。これで計125の企業、個人の口座が凍結された。
国内治安維持本部は、「13日から17日にかけて合計56発のM79が住民、軍、警察に向け発砲された。」と発表。
タイ観光評議会は、「反政府デモで混乱が深刻化していることから、今年の外国人観光客数と観光収入の見通し を下方修正した。」と明らかに。
当初見通しは、1270万〜1410万人がタイを訪れ、これに伴う収入が約5800億Bというものだったが、これが、1200万〜 1300万人、約4800億Bに修正された。タイ観光評議会のコンクリット議長は、「外国人の減少にとどまらず、タイ人の国 内旅行も低調だ。観光業では倒産する会社も出ている。」と指摘。 タイの観光業は、反タクシン派の民主主義市民連合(PAD)の座り込みによる2008年末の空港閉鎖やタクシン派の反独裁民 主戦線(UDD)による昨年04月の首都騒乱などで打撃を受けてきたが、タイ観光協会連合のチャルン広報担当は、「今年は 状況がさらに深刻。外国人が1200万人でも上出来。」としている。
20時頃タイのテレビ報道によると、タクシン派団体の反独 裁民主主義同盟(UDD)と治安当局の衝突が続くクルングテープで、都内ウィタユー通りのルムピニー警察署前と日本大使 館近くで爆発。怪我人はなかった模様。ルムピニー署は15日にも擲弾を撃ちこまれている。
UDDはラーチャプラソン交差点一帯で数千人規模の反政府集会を続けているほか、クルングテープの別の地域で集会を行う よう支持者に呼びかけ、これに応じた数百人が夜、戦勝記念塔周辺に集まった。
また、首都圏警察は、治安部隊の進攻や狙撃されるのを防ぐため、UDDが大量の中古タイヤを路上で燃やしたり、バリケー ドに使っていることを受け、警察は、「中古タイヤの販売を許可制にする。」と発表し、中古タイヤの販売を全面的禁止 措置。警察はタクシン派寄りとされ、今回の衝突でほとんど存在感がない。連立与党幹部のバンハーン元首相は、中古タ イヤの販売を取り締まらないことについて警察を批判し、「警察の一部は働いていない。」と述べた。
警察当局は、「違法な反政府活動などの容疑で新たにナウィン元プア・タイ党議員ら5人の逮捕状を取った。」 と明らかに。非常事態宣言適用によって政治集会などが禁止されているが、ナウィン元議員は、先勝記念塔周辺でのデモ を先導した疑い。
タイのテレビ報道によると、タクシン派団体 の反独裁民主主義同盟(UDD)と治安当局の衝突は18日になっても収束せず、クルングテープの一部地区で、UDD支持者、 地元住民が暴徒化し、銃撃、放火、店舗の略奪などが続いていた。危険地域は、ラーチャプラソン交差点(UDD支持者数千 人が反政府集会を続行。治安当局が強制排除を警告。)ラーマ4世通りのクロントイ地区からサラデーン交差点にかけて (UDD、住民がガソリンスタンドから奪ったタンクローリー、古タイヤなどで道路を封鎖。放火、銃撃が続く。)、戦勝記 念塔、ディンデーン交差点、ラーチャプラロップ通り(UDD集会、道路封鎖、放火、銃撃が続き、18日、12歳の少年を放火 で逮捕。)など。
UDDは東部チョンブリー県のレムチャバン港周辺、東北部コンケン県、ウボンラチャタニー県、北部チエンライ県、チエン マイ県、パヤオ県、カムペンペット県の各県庁前などでも数十〜数百人規模の反政府集会。レムチャバンの港湾当局によ ると、港の業務に支障は出ていない。
UDDは17日に幹部のナタウットがコープサック首相秘書官長に直接電話し停戦交渉を持ちかけたほか、18日になり、プラソ ップスック上院議長による和解交渉の提案を受け入れると表明した。ただ、政府に治安部隊の撤収を求めており、交渉が 進むかどうかは不透明だ。 タイの連立政権パートナーの幹部は当面、政権の中核である民主党を支持する模様。
国連は、「タイの騒乱の平和的解決を望む。」と表明。インドネシアのユドヨノ大統領は「東南アジア諸国連合(ASEAN) としてタイの騒乱収拾に向け行動を起こすべき。」という考えを示した。
ラートラット上院議員は、「上院議員55の代表3人と反独裁民主戦線(UDD)幹部15人が、プラソップスック上院 議長を仲介役にUDDが政府と交渉することで意見が一致した。」と明らかに。
ただ、政府は、「反政府活動の停止がUDDとの交渉開始の条件」との姿勢を変えておらず、話し合いが実現するかは定かで ない。ラートラット議員も、「アピシット首相がわれわれの提案をどこまで受け入れるかわからないが、何もしないより まし。」と述べた。
また、ラートラット議員がデモ拠点ラーチャプラソン交差点の舞台上で交渉案を説明したが、「デモ隊と治安部隊の間で 意図しない暴力行為があった。」との言及にデモ隊から「仲間を殺したのは兵士。われわれは暴力を使っていない。」な どとする反発の声があがり、UDD幹部のナタウットが、「交渉でデモ隊と政府の責任者の赦免を求めることはない。」と釈 明する場面もあった。
05月19日(水)01時半頃ラマ4世通りのルムピニ・ボクシング・スタジア ム近くで爆発があり、数人が負傷した。ラマ4世通りのクロントイ地区からサラデーン交差点にかけては路上で大量のタ イヤが燃やされ、銃声、爆発音が断続的に響いた。
ディンデーン交差点、ラーチャプラロップ通りにかけての地区はラマ4世通り同様、市街戦状態が続き、銀行支店や乗用 車が放火された。
早朝在タイ日本大使館によれば、「タイ政府から、軍がデモ隊強制排除 に向け行動を開始するとの連絡があった。」と、サラデーン交差点など封鎖地域や衝突地域周辺地域に住んでいる邦人は 屋内に留まるよう同大使館では呼びかけた。また、流れ弾にあたる可能性もあるため、危険区域には絶対に近づかないよ う警告。
