斜め上が好き~奥深いサブカル~
次回公演
cineman×原田ゆうコラボレーション
2016年7月21日(木)-24日(日)
八幡山 ワーサルシアター

兵庫県北部の城崎温泉―。
日本海沿いの山と川にはさまれた狭い土地に、小さな温泉旅館が肩を寄せ合い、
共存共栄の精神で1300年にわたって湧き出るお湯を大切に守ってきた、
まさに町全体が一つの旅館ともいえる温泉場。
その一角「るかわ旅館」の客室、「千歳」を舞台に、
奇しくも、ともに「日本の劇」戯曲賞の受賞歴を持つ二人の作家が、
同じセットだからこそ際立つ二つの異なる個性で、それぞれ新作を書き下ろし、
世界観も、出演者も、何もかもがまったく違う物語を、贅沢な二本立てにて上演します。
cineman渾身のコラボレーションです。




出演者の皆さんとは今回が全員初めましてで、いろいろ勝手な想像をしながら創作をします。
僕が魅力的に感じた彼らの身体や声や雰囲気が、
鈴木穣さんの人間関係の機微を真摯に追いまくる演出と相まって、
唯一無二な瞬間を生み出せるような、そんな台詞を書きたいと思っています。
温泉宿という共通設定も僕だけでは思いつかない場所だけに緊張を強いられています。
でも、楽しみです。

原田ゆう

https://sites.google.com/site/haradyna20/
玉川大学芸術学科、日本大学芸術学部の大学院で演劇を専攻。
卒業後、APE、ニブロール、群々などコンテンポラリーダンスの舞台に出演。2008年よりイデビアン・クルーに参加。
並行して劇作活動も続け、『見上げる魚と目が合うか?』で第18回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。
『君は即ち春を吸ひこんだのだ』が「日本の劇」戯曲賞( 文化庁・日本劇団協議会主催)2014最優秀賞を受賞。


観客の前で、とりどりに態度や表情を変える戯曲を書きたいとずっと思っています。
自分がこれまで心を奪われた作品はどれもそうでした。
天真爛漫さと老成が同居し、思わせぶりかと思えば、竹を割ったような物云いもする。
時には自分を特別に感じさせてくれ、時には負け犬であると突きつけられ、
構われてはほっとかれ、翻弄され、どうにも心を捉えて離さないわけです。
あ。例えばそれって誰もが知っている、まるであの人との出会いのような。別れのような。
つまりは、自分の道程がそこに在り、自分の感情が横たわっているような。

鈴木穣

cineman主宰。
2002 年「cineman」を旗上げ。以降、すべての作品で脚本・演出を担う。
その他、J.CLIPプロデュース、テアトル・エコー、芝居舎「然~zen~」、外部ワークショップ公演等にて脚本・演出多数。
『にわか雨、ときたま雨宿り』で、「日本の劇」戯曲賞( 文化庁・日本劇団協議会主催)2011最優秀賞を受賞。
俳優としても、燐光群、ラフカット、東宝芸術座、近松賞受賞公演、劇団印象-indianelephant-、劇作家協会ドラマリーディング等に出演。




 鈴木穣さんと原田ゆうさんが、演劇作品をつくるそうだ。場所は同じで、二つのお話。お二人は私の戯曲ゼミに参加されていて、まったく違うタイプだけれども、とても面白い戯曲を書くので、楽しみでならない。
 それにしても、なぜ、城崎の温泉が場所として指定されたのだろうか。場所の規定。それが、今回の、二人の演劇創作への態度表明なのだろう。
 城崎温泉にひかれる感情。その場所が二つのドラマを求めている。誰がどうして城崎なのか、なんてことは私には関心はない。関心があるのは、舞台に生まれる、一つの場所からの演劇の特異な時間と空間という劇のことである。
 上演が待ち遠しい。

松田正隆
(「マレビトの会」代表)


