九州・熊本の三井グリーンランド遊園地(以下、三井GL)では、毎春の催事として『こども博』が開催されます。期間は3月上旬〜6月下旬、例年107日間のイベント期間です。イベント内容は年毎に様々でして(2005年は、ウルトラマン・二人はプリキュア・三代目お猿の次郎の3タイトル同時開催!)しかしその中メインイベントとなるのは、期間中毎日上演されるステージショー・・ええ、毎日です。所謂『100日ショー』と呼ばれるこのステージ、2005年はウルトラマンが題材となりました。
今回驚かされたのは、春催事期間を前期・後期に分けて、異なるストーリーのショーを上演するという事。期間中に全4作の物語があるなんて、過去に無かった事なのでは?確かにこれまでも複数のストーリーが用意されていたのですが。
ショーの舞台となる三井GLイベント会場は屋外なのでバトルステージは青空の下、故に雨天時は使えず、別に雨天用会場とそれ用のショーが用意されます。また2002年以来、平日・休日で異なるストーリーが上演されるようになりました。期間途中でストーリーのマイナーチェンジが行われるという事もありました。
しかし、期間を分けて複数の舞台が見られる!これは初めての事でしょう。
非常に嬉しい反面、足を運ぶ回数が増えたりと何かと困る面もありました(^^;)
ここでは、三井GL2005こども博、『ウルトラマンメガフェスタ2005』
そのオープニングタイトル、『第一部 光の戦士VS闇の戦士 〜Nのスコア〜』
の紹介をしたいと思います。
ショー前にまずステージをチェックします。ショーステージを目の前にするとワクワクしてきます・・このステージの何処で何が起こるのか!?特に三井GLイベント会場は広く、ここに作られるバトルステージもとてつもなく広い!事前のチェックは欠かせません。
さて舞台を見渡すと、見慣れないものが・・過去の舞台に存在しなかったものが目に入ります。
ステージ左翼の最上部および階段の一部に手摺が取り付けられています。安全柵?しかし成人の腰よりも低い柵・・何故こんな、無粋なものを取り付けているのか??
また、今年のステージは偏った形状になっていました。バトルステージ中央に台地状の舞台・・これを『島』と称します。中央の島は幅を狭めて舞台左翼へ続き、そこからは段を重ねて高所へとステージが続く。(←この一帯に手摺が)右翼は広く開けて地面が出た場所=広場と、その中に浮かぶ(?)もうひとつの台地状の『島』。中央奥には最高所のステージも見えます。左翼は立体的ですが狭く、右翼に広いスペース。二つの島が相対する右翼が戦いの中心になると思われました。
そしてこのバトルステージ左翼後方に聳え立つ全高35mのウルトラマンのシンボル像。
2001年にも40mのウルトラマン像が登場しましたが、2005年のものはさらにパワーアップしています。
スペシウム光線の構えで片膝をついたウルトラマン、これで35mですから本物のウルトラマンよりもちょっとだけ大きいのだそうです。しかも丁寧な造型で、つま先まで念入りに作られています。この足元が地表からは見えないのですよ〜(>_<)そこで是非!こちらも三井GLのシンボル『大観覧車レインボー』に乗ってウルトラマン像の全貌を確認していただきたい。
前置きが長いですね(^^;)
ショーのスタートはお姉さんの御挨拶・・っと、その前に!休日スペシャルイベント、
『ナイトレイダーキッズだいぼしゅう!!きみもナイトレイダー隊員になって、ショーに参加しよう!』
の話を(^^;)
なんと、休日ショーでは毎回10名程度(児童とその保護者)の観客をショーに参加させるというのですよ。参加方法は簡単♪まずは隊員候補に申込みましょう(受付先着順)
各回のショー開始前に、隊員候補の子供達の過酷な(?)訓練タイムがあります。これをクリアした者だけが晴れてナイトレイダーキッズ隊員に任命されるのです。
過酷な(?)訓練内容は、スラローム走・平均台・マット運動・そして最後にかっこいいポーズを決めなくてはなりません←ココが最重要項目らしい(^^;)ショー参加可能な運動能力と、エンターテインメント性のチェックでしょう←んな大層なモンか?(^^;)
訓練メニューを終え、キッズ隊員とその保護者達はバックステージへと消えてゆきます。あとはショー開始を待つばかり。

え〜改めまして、『光の戦士VS闇の戦士 〜Nのスコア〜』開演です!
ショーのスタートは、MCのお姉さんの元気なご挨拶から。
お姉さんは、ここ三井GLにナイトレイダー九州支部が置かれたこと、また、これまでのウルトラ戦士達の活躍に感謝を込めて、光のシンボル像=ウルトラマン像を建設したことを紹介します。今日はココにウルトラ戦士を招いてお披露目を・・という計画。このためNR九州支部には特別部隊・キッズナイトレイダーが着任しております。NR九州支部岩山隊員に率いられたキッズNRが登場、会場の子供達も一緒に、元気な声で「ウルトラマ〜ン!」と呼び掛けます。
呼び掛けに応じ登場したのは、ウルトラマン・セブン・ティガの3戦士。ウルトラマン、セブンから感謝の言葉とメッセージ。ティガは傍の子供達に目を留め尋ねる「ココにいる子供達は?」
お姉さんが戦士達にキッズNRを紹介します。戦士達と子供達のふれあい、その中ティガが1人のキッズNRに声を掛ける「きみ、名前は?」自分の名を名乗るキッズNR。
ティガ「○○君(もしくは○○ちゃん)、そして会場の皆。もしも怪獣や宇宙人が襲ってきたときには、共に戦おう!」と語りかける。
なんとティガが僕の(もしくは私の)名前で呼び掛けてくれるのですよ!あぁ私もあの場に立ちたい!