05時前まだ薄暗い ビジネス街シーロム通り。装甲車7台が待機し、武装した兵士100人以上が集合。口数は少なく、表情には緊張が覗く。ル ムピニー公園前のシーロム交差点に治安部隊の装甲車が現れたのが早朝05時。
夜明けとともにデモ隊のバリケード前に移動。「部隊が間もなく突入する。速やかに退去せよ。」と10分おきに2回、拡 声器で警告を繰り返した。
装甲車がバリケード前に陣取り、銃を持った兵士が配置に就く。後ろには白衣を着た衛生兵。激しい銃声が起き、放水車 が占拠地に向けて水を噴射した。
再度の警告。催涙弾が発射され、近くの路上には刺激臭が漂った。
タクシン派との和解交渉に臨んでいた議員団の1人、ラートラット・ラタナワニット上院議員(陸軍大将)は、「和解交 渉は決裂した。」と述べた。
機関銃を装備した装甲兵員輸送車(APC)が12台、商業地区シーロムに到着。そのうち2台はUDDのバリケード前で警戒態 勢。
占拠地区に続く主要路であるスクムウィット通りでは、約20台の警察車両が配置され、数百人の武装警察官が整列。突入 し強制排除を図ると見られる。
UDD幹部は18日、政府がデモ参加者が占拠地区を離れない限り交渉には応じない意向を表明し、「夜明け前に強制排除が実 施される可能性がある。」との懸念を示していた。
06時頃クルングテープ中心部で、数百人の警察官や兵士が装甲車とともに、タクシン派、反独裁民主主義同盟 (UDD)の占拠地区付近に終結し、タクシン派の強制排除に着手。轟音を立てながら占拠地内に突入する装甲車。絶え間な い銃声と爆発音。早朝の首都は戦場となった。
治安部隊はチュラロンコーン大学病院に隣接するサラデーン交差点の兵力を増強。反政府組織、反独裁民主主義同盟 (UDD)デモ隊強制排除のための作戦開始。ナタウットは集会参加者に平静を呼びかけ、自警団は催涙弾に備えマスクを配 布。
治安部隊は、南側のルムピニー公園に進行したほか、即応部隊が北 側から占拠地区に向かった。当局筋は「本日中の作戦完了を目指す。」としている。
催涙弾を撃ち込むなどして、ルムピニー公園前広場の一部を奪回。装甲車を投入してUDDが設置した防御壁を撤去。
これに対して、UDDは大量のタイヤを燃やすなど、軍の行動を阻止している。UDD関係者によれば、「この作戦は黒煙を大 量に出すことで狙撃手による狙撃を防ぐ意味合いもある。」という。
タイのテレビ報道によると、治安部隊がクルングテープ都 心のタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)占拠地に攻撃をかけた。ルムピニー公園周辺で激しい銃声が響き、巨大 な黒煙。
部隊は、占拠地南のサラデーン交差点にあったバリケードを装甲車などで破り、ラーチャダムリ通りを北上し、タイヤや 竹のバリケードに仕掛けられた爆弾を処理後、装甲車でバリケードを押し倒し、徐々に前進。ラーチャプラソン地区の奪 還を目指しているものと見られる。
UDDは積み上げたタイヤを燃やすなどして抵抗。占拠地北の戦勝記念塔に近いディンデーン交差点では麻薬防止撲滅委員会 の事務所が入居するビルに火を放った。
治安部隊はUDDが退却しながら火を放った古タイヤのバリケードを消火しつつ、ラーチャプラソンに向かいラーチャダムリ 通りを徐々に北上。UDDは火炎瓶、スリングショット、花火やかんしゃく玉といった爆発物で応戦するが、ゴム弾や実弾の 銃には歯が立たず、「抵抗は止めよう。何をやっても敵うわけがない。」と仲間同士で言い合う場面が見られた。ただ、 テロリストの「黒服部隊」がUDDと連携し、軍用の大型爆弾を投げつけ、治安部隊を足止めさせた。
30分から1時間の交戦、同程度の間隔といったパターンを繰り返し、UDDはじりじりと追い詰められていった。それまでシ ーロム交差点からの発砲のみだったのが、ラーチャダムリ通りに隣接するルムピニー公園からも弾が飛んでくると混乱に 陥り、誰もが逃げ惑った。
UDDが占拠を続けている地域の一部では、強盗や略奪が発生しており、治安の悪化が懸念されている。
サラデーン交差点に起きた反政府デモ隊と治安部隊との武力衝突で少なくとも5人が死亡。
治安部隊の立て続けの発砲に思わず後退すると、今度は90度の角度からゴム弾が飛んできて、跳ね返った。「競馬場(ロ イヤル・バンコク・スポーツクラブ)にも兵隊がいるから気をつけろ!」と誰かが叫んだのが聞こえる。元の場所に戻ろ うと思わず振り返ると、後ろに続いてきた外国人ジャーナリストがバサっと倒れ、タイ人ジャーナリストが「手伝ってく れ!」と叫びながら助けようとする。倒れた外国人の腕を取ったが、ベッタリとした胸の血が腕に流れ落ち、ヌルヌルし て力が入らない。1回だけ唸り声が聞こえたが、半目のままで身動きしない。バイクで警察病院に運ばれていったが、フ リーのイタリア人記者ファビオ・ポレンギー(48)で後に死亡。このほか、取材中の記者2人が負傷。
07時頃TPBSは、ノンタブリーのラタナティベート上に燃えタイヤ。現在 通行不能。」と報道。
07:39黒服が地下鉄クロントイ駅のガラスを破りガソリンを撒き放火しよ うとしたが、その直前に治安部隊が制止。さらに、ラマ4世通りボンカイ地区のビルへに放火する様子を見せている。
地下鉄運営会社は軍に駅周辺の警備強化を求めている。
クロントイ駅周辺のラーマ4世通りではタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)と治安部隊がこの数日、激しく衝突 し、市街戦状態となっていた。
07:50ディンデ ーンの麻薬防止取締局の火災が鎮火。チュラロンコーン病院周辺が黒煙で覆われた。