 原田さんの『君は即ち春を吸ひこんだのだ』を演出した。その縁で彼の他作品もいくつか読んだ。で、彼の「人間を描くスタンス」が好きだと思った。人間が「存在する」ことの危うさをちゃんと伝えてくれる。
 それでいて視線が批評的ではなく共感的である。ベタベタしていない人間肯定ってカッコいいと思う。さらに彼はお芝居ってものをよく知っている。たとえば登場人物すべてに見せ場を与えている。役者のモチベーションが上がるし演出家としては稽古がしやすい。これもじつは作劇における「技術」というもので、そういう意味でも彼の腕前は確かだ。もっと評価されてよい作家だと思うから、まずぼくが誉めてみた。

板垣恭一
(「日本の劇」戯曲賞2014最優秀賞作・演出)


 『日本の劇』戯曲賞を受賞した二人の劇作家、鈴木穣さんと原田ゆうさんがコラボレーションすると聞き嬉しくなった。どんなキッカケでそうなったのか知らないが、私はそこに何かの「えにし(縁)」を感じてしまう。何しろ演劇は様々な「えにし」が重なって出来ていると言っても過言ではないからだ。
 今回、それぞれが作品を書き鈴木さんが演出するという。二人の共通点は奇をてらうような演劇的仕掛けより「台詞、真っ向勝負」という点にある。今回のコラボレーションが二人の台詞にさらなる磨きがかかり、「えにし」がさらに広がることを期待している。

西川信廣
(公益社団法人日本劇団協議会会長、文学座)


チケット情報

日時指定 全席自由

前売り:3900円
当日:4200円
ペアチケット:7500円(前売りのみ・ご予約後の1枚への変更の場合は通常前売り料金となります)

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“カルテット・オンライン”でも受付中!

カルテット・オンライン

カルテット・オンライン
※ 2016年5月28日(土)12:00より
  ご予約開始となっております。



日程
2016年7月21日(木)〜24日(日)
  21日(木) 22日(金) 23日(土) 24日(日)
12:00 - - -
13:00 - -
14:00 - - -
17:00 - - -
18:00 - -
19:00 - - -
開場は開演の30分前になります。
各ステージ二本立て上演。「いつの間にかの、手」「るかわの砂漠」の順に上演します。
各作品85分程度。途中休憩15分あり。休憩込み、約185分を予定しています。
休憩時の退場は可能ですが、再入場はできません。
混雑時、または開演時間を過ぎてのご入場は、お断りする場合がございますのでご了承ください。
未就学のお客様の観劇はできません。

cinemanist
「いつの間にかの、手」
脚本 原田ゆう
「るかわの砂漠」
脚本 鈴木穣(cineman)
青木絵璃 秋山 静

石山優太

石嶌弘忠

加藤希美

石野理央
(大判社)

櫻井麻樹

上田うた

箱田暁史
(てがみ座)

高橋エマ
(石井光三オフィス)

宮坂公子

花島希美

山本瑛子

横山莉枝子
(てがみ座)

 

わたなべあきこ
(劇26.25団)

スタッフ
演出
 
鈴木 穣(cineman)

照明 若林恒美
音響 土屋由紀
舞台監督 齋藤英明
舞台美術 岡田志乃
演出助手 那波千惠子
宣伝美術 島 英紀 / ゆたか
企画・制作 cineman

協力

てがみ座 / 石井光三オフィス / 大判社 / 劇26.25団 /
公益社団法人日本劇団協議会 / 一般社団法人日本劇作家協会 /
マレビトの会 / 芝居舎「然~zen~」 / 株式会社ALBA /
オフィスチャープ / ツバメヤ合同会社 / 関山美穂子 / 他
劇場
八幡山 ワーサルシアター
住所:東京都杉並区上高井戸1-8-4 Toyaビル.3 B1F (京王線八幡山駅徒歩1分)
TEL.03-5357-8783(公演期間中のみ) ※2016年7月より変更となっています。