−日記帳(N0.2208)2008年01月15日−
国立観戦記余話
−日記帳(N0.2209)2008年01月16日−
北京の大気汚染の酷さ


当日の国立競技場(手前に見える高層ビルはドコモタワー)

昨日の日記にありますように、昨日は母校の37年ぶりの優勝そして11年ぶりの国立での決勝戦進出に合わせて、久しぶりに上京し首都圏在住の同窓生たちとその感動を昼は霞ヶ丘で、夜は西新宿の高層ビルの一角で分かち合ってきました。西新宿は私が東京の商社に在職中、会社の帰りに甲州街道沿いに軒を連ねていた屋台に友人たちとよく寄った思い出もあって懐かしかったのですが、その面影は全く無く東京都庁、新宿住友ビルなどの超高層ビルがが林立している風景に世の移り変わりの激しさを感じました。

母校のある静岡県から離れていった同窓生たちは、離れて行った先々の地区ごとで同窓会を開くことはあっても地区を横断して開くことは有りませんでした。しかし、今回の母校の快挙に感動して、遠くは大阪、仙台から応援観戦に駆けつけた同窓生たちが多く見られました。今回は事前にメールでお互いに連絡しあって15名ほどの同級生を中心にほぼ同じ年代の同窓生たちが国立競技場のに集結して纏まって観戦しました。

ひとつ残念なことが有りました。試合開始前の午後1時頃、JR千駄ヶ谷駅に着いて、その人の多さに驚きました。駅から国立競技場への道は人波で思うように歩けません。それでも、入場券を持っていなかった一人の同窓生は入場券が売り切れてしまうことを恐れて人波をかき分けて正面ゲートに急ぎました。約20分かけて漸く正面ゲートに着いたらマイクで「只今、入場券は全て完売しました・・・・。」と告げられて愕然としました。

実は、1月6日の準決勝戦では空席の方が多かったことから当日券で入場可能との情報連絡が有りましたので、私もそのつもりでいたとろ、ある同級生から完売の恐れが有るので前売り券を購入しておいた方が無難との情報が有り、数日前にセブンイレブンで購入しておりました。殆どの同級生たちもその情報によって前売り券を購入しておりましたので無事入場できました。しかし、購入してなかった二人の同級生のうち一人は、たまたま居合わせた、母校後輩でバルセロナ五輪の日本代表監督で昨年殿堂入りした山口芳忠さんから入場券を譲ってもらい入場できたのですが、千葉から来た同窓生は断念して自宅でテレビ観戦したのでした。

困ったことがひとつ有りました。JR千駄ヶ谷駅から新宿まで行こうと思い、乗車券を買おうとしたら、何と全ての窓口に20メートル近い行列が出来ているのです。首都圏在住の同窓生たちは全員、地下鉄、私鉄、バス、JRの全ての交通機関を1枚のカードで乗り継げるPASMOカードを持っているので自動改札にカードを差し込めばいいのですが、私と大阪からきたA君は持っておりませんので、20分間並んで買わざるを得なくなったからです。

同窓会は、新宿住友ビル49Fの「どんと」で開かれ、私としては卒業以来の旧交を温めることができました。中には元日本代表の経験を持つN君をはじめサッカーに詳しい同窓生が数人おりましたので、準優勝の祝賀会ではありましたが、彼等を中心にその敗因を分析してみました。結局、今回は両校のサッカー環境の違いが敗因ということでみおんなの意見が一致しました。

最大の違いは練習場でした。流通経済大柏には、人工芝の専用練習場で130人の部員が練習に汗を流して一体感を強め、更に系列校のサッカー関東大学王者流通経済大と毎週練習試合が出来るサッカー環境が有ります。一方の藤枝東は、その殆どが静岡県でも有数の進学校のため難関の入学試験を経て入学した50人の部員が、デコボコの他の運動部と共通の校内の運動場で練習するのが精一杯です。また、流通経済大柏の監督、コーチは専任ですが、藤枝東は、監督は同校教師との兼任、コーチは手弁当です。

この差は、公立校と私立校の差に基づいておりますから本質的には縮めることは出来ません。しかし、人工芝グランドの建設構想が浮上しており、更にJリーグの指導経験を持つコーチを臨時で招聘できれば、かなりのところまで縮めることは出来るのではないかと思います。そのために寄付金を募るならば出来る限り協力しようではとの意見が纏まり、来年も県代表にになったらまた同窓会を開くことを約束して散会しましたが、私にとって時すでに新幹線最終に間に合わないタイミングでした。


大気汚染で霞む北京市街

中国には4回旅行しましたが、北京、上海、重慶、成都の大都市では一度も青空を見ることは出来ませんでした。特に酷かったのは重慶、北京でした。重慶は霧が発生しやすい地理的な影響が有るので多少配慮されることは有りますが、北京にはそのような影響は無いはずですから、全て人為的な影響によるものです。

一日に1,000台のペースで急増する自動車の排ガス、建設ラッシュの工事現場からの粉じん、郊外の都市化による影響がその原因と考えられ、時に風の強い日に稀に青空が見えることは有るようですが殆どの日は霞んで太陽もぼやけて見えます。また春になると、西方の砂漠から黄砂の影響で更に酷い状態になります。

こんなところで、オリンピックが開かれるのですから、大気汚染が殆どない北欧などの国々から来る選手たちの心配は想像以上で、出来る限り北京での滞在日数を減らそうとする動きがでております。その上、食事、トイレ施設にも不安が有ることからそのような動きが加速され、既に20ケ国が日本での合宿を希望し、昨年末でうち8ケ国の受け入れ先が内定しております。

フィンランドの陸上チームは世界陸上で9カ国が滞在した香川県丸亀市、英国の水泳チームは大阪市、アイルランドは松江市、スウェーデンに至っては19競技の150人が福岡市、ドイツの陸上は北海道士別市・芦別市、水泳は熊本市、米国のカヌーは石川県小松市での合宿がそれぞれ内定しております。

更に日本合宿を希望している国は、ポーランド、イタリア、チェコ、スペイン、ブラジル、ギリシャ、オランダ、カナダ、フィンランド、フランス、ベルギー、ニュージーランド、スロバキア、オーストラリアなど20ケ国に及んでおり、その後も全く改善の兆しが見られないことから、日本で事前に合宿する国はさらに増えるものと思われます。

東京オリンピックの時、現在の北京と同様に車が急増し、ビルの建築ラッシュだったにもかかわらず、東京の空は真っ青で綺麗でした。オリンピックはいい環境のもとで外国の選手や観戦に来る旅行者をもてなし自国の良さをアピールするところに最大の意義が有ります。このような状態では、逆効果になってしまいます。

ややり、この国でオリンピックを開くのは10年早すぎたのではないかと思います。しかし、それでも私は中国はこれからも旅行したい国です。それは、北京や上海などの大都市ではなく、例えば昨年旅行した、九賽溝・黄龍のようなところです。その素晴らしさの一端をここをクリックしてご覧下さい。


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