黒煙で覆われたチュラロンコーン病院 →

08:06TPBSによると、サーラデーンでバリケードを破壊し突入を図る軍が バリケード内部に向けゴム弾を発砲。内部の被害状況は不明。
08時頃タイラットSMS速報では、サラーデーンの衝突で軍に向けM79や銃弾が発砲。

M79で負傷した兵士 →

コープサック首相筆頭秘書官は、「反政府組織の反独裁民主主義同盟(UDD)との交渉を打ち切る可能性が高まっ た。」発表。
秘書官は、「多数の市民生活に多大な悪影響が及んでいる。もう交渉で時間を潰すことはできない。可能な限り の兵力を投入してデモ隊を即刻強制排除する。」と明言。「まだ遅くはない。今すぐにデモ隊を撤収させれば軍事行動を すぐに中止する。」と述べる一方で、「しかし、実際問題として裏で糸を引くタクシンに停戦を納得させるのは難しいだ ろう。」としている。
ルートラット上院議員(陸軍大将)は昨日、UDDと交渉をしたが、逆にデモ参加者から激しい罵声を浴びた。TPBSの電話取 材に対して、ルートラット上院議員は、前夜の協議の際に同盟幹部が集会会場外のデモ隊の制御不能な事を認め、「19日 中にすべての UDD首脳の身柄が拘束されることになるだろう。デモは19日で終了するだろう。」と話している。
昨日まで両陣営の話し合いによる解決を提言していた与党第3党チャートタイ・パッタナ党のバンハーン(実質 的党首、元首相)も、一転して、「タイの被害は甚大。反政府組織を徹底的に弾圧すべき。」との考えを発表。
TBPSによると、地下鉄当局はクロントイ駅に突入した集団の対策を本部に要請。また、パンティッププラザ前に 3本のガスボンベを並べる動きがあった。
08:58ネーションchによると、デモ隊がノンタブリーのラタナティベート 沿いにあるタイコムを占拠し、タイヤ等を敷いたが、放火の動きは見られない。
09:44ch3によると、警察病院で1人の死亡が確認。サラシン交差点の衝 突の際に死亡。
10時頃東北部カラシン県の県庁前で、タクシン派幹部のプラパートは、 賛同者のIDカードを集め、知事に返上。プラパートは、「政府の強制排除という非道な行動に対し、我々はタイ人である ことを放棄する。」と述べ、更に全国の市民にも同様にIDカードを返上することを呼びかけた。このIDカードはタイ国籍 保有者に対して政府が発行する身分証明書。
カラシン県では、近隣の県からも人々が集まってきており、タクシン派の動きは不穏な動きを強めている。
10:15TPBSによると、ンガームドゥプリー前のタイ農民銀行または隣接す るコンピュータ機器会社から出火。近くにPTTのガソリンスタンドがある。
午前タイのテレビ報道によると、治安部隊がクルングテ ープ都心部を占拠したタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除を開始し、クルングテープの数ケ所で戦闘 が起きている。
ラーマ4世通りのルムピニー・ボクシング・スタジアム近くでは、ンガームドゥプリー通り入り口の銀行支店が激しく炎 上。路上のタイヤも燃える中、銃声、爆発音が鳴りが響いている。UDDはスラムがあるクロントイから支持者が続々と集ま り、治安部隊に抵抗する構え。
ディンデーン交差点でもUDDと治安部隊が衝突し、負傷者が出ている。
ラーチャダムリ通りのサラシン交差点ではバリケードを破壊し前進中の治安部隊がルムピニ公園側から銃撃を受けている 。 軍によってラクシー地区のウィパワディ通り(上り)が封鎖されたことから、ウィパワディ通り周辺を中心に深刻な 渋滞。
地元紙によると、これに加え、高速道路もラクシー地区で上り下りともに封鎖されている。
スクムパン都知事は、都民に外出を控えるよう呼びかけた。
政府は19日から21日まで臨時公休日とすることを発表したが、国営企業、民間企業では危険区域を除いて営業していると ころが多い。このため、スクムパン都知事は、「不測の事態が起こりうるため、極力、従業員を帰宅させてほしい。」と 経営陣に訴えている。
アリスマンはバイクでプラトゥーナム方面に逃走。長髪のカツラを被って逃走中という噂も。アリスマン逮捕と いう誤報も出た。
11時現在早朝からデモ隊強制撤去を開始している軍は、ラーマ4世通り・ルムピニ ー公園周辺・ウィタユー通りの一部でデモ隊を制圧。
戦勝記念塔に近いサムリアム・ディンデーン地区、野党プア・タイ党本部のあるラーマ4世通りサムヤン地区で衝突が激 化。特に戦勝記念塔周辺ではデモ隊の負傷者が続出。
このため、タクシンは、「4年前のクーデターだけでは不足なのか。すぐ和平のための話し合いを始めてほしい。」と緊 急の呼びかけを行った。
なお、デモ隊の拠点で あるラーチャプラソン交差点では緊張状態が続いている。複数の報道によれば、未確認情報であるが、反政府組織、反独 裁民主主義同盟(UDD)強硬派筆頭のアリサスンがラーチャプラソン交差点から逃走した。
また、「クロントイ地区ではUDDデモ隊がガス輸送車を爆破させようとしている。」との情報もある。
11:30パニターン政府報道官は、「治安部隊がルムピニー公園周辺地区などを デモ隊から奪回した。」と発表。また、「反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳の何人かがラーチャプラソン交差 点から逃走した。」と報告。「もし見かけたらすぐに最寄りの警察に通報してほしい。」と述べた。
ただ、すでに封鎖区域の周辺、およびクルングテープ近郊に小規模ながら集会場ができており、「再決起の準備に入って いる。」との見方もある。
なお、パニターン報道官は、「マーブンクロンセンターに隣接する国立競技場前でデモ参加者帰省用バスを用意した。」 と発表。法律上は、デモ参加者には最高で2年の禁固刑が科せられることになるが、「今すぐ帰省するなら、いっさい罪 を問わない。」とのこと。
昼頃戦勝記念塔に近いサムリアム・ディンデーン地区では散発ながら銃 声が鳴り響いた。反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)は高速道路下で小規模集会を開催しているほか、路上でタイヤ に放火。
ch3の電話取材に対して、ラートラット上院議員は、「チャトポンを含む数人の幹部が13時に首都圏警察本部に出頭する意 向を示している。」と明らかに。
12:01TPBSによると、取材 中のフリーのイタリア人記者ファビオ・ポレンギー(48)が死亡。
12:07首都圏に所在するバンコック銀行、サイアム・コマーシャル銀行、 タイ農民銀行、クルンタイ銀行の全本支店が13:00で窓口業務を中止し閉店。ATMやネット、テレフォンバンキングは使用 可能。
13時頃タイラットSMS速報によると、サラシンで軍に向け M79が発射。
クルングテープで治安部隊がデモ隊強制排除・暴動鎮圧に着手し た19日、北部・東北部の複数の県で、この措置に反発した反独裁民主戦線(UDD)支持者らが県庁舎に焼き打ちをかけた。
東北部ウドンタニー県では、約600人が県庁に押しかけ、門扉、窓ガラス、駐車中の自動車などを壊したうえ、建物に火を 放った。消防車が現場に近づくのも妨害。県庁2階から出火し現在消火作業中。
クルングテープ大量輸送公社直営バスが運行中止、民間委託は運行中。
クロントイに小演台を設置し集結していた赤服は、ラーマ4世通りの高速下に集結中のデモ隊に合流。
13:33チャトポ ン下院議員らタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)幹部7人は、クルングテープ都心のラーチャプラソン交差点で の反政府集会で、集会参加者に対し、ナタウット幹部が抗議集会の解散を宣言。「自分達は警察に投降する。」、「参加 者は帰宅するように。」、「これ以上、犠牲者を出すわけにはいかないため、デモは一時中止する。ただ、反政府闘争が 終わったわけではない。再決起の機会を待とうではないか。今後、我々幹部は法廷で戦いを続ける。」と演説。チャトポ ーンUDD副議長は「もし包囲網がラーチャプラソンの演台まで迫ってきたら、同志たちが命を捨てて最期まで戦ってくれる ことは十分理解しており、これ以上同志を犠牲にしないため、我々幹部は国家警察本部に自首する。」と語った。
ラーチャプラソンの集会場の舞台では楽しげな音楽。集会参加者がリズムに 合わせて踊っていて、全くの別世界。ほとんどは女性で、小さな子供の姿もある。しかし、UDD幹部のナタウットが舞台に 上がり、自警団に囲まれて涙を浮かべながら「赤服の歌」を3曲立て続けに歌うと、誰もが「終りが近い。」と感じた。
次いでもう1人の幹部のチャトポン下院議員が出てきて、「我々の仲間が次々と死んでいく。」と話した。しばらくする と散会と幹部の投降が宣言され、ナタウットらは集会場に隣接する警察本部に姿を消した。

