・他府県・ タイトルバー右の“MAP”をクリックすると地図が出ます。地図の真ん中の十字カーソルがその銭湯の場所です。
《注意》地図上をクリックするとカーソルの位置が変わってしまいます。周辺地域を見るときは縮尺を切り替えてみてください。


[レポ掲載銭湯]
京都: 船岡温泉 
奈良: 明日香村健康福祉センターたちばな  みつえ温泉姫石の湯 
兵庫: 笠形温泉せせらぎの湯  天王温泉 
和歌山: 新町湯  昭和湯  あやめの湯鳴滝  白浜温泉パーク草原の湯  龍神温泉民宿切林 
愛媛: いよてつ健康ランド  道後温泉本館  奥道後ジャングル温泉  元気人村  利楽  久万の台温泉 

 

船岡温泉 京都市北区紫野南舟岡町82 [定休日]無休

《京都:これぞ京都の代表的銭湯。素晴らしい!》

京都市の北西部に位置する船岡山というところのすぐ近く、電車だと地下鉄烏丸線の鞍馬口が最寄り駅になるのでしょうか。バスだと千本鞍馬口か大徳寺前だそうです。(ウィルさんのサイト、お風呂屋さん的京都案内による。)大人350円。京都府は洗髪料はなし。サウナも無料。

行ってきました、かの有名な船岡温泉。この日は京都に行く用事のついでだったんですが、京都といえば何はともあれやはりここ。車だったので駐車場があるのがラッキーでした。いや〜ネットなどでは見てたものの実物を見て体験するとさらなる感動ですね。立派な庭の植栽と岩の石垣、玄関の唐破風といい、堂々たるものです。とはいえ昔の形式を100%継承しているわけではなく、その雰囲気は残しながら時代に合ったモデルチェンジを施していて、新旧の要素を絶妙なバランスで保っている、すばらしく貴重な銭湯です。

暖簾をくぐるとなんと自動ドアです。そして右手に下足箱、向いにフロント。フロント形式といっても現代的なものではなく、あくまでも伝統的な木の味を生かしたものとなっています。そしてその横の暖簾から脱衣場へ入ります。う〜ん。なんとも・・・。周囲に掲げられた見事な欄間、念入りに作り込まれた格天井、花模様のタイルなど、どれもこれもが圧倒的に現代に住む人間にアピールしてきます。
浴室は脱衣場の建物と数メートル離れて建っており、その間が渡り廊下のように繋がっていて途中に洗面所と打たせ湯があり、その横の空間は池のある庭園と露天風呂になっています。露天風呂は大きな檜風呂で、この感じはもはや銭湯というより温泉旅館の雰囲気です。そしてメインの浴室は、浴槽エリアと洗い場エリアが半分づつに別れており、だいたいこんな感じになっています(ちなみに男女の浴室は日替わりで入れ替えるそうで反対側の露天は岩風呂だそうです:こちらもウィルさんによる)。昔の伝統的雰囲気を守りながらも現代にも十分通用する機能を擁しています。大阪では美章園温泉がコンセプトとしては近いですね。

いやはや、ここが普通の銭湯として現役で商売しているという事実が妙に不思議な感じです。現代の普通に日常生活を送る者にとってはここは明らかに“特殊な空間”と言わざるを得ないでしょう。しかしそれが当たり前のごとく溶け込んでいる京都という町に、なお新たな驚きを覚えます。まさにキング・オブ・銭湯と言われるのも納得です!
(入湯日:2004.8.21)

 

明日香村健康福祉センターたちばな 奈良県高市郡明日香村大字立部543-1 [定休日]毎週月曜日

《奈良は飛鳥にある福祉施設です。》

ちょっと番外編かも。大阪を少し離れて石舞台で有名な奈良は明日香村。明日香中央公民館へ入る道をもう少し入ったところ。村民500円、村外住民800円。
レンタルサイクルでの観光で汗をかいて、ひと風呂浴びたい方にはピッタリのところにうまい具合にあります。ここは銭湯・クア施設というより、あくまで“健康福祉センター”で、診療所やスポーツジムやセミナー用のホールなどが集まった村の健康総合施設。だから風呂はその中の一部の施設であって、いわゆる健康ランドではありません。
とはいえ一日自転車で走れば汗もかく。とりあえず入りましょう、ということで“村外住民”料800円を払って中へ。この日は男湯は“讃良(さらら)の湯”。広々とした高級感のある石づくりで、周囲が大きなガラス張りで庭園を見ながら入浴できます。設備は、6畳ぐらいの大きさの風呂、水風呂、サウナ。ガラスのドアから庭園に出られるので露天風呂?と期待するも、やはりそこは庭園でした。あくまでもここは健康ランドではないのでアミューズメントを求めてはいけません・・・。古代飛鳥の歴史にふれた後に入る風呂は、これぐらいシンプルな方が似合うかな?
ちなみに女風呂はこの日は“大天人(おおあまみ)の湯”。
(入湯日:2003.6.30)

