2004年9月の日記

9月30日
V.E.T. と書くと少しはカッコいいかな?(^-^;

Vehicle Emission Test、即ち車の排ガス検査を受けてきました。
アメリカは車検制度なんてないと頭から決め込んで来たものだから、初めて検査通
知を見たときは少し驚きましたが、「検査を受けないと免停ね」という脅し文句に負
けてしまいました。昼前くらいからのんびりとレイク・ショアを北上し、フラートン通り
の渋滞にはまりながらシカゴ川を渡って西へ。

検査場は長めのレーンが4本ほどと検査箇所がプレハブになっているだけの簡易
な作りで、手続きも何もなく、いきなり車をレーンに並べて待ってると順番が来て、
機械が勝手にナンバープレートを読んで、おっちゃんがマフラーに何か突っ込ん
で、数分ほどで「ハイ、終わったよ」。「PASS」と書かれた証書を手にそそくさと会場
を後にしましたとさ。渡米直後の予防接種と並んで、「アメリカのオペレーションの
方が日本よりはるかに効率的だ」と思わされた例でした。

その後、52番地の新しくできたマクドナルドで食事。
53番地のガススタで洗車。車もピカピカ、( ̄ー ̄)フフ。

ところで今学期はネゴをドロップして3科目だから余裕だぜ、とか思っていたら、3
科目ともケース、ケースで結構負荷が重い。ストラテジーなんて今週は重めのHBS
ケース2本、オペレーションも短めだけどケース3本(まあ、これは大したことないん
だけど)、でファイナンスもケース。ストラテジーのケースでいい加減頭が茹ってきた
ところで、久々の「B.L.U.E.S.」へ。

今夜は、Dave Specter and the Bluebirds with Sharon Lewis。
Dave のちょっとジャズがかったオシャレなギターも、Sharon の昔の南部を意識し
たパンチのある歌声ももちろん素晴らしいんだけど、今日改めて思ったのは、「自
分はこの店の雰囲気が好きなんだな」ってこと。ここに来て、全身に響くブルースの
演奏と、少し猥雑な空気の中に身を置くと、ああシカゴに帰ってきたっていう気がす
る。車で来てるから酒は飲まないけど、今日は音に酔ったみたいだ。

なんて感傷的になりながら帰宅すると、やっぱり頭がぼうっとしてる。もう一本ストラ
テジーのケースを読もうと思ったけど、今日は断念。寝ます寝まーす。オヤスミナ
サイ。



9月29日(水)
はストラテジー。

Prof. Bertrand に関しては、6月に卒業したYさんが「小粋なフレンチお姐さん」と評
していたけど、アメリカの食生活の中で、あのヨーロッパ系モデル並の体系を保つ
ためにはいかほどの努力が必要なのか? 授業中に口癖のように"Cool"を連発す
るのはいいのけど、日本人の耳には「クゥ。」としか聞こえないので、その度にこれ
がちらちら頭をよぎるのは、睡眠不足もかなりの状況になっているということか。

内容の方は初回ということも会って、ポーターのファイブ・フォースを使った産業分
析を軽く。今学期の授業の構成は、前半がポーターを中心として80年代に流行っ
た伝統的な戦略論で、後半はゲーム理論を取り入れた比較的新しい理論を採り上
げる、とのこと。昨年は会計の授業ばっかり取ってきたこともあって、オペレーショ
ンやストラテジー等、本来なら1年生の内にやっておくような授業を今受講している
わけですが、ある一つの固まった視座がありながら、別の観点からモノを見るとい
う体験をしているようで、これはこれで結構面白いです。

帰宅後、さすがに少し寝る。

夜は『成熟した製造業だから大きな利益が上がる』を読んでました。何となく自分
がモヤモヤっと思っていたことを形として見せられたような感じ。以前に『紫の牛を
売れ!』も読んでいて、随分趣の違った本なのにマーケティングに対するアプロー
チは似ているな、と思ったり。同時にこんなものも読んでいるのですが・・・。 え?ど
うでもいいって?_(^^;)ゞイヤー



