レビュー〜エストポリス伝記シリーズ

ちょっと長いので、ページ内リンクをはっています。


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エストポリス伝記(1) スーパーファミコン

全体的なシステムとしては、ごく普通のRPG。
装備したものや自身の素早さで戦闘時の順番が変化するドラクエのターン性とFFのATBの中間的な展開は
ユニークだと思うが、標的が死んだ後の空振りがあるのはちょっと・・・。
また、フィールドやダンジョンではダッシュが使えないのでちょっとイライラするかもしれない。

後に発売される2のラストから始まることもあって、当然どのキャラも高ステータス。おまけに装備が外せる!!
この性質をうまく利用すると、なんとメインのイベントに持ち込むことが可能なのだ(全部ではありませんが)。
つまり、初めから最強装備でトライすることができちゃうわけだ。なんとまあ・・・。

本作も含めてエストシリーズはみんなそうなんですけど、繊細な恋愛模様が惜しげもなく描かれる。
まるで韓流ドラマのように・・・。
主人公(2の主人公マキシムの子孫)と幼なじみのルフィア。四狂神ガデスの存在を機に二人は旅立つことに。
互いに弾かれあっていく二人。そしてアグロスやジュリアといった仲間たちも加え冒険を続けていく中でルフィアの
恐るべき真実が明かされます。

彼女が四狂神の一人、エリーヌだというのだ。

それが理由で主人公とルフィアは無情にも引き裂かれてしまう。四狂神である以上このまま放っておくわけにもいかないのだが
愛する人に剣をむけるわけにはいかない。ルフィアもまた、意識そのものは変えられていないのもあって、主人公達と戦うことに苦難する。

まあそんな恋愛模様が細かく描かれているわけです。
そのイベントが絡んでくる関係で、ルフィアを除いた3人でラスボスの所まで臨まないといけないという、かなり過酷な展開には
なってしまうのですが。
ルフィアもちゃんと育てたいよーというのがRPGユーザーならわかりあえる部分ではないだろうか?

最終的にルフィアは主人公の元に戻ってきて(それもラスボスの直前で)、四狂神の残りを倒すわけなんですけど、
その代償としてこれまでのルフィアの記憶は全て失われてしまいます。
それでも、思い出は・・・また作ればいいんですから、と、一人の人間として生まれ変わったルフィアと共に暮していくことを
主人公が決意するんですね。
妙にベタベタしていなくて、それでいてとても温かいものを感じるところがいいです。

2以降でお馴染みとなったいにしえの洞窟は、この時点で既にありましたが、ダンジョン構造は固定で
主人公らのレベルに応じて行ける階が異なるというものでした。
また、ドラゴンエッグもあります。ぶっちゃけドラゴンボールと同じなんですが。
一定数集めてドラゴンに会いに行くと願い事が叶います。アイテムがもらえるとかそんなだったと思います。
そして願いをかなえるとまたどこかにちらばってしまいます。

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エストポリス伝記2 スーパーファミコン

このゲームの評価は非常に高いです。もちろん、俺自身も。
恐らくSFCで最後の大作といってもいいのではないでしょうか?

従来のRPGのように普通に歩いたり上ったり降りたり・・・というものではなく、行く先々で入手する幾つかのスキル(弓矢や爆弾など)を使って
先に進まなければならない。難しいところは本当に難しいのだが、解けたときの喜びといったらたまらないものがある。
さらに、ダンジョン内の敵とのバトルはステップムーブシステムがとられていて、予め出現する敵のグラフィックが表示されていて主人公が歩いた歩数や方向で敵が動くというもの。うまくいけば面倒なザコ戦を回避することが可能。パズルダンジョンとのバランスを見事にとっていると思います。
ただし、フィールドにおいては従来どおりエンカウント性のバトルになっている。

味方を助けてくれるカプセルモンスターを戦闘に参加させることができる。複数仲間にできるのだが参加できるのは1体のみ。
ノーマル、火、水、土、風、光、闇という各属性に分かれたモンスターが仲間になる。
ダメージを受けると逃げる奴もいるが、元々オマケみたいなものなのでそんなに違和感はない。むしろ即死されるほうが・・・。
モンスターの成長は、主人公達と同様に経験値取得によるレベルアップともう一つ、アイテムを食べることにある。
食べたアイテムの中身(設定されたゴールド)によって次のランクへに必要な経験値?がたまり、一定数を超えるとランクが上がる。
これを繰り返すと、最大5ランクまで上げることができる(5ランク目は一定条件の元で)。
ランクが上がれば様々な特殊能力を身につけることができるので、より戦闘が有利になる。
攻撃タイプとか回復タイプとかいろいろ存在するので、自分の好みで決めるといいかも。
後述するいにしえの洞窟にも連れて行けるのが嬉しい。

