ピエール・エルメ・パティシエ
全体の印象
伝統的なフランス菓子というイメージからルコントのような甘さを何処か覚悟していたのですが、あにはからんや、現代の日本人の嗜好にマッチさせた甘さ控えめの洗練された味わいのケーキという印象です。全体にやや大ぶりな大きさのケーキが揃えられており、見た感じも、普通見られるケーキとは、一味もニ味も違う、何処か芸術的な形状をしているという印象があり、小洒落た感じのケーキだなぁと思いました。宝飾品のようにディスプレイされた感じが、またそう思わせるのかもしれません。品揃え的には、生クリーム系が少し少ないかな?という感じがあり、それが少し残念ではあります。
ケーキ寸評
【モンブラン・ア・マ・ファッソン】

生クリームをトッピングした渋皮系のマロンペーストをタルトで受けています。中心に焼きメレンゲがサンドされています。マロンペーストは粘着性が強く、とてももっちりした食感があり、味わいはアンジェリーナに近い感じです。生クリームはとても上質な生クリームという印象があり、上品な味わいです。タルトは硬過ぎず、軟らか過ぎず、甘さも適度です。上から下まで1本筋の通ったような、大変バランスの取れた味わいで、一つのテーマを語り切ったような説得力のあるモンブランだと思いました。
【サティネ】

上がメレンゲ状になっていて、その下にチーズのムース、オレンジのマーマレード、クリームチーズの層があり、底部はオレンジの酸味を染み込ませたビスキュイが敷かれています。見た目メレンゲの砂糖甘さがあるのかなぁと思いつつ、実はチーズの風味とオレンジの酸味が強く効いており、甘さとチーズのコクと酸味が渾然一体となった複雑な風味を醸し出していて、面白い味に仕上がっています。
【グルマンディーズ・オゥ・フレイズ】

イチゴのエクレアとでもいったところでしょうか?イチゴのシュークリームです。イチゴがとても瑞々しかったのが最初に印象に残りました。ややカリッとした噛み応えのある厚手のシュー生地で、ナッツが織り込まれて焼き上げられています。カスタードクリームと生クリームの2層のクリームが挟まれていますが、甘さは控えめで、全体にシュー生地の方が強く主張している感じです。
【キャレマンショコラ】

チョコのムースとブラウニーがチョコレートのソースでコーティングされており、上辺と底辺を板チョコで蓋をしたような感じになっています。上辺部分には金箔がトッピングされています。周辺を包むチョコが少しビターな反面、内部のムース等が程好い甘さになっており、全体のバランスが大変良く仕上がっています。非常に濃厚な味ながら、上品にキレ良く仕上がったチョコケーキだと思います。
【ミルフィーユ】

トップにシュガーパウダーをレジメン模様に降ってあるのが特徴のこのミルフィーユですが、サクサクとして香ばしいパイ生地で、必要以上にカサカサorパサパサしていなく、まとまりのあるサク感が良い感じです。カスタード・クリームが重くモチモチっとした食感がある一方で、甘さはさほど強くなく、コクでボディを作っているような感じのクリームです。全体にまとまりがあってまずまずの美味しさです。
【プレジール・シュクレ】

下半分がナッツを沢山含んだヌガーで、上半分は板チョコでチョコクリームを挟んであり、上にヘーゼルナッツが1つだけちょこんと乗せてあります。見た感じ少々くどそうな印象を受けましたが、そうでもなく、下半分のヌガー特有の甘くしつこい食感と、上半分のチョコクリームの少しビターで軟らかな食感が大変マッチしていてGood!全体としては少し甘味が強いながら、それもフランス菓子らしくて可。
【パピヨットプラリネ】

ヘーゼルナッツクリームとヘーゼルナッツメレンゲを巾着型のミルクチョコで包んであるケーキ。

★★
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