ちょこっと十勝 野鳥のページ
カッコー ←カッコウ、なすびさんに特注で作っていただきました。
ありがとうございます。

托卵する鳥、される鳥をウチの周りから集めてみました。

カッコウとノビタキ
カッコウとノビタキ 今の時期に
よく見かける光景です
 右下のノビタキが
左上のカッコウを
追いかけています。


きっと
托卵しようとして
見つかったのだと思います。


(0616)


カッコウの仲間(ホトトギス科・・カッコウ、ホトトギス、ジュウイチ、ツツドリ)は
どの種も自分で巣を作らず他の鳥の巣にその卵を産みつけて育ててもらいます。
これを托卵と言い育ての親を仮親と言います。
ホトトギス類は、仮親(托卵の相手)が卵を産み始めるとその巣から卵の一つをくわえ出し、
自分の卵を一つ産み落とします。
この卵は仮親の卵より早くヒナになり、他の卵を全部巣外に押し出してしまうため、
仮親はこのヒナを自分のヒナとして育てるのです。
托卵と仮親の卵は類似しており、どの種も托卵相手がおおよそ決まっているそうです。

4種の主な托卵相手(太字は画像あり)
カッコウ…………モズ、ホオジロ、オオヨシキリ、ノビタキ、アオジ、ウグイスなど。
ホトトギス………ウグイス、ミソサザイなど。
ツツドリ…………センダイムシクイなど。
ジュウイチ………コルリ、ルリビタキ、オオルリなど。


托卵する鳥(北海道ではおもにカッコウやツツドリが主流です)
道央、道南にホトトギス。一部の地域にジュウイチもいるそうです。

郭公

カッコウ

(カッコウ目カッコウ科)
L35cm


平地から山地の林や草原などに住む。
 繁殖期にオスは
「カッコー!カッコー」と鳴く。
飛行中も鳴く。
ウグイス類、モズ類、
セキレイ類、オナガなど
に托卵する。
これまでに28種類の鳥に
托卵した記録あり。

 われわれ農家は「カッコウが鳴いたら大豆を蒔いて良い」と
昔から言い伝えられてカッコウの動向を気にしていました。
ところが今までカッコウの姿って見た事なかったです。
初めてその姿を見ていかにも托卵に向いている体型だなと思いました。


「カッコウがずるい、と言うのは人間的な見方ですあんなに苦労するくらいなら、
自分で子育てした方が楽ですよ」・・カッコウ研究20年の鳥博士のお言葉です。

ツツドリ  (カッコウ目カッコウ科) L33cm 夏鳥、
主にウグイス類のセンダイムシクイ類に托卵する。
 繁殖期にオスはスローテンポで「ポポッX5 」鳴く (05.08)
ツツドリ ツツドリ托卵のページへ


托卵される鳥(主にカッコーに)

モズのオス

モズ モズ科  L20cm  
漂鳥または留鳥

これが「はやにえ」の下手人です。
「はやにえ」についての説明は右→を。
でもカッコウやその仲間に托卵もされるんです。
北日本のモズは灰色味の強い個体が
いるそうです。
ハンサムモズ。(雄)

ちょっと脱線しますが、
これが「はやにえ」された状態です。


ハヤニエされたゴジュウカラ
↑今回の犠牲者はゴジュウカラ
モズの仲間は捕らえた獲物を
枯れ枝、鉄条網などに刺しておく習性があるそうです。
 はやにえは冬の食べ物の少ないときの為の
貯食、縄張りの目印、タカのように足が強くないモズ
が獲物を引き裂くために突き刺すなど諸説あります。
ヒナに与える食べ物とはやにえの獲物は違うとも言われたりして謎の習性です。
(主なはやにえ)
虫、カエル、小鳥、ネズミ、ヘビその他。etc

青鵐

アオジ ホオジロ科
L16cm


オスの頭部は暗緑色、目先は黒。
下面は黄色っぽい。


鳴き声がとてもキレイで特徴あります。
カッコウやその仲間に托卵されるそうです。


そんなに警戒心は強い方ではないと思います、
生前のハヤテによく捕まっていました。(雄)

ホーホケキョ


ウグイス スズメ目ウグイス科(L14〜15、5cm)
鶯(正面顔)(←正面顔)
 全身オリーブ色一夫多妻らしいです。
声が派手だから容姿は地味なのでしょうか?

蝦夷仙入 エゾセンニュウ  

スズメ目ウグイス科 L18cm

北海道に夏鳥として渡来する。繁殖期には夜明け前と夕方から夜にかけて
ホトトギスに似た声で「トッピンカケタカ」とさえずります。
 われわれ北海道人には「ジョピンカケタカ(鍵かけたか?)」
と聞こえます。
エゾムシクイ エゾムシクイ

スズメ目ウグイス科 L11.5cm


なぜか家の倉庫で囀っていました。
しかも2、3羽で。「ヒッヒッヒー」
その声は素晴らしく響き渡っていました。

 センダイムシクイ (主にツツドリに托卵されます)

スズメ目ウグイス科
L12.5cm


ムシクイの中ではもっとも
緑っぽい。
聞きなしは
「焼酎一杯ぐいー」
「チョチョジー」など。
私は
「鶴千代君」とも聞こえます。


 托卵される野鳥もカッコウの卵を見やぶれる鳥が出てきたそうです。

突然ですがクイズです。
「托卵される側は、まさにされる時に、
カッコウやホトトギスと争ってまで阻止しようとするのに、
いざされてからは、抱卵をして、自分よりずっと大きなヒナに給餌までする。
そんなに小鳥はお人好しなのでしょうか??」

↑この理由、なぜだかわかりますか???
・・答えはこちら → 
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 仮親は自分より大きなヒナに食べ物を運び育てます。
卵を産みつけられる小鳥は大迷惑ですが、托卵されもなおそれらの小鳥が住み、
カッコウの声が聞こえる自然は豊かな証拠といえるそうです。



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