・・話を戻して(^^;)
しかしココ最近、この三井GL近辺に不審な出来事が・・古代の生き物の痕跡、恐竜?古代怪獣??・・あるらしい。実は、この為にNRもウルトラ戦士達も警戒を強めているところだった。
しかし今日だけは、ウルトラ戦士と子供達が楽しく過ごす一日・・のはずだったのに。
「・・素晴らしいこの日に、何故我々を呼んでくれないのかね?ウルトラマン」
悪意を含んだ声が会場内に響く。と、怪獣達が出現!ミーモス・スコーピス・サドラ、そして観客の背後を襲うザラブ星人。
ウルトラマンがスコーピスを、セブンがサドラを相手にする。戦いの場の直ぐ近くに控えるNR隊員、ミーモスが彼らを認め襲い掛かろうとする。身を挺してキッズ隊員を守る岩山隊員。追いついたティガがミーモスを押さえ込みNR隊員から引き離すことに成功、そのまま対戦、ティガのゼペリオン光線が炸裂しミーモスが崩れ落ちる。
観客席を闊歩し怯える人々の表情を楽しんでいたザラブ星人だが、ウルトラ戦士達へ差し向けた怪獣があっさりと倒されたことに狼狽を・・いや、これは計算の内だったよう、不敵な笑いともったいぶった口調で「流石はウルトラ戦士!」
「目的は地球侵略か!」激しく詰問するウルトラマン。
「聞かなくても分るだろう?いつの時代も、闇は光を恨み、憎しみ、嫌い、戦ってきたではないか。今回も同じ事だよ。闇が光を襲う、地球を、そして人間を守る為に貴様等ウルトラ戦士は戦う。唯一つ違うのは・・今回は守れないのだよ、この地球を!」
ザラブ星人の言葉が終わらぬうちに、舞台上に横たわるミーモスの身体に異変が起こる。脈動する身体、むっくりと起き上がり後ずさり舞台後ろへと落ちる・・と、次の瞬間、飛び出してきたのはニセウルトラマンガイア!
「見るがいい、闇の奇跡を!」嘲笑と共に言い放ち、上段舞台で身を翻したザラブ星人もニセウルトラマンへと姿を変える。それだけではない、舞台各所から現れる、ウルトラマンシャドー・ニセウルトラマンダイナ・カオスウルトラマンカラミティ・セブンロボット・イーヴィルティガ。
「どうだね?続々と現れる闇の戦士のお味は・・」ザラブ・・いや、ニセウルトラマンの挑発、そして。
「紹介しよう!ビーストという新たな闇を与えてくれた、我らの神・・ダークメフィスト!」
舞台最上段に姿を現したメフィスト。高みから睥睨する、悪意に満ちた尊大な態度。メフィストの登場に称賛のまなざしを向ける闇の戦士達。
「奴らの光を全て吸い取れ、そしてビーストに波動を合わせ、新しい闇の戦士に生まれ変わるのだ」メフィストの命に、闇の戦士達は敵意と欲望とを剥き出しに光の戦士達に襲い掛かる。迎え撃つ光の戦士、ウルトラマン・セブン・ティガだが多勢に無勢、拘束されてしまう。
「光の時代は終わりを告げる・・」嘲笑するメフィストがあげつらう『地球人が持つ負の面=闇』それは、ビーストという闇がこの世を覆いつくす前兆なのだと予言する。
「さあ、ビーストよ!奴らの光を闇に転換するのだ!」闇の戦士達はどんな術を使ったのか?捕らえた光の戦士の身体から力を吸い取り、自らのものとする。闇の戦士達の仕事に満足し、立ち去って行くメフィスト。
光を失った戦士達、その意識朦朧とした身体に、ニセダイナ・ニセガイア・カラミティが追い討ちをかける。彼らを見送るシャドー・イーヴィル・セブンロボット、そしてニセウルトラマンが堪えられぬ笑いとともに言い放つ。
「光の力が闇の力に変わるとは・・素晴らしい!ビーストよ、感謝するぞ、全てが思いのままになる闇の力を与えてくれた事を!」
ビーストの力を得て闇の戦士が復活したのか、メフィストが闇の戦士の形をした人形を創り上げたのか・・人形?それでもこの闇の戦士達は、光の戦士と人間への激しい憎悪をたぎらせている。
「・・待たせたな人間、次は貴様等の番だ!」
人々へと狙いを変えて、4人の闇の戦士が観客席へ迫ってくる。
「俺が相手だ!」闇の戦士達の前に立ちはだかるNR岩山隊員。本部から届く指令、闇の戦士達にはビースト反応が、ビーストとくればNRが殲滅せねば!いや、岩山隊員にはウルトラ戦士達と子供達の危機を見過ごす気などなく、もとよりそのつもり。
闇の戦士達は面白い余興だ・・とばかりに岩山隊員をあしらう。しかし岩山隊員は意外にも大活躍!ディバイトランチャーが火を噴き、これにシャドーが倒れる!それまで余裕をかましていた闇の戦士だが、余興は終わりと、岩山隊員に向け光線を放つ!直撃は免れたのか、岩山隊員に怪我は無い〜NR隊員服スゴイ!〜しかし岩山隊員1人では如何ともしがたい。
そこに新たな指令「もう一体、ビーストがそちらに向っています。ひとまず退却して下さい」
別のビーストが!?そんな中で撤退することなど考えられない!しかし岩山隊員の言葉を遮る指令が希望をもたらす。「大丈夫です、もう一体のビースト反応は『彼』です」

華々しいファンファーレの中駆け出してくる『彼』・・ネクサス・ジュネッスブルーの登場!
右翼島上でネクサスJBと3人の闇の戦士が対峙、そこから瞬きする間もない連続攻撃!これをいなしてネクサスJBがジャンプ、バトルステージ中央広場へ降り立ちそこから闇の戦士へ向け光線・・クロスレイシュトロームを放つ。白煙の中に消え去る闇の戦士達。
ネクサスJBの活躍の前に、闇の戦士は倒れた!・・かに見えたが。
「ビーストの力を甘く見るなよ・・」不敵な笑いと共に響き渡るこの声は?ニセウルトラマンか!
「古い闇と新しい闇が融合しているんだ!急がなきゃ、大変な事になる!」闇の戦士達を追って駆けだすネクサスJB。・・しかし彼は、この時まだ気付いていなかったのだろう、闇の戦士達を操る者の正体を。
感謝の言葉でネクサスを見送るお姉さんと岩山隊員は、新しい光の登場に大興奮!
しかし闇の戦士達はいまだ健在。中でもあのダークメフィスト・・メフィストの干渉が闇の戦士を復活させ、光の戦士達の力を奪う事を可能としたのだから。
どうすればメフィストを倒せるの?不安げなお姉さん。岩山隊員が閃く、スペシウム砲だ!
