patagonia spring 2013

パタゴニア

 

 えっ?もう春なの?雪、たいして降ってないけど?

 今年は表日本と裏日本が入れ替わったように、関東で記録的な豪雪が降り、北陸はさっぱりだった。だいたいスノーシューを買った年は雪が少ない、というのがジンクスになってしまいそうな今日この頃である。
 関東の大雪は気の毒だった。普段雪の備えがないところで1mも積もれば、そりゃ全てが麻痺するよな〜。北陸で1m降っても、多少騒ぎにはなるだろうけど、多分学校も職場も、大半は通常運行は崩れないと思う。60cmくらいまでは日常的にあるわけだから。

 3月になってから思い出したように積もったが、3月の雪なんてたいしたことはない。積雪量もたいしたことないし、そもそもあっという間に融けるし。
 そんなわけで、まあ平日は雪がない方が通勤や仕事に楽なのでありがたいのだが、遊び的には物足りなかった今年の冬であった。

 というわけで、パタゴニアも春カタログを出してきた。物欲の春である。

 今年は久しぶりに、超々軽量ハードシェルを出してきた。スペクター以来かなぁ。
 アルパイン・フーディニ・ジャケットというのだが、防水素材は何とH2Noですらない。メンブレン貼り合わせの2.5レイヤー、としか表記されていない。耐水圧は10,000mmなんだそうだ。まあ必要最小限だがレインウエアとしては実用になる程度、といったところか。
 内ポケットに本体を収納可能なポケッタブル仕様なのだが(これはモンベルも見習って欲しい!)、カラビナの倍ほどの大きさにしかならない。

 チャリ用に超々軽量コンパクトなレインウエア、1つ欲しいんだよね〜。背中のポケットに入るくらいのやつ。
 これ、フルジップなんだ。チャリ用ならプルオーバーなら完璧だったのだが。極度の前傾姿勢ではフルジップは無用だし、プルオーバーにすればさらに10gは軽くなるでしょ?
 フードがヘルメット対応というのは素晴らしい。チャリ用でもフードが小さいとヘルメット着用では使えず、中途半端なんである。だったらフードも取っちゃったらさらに10gは軽くなるだろ?と言いたくなるんだ。

 この手の超々軽量コンパクトレインウエアでは、モンベルがバーサライトジャケットというのを出している。
 重量はアルパインフーディニの187に対してバーサライトは168g。ややモンベル優勢だが、サイズの違い(同じMサイズでもパタゴニアはモンベルより一回り大きい)を考慮に入れると、ほぼ同等か。
 防水性はモンベルが20,000mmでパタゴニアは10,000mm。モンベル優勢。透湿性はパタゴニアが公表していないため、モンベルの不戦勝。
 仕様的には、ポケッタブルなのはパタゴニアの方。モンベルはスタッフバッグ付き。超軽量コンパクトになればなるほど、着ているときにスタッフバッグをどこに収めておこうと悩むのは鬱陶しい。この手の超軽量ウエアはポケットがロクにないのでよけい悩ましい。絶対ポケッタブルにしてくれ!
 また、フードがヘルメット着用対応なのもパタゴニア。まあ登山用ならこの差はクライミングをする人以外は問題ないのだが、チャリ用では大きいぞ。
 最後に値段。パタゴニアはモンベルの倍以上。うーむ。

 あ、それとパンツをラインアップしているのはモンベルの強み。まあチャリ用だとパンツは良いかな、と思うが。どのみち登山用のパンツはチャリには通用しないから。

 他にも今季は軽量級のハードシェルを出している。

 リーシュレス・ジャケットというのが出ている。ゴアテックス・アクティブシェルという素材を使用しているウエアである。
 アクティブシェルって何さ?ゴア社のいつものやり口から邪推すると・・・

 聞くところによるとアクティブシェルのウエアはストームテストが課されないそうだ。
 ということはつまり、例によってメンブレンそのものは同じだという前提で考えると、いわゆるこれまでのゴア社が要求する「完全防水」を要求しない替わり、各メーカーの裁量をある程度認めて特長を生かした製品作りをして良し、というウエアなのではないか?
 ストームテストが課される限り、仕様的にはどのメーカーのどのモデルも似たり寄ったりのウエアにならざるを得ず、そうなると各メーカーのオリジナル素材で作られた自由度が高いモデルの方が魅力的になったりするわけだ。それをある程度カバーしようという戦略なのでは?