← 射殺されたセー・デーンの配下のUDDの武闘テロリスト。


ナタウットはデモ隊に対して帰省・帰宅するよう告げたが、多くが不満を表明。銃声や爆音も響いた。反政府デモ隊の拠 点となっていたラーチャプラソン交差点では、デモ隊メンバーとみられる黒服の男がセントラル・ワールド1階に乱入し 、店内に放火。すでに軍が制圧に入ったようだが、被害状況などは不明。
政府の治安部隊は朝から都内の数ケ所でUDDの強制排除を始め、中古タイヤ、竹などで作られたUDDのバリケードを装甲車 で壊し、ラーチャプラソン交差点に迫っていた。
その後、チャトポン、ナタウット、ウェーン、チェーング・ドックチック、 コーケオ、ウィプタラング、ニシットの7人は、集会場所に近い警察本部に連行された。

← 左から2番目がナタウット・サイクア、右から3番目の青帽が ウィプタラング。

これで03月12日から続いた反政府集会が終わったと思いきや、「降伏」に怒ったUDD支持者がいきなり暴徒と化した。舞台 前にいた女性や子供は近くの寺院に避難、残った男たちがいたるところで放火を始める。爆発物やガスボンベを持ち出し て火に放り込み、爆発音が鳴り響く。特に集会場に隣接するセントラル・ワールドが標的にされ、大火事となった。
記者は、暴動を避けようと、いったん寺院に身を寄せた。警察が報道陣の避 難を受け入れたため、警察本部の敷地に逃げ込んだ。しかし、今度はUDD支持者が銃を乱射する音やグレネードランチャー の着弾音が聞こえはじめ、警官と一緒に身を伏せて地面を這いつくばった。UDD占拠地を通らずに警察本部から抜け出す出 口は1ケ所のみ。軍とUDDが睨み合う緩衝地帯のど真ん中。「ここで夜を明かすか、無理して抜け出すか。」と警官が笑っ て話しかけてきた。都合良く電気工事の作業車が外に出るところだったので、連れのカメラマンと一緒に荷台に乗せても らい、何とか安全な場所まで避難した。

その時点では、治安部隊はUDDのしぶとい抵抗で足止めをくらい、ラーチャプ ラソンに辿り着けていなかった。
UDD支持者らが、都内各所で建物を破壊したり放火するなど暴徒化しており、収拾が つかない状況。
戦勝記念塔に近いサムリアム・ディンデーンに居座っているデモ隊は首脳陣の決定を不満を表明。「自由戦士」を名乗り 、「首脳陣がいなくなっても、我々だけで戦いを続ける。」と宣言。さらに、「マスコミも標的にする。」と宣言したこ とで、内外のマスコミの大半が退去。

← ラーチャプラソンで1人だけで最後まで残っていたUDDの女。

国家警察に出頭に向かうチャトポンの模様のレポート中にも断続的に破裂音が続いた。
14時頃ノンタブリー県ムアン・ノンタブリー郡ラッタナーティベート通 りのタイコム衛星ステーション前に、タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の集会終了宣言に反対した支持者らが 集結し、ラッタナーティベート通りを封鎖。
これに対し治安部隊は、封鎖を解き解散するよう求めているものの、集会参加者らは「集会を続ける。」と宣言。
一方、クルングテープ都内のサムヤーンでは、幹部による集会終了宣言に応じて、UDD支持者らが帰宅の準備を整えている ものの、一部支持者らは依然としてタイヤなどを燃やし抵抗。
14時までタイラットSMS速報によると、ラーチャプラソンで 3回の爆発音があった。ディンデーンとボーンカイのデモ隊が幹部出頭に不満を表した。タクシンのTwitterがブロックさ れた。
反独裁民主主義同盟(UDD)幹部は投降したが、赤服暴徒は、アソークで25番委託バスが押収。セントラル・ワー ルド及びZeerランシット前でタイヤを燃やし始めた。
タクシンは、同盟幹部が同士の命を守るために出頭の決断をした事を称賛。
覆面をした暴徒が地下鉄クロントイ駅に押し入り電車に放火。
エラワン緊急医療センターは、39人の死亡、329人の負傷を確認。
14:00反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳がデモ終結を宣言し 、警察に出頭したものの、これを不満とするデモ参加者がいまだ抗議行動を続けていることから、在タイ日本大使館では 引き続き警戒するよう呼びかけている。