9月28日(火)
年から朝の授業開始が8時半になっているのだけど、ここ3日間ほど、あれや
これやで2時くらいまで起きている事が続いていてかなり眠い。

昨晩もオペレーションの授業の予習を途中で切り上げて寝ようかと思っていたの
に、パラパラとテキストの関連箇所を見ていたら、「Japanese」という単語と
「Mitsubishi」という単語がやたらめったら出てきていて、「これを読まずに授業に出
るわけには行かないな」と頑張ってしまった。

で、朝からオペレーションの授業。初回だし可もなく不可もなく、なのだけど、教授
が「オペレーションは単なる工場の操業や仕事のプロセスの問題だけではなく、ビ
ジネス全体に関わる考え方なのだ」とか連呼している割には、オペレーションをオ
ペレーションとしてしか教えきれていないような印象。例えば管理会計のように、現
実の局面に応用したときの示唆をもう少し授業に取り込んでくれるともっと面白くな
ると思うのだが。

それはそれとして、今日の授業には日本からビジターの方も来られてました。奥さ
まも一緒に授業見学。午前の授業が終わった後は在校生とランチ。秋学期も始ま
って、そろそろキャンパス・ビジットも本格化してくる時期。もしシカゴに来られる方
がいらっしゃったら、是非事前に御一報下さい。

夜はストラテジーのペーパー書いて、ケース分析の予習。というわけで、また2時
だ。よく色んな人が「MBAに来て、効率的な時間の使い方を学んだ」とか言ってる
けど、わたしゃ一向に上手になりませんわ。困ったもんですな。ウーム。(-"-;)



9月27日(月)
ね、面白かったんですよ。

何がと言われれば、Cases in Financial Management の授業が。

いや、何も向かいの席に Evening section から出席している黒髪のきれいな東洋
系の美人がいたから、とかいうわけではないんですが。いやね、今回が初回の授
業で、全くのイントロであるにもかかわらず、Prof. Leftwich がもうびっくりするくらい
の勢いで授業を進めるんですよ。それはもう、去年だったら絶対に着いていけなか
ったと自信を持って言い切れるくらいのペースで。

しかし、さすがに上級のクラス。そもそもファイナンスでもマーケでも戦略でも組織
論でも、全てにおいて数字と理論による裏付けを行うのが「GSBアプローチ」なので
すが、この授業はその最たるものでした。過去の財務諸表から、その企業が持つ
オペレーション上の弱点を見出し、それがまた財務戦略にはね返って財務諸表が
悪化していく様をまざまざと浮き彫りにし、それを是正していくために全く対照的な
戦略を二つ挙げ、それぞれの戦略を採った場合に、財務諸表にどういう影響が出
ることが予想され、さらにはそのためにそもそもの財務戦略の舵取りをどうするの
か、そういったことを逐一数字を挙げながら目の前で展開していくそのスピードと説
得力に圧倒された感じでした。初回のイントロでこれだけ面白いんだから、今後の
展開に期待が持てます。

ところで授業終了後、新校舎のラウンジでぼけっとテキストを読んでいたら、普段
あまり会わないような人たちに結構会いました。もちろんリクルーティングの季節で
人手が増えているのもあるんだろうけど、若干、人の流れの動線が変わったような
気がします。まあ、だからどうしたってわけでもないんですが。



9月26日(日)
日は自室でファイナンスのグループ・スタディ。

夜の7時半から始まって、最初の3時間くらいはピザをつつきながらまったり雑談
モードで進んでいたのですが、就職活動で忙しい二人が先に帰った後に、ファイナ
ンスのプロであるMさんの意地が爆発。結局、夜中の2時ごろまでエクセルのスプ
レッド・シートをまわしてモデル作りをしていました。

私はと言えば、それを眺めていただけなのですが、「実務でのファイナンスのモデリ
ングはこういう具合にやるのか?」と非常に参考になりました。Mさん、グッジョブで
す。



9月25日(土)
変わらず「体調が悪い」を理由にしながら、まったりした日々が続いています。

ハイド・パークの保険代理店をまわってみようと思ったのですが、土曜日はどこも
午前中や3時くらいまでで閉まっていました、無念。ただ、インターネットのクウォー
トやその結果送られてきたFAXを見ると、残念ながら更新後の見積もりが高いので
はなく、これまでが異様に安すぎただけのような気もします。いつまでも車が使えな
いのも不便なので、適当なところで手を打っておきますか。

