−日記帳(N0.140):2002年3月12日−
市内で作業員5人ガス中毒死
昨日、午後2時過ぎ頃でした。けたたましい救急車のサイレンの音に加えヘリコプターの爆音が聞こえ騒然となりました。 やがて夕方5時のニュースで市内で作業員5人がガス中毒死したことが判り唖然としました。

下水からの硫化水素の発生は平成8年に東京都・杉並区で起こった杉並病の原因の一つとして採り上げられてからクローズアップされ、労働安全衛生法の規則でこの種の作業では始業点検として硫化水素濃度を測定し、少なくとも10ppm以下になるよう換気することを義務付けております。

勝手な推測ですが、この下水管は雨水専用ですので生活排水による汚泥は少ないと判断し所定の点検業務を省略したのではないでしょうか。実際は側溝からの生活排水による汚泥が下水管に詰まっていた上、海に直結した下水管に満潮により海水が逆流したためガス中毒で失神した作業員が水死する等の不幸が重なったものと思われます。
事故現場の見取図(中日新聞より)
ガス中毒で最も恐ろしいのは酸欠です。船内の積荷が発酵したり、タンク内での溶接作業したりして炭酸ガス濃度が高まって相対的に酸素濃度が低くなり10%を切ると昏睡状態に陥り心停止する恐れが有ります。この場合恐ろしいのは硫化水素や溶剤系ガスのように無臭のため危険を予知出来ず酸欠空気を一呼吸したら手の施しようがなくなることです。

LNG系都市ガスの主成分で下水からも発生するメタンガスはそれ自体毒性はないのですが、酸欠を誘起することと爆発の恐れがあるためわざと臭いをつけて危険予知できるようにしてあります。

次に怖いのが無色無臭の一酸化炭素中毒ですが、酸欠と違い即死状態にはならず意識が有るうちに新鮮な空気を深呼吸すれば助かる確率が高いので手の施しようが有ります。 そして、亜硫酸ガス、塩素ガスは刺激臭が強く息苦しくなりますのですぐ危険回避しますが硫化水素の場合は温泉などで経験するように希薄濃度の場合は臭いだけでさほど息苦しくならないので、しばし我慢して逃げ遅れてしまう場合が有りますが今回はどうだったのでしょう。 1997年9月に八甲田の山中で登山中4名が死亡したのもこの硫化水素を吸って逃げ遅れたのが原因でした。
−日記帳(N0.141)2002年03月13日−
話題の辻元清美さんのこと
最近、女性議員がいろいろな面で目立ってきております。 扇千景国土交通大臣、田中真紀子前外務大臣、そして辻元清美社民党・政策審議会長・・・。 中でも、辻元清美さんはまだ1年議員でありながら、与野党の先輩女性議員を尻目に七面法被の活躍をされております。

確かに、鈴木宗男議員をはじめ自民党議員による政官業癒着疑惑について国会で鋭く詰め寄る彼女の言動が一部の国民の喝采を浴び、「総理 総理 総理」とか「疑惑の綜合商社」と言ったような大衆受けする言葉を駆使し結果として国民の政治への関心度を深めるのに貢献している功績は大きいと思います。

彼女がこれだけ人気者になったのは、常日頃からうどん屋の娘と言って憚らない大衆性、語調は荒っぽいのに何故か憎めない関西弁、社民党所属であることを忘れさせるような国会やテレビでの人を惹き付ける巧みな話し方等に有ると思います。

もし、彼女が自民党などの与党に所属していたらこのような活躍は有り得なかったでしょうから、弱小野党の社会党に所属し、しかも弱小とは言え一党の政策審議会長の立場にあることが奏功しているように思います。

飽きもせず古色蒼然とした非現実的な政策を掲げ、それを国民の総意と錯覚し、年毎に国民から見放されていく社民党 にあっては確かに、彼女は異色の存在に見えますが、それでも朝銀問題での北朝鮮擁護とも受け取れる不可解な日本政府への抗議活動、北朝鮮の拉致疑惑に対する消極的な対応等、多くの国民の期待を裏切るような社民党ならではの言動も垣間見られます。

また、個人的には信じたくないのですが、日本赤軍への関与をはじめ彼女の周辺に数々の疑惑が渦巻いているのも事実でこうした疑惑に対して事実関係を明確にして国民の期待を裏切っていないことを立証していく必要が有ります。

しかし、こうした疑惑が解明され事実無根と判ったとしても彼女が社民党に所属している限り、彼女が主張する自民党に代わる新政権の旗手になるのは到底無理でしょう。 また有り得ないこととは思いますが、もしも仮に疑惑が事実なら国益を優先して事実関係を全て暴露し社民党の古いしがらみから脱皮して新しい出発に代えて欲しいものです。

時には自身の、党のイデオロギーを超越してでも、現在自分が国民から支持されつつあると言う有利な立場を生かして 現実的に日本を変えていくことを優先して欲しいものです。 このままでは、政治家タレントで終わってしまいそうですので敢えて苦言を呈します。


 
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