光のシンボル像はスペシウム砲を撃つことが出来る。これならば闇の戦士達を倒せるはず。その起動方法を調べる為に、岩山隊員はお姉さんとキッズNRに後を託して退場。
不安な気持ちをぬぐってお姉さんが子供達を励ます。私達も一緒に戦う事が出来るかな?出来るはず!光のシンボル像を見上げて、スペシウム光線の練習しておこう!そう、みんなもスペシウム光線を打てるんじゃないかな!?
一度は姿を消した闇の戦士達が、新たな獲物を見つけたようだ。ステージに雪崩れ込んでくる闇・・ニセダイナ、ニセガイア、カラミティ。戦う相手は光の戦士・・ダイナ、ガイア、コスモス、ジャスティス。闇の戦士達の圧倒的な力の前に劣勢の光の戦士達。誰が誰を相手にしているのか?混沌とした乱戦、闇の戦士は手当たり次第に、光の戦士をその手に掛けてゆく。
カラミティがガイアを投げ飛ばす。宙を飛ぶガイアの身体、間一髪これを察した他の3戦士達がガイアの身体を受け止める。これを始めとし4人の戦士達が受ける大きなダメージ、翻弄され、バトルステージから追いやられてゆき、観客の足元に倒れ臥す。そこに襲い掛かる闇の戦士達は、眼の前の観客に誇示するように凄まじいパワーを見せつける。光の戦士達に飛びかかって馬乗りになったり、首を掴んで吊し上げたり、やりたい放題!闇の戦士達の力は尽きる事など無い様・・それもそのはず、戦う相手・光の戦士達から力を吸い取っているのだから。
さらに加わる光と闇の戦士の戦い、ウルトラマン・セブン・ティガVSニセウルトラマン・セブンロボット・イーヴィルティガ。その中、ウルトラマンがスペシウム光線を放とうと構える!が、その両腕から迸るはずの光が無い。スペシウム光線の標的とされたニセウルトラマンは、この事態を予想済み。面白がって両の手を広げて挑発する。
「貴様は光そのものを吸い取られ、得意のスペシウム光線が撃てないのだよ!どんな気持ちだ?ウルトラマン!」
闇の戦士達はウルトラマンを嘲笑い侮辱する。失われていく力、思い通りに動かない自分の身体に、愕然となるウルトラマン。
「光の国の戦士も、今ではただの宇宙人!ウルトラセブン・・地球を愛する光の戦士?貴様も今はただの宇宙人!」
罵るニセウルトラマンの積年の怨みか?まるで切れるように鋭い拳がウルトラマンやセブンを襲う。怨念ならイーヴィルも負けてはいない。ティガの首根っこを掴んでその顔面をこねくり回し拳を振るう。
「ティガ・・ティガ・・ティガティガティガ!!」吐き捨てるように繰り返すティガの名、それだけで深い怨みの叫び。
光の戦士達のピンチに、会場の子供達から声援が送られる。ガンバレー!!の大きな声援、これに力付けられた戦士達が再び立ち上がる。光と闇の間で相手を問わない乱戦、しかし光の戦士は闇の戦士達の分離を図り、各々倒すべき相手との戦いへ突入!ウルトラマンVSニセウルトラマン、セブンVSセブンロボット、ガイアVSニセガイア、コスモス&ジャスティスVSカラミティ、子供達の声援を得て光の戦士達の巻き返しが始まる。ティガ&ダイナ、二人が力を合わせてニセダイナを倒す!続けて二人はイーヴィルティガを挟みこれを討とうと・・・と、そこに響き渡る不敵な笑い。
「はっはっは!・・調子に乗り過ぎじゃないのか、ウルトラ戦士」
この笑いの直前、舞台にはネクサス・アンファンスが登場。闇の侵攻・・それは既にネクサスが危惧した事態に。闇の戦士達が得た新しい力・・光を吸収して闇の力に転換する能力・・をもった新たなる闇の戦士の誕生。眼前で繰り広げられる戦いに、手をこまねいて見つめるネクサス。
すると、眼の前の全てが凍りついた!?戦いの只中の戦士達・・光も闇も・・ネクサスを除く全員が動きを止める「どういう事だ!?」戸惑うネクサス。何者かが時間を操ったのか?誰が??・・戦いは光の戦士達の優勢になろうとする所だった・・そうです、闇の力の干渉です!!
「やっと会えたな。この闇に唯一対抗できる光を持つ戦士に・・ウルトラマンネクサス!」
仰々しく登場するメフィスト、バックを荘厳な音楽・・クラッシックの名曲『新世界』・・が飾る。ネクサスが立つのは右翼島上、メフィストはその後方から現れ、もったいぶった歩みでネクサスに近づきつつ話しかける。振り返り、メフィストの姿を認めたネクサスが応じる。
「メフィスト・・へぇ〜、生きていたんだな」ぶっきらぼうな、どこか他人事のような口振り。
「お前?・・違うデュナミストだな。ふん、だがネクサスに変わりは無い」
「そうかな?ゆっとくけど強いよ、俺は」うそぶくネクサス。自信の表れか、もしくは引く事が出来ぬよう、自分を追い込んでいるようにも。でもでも!『ゆっとく』とは如何なものか。

言葉を交わしながら距離を詰め、互いの力を量るように顔を突き合わせる両者。何ともいえない緊張感、観客も固唾を呑んで事の成り行きを見守る。
そして両者構えて・・メフィスト登場から流れ続けるBGM『新世界』、それが大きく転調するタイミングに合わせて始まるバトル!距離を置かないまま蹴りの応酬、メフィスト・ネクサス・メフィスト、と交互に振りあげる脚が相手の身体を際どい所で掠める。続けて拳を繰り出し・防ぎ・・『新世界』の調べにのって目まぐるしく変わる情景は、まるでダンスを見ているかのよう。恐ろしい緊張感をはらんだダンス・・これを見守る観客の心理も『新世界』の調べにあわせて緊張の度合いを増す。
戦いの果て、両者の手刀が交差する。満足げに掌を返すメフィスト、持ち堪えられずに島から転がり落ちるネクサス。
「なるほど、多少昔とは違うようだ・・」侮るような口調ながら、ネクサスの力を認めるメフィスト。
「ならば、こんなのはどうだ!」メフィストが手をかざすと、凍りついていた時間が流れはじめる。しかしそれは歪められたままで、動きだしたのは闇の戦士達のみ。バトルステージ各所で展開される戦いは光の戦士に有利に運ぼうとしていた・・その際どい所を脱した闇の戦士達は、睨めつける光の戦士の動かない身体に、ここぞ!と一撃を加える。反動を吸収して動かない光の戦士、それもそのはず彼らの時間は止まったまま。闇の戦士達は反応の無い相手をこれ以上は構わず、メフィストの命に従いネクサスへと照準を合わせ、一斉に襲い掛かる。
「力を受け継いだ事を、後悔するんだな!」高みの見物のメフィスト。
闇の戦士達の攻撃を受け止め、かわし、攻撃を返し、メフィストの元へ駆け寄ろうとするネクサス。
「力を受け継いだのは、生きた証をこの世に残すため!・・俺は負けない!!」
・・この台詞は耳に残りました。『生きた証』すでに過去形??