 

みつえ温泉 姫石の湯 奈良県宇陀郡御杖村神末 [定休日]毎週火曜日


《天気の良い日にぼ〜っと。》

国道369号線と368号線が交わる交差点の信号横。大人600円。

奈良県と三重県のほぼ県境あたり、大きな草原が山になったような不思議な景勝地“曽爾高原”があります。一面ススキに被われた広大な別世界的異次元空間には圧倒されるものがありますが、同時に不思議な安らぎを感じさせてくれます。
その曽爾高原の和歌山側に向いて車を走らせると、のどかな田舎の風景の中にドーンと大きな近代的な姿を見せるこの温泉、ここは今年(2004年)7/24にオープンしたばかりの天然温泉施設で、夜7時頃到着した時には駐車場はほぼ満車状態、中も人でいっぱいで大人気のようです。同じ敷地に地元の特産品の店などもあり、小さな道の駅のようにもなってるのでしょうか。

玄関を入ると、なんと脱ぎっぱなしの靴やサンダルがいっぱい。一応鍵付きの下足ロッカーもあるけど蓋のない下足箱もあり、なんともオープンな雰囲気です。中央の細長いロビーを挟んで、右側に御食事処や休憩所、左側にお座敷が並び、一番奥に脱衣場入口があります。
脱衣場は現代的なロッカールーム的ですが、まあまあゆったりしていて狭苦しさはありません。紙コップで飲める冷水もあります。
さて浴室。この手の施設にしては意外と小さめでしょうか? 設備も上品に控えめにまとめられた室内には、大きな主浴槽と小さめの浅い泡風呂、ともに縁は檜であしらわれています。ボタンを押す打たせ湯と、水風呂。露天に出る途中にドライサウナ。露天は広々としたまるで公園のようで、四角い石の浴槽と、木の舞台になったような上に壺湯がふたつ。ちなみに女湯の方は岩風呂だとか。もしかすると日替わりなのかも? 泉質はアルカリ性単純温泉、とくに浴感はありませんでした。主浴槽と露天が天然温泉だそうです。

周囲は山に囲まれた空気のいいところ。のんびりした天気のいい日に、ぼ〜〜〜っと過ごすにのぴったりです。でも営業時間が朝11時から夜8時までと、終わるのが早いのでご注意。
(入湯日:2004.9.19)

 

笠形温泉せせらぎの湯 兵庫県神崎郡市川町上牛尾半瀬2073-12
[定休日]ふところ館:月、みはらし館:火水木金

《2つの趣向をいっぺんに堪能!》

中国自動車道、福崎ICから北へ約20分、県道34号線ぞい。新館・別館とも大人それぞれ600円。
このせせらぎの湯、駐車場で旧車(ヒストリックカー)ミーティングが毎年行われているというので、それを見に来たのが目的だったんですが、来たからにはやっぱりフロ!ということで敷地内にふたつある温泉、せっかくなんで両方入ってきました。
広大な面積のあちらこちらに温泉をはじめ、車の博物館やら蝶やカメラの博物館、宿泊施設やバーベキューサイト、その他いろいろな施設が点在しています。

入口ゲートから道を少し登ると“ふところ館”(写真左上)。なんだか和風レストランのような佇まいです。戸を開けるとフロントと小さなお土産物コーナーがあり、その奥の暖簾をくぐり中へ。脱衣場は小さいけど高級感のある家具のようなロッカーと、となりにはなんと露天(よしず掛け)の脱衣場、というか休憩スペース?があります。浴室も小さめで33〜34℃の源泉温度の浴槽、続くドアは露天風だけど天窓がガラスの浴室、そしてその横は露天岩風呂。広さ的にはこじんまりながら木や岩や石の素材をふんだんに使い、和風の温泉情緒を醸しています。なかなか風情があっていい感じですねえ。