本作の魅力を挙げるとすれば、ストーリー性が一つともう一つはこのいにしえの洞窟の存在といえる。

全99階で構成されていて、入るたびにその形を変える。レベルは1からのスタートになり、ステップムーブシステムでのバトルが
展開されるため、戦う敵とそうでない敵との判別をつけることもできる。
全員がレベル1から始まり、初期のアイテムはポーション10個のみ、それ以外は全て洞窟内の宝から回収。魔法についても同様だが、
入手すると全てのキャラが持っている扱いになる。
洞窟内にある青い宝箱だけは持ち帰ることが可能で、その中には強力な武器や防具が多々存在する。
(携帯版の場合は、入手した階から1つ下の階に降りないと持ち帰ることができません)
20階以降にある「天への祈り」を使うと、洞窟の入り口まで戻ってこられる。青宝箱の中身とイリスの宝は持ち帰れる。
99階には「ぬし」がいて、3ターン以内に倒すことができると、いにしえのカギとイリスの宝がもらえる。
(携帯版は「到達者の証」というのがもらえる)
ここだけで一つのゲームが成立する(てか、携帯電話のゲームで本当に出ちゃいました。。)
ハマり要素満載なのでゲームをクリアしてからも遊べるが、本編中に青宝箱を回収しておけば今後の展開が楽、
というか途端にゲームバランスが崩れる。

※ぬし攻略法
ぬしのHPは10000。こちらにダメージを与える攻撃は一切してこない。
3ターン以内に倒さないと逃げられてしまうので、一気にHPを減らせるIP技で攻撃する必要がある。
HPを一気に減らせる武器およびIP技として以下のものがある。
デッカーソード・・・デッドエンドフラッシュ(HP半分削る)
こだいのつるぎ・・・怒りの一撃(HP1/4削る)
たいこのつるぎ・・・気合の一撃(HP1/6削る)
ブラッドソード・・・気合の一撃(HP1/6削る)
ブラッドロッド・・・破壊の一撃(HP1/8削る)

また、ガデスのつるぎという武器のIPには8回連続攻撃できる「オクトストライク」という技があります。
これもかなり有効ですが、本戦闘では1度しか使えないので3ターンまで攻撃力を上げておき一気に使うのがいいと思います。

確実なのは、デッカーソードのIPです。ただし、ハイデッカしか使えないので彼がいる時期に洞窟を攻略する必要があります。
もし彼が離脱した場合には、ガデスのつるぎやこだいのつるぎのIPをうまく使って攻撃する必要があります。

それでもダメな場合・・・パーティアタックで3ターン以内に全滅するといいそうです(携帯版は未確認)。

ドラゴンエッグのシステムは前作と一緒。今回は願いを叶えてくれるドラゴンとのバトルもある。
非常に強敵だが、実は意外な方法であっさりと倒すこともできる。ダメージを与える前に相手にポーションを使い、
そしてダメージを与えると・・・。
また、ちらばった後のドラゴンエッグが、侵入不可の場所に入る場合も。その時はリセットするか諦めるしかない。
それでも、オマケ要素としては十分なものである。

本作には、武器や防具に隠された特別な力を使うことができるIPというシステムがある。
敵を攻撃することはもちろん、敵や味方の能力値を一時的に変化させたり、HPやMPを回復することもできる。
敵の攻撃を受けるとIPが増え、装備したアイテムから発動できるIPの一定値になると使うことができる。
特に、いにしえの洞窟で回復系の魔法やアイテムが不足した時には便利。

なんとカジノ(スロット)があります。ドラクエのあおりをもろに受けちゃったんでしょうか?
実は、カジノのある町の宿屋に一泊すると当たるという嬉しい裏技があって、当たった時の爽快感がたまらない。
「損をさせないカジノ」というのもあっていいかもしれません。

前作は標的にした敵が倒された場合、本来攻撃対象にしていたキャラが空振りするというのがあったんですけど、
今回はオートターゲット機能がついたおかげで、まだ倒していない敵に対して自動的に攻撃してくれるようになったので
一応無駄な攻撃というのはなくなりました。
だた、気をつけたいのが隊列という概念で、敵が段々に配列されていたり、ちょっと上気味に配置されていたりすると、
味方キャラより遠めに配置されている敵に対して、物理攻撃のダメージが下がるというルールがあります。
また、味方なら味方のパーティーの中で後ろに配列されていると、敵からの物理ダメージが少ない分攻撃力が下がってしまうという
デメリットもありました。
それゆえに、魔法であったり先のIPシステムが重要な役割を担ってきます。実は戦略性の高い戦闘シーンだったりします。

いにしえの洞窟やドラゴンエッグ、当たりまくるカジノなど、これだけでも魅力は満載なのだが、これ以外にもまだまだ隠し要素がある。

本来倒せないはずの中ボスキャラを倒すとアイテムがもらえる
世界一難しいトリックのあるダンジョンがある
木の実を落とす敵しか出ない場所がある

など、本作の魅力は満載なのだ。

ゲームの舞台は前作よりも前の話です。前作の冒頭で既に2のラストがわかっていますので、エストユーザーなら誰もが
わかっているのですが(「ほ○るの墓」のように)、そこまで至る中で前作からは読み取ることのできなかった数々の事実を知り、
さらに、前作のラストには実は続きがあった!という真実を知ることになります。
それらの情景描写が見事に描かれており、「RPGはシナリオありき」という概念を確立させた作品といえるでしょう。
RPGといえばドラクエが有名だが、ドラクエはシナリオというよりはゲーム全体のシステムにこだわったシリーズといえます。
本作に関してはそれもさることながら、シナリオをかなり書き込んだ感がよくわかります。

