水鳥のページ


写真:井の頭恩賜公園の水鳥(1997.12.14)

私は水鳥が好きで、よく井の頭公園に行って、水鳥に餌をあげます。パンなどをあげながら、自分でも結構食べてしまいます。
このページでは、吉祥寺の駅から歩いて数分の所にある東京都立井の頭恩賜公園の水鳥を中心に紹介します。井の頭公園には有料の自然文化園もありますが、ここで紹介するのは、無料で見られる自然の水鳥たちです。冬の池は、本当ににぎやかになります。冬鳥の去った後には、残った水鳥たちのヒナが見られます。


カルガモ(軽鴨)


写真左:カルガモの親子(1997.4.26)/中央:カルガモのつがい(1996.3.31)/右:飛ぶカルガモ(1996.5.18)

カルガモは、一年を通して井の頭公園の池にいる水鳥で、水鳥の少ない夏には最も目立ちます。正確にはわかりませんが、50匹位は住んでいると思います。中には、私の顔を見てすぐ前の手すりまで餌を貰いに飛んでくるカルガモもいます。

 

バン(鷭)


写真左:バンの成鳥(1996.10.19)/中央:バンの家族(1997.4.30)/右:バンの幼鳥(1996.10.19)

バンは、黒い体に赤いクチバシが特徴です。カモよりは3まわり位小さくて、スリムです。97年の4月と5月には井の頭公園で子育てが見られました。親のバンは、エサを与えるだけでなくて、カラスやヘビやネズミや他のカモを追い払うのに大変そうでした。中央の写真のように生まれたてのバンは成鳥のように黒くてクチバシが赤いのですが、2カ月もたたないうちに右の写真のようなうす緑の幼鳥になります。でも、6月から9月頃までは井の頭公園から見られなくなります。どこかに避暑にでも行っているのでしょうか?パンも食べますが九官鳥のエサを投げると好んで食べます。 バンは、残念ながら、1998年の秋には1匹も姿を見せていません。

 

オオバン(大鷭)


写真:オオバン(1998.10.25)

バンがいなくなった井の頭公園にやってきたのが、1羽のオオバンです。1998年の10月17日頃に初めて見ました。上野の不忍の池や石神井公園ではみかけましたが、井の頭公園で私が見るのは初めてで、大変な珍客です。オオバンは、くちばしの上が白くなっているのが特徴です。バンと同様に、首を縦に振りながら泳ぐので、カモでないことは、遠くから見てもわかります。また、時折、水の中に潜ったりします。パンは食べますが、九官鳥のエサは何故か食べませんでした。

 

オナガガモ(尾長鴨)


写真:オナガガモのつがい(1996.5.4)

オナガガモは、オスの黒い尾が長く出ているので、こう呼ばれています。エサを持って水辺に手を出していると、くわえて持っていきます。けっこう愛敬のある顔をしています。
冬鳥で、9月の終わり頃に先頭が北の方から戻ってきて、3月頃に北の方に飛んで行ってしまいます。井の頭公園では、オナガ゛モの数が一番多いです。

 

カイツブリ(鳰)


写真左:秋のカイツブリ(1996.10.26)/右:カイツブリの親子(1996.5.10)

カイツブリは、一年を通して井の頭公園の池にいる水鳥です。数は多くないのですが、あまり人を怖がらないし、チョコマカ動き回って、結構目立ちます。でも、春は浮き巣に他の水鳥が近づくと、潜って下から突ついて追い払ったりもします。
特徴は、高い声で良く鳴くことと、水中を空中を飛ぶように潜って泳ぐことです。 でも、飛ぶのを見る時は、いつも水面すれすれで、ほとんどが数メートル程度です。飛ぶと言うよりは、水面上を走っていると言ったほうが正しいかもしれません。大空を飛ぶところは、見たことがありません。チャームポイントは、目玉の中の点です。食パンは小さく切って沈むようにつぶしてあげると良く食べます。でも、カイツブリは、池を泳いでいる小魚を好んで食べます。
右の写真は、カイツブリの親子です。子どもはぬいぐるみのようで、結構かわいくて公園の人気者です。

 

オシドリ(鴛鴦)