え〜余談。私、公演初日の3月12日に見に行きました。TV放送では、姫矢ネクサスの危機が続いていた時期です。新たなデュナミストについて事前に知らずに見た、新たなネクサス・・『受け継いだ』とは自らの選択であり、『生きた証』からある未来が予想される。新たなデュナミストのただならぬ運命を想像させられ、強く印象に残った台詞です。
「はっはっは!この状況で言う台詞では無いだろう!」言い捨ててその場を立ち去るメフィスト。去り際に再び手をかざし、全ての時間の流れを元に戻す。
と、自由を取り戻した光の戦士達の身体が跳ねる!何が起こったのか!?今まさに闇の戦士に一撃を加えようとしていた所に突然の衝撃!眼の前にしていた相手も忽然と消えている、動転する光の戦士達。再開された戦いの風向きは、完全に闇の戦士達の側に。打ちのめされ、押し切られ、ステージから光の戦士達が次々に消えて行く。
最上段ステージ、再び姿を現したメフィストと追いすがるネクサス、雌雄を決する戦いが繰り広げられる。
「より強い光を手に入れたか?ネクサス。だが、ビーストも新たな力を手に入れた事を忘れるな!」
豪語するメフィスト、言葉に違わずその力はネクサスを圧倒していく。
「ガンバレー!!」劣勢のネクサスに届け!と遠く観客席から大きな声援が送られる。
しかし、光の戦士を駆逐した闇の戦士達が観客席へ迫る。ニセウルトラマン・セブンロボット・イーヴィルティガ・ニセガイア・カラミティ・・人々を威圧し、人々がネクサスへ送る声援との間の障壁となり、そこから最上段ステージに向かって攻撃を放つ。
7人の闇の戦士からの攻撃にさらされ被る大きなダメージ、光を失い、もんどりうってステージから落下するネクサス「負けて、たまるかぁー!」と言葉を残して・・ついにネクサスも消えた。
人々は、光の戦士達を失ってしまったのでしょうか!?
「・・待たせたな人間。貴様らの微々たる力、我らが踏みにじってやろう・・」
光の戦士を支持した人々へ憎悪を向けてくる闇の戦士達。5人の闇の戦士は観客席へと雪崩れ込み、メフィストは最上段ステージに留まり様子を眺める。子供達が怯え逃げ惑う姿を面白がるように。
「・・どうしたらいいの?」今にも泣き崩れそうなお姉さん。精一杯の声援を送っていたキッズNR達も呆然としている。岩山隊員にこの場を任されたものの、力及ばず、光を失い消えてゆくウルトラ戦士達の背中を見送ることしかできない・・
そこにやっと帰ってきた岩山隊員、闇の戦士達の暴虐に驚き怒りが募る!が、キッズNRに今やるべき事を伝えねば!!
「君達の純粋な光が必要なんだ!」岩山隊員の言葉に勇んで立ち上がるキッズNR。岩山隊員はキッズNRとお姉さんも共に率いて光のシンボル像へ向う。キッズNR控え所からステージへ上がりシンボル像へと続く道筋・・ステージに取り付けられていた手摺はこの為の物でした!
しかし、NR達の動きに気付いたイーヴィルが後を追う。NR達の行く手を阻もう・・というより、NR達を追い立てること自体を楽しんでいるかのような足取りで。
『シンボル像のスペシウム砲を使えば闇の戦士達を倒せる』
最初に、岩山隊員が言っていましたね。そして調べた結果判明した、
『スペシウム砲の起動には、子供達の純粋な光が必要』
しかし闇の戦士・・メフィスト・・は先刻承知だったようです。
キッズNRを先導するお姉さんが驚いて叫ぶ「行き止まりよ!」シンボル像へ至る道は既に塞がれていた!闇の力による干渉か!?前進する事も出来ず後方からはイーヴィルが迫る!岩山隊員がイーヴィルに挑むが敵うはずも無く、NR達は狭い場所へ追い込まれてしまう。
「ふん、小賢しい虫けら共が!」嘲りの言葉と共にメフィストが合図すると、NR達が追い込まれた場所を鉄格子が塞ぎ、牢獄と化す!驚く隊員達、その表情を間近で楽しむイーヴィルが取り出したのは鎖、もったいぶった手つきで鉄格子の上に鎖を掛ける。拘束をより確かなものとするために・・心情を脅かす拘束感、囚われたNR達は人々への見せしめか。観客席では闇の戦士達が人々を脅かしている。全て思惑通りに運んだ事に満足するメフィストは、余裕をかまして高みの見物。
助けを呼ぶ子供達の声、これにいつもの如く応える光!!現れるウルトラマン・セブン・ティガ・ダイナ・ガイア・コスモス・ジャスティス・・しかしその姿にいつもの精彩さは無く、ある者は現れると同時に倒れ臥し、ある者は壁を頼りにようやく身体を起こす有様。
「私達は戦う・・君たちを、守る為に・・今はただ、それだけ・・」こう言いながらウルトラマンも倒れこんでしまう。
「はっはっは・・すばらしい絆だ」メフィストの悪意をこめた賞賛。光の戦士の無様な姿を嘲笑い、さらに追い討ちをかけんとする。
「いいだろう、ゲームをしようじゃないか!」
メフィストの合図、するとNR達が囚われた牢獄内に白煙が噴出す。この事態に光の戦士達の間に驚き・焦燥が走る!