【大使館からのお知らせ】
反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会実施に関する注意喚起(2010年5月19日14:00現在)

1.19日(水)午後1時30分過ぎ、UDD幹部は、集会参加者に向い、今後民主的な活動を行うため、ラチャプラソン交 差点付近で行っている抗議活動を解散することとし、集会参加者は一旦、国立競技場に集合し、その後、政府が用意して いるバスで帰途につくことになるとの発表を致しました。
  その後、一部UDD幹部は国家警察に出頭し、集会参加者は国立競技場に向かっております。

2.但し、アソーク・(ママ)モントリー交差点(スクンビット通り、アソーク通りの交差点)付近やセントラル・ワールド 、チュラロンコン大学病院付近ではタイヤを燃やしたような火の手、或いは散発的な爆発が起こっており、バンコク都内 の封鎖地域付近では、引き続き抗議行動が行われている箇所がありますので、できれば暫くの間外出は控え、止むを得ず 外出する場合にはくれぐれも注意が必要です。

3.つきましては、封鎖地域およびその周辺、さらに上記に言及した地域等の緊張は高まっておりますので、これら地域 には近づかないようにし、付近に滞在している在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に巻き込まれないために、 外出は控えて下さい。
(問い合わせ先)
○仮事務所領事関係問い合わせ(旅券、証明、査証、邦人援護)
電話:(66-2) 672-5304、5305、5306
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511
○緊急電話(休日、夜間(17:45〜08:30)のみ受付)
 電話:(66-81)846-8265/(66-81)809-6074
14時半時点クルングテープ 都心のラーチャプラソン交差点で反政府集会を続けていたタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の主要幹部が投降 した後も、降伏に怒ったUDD支持者が暴徒化し、ラーチャプラソンに建つ東南アジア最大級のショッピングセンター(SC) 、セントラル・ワールドにコンクリ片、爆発物、ガスボンベなどを投げ込んで放火、発砲。セントラル・ワールドは炎上 し、暴動はその後、クルングテープの各地に広がった。タクシン派の一部はラーチャプラソン交差点、ディンデーン交差 点、サラシン交差点などで放火、銃撃などで治安部隊に抵抗している。
治安部隊はサラシン交差点で銃撃、放火などで足止めされ、ラーチャプラソン交差点に突入できていない模様。ラーチャ プラソン交差点のショッピングセンター(SC)、セントラル・ワールド(CW)前や近くのSC、サイアム・ディスカバリー 前などで黒煙が上がった。SCが略奪、放火。

放火されたセントラル・ワールド(CW) →

少なくとも17棟のビルが放火された。セントラル・ワールド(CW)は東南アジアで2番目に大きな商業複合施設。
ディンデーン交差点ではセブンイレブンなど建物数棟が燃え、銃声、爆発音が断続的に響いた。
ラーマ4世通りのルムピニー・ボクシング・スタジアム周辺では銀行支店2店が炎上。
サヤームの映画館が火災により倒壊。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)幹部が集会終了を発 表後、集会終了に反発するUDD支持者らによって、各地の県庁舎に火がつけられる事件が発生。
チエンマイでは県知事公邸が放火され、複数の銀行への押し入りが発生。治安部隊との衝突で少なくとも4人が死亡。
タクシンの支持層が多い北部チエンマイ県をはじめ、東北部コンケーン県、ムクダハーン県、ウボンラチャタニー県など の県庁舎に火が放たれた。東北部コンケーン県では約2000人が木造の旧県庁舎と隣接する現在の県庁舎に放火、器物を損 壊するとともに、敷地内で古タイヤを燃やして気勢を上げた。

北部タイの治安情勢に関する注意喚起

1.赤シャツメンバーは、その後もナワラット橋東岸、サンパコーイ地区、チェンマイ県庁等において、タイヤの放火、 器物破損等の過激行動を起こしましたが、19日午後9時30分現在、ワローロット・グランド・パレス・ホテル前を除 き赤シャツ・グループの集結が見られなくなりました。

2.治安当局による警備は強化されておりますが、チェンマイ県等北部タイに渡航・滞在される方は、報道等から国内の 治安情勢等に関する最新情報の入手に努めるとともに、当面の間、過激行動の発生している地域には近づかないようにし てください。

3.なお、19日(水)午後8時から20日(木)午前6時までの「夜間外出禁止令」発令地域がチェンマイ県、チェン ライ県、ランパーン県、ナーン県全域等にも拡大されておりますので、対象都道府県に滞在している皆様は今後の外出を 控えてください。外出禁止時間帯に到着する外国人については、パスポート、チケット等を提示することで移動は可能と なります。

(問い合わせ先)
○在チェンマイ日本国総領事館
電話: (66-53) 203367
FAX: (66-53) 203373

○在タイ日本国大使館
電話: (66-2) 207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX: (66-2) 207-8511
パニターン政府報道官が今夜に外出禁止令発令の可能性を示唆。国防相は国外メディアの取材に対し、「今夜に 戒厳令発令の可能性がある。」と発言。
政情悪化による利用客の激減を受け、スワンナプーム空港のテナントがタイ空港社(AOT)に賃料引き下げなどの 支援を求めている。
スワンナプーム空港の1日あたりの利用者数は、この数日7万人以下と通常の半数にも満たない状況。航空機の離発着数 も750便から680便に減少、さらに減便を検討する航空会社も出始めている。
「特に空港内でも広大なスペースを借り受けているタイ国際航空(THAI)や免税店「キングパワー」の損失は甚大。」と いう。
このため、AOTでは、賃料の引き下げや契約期間の延長など具体的な内容について、早ければ05月26日の重役会議で取り決 めるとしている。
05月19日には、THAIに続いて民間航空会社の「バンコク・エアウェイズ」もAOTに支援を要請。
15:00国内治安維持本部は、クルングテープ全域に19日 20:00から20日06:00までの外出禁止令を発令。
在タイ日本大使館では在タイ邦人および日本人旅行者に対して、夜間は絶対外出しないよう警告するとともに、破壊活動 が継続している間は昼間であっても外出を控えるよう呼びかけている。
なお、地下鉄およびスカイトレイン(BTS)は20日も終日、運行を停止。
Zenとセントラル・ワールド(CW)の火災は2階に延焼。
16:49TPBSによると、レムチャバン港のThai Oil入り口を封鎖していたデ モ隊がシーラーチャーのコミュニティー局に向け撤退。
17時まで救急救命センターによると、タイ治安部隊によるタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除 にともなう死傷者は19日06時から17時までに死者が、フリーのイタリア人記者ファビオ・ポレンギー(48)を含む5人、 負傷者が59人だった。衝突が始まった13日からの累計は死者44人、負傷者約380人で、死者のうち治安部隊は1人。