ふところの湯からもう少し道を登ると新館の“みはらし館”(写真左下)があります。こちらはふところ館よりだいぶ建物も大きいようですね。入ると同じようにフロントとおみやげコーナー。その横は女湯の暖簾、奥の階段を登ると男湯のようです。ちなみに日替わりで男女入れ替えとのこと。暖簾をくぐると脱衣場へ行く途中に、なぜかお好み焼き屋が。お腹がすいてるのも放っといてとにかく風呂。で、脱衣場。こちらは広々としたスペース。ふところ館とは雰囲気をかなり変えてあるようです。どちらかというとこちらはシンプル指向。ロッカーもスチールです。
浴室は広めの内湯と露天風呂からなり、なんといっても露天から望む山々の眺望が開放感バツグンです。山の斜面にあるため浴槽のすぐよこから大木が生えてたりします。風呂全体も下のふところの湯よりだいぶん広め。ただし風情は控えめでスッキリ指向です。

泉質はアルカリ性単純温泉とのこと。あまり特有の入浴感は感じられません。でも2つの趣向の違った温泉をいっぺんに堪能できる日帰り温泉、近くを通ったらちょっと寄り道してみるのも良いっすよ。
(入湯日:2004.4.11)

 

天王温泉 兵庫県神戸市兵庫区上三条町5-7 [廃業]

《100年つづいた温泉銭湯、惜しくも廃業。》

神戸市バス平野停留所を降りて徒歩5分。
ここ平野温泉郷は今から800年前に平清盛が開いた温泉で、かつては有馬温泉とも人気を二分したとも言われるほどの名湯なんだそうです。泉質は含炭酸重曹泉で、現在はこの天王温泉とすぐ近くの湊山温泉の2軒のみが営業しています・・・いや、していました。というのは今日2004年8月1日をもってこの天王温泉は、明治38年から100年あまり続いた歴史に幕を下ろしました。その最終日を見届けてきました。

新聞などによると、神戸市はこの2軒の銭湯を天然温泉にもかかわらず水道水を使う一般銭湯だと間違えて、水道料金の減免措置を40年間も続けていたそうで、今になってそれが間違いだったと分かり、いきなり水道料金を4倍にすることにしたのだそうです。廃業の理由はそれだけではないと思いますが、この件がかなり大きい要因であることは明らかです。
まあ我々第三者がどうこういったところでどうなるわけでもないのでしょうが、800年の歴史をもつ由緒ある温泉、その最後の2軒の内の1軒、100年続いた銭湯、それらの歴史がいま姿を消そうとしてるのです。その原因が市の水道局のミスだなんて、なんと愚かな嘆かわしい話でしょう。市ももう少し良い方策はなかったのでしょうか。

ともあれ現地を訪れると、山手の川沿いになにげなくひっそりと風情のある佇まい。寺社造りの立派な建築です。上の写真は川の東側の道からですが、川を挟んで西からもこの赤い橋(写真右上)を渡って入ることができます。橋の上から北の方を見ると、まさに山手の温泉情緒を感じる風景(写真右下)。向こうの方に見える黄色っぽい建物は湊山温泉です。神戸から数分山手に上がるだけでこんなところがあるなんてちょっと驚きです。
暖簾をくぐると脱衣場はその高い格天井が見事です。畳を敷いた休憩場もあります。ロッカーの頭上は上の棚が出っ張っていて、他の人の話によるとみんなここで頭をうったものなのだそうで。
浴室は奥に長い形で男女仕切り壁に沿って、浅風呂、かなり大きい深風呂、高温風呂、気泡と並びます。さすがにこちらは100年前の様相はもちろんなく、それなりに現代的になっていました。お湯は少し濁ったもので、気泡の浴槽は周辺が成分でコーティングされていました。

しかし残念な結果となってしまったわけですが、水道局長も今回の不祥事をかなり責められたようですし、今後こういう事態が起こらないように願うばかりです。最終日は「余ってもしゃあないから」と冷蔵庫の飲み物が無料で振る舞われました。
(入湯日:2004.8.1)

 

新町湯 和歌山県海南市日方1272-2 [定休日]月8回ぐらい

《昭和元年創業の貴重な歴史的建築。》

海南市役所の前の通りの、市民病院の少し北。日方川の手前。大人340円。
この日は仲間数人で海南の銭湯めぐりをしようというプチ企画。時間的にも実際に入れるのは2軒ぐらいなので、1軒は以前からネットで密かにチェックしていたここに決定。暗い時間でしたが、それでもエレガントな装飾が素晴らしい堂々とした建物であることがよく見て取れます。