ところで、自己紹介のページに「女性ボーカル好き」と書いて、MISIAやFayray、鬼
束ちひろを例に出している私ですが、最近は某所より音源を入手できたこともあ
り、90年代前半の頃のBEING系を中心にした女性ボーカルを聴いています。曲目
は下記の通り。

KIX・Sもう一度TENDERNESS』、『LOVIN' YOU
MANISH眠らない街に流されて
松田樹利亜負けない Broken Heart』、『本日快晴
森下玲可傷つけて Precious Love

いずれもシングル・カットされて、当時はランキングの上位にも入っていた曲ばかり
だと思いますが、今現在これらの曲を全て御存知の方はどのくらいいらっしゃるの
でしょうか?森下玲可なんて今聴いてみると何となく歌謡曲っぽいメロディーが個
人的には大好きです。あと、女性ボーカルじゃないけどBAADとか。マニアックすぎ
ますか?_(^^;)ゞイヤー

さてさて、そんな中でも一応 Finance case の宿題の素案を作ってメールで流して
(やっつけですが)、夜は東京よりシカゴに戻ってきた某氏とハイド・パークで食事。
済みませんね、車でダウンタウンまで出られなくて。

ではでは、今度は strategy の宿題に取り組むことにします。



9月24日(金)
ゆっくり起きる。

風呂入って洗濯。

寝る。

夕方起きる。

( ̄□ ̄;)!!あ、もう夕方だ!

おかげで少し体調は楽になった。

ところで夏休みの間に自動車保険の期限が切れていて、更新しなきゃと思ってい
たら、以前に使っていた保険会社が個人向け保険ビジネスから撤退するとのこと。
同じ代理店が別の保険会社を使って見積もりを送ってきたのはいいのだけど、保
険料が倍近くに跳ね上がっている(半年で760ドル→同1,220ドル)。参りました
ね、ウーム。(-"-;)

仕方がないので、インターネットでいくつか見積もりを取って、テレビCMでお馴染
みのGEICOが最も安かったのだけど、アメリカでの住所が3年以上ないと手続きを
先に進められない。仕方がない、この週末にでもハイド・パークの保険屋をまわる
か。

あと、今学期は First class assignment が多いから、マジメに宿題もやらないと。去
年までと比べて特に何がどう変わったわけでもないんだけど、どうにも too much
に感じられることが多くて仕方ない。ああ、今年はもう少しのんびり行きたいな・・・。



9月23日(木)
は火照っていて、全身汗をかいて寝苦しいのに、何故か寒気が止まらない、
そんな夜明け。

あー、完全にエアコン風邪だ、と思いつつも、本日から授業スタートです。

恐らく去年学生側から随分抗議があったためだろうと思われるけど、今学期から
授業の開始時間が8時半になりました。昨年は9時半。何故に早くなったかと言う
と、その分昼休みの時間を長めに取って、キャンパスで行われている各企業のリ
クルーティング・セッションに学生が参加しやすくするためだと思われます。

なので、昨年より早めに起きて、相変わらず自転車で新校舎へ。いやあ、広い広
い。学生が大勢ウロウロしてて、教室に入るまでに「ねえクロちゃん、○番の教室
ってどこにあるか知ってる?」と何度も聞かれたりしました。

さて、本日の授業は Negotiation。フランス訛りの Prof. Fishbach の指導の下、クラ
ス全員の簡単な自己紹介から始まり、マテリアルを配られて、1対1のペアに分け
られて、早速ネゴ実践開始。

結果はと言うと・・・。

ボロボロに負けてしまいました。。・゚・(ノД`)・゚・。

まあ、最初から勝てるなんて思ってやしませんが、それでもまあ小気味いいくらい
に。

結果が出揃ったところで、講評及び説明。昨年の Managerial Decision Making で
習った Anchoring effect の話を中心に、非常に論理的に交渉の過程を分析してく
れる。これにはアメリカ人たちも「ほぇーっ」と感心していたようだ。

しかし、毎回マテリアルを読んでネゴに参加していればいいのかと思っていたら、
結構ペーパーの提出が大変なようだ。今回は他の科目もケース系の科目が中心
なので、少し too much な感がしないでもない。