「早く助けなければ煙に巻かれてしまうぞ。お前達の力、とくと見せて貰おうじゃないか!」
牢獄と光の戦士達の間に立ちはだかる闇の戦士達。メフィストも高所のステージから降りてきて、快楽を得るため戦いに参加する。
牢獄に駆け寄ろうとする光の戦士達、1人が闇の戦士に取り付き、その脇を1人が駆け抜ける・・と、直ぐ先で次の闇の戦士が待ち受ける。しかし光の戦士はその攻撃を掻い潜り、一歩、また一歩、助けを待つ人々の元へ向う。
ダイナが突破した!と思ったのもつかの間、目ざとく見つけたイーヴィルが追いすがる。ダイナの身体を壁に叩きつけ、蹴りつけ、闇の囲いの中へと引き戻す。
牢獄へと続く階段に陣取るカラミティ、階段に取り付いたウルトラマンを足蹴にする。横からコスモスの助け舟、その隙に階段を這い上がるウルトラマン、しかしコスモスはカラミティとイーヴィルとの二人からの攻撃を受け段下へ転げ落ちる。そしてウルトラマンもその足取りでは・・追ってきたカラミティに捕らえられ、打ち倒される。
助けを待つ人々がいる。だから、たとえその身に残る力が尽きようとしていても、戦い続ける、前へ進み続ける、、ウルトラ戦士達の壮絶なまでの姿に、言葉をなくして見守る観客。しかしお姉さんが声を張り上げます。
「皆の為に、私達の為に戦っているのよ!皆が応援しなくてどうするの!!」
堰を切ったように声援が湧き上がる!そして、その中に響き渡る声!この声は!?
「あきらめちゃいけない。君達のその光が、俺を何度でも立ち上がらせてくれる。負けない、絶対に勝つんだ!あきらめちゃいけないんだ!!」
舞台左翼端に火花が上がる!白煙の中から飛び出すのはネクサス・アンファンス!!
NR達が囚われた牢獄へ駆けつけ、掛けられた鎖を外して鉄格子を開き、皆を解き放つ!
「貴様、完全に闇に葬ったはずなのに!」予想外の出来事に、メフィストの苦々しい叫び。
ネクサスはメフィストへの憤怒も露に、握り締めた『鎖=拘束の象徴であるそれ』を宙に投げすてる。一瞬宙を泳いだ鎖は、次の瞬間激しく壁にぶつかり大きな音を立てる。ネクサスが叫ぶ。憤りや、諸々の激情を込めて。
「何度でも立ち上がる、そうやって明日を見てきたんだ!傷ついて倒れても心は折れない!ここにいる光の戦士達はそうやって戦ってきたんだ!闇がなくなるまで戦い続ける、俺達の持つ光の力は、こんなもんじゃないだろう!!」

なんとも鮮やかな場面!!登場から牢獄へと一目散に駆け抜ける、ネクサスのスピードときたら!一連のネクサスの動作・表情・台詞に乗せた動きは素晴らしい。この場面までの緊張を打ち破って、まさに快哉を叫ぶ瞬間です!
ネクサスに呼応した光の戦士達の動きも素早い!戦う相手を一気に押しやり盾となり、牢獄から逃れるNR達を守る。最前線で闇の戦士達を威圧する者・・セブン、ティガ、ジャスティス。NR達の行く先を導く者・・ウルトラマン。NR達の足元を見守る者・・ダイナ、ガイア、コスモス。
え〜余談。舞台上に設置された手摺、これ程無粋な物は無いと思っていたのですが、この一連の場面を見せられた後はとても愛しい物となりました。バトルステージ上は本当に危険な場所だと思います。そこに一般客を上げる事は、関係者にとって避けるべき事でしょう。何か起こったら!?このショーの間、スタッフの心は休まる時が無かったのでは。舞台上でNR達観客の近くにいるのはキャストのみ、彼らの緊張も大きかった事でしょう。しかしそれらを押して取り入れた効果は十分でした!!事故等無く期間を達成できた事に(できたんですよね!?)このショーに関られた人々への・・参加した子供たちへも・・賞賛と感謝の念に絶えません。
ちなみに。後期ショーでは、この手摺が取り払われています。NRキッズ参加は継続されていますが、あの高所のステージに上がる事はもう無いのです。
え〜話を戻して・・
「・・闇がなくなるまで戦い続ける、俺達の持つ光の力は、こんなもんじゃないだろう!!」
他の光の戦士達と共に、自をも奮い立たせんとするネクサスの叫び。頷き立ち上がった光の戦士達の気迫に、闇の戦士達は気圧される。光の戦士達は構えて光線を放とうと・・が、その両腕に宿るべき光はなく、身内に残る力もあまりに少なく、あえなく崩れ落ちる光の戦士達の身体。この様に、手を叩いて喜び、嘲笑を浴びせる闇の戦士達。
「消えて無くなれ!」メフィストの号令、僅かに残った光を消し去らんと闇の戦士達が放つ攻撃が幾重にも重なり、光の戦士達を襲う。衝撃が戦士達の身体を地に叩きつける。何度も何度も。それでもその度に立ち上がり、攻撃をかいくぐって闇の戦士達に向い歩を進めようとする。
この場面、右翼の島上に立つメフィストとその周囲に闇の戦士達、中央島には光の戦士達、と中央広場を挟んで両者が対峙している。その最前線に居合わせたティガとカラミティ。ティガは倒れそうになる身体をカラミティにすがり持ち堪える。カラミティは狼狽し、ティガの手を激しく振り払い腹を蹴り上げる!後ずさりしながら「何故だ!何故立ち上がれる!?」ティガにつかまれた所を強くはたくカラミティ。まるでティガに触れられた事が不快であるように・・光が触れた部分が傷むかのように。
何故だ!?その問いに答えるのはダイナ「絶対に、俺達は、倒れない!!」
闇の戦士達を見据える強い瞳。ダイナの言葉に力強く頷く、これは光の戦士達の総意。
「黙れ、黙れー!!」更に激しくなる闇の戦士達の攻撃。避けようも無く身体で受け止め、衝撃に身をよじる光の戦士達。
観客席からの絶えない大きな声援、それは光となって戦士達にふりそそぐ・・ついに声援を受け止め力とし、光の戦士達が再び構える!渾身の必殺光線炸裂!もんどりうって倒れる闇の戦士達。
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「光が、戻った!」感極まったお姉さんの声。
光の戦士達は、光線を放った自らの手をまじまじと見つめ、再び身体に満ちる光を実感する。
「光、これが地球を愛する魂の力」・・セブン
「ここにいる皆の力で、私達は救われた」・・ティガ
「僕達の光は新しく生まれたんですね、ウルトラマン」・・コスモス
「ああ、全てが光の絆で結ばれているんだ。そうだな、ネクサス」
ウルトラマンの呼掛けに、強く頷く事で応えるネクサス。闇の戦士達に奪われた光の力。しかし子供達の声援が新たな光となって、戦士達の身に宿ったのですね。
光の戦士達の光線に倒れた闇の戦士達が、再び立ち上がる。しかし光に満ちた戦士達に敵う者など無い!いよいよ決戦の時です!!光の戦士達は自分の相手を見定めまっしぐらに駆け寄る。光と闇、相手を定めて組み合うが、ココで一旦大多数が退場。後に残ったのは、ウルトラマンVSニセウルトラマン!右翼島上で睨みあう両者、一瞬の静寂の後繰り広げられる激しい攻防!