カナダ人のフリージャーナリスト、チャンドラー・ヴァンデルグリフトの死体  →

政府は反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳陣のうち、「逃亡中とみられる幹部が国外に脱出する可能性 がある。」として、マレーシア、ビルマ、カンボジア国境検問所を監視を強化。
現在、治安当局が行方を追っているのはウィーラUDD議長、UDD幹部のウェーン医師など。
国内治安維持本部は、「外出禁止令時間中に渡航ないしは入国で移動する者はパスポートや渡航関連書類を検問 所の当局者に提示して欲しい。」と要請。
チャトポン下院議員らタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD)幹 部の投降後、一部のUDD支持者が暴徒化し、都内の警察本部を銃撃したり、ショッピングセンター(SC)、路線バスなどを 略奪、放火。放火、銃撃などが起きたのは、ラーチャプラソン交差点、SCのセントラル・ワールド、サイアム・パラゴン 、サイアム・スクエア、アソーク交差点、タイ証券取引所(ラチャダピセーク通り)、マリーノンタワー・テレビ局チャ ンネル3(ラーマ4世通り)、SCのシアランシット(パホンヨーティン通り)、戦勝記念塔、ディンデーン交差点、ラー チャプラソン交差点、ラーチャダムリ通り、ラマ4世通り、ラープラオ通りなど。
日本人在住者が多いスクムビット通りでは数時間にわたり広範囲で停電。
反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)首脳がデモ中止を宣言し、警察に出頭した後も、これを不満とするデモ 隊過激派が都内で放火を繰り返している。
クルングテープ都庁報道官の発表によれば、19日早朝から17時までで少なく とも12ケ所が放火された。サイアム・パラゴンおよびサイアム・スクエア周辺、センタラホテル周辺、タイ証券取引所周 辺、ラーマ4世通りボンカイ地区のビル、バンコック銀行アソーク支店、タイ農民銀行アソーク支店、麻薬制圧局、バン コック銀行ディンデーン支店、政府貯蓄銀行ディンデーン支店、チャンネル3の入っているマリノンタワー、バンコック 銀行ロータス・ラーマ4世支店、首都圏発電公社クロントイ事務所、セントラル・ワールド、バンコック銀行戦勝記念塔 支店。
なお、チャンネル3は15時から放送を中止している。
プラモンクット病院の医師によれば、デモ拠点・ラーチャプラソン交差点近くのパトゥムワナラム寺院の敷地内 で9人が死亡しているのが確認。
また、「7人が負傷していたが、プラモンクット病院で治療を受けることに同意したのは2人だけだった。」という。2 人が治療のために病院へ行くことを拒み、寺院内での滞在を希望。
パトゥムワナラム寺院は、安全地帯とされ、デモ隊のうち女性、子ども、高齢者などが避難していた。
17時頃強硬派筆頭のアリスマンは、BTSプロンポン駅(報道によりプルゥ ンチット駅)近くで逮捕された。ナレースワン基地 (フワヒン)へ移送。
タイ証券取引所のパッタリヤー所長は、「20日と21日の取引をすべて中止する。」と発表 。
また、タイ中央銀行も商業銀行に対して、20日と21日の営業を中止するよう指示。
タイ政府は、19日20時から20日06時までの「夜間外出禁止令(curfew)」の対象県を拡大。カラシン及県びムク ダハン県を対象に非常事態宣言を追加発令。
現在、非常事態宣言が出ているすべての都県(クルングテープ都および23県)に適用することにした。夜間外出禁止令が 発令された県は、クルングテープ都全域、ノンタブリー県全域、サムットプラカン県全域、パトゥムタニー県全域、ナコ ンパトム県全域、アユタヤ県全域、チョンブリー県全域、チエンマイ県全域、チエンライ県全域、ランパーン県全域、ナ コンサワン県全域、ナーン県全域、コンケン県全域、ウドンタニー県全域、チャイヤプーム県全域、ナコンラチャシーマ ー県全域、シーサケート県全域、ウボンラチャタニー県全域、マハーサラカム県全域、ロイエット県全域、ノンブアラム プー県全域、サコンナコン県全域、ムクダハン県、カラシン県。
高架電車BTSと地下鉄MRTは20日も全線運休する。クルングテープでタクシン派団体、反独裁民主主義同盟(UDD) と治安部隊の衝突が続いているため。BTSとMRTは14日午後から全線で運行を中止している。
ソムチャイ元首相家族が今日の午後、CX便で香港に脱出した模様。
「強硬派として知られる反独裁民主主義同盟(UDD)幹部のアリスマン容疑者が地下鉄プルンチット駅で逮捕され たとの未確認情報が入った。」と報じたが、続報で「当局の確認がとれず、ラーチャプラソン交差区域から警備網をすり 抜けて逃走した可能性がある。」と訂正。
先に警官隊に踏み込まれ、都内のホテルから白昼の脱出劇を演じたアリスマンは、「昨年04月の騒乱でもデモ隊を先導し てASEAN関連会議を中止に追い込んだ。」とされ、表舞台に出ているUDD幹部の中では強硬派。
法務省特別捜査局(DSI)のタリット局長によれば、刑事裁判所は、捜査当局の要請に応じ、テロ罪でタクシンと 反政府組織の幹部8人の逮捕状を発行。タクシンについては、「さらなる捜査が必要。」との理由でその日のうちに逮捕 状を取り消し。 国外逃亡中のタクシンは、UDDの集会に頻繁に電話・ビデオ出演し、デモ隊を扇動する発言を繰り返していたが、最近の UDDの動きについては、「幹部らが判断、決定したこと。」と、関与を否定。
タイ国内にある各国の商工会議所を傘下に置くタイ合同外国商工会議所(JFCCT)のファンデルリューエ会頭は、 当局がデモ隊強制排除に乗り出し、反独裁民主戦線(UDD)がデモ終結を宣言したことに対し、「今後状況がどのように変 わっていくか定かではないが、非常に安堵した。」と述べ、当局の対応については、「秩序を回復し、法を守らせる必要 があった。よい決定だった。」と評価。また、「アピシット政権が退陣する必要はない。だが、透明性をもって(逮捕さ れた)UDD幹部らの取り調べを行うことが大切。」としている。
このほか、タイ米輸出業者協会のチューキアット名誉会長は、「デモ終結宣言にほっとしたというのが最初の感想。だが 、あちらこちらで放火・略奪が起きており、すべてがさらに悪化している。クルングテープは今や危険で凶暴な都市とな ってしまった。」と指摘し、「夜間外出を禁止し、暴動を陰で操った者を逮捕する特別班を設置するという政府の決定は 評価できる。だが、事態が収拾に向かわなければ、(治安当局により強力な権限を付与する)戒厳令が必要かもしれない 。」との見方を示した。
19:50チエンマイで約50台のバイクで現れた赤服がネーウィンの岳父のオ フィスに向け火炎瓶や石を投げ込いだが、人的被害はない。またタイヤ5個を柵前に並べ火をつける動きがあったが、警 察により制止。
20時時点エラワン緊急医療センターは、「今月14〜19日まで に治安維持部隊とタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の衝突での死者が43人、負傷者が365人となった。」と明 らかに。
早朝より、治安維持部隊がタクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の強制排除に乗り出したことから、死傷者数が急 増。
治安当局によれば、「デモ隊強制撤去が始まった19日午前06時から午後08時までの間に、両陣営の武力衝突のた め、58人が負傷し、6人が死亡した。」という。死者の中には、イタリア人記者ファビオ・ポレンギー(48)も含まれて いる。
また、当局の発表では、05月14日から19日までの死傷者累計が、負傷者365人、死者49人になったとのことだ。
20:10タイ政府が夜間外出禁止令を発令したことを受け、在タイ日本大使 館より注意喚起。