入り口は男女別ですが下足場はひとつという形式。しかしまあ、なんとなく想像はしていたものの、そのレトロというか永い歴史を強烈に現代に伝えんとするひとつひとつのディテールは、その空間に入った瞬間、一気に戦前か大正時代あたりにまでタイムスリップするかのようです。
正面には六角型のような形の半分がとび出しているような形の番台裏。そして戸を開けると、番台からその前に造り付けてある菱形のような異型の家具のようなものが目に入ります。これはかつての電話ボックス(!)で、男女どちらからでも電話をかけることができたそうな。とまあ創業当時としては非常に画期的で超モダンな造りだったと思われます。聞くと創業は昭和元年とのこと。
さらにその前には2階への階段があり、昔は2階が休憩場になっていたそうです。今で言うスーパー銭湯みたいなものだったのでしょう。大阪では美章園温泉あたりにコンセプトが似ています。
脱衣場も涙が出そうなぐらいの激シブ。床は板の間、ロッカーはガラス張りで、番号が数字ではなく「いろは」で書かれています。また浴室へ向かう途中の傍らに小さな中庭があります。脱衣場と浴室が別棟のようになっており真ん中を通路で繋いだような構造で、その横の余った空間を庭にしたようです。その庭の見える大きな窓は今でも木枠のもので、御主人いわく「サッシにしたほうがそりゃ良いんでしょうが、こういう貴重な建築にそう簡単に手を加えるわけにはいかない」だそうで、持ち主のこういうポリシーを聞くと嬉しくなってきます。

では浴室。入ってすぐに洗面台(掛け湯&掛け水?)、その奥に深と小さな浅の主浴槽。横を見るとなんと大きな金魚の水槽が! かなり濁ってましたが、あくまでコンセプトとしては「贅沢感の演出」をテーマにしていたんでしょう。その傍らに赤ちゃん用?の超小さい浴槽、反対側の角には岩風呂のぬるい浴槽。こちらは後から増設したみたいですが、岩には天然の黒ゴケがはびこってることから、それなりに昔からあるのかも知れません。

海南は漆器の職人が多く住み、かつてはかなり賑わった町だったそうで銭湯もたくさんあったらしいですが、今は10軒ほどになってしまいました。その中で一番立派であろうこの銭湯、当時の人々には最新のモダンでオシャレな憩いの場であったことでしょう。今その空間にいるという紛れもない事実に、時間の連続性の偉大さを感じました。
(入湯日:2005.3.20)

 

昭和湯 和歌山県海南市日方1073 [定休日]月8回ぐらい

《懐かし〜い素朴さは昭和の原風景?》

JRの東側、日方川沿いから東の古い住宅街へ入っ行った中。大人340円。
このあたり一帯、とくに日方川を見ながら歩く町並みは、まことに良い感じの温泉町にでもいる気分にさせてくれる情緒ある風景。ぶらぶらと観光気分で歩いていると、道の突き当たりに鄙びた感じの銭湯。入り口は2つで、入る時点から男湯と女湯が別々です。

その「男」の方に入ると下足場もやはり男女が別々。中で繋がってるのはよくあるけど、これはほとんど初めてですね。
戸を開け番台にお金を置くと、屋号の示すとおり昭和の懐かし〜い雰囲気をよく残した和風なしっとりした空間。茶けた柱と白塗り壁のコントラスト、男女仕切り壁の上には木製の上品な燦、そして脱衣場真ん中には大きな台にズラッと10個ぐらい籐の脱衣カゴが並んでます。その光景は平成の現代に住む人間にとってはなかなかに珍しく映るとともに、不思議な心地よい脱力感というか安心感が沸いてくるのは、やはり日本人のDNAが日本の原風景を憶えているからでしょうか。

浴室は非常に素朴な造りで、壁の下の方はタイル張りですが上半分はトタンです。入って両側に洗面台のような掛け湯&掛け水のカラン。そして真ん中に浅と深の主浴槽のみというシンプルさ。深浴槽にはおあいそ程度にジェットが2つ出ています。
浴槽の横の壁には、妙に明るくライトアップ(というか中で蛍光灯が光ってるだけ)された富士山(たぶん)の油絵をディスプレイしたガラス張りの“箱”がくっついてます。これがまたなんとも素朴でカワイイ。中にレースのカーテンまで付いてて(笑)、おそらく窓から景色が見えるみたいなのをイメージしているのでしょうが・・・。ちなみに女湯のほうは違う絵だそうです。