まあ、意欲さえあれば問題ないのだろうけど、ネゴはドロップするかもな・・・。

さて、授業終了後は部屋に戻って身体を休める。

少し横になって気づいたら5時前。「そう言や、今日はビジターが来るんだったっ
け」と思い、再度キャンパスへ。1年生の人たち数人と一緒になってビジターの方と
合流し、新校舎を案内。キャンパスの様子を見て、随分とGSBに対する印象も変
わった(良くなった)らしい。この時期のキャンパスきれいだもんね、確かに。

結局、そのままハイド・パークで夕食も御一緒し、別れた頃には10時近く。今年も
また大勢のビジターの方がいらっしゃるのでしょうか。在校生一同お待ちしておりま
すので、御来訪の折には是非事前に御一報頂けるとありがたいです。



9月22日(水)
日から授業なので、さすがに図書館にこもってみたりします。

でもやっぱり寝てしまいます。(>_<)

別に夏休み、ずっと遊んでいたわけではないのですが、オンシーズンの勉強モード
に戻るにはまだまだもう少し時間がかかりそうです。

なんて暢気なことを言っている場合でもないのですが。

何だか First class assignment を確認したら、やたらと量があるんだよなぁ。初回
授業までにグループ・ペーパー書かなきゃいけないやつとか。今学期は普通に4科
目取ってるのですが、実は思ったより厳しいかもしれません。ああ、あんまり1年目
と変わってない・・・。(-"-;)



9月21日(火)
前中は教科書を買いに出かける。

いやぁ、いるわいるわ、GSB生。

久しぶりに会う人が多いからだろうか、誰に会っても「おお、久しぶり!夏休みどう
だった?」なんて感じ。普段はあんまり話さない人もやけに懐かしそうな顔で話しか
けてきたりするのが少し面白いところではある。

肝心の教科書は4科目分。2年目になって多少変わったのは、Recommended の
教科書は買わなくなったし、Required の教科書も「どう考えても読みそうにないや」
というのは買わなくなったというところか。それでも計666ドル。うーん、不吉
な・・・。(-"-;)

その後はGSBの新校舎に初めて足を踏み入れる。はっきり言って笑ってしまいまし
た。デカ過ぎ。豪華過ぎ。何でこんなに金をかけてるの?その分、広いわ、きれい
わ、便利だわ、で何だかもう大変である。ここも同じく見学に来たGSB生がウロウ
ロ。皆同じことを考えているんだろうか、何だかニヤニヤしている人が多い気がす
る。

帰宅後は不在中にたまっていた郵便物の処理。何だ、この請求書は?

あ、電気代だ。( ̄□ ̄;)!!

Regents に入居してから何だか電気代の請求書が来ないなぁ、と思ってたんです
が、来やがりました。しかも、1年分まとめて。処理落ちしてたのか、それとも元々
こういう請求の仕方なのか。まあ、その辺がアメリカらしいと言えなくもない。

あ、そう言えば自動車保険も切れてる。これでは遊びに行けませんね。え?遊んで
ないで勉強しろって?_(^^;)ゞイヤー



9月20日(月)
温25度、快晴。

久しぶりのシカゴの街は、思っていたより湿度があったけど、それがちっとも不快
に感じない。2週間ほど前に一度立ち寄ってはいるものの、3ヶ月ぶりに自分の街
に帰ってきたという気持ちが大きいからだろう。

ターミナルを出たところに停まっていたオメガ・エクスプレスのおっちゃんに「これハ
イド・パークに行く?」なんて聞いてたら、いきなり「Hey!久しぶりィ」と Chinese
woman のFさんに話しかけられる。「せっかくだからタクシーをシェアして行こうよ」と
いうことで、一路 Regents へ向かう。

J.H.センターとシア−ズ・タワーが高速の両側に現れるお馴染みの景色を目にしな
がら、夏はどうだった?今学期はどんな授業取るの?なんて他愛もない話をしてい
うくうちに気づく。ヤベ、まだ教科書買ってないや、宿題もチェックしてないし、グル
ープも組んでない。最初の授業は木曜日からか、エンジンかかるかな?

Regents に着いた後は、少しハイド・パークの街をブラブラ。この夏は思ったよりも
色々なことがあったけど、何はともあれ、このブルースが流れて風が歌う街に帰っ
てきました。さあ、後半戦のスタートです!



