ドッツァー記念館
ドッツァー(ドッツアウアー)は現在ではチェロ教則本の作曲家として知られるのみですが,ドイツ・ロマン主義の台頭するエルベ河畔の世界都市ドレスデンを中心に活躍したチェリスト,作曲家でもありました。
ドッツァー(1783[天明3年]〜1860[安政7年])から見ると,ベートーベン(1770-1827)はほぼ一回り上,シューベルト(1797-1828)やウェーバー(1786-1826),シューマン(1810-1856)はドッツァーの生涯に収まってしまいます。また,ドッツァーがドイツで活躍していた頃,ゴセック(1734-1829),ボッケリーニ(1743-1805)は晩年を迎えていました。彼とほとんど同じ時代を生きたのが,バイオリニスト,作曲家のシュポア(1784-1859)でした。彼はドッツァーを賞賛しています。
ドッツァーの作品はチェロ作品はもとより,室内楽曲から交響曲,オペラまで多様な作品を手がけていますが,そのほとんどが忘れ去られました。練習曲ですら一種の気品さえ湛えた音楽を創作したこの音楽家に興味を持った私は彼の生涯を調べてみました。まだ十分とは言えませんが,中間報告的に「ドッツァーの生涯」としてまとめました。これからも追加を行っていく予定です。
一方,泣く子も黙る彼の練習曲をコツコツとさらっている私にとって,日々のレッスンでの指示は大切な道しるべでもあります。あまりにも難しく「難曲の殿堂」入り(つまり「積み残し」です)をしてしまった曲も多いのですが,同じ曲を練習する人の参考のために(もう卒業してしまった方には笑いの種に)私の注と感想を「ドッツァーの傾向と対策」と題して記録,公開しました。(※現在はドッツァーの練習は中断しています)
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