海南では浴場組合が作った「銭湯MAP」を各所で配付しており、これがなんと手書きのコピー! 今日びパソコンで簡単に作れてしまうようなもの。デジタルな感覚に慣れきってしまった我々には、忘れていた人間味が強烈に呼び起こされ、ある意味ショッキングでした。各銭湯や駅などにあるそうなので、海南に立ち寄った際には1枚もらって、ぶらぶらのんびり銭湯巡りでもどないです?
(入湯日:2005.3.20)

 

あやめの湯 鳴滝 和歌山県日高郡中津村高津尾852 [定休日]毎週水曜日

《和歌山の山あい、風光明媚な景色。》

和歌山県の湯浅御坊道路川辺ICから東の山あい、中津村。大人500円。
なんとも大自然の中の風光明媚な景色を満喫できる温泉です。中津村は元禄時代に人気を博した歌舞伎役者・芳澤あやめの出身地だということで、それにちなんだ名前だそうです。
1階はロビーと休憩所、お土産なども売っています。で、2階が風呂。脱衣場はロッカーではなく脱衣カゴなので貴重品は1階のロッカーへ。ちょっとばかし窮屈な脱衣場から浴室へ行くと、広々とした空間にとても大きな浴槽が。そして山の緑と川のせせらぎを眼前に楽しむことができる露天風呂。やっぱり露天はこうでなくちゃ。露天風呂には打たせ湯もあります。サウナやジャグジーなどはないけれど、ここには素晴らしい自然の景色があるのでそれで充分でしょう。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉です。
キャンプ場が近くにあるので、キャンプのついでにひと風呂浴びるのにはうってつけ。ここは最近できた温泉らしく、建物や設備もとてもきれいです。ガイドブックなどにも載ってあって、けっこう有名みたいですね。
(入湯日:2003.1.19)

 

白浜温泉パーク草原の湯 和歌山県西牟婁郡白浜町2927-553 無休

《露天風呂パビリオン。》

白浜温泉から千畳敷や三段壁などの観光地に向かって行く海沿いの道の途中。大人露天風呂500円、室内温泉+サウナ500円ほか。
何十年か昔は新婚旅行といえば南紀白浜だったそうでして、関西の新婚さんはみんな白浜へ行ったものだそうです。うちの親もそうやったけな。それら温泉ホテルの立ち並ぶあたりからもう少し南にある“露天温泉パピリオン”と銘打った巨大温泉施設。
「草原の湯」というよりも急な斜面に造られてるんですけどねえ・・・。

左写真の後ろの山の斜面にところどころに見える建物が露天風呂の施設で、男女それぞれ4〜5つぐらい(休止中のところもあったので正確にはいくつか分かりません)の種類があるようです。さてホテルのような玄関から中へ。
フロントで入場券を買い、奥の渡り廊下を渡ると温泉エリア。大きく男湯ゾーンと女湯ゾーンに分かれています。立て看板に全体の案内図があり、それを見るとけっこう広そう。さっそく男湯ゾーン入口の暖簾をくぐります(右上写真)。この日、男湯の方はいくつか施設が閉鎖されてて、4つのお湯をめぐるようになってました(詳しくは温泉パークのHP参照)。それぞれに脱衣場とロッカー(100円)ドライヤー、シャンプー、ボディシャンプーなど完備で、とりあえず1カ所でもういいやって人でも便利。でもやっぱり全部入りたいですよね。そういう人はどこかの脱衣場のロッカーに荷物をおいてハダカでうろうろするわけです。これがまた気持ちいいんですよ。しかし遠くのほうからは絶対ハダカ見えてると思うけどなあ(笑)。お湯的には無色透明、含重曹食塩泉ということです。どの風呂もちょっとぬるめでしたが身体はしっかり温まってました。

露天の他には、室内温泉にミストサウナがついた“熊野古道温泉”(右中写真)、また家族風呂もあるようです。これらの施設の途中に茶店があったりレストラン(?)のようなところがあったりと、趣向を凝らしたまさに温泉パーク。海も望めていい景色(右下写真)。湯上がりにはもちろん食事もOK。お座敷で宴会もできます。
(入湯日:2004.2.23)

 

龍神温泉 民宿切林 和歌山県日高郡龍神村龍神97 [定休日]不明

《この山中にナウな民宿!?》

高野龍神スカイラインを南下、道の駅龍神を越えたところのトンネル手前を左に入っていくと龍神温泉街。川の反対の道から大きく看板が見えます。民宿なので基本的には宿泊がメインですが、内風呂は入浴のみもOKで大人500円。