これによってエストポリス=2のイメージがついてまわるようになります。
その後、数作出ておりますが、本作を基準に考えられてしまうためにさほど高い評価は受けられなかったようです。

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エストポリス伝記〜よみがえる伝説 ゲームボーイ(カラー)

本来ならば3がSFCとか64とかで発売される予定だったのですが、いつの間にか企画倒れになったらしく沈黙が続いていました。
そんな中、ゲームボーイカラーで本作が発売されたという事実を知り早速プレイすることにしました。

本作ではウエーブシステムといって、自身の持つウエーブ(赤とか緑とかいろいろある)が隣り合ったキャラのウエーブと互いに影響しあうことで
能力値が変化したり、使えるIPが変わってくるというシステムが採用されました。
それによって、味方の隊列というのが非常に重要になってきます。
最大9キャラまで戦闘に参加できる資格が与えられ、3×3マスで各列1人だけが敵に攻撃できるというかなり戦略的なものが問われてきます。
もちろん、前作同様前衛とか後衛による物理攻撃ダメージの変化も取り入れられています。

前作のようにパズル形式のダンジョンではありません。その代わり、ボスのいるフロア以外の階が自動生成、つまり入るたびに形を変えるダンジョンと
なりました。さらに、そのダンジョンが閉鎖しない限り何度でも入りなおしがきき、宝箱も復活していますので、序盤から大量にアイテム集めを
することが可能となります。
敵自体はステップムーブシステムを採用した敵が可視状態なものになっています(後述のいにしえの洞窟も同様)。
また、主人公には波動が使え、敵の動きを止めたり隠し宝箱を見つけるために壁を壊すことができます。
波動に関しては、敵に向かって打つと敵の動きを止めることができるので、いにしえの洞窟ではかなり役に立ちます。
後述するIP技に関しても各ダンジョンに隠されていることが多いので、使いたいIPが出てきた時には何度も出入りして複数のIP技を
ゲットしちゃいましよう。

IP技の概念は前作同様です。敵からダメージを受けるとIPがたまっていくというものです。
前作とは異なる点が、IP技が該当する武器を装備することではなく、IP技について記された?秘伝書をゲットして覚えるというものです。
それゆえにいろんなIP技を覚えていれば、自分の好きな武器や防具を装備しているだけで使うことができます。
しかし、ここで厄介な要素が一つあります。ウエーブシステムがそれです。
本作のIP技には、それを使うために必要なウエーブが設定されています。つまり、いくらIPが100%だったとしても技を使うためのウエーブが
備わってないと発動することができないというわけです。当然強力な技に関しては様々な色のウエーブが絡んできますので、
色々なタイプのキャラをメンバーに参加させる必要があります。
この辺りは意見が分かれそうです(笑)

ストーリーとしては1や2からは後の話になりますが、外伝とうたっているように直接的な関連はないようにも思えます。
前作までとは異世界で起こっている話と考える方が自然だと思います。
それでも出てくるキャラはみんな、2に出てきたキャラと大差はなく(新しく格闘家がいるのは注目)
主人公とヒロインの女性がやっぱり恋愛関係になっちゃうところは、いかにもエストシリーズらしいです。
(これがベタになってしまうと、このシリーズの良さが損なわれてしまうので俺的には懸念材料ではありますが)

もう一つエストシリーズらしい点は、ボスキャラがあの四狂神という点にも現れているでしょう(ラスボスは違うのですが)。
ガデス、アモン、エリーヌ、ディオス・・・まるでタイムボカンシリーズの悪玉トリオみたいな感じです。
それにデュアルブレードが絡んできますから・・・もう完全に2です(笑)

本作のダンジョンシステム自体が自動生成型になっていますが、これとは別にちゃんといにしえの洞窟が存在します。
今回はなんと最長200階あります。
といっても100階までは敵もさほど強くないので、比較的に楽に進めます。
100階に行った時点であの「ぬし」がいて願い事を叶えてくれるのですが、今回はかなり強力な武器や防具をくれる願いまであります。
もちろん、青宝箱は健在です。おかげでかなりゲームバランス崩れました(笑)

しかし、100階以降からは本格的に難易度が上がります。
最下層にいる新しいボスはかなり強力で、これまで最強と思っていた武器防具が普通に感じるぐらいです。
それでも勝利して得られるものは・・・大きいです。

この洞窟でも波動が使えるため、うまく使えば敵から確実に逃げることができます。
低レベルで最下層というのもできるわけですね。・・・できませんけど。

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沈黙の遺跡〜エストポリス外伝 ゲームボーイアドバンス

全く知らなかったのですが、GBAでエストポリスの外伝が出ていたらしいです。
製作元が変わったせいで「伝記」のつかない外伝になったりして、それまでのシリーズとは全く別モノになってしまったようです。

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エストポリス伝記DX〜いにしえの洞窟 各携帯アプリ

攻略紹介で本作を紹介していますので、そちらを参考にして下さい。

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