バンコク都を含む24都県に対する夜間外出禁止令発令に伴う注意喚起( 2010年5月19日20:10現在)

1.19日(水)午後7時55分頃、タイ政府は、「夜間外出禁止令」の対象都県を「非常事態宣言」対象都県全てに拡 大し、バンコク都を含む24都県に対して「夜間外出禁止令」を発令するとの発表を行いました。タイ政府は、同外出禁 止令を19日(水)午後8時から20日(木)午前6時までと説明しておりますので、対象都県に滞在している邦人方々は今 後の外出は控えて下さい。

【非常事態宣言対象都県】 バンコク都全域、ノンタブリー県全域、サムットプラカーン県全域、パトゥムタニー県全域、ナコンパトム県全域、アユ タヤ県全域、チョンブリー県全域、チェンマイ県全域、チェンライ県全域、ランパーン県全域、ナコンサワン県全域、ナ ーン県全域、コンケン県全域、ウドンタニ県全域、チャイヤプーム県全域、ナコンラチャシーマー県全域、シーサケート 県全域、ウボンラチャタニ県全域、マハーサラカム県全域、ロイエット県全域、ノンブアラムプー県全域、サコンナコン 県全域、ムクダハン県、ガラシン県

2.つきましては、バンコク都を含む対象24都県滞在されている在留邦人および邦人観光者の方は、夜間の外出は厳に 控え、破壊活動が継続している間は、日中であっても可能な限り外出は控えて下さい。なお、止むを得ず外出する場合に は、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意して下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511

○仮事務所領事関係問い合わせ(旅券、証明、査証、邦人援護)
電話:(66-2) 672-5304、5305、5306

○緊急電話(休日、夜間(17:45〜08:30)のみ受付)
電話:(66-81)846-8265/(66-81)809-6074
特別放送の 中で、反政府組織、反独裁民主主義同盟(UDD)が拠点としていたラーチャプラソン交差点に隣接する複合商業施設「セン トラル・ワールド」が、デモ中止に反対するUDDデモ隊により15時に放火された。デモ隊が消火活動を妨害したため、8階 部分まで火が達し、6時間が経過した時点でまだ消火できていない。このため、鉄骨が熱に耐えられない可能性も高く、 倒壊の可能性が出てきた。都庁ではセントラル・ワールドに近づかないよう市民に呼びかけた。
テレビ報道によると、タクシン派に放火されたクルングテープ最大級のショッピングセンター(SC)、セントラルワール ドが夕方から夜にかけ激しく炎上し、一部が倒壊。タクシン派はほかにも、ラーマ4世通りやディンデーン地区など20ケ 所以上で放火し、テレビ局チャンネル3があるラマ4世通りのマリーノンタワー、アソーク交差点の銀行支店など、日本 人居住地近くでも火の手が上がった。
セントラルワールドは欧米の高級ブランド、伊勢丹、紀伊国屋、多数の日本食店が入居するクルングテープのランドマー ク的存在で、建物前には高架電車BTSの線路がある。今回の火災が観光、交通やタイ人の精神面に与える影響は極めて大き い。
タクシン派が放火したのは他に、セントラルワールドに隣接する高層ホテルの センタラグランド、BTSサイアム駅前の巨大SC、サイアム・パラゴン、サイアム・スクエアの映画館、ラーマ4世通りのデ ィスカウントストアのテスコ・ロータス、バンコック銀行支店、タイ農民銀行支店、首都電力公社オフィスなど、戦勝記 念塔のショッピングセンター、センター・ワン、ディンデーン地区のバンコック銀行支店、セブンイレブン、バンコック 銀行のフアラムポーン支店、タイ証券取引所(SET)ビルなど。