一度行きたかった龍神温泉、今回やっと車関係のツーリングでその機会がやってきました。龍神温泉で日帰り入浴といえばやはり元湯が有名なんですが、日曜日ということもあって人も多そうだし他を探した末この民宿となりました。
なんというかもう普通の民宿然としたこのルックス。それに中心街から少し外れているので周辺には人の姿もなく、なんともマイナ〜な雰囲気満々。しかしなによりもマニア心を(僕は温泉マニアじゃないですが)くすぐらんとするものがこの民宿のキャッチフレーズ、「ナウな民宿」!!! 一緒に行った人がお女将さんにいただいた名刺に律儀に書かれいました。そういえば以前ネットの個人サイトのレポで見たことがありました。あーここだったのね。もしや水面下ではけっこう知れ渡ってるところだったりして(笑)

というわけで早速おじゃまさせてもらうと、中はそれほど古びた感じでもなくこぎれいで大きな広間もありなかなか立派です。浴室のある階下には簡単な洗面所と廊下があり、手前が女湯奥が男湯となっています。戸を開けると家庭の脱衣所のような広さ。内湯に入る戸と露天に出るドアが別々に付いています。
浴室は四畳半ぐらいの広さでしょうか、そこに檜の浴槽がひとつのみ。そして大きな窓の外は露天風呂。露天にはこの窓からも出ようと思えば出られます。内湯の方が浴感は強く多少ぬるぬるします。露天は少々浅く庭の池みたいですが、もみじの葉がお湯に浮いてたりして風情は抜群です。
しかし気になるのは女湯との仕切り。けっこうアバウトだったりして・・・? それにしてもあのキャッチフレーズが頭から離れません。 「ナウ」という言葉が使われてた時代からしても「ナウ」とは言いがたい雰囲気・・・。謎です。
(入湯日:2004.11.21)

 

いよてつ健康ランド 愛媛県松山市南久米町3-1 [定休日]不明

《愛媛は松山、24時間営業が嬉しい。》

道後温泉で有名な愛媛県は松山、国道11号線の北側を走る伊予鉄道の久米駅から北へ入っていったところ。大人1800円(2時間までなら700円)、宿泊800円。今回“キャノンボール2003”の1日目の宿泊場所にしました。
名前からもわかる通り、伊予鉄道が出資する天然温泉のクアハウスです。松山周辺はさすが温泉の街だけあってわりと大きなクア施設がたくさんあり、ここもそのひとつ。ただ他とくらべて値段は高いですが、24時間営業で仮眠と宿泊ができるのがありがたいです。ちなみにインターネット割引券を持っていくと300円引きになります。
ホテルのようなロビーを入ると、大きなカウンターがありそこでタオルと館内着をもらいます。横にはおみやげの売店や2階にはシアタールームや居酒屋などもありますが、とにかく先におフロ、ってことで脱衣場へ。ずらーっと並ぶロッカー、でもちょっと幅が狭いなあこれ。バイクのヘルメットやらがいっぱいロッカーの上に置かれていました。
浴室にはこれでもかと言わんばかりの設備のオンパレード。主浴槽、水風呂、ぶくぶく気泡、超音波ジェット6機、打たせ2機、リラックスバス(寝るタイプのジェット)3機、足風呂、ひのき風呂、仁丹の入浴剤の薬湯、サウナ、薬草スチーム、露天風呂、とすごい。そしてどれも広〜い。とくに露天風呂はかなり広くて庭園つきの岩風呂。こりゃあいいわ。珍しいのは足風呂。腰掛けた足元にふくらはぎと足裏にジェットが当たるようになってて、旅行で疲れた足にはいい気持ち・・・と言いたいところですが、ちょっとジェットが弱かったです。
2階には休憩室やシアタールーム、宴会場、居酒屋、マンガがいっぱい揃った本棚など、夜通しうだうだするも良し、シアタールームなどで寝るも良し。風呂好きならビジネスホテルとかに泊まるよりは安いし絶対いいです!
(入湯日:2003.8.13)

 