9月15日(水)
だまだ『AIDA』ネタで引っ張ってみます。

クライマックスでアムネリスが全てを知ってしまう場面で歌われる"I Know the
Truth"の後半部分の歌詞を引用してみます。


Why do I want him still?
Why when there's nothing there?
How to go on with the rest of my life
To pretend I don't care
This should have been my time
It's over - it never began
I closed my eyes to so much for so long
And I no longer can

I try to blame it on fortune
Some kind of twist in my fate
But I know the truth and it haunts me
I learned it a little too late

Oh I know the truth and it mocks me
I know the truth and it shocks me
I learned it a little too late
too late


この間書いたアムネリスの心境に重ね合わせるとこの歌詞にはぐっと来るものが
あります。さすがティム・ライス、いい仕事しますね。

で、この歌詞がメロディに乗ると、さらに迫り来るものがあります。特に最後の"too
late"なんかは。さすがエルトン・ジョン、いい仕事しますね。

どうですか? これだけ書けば『AIDA』観てみようっていう気になりました?

え?ならない?

そうですか、参りましたね。_(^^;)ゞイヤー



9月13日(月)
だ日記はお休み中ですが、書きたくなったのでちょこっとだけ。

最近ずっと『AIDA』のサントラを聴きながら過ごし、相変わらず後半の"I Know the
Truth"辺りでボロボロと涙を流しています。

劇団四季の宣伝を見ると、『AIDA』はあくまでアイーダとラダメスの時代と場所の壁
を越えた恋愛物語として捉えられ、そのことは「たとえ100回生まれ変わっても、必
ず君に会いに行くよ」というラダメスのセリフにもよく現れています。

でもね。それじゃあ、あんまりにもアムネリスが可哀想じゃないか、と思うわけなの
ですよ。

確かにアムネリスは何一つ不自由なく育てられた王女さまですよ。でも世間知らず
なだけに幼馴染であるラダメスのことを慕い続けて、既に婚約期間も9年になるわ
けです。で、遂にラダメスとの結婚が決まって大はしゃぎしているのに、「これまで
の自分の人生が信じられなくなった」というラダメスと、せっかく"friend"と呼びかけ
たアイーダがあっさり裏でくっ付いてしまうんですね。で、ラダメスはアムネリスに対
する愛情なんてないのに結婚式を挙げようとしてしまう。アムネリスはひょんなきっ
かけで、その事実を知ってしまい、ラダメスの愛情がとっくに覚めてしまっているの
を気づいてもなお、婚礼に向かう周囲の動きを止められずにいる。

で、最も重要なのが、劇中でそのアムネリスの心境を理解する人が誰もいないとい
う点。アイーダにはラダメス、ラダメスにはアイーダという理解者がいるにもかかわ
らず、あの劇の流れでは、アムネリスが真実を知っているということすら誰も気づ
いていない。

そんな、周囲に全く理解者がいないというキツイ状況の中でさえ、アムネリスは最
後までラダメスとアイーダを尊敬する友として扱い、「私の愛する人たち」と言い、そ
の上で二人の身の上に過酷だけれども愛情に満ち溢れた決断を下している。

と、そこまで考えていると、クライマックスの"I Know the Truth"はもちろんのこと、
オープニングやエンディングの"Every Story Is a Love Story"でアムネリスの歌声
を聴いただけで涙がボロボロこぼれてくるのです。って、イカン。書いてて、また泣
けてきた。

というわけで本日の結論。たかが50ドルのミュージカルと20ドルのサントラでここ
まで感動を持続できる私は経済的で安上がりな人ですね。。。_(^^;)ゞイヤー



9月6日(月)
てさて、シカゴに留学して来て以来、一日も欠かさず更新し続けてきた"
Chicago Days"ですが、これからしばらくの日々は非常にプライベートな内容が多く
なり、MBAやGSBについてのあれこれを紹介するという本来の目的とはかなり違っ
たものになりそうです。

そのため、GSBの授業が再開される今月下旬まで日記の更新をしばらくお休みし
たいと思います。代わりに「思いつくままに」の方で書きたい内容がたまってきてい
るので、しばらくはそちらを中心に更新していきます。