写真:オシドリのつがい(1996.5.4)

オシドリも、一年を通して井の頭公園の池にいる水鳥だと思います。オスは、秋から春まではハデハデな色をしています。夏は、メスとほとんど同じ柄に衣更えします。
この水鳥は、比較的ものおじしなくて、マイペースな性格をしているようです。あまり人を怖がらなくて、人がいても良く岸辺に上がっています。私の手のひらの上のパンを取りに歩いてくることもあります。でも、優雅に泳いでいるときは見向きもしません。井の頭公園ではオシドリ千羽計画を行っていますが、1996年頃は数十匹位いたオシドリですが、1998年には10匹位にまで減っています。

 

カワウ(川鵜)


写真左:カワウのつがい(1996.5.18)/右:頭を出して泳ぐカワウ(1996.5.18)

カワウは、上野の不忍の池など、いるところにはたくさんいるようですが、井の頭公園では、1匹か2匹がいるだけです。でも、真夏は、あまり見かけません。水に良く潜るためか、浮かんでいるときも、首と背中が水面に出ているだけです。この鳥は、魚にパンをあげていると、集まってくる魚目当てに近くに来ます。上野にはパンを良く食べる人なつこいカワウが1匹いましたが、井の頭公園のカワウはパンには興味がないようです。

 

マガモ(真鴨)


写真:マガモのつがい(1996.10.24)

マガモは、冬は数組みのつがいが井の頭公園の池で見られます。夏は1匹か2匹が見られるかどうかです。夏は、避暑に行くのがめんどうなマガモのオスが、カルガモのメスと仲良くなっていることもあります。
マガモは、夏の間は、池を泳いでいる時間より休憩やお昼寝をしている時間が長いおうちゃくな鴨です。マガモは、他のカモにも一目おかれています。マガモが一声出すだけで、カルガモも近づきません。エサの争奪戦では、強い方からマガモ、カルガモ、オナガガモ、オシドリ、カイツブリの順になっています。でも、私は、なるべく均等にエサを食べられるように、パンをあげています。

 

コサギ(小鷺)


写真:飛んでいるコサギ(1996.10.19)

コサギは、井の頭公園では、昼間は神田川の上流でエサを採りに行っているようで、たまにしか見ることが出来ません。それに人からけっこう離れた所にいるので、写真ではほとんど小さくなってしまいます。上の写真は、たまたま近くに飛んできた時に写したものです。でも、夕方になるとどこからとも無く1匹2匹と集まり20〜30匹のコサギが一旦池にある小さな島に集まって、またどこかに飛んでいってしまいます。私は、コサギの舞うような優雅な飛び方が好きです。コサギは、シラサギと言ったほうが、馴じみがあるかもしれません。

 

キンクロハジロ(金黒羽白)


写真左及び右:キンクロハジロ(1996.10.19)

キンクロハジロは、目が金色で頭が黒で羽が白いので、こう呼ばれています。キンクロハジロは、冬鳥です。10月頃に久々にみると、とてもなつかしい感じがします。キンクロハジロもパンが大好きです。オスには、頭の後ろに長い冠羽があります。右の写真は、たぶんメスなのだと思います。

 

ホシハジロ(星羽白)


写真左及び右:ホシハジロ(1996.10.19)

ホシハジロも、冬鳥で、10月から3月頃までの間井の頭公園でみることが出来ます。やはり、久々にみると、とてもなつかしい感じがします。ホシハジロもパンが大好きです。たぶん、左の写真がオスで、右の写真はメスだと思います。ホシハジロとキンクロハジロは、何かと良く似てています。

 

ゴイサギ(五位鷺)


写真:夕方活動を始めたゴイサギの成鳥(1999.12.29)

ゴイサギは、井の頭公園に、数羽住んでいます。夜行性なので、昼間は七井橋の北側の小さな島でのっそり日光浴をしていることが多いです。でも、人が近づけない所にいます。幼鳥は薄茶色をしていますが、成鳥は青味がかったグレーと白のなかなかモダンな柄をしています。幼鳥は、昼間も結構動いています。ゴイサギは寝ている時は縦になっていて、動いている時は横になる不思議な鳥です。