道後温泉本館 愛媛県松山市道後湯之町 [定休日]不明

《愛媛は松山、そのものずばり道後温泉です。》

松山市内の路面電車終点の道後温泉前から、商店街を抜けたところ。神の湯入浴のみ300円。他に2階の休憩室でお茶やお菓子をいただけるコースや、ちょっと贅沢な霊の湯、個室を借りられるコースもあります。スイマセン値段は見てなかったです。
道後温泉といえばもう説明無用でしょう。3000年の歴史を誇る日本最古の名泉です。夏目漱石の小説「坊ちゃん」でもおなじみ。そこいらじゅうに坊ちゃんゆかりの品々や“坊ちゃんだんご”なるものも売ってます。ここ本館の建物は明治23年に建てられたらしく、その建物を見るだけでも充分な気もしますが、来たからにはそりゃ入らないと。入口横の窓口でどのコース(って言い方変ですけど)かを言って入浴券を買い、中の受付に券を渡して入ります。1階神の湯は、細長い廊下の左が男湯で右が女湯。広々とした脱衣場。浴室は2つありますが中は同じです。浴槽はともに主浴槽のみ。そりゃそうですね、ジャグジーとかあったら変だもの(笑)。でもカランや壁なんかは近代的なものになっていて、充分実用の風呂として考慮してあります。
数年前に「坊ちゃんの間」を1時間(だったかな)借りれるコースで入ったことがありました。1000円ぐらいしたような気がしますが、どうせ行くならこれぐらい贅沢したほうがいいかも。また近所に“椿の湯”という近代的な銭湯もあります。
(最新入湯日:2003.8.14)

 

奥道後ジャングル温泉 愛媛県松山市末町267 [定休日]不明

《松山郊外、バイキングもあり。》

松山市内から国道317号線を北東の今治方面に向かって少し登ったところ。入浴のみ400円。ホテル奥道後のランチバイキングとセットで1500円。
ここは山あいにある“ホテル奥道後”の温泉施設。ホテルの贅沢感を存分に味わいながら、ちょっと変わった趣向のお風呂が楽しめます。ホテルのフロントで入浴券を買い、すぐ横を流れる石手川べりの方に下りていくと別館になった巨大な温泉の建物が。高級感のあるロビーからさらに階段を下りて脱衣場へ。ここもさすがホテルの施設、立派な造りがリッチな気分。

脱衣場から浴室に出ると、おお〜っ、なんとまあ広々としたジャングルではないですか。簡単にいうと半透明のトタンでできた巨大な温室ですね。さらに階段を下りるとまずプールのような風呂があり、さらに下には熱帯の植物やらがいろいろ植えられていて、その隙間に2〜3人用ぐらいの小さい風呂がいくつもあります。一番奥にはかなり広い主浴槽が。柔らかな光と緑の中の温泉、う〜んいい気持ち。ただ植えてある植物が多少枯れ気味なのが惜しいなあ〜。周りは天然の大自然に囲まれた環境だけに人工的な植栽のヤレ具合のギャップが気になるところ。というかこのまま壁と屋根を取っぱらって全部露天にしたらどうなんでしょう?(笑)
でもいちおう露天もあります。多少狭いめですが、石手川のせせらぎと向いの山の緑を眺めながらゆったりとできて、こりゃあ満足満足。あと近年に増築されたサウナがあるんですが、これはちょっと・・・。温度が低すぎる上に座るところや背もたれに釘の頭がいっぱい露出してて危険かも。でもまあ、観光でちょっと変わった(?)風情を味わうにはかなりグーなところです。それにランチバイキングもおすすめ!
(入湯日:2003.8.14)

 

元気人村 愛媛県伊予郡松前町北黒田912 年中無休

《愛媛は松山の南の海岸。薬湯が強力!》

松山市内から国道56号線を南西に下りた松前町というところの海岸。大人1300円、2時間までなら500円。
ここは何が良いかって海水浴場に面した場所にあり、海で遊んだ後そのまま温泉に入れるのが便利です。駐車場も広いので海&風呂の人はここに車を止めておけます。それにレストランや仮眠室もあるそうで(これは利用してませんが)、夏のレジャーのコースにはポイント高いです。
で、フロントでタオルをもらって中へ。脱衣場はロッカールーム的でちょっと窮屈な感じはするけど、この手のクアハウスでは一般的でしょうか。浴室は、瓢箪型の主浴槽、薬湯、水風呂、サウナ。なんといっても特筆すべきは薬湯です。上質の漢方薬草を大量に使用しているそうで、入ると○○の部分が、痛っ、痛ったたた、とみんな痛くなるみたい(笑)。確かに色も濃い〜です。臭いも強力。壁には「○○を握ってお入りください」と書かれてあったと同行の人が言ってました。
それと、浴室内に“健康茶”のサーバーが置いてあって、自由にお茶が飲めるようになっています。こういうのはけっこう嬉しいですね。
すいません、写真取り忘れてたのでHPのやつを拝借しました(^^;
(入湯日:2003.8.15)

 

