モン・サン・クレール | |
全体の印象 | |
技巧が凝っており、全体にコッテリとしたケーキの醍醐味のようなものを感じさせてくれるケーキ揃いです。本格的で、かつ、ディーテイルにまで凝った、食べるものを飽きさせない技術の高さを感じさせてくれます。前回食べた時は正直もう一つの印象でしたが、今回は、やはり名の通ったお店だけのことはあると、結構うならされました。 | |
ケーキ寸評 | |
![]() 所謂モンブランで、マロンクリームの中にはマロンペーストと生クリーム、底部にはマカロンが敷かれています。洋酒が大変効いています。マロンクリームは口どけ感があり、口の中で溶けてゆくかのようです。そのくせ甘さはスッキリしており、クドくなく、全体に柔らかな食感に仕上がっています。(20070203) |
![]() 四角い苺ショートです。下の方にカスタードクリームの層があります。甘さは控えめながらもかなり濃厚なコクがあり、バター風味が強く感じられます。スポンジもキメ細かく軟らかです。何だか生クリームの醍醐味とでもいったものを味わえる感じのケーキです。(20070203) |
![]() 上半分はココアパウダーを降りかけたチョコガナッシュ、下半分にはジョコント(?)の層。板チョコ片をトッピング。一見まったりと甘そうだが、意外とアッサリしており、後味も溶けて消えるような感覚がある。(20070203) |
![]() 薄いチョコの層の上にナッツの入ったヌガー?やガナッシュがあり、その上にナッツのクリームとスポンジが幾層にも重ねられ、最後に生クリームとチョコレートがトッピングされたケーキです。ナッツ風味で、ともすると単調な味になりがちなのをチョコのビターさで引き締めてあり、味の奥行きを作っている感じがあります。ピーナッツチョコ的な味わいです。 |
![]() ホワイトチョコと何処か酸味の感じられるホワイトチョコのムースの中にフランボワーズのジャムがサンドされ、底部にはシロップに浸したスポンジが敷かれ、トッピングには焼きメレンゲが溶けたのか、マシュマロなのか、ピンク色したトロけたメレンゲ様のものがトッピングされています。全体に程好い酸味と甘味のバランスの下に、スッと後切れの良い味わいが楽しめます。 |
![]() マロンクリームのムースで、中心にマロンがチョコムースに包まれてサンドされています。底部は焼きメレンゲになっています。全体にはマロン風味がありながら、最後にオレンジの香りが仄かに漂ってくる少し不思議な感覚のあるケーキです。 |
![]() 飴細工と八角がトッピングされ、周囲に薄い板チョコをデコレーションしてあるチョコムースです。中心には生クリームがサンドされ、全体をチョコでグラッサージュ、底部にはナッツが敷かれています。全体にチョコムースとナッツの食感が混じる中で八角の香りが全体を支配しているエキゾチックな味わいのケーキです。 |
![]() チョコの薄片、焼きメレンゲをトッピングし、ココアパウダーを振りかけたトロトロのチョコクリームのケーキで、ミルキーなコクがありながらアッサリめな味わいです。さながらチョコのクレームブリュレみたいな感じですが、味がどこか単調なところがあり、やや物足りなくも感じました。 |
【セラヴィ】 ホワイト・チョコレートのムースの中にラズベリー・チョコムースと抹茶ムースが入っています。ホワイト・チョコの味は良いのですが、それ以外のムースとの取り合わせがややミスマッチな味わいに感じたところはあります。 |
![]() 清見オレンジを使ったシブーストで、外周部分にパイ生地が貼り付けられており、底部もパイ生地になっています。シブーストらしい濃厚な甘さと、香り立ちが大変良いオレンジの香りが口の中で混ざり合った後で、甘さがスッと切れる、アッサリした切れ味が印象的なケーキでした。 |
【キャラメル・ポワール】 洋梨によるムース・ケーキといった感じですが、中に入っている洋梨が少々甘過ぎるのかな?という印象です。ただし、全体としては、少し大人しい印象に仕上がっている感じがありました。 |
【フォレ・ノワール】 味のインパクト自体はあまり強めではなく、軽めのタッチのスポンジ系のケーキですが、ダークチェリーの大きさが強く印象づけられました。 |
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