ASTRO CALENDAR 2005 August

●空のカレンダー2005年 8月の空

● MOON PHASE

8月5日 8月13日 8月20日 8月27日

8月1〜7日 スターウィーク

 ことしのキャッチコピーは「地球発、星空行き」 公式サイトは下記です。一足早く始まった、スターウォッチング(全国星空継続観察)のサイトもあわせご紹介。(7月27日〜8月9日)いずれも別ウインドウが開きます。

8月7日 立秋・山中町で星空観察会

 スターウィーク千秋楽のこの日、山中では星空観察会が開かれます。ご近所の方は是非お越しを。

8月9日 海王星が衝

 海王星は現在やぎ座にいて、8月9日が衝。この惑星の衝は毎年恒例の行事だが、とんと話題にならない。それもそのはず、このときでも地球からは44億kmのかなた。いくら直径が地球の4倍近いとはいえ、7.8等と肉眼では見えない。望遠鏡を使えば、やっとこさ見えるが、その視直径は2".3 で、満月の大きさに拡大するには800倍の倍率が必要な勘定になる。10cmで200倍のレベルでは、およそこのようなイメージにしか見えない。色だけは、青緑色をしているのが分るだけで、暗黒に小粒のえんどう豆がある印象だ。

 海王星の発見は事実上1846年。海王星の公転周期はほぼ165年だから、発見当時の場所に戻ってくるまで、あと6年が必要だ。

■ 海王星の発見者は誰?

 海王星の発見は1846年。天王星の動きを元に、フランスのルベリエが新天体の位置を計算し、捜索を依頼されたベルリン天文台のガレが発見した。時同じくしてイギリス人の学生アダムスも同じ計算を終えていたので、普通の天文書には、この3人が仲良く発見者とされている。ルベリエ同様、アダムスはケンブリッジ天文台のチャリスにも捜索を頼んでいた。ところが、チャリスも大先輩のエアリーも学生の話には冷淡だった。そのため、確認が遅れ、発見の栄誉をガレにさらわれたという。ただし、イギリスの教科書では、このチャリスも海王星発見者に加えることが多いようだ。

 海王星はそれ以前に何度か捉えられている。ラランデは発見の半世紀以前に海王星を観測している。また、ガリレオが1612年暮れに木星を観測した際、何という偶然か、海王星がすごそばにいたのである。ガリレオのスケッチには、この海王星が記録されているという。しかし、海王星の光度は木星本体の1万分の1以下。衛星に較べてもかなり暗い。彼の望遠鏡では特に注目しなかったのであろう。

 ところで、わが国の元祖日本地図のクリエイターといえば、伊能忠敬先生。忠孝は精確な経度測定のため、夜は望遠鏡で天体観測を行っていた。忠敬らの記録によると、弟5次測量行脚の途中、文化2年4月22日伊勢で※木星食を観測したとある。この日付を現代の暦に引き移すと、西暦1805年、(つまり今からちょうど200年前)の5月20日〜21日となる。まさしくこの頃、さそり座で海王星が木星のすぐ近くにいたのである。忠孝の望遠鏡が海王星を捕らえていたことは充分考えられる。ガレの発見からは41年前のことだ。「あれ? 少しばかり位置を変えるヘンな青っぽい星があるなあ」と、忠敬がこの天体に気づき、ベルリン天文台にでも報告していたら、海王星発見の名誉は日本人に与えられていただろう。

※ ここで言う木星食は、ガリレオ衛星相互の食で、月による食ではないようだ。
■ アダムスとチャリス、エアリーの話は、 横浜こども科学館 プラネタリウム 一般番組 『未知の惑星を求めて』 に詳しく書かれている。
■ 画像は1989年、ボイジャー2号が撮影したもの。NASAのHPより。

8月11日 旧七夕

8月12日 ペルセウス座流星群が極大

8月23日 処暑

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