またその間、ネットの接続環境もあまり良くなくなることが予想されますので、キャ
ンパス・ビジットやその他の御紹介を頂いてもタイミングよく返信ができなくなると思
われますので、その旨予め御承知おき下さい。



9月5日(日)
日は早起きして、昨晩まとめきれなかった荷物をカバンの中に詰め込み、ラ
ガーディア空港目指して出発。

アメリカでは3連休のど真ん中という中途半端な日になるからだろうか、空港は意
外とガラ空きで、全く待たずにチェックインすることができた。

シカゴにも予定より若干早くつき、荷物もほとんど待たずにピックアップでき、ハイド
パークに向かう高速道路もガラガラ。目算より一時間以上早く我が家に到着。

ああ、やっぱりホッとする、Regents の我が部屋。ここは学生が多く、GSBの学生
の大半は2年になるとダウンタウン以北へ引っ越すため、住人の顔ぶれもかなり
入れ替わってしまっているようだ。それでもフロントのおっちゃんは相変わらずにこ
やか。「ヘーイ!どうしてたんだい?」ってな感じ。

そして変わらぬハイドパークの街。久々にチャリで走り回ってみたけど、52番地に
マクドナルドができている以外はほとんど変化なし。しかしマック好きの私には何気
に嬉しい変化かも。

そして4時半以降は新一年生の某氏のお宅で一年生の方々が科目選択の打合せ
をしているのにお邪魔する。いやあ、正式なプログラムが始まる前からこうやって
ああだこうだと頭を悩ませるのは、やはりGSBの大きな特徴の一つだと思う。

そのまま7時からは御家族の方も加わって懇親会。今年は人数が増えたこともあ
り、必然的に子供の数も増える。その元気さには圧倒されるばかりだけど、やっぱ
りこういう Happy な感じは何物にも替えがたい。

すっかり日付が変わるまでお邪魔してしまいました。新一年生の皆さま、今後とも
宜しくお願いします。



9月4日(土)
て、ブロードウェイも本日で最後。

3回目の『MAMMA MIA!』でもよかったのだけど、今週でファイナルになる『AIDA』を
もう一度観ておくことにした。

2回目の観劇ではあるのだけど、前回よりもセリフを聞き取れた部分が多く、結果
として前回よりも泣いてしまいました。

第一幕ではアイーダがラダメスの愛情やアムネリスの友情を感じ始める中、クライ
マックスになる"Dance of the Robe"で、「私は今やただの奴隷なのだから、そっと
しておいてほしい」と願うアイーダに対し、祖国の象徴として皆を束ねてほしいと願
う囚われの身のヌビア人たち。それが自分の身の平穏を危うくすることだと分かり
つつも、故国の住民たちのすがるような願いに応じざるを得ないアイーダ。第一幕
のラストでは「ヌビア王が捕まった」という報せを聞いて悲嘆にくれるヌビア国民た
ちに"The Gods Love Nubia"と鼓舞していくその姿勢。一方で平穏を願いながら、
願う通りには生きられない身の心情を思うと、まずここで泣いてしまう。

そんなアイーダに対し、アムネリスの方は登場シーンのあまりにも無邪気なお姫様
っぷりが微笑ましいのだけど(ファッション・ショーのシーンが一番のお気に入りだっ
たりする)、その裏ではやはり他人の期待に応え続けなければいけない身の処し
方に思い悩んでおり、それを気遣うアイーダに対しては王女と奴隷としてではなく友
として接していくことになる。ラダメスに対する愛情も一途なものなのに、第二幕の"
I Know the Truth"で"I know the truth and it shocks me. I learned it a little too
late."と歌いながら、婚礼衣装をまとっていく、その心中やいかに。オープニングと
エンディングの"Every Story Is a Love Story"というアムネリスの歌声の示唆する
ところも含めて、アムネリスの心境の変化を慮るとぐっと来る。ちなみに観客席で
は"I Know the Truth"の"too late"辺りから嗚咽を漏らし始める人続出。個人的に
は第二幕のラスト近くの「愛する人たちは皆、行ってしまうわ」というセリフでこらえ
切れなくなってしまいました。

ああイカン。サントラ聴きながら書いてたらまた泣きそうになってきた。

そんなアイーダとアムネリスに比べてラダメスは何だかパッとしない優男にしか見
えないのですが・・・。少なくとも「歴戦のツワモノ」と言うには線が細すぎるのではな
いかと。

