| −日記帳(N0.2206)2008年01月13日− |
| 二酸化炭素温暖化説の疑問(3) |
| −日記帳(N0.2207)2008年01月14日− |
| 藤枝東、37年ぶりの優勝成らず |
![]() |
南極、アラスカ、グリーンランドなどの寒冷地で降る雪は融けずに積もり、次々に自らの重さで圧縮されて、1年単位で層をなして年輪のように氷の床(=氷床)を形成していきます。その場合、雪の中に含まれている大気は独立した気泡となって、この氷床の中に封じ込められます。しかも地球上の大気循環により、この大気は地球上の平均的な状態のまま封じ込まれております。従って、もしこの氷床を掘削して長い氷柱(氷床コア)として取り出すことが出来れば、この氷柱は奥の先端にいくほどに古い氷床から構成されておりますので太古に至る地球環境のタイムカプセルであり、太古からの手紙の役割を果たしてくれます。 上図は、日本の南極観測の第一期ドームふじ計画で、2503m分の氷床を掘削して取り出し、零下50度に保存して日本に持ち帰り、その気泡中の大気の二酸化炭素濃度、水蒸気(飽和)濃度から温度を計測・算出して、これらがどのようにこの32万年間に経時変化しているかをグラフで示したものです。この解析から気温と二酸化炭素濃度が相関性を示しながら変動をしていることが明らかになりました。このような資料が二酸化炭素温暖化説を裏付けるものとして二酸化炭素温暖化説の学者たちに取り上げられました。 しかし、相関性が認められるのは、約1万年から32万年の間で1万年以降は逆相関の様相を呈し、二酸化炭素濃度が増えると温度は下がる傾向を示しております。このデータは二酸化炭素温暖化説を否定しておりますからこの説を唱える学者たちには不都合です。しかし、直近の数十年ぐらい前から再び相関を示すような変動が認められることに着目しました。1850年からハワイのマウナ・ロア島で大気中の二酸化炭素濃度を観測し続けており、下図はそのデータです。 |
![]() |
このデータに、1951年から1980年の世界の年間平均気温を0とした場合の温度推移グラフを対比させたのが下図です。このデータは二酸化炭素濃度が急激に増え始めた1970年以降、平均気温も急激に上がっておりますので、二酸化炭素温暖化説の学者たちにとっては格好のデータとなります。これをもとにIPCCは二酸化炭素温暖化説を正当化し、更にゴア元副大統領は地球上の数々の異変が地球温暖化によるものと断定して『不都合な真実』なる映画を作り、これが評価されてIPCCとともにノーベル平和賞を受賞、更にはアカデミー賞「長編ドキュメンタリー賞」も受賞し、一躍世界のヒーローになっております。 |
![]() |
このデータから論理的に「二酸化炭素濃度増大が一意的に地球温暖化に繋がっている」と結論付けるためには、「二酸化炭素濃度が増大する(A)と地球は温暖化する(B)」という命題で、A⇒B とともに B⇒A が真であることを証明し、A と B が同値で、A が B の必要・十分条件であることが証明する必要が有ります。 しかし、A⇒B つまり「二酸化炭素濃度が増大すれば地球が温暖化する」が真であることは証明されておりますが、B⇒A つまり「地球が温暖化すれば二酸化炭素濃度が増大する」は証明されておらず偽であることから、A と B は同値でなく、従って「二酸化炭素濃度増大が一意的に地球温暖化に繋がっている」と結論付けることは論理的には出来ません。ここで、B⇒A が偽である理由は、地球温暖化には、昨日の日記で要因Xで例示したように、二酸化炭素濃度増大以外にも多くの要因が挙げられているからです。 また、ゴア氏の『不都合な真実』には、上述のように、A⇒B をもって B⇒A とする論理的に矛盾する記述や、まだ科学的に解明されていない現象を地球温暖化に起因させる非科学的な記述が多く見られます。現に、昨年10月、英国の高等法院は具体的に九つの誤りが有るためこの映画を学校で上映するのは問題が有るとして是正処置を求める判決を下しております。私もこの映画のサマリーを動画で観ましたが、小学生たちに無条件で鑑賞させるには問題が有ります。日本の文部省がこの映画を推薦しているところにも問題が有ります。この映画の問題点は、改めてこのシリーズで取り上げることとします。 |