 

ハシビロガモ(嘴広鴨)


写真:ハシビロガモ(1996.11.9)

ハシビロガモは、1996年から1997年にかけての冬には、井の頭公園では比較的珍しくて、1匹か2匹しか見られませんでした。 1年後の1997年から1998年にかけての冬には、数十匹に増えました。大半は池の中央の人から最も離れた所にいるので、人に馴れていないのかもしれません。でも、何匹かは、近くにパンを貰いに来ます。ハシビロガモは、クチバシが長くて上から見るとクチバシの先の方の幅が広くなっているので、こう呼ばれています。

 

ユリカモメ(百合鴎)


写真:ユリカモメの幼鳥(1996.11.9)

ユリカモメも、冬になると上野の不忍の池にはたくさん来ます。周回しながら何度もエサを空中キャッチするユリカモメや手で持っているパンを直接加えて行くユリカモメもいました。でも、井の頭公園ではけっこう珍客で96年11月初旬から翌年の1月頃までの間に1匹か2匹見られました。1998年の1月は雪の積もった日には、6匹も来ました。
カモメは、私の大好きな鳥の一種です。眩しい太陽と青い海と白い雲にカモメはすごく似合います。カモメの声ものどかに感じられます。でも、井の頭公園に来るユリカモメは少し場違いな感じもしますが、私はたくさんパンをあげます。

 

コガモ(小鴨)


写真:コガモのつがい(1996.11.9)

コガモは、普通の鴨より2まわり位小さい鴨です。福島県に行った時にはたくさんいましたが、井の頭公園では珍しいカモです。96年11月9日に、オス1匹とメス2匹が見られました。ちょっと目を離した時に、どこかに行ってしまって、少し残念でした。でも、97年3月にもたぶん同じオス1匹とメス2匹が来ました。私のすぐ近くにしばらくいて、たくさんパンを食べました。ずっと気にしていたので、この時はとても嬉しかったです。4月には、別のコガモのつがいが2組見られました。1998年1月には、神田川の上流で10匹位のコガモの群れを見ることができました。

 

ヒドリガモ(緋鳥鴨)


写真:ヒドリガモ(1997.10.10)

ヒドリガモは、上野の不忍の池にはたくさんいるのですが、井の頭公園では珍客です。私は、これまでにたぶんこの1匹しか見たことがありません。パンは良く食べます。



<コラム1> 上野の水鳥と井の頭公園の水鳥

井の頭公園と上野の不忍の池は、両方とも東京の都市部にある公園ですが、訪れる水鳥の種類はけっこう異なります。冬の井の頭公園の水鳥としてはオナガガモがほとんどなのですが、冬の不忍の池ではオナガガモもいますが、キンクロハジロが一番多く次がホシハジロです。
井の頭公園の池は冬でも豊富な湧き水で氷ることはほとんどないので、少し温かめの好きなオナガガモが多いようです。一方、不忍の池は冬になると厚い氷の張るところも多く、寒さに強い水鳥が多いようです。不忍の池には真冬になるとワシカモメまでやってきて、氷の上を滑りながら投げたパンや豆の争奪戦に参加してくれます。これは、水温の問題ばかりでなく、不忍の池が比較的海に近いからなのかもしれません。
全体的に不忍の池の方が井の頭公園の池より、水鳥の数も種類も多いようです。不忍の池では、この他にダイサギやオオバンやヒドリガモなども見ることができます。

<コラム2> 井の頭公園の水鳥の近年の傾向

1996年から1997年にかけての冬と、1997年から1998年にかけての冬を比較すると、僅か1年の違いですが、井の頭公園の池にいるカモの数がけっこう変わりました。ハシビロガモは、1,2匹から数十匹に増えました。キンクロハジロやホシハジロも、はっきりわかりませんが、5割増しか2倍位に増えたような気がします。オナガガモは、若干減った感じがします。オシドリは、数十匹から10匹位に激減しました。カルガモも、半減程度に減っているような気がします。バンも最後の1匹が残ってるだけです。マガモとカイツブリの数は、あまり変わっていないようです。
全体的に、留鳥が減っているような気がします。原因は判りませんが、大変残念です。



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