先程までの、多人数が繰り広げる場面と、ココから始まる一対一での場面とで、見劣りする事が全くない!あの広大なステージ上での個人戦ですが、人数ではない密度があります。ここまでに観客の気持ち・集中度が高められ、また、ようやく個人戦に集中できる!と期待感ともなり、しかもこの期待が裏切られる事なし!
え〜ここまでお付き合い下さって、お分かり頂けますでしょうか!?
御出演の皆様は、ほとんど出ずっぱりなんですよ。舞台からはけてる時間はホンの僅か。
その中で最後にこれだけのバトルをもって来るとは・・いや、舞台裏に思いを馳せてる暇なんてありません!
乱戦から続けて舞台上にとどまったウルトラマンVSニセウルトラマンの両者、切れ・スピードに衰えは無くきびきびとしたアクションが気持ちよい!決戦の最初を飾るに相応しいバトル!!ウルトラマンは長身で伸びやかな四肢の動きがとても綺麗でした〜♪接近戦から間を取りウルトラマンのスペシウム光線が炸裂!無念の形相で消え去るニセウルトラマン。見送るウルトラマンが強く拳を握る、勝利を確信したガッツポーズ。
代わって登場、中央島上でセブンVSセブンロボットの戦い。ロボットである偽者は疲れることを知らないかのよう、しかしこれを抱え上げて投げるセブン。パワフルな体形の両者のバトルは力任せな重量感あるものでした。最後はセブンの得意技・ワイドショットが炸裂!セブンロボットが最期を迎える。
「こっちを見て!」お姉さんの促す声に、光のシンボル像の方に視線を向けると。左翼上段ステージではすでに、コスモス&ジャスティスVSカラミティの戦いが始まっています!コスモス&ジャスティスの息のあったコンビネーション、ジャスティスがコスモスを投げる!(映画コスモス2参照?)最後は光線の応酬、押し負けたカラミティが白煙の中に消えてゆく。
「今度はこっちだ!」岩山隊員の声が観客の視線を中央部へと呼び戻す。中央島上に、ダイナ&ガイアVSニセガイア、そしてその前方でティガVSイーヴィルの因縁の対決!!
何が悔しいかって、なんでココが団体戦なのよ!見事なアクションが繰り広げられ、あっちこっちと目移りして決定的瞬間を見逃した〜!と何度胸をかきむしった事か、まったく。
TDGの攻撃に、次第に追い立てられていくイーヴィルとニセガイア。TDGは立ち位置を変え・・イーヴィルを追うティガが右翼島に上がり、ニセガイアを駆逐したダイナ・ガイアは中央島から華麗にジャンプ!距離をとる。そしてTDG・三者三様の必殺光線〜溜め、構えて発射〜の動きの美しいこと。
昂ぶったなかでふと、視線をNRキッズ控え所に向けると。キッズ達も大興奮!立ち上がって応援し、共に光線ポーズをとったり、それが決まった時にMCのお姉さんがタッチ!で称える。時に闇の戦士達に怯えながらも、彼らは戦いに最も近い場所で踏ん張っているのです。この子達の姿にも、感動させられました〜!
さあ、最後を締めくくるのは、ネクサスVSダークメフィスト。取っ組み合い、戦いながら右翼に現れた両者、 動きを止める事無くアクションの連続、ステージの段差を活かした思わず息を呑むネクサスの連続回し蹴りが冴える!そのダメージで膝をつくメフィスト。この間にネクサスは飛び退り奈落へと消える!次の瞬間現れた姿は、ネクサス・ジュネッスブルー!
ネクサスJBは中央島上に駆け上がる。右翼島上のメフィストと相対する位置。立ち上がったメフィストもネクサスJBを睨めつける。視線が火花を散らしているかのような両者の緊張感。
その背景を印象的なメロディが飾る。静かだが激しい歌詞を持つ、楽曲のタイトルは『Scorpio』
緊張を破ったのはメフィスト・・姿勢を保つことが出来ず倒れこむ。光の戦士から力を奪い取ることが出来ない今、ダメージの回復は見込めない。
一方のネクサスJBには、観客から大きな声援が送られる。受け止めた力の大きさに、身じろぐネクサスJB。両腕を交差し十分な溜めから光線を・・アローレイシュトローム・・を放つ!対岸のメフィストめがけて火花が走る!反動がメフィストの身体を壁際まで吹っ飛ばす!!