利楽 愛媛県温泉郡重信町見奈良1110 年中無休

《愛媛重信町:西日本最大級の露天風呂!》

国道11号線から重信川にかかる橋の横を曲り西側の川沿いに南下、突き当りの三叉路を右折してすぐ。大人850円、45分までの「カラスの行水コース」なら400円。サウナ代込み。

地図を見ると刑務所のすぐ横とあって一瞬ちょっと引いてしまったんですが、行ってみるとこれがまあすごいのなんの。駐車場2300台ですよ。というのはここはアウトレットモールとかホームセンターとかレストランなどが同じ敷地に建てられ、その共同の駐車場という最近郊外によく見られる複合型施設で、その巨大さといったら・・・。チマチマした都会生活者にとっては異次元とも言える規模です。この利楽もその中の施設のひとつ。宿泊施設も備えた天然温泉のスーパー銭湯で、なんと西日本最大級の露天風呂なんだそうで期待満々です。

入口には料金表。850円かあ。でも45分までなら400円と、非常にびみょ〜なところをつく料金設定。普段なら即850円コースでゆっくりしたいところだったんですが、この日は体調がイマイチだったため45分のカラスの行水コースに決定。フロントで退出時間が書かれた紙をもらって、さあ急げ急げ(笑)。
全体に室内ゾーンと露天ゾーンに分かれていますが、主浴槽と洗い場以外のほとんどの設備は露天のほうにあり、サウナまで露天から入るようになっています(設備等の詳しい案内は公式HPを参照してね)。さすが西日本最大と謳うだけあってメチャメチャ広いうえ、巨大な天然の岩がふんだんに使われていて、自然に囲まれた雰囲気でとてもゆったりと贅沢な気分を味わえます。面白いのはその巨大な岩を積み上げた洞窟風呂。真夏の炎天下でもここに入るとひんやりとしていてなかなか気持ち良いです。泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉で、けっこうすべすべ感のあるいいお湯でした。
しかし45分というのはほんとカラスの行水でした。もう15分あればいいのになあ。でもそうなるとみんなカラスコースにしちゃうだろうからこれぐらいが妥当なんでしょうね。旅行などで初めて行く方はぜったい850円コースがオススメです!
(入湯日:2004.8.12)

 

久万の台温泉 愛媛県松山市久万ノ台1165 [定休日]第1火曜日

《愛媛松山:プレーンで地元銭湯感覚。》

松山北西部の国道437号線から久万の台交差点を北へ曲ってすぐ。大人400円。サウナ代込み。
あんまりこのあたりの地理に詳しくないもんで、どんな目印があるかもよく知らないんですが、松山では観光名所としてけっこう有名らしい『伊予かすり会館』と同じ敷地に建つ天然温泉施設です。道路を走ってくると銭湯のような煙突が見えるんですが、その煙突はじつは伊予かすり会館のもので、そのかすり会館の駐車場に入って行くと隠れるようにして建っています。

かすり会館が観光スポットなだけに、共同になっている駐車場は観光バスの区画がたくさんあり、もしや観光客(僕もですが)でごったがえしているのでは、と一瞬思うもバスは1台も止まってなくて乗用車が数台来てるだけ。見たところかなり新しい温泉施設のようですね。
フロントでお金を払うと、夫婦で行ったのに男の僕だけロッカーのカギをくれました。男湯だけロッカーが指定されるシステムみたいで、女湯の方は脱衣場にカギがあるそうです。なぜだか分からないけど不思議ですね。その脱衣場はどちらかというと銭湯的な雰囲気で、近代的なスー銭によくある無機質感は少ないのですが、見ようによっては多少安っぽい?感じもしないではないですね。

浴室も大きな銭湯といった感じで、過度な装飾などはなくスッキリとした雰囲気。天井の湯気抜きも銭湯を思わせます。浴室の照明は壁の暖色系のものだけで、かなり暗めなのがなかなか落ち着く良い感じです。設備は主浴槽と岩風呂風浴槽、気泡付きの檜風呂、水風呂、サウナ、露天風呂、とこの手の施設にしてはやや控えめ。あまり観光的でないところに妙に親近感を覚えます。また露天も岩などは使ってなくタイル張りの四角い浴槽で、わざとらしい温泉風情をムリに作ってないというのも逆に自然な気がしますね。泉質はナトリウム塩化物温泉だそうです。
いかにもっていう装飾や風情みたいなのを求めてる方には不向きかもしれませんが、地元の普通の温泉銭湯としての感覚を味わえるプレーンさが結構Goodです。
(入湯日:2004.8.12)





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