−日記帳(N0.833)2004年03月15日−
高橋尚子さん五輪出場落選

日本陸上競技連盟はは本日、渋谷の岸記念体育会館で理事会、評議員会を開き、アテネ五輪のマラソン代表男女各3人を次の通り決定しました。

・女子代表
野口みずき(25:グローバリー 昨年の世界選手権2位)
土佐礼子 (27:三井住友海上 名古屋国際優勝)
坂本直子 (23:天満屋 大阪国際優勝)
千葉真子 (27:豊田自動織機)補欠

・男子代表
国近友昭 (30:エスビー食品 福岡国際優勝)
油谷繁  (27:中国電力 世界選手権5位)
諏訪利成 (27:日清食品 福岡国際2位)
高岡寿成 (33:カネボウ)補欠

注目の女子のシドニー五輪金メダリストで日本最高記録保持者の高橋尚子(31:スカイネットアジア航空)を押す選考委員は10人中1人しかいなかったため選ばれず、女子史上初の五輪連覇の夢を断たれました。彼女の落選について、日本陸連の沢木啓祐強化委員長は「原案作成では高橋をめぐる議論に集中し、彼女の実績は最大限に尊重したが、選考レースの結果から判断し代表を選ばざるを得ず、苦渋の選択だった」と説明しております。

インタビューで、小出監督はマラソンの記録はその日の気象条件で大きく変化するので記録を優先する選考に難色を示し、五輪でメダル獲得を期待できるとの選考基準をもっと重視すべきとして、今回の選考結果に不満を示し、選考レースでの記録重視するとの選考基準が事前に判っていたら、名古屋に彼女を出場させていたと思うと語り、その一方で名古屋に出場すると五輪まで5ケ月程度しかなく五輪でのメダル獲得は難しいと矛盾したことを言っております。

この小出監督の考えが正しいとすればこの3月中旬の名古屋での選考レースは無意味になり、名古屋に出場する選手は例え選ばれても五輪でのメダル獲得は所詮無理と言うことになります。彼の考え方は大学入試で例えるなら、推薦入学を大学側が認めていないのに勝手に推薦入学できると考えて入学試験を受けないのと同じです。

代表の選考基準は、東京、大阪、名古屋の「選考レースの上位選手の中から、五輪でメダル獲得または入賞が期待できる選手」となっておりますので、東京で国内トップの2位の高橋尚子さんが選ばれる可能性は充分有ったはずですが、敢えて選考レースのタイムを優先した日本陸連の今回の選考は妥当と思います。

「強い者が勝つのではなく勝った者が強い」ことを彼は忘れているとしか思えません。 東京での高橋選手の途中失速は明らかに体調調整の失敗と言う初歩的なミスと思われるだけに、監督としてレース前にこれを見抜けなかったこと、また今回の日本陸連の選考方針を見抜けなかったことを考えると監督としての責任は重大であると思います。
−日記帳(N0.834)2004年03月16日−
日本、レバノンに執念の辛勝


正直、こんな接戦になるちは思いませんでした。前半14分の見事な阿部のFKによる先制で、今夜はどれだけ点を取ってバーレーンとの得失点差を如何に広げられるかが見どころと余裕をもって戦況を楽しんでいましたが、その後日本側のリズムが悪くなり結局、前半は1:0で終わり、何か物足らなさを感じながらも後半を期待することにしました。

ところが、後半になっても点が取れないまま、後22分、レバノンの縦パスを近藤がクリアしようとするも空振りして、抜け出したアトウィのミドルシュートに林が飛びつくも及ばず、同点になってしまい、これまでかと観念した、その後2分後、石川のパスを受けた前田のクロスをゴール前に飛び込んだ大久保がヘディングシュートして再び勝ち越して場内歓喜の嵐、私も思わず手を叩いて大喜びする有様でした。

この結果、日本は再び得失点差の違いで、このように首位に立ちました。 明後日の最終戦で首位が決まりますが、理論的には自力優勝はバーレーンにのみ有り、日本、UAEはバーレーン、レバノン戦の結果により首位になる可能性が残されております。まず、日本が首位になるケースを考えてみます。

・UAEに勝った場合:
バーレーンがレバノンに負けるか引き分けるか、勝っても得失点差で日本に及ばない場合は日本が首位。例えば日本が1点差でUAEに勝った場合はバーレーンは少なくとも5点差以上で勝たないと首位になれません。得失点差が同じ場合は総得点の多いバーレーンが首位に立ちます。

・UAEに引き分けた場合:
バーレーンがレバノンに負けるか引き分ければ日本が首位、バーレーンがレバノンに勝てば無条件でバーレーンが首位。

・UAEに負けた場合:
バーレーンがレバノンに負けた場合、勝ち点が3ケ国とも10で並びますので、得失点差の争いになり、3ケ国中で最も得失点差の少ないバーレーンは首位になれず、日本、UAEの争いになります。したがって4点差以内で負ければ日本が首位、5点差以上で負ければUAEが首位に立ちます。

ただ、怖いのは首位の目を絶たれたレバノンが同じイスラム国家のバーレーンを首位にするために八百長試合をして、意図的に大差で負けるように計らうことです。これには、FIFAの監視も有り、もし、FIFAが八百長と判定すればレバノンは除名処分を受けることになるでしょうから、まず有り得ないとは思いますが手抜きすることは充分考えられますので、日本はUAEからより多く得点することです。

前 頁 へ 目 次 へ 次 頁 へ