各々の戦いにけりをつけ、ネクサスの応援に駆けつける光の戦士達。倒れ臥すメフィストを見つめる8人の瞳。這い蹲るメフィストがやっとの思いで顔をあげ問う。
「・・何故だ?何故光の力ばかりが!」
「お前は何もわかっちゃいない。力は振り翳すものじゃない、かけがえの無いものを守る為に使うんだ!!」
ネクサスJBの応え、さらに自らに問いかけるメフィスト「・・カケガエノナイモノ?」
小刻みな震えと小さな笑い声、それが呵々大笑に変わる。
「・・はっはっはっ!そうか、解ったぞ!」ウルトラ戦士達を罵って続くメフィストの言葉。
「かけがえの無いもの、それは貴様らがもがき、苦しみ、絶望の果てに消える瞬間!儚くも綺麗なその瞬間こそが、私にとってかけがえの無いもの!はははっ・・」メフィストの狂態に一同呆然、ウルトラ戦士も観客も共に。
「・・狂ってやがる」一言やっとダイナが発する。
「ビーストよ、古代に死に絶えた肉食獣に更なる力を授けたまえ!そして、我と同化せよ!」
まるで夢うつつのメフィストが、両腕を掲げて何者かに乞う。
「止めろ!これ以上闇を求めれば、お前の身体が・・」ウルトラマンの制止が、メフィストを抑えていた最後のタガを外したのか!?激しい動作で振り返り、言い募る。
「もう何も要らん!知性も、感情も、何も要らん!!・・求めるのは全てを破壊する力のみ!」
メフィストがその身内に残る力を解放したのか、その身を捧げたのか、、、
ビーストの力を得て現れる、巨大な獣・・ビーストティラノ!!
ビーストティラノの発する衝撃波が、ウルトラ戦士達を翻弄する。
「これが、ビーストの力!?」・・ジャスティス
ビーストの強大な力に、焦燥の色を深めるウルトラ戦士達。
一方メフィストは、ビーストティラノに向い愛おしそうに腕を伸ばす。ビーストに何かを求めているのか、この身体を喰らえとでも望んでいるのか。
「なんて強さなんだ!僕達の攻撃が効かない!」・・ガイア
「私達の、全ての力を終結するんだ!」ティガの言葉に、8人の戦士が同時に構える。各々の必殺光線が炸裂!これに気付くのが遅れたメフィストは避けようも無くその身を散らす・・
しかし、ビーストティラノには効かない!逆に更なる衝撃波を放たれ、ウルトラ戦士達はもんどりうって倒れる。
ネクサスの力もそろそろ限界に?ジュネッスブルーの姿からアンファンスへと変わる。おぼつかない足取りながら、周囲を気に掛けるネクサス。見回した他のウルトラ戦士達のダメージも可也のもの。このままでは・・
ネクサス「皆の・・皆の光を集めるんだ!」一目散に駆け寄った先は観客席、眼の前の子供達に訴える「一緒に闇を倒すんだ!この手で地球を守ろう!!」
気付いたウルトラマンも後を追って観客席へ、子供達とウルトラ戦士達に気合のこもった指示が飛ぶ!「みんな、合体光線だ!」
ウルトラマンが取るポーズは、スペシウム光線!観客席に向かいネクサスとウルトラマンは、スペシウム光線を撃つよう促す・・子供達と視線を合わせて頷いて。スペシウム光線!それなら任せといて!最初に、お姉さんと練習したんだ!
バトルステージ内の戦士達も観客席に向ってポーズとる、観客席の隅々にまで伝わるよう、一人々々と視線を交えて訴える。観客席のお父さん・お母さん方も子供さんを促して・促されて?一緒にスペシウム光線ポーズをとっています。素晴らしい光景!
子供達に訴えるウルトラ戦士達それぞれが個性を見せる・力強く・優しく、中でもダイナ!彼からは眼が離せません♪

お姉さんが促す。まずはウルトラ戦士にパワーを送ろう!大きな声で「光よーー!!!」
子供達の声援がウルトラ戦士達に降り注ぐ、その大きなパワーに身じろぎし、しかししっかりと受け止め、両の腕に込めて光を放つ。8人のウルトラ戦士と、観客と・・子供達だけで無く、お父さん・お母さん達も一緒・・一体となった合体光線!!
ビーストに通じるのか?固唾を呑んで見守ること数秒、この間、揺るぐことなく、更なる力を加えてスペシウム光線を放ち続けるウルトラ戦士達・・長い緊張をビーストの断末魔の叫びが切り裂く!大きな火柱が上がると同時に消え去ってゆくビーストティラノ!しかしビーストが消えた先を油断無く見つめる戦士達・・いや、大丈夫!この場に満ちていた邪悪な気配は消え去った!
「やったぁー!」皆の力でビーストに打ち勝った!喜びの声を上げるNR岩山隊員とお姉さん。
観客を称え、また最前線で頑張ったNRキッズ達を称える。そこにやってくるネクサス。
NR達と視線を交わし、キッズ達を称えて右手の親指を立てる、その面は穏やかでとてもよい表情をしていました〜本当ですよ。
「終わったのか・・?」過去に類を見ない過酷な戦い、その終息が信じられないように、セブンがウルトラマンに問いかける。
「あぁ・・。私達は守ったのだよ、かけがえの無いものを」応えるウルトラマン。一同を包む安堵の空気。ウルトラマンが続ける「ネクサス、ありがとう。君の力が無かったら・・」
・・しかしその言葉は止まってしまった、ウルトラ戦士達が感じる、不穏な気配の為に!!
「なんだ!?これは」・・コスモス
「ビースト・・メフィストが生きている!」いち早くメフィストの存在を察知するネクサス。決意も新たに、メフィストとの決戦に赴かんとする。共に戦う!と、協力を申し出るコスモスやジャスティス。しかししかし、新たな危機はココだけではなかった!NRが察知したのは、新たな怪獣や宇宙人たちの出現、それも『ポイント1・5・7・4』・・また多くの戦いが繰り広げられるのか!?
「ココは大丈夫、これは俺の使命だから」メフィストを引き受けるネクサスを残し、他のウルトラ戦士達は向う。今日のこの戦いも、多くの戦いの中の一つでしかないのか、それを終えても休む間もなく次の戦いが待っているのか・・
ウルトラマン「・・ネクサス、そして人々よ、私達は一人ではない。地球と共に生きる仲間だ。・・行こう、それぞれの戦いの場へ」
「ネクサス、ココは頼んだぞ!」コスモスが拳を突き出しネクサス励ます。そのコスモスの拳に、自らの拳を触れ合わせ、ネクサスは駆けだす。
残った7人の戦士がいつものポーズ、その姿にお姉さんが約束します。皆も共に戦い続けることを!そして全ての光の戦士達が消えたバトルステージ・・・

と、息を継ぐ間も無く最高所のステージに現れた姿!ネクサス・ジュネッスブルー!!
