■ 6/30(月)、7/1(火)
サンティアゴ巡礼日誌(ル・ピュイ・ルート編)
ル・ピュイ・アン・ヴレイへ!
午前中は仕事に出掛けた。午後3時過ぎに自宅に帰る。
時間がない。準備も途中で、あれこれできないまま夜8時に出発。
チェックインはかなりの行列。
恐れをなして宮ちゃん(主人)は早々に帰る。
機内持ち込みの荷物は、サイズがOKでも重量は5kg以内の制限があり、
私の荷物はみごとに却下されてしまった。なぜなら
10kgを越えていたのだ。さちこ(娘、11歳)の荷物は5kgでOK!
機内では周りに中学生くらいの団体がおり賑やかだったが、
私達はずっと寝ていた。私は時々目を覚ました。
6時間45分のフライトの後Lyonリヨンに到着。
飛行機がうまい具合に着陸すると、件の若者達から拍手が上がった。
私は自分の初海外旅行を思い出した。当時も拍手したもんだ。
リヨンは薄曇り。町並みはオレンジ色がかったかわいい家と
小麦畑と思われる麦わら色にもこもこした緑がまじる。
カナダとはまるで違う印象だ。
入国審査で2人だけ少し待たされた。
そりゃそうだ。カナダ人に混じってカナダから日本人がやって来たわけだ。
怪しいかも知れない。でも無事にフランスに入国できた。
バスのカウンターを探そうと急いだが、
案内に従って進んでいくと外にバスが見えた。14時発のバスに飛び乗り、
リヨンのSNCFの駅に向かう。バスの中で乗る予定だった列車の
出発時刻が過ぎてしまう。このチケットをインターネットで
購入した後に飛行機の時間に変更があったのだ。駅に着いたらチケットを
変更してもらわなくてはならない。雨が降り始めた。どしゃぶりだ。
14時40分ころ駅に到着。チケットカウンターに走り込む。
長蛇の列だ。乗りたい列車は15時04分。時間がない。
ぎりぎり14時51分に順番が来る。TGVの追加料金2ユーロ50を払い、
ホームへ駆け出す。丁度乗る列車が到着したところ。
でも、コンポスターが見つからない。この機械でチケットに穴を開けないと
検札のときに罰金を取られる。慌てて2人の係員に尋ねる。
3人目の検札係りにパンチを入れてもらいほっとする。
席は2階の進行方向逆向きの席。ホタテをリュックに付け、
ショルダーバックのやぶけたたすきを修理しているうちに、
サンテチエンヌに到着。
TER在来線に乗り換えだ。先頭車両を2つつないだだけの小さな列車。
既に巡礼風の人達が大勢居る。列車は麦わら色と緑と赤い屋根を
どんどん追い越し、いくつもの川を巡ってル・ピュイに向かった。
ル・ピュイに辿り着く。駅を出て左方向へと他の巡礼者風の人達を追って行く。路上の案内板でCentre
Ville(中心街)へと進む。
途中で絵葉書3枚(0.35ユーロ/枚)を買い、市街地図をもらう。
写真屋を見つけてアダプターのコードがあるか尋ねる。私のデジカメは日本製で、ヨーロッパでバッテリーを充電するには専用のコードが必要だった。それに気が付いたのが出発の3日前。カナダの田舎の村では売っていないし、日本に頼むには遅すぎた。これから1ヶ月に及ぶ旅でバッテリーが切れるのは必至だ。困ったものだ。取りあえずメモリーカード62Mを40ユーロで買って出る。
ツーリスト・インフォーメーション(以後TI)で
ジット(簡易宿泊施設)の場所を教わり、
フランス語の巡礼ガイドブックを一冊(13ユーロ)買って
迷いながらジットへ向かう。不揃いなごつごつとした重量感のある石畳の
道が町中を巡っている。街全体がひとつの丘なので、至る所に急な坂道、
階段がある。既に荷は重く、足も筋肉痛になりそうだ。
たった数十分でこれでは先が思いやられる。やっとジットに辿り着く。
なかなか予約が取れず、2度も断られ、感じが悪いなと不安だった。
ところが、ディレクトリスと思われる女性が着くやいなや笑顔で迎えてくれ、
建物内のこと、ミサのこと、丁寧に説明してくれた。
建物はきちんと案内してくれ、テラスからのマリア像の素晴らしい眺め、
上の階から明日進む道などを見せてくれた。
明日からの道中の不安を和らげてくれる本当に感じの良い人だった。
私達より先に2組の日本人が既に訪れていた。
彼らがゲスト・ブックに書いていったことを訳すと非常に喜んでくれた。
部屋はホテルのようだ。ツインの部屋でゆっくりできる。
荷物を降ろして夕食をかねて散策に出る。観光スポットはもう閉まっていた。
あちこちうろうろして、結局、ディレクトリスお勧めのレストランで
スペインの素材を使った料理を食べた。ジャガイモのオムレツと
カレー風味のドレッシングのサラダが絶品だった。
ついでにスペインのビールも飲んでみた(笑)。
ジットに戻り、明日の水筒の用意をして、
再びライト・アプされたカテドラルの撮影に向かう。あまりうまく撮れなかった。
ジットに戻りシャワーを浴びると既に夜11時を回ってしまった。
明日からしっかり歩けますように!
『さちこの一言日誌「ル・ピュイはレースでゆうめいなところだった。」 』