ところでNYはもう終わってしまう『AIDA』ですが、実は日本でもやってるんですね、
MAMMA MIA!』も。いやぁ、劇団四季、素晴らしい。来年日本に帰ったら観てみよ
っと。

というわけで、これからシカゴに帰る荷造りします。ではまた皆さまシカゴで。



9月3日(金)
NY勤務は本日で最後なのですよ。( ̄ー ̄)

で、仕事はもうほとんどなくなってしまっているので、「オフィスにいるだけでは勉強
にならないだろう」という上層部の計らいで、他社のオフィスに見学&話を聞かせて
もらいに行く。

日本のトレーディング・ルームなんて全くお話にならない規模のトレーディング・タワ
ー(Underlying secutrity ごとにバカでっかいワン・フロアぶち抜きのトレーディング・
ルームがあり、それだけで一棟の建物を構成している。繰り返すがバカでっかい。
正直、びっくりした)を見学させてもらい、その後は案内してくれた方のオフィスで、
エンロン以後の金融機関での審査の考え方がどう変質し、それに伴い実務やシス
テム面がどのように再構成されているかという話を興味深く聞かせて頂くこととなっ
た。ちなみに案内してくれたこの方、私が属している会社の人事や内情、あるいは
シカゴについてのあれこれも私よりはるかに詳しい。話の内容ももちろん面白かっ
たけど、「はー、ネットワークってこうやって作るもなのね」と妙な感心をしてしまっ
た。感心したところで、あそこまでの丁寧さで実践するのは並大抵ではないだろう
けど。

その後、ロックフェラー・センターのオフィスに戻る。しばしオフィスで過ごした後、
NY最後の飲み会へ。元気な人、飲む人、喋る人、物静かな人・・・。

ところで私はこれまで似ている有名人としては「ヤクルトの古田」と言われることが
多かったのだけど、今日は「むしろ長谷川」と言われた。しかも複数意見。ちょっと
顔変わった?

何はともあれ、この2ヶ月非常にお世話になりありがとうございました。留学前の仕
事の中では見過ごしていたようなことも、ビジネススクールで得た問題意識のおか
げで「今後何をどう変えていくべきか」に絡めて考えることができるようになったり、
また実務の中で新たな発見をすることで、残り一年の勉強の方向性が多少見えて
きたような面もあり。何にせよ、今回のNY勤務を含めて留学生活でお世話になっ
た諸々については帰国後にそれに見合う Profit を上げることでお返ししたいと思
います。



9月2日(木)
事もさすがに目処がついてきたところで、シカゴでは「プリンス」の異名を取る
某氏と『The Village Vanguard』に出かける。

出演は Joe Lovano, Paul Motian, and Bill Frisell。

演奏の内容はともかくとして、シカゴのジャズクラブより入場料金が高いのと、ワン・
ステージでさっさと客を追い出すシステムはどうにかならないものか。土地代も高い
し、客層も観光客ばかりだったから仕方がないと言えば仕方がないか。

ところで某氏はお元気そうでした。NYに来る道すがら生命の危険を感じるようなハ
プニングもあったらしいですが。NYとシカゴと場所は離れますが、お互いに残り一
年のアメリカ生活を楽しみましょう!



9月1日(水)
度こそ全てきれいになった。

と、固く信じていたのだけど、二つの数字を見比べてみるとまだ微妙に合わない。
最近合い言葉のようになった「Reconciliation は日本語で言うと差異分析さ ヽ(´▽
`)/へへっ」とうそぶきつつ、必死で数字のずれを調べていく。

ああ、なるほど。ここの区分をこう入れ間違ったからこうずれてるわけね。で、ずれ
たまま処理が進んでいるから、ここがこうなって、あそこがああなって。って、原因
をたどっていくたびにブルーになる今日この頃。

ところで本日はお使いで初めてのJFK空港に行ったり、ネットでジャズの予約を取
ってみたり。夜の飲み会ではついに「あなた、ミュージカル観るためにNYに来たん
でしょ?」と突っ込みを入れられてみたり。まあ、まだまだだと思っていたNY勤務も
あと二日です・





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