 リーシュレスはゴアテックス3レイヤーで371g。モンベルのストームクルーザーと比べるとまだまだ重いが、例によってサイズの違い、それにこちらはクライミング用途を考慮したヘルメット対応の大きなフードを持つことを考えれば、非常に接近してきた感がある。やればできるんじゃん。
 とすると、2.5レイヤーで383gのスーパーセルの立場が微妙になってくるのだが・・・

 というわけで、また表である。パタゴニアの軽量級ハードシェルの比較を。

 

モデル名 画像とリンク 素材 主な仕様 価格
 メンズ・アルパイン・フーディニ・ジャケット
(#85190)
不明
2.5レイヤー 

ポケッタブル
ポケット:内1
ヘルメット対応フード

187g

\24,150 
メンズ・リーシュレス・ジャケット
(#84940)
ゴアテックス
アクティブシェル
3レイヤー

ポケット:3
(腰2、胸1)
ヘルメット対応フード
ピットジッパー

371g

\48,300
メンズ・M10ジャケット
(#84171)
H2No
3レイヤー

ポケッタブル
ポケット:胸1
ヘルメット対応フード

230g

\52,500
メンズ・スーパー・セル・ジャケット
(#83821)
ゴアテックス
2.5レイヤー

ポケット:腰2
ヘルメット対応フード
タッチポイント
ピットジッパー

383g

\34,650

 

 

ウィメンズ・アルパイン・フーディニ・ジャケット(#85195)

ウィメンズ・リーシュレス・ジャケット(#84945)

ウィメンズ・M10ジャケット(#84176)

ウィメンズ・スーパー・セル・ジャケット(#83826)

 

 ウィメンズは赤でまとめてみた

 うーん、こうしてみると、何というか。もうスーパーセルなんて存在価値ないじゃん、とか思っていたが、こうしてみると安いんである。これは買っちゃうかも。リーシュレス欲しいな〜、買っちゃおうかな〜、でもちょっと予算オーバーだな〜、あれ?スーパーセルが安いじゃん、仕様もほとんど同じだし違いはパックライトか3レイヤーかだけか、ええい!スーパーセルを買っちゃえ!という図が目に浮かぶ。

 

 他に興味を引いたのは、フリースでちょっと面白いのが出てる。
 アップスロープというモデルなのだが、端的に言うとR1の街着バージョンという感じ。デザインは街着向きになっているのだけど、じゃあフィッティングはスリムフィットじゃなくレギュラーフィットにして欲しかった。

 

 ザックでも面白いのが出てる。
 アセンジョニスト・パックというモデルで、25L、35L、45Lの3バリエーションある。

 

 

 アセンジョニスト・パック 25L (#47960)

 \13,650

 アックスホルダー&ループ

 アセンジョニスト・パック 35L (#47995)

 \17,850

 アックスはポケット&サイドコンプレッションベルトで装着
 フレーム入り(取り外し可能)

 アセンジョニスト・パック 35L (#48000)

 \23,100

 

 

 どのサイズもカラバリはオレンジと白の2つ。白とは大胆な・・・
 いずれも1本締めなのだが、バックルではなくフックで引っかけるようになっている。また雨蓋も普通のザックのような大容量のヘッドではなく、最低限のモノしか入らないペラペラなものになっている。
 かなり思い切った造りだなぁ。確かにアタックザックとしてはシンプルそのもので使いやすそう。ハイキングでも割り切れば「これで十分じゃん」となる可能性は大とみた。
 ・・・何よりカッコいいじゃん。

 こういうシンプルカッコいいザックで、スノーシューを簡単に取り付けられるのを出してよ。
 とりあえず雨蓋の開きを逆にして、ディジーチェーンを前面の両端ギリギリの位置に着けてくれれば、後はユーザーの工夫で何とかするから。
 色はオレンジで。白は嫌。

 

 

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