「出て来いメフィスト!俺は、ココにいる!」
そのステージの影から突き出される腕、まるで這い出るようにおどろおどろしく、メフィストが姿を現す。その姿を認め油断無く構えるネクサスJB。睨みあう両者、幾度と無く繰り返された場面がまた、始まる。メフィストの力は完全には回復していない、しかしそれはネクサスJBも同じか、激しい攻防の合間には膝をつき、互いに決め手に欠ける状態。
メフィストの鋭いキックがネクサスJBを襲う!お返しにネクサスJB渾身の拳がメフィストの面にヒット!荒い息のネクサスJBに掴みかかり、首を締め上げ観客に見せ付けるようにして、言い放つメフィスト。
「戦いは終わらない!新たなビーストが地球を襲う、闇が無くなることは無いのだ!」
メフィストの言葉に惑わされる者は居ない。ネクサスが人々を信じる言葉、これに応えるように子供達の声援も止むことがない。力づけられたネクサスの雄叫び!
「俺も、お前を倒して、迎えるんだ!明日をーー!!」
これが本当に最後!ネクサスJBの飛び後回し蹴りが綺麗に決まった!!バランスを失い、もがきながらステージの奈落へと墜ちていくメフィスト。そしてまだ追い続けるのか!?ネクサスJBは観客へ向き直り、一度大きく頷く、そしてメフィストの墜ちた先を見据えて躍り込んで行く・・・
最後にネクサスは言いました『明日を迎える』・・さて、ネクサスの行く手、最後に待ち受けるものは何なのでしょうか?明るい結果であると信じて、が、もしかしたら・・・最後まで見届けて、快哉を叫びたいものです。
三井GL イベント会場バトルステージ・・・
ここにウルトラが掛けられる日を、首を長くして待っていました。それが叶った!これ以上は待てない、初日に行かずには居られなくって・・さて、その後どうなるかな?と不安もありました。
結果・・面白い!繰り返し見たくなるステージにとても嬉しくなりました。
ここまで長々と書いていますから、感想を別に書く必要はないでしょう。上記レポートの中に挿むのが難しかった事項のみ、以下にあげておきます。
腑に落ちなかった最大の事項・・スペシウム砲とは何だったのか?最後の合体光線がスペシウム砲と同じ力になった!?そういう説明はないのですが、そう解釈して良いのでしょうか。まぁ、この三井GLで見るショーはあまり小難しい事は言いっこなしにした方が良いのです。観客が楽しいと感じる!!もうそれで十分。
何度も繰り返しますが、三井GLバトルステージは広い!その広さを持て余すことなく隅々まで使った構成がお見事!!最初に怪獣数体が出ましたが、全編を通して舞台に登場するのはウルトラ戦士のみ・・と言って良いでしょう、最後のビーストティラノさんは作り物です。体長8mだとか。この広い中に、人間大のキャラクターが動くのみ・・過去のステージと比較して見劣りするのでは?と勝手に危惧していたのですが、いやもう、全くの杞憂でした。
この広さに負けないよう、登場人物達の出はけや移動は最後まで気を抜くこと無く全力疾走!見ていて気持ち良かったのですよ〜
ただ、初日は動き面への不満を覚えました。今さら上げたく無いのですが、敢えて。
アクションに緊迫感が足りない。二者の間でのタイミングのずれや、両者間の過剰な間合、これが間延びした印象になりました。いくつかの台詞の場面で、それを発しているはずのキャラクターが的確な動きを見せなかった事。特に多人数の場面では、誰が喋っているのか?一瞬では解りません。いや、誰の言葉かは判るのですが、それを発している姿を視認できないのです!あの広いステージに散らばっている状態じゃ!声を当てている御方々の熱演が、それは素晴らしいものでした。これを活かせるように、キャストの御方々も構想を練って動いて下さい!キャストが十分な動きを見せれば、観客の視線はそこに注がれます。そして声とキャストの熱演がシンクロするのです。
・・と、初日観覧時に感じた不満。
後日見に行くと、これら不満は消し飛びました!各場面・台詞の無い場面も、何かを表現し伝わってきて、十分な満足感を得られました。
叶うことなら、初日から完璧!なステージが見たいですね。しかしショーは生き物・・だとか。変化し成長を遂げる、その過程見ていく事もショーを楽しむ要素なのでしょう。
それぞれの場面に当てられる楽曲が良かったです。
本レポの中で具体的にあげた楽曲のタイトルは『新世界』『Scorpio』の2曲です。他にウルトラ関連の曲も多数ちりばめられておりました。ウルトラマン・セブン等々、各人の見せ場はそれぞれの曲が飾り、その的確な選曲のセンスとともに、使用する尺もお見事!
芝居・アクションの場面毎の切り替えと音楽の切り替えが絶妙なシンクロをみせて〜例えば、『ガイアノチカラ』のワンフレーズだけ!その間に台詞と芝居とが、急いたことも間延びすることも無く見事に収まっている!とか〜ステージの間中、耳でも非常に心地良い思いをしました。
春催事開幕当時のネクサスのOPテーマ『英雄』が合体光線の場面を盛り上げ、EDテーマ『飛び立てない私にあなたが翼をくれた』は最後のネクサスJBとメフィストの決戦の場面に使用され、耳に馴染んだ曲はネクサスとメフィストの対話を遮ることも無く、ほぼワンコーラスが流れて、物語を結ぶ。TVのエンディングを見ているようにも錯覚しました。
・・さて、三井GL2005こども博のオープニングを飾ったこのステージは、4月24日をもって終幕しました。今は後期ショーの期間です。さぁ、こちらはどんなステージなのでしょう??
興味が湧いた御方は、是非ご自身で確かめに来て下さいませ。
*なお、イベント中駅舎にも写真をお寄せいただいております→こちら (C)2004円谷プロ・CBC/円谷プロ ☆レポート作成・ハーフムーンさん(05.05.05up/06.04.03写真追加)
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