炎上するタイ証券取引所(SET)ビル →

タクシン派は夜間外出禁止令が出た20時以降もクルングテープ各地で放火、銃撃を続け、被害が拡大。放火の標的となっ たバンッコク銀行は反タクシン派の黒幕とされるプレム枢密院議長と関係が深い。セントラル・ワールドを所有運営する セントラル・グループも反タクシン派と見られていた。
タクシンは首相在任中に職権を利用して不正に利益を得たとして、先月、裁判所命令で資産490億B(約1400億円)を没収 された。「今回の連続放火にはタクシンの意思が働いた。」という見方もある。
タイ地元紙によると、政府が夜間外出禁止令を発表後、シーナカリン通りにあるガソリンスタンドでは、市民が 石油を買い求め長蛇の列。これにより、一部のガソリンスタンドでは「ガソリンは完売致しました。明日以降の給油をお 願いします。」と掲げていた。
またパッタナカーン通り、スカーピバーン1、2、3通りのガソリンスタンドにおいても、市民が殺到しガソリンの売り 切れが続出。
法務省特別捜査局(DSI)は、「タクシン、UDD幹部のアディソン、ウィプータレーン、パーヤップ、自警団責任 者のアーリー等10人にテロ罪で逮捕状を取った。」と発表。
銀行などタイの金融機関とタイ証券取引所(SET)はクルングテープの治安悪化を受け、20日と21日、休業。
クルングテープのラチャダピセーク通りにあるSETビルやバンコック銀行の複数の支店はタクシン派の反独裁民主主義同盟 (UDD)に放火され、炎上。
デモ隊の一部暴徒化で入居する大型ショッピングセンターが放火さ れた「バンコク伊勢丹」は「被害状況さえ分からず。」(三越伊勢丹ホールディングス広報部)、営業の長期停止が避け られない状況。
三越伊勢丹HDのグループ会社が運営する「バンコク伊勢丹」は、周辺でUDDのデモ隊が座り込みを始めたため、04月03日か ら店舗を閉鎖。火災の報を受け、三越伊勢丹HDは、現地の従業員の安否確認に奔走。夜に「現地出向中の日本人社員6人 全員の無事は確認できた。」(広報部)という。しかし、治安部隊がUDDの占拠地に突入して以降は、店舗周辺に近寄るこ とができなくなったため、火災でどれだけの被害を受けたか分からない状態。
大手コンビニ「ファミリーマート」も夜時点でクルングテープ中心部の30店舗を臨時休業中。「治安が回復に向かうか分 からず、営業再開の時期は見通せない。」としている。また、JTBや近畿日本ツーリストなど大手旅行代理店はクルングテ ープツアーの取り扱いを中止。
三菱東京UFJ銀行などメガバンク3行は18日までにクルングテープ支店をそれぞれ一時閉鎖。トヨタ自動車や日立製作所な ど大手メーカーも、郊外に業務を移すなど対応に追われている。
タクシン派団体の反独裁民主主義同盟(UDD)の幹部が連行されて以降、UDD支持者らによる暴徒化が進んでいる が、都内ラーマ4世通りにある3チャンネルがUDD支持者ら数十人に襲撃を受け、放送中止に追い込まれた。
タイ地元紙によると、16時時点ではビルの一部に火が放たれ、社員は上層階に避難していた。20日01時30分時点で、放送 再開には至っていない。
「2ケ月弱に渡る赤服集会の長期化により、タイ東北部ブリラム県の観光業は大きな打撃を受けている。」とブ リラム県観光産業連盟のワサン会長が明らかに。
タイ地元紙によると、「現在ブリーラム県を訪れる旅行客はほとんどなく、旅行客数、宿泊予約率が通常期に比べ80%以 上下落している。」と説明。「世界各国がタイへの渡航注意喚起を行ったためで、多くのツアーやホテルの予約がキャン セルされたことによるものだ。」という。ワサン会長は、軍の強制排除には難色を示していたが、政府に早期の解決をす るよう要請。
タイ国内からTwtterとfacebookにアクセス出来ない状態が続いていたが復活。今回のUDDや、空港閉鎖に追い込ん だPAD共に、タイではtwtterやfacebookをつかった意見表明や意思表示等が活発に利用しており、それぞれのグループ内で はそれらのツールをつかって密に連絡を取り合っている。「今回の強制排除をうけ治安安定のために、政府が一時的にこ れらハブとなるサービスを遮断した。」との見方。
コープサック首相秘書官長、「政府がfacebookとTwitterをブロックした。」という噂を否定。「ハッカーの仕業 ではないか。」と述べた。
ルムピニー公園のルムピニー署側にある同盟の旧食堂用テント内で 26発のM79、約100発の手榴弾を回収。
23時クルングテープ都庁報道官は、「19日起きた放火事件が30件に上っ た。」と発表。
暴徒化したタクシン派UDDは北のディンデーン交差点、南のラーマ4世通りなどで次々と放火を重ねた。標的となったのは セントラル・ワールドと並ぶ巨大SCのサイアム・パラゴン、タイ証券取引所ビル、バンコック銀行の複数の支店など。テ レビ局チャンネル3があるマリーノンタワーやアソーク交差点といった日本人居住区の近くでも火の手が上がり、クルン グテープの空は黒煙に包まれた。セントラル・ワールドは夜になって激しく炎上し、建物が倒壊する恐れが出ている。ク ルングテープ都民はもとより、5万人ともいわれる在留邦人も夢想だにしなかった暴動炎上。これは反政府デモの終わり なのか、それとも内戦の始まりなのか。
最も被害の多かったのは銀行で16ケ所。このうち12件がバンコック銀行だった。バンコック銀行は2006年に起きたクーデ ターの黒幕とタクシン支持派が糾弾しているプレム枢密院議長に近いと見られているため、タクシン派の標的。
また、戦勝記念党に隣接するショッピングセンター「センター・ワン」も放火されたが、テナントの供述によれば、「大 勢の屈強な男が18時頃ごろ押し入ってきて、金製品など商品を強奪後、放火して逃走した。」とのこと。
バンコック銀行フアランポン支店の放火では、「犯人グループが消火班を銃で脅して、消火を断念させた。」という。
このほか、「サイアム地区では数ケ所が放火されたが、デモ中止に反対する者が暴徒化してサイアム地区に留まり、消火 活動を武力で妨害している。」
一方、法務省特別捜査局のタリット局長は、「この時期の放火および強奪はテロ行為とみなし、最高で死刑を適用する。 」と発表。さらに、「治安部隊は放火・強奪犯に対して銃を使用する。」と明言した。なお、放火については、「消火を 妨害する行為も重刑を科す。」とのこと。
24時時点緊急医療センターは、治安部隊によるタクシン派団体、反独裁 民主主義同盟(UDD)の強制排除にともなう死傷者は19日06時から24時までで死者がイタリア人記者ファビオ・ポレンギー (48)を含む7人、負傷者が81人だった。衝突が始まった13日からの累計は死者46人、負傷者約400人で、死者のうち治安 部隊は2人。



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