![]() |
| 藤枝東のシンボルカラー藤色に染まった国立競技場のスタンド |
この日、国立競技場は満員札止めとなり、高校サッカーの歴史上初の48,000人を越える大観衆で埋め尽くされたたスタンドの聖火台の左側は藤色に染まり、試合前の応援団のエールの交換の後、競技場に「あゝ東海の 空遠く・・・♪」の母校の校歌が響き渡った時は目頭が熱くなる思いがしました。そして2時過ぎに試合が始まりました。試合は前半こそ1:0で終わりましたが、後半になってから驚くようなシーンが展開されていきました。 あれが高校生のサッカーか、と感嘆させられるほどに流経大柏の選手たちの動きは素晴らしく、殆どワントラップでボールをコントロールして素早く出すパスが正確で玉足が速いため流れるように繋がっていくパスワークで決定的なチャンスを作っていたのに対し、藤枝東の選手はトラップしてからパスを出すのに一呼吸置くため、柏のDFに直ぐに寄られシュートチャンスを封じられ藤枝東としては殆ど決定的なチャンスを作れませんでした。 藤枝東は、過去3回流経大柏と戦って3連敗しているだけに、相手の攻め方は心得ていたはずでした。素早いプレスをかけてくることを予想し、これを得意のサイドを使ったパスワークでかわす戦略にでたのですが、これが逆に裏目に出てしまった感が有りました。流経大柏のプレスによって藤枝東パスコースが封じられ、苦し紛れに出すパスは読まれてカットされてボールを奪われ、自陣に攻め込まれると、藤枝東より速くて正確なパスワークで決定的なチャンスを作られ失点を重ね、4:0という大差で流経大柏が圧勝しました。 この試合、目だった選手はやはり流経大柏の大前君でした。166センチ 64キロという小柄な体格ながらスピードあるドリブル、天性のポジショニング、確度の高いシュート等、FWに必要な能力を全て持ち合わせており、 通算7得点で、インターハイ、全日本ユースに続けて得点王に輝いたのは納得できます。特に、この試合後半3分にこの試合を決めた角度の無い位置から決めた2点目のゴールは実に見事でした。(下の画像) |
![]() |
大前君は、既に清水エスパルスへの入団が決まっており、明日静岡市で入団記者会見が行なわれることになっております。静岡の高校を破って日本一になって、静岡のチームに入団して日本一を狙うのも何かの因縁です。同じ、背番号10番で得点王を争った藤枝東の河井君も、大前君と同様に体格に恵まれていないのに、攻撃的MFとして見事でした。私は在学中に数学を河井先生に教えて頂きましたが東京教育大(現筑波大)出身のとても優秀な先生でした。河井君は推薦で慶応大法学部に入学が決まっているとのことですが、やはり河井先生の血筋を受け継いでいるだけのことは有ります。その河井君と大前君が試合終了直後に声を掛け合うシーンが有りました。敗戦のショックでピッチに倒れこんだFWの松田君を大前君が助け起こしながら河井君に声を掛けているところでした。 |
![]() |
試合終了後は準優勝祝賀会と広域同窓会を兼ねて都内各所で打ち上げ会が行なわれたようです。こうして昼は国立に集い、夜は祝杯を重ねつつ卒業以来の再会を喜び合うことが出来たのも、後輩の選手たちの準優勝という素晴らしいプレゼントの賜物と思い、ここに選手諸君の健闘を讃え、こころから感謝します。我々も首都圏在住者を中心に15名ほどが新宿の高層ビル49階のレストランに集合し半世紀ぶりの再会を喜び合い夜の過ぎるのも忘れて痛飲し、私一人だけ新幹線終電に遅れ、都内のホテルに宿泊する羽目になりました。これもまた楽しからずや。 |
| 前 頁 へ | 目 次 へ | 次 頁 へ |